JPH06504851A

JPH06504851A - 分析物の免疫学的検出装置

Info

Publication number: JPH06504851A
Application number: JP5509941A
Authority: JP
Inventors: アブクネーシャ，ラマダン　アルビ; バイフィールド，マーク　フィリップ
Original assignee: ジーイーシー　−　マーコニ　リミテッド
Priority date: 1991-11-27
Filing date: 1992-11-27
Publication date: 1994-06-02
Also published as: WO1993011430A1; EP0569574A1; CA2101588A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】分析物の免疫学的検出装置直血旦１本発明は、分析物、特に分析物槽（分析物の種）の免疫学的検出装置に関する。

ｌ豆皮■」本発明は、その−側面によれば、後述するガス状媒体中の分析物槽の免疫学的検出に使用するのに適する、キャリア手段を備えた装置であって、分析物槽の検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することができるように、前記キャリア手段は、使用において、その一部分にサンプル（被検体）を投与することができるようになされており、該キャリア手段の該一部分を該サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段へ差向けることができるようになされていることを特徴とする装置を提供する。

ここで、キャリア手段の一部分にサンプルを「投与する」とは、キャリア手段の一部分にサンプルを「導入するＪ、「添加する」、又は「接触させる」ことなどをいう。

「免疫学的分析」とは、免疫学的検出（即ち、免疫学的相互作用が生じる検出）を利用することができる分析のことである。

本発明は、又、その別の側面によれば、後述するガス状媒体中の粒状分析特種の免疫学的検出に使用するのに適する、キャリア手段を備えた装置であって、分析物槽の検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することができるように、該キャリア手段は、使用において、その一部分にサンプルを投与することができるようになされており、キャリア手段の該一部分をサンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段へ差向けることができるようになされていることを特徴とする装置を提供する。

ここでいう「粒状分析特種」とは、分析前において粒状である分析物槽のことであり、分析を受けるときは必ずしも粒状でな（でもよい。

従って、例えば、粒状分析特種は、（例えば、溶媒中に編入することによって）分析を受けるのに適するサン、プルの形に調製することができる。ここでいう「編入する」とは、「混入する」、「組込む」又は「合体させる」という意味である。

例として挙げると、１種類又は複数種類の試薬を上記キャリア手段に予め担持させておいてもよく、あるいは、サンプルをキャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入してもよい、従って、例えば、本発明の装置は、サンプルをキャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入するための手段を含むものとすることができる。

本発明の装置は、又、随意選択として、例えば、分析物槽を含有したサンプルをキャリア手段に投与するためにガス状媒体から取得するための手段を含むものとすることもできる。

サンプルを取得するための上記手段は、例えば、分析物槽を含有した液体サンプル（例えば、分析物槽を含有した水性サンプル）をキャリア手段に投与するためにガス状媒体から調製するための手段であってよい。例えば、液体サンプルを調製するための手段は、溶媒（例えば、水）をガス状媒体の流れ内ヘスブレーし、それによって分析物槽を含有したサンプルを調製するためのスプレー手段であってもよく、あるいは、ガス状媒体を溶媒（例えば、水）中に泡立たさせるような態様に通し、それによって分析物槽を含有したサンプルを調製するための手段であってもよい。

以上の説明から分かるように、本発明は、例えば、ガス状媒体から液体サンプルを取得するような状況を包含するものであり、従って、ここでいう「ガス状媒体中の分析物槽の検出」又は［ガス状媒体中の粒状分析特種の検出」は、特に、ガス状媒体からの分析物槽をキャリア手段に投与するのに適するサンプルの形に調製するような状況を包含する。

ガス状媒体は、任意の適当なガス状媒体であってよい。ここで用いられる「ガス状媒体」という用語は１例えば、ガス、蒸気、複数種類のガスの混合物、複数種類の蒸気の混合物、１種類又は複数種類のガスと１種類又は複数種類の蒸気を含有した混合物、エアゾール、及び、ガス、ガスの混合物、蒸気、又は蒸気の混合物、又はそれらの適当な組合せ体中の固形粒子又は液滴の分散体又は懸濁体等を包含する。従って、本発明は、例えば、任意の適当なガス状媒体中の分析物槽の検出に応用することができる０周囲空気又は周囲大気は、ガス状媒体の一例である。

ガス状媒体は、例えば、分析物槽を検出するための検査又は試験を実施する必要のある所与の環境又は区域に存在するような、初めから存在するガス状媒体であってよい。あるいは、ガス状媒体は、本発明による検出を容易にするために意図的に調製してもよい。

従って、本発明の装置は、随意選択として、ガス状媒体を調製するための手段を含むものとすることもできる。例えば、粒状分析特種は、適当な媒体に編入させることによってガス状媒体中に調製することができる０例えば、真空掃除機と同じような態様で作用する分散手段を用いて、粒状分析特種を媒体（例えば、ガス、複数種類のガスの混合物、蒸気、複数種類の蒸気の混合物、１種類又は複数種類のガスと１種類又は複数種類の蒸気を含有した混合物）中に分散させ、それによってガス状媒体を調製することができる。

サンプルをキャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入してお（場合は、本発明の装置は、１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に′編入するための手段を含むものとすることができる。

本発明の一実施例においては、上記キャリア手段は、分析糊槽検出のためにサンプルの継続的な分析を実施することを可能にするように、作動において該キャリア手段の一部分にサンプルを投与するためのサンプル投与手段に対して相対的に移動させることができ、サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成する。

