JPH0650518B2 - 関心領域認識装置 - Google Patents

関心領域認識装置

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JPH0650518B2
JPH0650518B2 JP59263514A JP26351484A JPH0650518B2 JP H0650518 B2 JPH0650518 B2 JP H0650518B2 JP 59263514 A JP59263514 A JP 59263514A JP 26351484 A JP26351484 A JP 26351484A JP H0650518 B2 JPH0650518 B2 JP H0650518B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は画像データの処理を行う画像処理装置の技術分
野に属し、さらに詳しくは、ROI(関心領域)の認識
を行う関心領域認識装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 第11図に従来の画像処理装置のブロック図を示す。例
えばX線CT装置本体より伝送された画像データDD
は、画像メモリ1に一旦記憶され、表示インターフェイ
ス2を介してモニタ3に表示される。オペレータはモニ
タ3に表示された画像を見ながら、入力手段例えばトラ
ッカボール4を操作してROIを指定する。すなわち、
例えばX線CT装置本体より伝送される基点(ROIの
開始点)の座標(x,y)がトラッカボール4の操
作により移動され、この基点座標の移動軌跡が閉曲線R
OIとしてROIメモリ5に一旦記憶され、表示インタ
ーフェイス2を介してモニタ3に表示される。
一方、関心領域認識装置6では、トラッカボール4によ
る基点座標の移動軌跡を基に閉曲線ROI内の認識が行
われ、その認識結果が統計値計算部7に出力される。こ
の閉曲線ROI内の認識結果を受け取った統計値計算部
7は、画像データDDの閉曲線ROIに対応する領域内
の統計値計算を行い、その計算結果が、表示インターフ
ェイス2を介してモニタ3に表示される。
次に、第12図を参照しながら前記関心領域認識装置6
の詳細について説明する。
第12図は第11図における関心領域認識装置の詳細を
示すブロック図である。
同図において、ROI作成手段8は、トラッカボール4
による基点座標(x,y)の移動軌跡に応じたRO
I閉曲線パターンを作成する。作成されたROI閉曲線
パターンはROIメモリ9を介してROI内認識手段1
0に伝送される。このROI内認識手段10は、伝送さ
れたROI閉曲線パターンを基にROI内のぬりつぶし
処理を行い、その処理結果がROIメモモリ11を介し
て統計値計算部7に出力される。
ところで、上述した従来の関心領域認識装置6によれ
ば、ファームウェアによる探索的な方法で閉曲線ROI
内の認識を行うことになる。なぜなら、閉曲線ROI内
の全ピクセルについて、特定のピクセルから次のピクセ
ルに移動する度毎に8方向をテストし、このテスト結果
より移動方向を決定するという方法が採られているから
である。このため、閉曲線ROIの認識に時間がかか
り、ROI指定から統計値計算結果を得るまでに長時間
を要するという問題点がある。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目
的とするところは、トラッカボール等の入力手段により
設定された関心領域の認識を高速に行うことのできる関
心領域認識装置を提供することにある。
[発明の概要] 上記目的を達成するための本発明の概要は、入力手段の
操作による基点移動の軌跡で囲まれた領域を関心領域と
して認識し、画像処理に供する関心領域認識装置におい
て、前記基点の移動の軌跡における各ピクセル毎の座標
値を算出すると共に、各ピクセル毎の移動ベクトルを作
成する第1の演算手段と、この第1の演算手段が作成し
た各ピクセル毎の移動ベクトルを、各ピクセル毎の座標
値を基に行列方向に並べ替える第2の演算手段と、この
第2の演算手段の出力より各ピクセル毎の移動ベクトル
と水平線との交差角度を得ると共に、この交差角度が正
の交差回数と負の交差回数との差の絶対値より、前記基
点移動の軌跡で囲まれた領域の内外を判別することによ
り、該領域内の全ピクセルを認識する第3の演算手段と
を具備することを特徴とするものである。
[発明の実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例たる関心領域認識装置の構成
を示すブロック図であり、12で示すのが、本発明に係
る関心領域認識装置である。
