JPH06505205A - 補修用耐火パッチおよびこれを使った補修方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 耐火補修バッチおよび方法 本発明は一般に損傷を生じた材料の補修バッチに関する。特に本発明は航空機の 荷物室ライナーに使用される改良した耐火複合バッチに関する。

航空機の荷物区画すなわち荷物室はしばしば内側複合シェルすなわちライナーを 含んでいる。このライナーは航空機の胴体付近の各種の電気配線、液圧作動ライ ンおよび燃料ラインを保護している。しかしながら荷物の積込みおよび積卸し時 に荷物室のライナーはしばしば損傷する。この損傷はラインを露出させ、それら のラインが損傷を受ける危険性を生む。

荷物室ライナーで保護されるラインは極めて重要な性質のものであることから、 そのライナーの補修は厳密な要求事項に合致していなければならない。特に補修 パッチは耐火性であることを要求される。しかしながら荷物室ライナーの損傷箇 所は圧感接着剤で貼付けられる複合パッチによって補修されている。

この接着剤による補修方法は、材料および労力の何れの点からも特に出費が多く はなかった。しかしながらこれらのバッチは十分な耐火性を存していない。これ は保護をめられたラインに対して危険性を与える。

本発明の目的は、安価に製造でき且つ安価に適用できる荷物室の複合ライナーの バッチを提供することである。

他の目的は、十分な構造強度を有するバッチを提供することである。

本発明の他の目的は、航空機の荷物室ライナーに十分に使用できる耐燃性を有す る複合バッチを提供することである。

更に他の目的は、バッチを通して煙が出るのを減少する荷物室ライナーの耐燃性 補修バッチを提供することである。

これらの目的およびその他の目的は、耐火性の荷物室ライナーバッチと、このバ ッチを適用する方法とを含む本発明によって達成される。

荷物室ライナーの損傷箇所を本発明により補修するために、基部材が供給される 。この基部材は織り上げたファイバーガラスの内側層と、耐火性プラスチックの 外側層とを含む。

難燃添加剤を有する成る量の自然硬化樹脂も２成分形式で供給される。樹脂のこ れらの成分は互いに混合された後に基部材の片側周辺に付与される。

次に基部材は荷物室ライナーの損傷箇所の上に位置するように押当てられる。こ の基部材を所定位置に保持するために、難燃性接着テープのストリップを基部材 の上から取付けて荷物室ライナーに貼付けられる。基部材は次にファイバーガラ ス織布（スクリム）で補強される。

この織布は裏面に圧感接着剤を塗布されたファイバーガラスの格子の形状をして いる。剥離シートがこのファイバーガラス織布の圧感接着剤を覆って保護してい る。

この剥離シートをファイバーガラス布の裏面から取外した後、この織布は基部材 の上から荷物室ライナーに貼付けられる。ファイバーガラス織布は基部材よりも 多少大きく、織布の周縁は基部材の周縁を超えて延在する。

自然硬化樹脂の残る部分は次に荷物室ライナー上のファイバーガラス織布および 基部材の上から塗布される。

この樹脂は基部材および織布を完全に覆い、そのファイバーガラス織布の周縁位 置もしくはそれを超えて延在する平坦麹層として塗布される。

硬化してエポキシ樹脂は頑丈且つ剛性的な材料を形成し、これがファイバーガラ ス織布および複合パッチを補強する。この樹脂は損傷した面積部分の周辺を基部 材の下側に完全に密閉し、基部材および織布を完全に覆う。

樹脂は難燃成分を含むので、補修バッチ全体は航空機の荷物室ライナーに使用で きるほどに十分な耐燃性を与える。

上述した目的を達成したことにより本発明の補修パッチおよび補修方法は、構造 的に確実に耐火性のある補修を行うのに必要な資金および労力の消費を低減する 。本発明のこの補修パッチおよび補修方法は火災時の安全性も増大する。