例えば、キャリア手段は、分析糊槽検出のためにサンプルの継続的な分析を実施することを可能にするために、作動においてサンプルを該キャリア手段によって担持された１種類又は複数種類の試薬に接触させることができるように該キャリア手段の一部分にサンプルを投与するためのサンプル投与手段に対して相対的に移動させることができ、サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成することができる。

本発明は、又、更に別の側面によれば、先に定義したガス状媒体中の分析物槽の免疫学的検出に使用するのに適する検知装置であって、キャリア手段と１分析物種を含有していやかもしれないサンプルを該キャリア手段の一部分に投与するためのサンプル投与手段と、サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段とから成り、前記キャリア手段は、分析糊槽検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするために、作動において、前記サンプル投与手段に対して、又、前記検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成された検知装置を提供する。

本発明は、更に別の側面によれば、先に定義したガス状媒体中の粒状分析糊槽の免疫学的検出に使用するのに適する検知装置であって、キャリア手段と、分析物槽を含有しているかもしれないサンプルを該キャリア手段の一部分に投与するためのサンプル投与手段と、サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段とから成り、前記キャリア手段は、分析糊槽検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするために、作動において、前記サンプル投与手段に対して、又、前記検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成された検知装置を提供する。

先に述べたように、１種類又は複数種類の試薬を上記キャリア手段に予め担持させておいてもよく、あるいは、サンプルをキャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入しておいてもよい。

従って、例えば１本発明の検知装置は、サンプルをキャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入するための手段を含むものとすることができる。

本発明の検知装置は、又、随意選択として、例えば、ガス状媒体から分析物槽を含有したサンプルを取得するための手段を含むものとすることもできる。

又、本発明の検知装置は、随意選択として、例えば、ガス状媒体を調製するための手段を含むものとすることもできる。

本発明によれば、サンプルの継続的な分析は、任意の所望の態様で、例えば連続的に、あるいは、順次に（次々に）実施することができる。例えば、本発明は、分析物槽の検出のためにサンプルを順次にモニターするのに応用することができる。

分析物槽の検出速度は、上記キャリア手段の、サンプルを投与された部分を上記検出手段へ差し向ける速度を制御することによって決定されるように構成することができる。

従って、分析物槽の検出速度は、キャリア手段の、サンプルを投与された部分の上記サンプル投与手段から検出手段への移動速度を制御することによって決定することができる。

キャリア手段は、任意の適当な形であってよく、例えば、テープ、ストリップ又はベルトの形であってよい。

キャリア手段は、テープ、ストリップ又はベルトの形とした場合は、使用に当ってはリールの形に保管しておき、リールから必要に応じて繰出し、サンプル投与手段のそばを通して検出手段へ移動させることができる。テープ、ストリップ又はベルトの形としたキャリア手段は、差し替え可能なカセットに収納することができ、ビデオテープの場合と同様の技法を用いてテープ、ストリップ又はベルトをサンプル投与手段のそばを通して検出手段へ移動させることができる。

キャリア手段には、所望に応じて１種類又は複数種類の試薬を（例えば、単一層、複層又は多層の形で）担持させることができる。

１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に担持させる場合は、任意の適当な態様で担持させることができる、例えば、キャリア手段自体が１種類又は複数種類の試薬を供給するようにしてもよく、あるいは、１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に共有結合させてもよく、あるいはキャリア手段に吸着させてもよい。

更に別の例として、キャリア手段は、固定された又は吸着された１種類又は複数種類の試薬を担持した支持材から成る複合構造体であってもよい。

更に別の例として、キャリア手段は、１種類又は複数種類の試薬を受理するのに適したものとすることができる。

又、別の例として、キャリア手段（例えば、テープ、ストリップ又はベルトの形とすることができる）は、それが担持している１種類又は複数種類の試薬を該キャリア手段に組合わされた活性液相内へ順次に放出するのを可能にするように構成することもできる。従って、１種類又は複数種類の試薬は、例えば、サンプルを液体の形（例えば、水性相）で導入することによって、又は、サンプルをキャリア手段へ導入する前に適当な溶液（例えば、緩衝液）で予備湿潤することによって、不活性の脱水状態から活性液相に変換することができる。

キャリア手段の具体例としては、下記のような支持材が挙げられる。

ニトロセルロース、ナイロン（例えば、ポリイソニトリル−ナイロンを形成するためにＯ−アルキル化、酸加水分解による部分解重合、非加水分解性解重合、又はＮ−アルキル化によって予備処理することができる）、セルロース（例えば、Ｓ−トリアジニル誘導体、シアヌルクロリド又は臭化シアンによって、又は遷移金属塩による変性、ヒドラジドへの変性又はイソオキサゾリウム塩による変性によって予備処理することができる）、ポリアミド（カルボン酸基（脱アミド）へのアルカリ加水分解、ヒドラジド誘導体の調製又はアミノエチレンの調製によって、又はヒドラジド誘導体の更なる変性（例えば、グルタリルヒドラジドの誘導体化又はブロムアセトアミドカプロイル−ヒドラジドの誘導体化）により化学式の結合可能な「手」を延長することによって予備処理することができる）、無機支持材（シラン化、（例えばガラスの）臭化シアン処理、又は（例えばガラスの）ジアゾニウム試薬処理によって予備処理することができる）、ポリスチレン（ゲルタムアルデヒド、ポリカチオン性材（例えば、ポリ−１−リシン）で、又はニトロ化及び還元にによりアミノ誘導体に変換することによって予備処理することができる）、及び他の任意の適当なプラスチック材。

