JPH06504820A - 紙の製造方法 - Google Patents

紙の製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 紙の製造方法 本発明は、製紙に際して濾水ならびに歩留りを改善するにあたって、ポリサッカ ライド(多糖)をベースとするかあるいはアクリルアミド系重合体である陰イオ ン基を含む歩留り向上剤と、アルミン酸塩のアルカリ性溶液とを、リグノセルロ ース含有繊維を含有し、必要に応じて填料も含有する紙料に加える方法に関する ものである。紙料中に所望の陽イオン性水酸化アルミニウム錯体を形成するには 、アルミン酸塩を加える前の紙料のpHを、約7未満としておく必要がある。
本発明は、原価削減に役立ち、かつ白水中のカルシウム含量に関わりなく用(\ ることが可能である。
背景技術 紙の製造にあたっては、製紙用繊維、水、そして通常一種以上の添加剤から構成 される紙料が、抄紙機のヘッドボックスに供給される。ヘッドボックスは、紙料 をすき網(ワイヤー)の幅方向に均一に分配して、濾水、圧搾、ならびに乾燥に よる均一な紙のウェブの形成を可能とする。紙料のpHは、所定の質の紙を製造 し、添加剤を選択するうえで重要である。この千年で、世界各地の多数の製紙工 場が、酸性の紙料から、中性あるいはアルカリ性の条件へと転換した。しかし、 こうした転換には往々にして多大の投資が必要とされるので、工場によっては、 紙の製造をいまだに酸性条件下で行っている。
紙を製造する際には、濾水ならびに歩留りが優れていることが望ましい。濾水( 脱水)が優れているということは、抄紙機のスピードを上昇することができ、か つ/または、その後の圧搾ならびに乾燥部でのエネルギー消費量を削減しうるこ とを意味している。また、微細繊維、填料、ならびにサイズ剤等の添加剤の歩留 りが優れていると、それらの添加量を削減し、白水のリサイクルを簡素化するこ とが可能となる。
製紙にあたっての主要成分である繊維ならびに大半の填料は、その性質上置の表 面電荷を帯びており、すなわちそれらは陰イオン性である。こうした電荷の正味 の値ならびに分布を変更することによって、濾水ならびに歩留り効果を改善すが 行われてきた。しかし、白水が硬質である製紙工場では、この陽イオンデンプン とカルシウムイオンとが、陰イオン部位に対して拮抗してしまうので、この効果 は低減していた。最適な効果を得るには、デンプン中の陽イオン基と陰イオン基 との間のバランスを適当なものとすることが必要であると考えられてきた。陽イ オン基と陰イオン基の両方が導入されたデンプンは両性であると称され、製紙で は周知のものである。
デンプンをアルミニウム化合物と組み合わせて、こうした効果をさら(こ向上さ せることが以前から公知である。ピー、エイチ、ブルーワー(P、H。
Brouwer)によるタツビ・ジャーナル(Tappi Journal)、 74 (1) 、170〜179ページ(1991年)では、ミョウノくンを陰 イオンデンプン(アニオンデンプン)と組み合わせて、濾水、ならびに包装用紙 の光沢および強さを改善している。この事例では、/ぐルプならびに白水のpH +t4.4であり、ミョウバンの添加量はバルブ1トンあたり50Kgである。
発明の開示 本発明は、製紙の際に、濾水ならびに微細繊維、填料、サイズ剤などの添加剤の 歩留りを改善するにあたって、陰イオン基を含む歩留り向上剤ならび1こアルミ ン酸塩を、リグノセルロース含有繊維の紙料に加える方法に関するものである。
このように、本発明は、リグノセルロース含有繊維を含有し、必要1こ応じて填 料も含有する紙料を紙層形成しかつ濾水することによりすき網上で紙を製造する にあたって、ポリサッカライドをベースとするかあるいはアクリルアミド系重合 体である陰イオン基を含む歩留り向上剤と、アルミン酸塩のアルカリ性溶液とを 紙料に加え、その際、アルミン酸塩を添加する前の紙料のpHを約3〜約7の範 囲とする方法に関するものである。
本発明では、アルミン酸塩を含有するアルカリ性溶液を、pHを約7未満とした 紙料に加えると、紙料中で生成した陽イオン性水酸化アルミニウム錯体と、歩留 り向上剤ならびにセルロース繊維の陰イオン基との間に相互作用を生じさせうる ことを見いだした。
上述したように、従来、製紙においては陽イオン基を導入したデンプンが使用さ れてきた。しかし、陽イオン基、例えば第三級アミノ基あるいは第四級アンモニ ウム基を導入するよりは、陰イオン基、例えば燐酸基を導入する方がはるかに簡 単かつ安価であるので、陰イオン基を含むデンプンを使用する方が有利である。
本発明では、陰イオン基を含む歩留り向上剤(好ましくは陰イオン基を含むデン プン)を、アルミン酸塩を含有するアルカリ性溶液と組み合わせて使用すると、 酸性紙料において、高率かつ経済性の高い濾水ならびに歩留りを実現しうること を見いだした。
これらの成分は、任意の順序で紙料に加えることができる。陽イオン性水酸化ア ルミニウム錯体は、リグノセルロース含有繊維の存在下で生成するのが好ましい 。したがって、本発明は特に、歩留り向上剤ならびにアルミン酸塩を、リグノセ ルロース含有繊維の紙料に添加する際に、この添加を、必要に応じて加える填料 の添加とは別に行う方法に関するものである。歩留り向上剤の紙料への添加も、 アルミン酸塩の紙料への添加とは別に行うことが好ましい。陰イオン基を含む歩 留り向上剤をまず加えてから、アルミン酸塩を加えた場合にも、従来技術の方法 と比べると相当の改善が得られる。しかしながら、最良の効果が得られるのは、 アルミン酸塩をまず紙料に加えておいてから、陰イオン基を含む歩留り向上剤を 加えた場合である。紙料に、アルミン酸塩ならびに歩留り向上剤(この場合陽イ オン基も含む)のみならず、陰イオン無機コロイドも加える場合には、アルミン 酸塩の添加後に、無機コロイドを加えるのが適当である。まずアルミン酸塩を加 えておいてから歩留り向上剤ならびに第三の成分としての陰イオン無機コロイド を加えるのが好適である。