同図13は入力手段例えばトラッカボール4の出力をX
−Y座標におけるX成分及びY成分のベクトルとして取
り込むためのインターフェイス、14はこのインターフ
ェイス13の出力を記憶する第1のベクトル格納用メモ
リ、15はこの第1のベクトル格納用メモリ14に記憶
されたベクトルを基に、前記トラッカボール4により指
定された曲線の開始点と終点とを直線で結ぶことにより
閉曲線を作成する閉曲線作成手段、16はこの閉曲線作
成手段15によって作成されたところの閉曲線としての
ベクトルを前記第1のベクトル格納用メモリ14を介し
て取り込み、この取り込んだベクトルと基点の座標(x
,y)との関係より、基点移動の軌跡における各ピ
クセル毎の座標値を算出すると共に、各ピクセル毎の移
動ベクトルを作成する第1の演算手段である。また、1
7はこの第1の演算手段16の出力を記憶する第2のベ
クトル格納用メモリ、18はこの第2のベクトル格納用
メモリ17の記憶内容をX−Y座標を用いて行列方向に
並べ替える(ソートする)第2の演算手段である。さら
に、19はこの第2の演算手段18の出力を記憶する第
3のベクトル格納用メモリ、20はこの第3のベクトル
格納用メモリ19の記憶内容を基に、各ピクセル毎の移
動座標と水平線(X−Y座標におけるX軸に平行となる
線)との交差角度を得ると共に、この交差角度が正の交
差回数と負の交差回数との差の絶対値より、基点移動の
軌跡で囲まれた領域の内外(内側と外側)を判別するこ
とにより、該領域内に属する全ピクセルを認識する第3
の演算部である。そして、21はこの第3の演算部20
の認識結果を記憶するROIメモリであり、このROI
メモリ21の記憶内容が、本実施例装置の出力すなわち
関心領域として、例えば第11図に示す画像処理装置に
おける統計値計算部7に出力され、統計値計算等の画像
処理に供される。
次に、第2図に示すフローチャートを基に、上記構成に
よる実施例装置の作用について説明する。
第2図は本実施例装置の作用を説明するためのフローチ
ャートである。
トラッカボール4の出力はインターフェイス13を介す
ことによりX−Y座標におけるX成分とY成分とに分け
られ、これら全てが第1のベクトル格納用メモリ14に
記憶される。ここに、第1のベクトル格納用メモリ14
の記憶内容は第3図に示すようになる。同図Vyに属す
る矢印はベクトルのY成分を意味し、またVxに属する
矢印はベクトルのX成分を意味する。尚、X軸の正方向
(原点0より増加する方向)への移動「+1」、負方向
(原点より減少する方向)への移動は「−1」として、
また、Y軸の正方向への移動は「−1」、負方向への移
動は「+1」として、さらに、移動なしの場合は「0」
としてそれぞれ記憶される。
前記トラッカボール4の操作により設定されるROIが
閉曲線を形成しない場合、すなわち、トラッカボール4
により入力される曲線の開始点と終点とが一致しない場
合には、閉曲線作成手段15において、曲線の開始点と
終点とを直線で結ぶことにより閉曲線が作成される(ス
テップS1)。作成された閉曲線は第3図(a)のよう
になり、これが第3図(b)のような形で第1のベクト
ル格納用メモリ14に記憶される。尚、第3図(a)に
おけるstは曲線の開始点を意味する。
次に、第1の演算手段16は、前記第1のベクトル格納
用メモリ14の記憶内容と基点の座標(x,y)と
の関係より、基点移動の軌跡における各ピクセル毎の座
標値を算出すると共に、各ピクセル毎の移動ベクトル
(フロント・テールのベクトル)を作成する(ステップ
S2)。
ここに、基点移動の軌跡における各ピクセル毎の座標値
は、次式による演算を実行することにより得られる。
X(0)=x …(1) Y(0)=y …(2) (ただし、n≠0) 上式において、x,yは例えばX線CT装置等の像
データ源より伝送される基点座標、X(n),Y()は
基点移動の軌跡における各ピクセルの座標である。
また、基点移動の軌跡における各ピクセル毎の移動ベク
トルの作成は例えば第4図(a)に示すように、基点移
動の軌跡における各ピクセルから出るベクトル(フロン
ト)fと各ピクセルに入るベクトル(テール)tとを計
算することにより行われる。すなわち、Vfx,Vfy
をフロントのベクトルとすれば、 Vfx(n)=Vx(n) …(5) Vfy(n)=Vy(n) …(6) と表される。ただし、O<n<(m−1),mは基点移
動の軌跡における全ピクセル数である。そして、テール
のベクトルtは、一つ前のピクセルのフロントのベクト
ルfと同じ値でるから、フロントのベクトルfを作成
し、これを一つずらしてテールのベクトルtとする。従
