JPH0650470A - 制振性を有する配管路 - Google Patents
制振性を有する配管路Info
- Publication number
- JPH0650470A JPH0650470A JP4202759A JP20275992A JPH0650470A JP H0650470 A JPH0650470 A JP H0650470A JP 4202759 A JP4202759 A JP 4202759A JP 20275992 A JP20275992 A JP 20275992A JP H0650470 A JPH0650470 A JP H0650470A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration damping
- pipes
- pipe lines
- vibration
- pipe
- Prior art date
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制振性を有する配管路に係るもので、配管の
制振構造を単純化し、熱伸縮による影響を低減する。 【構成】 長手方向にずらした支持点間に並列状態に張
架される同型の複数の配管と、配管の相互間に配され横
揺れを抑制する制振装置とを具備する。同型の配管の熱
変形が同一になって変形差が生じない。このため、横揺
れのみの制振が主として実施される。
制振構造を単純化し、熱伸縮による影響を低減する。 【構成】 長手方向にずらした支持点間に並列状態に張
架される同型の複数の配管と、配管の相互間に配され横
揺れを抑制する制振装置とを具備する。同型の配管の熱
変形が同一になって変形差が生じない。このため、横揺
れのみの制振が主として実施される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制振性を有する配管路
に係り、特に、支点を配管自体に持たせて振動を抑制す
る技術に関するものである。
に係り、特に、支点を配管自体に持たせて振動を抑制す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来技術】配管等の振動抑制装置に関わる技術とし
て、実開平1−78782号公報、実開平1−8698
3号公報、実開平1−121783公報、実開平1−1
21784公報、実開平2−78887号公報に示す技
術等が提案されている。
て、実開平1−78782号公報、実開平1−8698
3号公報、実開平1−121783公報、実開平1−1
21784公報、実開平2−78887号公報に示す技
術等が提案されている。
【0003】これらの技術では、いずれも配管の振動の
大きい部分に振動減衰装置を設置して、エネルギ消費を
生じさせることにより振動抑制を行なうようにしてい
る。
大きい部分に振動減衰装置を設置して、エネルギ消費を
生じさせることにより振動抑制を行なうようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、配管路が長い
場合には、その複数箇所に振動減衰装置を設置する必要
があるために、振動減衰装置の搭載数が多くなり、か
つ、配管が高温流体を移送する等によって激しい温度変
化を伴う場合には、配管の熱膨張及び収縮を考慮する必
要がある。また、配管を建屋壁等の支持構造物に固定す
る場合には、配管のレイアウトに制限が多くなり、か
つ、配管の途中で配管の伸縮を吸収する対策が必要とな
る。
場合には、その複数箇所に振動減衰装置を設置する必要
があるために、振動減衰装置の搭載数が多くなり、か
つ、配管が高温流体を移送する等によって激しい温度変
化を伴う場合には、配管の熱膨張及び収縮を考慮する必
要がある。また、配管を建屋壁等の支持構造物に固定す
る場合には、配管のレイアウトに制限が多くなり、か
つ、配管の途中で配管の伸縮を吸収する対策が必要とな
る。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、配管の制振構造を単純化し、熱伸縮による影響を
低減することを目的としている。
ので、配管の制振構造を単純化し、熱伸縮による影響を
低減することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明に係る制振性を有する配管路にあっては、長
手方向にずらした支持点間に並列状態に張架される同型
の複数の配管と、配管の相互間に配され横揺れを抑制す
る制振装置とを具備する構成を採用している。
め、本発明に係る制振性を有する配管路にあっては、長
手方向にずらした支持点間に並列状態に張架される同型
の複数の配管と、配管の相互間に配され横揺れを抑制す
る制振装置とを具備する構成を採用している。
【0007】
【作用】支点をずらせて配管が並列状態に布設されてい
ると、複数の配管の振動の大きさ及び振動波形が相違す
るものとなる。これらの配管を振動の基点となる支点の
間で相対的に制振すると、配管振動が干渉を受けてエネ
ルギ消費が行なわれる。そして、並列状態の配管は、温
度変化に対して同一の熱変形を起こすため、配管の横揺
れ成分のみの簡単な制振となる。
ると、複数の配管の振動の大きさ及び振動波形が相違す
るものとなる。これらの配管を振動の基点となる支点の
間で相対的に制振すると、配管振動が干渉を受けてエネ
ルギ消費が行なわれる。そして、並列状態の配管は、温
度変化に対して同一の熱変形を起こすため、配管の横揺
れ成分のみの簡単な制振となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る配管等の振動抑制装置の
一実施例について図1及び図2に基づき説明する。図
中、符号Pa,Pbは同型の配管、Sは支点、Rは振動
抑制装置、1a,1bは取付けブラケット、2は導電性
板、3は取付けアーム、4は磁石である。
一実施例について図1及び図2に基づき説明する。図
中、符号Pa,Pbは同型の配管、Sは支点、Rは振動
抑制装置、1a,1bは取付けブラケット、2は導電性
板、3は取付けアーム、4は磁石である。
【0009】配管Pa,Pbは、配管1本の断面積を配
管2本で分担する等の同一種類のものを並列状態に布設
して構成される。
管2本で分担する等の同一種類のものを並列状態に布設
して構成される。
【0010】前記支点Sは、配管Pa,Pbの一部を、
建屋壁や強度の高い支持具等で支持する場合、これらが
振動運動の基点となるため、図1に示すように、複数の
配管Pa,Pbの支点間距離La,Lbが意識的に相違
するように設定される。
建屋壁や強度の高い支持具等で支持する場合、これらが
振動運動の基点となるため、図1に示すように、複数の
配管Pa,Pbの支点間距離La,Lbが意識的に相違
するように設定される。
【0011】振動抑制装置Rは、複数の配管Pa,Pb
の間に介在状態に配され、相対的な横揺れを抑制するも
のであり、各支点Sの中間等の適宜位置に配される。そ
して、配管Pa,Pbに対して取付けブラケット1a,
1bを介して、導電性板2、取付けアーム3及び磁石4