本発明の方法で使用する歩留り向上剤は、デンプン、セルロース誘導体およびグ アールガムよりなる群から選ばれるポリサッカライド(多糖)をベースとするも の、または、アクリルアミド系重合体である。陰イオン基を含む歩留り向上剤は 、負に帯電した基(陰イオン基)を含み、必要に応じて、正に帯電した基(陽イ オン基)も有している。セルロース誘導体の例としては、カルボキシアルキルセ ルロース、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)を挙げることができる 。ポリサッカライドをベースとする歩留り向上剤としては、陰イオン基を含むデ ンプンが好ましい。
本発明の方法で使用するアクリルアミド系重合体は、主たる単量体成分としてア クリルアミドおよび/またはメタクリルアミドを含有する水溶性の重合体である 。上記アクリルアミド系重合体は、陰イオン基、ならびに必要に応じて陽イオン 基を含む。すなわち、上記アクリルアミド系重合体は、陰イオン性または両性の いずれかである。なお、好ましくは陰イオン性のアクリルアミド系重合体である 。アクリルアミド系重合体の平均分子量は、約10,000〜約30゜ooo、 oooとするのが適当であり、500,000〜20,000,000とするの が好適である。アクリルアミド系重合体は、(メタ)アクリルアミドを主成分と して含有する重合体にイオン基を導入することによって製造することができる。
(メタ)アクリルアミドを主成分として含有する重合体には、陰イオン基の導入 を、例えば加水分解あるいはスルホメチル化反応によって行うことができ、また 必要に応じて、陽イオン基の導入を、例えばホフマン分解ならびにマンニッヒ反 応によって行うことができる。陰イオン性アクリルアミド系重合体はまた、(メ タ)アクリルアミドと陰イオン単量体とを共重合させることによっても製造する ことができる。陰イオン単量体の例としては、α、β−不飽和カルボン酸、なら びにスルホン酸基あるいは燐酸基を含む単量体が挙げられる。両性アクリルアミ ド系重合体は、(メタ)アクリルアミドを、陽イオン単量体ならびに陰イオン単 量体の両方を含有する単量体混合物と共重合させることによって製造することが できる。上記両性重合体はまた、(メタ)アクリルアミドと陰イオン単量体の共 重合体に、陽イオン基を導入するか、あるいは(メタ)アクリルアミドと陽イオ ン単量体の共重合体に、陰イオン基を導入することによっても製造することがで きる。アクリルアミド系重合体の陰イオン置換度(DS)は、約0.5〜約10 0%とすることができ、1. 5〜90%とするのが適当で、3〜80%とする のが好適である。
本発明の利点は、陰イオン基を含む歩留り向上剤がいずれのものであっても、す なわち、歩留り向上剤がポリサッカライドをベースとするものであってもあるい はアクリルアミド系重合体であっても達せられるのではあるが、以下の記載では 、本発明を、陰イオン基を含むデンプンを使用した場合について説明する。
デンプンの陰イオン基は、デンプンがもともと有していたものでも、化学処理に よって導入したものでもよく、燐酸基、ホスホン酸基、硫酸基、スルホン酸基、 あるいはカルボン酸の基とするのが適当である。上記陰イオン基は、燐酸基とす るのが好適で、これは、かかる基の導入が比較的安価であるからである。また、 その陰イオン電荷密度が高いので、陽イオン性水酸化アルミニウム錯体に対する 反応性が増大する。陽イオン基は、窒素含有基、例えば第三級アミノ基あるいは 第四級アンモニウム基とするのが適当である。陽イオン基の存在は、陰イオン無 機コロイドを添加した場合に、濾水ならびに歩留り効果を増大させるうえで必要 である。
デンプン中の陰イオン基、特に燐酸基の量は、濾水ならびに歩留り効果に影響を 及ぼす。デンプン中の燐の総量は、燐が、共有結合した燐酸基中ならびに脂質中 に内在しているので、陰イオン基の量の目安としては不適当である。脂質として は数多くの脂肪物質があり、デンプンの場合には、燐脂質、特にリゾ燐脂質が重 要である。このように、燐の含量としては、デンプンのアミロペクチンに共有結 合した燐酸基中の燐の量を示す。燐の含量は、乾燥物質で、燐を約0.01〜約 1%の範囲とするのが適当である。上限は、必ずしもこの値に限定されないもの の、経済上の利用からこの値を選んだものである。燐の含量は、乾燥物質で、燐 を0.04〜0.4%の範囲とするのが好適である。
陰イオン基を含むデンプンは、農産物、例えばジャガイモ、トウモロコシ、オオ ムギ、コムギ、タピオカ、キャラサバ、ツルガムあるいは米から製造することも 、精製物、例えばワクシ−メイズ(waxy maize)から製造することも できる。陰イオン基は、もともと存在するものでも、化学処理によって導入した ものでもよい。ジャガイモデンプンを使用するのが適当で、天然(native )のジャガイモデンプンを使用するのが好適である。これは、そのジャガイモデ ンプンには、共有結合した燐酸モノエステル基が相当量含まれ(乾燥物質で約0 .06〜約0.10%の範囲の燐)、脂質の含量が極めて少ない(乾燥物質で約 0.05%)からである。本発明の別の好適な実施態様は、燐酸化ジャガイモデ ンプンを使用することである。