サンプル投与手段及び検出手段は、それぞれ窓の形とすることができ、キャリア手段の一部分にサンプル投与窓を通してサンプルを受理させ、それと併行してキャリア手段の他の一部分（先にサンプル投与窓を通してサンプルを受理した部分）を検出窓を通して観察することができるように構成する。

本発明は、例えば、空中物質（例えば、空中有機種）である分析胸積の検出に適用することができる。ここで、「空中」とは、「空気中に存在する」、「空中に浮遊した」又は「空気で運ばれる」という意味である。

従って、本発明は、空中種を分析胸積として検出するために使用するのに適する装置、即ち、検知装置を提供する。

例えば、分析胸積は、いろいろな形でガス状媒体中に存在させることができる。

即ち、分析胸積は、粒子又は液滴の形である場合もあり、あるいは、ガス又は蒸気の形であることもある。従って、分析胸積は、ガス状媒体の一部を構成すると考えることもできる。

本発明に従って検出することができる分析胸積の例と・しては、薬物の粒子、大気中の環境汚染物、化学工場区域内の化学薬品種、化学プラントの近傍地域の化学薬品種等の空中種が挙げられる。例えば、最初は粒子の形で存在する分析胸積を、任意の適当な方法（例えば、免疫学的方法又は非免疫学的方法）による分析を受けるのに適するサンプルを調製するために処理することができる。例えば、粒状分析糊槽を溶媒中に溶解させて分析のための溶液を生成することができる。

更に別の例として、免疫学的検出を本発明に従って利用する場合は、免疫学的相互作用に参加することができる（例えば、配位子として動作することができる）ものであればどのような種であっても、本発明に従って検出することができる。

本発明は又、例えば、（例えば、臨床サンプルの）生体外モニター、工業工程におけるオンラインの連続的測定、又は（例えば、有機汚染物の）連続的及び、又は断続的モニターに応用することもできる。

本発明は、例えば、新しいサンプルを受理するための追加の時間を必要とすることなく、分析胸積の途切れのない（連続的な）分析に利用することができる。その場合、例えば、上記キャリア手段を（サンプルをキャリア手段へ導入するための）サンプル投与手段から検出手段へ連続的に移動させることができ、検出手段において検出可能な信号を呈示するのに必要なだけの、サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との間の相互作用がサンプル投与手段から検出手段へ移動するのに要する時間内に起こる。

、１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に予め担持させておいてもよ（、あるいは、サンプルをキャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入しておいてもよい。

本発明によれば、空中種（即ち、空中分析糊槽）を（例えば、１つ又は複数の微細スプレーを介して供給される水などの溶媒の連続した流れによって）溶解することができる。

１種類又は複数種類の試薬を任意の適当な態様で、任意の適当な時点にキャリア手段に投与することができる例えば、サンプルをキャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入しておくことができる。

あるいは別法として、１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に予め担持させるためにキャリア手段を処理し、試薬担持済みキャリア手段を調製し、それをいつでも使用することができるように保管してお（ことができる。そのような実施例においては、サンプルを受理する前に試薬を活性化させる必要がある場合がある。それは、任意の好便な態様で行うことができる。例えば、１種類又は複数種類の試薬（以下、単に「試薬」とも称する）が脱水されたものである場合は、水を導入することによて（例えば、サンプルと水を混合することによって）試薬を活性化させることができる。

あるいは別法として、サンプルをキャリア手段へ導入する直前に試薬をキャリア手段に導入してもよい。その場合、例えば、キャリア手段を、試薬導入手段、サンプル投与手段、及び検出手段のところを順次に通って移動させることができる。

例として挙げれば、試薬は、サンプルをキャリア手段へ導入した後、又は、キャリア手段を検出手段に差向ける前にキャリア手段に投与することができる。

所望ならば、１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に担持させておき、サンプルをキャリア手段へ導入する前に更に追加の１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に編入することができる。

例えば、１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に担持させ、サンプルをキャリア手段へ導入する前に及び、又は後型に追加の１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に編入することができる。

以上の説明から分かるように、１種類又は複数種類の試薬を任意の適当な時点で任意の適当な態様でキャリア手段キャリア手段へ導入することができる。又、１種類又は複数種類の試薬を任意の適当な組合せでキャリア手段キャリア手段へ導入することができる又、例えば試薬は、サンプルを調製するのに用いられる溶媒（例えば、水）中に編入するのが好都合な場合もある。従って、例えば水を用いる場合は、試薬の湿潤と添加を同時に行うことができる。

本発明に従って用いられる試薬の種類は、特に、検出すべき分析糊槽の種類と、分析糊槽を検出する態様によって決定される０本発明に従って用いられる試薬には、例えば、免疫学的検出法に参加することができる種類の試薬が含まれる。又、例えば、本発明によれば、任意の適当な免疫学的検出法を応用することができる。

□　従って、本発明によれば、例えば、標識付けされた結合剤（例えば、抗体）による置換免疫検定法を用いることができる。そのような検定法を用いる場合は、キャリア手段に、配位子（例えばハブテン）と、トレーサ一種（信号積とも称される）で標識付けされた、該配位子のための結合剤（例えば該配位子に対する抗体）を担持させることができる。ハブテンのような配位子は、キャリア手段に共有結合させることによって担持させることができる。