上述した本発明のこれらの目的および特徴は図面を参照して更に詳細に説明され る。図面で同じ符号は同じ部材を示しており、 第１図は、本発明の複合バッチの部分的に切除した頂面図、 第２図は、ファイバー織布の部分的に切除した底面図、第３図は、本発明による 部分的に完成された補修箇所の頂面図、 第４図は、本発明による完成された補修箇所の頂面図、および 第５図は、第４図の補修箇所の横断面図である。

前置きとして、本発明による補修バッチおよび補修方法は損傷箇所１２のある基 体ＩＯに適用される。基体ＩＯは航空機の荷物室ライナーの基部パネルであるこ とが好ましい。これは第３図〜第５図に最も良く示されている。

本発明の補修パッチの第１部材は基部材１４であり、第１図に示されている。基 部材１４は頂面１６、底面１８および周縁２０を有する平坦形状をしている。基 部材１４は積層部材として形成され得る。特に基部材１４は複合材料で作られた １つ以上の内側層２２を含み、ファイバーガラスを織り上げたメツシュもしくは 布であるのが好ましい。カーボンファイバーまたはセラミックスを含むその他の 材料を織り上げたメツシュも使用し得る。

内側層２２は耐火性プラスチックの外側層２４で覆われている。このプラスチッ クは難燃性添加剤を含有するポリエステルやフェノール樹脂、あるいはその他の 材料とされ得る。これらの内側層および外側層を含む基部材を形成するために好 適な原料は米国テネシー州のパイオニア・プラスチック社から得られるＣｏｎｏ ｌｉｔｅ（コノライト）である。

本発明の補修パッチの第２部材は織布２６である。これは第２図に最も良く示さ れている。織布２６は、交差部で互いに固定されているオーブンメツシュ格子も しくはスクリーンネットの形状とされたファイバーガラス部材であることが好ま しい。この部材の直径は図面中に明瞭化のために誇張して示しである。カーボン ファイバーやセラミックスを含むその他の材料も使用し得る。このような格子は 直交する２つの方向に約２〜１０本／Ｃ＋ａ（５〜２５本／インチ）で構成され 、従って比較的大きな空間容積が部材間に含まれる。この織布を形成するのに好 適な原料はＰｅｒｍａＧｌａＳ−Ｍｅｓｈ　（パーマグラス−メツシュ）から製 品番号２０７Ａとして入手し得る。織布２６は頂面２８、底面３０および外周縁 ３２を含んでいる。織布２６の周縁３２は基部材１４の周縁２０よりは大きいが 形状は同じとされる。

織布２６は底面３０に塗布された圧感接着剤３４を含んでいる。この接着剤は何 れの種類の接着剤でも良く、底面３０の全面に沿って塗布される。これに代えて 接着剤３４は、例えば織布２６の周縁に沿うように成る面積部分にだけ塗布され ることができる。更に、何れの形式の被覆も、接着剤３４が帯状に形成されるか 点状に形成されるように、連続または断続されることができる。

織布の底面の接着剤３４に対して剥離シート３６が貼付けられている。この剥離 シートは、接着剤３４および以下に説明される保持樹脂と一致したワックスペー ノクー、処理ペーパー、あるいはその他の一般的に周知の剥離シート材料の何れ かで形成し得る。剥離シート３６は織布２６の周縁３２に本質的に等しい周縁形 状を有している。

勿論、剥離シート３６は織布の１つ以上の周縁を超えて延在されて、織布２６か ら剥離シートを手で取外すための容易に摘める縁部を形成することができる。

本発明の補修パッチの最終部材は樹脂材である。この樹脂系は、エポキシ樹脂を 塗布する直前にその樹脂に触媒すなわち硬化剤が混合される急速硬化２成分エポ キシ樹脂とされることが好ましい。このエポキシ樹脂は耐火添加剤も含む。好ま しい構成は米国マサチューセッツ州のＦｉｒｅＳｔｏｐ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ（ ファイヤーストップ・ケミカルズ）コーポレーションより製品番号ＦＳ　ｌ　５ ２として入手できる添加剤であり、この添加剤は約５％〜３５％の重量比となる ように２成分樹脂の両部材に添加される。両成分に対するこの耐火添加剤の添加 は硬化した樹脂についても同じ耐火性を保証する。この完全なエポキシ樹脂は米 国カンサス州のＡｋｒ。