本発明で使用するアルミン酸塩は、それ自体は、製紙の際に使用することが公知 である。紙料中で加水分解して陽イオン性水酸化アルミニウム錯体を生成しうる ものであれば、任意のアルミン酸塩を使用することができる。アルミン酸塩は、 アルミン酸ナトリウムあるいはアルミン酸カリウムとするのが適当で、アルミン 酸ナトリウムとするのが好適である。
アルミン酸塩の添加によって生じる効果は、紙料のpHならびにアルミン酸塩を 含有する溶液のpHによっても大きく左右される。本発明では、紙料のpHを約 3〜約7の範囲としてアルミン酸塩を加えると、濾水速度ならびに歩留り度が著 しく増大する。アルミン酸塩の添加の前の紙料のpHは、3.5〜7の範囲とす るのが適当で、3.5〜6.5の範囲とするのがさらに適当である。さらに、ア ルミン酸塩の添加の前の紙料のpHを、4.0〜6.5の範囲とするのが好適で 、4.0〜6.0の範囲とするのがさらに好適である。
アルミン酸塩の添加後の紙料のpHは、紙料の緩衝効果に応じて、約3.5〜約 7の範囲とする必要がある。アルミン酸塩の添加後の紙料のpHは、4.0〜6 .5の範囲とするのが適当であり、アルミニウム化合物の添加後の紙料のpHは 、4.0〜6.0の範囲とするのが好適である。
アルミン酸のアルカリ性溶液を酸性の紙料に加える場合は、陽イオン性水酸化ア ルミニウム錯体を生成させるうえで、該溶液のpHを約11以上とするのが適当 で、pH12〜14の範囲とするのが好適である。
生成した各種の水酸化アルミニウム錯体が有する陽イオンの電荷は、時間の経過 とともに低減し、この傾向は、白水中のカルシウム含量が低い場合に特に顕著で ある。陽イオンとしての性質が失われることの影響は、微細繊維ならびに添加剤 の歩留りの方に特に顕著にあられれるものの、濾水にも影響が及ぶ。したがって 、アルミン酸塩の添加は、紙料がすき網に流入して紙を形成する直前に行うこと が極めて重要である。アルミン酸塩の紙料への添加は、紙料がすき網に流入して 紙を形成する前の約5分以内に行うのが適当である。アルミン酸塩の紙料への添 加は、紙料がすき網に流入して紙を形成する前の2分以内に行うのが好適である 。
ポリサッカライドをベースとする歩留り向上剤の添加量は、乾燥繊維ならびに必 要に応じて加える填料に基づいて、約0.05〜約10重量%の範囲とすること ができる。ポリサッカライドをベースとする歩留り向上剤の量は、乾燥繊維なら びに必要に応じて加える填料に基づいて、0.1〜5重量%の範囲とするのが適 当で、0. 2〜3重量%の範囲とするのが好適である。
アクリルアミド系重合体である歩留り向上剤の添加量は、乾燥繊維ならびに必要 に応じて加える填料に基づいて、約0.005〜約2重量%の範囲とすることが できる。アクリルアミド系重合体の量は、乾燥繊維ならびに必要に応じて加える 填料に基づいて、0,01〜1. 5重量%の範囲とするのが適当で、0.02 〜1.0重量%の範囲とするのが好適である。
アルミン酸塩の添加量は、乾燥繊維ならびに必要に応じて加える填料に基づいて 、Al2O3換算で、約0.001〜約0. 5重量%の範囲とすることができ る。アルミン酸塩の添加量は、乾燥繊維ならびに必要に応じて加える填料に基づ いて、Alz 03換算で、0.001〜0. 2重量%の範囲とするのが適当 である。さらに、アルミン酸塩の添加量は、乾燥繊維ならびに必要に応じて加え る填料に基づいて、Al2O3換算で、0.005〜0.15重量%の範囲とす るのが好適である。
白水中のカルシウムおよび/またはマグネシウムイオンの含量が高い製紙工場で は、品質の良い紙を効率的に製造するのが往々にして困難である。製紙の際はマ グネシウムの含量は通常低いので、カルシウムイオンの存在に起因する問題が残 ることになる。白水の場合、こうした正のイオンは、水道水、石膏のような添加 剤、および/またはパルプ(例えば、脱インキパルプを使用した場合)に由来す る可能性がある。カルシウムイオンは、繊維、微細繊維、ならびに填料に吸着す ることによって、陰イオン部位を中和してしまう。その結果、繊維の膨潤が制限 され、水素結合が不十分となって、生成する紙の強度が低減してしまう。さらに 、静電相互作用の可能性が制限されるために、添加した陽イオン性の濾水剤なら びに歩留り向上剤の効果が低減してしまう。
本発明は、製紙に際して、白水のカルシウム含量が多岐にわたる場合でも使用す ることができる。しかし、従来技術の方法と比べた場合の濾水ならびに微細繊維 および添加剤の歩留りの改善率は、カルシウム含量が増加するにつれて増大する 。すなわち、本発明の方法は、カルシウムが高濃度であっても影響を受けないの である。したがって、本発明は、製紙に際して白水がIlあたり約50mg以上 のCa2+を含有する場合に使用するのが適当である。白水がINあたり100 mg以上のCa2+を含有するのが好適であり、この系は、カルシウム含量が1 1あたり2000mgのCa”&なっても効果を有する。