分析糊槽に対する一定の（例えば、最適の）検出感度を得るために、サンプル中の分析糊槽の濃度を検出する前に結合剤濃度に対する配位子濃度の比を分析糊槽基準を用いて免疫化学的分析の分野で周知の方法（例えば、液定）に従って決定することができる。

この配位子は、検出すべき分析糊槽と実質的に同じ態様で、置換免疫検定法で用いられる結合剤（例えば、抗体）に結合する真正分析糊槽（即ち、抗原）である。

トレーサ一種は、斯界において周知の任意の適当な信号積、例えば、蛍光団（例えば、フルオレセイン、クマリン又はローダミン）、化学発光物質、生物発光物質、放射性同位元素、染料、酵素等であってよい。

上記配位子と、標識付けされた結合剤（単に「標識付は結合剤」とも称する）を担持したキャリア手段は、必要なときに使用することができるように脱水して保管しいは任意の適当な態様で利用することができる。配位子と、標識付けされた結合剤を担持したキャリア手段を脱水して保管しておいた場合は、そのようなキャリア手段は、一般に、サンプルと相互作用させる前に再水和化によって「活性化」させる必要がある。

上記配位子と標識付は結合剤を担持したキャリア手段の一部分に（例えば、水性状態の）分析糊槽を導入し、標識付は結合剤の一部を分析糊槽と結合させることによってキャリア手段から置換（離脱）させることができる分析糊槽の標準サンプルを用いることによって、検量線を作成することができ、それに基づいて、未知量の分析糊槽を含有しているサンプルを、結合済みの標識付は結合剤又は未結合の標識付は結合剤を検出することによって検出することができる。結合済みの標識付は結合剤と未結合の標識付は結合剤とが互いに異なる特性を（例えば、蛍光消光又は蛍光偏光によって）表示するためのディスプレイ装置を設けることにより、結合済みの標識付は結合剤と未結合の標識付は結合剤との分離工程を省くことができる。

別の例として、本発明によれば、標識付けされた配位子（例えば、ハブテン）による置換免疫検定法を用いることもできる。そのような検定法を用いる場合は、キャリア手段に、結合剤（例えば抗体）と、先に定義したようなトレーサ一種（信号積とも称される）で標識付けされた、該結合剤のための配位子（例えばハブテン）を担持させることができる。そのような抗体は、キャリア手段に共有結合させることによって担持させることができる。

この標識付けされた配位子（単に「標識付は配位子」とも称する）は、キャリア手段に担持されている結合剤の一部分にのみ結合するように非飽和濃度で添加することができる。この配位子は、検出すべき分析糊槽と実質、的に同じ態様で、置換免疫検定法で用いられる結合剤（例えば、抗体）に結合する真正分析糊槽（即ち、抗原のような種）である。

（配位子と標識付は結合剤を担持したキャリア手段は、先に述べたように脱水して保管しておいてもよ（、あるいは直ぐに使用してもよい。）上記結合剤と標識付は配位子を担持したキャリア手段の一部分に（例えば、水性状態の）分析糊槽を導入し、標識付は配位子の一部が、分析糊槽の一部分と結合剤との結合によってキャリア手段から置換されるようにする分析特種の標準サンプルを用いることによって、検量線を作成することができ、それに基づいて、未知量の分析特種を含有しているサンプルを、結合済みの標識付は配位子又は未結合の標識付は配位子を検出することによって検出することができる。

結合済みの標識付は配位子と未結合の標識付は配位子とが互いに異なる特性を（例えば、蛍光消光又は蛍光偏光によって）表示するためのディスプレイ装置を設けることにより、結合済みの標識付は配位子と未結合の標識付は配位子との分離工程を省くことができる。

更に別の例として、本発明によれば、標識付は結合剤（例えば、抗体）による拮抗免疫検定法を用いることができる。そのような検定法を用いる場合は、キャリア手段に配位子（例えばハブテン）を共有結合させることによって担持させることができる。

先に定義したようなトレーサ一種で標識付けされた、上記配位子のための結合剤（例えば該配位子に対する抗体）を（例えば、キャリア手段上の膜を介して）キャリ、ア手段上の配位子に近接したところに維持し、配位子と結合剤をそれらが結合しないような形に（例えば、脱水状態に維持することによって）保持する。

この配位子は、先に述べたような真正分析物槽である。

上記キャリア手段の一部分に、上記配位子と標識付は結合剤との間と、分析特種と標識付は結合剤との間の拮抗結合が生じるような条件下で分析特種を導入する。それは、例えば配位子と標識付は結合剤が脱水状態に維持されていた場合は、分析特種を水性状態で導入することによって達成することができる。

この拮抗結合の結果として、標識付は配位子の一部分は結合剤に結合されることによってキャリア手段に結合され、標識付は配位子の一部分は結合されない。

分析特種の標準サンプルを用いることによって、検量線を作成することができ、それに基づいて、未知量の分配信子又は未結合の標識付は配位子を検出することによって検出することができる。

結合済みのＩｌ！識付は配位子と未結合の標識付は配位子とが互いに異なる特性を（例えば、蛍光消光又は蛍光偏光によって）表示するためのディスプレイ装置を設けることにより、結合済みの標識付は配位子と未結合の標識付は配位子との分離工程を省くことができる。

ただし、所望ならば、本発明においても分離工程を用いることができる。その場合、任意の適当な態様で分離工程を実施することができる。

、　更に別の例として、必要ならば、キャリア手段への後反応結合を用いることもできる。ここで、「後反応結合」とは、「後−次結合反応」のことを意味する。キャリア手段への後反応結合は、任意の適当な態様で実施することができる。