Ｆｉｒｅ−Ｇｕａｒｄ、Ｉｎｃ、（アクロ・ファイヤー−ガード・インコーホレ ーテッド）より製品番号ＡＦ−３００として入手できる。

補修パッチを貼付ける方法は次の通りである。

補修パッチを貼付けられるべき基体１０の表面はまず最初に損傷面積部分を浄化 される。樹脂で覆われることを予期された面積よりも大きい完全な面積部分で油 、グリースおよびワックスが布やペー７）−タオルで完全に除去される。所定位 置に剥離シート３６を有するファイノ（−ガラス織布２６は浄化されることを予 期された面積部分についての大ざっばなガイドとして使用され得る。

樹脂を被覆されるこを予期される面積部分は次に粗い表面を形成するように研削 される。この粗い表面は接着剤および樹脂との結合力を高める。少なくとも粒度 ６０のアルミニウム酸化物のサンドペーパーによる研削は十分な研削面を形成す る。その後、サンドペーノ々−の粒や塵を除去することが必要とされる範囲で浄 化処理が上述したように再び行われる。

樹脂の成分が次に混合されて硬化を開始される。エポキシ成分の混合を行うため の好適手段は、２種エポキシ成分の各々に１つずつの２つの別々の区画を存する フィルム容器を形成したものである。これらの区画は容器内の隔壁で隔てられて おり、この隔壁は容器外部から破壊し得る。例えば、この隔壁は容器をその一端 から他端に向けて手で絞るように容器を手で捻って破壊され、これにより成分は 互いに混合され得る。この塗布のために、ＢＩＰＡＸキットが好適である。

この容器は次に開かれて、容器内で混合されたエボキシ樹脂を塗布できるように する。エポキシ樹脂は次に基部材１４の底面１８上に絞り出されて、樹脂層３８ を形成する。この樹脂は底面の全面に塗布されるか、周縁に近い底面部分にだけ 塗布され得る。重要なことは、塗布されたときに樹ｎη層３８が損傷面積部分】 ２のまわりを完全に取り囲むことである。勿論この樹脂層はこの代わりに基体に 塗布され、あるいは基体および基部材の両方に塗布され得る。基部材は次に、基 部材１４が損傷面積部分１２を完全に被覆し、樹脂層３８が損傷面積部分１２を 完全に被覆するようにして基体１０上に配置される。

樹脂層３８は次に部分的に硬化されて基部材１４を残る段階を通じて塗布位置に 保持する。基部材が十分に部分的に硬化される前に基体上で移動しないことを保 証するために、基部材に圧力が加えられ得るのであり、この圧力は手で加えられ 得る。

しかしながらこの圧力の付与は樹脂層３８を局所から絞り出すことになり、これ は樹脂層が適正に損傷面積部分を取囲まない状態を引き起こしかねない。このよ うな場合は、基部材１４は接着剤テープの少なくとも１つのストリップで所定位 置に保持されることが好ましい。テープ４０は、それが周縁２０を超えて延在す るように且つまた基体１０に対して接着されるように基部材１４の頂面１６に手 て接着される。テープ４０の複数のストリップが第３図に示すように取付けられ て、基部材１４が移動しないことを保証する。

基部材１４の移動を適正に防止するように樹脂層が十分に硬化したならば（２１ ℃（華氏７０°）で約５分間）、残る段階が遂行される。テープのストリップ４ ０はこの時点で注意深く取外されることが注目される。この代わりに、テープ４ ０は補修パッチの一部として所定位置に残され得る。この場合には、テープ４０ は耐火材料で形成されるかそれを含んでいなければならない。この構成の好まし いテープは、米国テキサス州のＡｆｆｉｌｉａｔｅｄ　Ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｏｒ ｓ（アフィリエーテッド・デイストリビューターズ）、インツーボレーテッドよ り製品番号ＣＴ−９０として入手出来る圧感接着剤を被覆された電気的等級のガ ラスクロスである。