本発明にしたがって紙を製造する際には、紙料に通常のタイプの添加剤を添加す ることができる。この種の添加剤の例としては、填料、サイズ剤、ならびに陰イ オン無機コロイドがある。填料の例としては、チャイナクレー、カオリン、タル ク、石膏、ならびに二酸化チタンがある。填料の添加は、通常、水スラリーの形 で行い、その濃度は、この種の填料で使用される通常の濃度とする。酸性の条件 下で使用することのできるサイズ剤の例としては、コロホニーロジンがある。
本発明にしたがって紙を製造する際には、紙料に通常の陰イオン無機コロイドを 添加することもできる。陰イオン無機コロイドを添加することによって濾水なら びに歩留りの改善効果が生じるために、使用した歩留り向上剤に陽イオン基が存 在していることが必要である。上記コロイドの紙料への添加は、一般にゾルと称 される分散系のかたちで行われ、表面積対容積の比が大きいので、重力によっ超 とするのか適当である。この種のコロイドの例としては、ベントナイト、モンモ リロナイト、硫酸チタニルゾル、シリカゾル、アルミニウム変性シリカゾル、あ るいは珪酸アルミニウムゾルがある。陰イオン無機コロイドは、シリカ系コロイ ドとするのが好適である。特に適当なシリカ系コロイドは、本出願が参考文献と して包含するヨーロッパ特許第185,068号に開示されたアルミニウム含有 シリカゾルである。シリカ系コロイドは、珪酸アルミニウムあるいはアルミニウ ム変性シリカからなる表面層を1層以上有するのが好適で、これは、アルミニウ ム含有表面層を有すると、本発明の酸性条件下でのコロイドの抵抗性がより増大 するからである。PCT出願第WO90100689号に開示されたアルミニウ ム変性シリカゾルも、本発明にしたがって酸性の紙料に添加するのに適当である 。この出願では、アルミニウムによる粒子の変性を、表面変性度が2〜25%と なるまで行っている。なお、変性度とは、粒子の表面の珪素原子を置換したアル ミニウム原子の数のことである。
前記ゾル中のコロイド状シリカ粒子の比表面積は、約50〜約1000m27g とするのが好適であり、100〜1000m27gとするのがさらに好適である 。コロイド状シリカ粒子の粒径は、20%m未満とするのが適当で、約10〜約 1nmとするのが好適であることを見いだした(比表面積が約550m2/gの コロイド状シリカ粒子は、約5nmの平均粒径に相当する)。上述の記載に合致 するシリカゾルは、例えば、スウェーデン国の二カ・ノーペル社(EkaNob el AB)から市販されている。
ポリ珪酸をベースとするゾルも適当であり、すなわち、この場合、珪酸物質は、 lnm程度の極めて小さな粒子として存在しており、約1000m2/gから約 1700m2/gに至る極めて大きな比表面積を有していて、幾分ミクロゲルを 形成している。この種のゾルは、オーストラリア特許第598,416号に記載 されている。
陰イオン無機コロイドの添加量は、乾燥繊維ならびに必要に応じて加える填料に 基づいて、約0.005〜約1. 0重量%の範囲とすることができる。陰イオ ン無機コロイドの量は、乾燥繊維ならびに必要に応じて加える填料に基づいて、 0.005〜0. 5重量%の範囲とするのが適当で、0.01〜0. 2重量 %の範囲とするのが好適である。
本発明にしたがって紙を製造する際には、紙料に通常の陽イオン無機コロイドを 添加することもできる。この種の正に帯電したコロイドの例としては、酸化アル ミニウムゾル、ならびに表面変性シリカ系ゾルがある。陽イオン無機コロイドは 、シリカ系ゾルとするのが適当である。この種のゾルは、市販のコロイドシリカ のゾルから製造することも、アルカリ金属の珪酸塩の酸性化によって生成した重 合体珪酸からなるシリカゾルから製造することもできる。これらのゾルを、多価 金属、好ましくはアルミニウムの塩基性の塩と反応させて、ゾル粒子に正の表面 電荷を付与する。この種のコロイドは、PCT出願第WO39100062号に 記載されている。陽イオン無機コロイドの添加量、ならびに紙料への添加順序と していかなるものが適当であるかについては、陰イオン無機コロイドについて記 載したことが対応する。
陰イオンシリカ系コロイドを添加した際に生じる効果は、白水のカルシウム含量 が制限されている場合に特に顕著であるが、陽イオンシリカ系コロイドを添加し た際に生じる効果は、白水のカルシウム含量が高い場合であっても良好なもので ある。
アルミン酸塩を含有する溶液を2つのバッチに分けて加えて、いわゆる陰イオン トラッシュの影響に対処することもできる。この陰イオントラッシュが生じると 、陽イオン化合物を添加しても、陽イオン化合物が陰イオン繊維の表面に到達す る前にこのトラッシュによって中和されてしまい、その結果、意図した濾水なら びに歩留り効果が低減してしまう傾向がある。したがって、アルミン酸塩を含有 する溶液の一部を、紙料がすき網に流入して紙を形成するよりずっと前に加えて おくと、陰イオントラッシュ・キャッチャ−(ATC)として作用するうえで十 分な時間を確保することができる。残りの溶液を、紙料がすき網に流入する直前 に加えると、陽イオン性水酸化アルミニウム錯体が生成されかつ保持されて、歩 留り向上剤ならびにセルロース繊維の陰イオン基との間に相互作用を生じること が可能となる。例えば、アルミニウム化合物を含有する溶液中の30%の量のア ルミニウム化合物をATCとして使用し、残りの70%の量のアルミニウム化合 物を、陽イオン錯体の形成に使用することができる。