更に、本発明によれば、補助種（例えば、補助配位子及び補助結合剤）を用いることもできる。

例えば、キャリア手段への後反応結合の一形態を伴う免疫検定法を本発明に従って用いることができる。そのような検定法を用いる場合は、キャリア手段に、補助配位子（例えばハブテン）を共有結合させることによって担持させることができる。

分析特種のための結合剤（例えば抗体）又は先に述べたような真正分析物槽を（例えば、キャリア手段上の膜を介して）キャリア手段上の上記補助配位子に近接したところに維持する。この結合剤は、先に述べたようなトレーサ一種で標識付けしておくことができる。又、この補助配位子及び結合剤に近接したところに（例えば、キャリア手段上の膜を介して）補助結合剤（即ち、補助配位子のための結合剤）（例えば、抗体）を維持する。この補助結合剤を真正分析物槽に組合せる。（補助結合剤に組合わされた真正分析物槽は、ｒ共役結合（複合）分析特種」とみなすことができる。

上記補助配位子、結合剤、及び真正分析物槽に組合せる補助結合剤は、それらが結合しないような形に（例えば、脱水状態に維持することによって）保持する。

このキャリア手段の一部分に、分析特種と（補助結合剤に共役結合された）真正分析物槽とが上記標識付は結合剤に対する結合を競合する（即ち、拮抗結合が生じる）ような条件（例えば、水和条件）下で分析特種を導入する。そのような条件下では、上記補助結合剤と補助配位子との間でも結合が生じ、それによって上記標識付は結合剤が（真正分析物槽及び補助結合剤を介して）キャリア手段に結合する。

分析特種の標準サンプルを用いることによって、検量線を作成することができ、その検量線を用いて、先に述べたように未知量の分析特種を含有しているサンプル中の分析特種を検出することができる。

更に別の例として、キャリア手段への別の形態の後反応結合を伴う免疫検定法を本発明に従って用いることができる。そのような検定法を用いる場合は、キャリア手段に、補助配位子（例えばハブテン）を例えば共有結合させることによって担持させることができる。

分析特種のための結合剤（例えば抗体）に結合された補助結合剤（即ち、上記補助配位子のための結合剤（例えば、抗体））を（例えば、キャリア手段上の膜を介して）上記補助配位子に近接したところに維持する。

又、先に述べたようなトレーサ一種で標識付けした真正分析物槽（例えば、ハブテン）を、上記補助配位子及び分析特種のための結合剤に結合された補助結合剤に近接したところに（例えば、キャリア手段上の膜を介して）を維持する。

上記補助配位子、補助結合剤、分析特種のための結合剤、真正分析物槽及びトレーサ一種は、それらが結合しないような形に（例えば、脱水状態に維持することによって）保持する。

このキャリア手段の一部分に、分析糊槽と、トレーサ一種を担持した真正分析糊槽とが上記補助結合剤に結合された結合剤に対する結合を競合する（即ち、拮抗結合が生じる）ような条件（例えば、水和条件）下で分析糊槽を導入する。そのような条件下では、上記補助結合剤とキャリア手段上の補助配位子との間でも結合が生じ、それによって上記標識付は分析糊槽がキャリア手段に結合する。

分析糊槽の標準サンプルを用いることによって、検量線を作成することができ、その検量線を用いて、先に述べたように未知量の分析糊槽を含有しているサンプル中の分析糊槽を検出することができる。

補助種は、いろいろな態様で利用することができる。

例えば、補助配位子ではな（補助結合剤をキャリア手段に付与することができ、それに応じて、検出を実施するための他の種を変更することができる。

補助種は、それ自体は、分析糊槽（又は真正分析糊槽）との−次結合反応に参加することができない種である補助種は、例えばキャリア手段に任意の適当な態様で付与することができる。従って、例えばキャリア手段自体又はその一部分が補助種（例えば、補助配位子）を供給するようにすることができる。即ち、例えばキャリア手段自体又はキャリア手段自体の一部分の化学基が補助種を供給するようにすることができる。

別法として、キャリア手段に補助種（例えば、補助配位子又は補助結合剤）を担持させることができる。補助種は、任意の適当な態様で（例えば、共役結合又は他の適当な手段によって）キャリア手段に担持させることができる。

補助配位子の具体例としては、２，４ジニトロフエノール、フルオレセイン、ジギトキシン、クマリン及びシバクロンブルーがあり、補助結合剤の例としては、アンチ−２，４ジニトロフ工ノール抗体、アンチ−フルオレセイン抗体、アンチージギトキシン抗体、アンチ−クマリン抗体及びアンチ−シバクロンブルー抗体がある。

ここでいう「抗体」という用語は、全抗体及びＦａｂ及び（Ｆａｂ）ｇのような抗体断片を含む。

具体例として上に列挙したような抗体は、任意の適当な方法、例えば、ポリクロナール抗体又はモノクロナール抗体を育成するための周知の方法によって調製することができる０例えば、抗体は、動物を配位子の適当な誘導体と、牛の血清アルブミン又は雛型アオガイ血青素のような免疫性キャリアパートナ−とから成る共役化合物で免疫化することによって育成することができる。動物を免疫化することによって得られた物質を所望に応じて（例えば、アフィニティークロマトグラフィーを用いて）純化（精製）し、所要の抗体を得ることができる。