織布２６は次に基部材１４（およびテープ４０も有り得る）の上から付与される 。剥離シート３６がまず最初に織布３６の接着剤３４から取外される。織布２６ は次に基部材１４の上から整合され、所定位置に押付けられる。この整合時に織 布２６の周縁３２がその全周に沿って基部材１４の周縁２０を超えて延在される ことが重要である。次に織布２６が基部材Ｉ４に対して（およびテープ４０も存 り得る）、また、基部材１４の周縁２ｏを超えて基体ＩＯに対してしっかりと結 合されるまで、圧力が織布２６に加えられる。織布が周縁まわりの面積部分にだ け塗布された接着剤を含む場合は、織布は勿論のことながら基部材１４を実質的 に超えた位置でのみ接着結合される。しかしながらこの状態においてさえも織布 は少なくとも基部材と少なくとも重ねられる。

部分的に完成された補修パッチはエポキシ樹脂被覆４２を付与する準備ができた のであり、準備ができたならばエポキシの成分が互いに混合されて急速硬化エポ キシ樹脂を形成する。この被覆４２のための樹脂は耐燃性添加剤を含んでいる。

樹脂被覆４２は樹脂層３８と同じ形状に形成されるのが好ましいが、要求される ことはない。

樹脂被覆４２の成分は従って樹脂［３Ｂに関して上述したのと同様に容器内で準 備される。

更に、樹脂層３８および樹脂被覆４２の両方を形成するのに十分な量の樹脂を収 容した１つの容器を備えることができる。これはテープ４０が使用されるときに 可能とされる。このテープ４０は織布および樹脂被覆４２の塗布時に基部材を移 動しないように適正に保持する。このような場合、樹脂層３８が部分的に硬化す るのを待つ必要はない。それ故に、テープ４０を使用して基部材を所定位置に配 置し、織布を配置した後でも、１つの容器に残った樹脂はそれ故に樹脂被覆４２ の塗布のために十分に流体状である。

新しい容器が次に開かれて、その容器内部で混合されたエポキシ樹脂または前の 容器の樹脂の残りが使用準備される。エポキシ樹脂は次に織布２６の頂面２８上 に絞り出され、また、基部材１４（およびテープ４０の場合もある）の頂面１６ 上に織布２６の空間を通じて付与される。

エポキシ樹脂はその実質的に均等厚さの被覆４２を形成するように塗布され延ば される。織布および基部材に沿ってエポキシを延ばすとき、樹脂被覆の少ない面 積部分（「材料ぎれ」）は避けられる。エポキシ樹脂は基部材および織布の表面 に沿って、少なくとも基部材の周縁領域において延ばされ、また、織布２６の周 縁３２を超えて延在するように延ばされて、樹脂被覆４２が織布２６を超えて基 体ｌＯと接触するようになされる。

樹脂被覆４２が適正に形成されたならば、エポキシは硬化される。この硬化は２ １”Ｃ（華氏７０°）のもとて約５分間で完了するのが好ましい。長い硬化時間 は、火炎照射時に発生する煙の量を減少させてパッチの操作性を高める。完成さ れたパッチは第４図および第５図に示されている。第５図の層の厚さは明瞭化の ために誇張しである。

第４図に見られるように、エポキシは織布２６の空間面積部分内で基部材１４の 頂面１６に接触される。この場合、樹脂被覆４２が硬化すると、被覆４２、織布 ２６、基部材１４（およびテープ４０の場合もある）および基体ｌＯは剛性的な 積層によって一体化される。しかしながら樹脂層３８および被覆４２は基部材か 他のプラスチック層を含む場合は基部材１４に染み込まないことが注目される。