紙の製造とは、リグノセルロース含有繊維の紙料を、すき網上で紙層形成し、濾 水することによって、紙、板紙、ボード、またはシートあるいはウェブ状のバル ブを製造することに関するものである。バルブのシートあるいはウェブは、乾燥 したシートまたはウェブをスラッシュとしてから、紙を製造するのに使用される 。このバルブのシートあるいはウェブは、添加剤を含有しないことが多いものの 、上記製造の間は、濾水剤ならびに歩留り向上剤を存在させることができる。
本発明の方法は、紙、板紙またはボードを製造する際に使用するのが適当である 。
本発明は、各種のリグノセルロース含有繊維からの製紙に使用することができる 。前記歩留り向上剤ならびにアルミン酸塩は、例えば、亜硫酸法、硫酸塩法、ソ ーダ法、あるいはオルガノソルダ法によって蒸解した化学バルブに由来する繊維 を含有する紙料への添加剤として使用することができる。本発明にかかる前記成 分はまた、ケミカルサーモメカニカルバルブ(CTMP) 、サーモメカニカル バルブ(TMP) 、リファイナーメカニカルバルブ、砕木バルブ、あるいはリ サイクル繊維のバルブに由来する繊維を含有する紙料への添加剤として使用する こともできる。紙料は、これらの方法を改変した方法によって得られた繊維、お よび/またはこれらのバルブの組み合わせから得た繊維を含有していてもよく、 木材は、針葉樹とすることも広葉樹とすることもできる。本発明は、化学バルブ 由来の繊維を含有する紙料から紙を製造する際に使用するのが適当である。また 、紙料の繊維含量は、乾燥物質で計算して、50重量%以上とするのが適当であ る。
本発明ならびにその利点を以下の実施例によってさらに詳しく例示するが、これ らの実施例は本発明を例示するためのものであって、本発明はこれらの実施例に よって限定されるものではない。明細書、請求の範囲、ならびに実施例に記載す る「パーセント」ならびに「部」は、特記しない限り、それぞれ、「重量パーセ ント」ならびに「重量部」である。
叉施芭上 以下の試験では、陰イオン基を含む歩留り向上剤、ならびにアルミン酸塩を含有 するアルカリ性溶液を加えた後に、5CAN (スカンジナビア紙バルブ標準規 格)−C21:65に準拠した「カナダ標準濾水度(CS F)試験機」を用い て紙料の濾水度を測定した。他の成分、あるいはさらに別の成分、例えば、両性 ジャガイモデンプン、ポリ塩化アルミニウム、ミョウバン、および/または陰イ オンシリカ系コロイドを添加した後にも、試験を行った。各種成分の添加時には 紙料を80Orpmで撹拌し、各成分の滞留時間は、最初の成分については45 秒間とし、次の成分については30秒間とした。3種の成分を使用した試験では 、最後の成分の滞留時間を15秒間とした。バルブ濃度(コンシスチンシー)は 、乾燥物貰で0. 3重量%とした。2種あるいは3種の成分を添加した後に、 フロキュレーションを生じた紙料をC5F試験機に供給し、最後の成分を添加し た35秒後、ならびに20秒後に、それぞれ測定を行った。採取された水量が濾 水効果の測定値であり、これをCSF(ml)として示す。
各種成分を加えた後に採取された水は極めて清澄であり、本発明の方法によっ  −て、微細繊維の繊維フロックへの良好な保持効果が得られることが示された。
紙料は、針葉樹60%および広葉樹40%の硫酸塩パルプ由来の繊維をC5Fが 200m1となるまでリファイニングしたものと、30%の填料であるチャイナ クレーとから構成した。
アルミン酸ナトリウムを含有する溶液のpHは、pH計での読み取り値が13. 5であった。
使用したポリ塩化アルミニウム(PAC)は、スウェーデン国の二カ・ノーペル 社(Eka Nobel AB)のエコフロック(Ekoflock)であり、 塩基性度が約25%、硫酸塩含量ならびにアルミニウム含量がそれぞれ約1.5 ならびに10重量%であった。なお、アルミニウム含量はAl2O3換算である 。PACを含有する溶液のpHは、pH計での読み取り値が約1.7であった0 使用したデンプンは、95℃で20分間蒸煮することによって製造した。紙料に 添加する前のデンプン溶液の濃度は、いずれの実験でも0. 5重量%とした。
表1は、濾水試験の結果を、紙料にアルミン酸ナトリウムを加えた後に、各種の 量の天然ジャガイモデンプンを加えた場合について示す。アルミン酸塩の添加量 は、填料を含む乾燥紙料1トンあたり、Al2O3換算で1.3Kgとした。
アルミン酸塩の添加は、紙料のpHを4.2ならびに5. 0として行った。比 較の目的で、紙料に天然ジャガイモデンプンのみを、紙料のpHを4.2ならび に5.0として加えた。さらに、比較の目的で、2つの実験系にて、ポリ塩化ア ルミニウム(PAC)ならびにミョウバンを、紙料のpHを4.2として加え、 その後天然ジャガイモデンプンを加えた。PACならびにミョウバンの添加量は 、填料を含む乾燥紙料1トンあたり、Alz O3換算で1.3Kgとした。カ ルシウムの含量は20mg/lとした。填料を含む紙料の濾水度は、添加剤の添 加を行う前は、295m1 (C5F)であった。表1に、結果をml(C5F )で示す。