例として挙げると、分析糊槽が受ける反応は、−次免疫特異性結合反応（−次免疫結合反応又は−次免疫反応とも称される）である。あるいは、真正分析糊槽が、特異性結合反応を受け、あるいは、分析糊槽及び真正分析糊槽が特異性結合反応を受ける（分析糊槽及び真正分析糊槽は、相互にではなく、他の種との特異性結合反応を受ける）。

真正分析糊槽は、実質的に同様な条件下で検出すべき分析糊槽と実質的に同様な態様で反応することができる種である。

一次免疫反応に参加することができる種は、−炭種とみなさすことができる。− 炭種は、例えば、−次抗体又は配位体（例えば、抗原）であってよい。又、−炭種は、例えば、分析糊槽に対する抗体又は真正分析糊槽に対する抗体であってよい。所定の免疫検定法の場合には、分析糊槽に対する抗体と真正分析糊槽に対する抗体とは、同じ抗体である。又、−炭種は、例えば、分析糊槽又は真正分析糊槽であってよい。

更に別の例として、キャリア手段に対する後反応結合は、所望ならば、「混合」 −次槽／補助種（即ち、補助種と相互作用することができる種を提供する部分と、−炭種のための結合剤となる一炭種を供給する部分を有する種）を用いることによって実施することができる。そのよりな「混合」−次槽／補助種の一例は、１官能価以上の官能価（例えば、２官能価）を有する抗体である。

混合−次槽／補助種のうち、補助結合剤との相互作用のだめの種を供給する部分は、補助種と相互作用することができるという点で「補助官能基」とみなすことができる。

従って、例えば後反応分離は、混合−次槽／補助種の補助官能基をキャリア手段に担持されている補助種と結合させることによって実施することができる。

１種類又は複数種類の試薬をキャリア手段に投与する時点について先に述べた説明から分かるように、免疫検定法の上述した各個において、必要ならば、それらの試薬の１種類又は複数種類をキャリア手段に担持させずに、サンプル内に編入してもよい。

使用する検出手段は、サンプル又はその−成分と、試薬キャリア手段によって担持された１種類又は複数種類の試薬との間の相互作用によって生じる信号のタイプに応じて決定することができる。

従って、例えば、検出手段は、蛍光検出器、又は発光検出器、又は色変化を検出することができる検出器とすることができる。

本発明は、その更に別の側面によれば、先に定義したガス状媒体中の分析糊槽の免疫学的検出に使用するのに適する方法であって、分析糊槽を検出するためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするように、分析糊槽を含有しているかもしれないサンプルをキャリア手段の各部分に順次に投与し、キャリア手段の該各部分を、サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に差向けることから成る方法を提供する。

本発明は、その更に別の側面によれば、先に定義したガス状媒体中の粒状分析糊槽の免疫学的検出に使用するのに適する方法であって、分析物槽を検出するためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするように、分析物槽を含有しているかもしれないサンプルをキャリア手段の各部分に順次に投与し、キャリア手段の該各部分を、サンプル又はその−成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に差向けることから成る方法を提供する。

（分析物槽の定性検出又は定量検出（即ち、測定）に適用することができる。）又、本発明は、分析物槽を含有するサンプルにも、実質的に分析物槽を含有していないサンプルにも適用することができる。（実質的に分析物槽を含有していないサンプルは、例えば、実質的に分析物槽を含有していない基準サンプル、又は、本発明による検出によって実質的に分析物槽を含有していないことが確認される「未知の」サンプルである。）本発明は、１種類の分析物槽の検出、又は、複数種類の分析物槽の検出に応用することができる。従って、例えば、１種類又は複数種類の試薬を適正に選択することによって、所定のサンプル中の単一種類の分析物槽を検出することができる。

あるいは別法として、所望ならば、１種類又は複数種類の試薬を適正に選択することによって、所定のサンプ゛ル中の複数種類の分析物槽を検出することもできる。従って、本発明は、複数種類の分析物槽の検出、即ち多種類分析糊槽の検出に応用することができる。

多種類分析糊槽の検出は、例えば、複数種類の分析物をを同時に検出するのに用いることができる。

本発明は、又、複数種類の被検出種を伴う比率検出（例えば、比率免疫検出法）に応用することもできる。

の　ｔ　：図１は、本発明による装置の一実施例の概略図である図２は、本発明による検知装置の一実施例の概略図である。

及立舅図１を参照すると、サンプル又はその−成分と相互作用させるための１種類又は複数種類の試薬（単に「試薬」とも称する）を担持した、及び、又は担持するのに適したテープから成るキャリア手段２を有する装置１が示されている。図１には、キャリア手段２の一部分だけが示されている。装置１は、更に、サンプルをキャリア手段の一部分に投与する（導入する、添加する、又は接触させる）ためのサンプル窓３と、検出窓４を備えている作動において、キャリア手段２は、矢印５の方向に移動され、サンプルがサンプル窓３を通してキャリア手段２の一部分に投与される。（サンプル窓３のサイズは、キャリア手段２の、サンプルを投与される部分のサイズを規定するのに用いることができる。又、サンプル窓３は、図２を参照して後述するサンプル投与手段に組合せてもよく、あるいは、サンプル投与手段とみなすこともできる。）上記サンプル又はその−成分（例えば、分析物槽）は、キャリア手段２によって担持された１種類又は複数種類の試薬、又は、サンプル中に編入された（混入された、組込まれた又は合体された）１種類又は複数種類の試薬と相互作用し、キャリア手段２の、サンプルを投与（導入）された部分が検出窓４に到達する時までに信号が発せられる。その信号は、検出窓４を通して適当な検出器（図示せず）によって検出することができる。