第４図に示されるように、樹脂被覆４２は織布２６および基部材１４を完全に被 覆する。樹脂被覆４２が耐火添加剤を含む場合、この樹脂被覆は基部材１４を保 護する火炎バリヤとして作用する。この樹脂は難燃添加剤を添加されているので 照射火炎の極端な温度のもとでは膨れる。また、連続して火炎照射されると脆く なって亀裂を生じる傾向も見せる。しかしながら織布２６が樹脂被覆の内部に埋 設されており、かなり亀裂が伸びた後でも被覆を所定位置に保持するように作用 する。これは樹脂被覆４２が適正な火炎からの保護に十分な時間にわたって所定 位置に保持されるようにする。

基部材１４（特に外側層２４）および樹脂層３８はまた火炎バリヤとしても作用 する。損傷面積部分の周辺のまわりに配置された樹脂層３８および基部材１４は 基体１０のｔＸＸ部面積部分通して煙が通過するのを防止する助けを果たす。こ れは重要な特徴である。何故ならば、このような煙は航空機の客室内部に侵入し て乗客や乗員を無力化や死亡を引き起こすからである。これに関して、樹脂層３ ８は火炎照射によって膨れるときに樹脂層に亀裂が発生するのを避けるために厚 く塗布し過ぎてはならないことが注目される。

適当な構造の一体化および耐燃性を保証するために、損傷面積部分の全周に沿っ て少なくとも２．５４ｍ＋ａ（１インチ）はどその損傷面積部分を超えて基部材 が重なる、すなわち延在することか好ましい。織布２６も基部材の、全周２０に 沿って少なくとも２．５４ｍｍ（１インチ）はど基部材１４を超えて重なる、す なわち延在することか好ましい。

同様に、エポキシ層３８は織布２６の周縁を超えて延在され得る。しかしながら エポキシの全量もまた重要である。特に、エポキシが少な過ぎると、補修パッチ が難燃性に不足することになる。逆に多すぎるエポキシは補修パッチ上に火炎が 照射されると過大量の煙を発生することになる。樹脂の好ましい量は、織布ｌ平 方Ｃｌ１１当たり０．０７６〜０．３０６ｇ（１平方インチ当たり０．５〜２． ０ｇ）の範囲内とされ、１平方Ｃａ＋当たり０．１９１ｇ（１平方インチ当たり １．２５ｇ）であるのが最も好ましい。

これらの最少型なり寸法は標準寸法にて基部材１４および織布２６を予め形成し ておくことで最も良く達成される。例えば、７．６２ｃｍｘ７．６２ｃａ＋（３ ｘ３インチ）、１５．２ｃｍｘ１５．２ｃｍ（６ｘ６インチ）、２０．３ｃｍＸ ２０．３ｃｍ（８ｘ８インチ）および３０．５ｃｏ＋ｘ３０．５ｃｍ（１２ｘ１ ２インチ）の寸法の基部材が、それぞれ１２．７ｃｒａＸ１２．７ｃｍ（５ｘ５ インチ）　、２０．３ｃ＋ｎＸ２０，３ｃｍ（８ｘ８インチ）、２５．４ｃｍＸ ２５．４ｃｍ（１０ｘｌＯインチ）および３５．６ｃｍｘ３５．６ｃｍ（１４ｘ １４インチ）の寸法の織布２６と共に使用されるようにキットで提供されること ができる。これは現場で所要寸法に基部材および織布を手で切断する必要性をな くし、駄小限の基部材の重なり合いを常に達成できるように保証する。

補修処理を更に簡単化して適正量のエポキシ樹脂を保証するために、予備形成し た基部材１４および織布２６がキットとして提供され、このキットには基部材１ ４、織布２６、テープ４０のストリップおよびエポキシ成分を収容した１つの容 器（または２つの容器）が含まれる。