って、 Vfx(n+1)=Vx(n) …(7) Vfy(n+1)=Vy(n) …(8) と表され(ただし、O<n<(m−2)、また、 Vfx(m)=Vx(0) …(9) Vfy(m)=Vy(0) …(10) と表される。
このようにして作成された移動ベクトルは基点移動の軌
跡おける各ピクセル毎の座標値と共に第4図(b)に示
すような形で第2のベクトル格納用メモリ17に記憶さ
れる。
尚、閉曲線の形状によっては、後述する第3の演算手段
20の判別において無効となるベクトルが存在する場合
がある。例えば、第4図(a)においてはineで示す
点が後述する第3の演算手段20の処理において何の意
味も持たないことから、第1の演算手段は、移動ベクト
ル最初に水平線と交差した後、水平線に平行となり、次
に水平線と交差し、最初と次の交差方向が同方向となっ
た場合に、後の移動ベクトルを予め排除する。具体的に
は、次のような手順によって無効点を検出し排除する。
以下、第5図のフローチャートを基に無効点探索の手順
について説明する。
無効点探索アルゴリズムにより無効点を探すためには、
開始点が曲がり角になくてはならない。そのため先ず、
開始点が曲がり角に来るまでポインタを進める(ステッ
プS10)。
次に、ポインタの指す位置のフロントのベクトルはx軸
に対して平行であるか否かの判別を行う(ステップS1
1)。この判別において、YESと判断された場合、す
なわちポインタの指す位置のフロントのベクトルがx軸
に対して平行であると判断された場合には、現在のポイ
ンタとポインタの指す点(ピクセル)をa点として認識
し(ステップS12)、カウンタをインクリメントとす
ると共にポインタを進める(ステップS13)。
そして、a点のフロントとポインタの指す点のフロント
とは同じ向きであるか否かの判別を行う(ステップS1
4)。この判別において、NOと判断された場合、すな
わち同じ向きではないと判断された場合には、a点のテ
ールのベクトルとポインタの指すフロントのベクトルと
はy方向において同じか否かの判別を行い(ステップS
15)、また、YESと判断された場合には前記ステッ
プS13に戻る。
前記ステップS15の判別において、YESと判断され
た場合、すなわちa点のテールのベクトルとポインタの
指すフロントのベクトルとはy方向において同じと判断
された場合には、a点の座標がポインタの指す点のX座
標よりも小さいか否かの判別を行う(ステップS1
6)。この判別において、NOと判断された場合、すな
わちa点のX座標はポインタの指す点のX座標より小さ
くないと判断された場合には、a点を無効点として認識
し(ステップS17)、また、YESと判断された場合
には、ポインタの指す点を無効点として認識する(ステ
ップS18)。
そして、カンタをインクリメントし、ポインタを再び進
める。但し、ベクトルの総点数よりもポインタが大きく
なった場合には、ポインタよりベクトルの総点数を減
じ、その結果をポインタとする(ステップS19)。ま
た、前記ステップS11の判別においてNOと判断され
た場合、すなわちポインタが指す位置のフロントのベク
トルはX軸に対して平行でないと判断された場合及び前
記ステップS15の判別においてNOと判断された場
合、すなわちa点のテールのベクトルとポインタの指す
フロントのベクトルとはY方向において同じではないと
判断された場合にも、前記ステップS19を実行する。
このステップS19の実行の後、カウンタの計数結果は
ベクトルの総点数よりも大きいか否かの判別を行う(ス
テップS20)。この判別において、YESと判断され
た場合、すなわちカウンタの計数結果がベクトルの数点
数を越えたと判断された場合には本アルゴリズムの実行
を終了し、また、NOと判断された場合には前記ステッ
プS11の判別に戻る。
以上説明したアルゴリズムの実行により探索される無効
点aは、例えば第6図(a),(b),(c),(d)
に示す移動ベクトルにおいてはそれぞれineで示す点
となる。これら無効点の排除の仕方については種々の方
法が考えられるが、ここでは、第1の演算手段16によ
って探索された無効点を、例えば第4図(b)のVoi
dに示すように第2のベクトル格納用メモリ17内にフ
ラグとして記憶する。第4図(b)においてはVoid
のフラグが「1」となる個所が無効点を意味し、この無
効点は後述する第3の演算手段20の処理において無視
される。
次に、第2の演算手段18は、第2のベクトル格納用メ
モリ17の記憶内容の並べ替え(ソート処理)を行う
(ステップS4)。すなわち、後述する第3の演算手段
20の処理において各行毎に例えば左から右へ順次行い
得るように、前記ベクトル格納用メモリ17の記憶内容
を座標のX,Yを用いて行列方向にソートする。そして