図２を参照すると、空中分析糊槽（例えば、ガス状媒体中の分析物槽）を検出するのに適する本発明の一実施例による検知装置１０が示されている。検知装置１０は、不活性状態の１種類又は複数種類の試薬を担持したテープの形のキャリア手段１２を備えている。誘うにおいて、キャリア手段１２は、スプール１１から繰出され、スピンドル１３．１４の周りを通された巻取スプール１５に巻取られる。キャリア手段１２の移動方向は、矢印１６によって示されている。

検出装置１０は、又、活性化用試薬貯留器１７、貯留器１７から投与チャンバー２０へ活性化用試薬を送給するための入口手段１９、及び活性化用試薬制御弁１８を備えている。投与チャンバー２０は、サンプル投与手段２１と、微細な水性スプレーを導入するためのスプレー導入手段２２と、分析物槽を含有した空気を取入れるための空気取入口２３を有している。

検出装置１０は、又、温度制御された反応帯域２５を設定するためのチャンバー２４を備えている。チャンバー２４は、光源２６と、光検出器から成る検出手段２７を有している。検出手段２７は、信号処理手段２８に接続されている。信号処理手段２８は、作動において、信号をディスプレイ手段２９及び、又は警報装置３０へ伝送することができる。

図から分かるように、上述した部品１１，１２，１３．１４及び１５は、例えば使い捨て可能なカセットの形とすることができる。そのカセットを必要に応じて検知装置ｌＯの残部に着脱することができる。

作動において、活性化用試薬が貯留器１７から制御弁１８及び入口手段１９を通してキャリア手段１２へ導入され、空中分析糊槽を含有した空気が空気取入口２３を通して矢印３１の方向に導入される。微細な水性スプレーがスプレー導入手段２２によって導入され、任意の空中分析糊槽と組合わさって調製されたサンプルがサンプル投与手段２１を通してキャリア手打１２の一部分へ導入される。

キャリア手段１２は、スプール１１から繰出されて矢印１６の方向に移動され、スピンドル１３．１４を周回して巻取スプール１５へ送られる。

このように、キャリア手段１２によって担持されている１種類又は複数種類の試薬が活性化用試薬貯留器１７からの活性化用試薬によって活性化され、サンプルがサンプル投与手段２１によってキャリア手段１２の一部分へ導入される。

次いで、キャリア手段１２は、チャンバー２４内へ進入し、チャンバー２４内の温度制御された反応帯域２５内で上記サンプルがキャリア手段１２によって担持されている１種類又は複数種類の試薬と相互作用し、その相互作用の継続中、キャリア手段１２の、サンプルを投与された部分が光源２６及び検出手段２７に到達する時までに光信号が発せられ、サンプル中の分析糊槽の有無（即ち、空気取入口２３を通して導入された空気中の分析糊槽の有無）を光信号を介して検出手段２７によって検出することができる。

検出手段２７からの出力は、信号処理手段２８へ送られ、信号処理手段２８からの出力をディスプレイ手段２９及び、又は警報装置３０へ送ることができる。

キャリア手段１２は、実施すべき分析に好都合な任意の速度でスプール１１からスピンドル１３．１４を経て巻取スプール１５へ移動させることができる０例えば、°ギヤ９フ手段１２は、必要に応じて、一定速度で連続的に移動させてもよく、あるいは、順次に又は断続的に移動させてもよい。従って、例えば、サンプル投与手段２１を通して導入されるサンプルのモニターをキャリア手段１２の連続的な、又は順次の移動によって実施することができる（例えば、空気取入口２３を通して導入される、空中分析糊槽を含有しているかもしれない空気の連続的なモニターを実施することができる）。

別法として、キャリア手段１２には、必ずしも、空中分析糊槽の検出を実施するのに必要とされるすべての種類の試薬を担持させてお（必要はなく、検出に必要な他の１種類又は複数種類の試薬を導入するための別の手段を設けるでもよい。