表 1 デンプン、bン/乾燥紙料1トン 、 851015 NPS(比較例) 4.2〜5.0 255 255 250 ml (C3F )^INa+NFS 4.2 355 435 455 ml(C5F)^IN a+NP5 5.0 325 365 370 ml(CSF)PAC+1JP S (比較例) 4.2 265 265 260 ml (CSF)ミョウバ :/+NFS(比較例) 4.2 275 310 310 ml (CSF) NFS=天然ジャガイモデンプン AINa=アルミン酸ナトリウム PAC=ポリ塩化アルミニウム ミョウバン=硫酸アルミニウム 表1から明らかなように、アルミン酸ナトリウムを天然ジャガイモデンプンと組 み合わせて、本発明のpH範囲内のpHで加えると、濾水度が上昇する。アルミ ン酸塩による濾水効果は、デンプンの添加量を増大させた場合に、特にpHが低 い場合に改善される。また、アルミン酸塩と天然ジャガイモデンプンとの使用は 、PACあるいはミョウバンと天然ジャガイモデンプンとの組み合わせよりはる かに効率的である。また、pH4,2では、ミョウバンと天然ジャガイモデンプ ンを添加することは、紙料自体の濾水効果と比べて、濾水効果が低減するか、実 質的に変わらないことを意味している。
大施皿主 表2は、実施例1と同一の紙料を用いた濾水試験の結果を、紙料にアルミン酸− ナトリウムを加えた後に、天然ジャガイモデンプンを加えた場合について示す。
アルミン酸ナトリウムの添加量は、填料を含む乾燥紙料1トンあたり、A12o 3換算で1.3Kgとした。、デンプンの添加量は、填料を含む乾燥紙料1トン あたり、15Kgとした。アルミン酸塩の添加は、紙料のpHを4.2として行 うた。カルシウムの含量は、白水llあたり20mgならびに640mgとした 。
比較の目的で、紙料に天然ジャガイモデンプンのみを、紙料のpHを4.2とし て加えた。以下に、結果をml (C5F)で示す。
表 2 カルシウム含量、■/白水 11 紙料のみ 295 315m1 (C3F)NFS (比較例) 250 28 0Il+1(CSF)AINa+NPS 455 485+++1(C5F)N FS=天然ジャガイモデンプン AINa=アルミン酸ナトリウム 表2から明らかなように、アルミン酸ナトリウムを天然ジャガイモデンプンと組 み合わせて、本発明のpH範囲内のpHで加えると、カルシウム含量が20mg /ffの場合についても、640mg/lの場合についても、濾水度が上昇する 。濾水は、極めて硬質の水であるCa2+含量が640mg/i’の場合の方が より効率的である。
実施史主 表3は、濾水試験の結果を、紙料にアルミン酸ナトリウムを加えた後に、天然ジ ャガイモデンプンを加えた場合について示す。紙料は、填料として30%の炭酸 カルシウムを使用した以外は、実施例1で使用したものと同一であった。アルミ ン酸ナトlJ+7ムの添加量は、填料を含む乾燥紙料1トンあたり、Al2O3 換算で1.3Kgとした。デンプンの添加量は、填料を含む乾燥紙料1トンあた り、15Kgとした。アルミン酸塩の添加は、紙料のpHを6.5として行った 。カルシウムの含量は、白水Ifあたり20mgならびに640mgとした。
比較の目的で、紙料に天然ジャガイモデンプンのみを、紙料のpHを6.5とし て加えた。以下に、結果をml (C5F)で示す。
表 3 カルシウム含量、■/白水 ll R20640 紙料のみ 320 325m1 (C3F)NFS (比較例) 275 28 (ml(CSF)AINa+NPS 390 415m1(C5F)NFS=天 然ジャガイモデンプン AINa=アルミン酸ナトリウム 表3から明らかなように、アルミン酸ナトリウムを天然ジャガイモデンプンと組 み合わせて、pH8,5で加えると、カルシウム含量が20mg/j!の場合に ついても、640mg/j!の場合についても、濾水度が上昇する。
実施皿土 表4は、濾水試験の結果を、紙料に、アルミン酸ナトリウム、両性ジャガイモデ ンプン、ならびに陰イオンシリカ系コロイドを加えた場合について示す。紙料は 、針葉樹50%および広葉樹50%の硫酸塩パルプ由来の漂白繊維をC5Fが3 60m1となるまでリファイニングしたものと、30%の填料であるチャイナク レーから構成した。陰イオンシリカ系コロイドは、二カ・ノーペル社からBMA −9の商品名で販売されている、比表面積が550m2/g、平均粒径が5nm のアルミニウム変性シリカゾルとした。デンプンならびにシリカ系コロイドの添 加量は、それぞれ、乾燥紙料1トンあたり15kg、ならびに乾燥紙料1トンあ たり2Kgとした。アルミン酸塩の添加量は、填料を含む乾燥紙料1トンあたり 、A1203換算で1.3Kgとした。両性デンプン中に本来的に存在する陽イ オン基ならびに陰イオン基の量は、それぞれ、約0.35%のN(負)、ならび に約0.08%のP(正)であった。アルミン酸塩の添加は、紙料のpHを4. 1として行った。カルシウムの含量は、白水11あたり20.160、ならびに 640mgとした。比較の目的で、ポリ塩化アルミニウム、両性ジャガイモデン プン、ならびに陰イオンシリカ系コロイドを紙料に加えた。PACの添加は、紙 料のpHを4. 1として行った。以下に、結果をml (C3F)で示す。