ソート処理の結果は第3のベクトル格納用メモリ19に
記憶される。
次に、第3の演算手段20は、前記第3のベクトル格納
用メモリ19の記憶内容を基に、各ピクセル毎の移動ベ
クトルと水平線との交差角度を得ると共に、この交差角
度が正の交差回数と負の交差回数との差の絶対値より、
基点の移動の軌跡で囲まれた領域の内外を判別すること
により、該領域内の全ピクセルの認識すなわち、ぬりつ
ぶし処理を行う(ステップS5)。
ここで、第3の演算手段20によるぬりつぶし処理の手
順について、第7図のフローチャートを基に説明する。
先ず、ポインタの値を0にする。(ステップS30)。
尚、ポインタの値が0のときに、テーブルにおけるベク
トルの先頭(フロント)を指すものとする。
次に、ポインタが指す点のフロントとテールとのy方向
ベクトルは互いに反対向き否かの判別を行う(ステップ
S31)。この判別においてNOと判断された場合、す
なわちフロントとテールとのy方向ベクトルは互いに反
対向きではないと判断された場合には、ポインタの示す
点が無効点として登録されているか否かの判別を行う
(ステップS32)。この判別において、NOと判断さ
れた場合、すなわちVoidのフラグが0であると判断
された場合には、ポインタが指す点のフロントあるいは
テールの方向は上か否かの判別を行う(ステップS33
a)。この判別において、ポインタが指す点のフロント
あるいはテールの方向は下であると判断された場合に
は、ポインタが指す点のフロントあるいはテールの方向
は下か否かの判別を行い(ステップS33b)、下と判
断された場合は、当該ベクトルに対して左に交差した回
数に1を加え(ステップS34)、また、前記ステップ
S33aにおいてポインタが指す点のフロントあるいは
テール方向は上であると判断された場合には、当該ベク
トルに対して右に交差した回数に1を加える(ステップ
S35)。そして、右に交差した回数より左に交差した
回数を減じ、その絶対値が0より大きいか否かの判別を
行う(ステップS36)。また、前記ステップS31,
S32の判別においてYESと判断された場合にも前記
ステップS36の判別を行う。この判別において、YE
Sと判断された場合、すなわち前記減算結果の絶対値が
0より大きいと判断された場合には、ポインタの指す点
の一つの前のX座標をX1とし、また、ポインタの指す
点のY座標をYとする(ステップS37)。
ここに、例えば第8図(a)及び第9図(a)に示すよ
うな閉曲線の場合にはベクトルの方向に対して左右いず
れか一方がROIの内側となり、他方がROIの外側と
なるはずである。第8図(a)に示すように閉曲線が交
差し、多重ROIとなっている場合には同図(b)に示
すようにベクトルの左側から交差した回数または右側か
ら交差した回数を増加させ(前記ステップS34,S3
5)、右,左の差が0の間はROIの側であると認識す
る。但し、交差する点が先に求めた無効点であれば、交
差しなかったものとし、交差回数をそのままとする。ま
た、第9図(a)における点B,点Dにおいては、ベク
トルが水平線と平行であり、交差しないから、同図
(b)に示すように前状態をそのまま維持することにな
る。
次に、前記ステップS37におけるX1,Yを、ROI
メモリ21のビットプレーン上にて1とし(ステップS
38)、X1+1を再びX1とする(ステップS3
9)。
そして、X1よりもポインタの指す点のX座標の方が大
きいか否かの判別を行う(ステップS40)。この判別
において、NOと判断された場合、すなわちポインタの
指す点のX座標の方がX1より小さいと判断された場合
及び前記ステップS36の判別においてNOと判断され
た場合には、ポインタの指す点のX,Y座標をX,Yと
おき(ステップS41)、ビットプレーンにおける
(X,Y)を1とし、(ステップS42a)、ポインタ
をインクリメントする(ステップS42b)。
そして、総点数だけ繰り返したか否かの判別を行い(ス
テップS43)、この判別においてYESと判断された
場合、すなわち総点数だけ繰り返したと判断された場合
には本アルゴリズムの実行を終了し、また、NOと判断
された場合には、前記ステップS31の判別に戻る。
以上のアルゴリズムの実行によりぬりつぶし処理が行わ
れ、ROIメモリ21内には、基点移動の軌跡で囲まれ
た領域内の全ピクセルにフラグ1が立てられる。
尚、本アルゴリズムにあっては、水平線と平行な移動ベ
クトルをその左端の状態と同一とするので、基点移動の
軌跡上がぬりつぶされる場合とぬりつぶされない場合と
があるが、これは第3の演算手段20において一度ぬり
つぶし処理を行った後、再度スクリーン上にぬりつぶす
ことで解決する。
また、第1の演算手段16によって探索された無効点