例えば、スプレー導入手段２２を利用することによって他の１種類又は複数種類の試薬を導入することができる。

］ν 用島帽審親牛

Claims

【特許請求の範囲】

１．ガス状媒体中の分析物種の免疫学的検出に使用するのに適する、キャリア手段を備えた装置であって、分析物種の検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することができるように、前記キャリア手段は、使用において、その一部分にサンプルを投与することができるようになされており、該キャリア手段の該一部分を該サンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段へ差向けることができるようになされていることを特徴とする装置。
２．ガス状媒体中の粒状分析物種の免疫学的検出に使用するのに適する、キャリア手段を備えた装置であって、分析物種の検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することができるように、前記キャリア手段は、使用において、その一部分にサンプルを投与することができるようになされており、該キャリア手段の該一部分が該サンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段へ差向けることができるようになされていることを特徴とする装置。
３．前記キャリア手段に１種類又は複数種類の試薬が担持されていることを特徴とする請求の範囲第１項又は２項に記載の装置。
４．サンプルを前記キャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入しておくことを特徴とする請求の範囲第１項又は２項に記載の装置。
５．分析物種を含有したサンプルを前記キャリア手段に投与するために前記ガス状媒体から取得するための手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１〜４項のいずれかに記載の装置。
６．１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入するための手段を含むことを特徴とする請求の範囲第４項に記載の装置。
７．ガス状媒体を調製するための手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１〜６項のいずれかに記載の装置。
８．前記キャリア手段は、分析物種検出のためにサンプルの継続的な分析を実施することを可能にするように、作動において、該キャリア手段の一部分にサンプルを投与するためのサンプル投与手段に対して相対的に移動させることができ、サンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成されていることを特徴とする請求の範囲第１〜７項のいずれかに記載の装置。
９．前記キャリア手段は、分析物種検出のためにサンプルの継続的な分析を実施することを可能にするように、作動において、サンプルを該キャリア手段によって担持された１種類又は複数種類の試薬に接触させることができるように該キャリア手段の一部分にサンプルを投与するためのサンプル投与手段に対して相対的に移動させることができ、サンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成されていることを特徴とする請求の範囲第１〜８項のいずれかに記載の装置。
１０．ガス状媒体中の分析物種の免疫学的検出に使用するのに適する検知装置であって、キャリア手段と、分析物種を含有しているかもしれないサンプルを該キャリア手段の一部分に投与するためのサンプル投与手段と、該サンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段とから成り、前記キャリア手段は、分析物種検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするために、作動において、前記サンプル投与手段に対して、又、前記検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成されている検知装置。
１１．ガス状媒体中の粒状分析物種の免疫学的検出に使用するのに適する検知装置であって、キャリア手段と、分析物種を含有しているかもしれないサンプルを該キャリア手段の一部分に投与するためのサンプル投与手段と、該サンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段とから成り、前記キャリア手段は、分析物種検出のためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするために、作動において、前記サンプル投与手段に対して、又、前記検出手段に対して相対的に移動させることができるように構成されている検知装置。
１２．前記キャリア手段に１種類又は複数種類の試薬が担持されていることを特徴とする請求の範囲第１０項又は１１項に記載の装置。
１３．サンプルを前記キャリア手段へ導入する前に１種類又は複数種類の試薬をサンプル中に編入しておくことを特徴とする請求の範囲第１０項又は１１項に記載の装置。
１４．分析物種を含有したサンプルを前記キャリア手段に投与するために前記ガス状媒体から取得するための手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１０〜１３項のいずれかに記載の装置。
１５．ガス状媒体を調製するための手段を含むことを特徴とする請求の範囲第１０〜１４項のいずれかに記載の装置。
１６．サンプルを連続的に分析するようになされていることを特徴とする請求の範囲第１〜１６項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
１７．サンプルを断続的に分析するようになされていることを特徴とする請求の範囲第１〜１５項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
１８．ニトロセルロース、ナイロン、セルロース、ポリアミド、無機材又は適当なプラスチック材から成る支持材であることを特徴とする請求の範囲第１〜１７項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
１９．前記キャリア手段は、テープ、ストリップ又はベルトの形であることを特徴とする請求の範囲第１〜１８項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２０．前記キャリア手段自体が、１種類又は複数種類の試薬を供給するようになされている、あるいは、該キャリア手段は、それに共有結合された、又は吸着された１種類又は複数種類の試薬を有することを特徴とする請求の範囲第１〜１９項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２１．前記キャリア手段は、２層以上の試薬を有していることを特徴とする請求の範囲第１〜２０項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２２．前記キャリア手段は、複合構造体であることを特徴とする請求の範囲第１〜２１項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２３．分析物種として空中分析物種を検出するのに使用するのに適するように構成されたことを特徴とする請求の範囲第１〜２２項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２４．前記空中分析物種は、薬物又は環境汚染物であることを特徴とする請求の範囲第２３項に記載の装置又は検知装置。
２５．前記空中分析物種は、有機種であることを特徴とする請求の範囲第２３項に記載の装置又は検知装置。
２６．前記空中分析物種は、キャリア手段に投与される前に溶解されていることを特徴とする請求の範囲第２３〜２５項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２７．前記検出手段は、蛍光検出器、又は発光検出器又は色変化を検出することができる検出器であることを特徴とする請求の範囲第１〜２６項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２８．前記１種類又は複数種類の試薬は、前記キャリア手段への後反応結合を生じるような試薬であることを特徴とする請求の範囲第１〜２７項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
２９．キャリア手段に対する後反応結合に参加させるために補助種又は混合一次種／補助種補助種塗装後作用することができる種を提供する部分と、一次種のための結合剤となる一次種を供給する部分を有する種）を用いることによって実施する請求の範囲第１〜２８項のいずれかに記載の装置又は検知装置。
３０．ガス状媒体中の分析物種の免疫学的検出に使用するのに適する方法であって、分析物種を検出するためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするように、分析物種を含有しているかもしれないサンプルをキャリア手段の各部分に順次に投与し、キャリア手段の該各部分を、サンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に差向けることから成る方法。
３１．ガス状媒体中の粒状分析物種の免疫学的検出に使用するのに適する方法であって、分析物種を検出するためにサンプルの継続的な免疫学的分析を実施することを可能にするように、分析物種を含有しているかもしれないサンプルをキャリア手段の各部分に順次に投与し、キャリア手段の該各部分をサンプル又はその一成分と１種類又は複数種類の試薬との相互作用を検出するための検出手段に差向けることから成る方法。
３２．分析物種として空中分析物種を検出することを特徴とする請求の範囲第３０項又は３１項に記載の方法。
３３．前記空中分析物種は、薬物又は環境汚染物であることを特徴とする請求の範囲第３２項に記載の方法。
３４．前記空中分析物種は、有機種であることを特徴とする請求の範囲第３３項に記載の方法。
３５．サンプルを順次にモニターすることを特徴とする請求の範囲第３０〜３４項のいずれかに記載方法。