表 4 カルシウム含量、1白水 Ii! 、 20 160 640 紙料のみ 450 475 480i+l (C5F)^INa+APS 62 0 600 59(ml(C5F)APS+^INa 515 535 535 @1(C5F)AINa+^PS+BMA 645 630 61(ml(C3 F)BMA+APS+AlNa 555 550 54kl(C3F)PAC+ APS+BMA(比較例) 520 525 −+1l(C3F)AINa=ア ルミン酸ナトリウム APS=両性ジャガイモデンプン BMA=陰イオンシリカ系コロイド PAC=ポリ塩化アルミニウム 表4から明らかなように、アルミン酸ナトリウムならびに両性ジャガイモデンプ ンを加えると、特に、アルミン酸塩を最初に加えた場合には、濾水効果が相当上 昇する。陰イオンシリカ系コロイドを加えた場合には、特に、このコロイドを最 後の成分として加えた場合には、濾水効果はさらに上昇する。また、アルミン酸 塩を両性ジャガイモデンプンならびにシリカ系コロイドとともに使用すると、P ACを両性ジャガイモデンプンならびにシリカ系コロイドとともに使用した場合 より、はるかに濾水効率が高い。カルシウム含量を増大させた場合でも、濾水効 果はわずかに低減するのみである。
実施り擾。
表5は、歩留り試験の結果を、アルミン酸ナトリウム、両性ジャガイモデンプン 、ならびに陰イオンシリカ系コロイドを、実施例4で使用したのと同一の紙料に 加えた場合について示す。填料の歩留りは、紙産業で全歩留りならびに填料の歩 留りを測定するために、フランス国グルノープルの紙、箱ならびにセルロース工 業技術センター(Centre Technique da l’1ndust rie des Papiers、Cartons etCelluloses (CTP))で開発されたリテンションシート形成装置を用いて測定した。
紙料と、紙料に添加した第一、第二、ならびに第三の添加剤との間の接触時間は 、前記濾水実験の場合と同一とした。添加剤の添加時には、紙料を120orp mで撹拌して、抄紙機で生じる剪断力をシミュレートした。デンプンの添加量は 、乾燥紙料1トンあたり8ならびに12Kgとした。陰イオンシリカ系コロイド は、実施例4で使用したものと同一とした。シリカ系コロイドの添加量は、乾燥 紙料1トンあたり2Kgとした。アルミン酸塩の添加量は、填料を含む乾燥紙料 1トンあたり、Al2O3換算で0.4Kgとした。両性デンプン中に本来的に 存在する陽イオン基ならびに陰イオン基の量は、それぞれ、約0゜35%のN( 負)、ならびに約0.08%のP(正)であった。アルミン酸塩の添加は、紙料 のpHを4〜4.5の範囲として行った。この添加後の紙料のpHは5.5であ った。カルシウムの含量は、白水Ifあたり80mgとした。比較の目的で、紙 料に両性ジャガイモデンプンのみを、紙料のpHを4〜4.5の範囲として添加 した。紙料のみの場合の填料の歩留りは17%であった。填料の歩留り試験の結 果を、以下に%で示す。
表 5 デンプン、Ig/乾燥紙料1トン 、 8 12 APS(比較例)64% 62% AlNa+AP5 77% 79% AlNa+APS+BMA 85% 90%AINa=アルミン酸ナトリウム APS=両性ジャガイモデンプン BMA=陰イオンシリカ系コロイド 表5から明らかなように、アルミン酸ナトリウムを加えてから、両性ジャガイモ デンプンを加えると、歩留り度が相当上昇する。陰イオンコロイドを加えると、 歩留り度はさらに上昇する。
叉施伝旦 表6は、歩留り試験の結果を、アルミン酸ナトリウム、ならびに陰イオンポリア クリルアミドを、実施例4で使用したのと同一の紙料に加えた場合について示す 。填料の歩留りは、フランス国グルノープルのCTPで開発されたリテンション シート形成装置を用いて測定した。紙料と、紙料に添加した第一ならびに第二の 添加剤との間の接触時間は、前記濾水実験の場合と同一とした。添加剤の添加時 には、紙料を1200rpmで撹拌した。使用した4種のポリアクリルアミドは 以下の性賀を有していた。
陰イオン置換度 DS % APAMl 15,000,000 10APm 7.000.000 10 APAI(315,000,00034APAM4 7.000.000 34 ポリアクリルアミドの添加量は、乾燥紙料1トンあたり1.2Kgとした。アル ミン酸塩の添加量は、填料を含む乾燥紙料1トンあたり、Al2O3換算で1. 3Kgとした。アルミン酸塩の添加前、ならびに添加後の紙料のpHは、それぞ れ、約4、ならびに5.5であった。カルシウムの含量は、白水11あたり80 mgとした。比較の目的で、紙料に陰イオンポリアクリルアミドのみを、紙料の pHを約5.5として添加する実験を行った。さらに比較の目的で、紙料に、ポ リ塩化アルミニウムならびに陰イオンポリアクリルアミドの1種を加えた。PA Cの添加前、ならびに添加後の紙料のpHは、それぞれ、約6、ならびに5.5 であった。紙料のみの場合の填料の歩留りは21%であった。填料の歩留り試験 の結果を、以下に%で示す。
表 6 、 ・の % ・・・+APAMI (比較例)65 AINa+APAM1 83 ・・・+APAM2 (比較例)57 ^INa+APAM2 70 ・・・十APAM3 (比較例)54 AINa+APAM3 77 ・・・+APAM4 (比較例)56 AINa=アルミン酸ナトリウム APAM=陰イオンポリアクリルアミドPAC=ポリ塩化アルミニウム 表6から明らかなように、本発明にしたがってアルミン酸塩ならびにポリアクリ ルげミドを加えると、填料の歩留りが上昇する。また、アルミン酸塩とポリアク リルアミドとの使用は、PAcとポリアクリルアミドとの組み合わせよりはるか に効率が高い。