適当粒度のサンドペーパー、および多分樹脂層３８および被覆４２を形成する助 けを果たす延ばし部材もまた含まれて完成される。

本発明は上述で詳細に説明されたが、各種の変更が本発明の範囲内で考えられる 。例えば、特別な部材間隔、および織布２６のメツシュ形状が変更され得る。様 々な装置膜の標準パッチ寸法も予想される。それなりに本発明は上述した説明で 制限されることを意図されておらず、請求の範囲の欄に記載の範囲によってのみ 制限されるのである。

手続補正書（自発）　゛ １．事件の表示 耐火補修パッチおよび方法 アクロ　−　ファイアガード　プロダクツ、インコーホレイテッド４、代理人 ５、補正命令の日付 ６−補正により増加する請求項の数 ７、補正の対象 明細書、請求の範囲及び要約書翻訳文 ８−　補正の内容　別紙のとおり 明細書、請求の範囲及び要約書翻訳文の浄書（内容に変更なし）国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　ハックストン、トーマスアメリカ合衆国６６２０６　カンザス 州す−ウッド、ダブリュ、ナイティセブンス　プレース　３３００ （７２）発明者　クラーク、ビル アメリカ合衆国９２７１５　カリフォルニア州アービン、シルバー　クレスセン ト　ストリート１４ （７２）発明者　マツクギアリイ、ロバート、エル。