を、第3の演算手段20のぬりつぶし処理において無視
することにより、例えば第10図(a),(b)にそれ
ぞれ示すような不規則ROIであっても、斜線で示す部
分のみをぬりつぶすことができ、OUTで示す領域がぬ
りつぶされることはない。
このように、本実施例装置にあっては、基点移動の軌跡
における各ピクセル毎の座標値を算出すると共に、各ピ
クセル毎の移動ベクトルを作成し、これを並べ替えた後
に、水平線と各ピクセル毎の移動ベクトルとの交差角度
を基に基点移動の軌跡で囲まれた領域の認識を行うもの
でああり、従来装置のように、8方向に対して探索的に
関心領域を認識するものではないから、関心領域の内/
外の判定の回数が大幅に減少し、しかもその判定自体が
従来方式よりも簡単であることから、関心領域の認識を
高速に行うことができる。例えば、基点移動の軌跡が円
である場合、従来方式によれば、8×πr×2である
のに対し、本実施例装置の場合には2πrとなり、結果
的に8r対1の速度差とからなる、半径rに比例して認
識速度差が広がることになる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の
範囲内で適宜に変形実施が可能であるのはいうまでもな
い。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、トラッカボール等
の入力手段により設定された関心領域の認識を高速に行
うことのできる関心領域認識装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例たる関心領域認識装置のブロ
ック図、第2図は第1図に示す実施例装置の作用を説明
するためのフローチャート、第3図(a),(b)及び
第4図(a),(b)はそれぞれ第1図における第1及
び第2のベクトル格納用メモリの記憶内容の一例を示す
説明図、第5図は第1図における第1の演算手段の作用
を説明するためのフローチャート、第6図(a),
(b),(c),(d)は無効点を示す説明図、第7図
は第1図における第3の演算手段の作用を説明するため
のフローチャート、第8図(a),(b)及び第9図
(a),(b)並びに第10図(a),(b)は上記第
3の演算手段の作用を説明するための説明図、第11図
は画像処理装置の一例を示すブロック図、第12図は第
11図における関心領域認識装置の従来例を示すブロッ
ク図である。 4……トラッカボール(入力手段)、 16……第1の演算手段、18……第2の演算手段、2
0……第3の演算手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段の操作による基点移動の軌跡で囲
    まれた領域を関心領域として認識し、画像処理に供する
    関心領域認識装置において、前記基点の移動の軌跡にお
    ける各ピクセル毎の座標値を算出すると共に、各ピクセ
    ル毎の移動ベクトルを作成する第1の演算手段と、この
    第1の演算手段が作成した各ピクセル毎の移動ベクトル
    を、各ピクセル毎の座標値を基に行列方向に並べ替える
    第2の演算手段と、この第2の演算手段の出力より各ピ
    クセル毎の移動ベクトルと水平線との交差角度を得ると
    共に、この交差角度が正の交差回数と負の交差回数との
    差の絶対値より、前記基点移動の軌跡で囲まれた領域の
    内外を判別することにより、該領域内の全ピクセルを認
    識する第3の演算手段とを具備することを特徴とする関
    心領域認識装置。
  2. 【請求項2】前記第1の演算手段は、移動ベクトルが最
    初に水平線と交差した後、水平線に平行となり、次に水
    平線と交差し、最初と次の交差方向が同方向となった場
    合に、後の移動ベクトルを予め排除するものである特許
    請求の範囲第1項に記載の関心領域認識装置。
JP59263514A 1984-12-13 1984-12-13 関心領域認識装置 Expired - Lifetime JPH0650518B2 (ja)

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JP5761933B2 (ja) * 2010-06-25 2015-08-12 株式会社東芝 超音波診断装置、超音波画像処理装置及び医用画像処理装置
JP5868479B2 (ja) * 2014-11-17 2016-02-24 株式会社東芝 超音波診断装置、超音波画像処理装置、医用画像診断装置及び医用画像処理装置

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