実施偲ヱ 表7は、チャイナクレーを加える前にC5Fが200m1となるまでリファイニ ングした以外は実施例4で使用したのと同一の紙料を用い、該紙料にアルミン酸 ナトリウムならびに陰イオンポリアクリルアミドを加えた場合の濾水試験の結果 を示す。3Mのポリアクリルアミドを使用したが、これらは実施例6でも使用し たもので、同一の名称を付しである。アルミン酸ナトリウムの添加量は、填料を 含む乾燥紙料1トンあたり、A12o3換算で1.3Kgとした。アルミン酸塩 の添加前、ならびに添加後の紙料のpHは、それぞれ、約4、ならびに5.5で あった。カルシウムの含量は、白水1Nあたり80mgとした。紙料の濾水度は 、添加剤の添加を行う前は、275m1 (C5F)であった。陰イオンポリア クリルアミドをアルミン酸塩を用いずに加えた比較試験では、濾水効果は低下す るか、実質的に変わらなかった。以下に、結果をml (C3F)で示す。
表 7 添加剤 ポリアクリルアミド、Kg/ 乾燥試料1トン0.4 0.8 1.2 AINa+APAMl 335 495 655 +m1(C3F)AINa+ APAM2 320 395 435 ml(CSF)AINa+APAllI 3 300 365 610 ml(C3F)AINa=アルミン酸ナトリウム APAM=陰イオンポリアクリルアミド表7から明らかなように、本発明にした がってアルミン酸塩ならびにポリアクリルアミドを加えると、濾水効果が相当上 昇する。
叉施伝旦 表8は、濾水試験の結果を、アルミン酸ナトリウムならびに両性ポリアクリルア ミドを、実施例7で使用した紙料に加えた場合について示す。アルミン酸ナトI J’7ムの添加量は、填料を含む乾燥紙料1トンあたり、Al2O3換算で1゜ 3Kgとした。AMPAMlならびにAMPAM2の名称を付した両性ポリアク リルアミドの分子量は、それぞれ、14,000.000ならびに19゜ooo 、oooであった。これらのポリアクリルアミドのいずれも、陰イオンならびに 陽イオン置換度が、それぞれ、10%ならびに35%であった。アルミン酸塩の 添加前、ならびに添加後の紙料のpHは、それぞれ、4.5、ならびに5.5で あった。カルシウムの含量は、白水11あたり80mgとした。本発明にかかる 諸成分を加える前の紙料の濾水度は、295m1 (C5F)であった。
表 8 添加剤 ポリアクリルアミ1Kg/11乞燥紙料1トン0.4 0.8 1.2  1.6 AMPAMI (比較例) 300 330 360 ・・・■1 (C5F) AINa+AMPAM1 360 450 495 565 ml(C5F)A MPAM2 (比較例) 305 325 345 350 ml(C3F)A INa+入MPAM2 375 465 500 525 ml(CSF)AI Na=アルミン酸ナトリウム AMPAM=両性ポリアクリルアミド 表8から明らかなように、本発明にしたがってアルミン酸塩ならびに両性ポリア クリルアミドを加えると、濾水効果が上昇する。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成5年12月20日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.リグノセルロース含有繊維を含有し、必要に応じて填料も含有する紙料をす き網上で紙層形成しかつ濾水することによって紙を製造するにあたって、ポリサ ッカライドをベースとするかあるいはアクリルアミド系重合体である、陰イオン 基を含む歩留り向上剤と、アルミン酸塩のアルカリ性溶液とを前記紙料に加え、 かつ該アルミン酸塩を添加する前の上記紙料のpHを約3〜約7の範囲とするこ とを特徴とする方法。
  2. 2.前記の陰イオン基を含む歩留り向上剤が、ポリサッカライドをベースとする ものであることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.前記の陰イオン基を含む歩留り向上剤が、陰イオンデンプンであることを特 徴とする、請求の範囲第1項あるいは第2項記載の方法。
  4. 4.前記の陰イオン基を含む歩留り向上剤が、アクリルアミド系重合体であるこ とを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 5.前記ポリサッカライドの添加量が、乾燥繊維ならびに必要に応じて用いる填 料に基づいて、約0.05〜約10重量%の範囲であることを特徴とする、請求 の範囲第1項あるいは第2項記載の方法。
  6. 6.前記アクリルアミド系重合体の添加量が、乾燥繊維ならびに必要に応じて用 いる填料に基づいて、約0.002〜約3重量%の範囲であることを特徴とする 、請求の範囲第1項あるいは第4項記載の方法。
  7. 7.白水中のカルシウムイオンの含量が白水1lあたり約50mgCa2+以上 であることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 8.前記アルミン酸塩を、紙料のpHを3.5〜7の範囲として加えることを特 徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 9.前記歩留り向上剤の紙料への添加を、アルミン酸塩の該紙料への添加とは別 に行うことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。
  10. 10.前記アルミン酸塩の紙料への添加を、該紙料がすき網に流入して紙を形成 する前の約5分以内に行うことを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。
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