アメリカ合衆国６４１１２　ミズリー州カンザス　シティ、ペンシルバニア　４ ６５４

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．基体の損傷箇所を補修するパッチであって、頂面、底面および周縁を有する 基部材と、前記基部材の前記底面の少なくとも一部に配置されて該基部材を基体 に固定する硬化樹脂層であって、前記基部材と損傷箇所の周辺を少なくとも取囲 んで損傷箇所を完全に被覆し、また耐燃添加剤を含んでいる前記樹脂層と、頂面 、底面および周縁を有する織布であって、その周縁が前記基部材の周縁よりも大 きく、前記基部材の周縁を完全に取囲み、その周縁が前記基部材の周縁を超えて 延在するようになされており、前記底面は前記周縁部分にて基体に対して少なく とも接着固定されている織布と、前記織布および前記基部材の前記頂面の少なく とも一部を被覆織製値された硬化樹脂被覆であって、更に耐燃添加剤を含んでい る前記被覆とを含んで構成された補修パッチ。
2. ２．請求項１に記載のパッチであって、前記基部材が繊維材料を織り上げた少な くとも１つの内側シートと、耐燃性プラスチックの外側シートを前記頂面および 底面に各々含んで構成されたパッチ。
3. ３．請求項２に記載のパッチであって、前記繊維材料がファイバーガラスである パッチ。
4. ４．請求項２に記載のパッチであって、前記織布が圧感接着剤で接着固定された パッチ。
5. ５．請求項１に記載のパッチであって、前記織布がファイバーガラス部材のネッ ト格子を含んで構成されたパッチ。
6. ６．請求項５に記載のパッチであって、前記ネット格子が互いに実質的に平行に 配置された第１の複数の部材と、互いに実質的に平行に配置され、前記第１の複 数の部材に対して実質的に直角に同一平面内に配置された第２の複数の部材とで 形成され、各複数の部材が３．５〜４．３本／ｃｍ（９〜１１本／インチ）の部 材間隔を有しているパッチ。
7. ７．請求項６に記載のパッチであって、前記織布が圧感接着剤で接着固定される パッチ。
8. ８．請求項１に記載のパッチであって、更に前記基部材の前記周縁を横断して延 在する少なくとも１片の接着テープを含み、該テープは前記基部材および基体に 対して接着固定され、前記織布および前記樹脂被覆が前記テープを完全に被覆す るパッチ。
9. ９．請求項８に記載のパッチであって、前記テープは片面に圧感接着剤を有する ガラスクロスで形成され、前記テープの前記圧感接着剤は該テープを基部材およ び基体に対して接着固定するパッチ。
10. １０．請求項８に記載のパッチであって、前記織布はファイバーガラス部材のネ ット格子を含んで構成されているパッチ。
11. １１．請求項１０に記載のパッチであって、前記ネット格子が互いに実質的に平 行に配置された第１の複数の部材と、互いに実質的に平行に配置され、前記第１ の複数の部材に対して実質的に直角に同一平面内に配置された第２の複数の部材 とで形成され、各複数の部材が２〜９．８本／ｃｍ（５〜２５本／インチ）の部 材間隔を有しているパッチ。
12. １２．基体の損傷箇所を補修する方法であって、頂面、底面および周縁を有する 基部材と、頂面、底面および周縁を有する織布であって、その周縁が前記基部材 の周縁よりも大きく、前記底面の少なくとも一部に接着剤を含む前記織布と、 前記基部材の周縁を完全に取囲み、織布の周縁が前記基部材の周縁を超えて延在 するようになされており、織布の前記底面は前記周縁部分にて基体に対して少な くとも接着固定されている織布と、少なくとも或る量の硬化性樹脂材であって、 耐燃添加剤を含む樹脂材とを準備し、前記樹脂材の層を前記基部材の前記底面の 少なくとも一部に塗布した後、前記層が損傷箇所を完全に取囲む共に前記基部材 の前記周縁が損傷箇所を取囲んで前記基部材が損傷箇所を完全に被覆するように 前記層を、従って前記基部材を基体に固定し、前記織布の周縁が前記基部材の周 縁を完全に取囲んで前記織布の周縁が前記基部材の周縁を超えて延在するように 前記織布を前記基部材の前記頂面の上に重なる所定位置に配置して、更に前記織 布の前記接着剤を、従って前記織布を少なくとも前記周縁部分で少なくとも基体 に接着固定し、前記樹脂材の被覆を前記織布および前記基部材の少なくとも一部 に対して塗布し、および、前記硬化性の樹脂材層および被覆を硬化させる諸段階 を含む方法。
13. １３．請求項１２に記載の方法であって、基部材を準備する前記段階が、織り上 げた繊維材料の少なくとも１つの内側シートおよび耐燃性プラスチックの外側層 を前記頂面および底面それぞれに含む基部材を準備する方法。
14. １４．請求項１３に記載の方法であって、織布を準備する前記段階が、その前記 底面の少なくとも前記部分に圧感接着剤を含む織布を準備する方法。
15. １５．請求項１２に記載の方法であって、織布を準備する前記段階が、ファイバ ーガラス部材の格子ネットを含む織布を準備する方法。
16. １６．請求項１５に記載の方法であって、ファイバーガラス部材の格子ネットを 準備する前記段階が、互いに実質的に平行に配置された第１の複数の部材と、互 いに実質的に平行に配置され、前記第１の複数の部材に対して実質的に直角に同 一平面内に配置された第２の複数の部材とを準備し、各複数の部材が２〜９．８ 本／ｃｍ（５〜２５本／インチ）の部材間隔を有する方法。
17. １７．請求項１６に記載の方法であって、織布を準備する前記段階が、その前記 底面の少なくとも前記部分に圧感接着剤を含む織布を準備する方法。
18. １８．請求項１７に記載の方法であって、基部材を準備する前記方法が、織り上 げた繊維材料の少なくとも１つの内側シートおよび耐燃性プラスチックの外側層 を前記頂面および底面それぞれに含む基部材を準備する方法。
19. １９．請求項１２に記載の方法であって、前記準備する方法が更に少なくとも１ つの接着テープを準備することを含み、前記方法は更にまた前記基部材を硬化さ せる段階の後で前記織布を配置する段階の前に、前記接着テープを前記基部材の 前記周縁を横断する位置に配置して前記接着テープを前記基部材および基体に対 して接着固定し、これにより前記接着テープが基体に対する前記基部材の動きに 抵抗させることを含む方法。
20. ２０．請求項１９に記載の方法であって、前記少なくとも１つの接着テープを準 備する方法が、片面に圧感接着剤を有している少なくとも１つのガラスクロスの ストリップを準備することを含む方法。