が取り付けられている場合に、導電性板2及び磁石4の
相対移動によって、磁界が横切ることに基づき導電性板
2に渦電流が発生し、エネルギ消費が行なわれて、制振
効果が生じるものである。
の間に介在状態に配され、相対的な横揺れを抑制するも
のであり、各支点Sの中間等の適宜位置に配される。そ
して、配管Pa,Pbに対して取付けブラケット1a,
1bを介して、導電性板2、取付けアーム3及び磁石4
が取り付けられている場合に、導電性板2及び磁石4の
相対移動によって、磁界が横切ることに基づき導電性板
2に渦電流が発生し、エネルギ消費が行なわれて、制振
効果が生じるものである。
【0012】並列布設状態の配管Pa,Pbは、その内
部を同一温度の流体が等量ずつ流れるために、熱伸縮程
度が同一なものとなり、かつ、熱変形も同一となる。こ
の場合に、並列状態の配管Pa,Pbでは、長手方向の
伸縮差等が生じることがなく、温度変化に対して同一の
熱変形を起こす。
部を同一温度の流体が等量ずつ流れるために、熱伸縮程
度が同一なものとなり、かつ、熱変形も同一となる。こ
の場合に、並列状態の配管Pa,Pbでは、長手方向の
伸縮差等が生じることがなく、温度変化に対して同一の
熱変形を起こす。
【0013】しかし、支点Sの位置、つまり、振動の基
点が相違すると、任意位置において振動の大きさ及び振
動波形が相違するものとなる。
点が相違すると、任意位置において振動の大きさ及び振
動波形が相違するものとなる。
【0014】したがって、配管Pa,Pbの振動発生時
には、振動の基点となる支点Sの間の振動状態の相違に
基づいて振動抑制装置Rが作動し、配管Pa,Pbの振
動が相互に干渉し合うものとなって、エネルギ消費によ
る制動がなされる。
には、振動の基点となる支点Sの間の振動状態の相違に
基づいて振動抑制装置Rが作動し、配管Pa,Pbの振
動が相互に干渉し合うものとなって、エネルギ消費によ
る制動がなされる。
【0015】〔他の実施態様〕本発明にあっては、実施
例に代えて次の技術を採用することができる。 配管Pa,Pbの本数が3本以上であること。 配管Pa,Pbの布設方向が任意方向及び屈曲したも
のであること。 支点Sの数が任意であること。 振動抑制装置Rの型式が任意であること。
例に代えて次の技術を採用することができる。 配管Pa,Pbの本数が3本以上であること。 配管Pa,Pbの布設方向が任意方向及び屈曲したも
のであること。 支点Sの数が任意であること。 振動抑制装置Rの型式が任意であること。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る制振性を有する配管路にあ
っては、長手方向にずらした支持点間に並列状態に張架
される同型の複数の配管と、配管の相互間に配され横揺
れを抑制する制振装置とを具備するので、次のような効
果を奏する。 (1) 配管に振動の基点となる支点が配される場合
に、その途中で支点間距離の相違に基づく振動状態の差
が発生して、複数の配管の振動を抑制することができ
る。 (2) 配管自体に支点を持たせ、かつ配管を同型とす
ることにより、熱伸縮による影響を著しく低減し、制振
構造の単純化を図ることができる。
っては、長手方向にずらした支持点間に並列状態に張架
される同型の複数の配管と、配管の相互間に配され横揺
れを抑制する制振装置とを具備するので、次のような効
果を奏する。 (1) 配管に振動の基点となる支点が配される場合
に、その途中で支点間距離の相違に基づく振動状態の差
が発生して、複数の配管の振動を抑制することができ
る。 (2) 配管自体に支点を持たせ、かつ配管を同型とす
ることにより、熱伸縮による影響を著しく低減し、制振
構造の単純化を図ることができる。
【図1】本発明に係る制振性を有する配管路の一実施例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図2】図1の振動抑制装置の例を示す斜視図である。
Pa,Pb 配管 S 支点 R 振動抑制装置 1a,1b 取付けブラケット 2 導電性板 3 取付けアーム 4 磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 長手方向にずらした支持点間に並列状態
に張架される同型の複数の配管と、配管の相互間に配さ
れ横揺れを抑制する制振装置とを具備することを特徴と
する制振性を有する配管路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4202759A JPH0650470A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 制振性を有する配管路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4202759A JPH0650470A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 制振性を有する配管路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650470A true JPH0650470A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16462703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4202759A Withdrawn JPH0650470A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 制振性を有する配管路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650470A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017530304A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-10-12 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 減衰要素として金属製ワイヤマットを有している接続クリップ |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP4202759A patent/JPH0650470A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017530304A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-10-12 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 減衰要素として金属製ワイヤマットを有している接続クリップ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |