JPH06504591A - 製紙機等のための織成織地及びその製造方法 - Google Patents

製紙機等のための織成織地及びその製造方法

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JPH06504591A JP4501793A JP50179392A JPH06504591A JP H06504591 A JPH06504591 A JP H06504591A JP 4501793 A JP4501793 A JP 4501793A JP 50179392 A JP50179392 A JP 50179392A JP H06504591 A JPH06504591 A JP H06504591A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 製紙機等のための織成織地及びその製造方法光匪qλ景 本発明は、製紙機又はセルロース製造機又はボード製造機用の織成織地であって 、2個の端部端縁のそれぞれに沿って複数個のシームループをループシームに設 けてエンドレス織成織地を形成した織成織地に関するものである。
特に、本発明は、このようなループシームを織成織地の残りの部分に適合させる ことにより、ループシームにおいてペーパーウェブにマーク(跡)が付くのを防 止するようループシームを改善する。
本発明による織成織地は、製紙機のプレス部分のためのプレスフェルトのベース 織地として特に存用であるが、これに限定するものではない。プレスフェルトは 、シーム(継ぎ巨)有り、またはシーム無しで製造される。今日の結合技術は、 はとんど必ずといっていい程、いわゆるループシームに依存しており、この場合 、互いに結合すべき2個の織地端縁(必ずしも同一織地でなくともよい)は−列 のシームループを有する。これらループは織地の主平面に対して1頃斜又は直交 している。2個の織地端縁を互いに結合するとき、一方の端縁のループを他方の 端縁のループ感に挿入し、次に少なくとも1個の個別のシームスレッドを交錯し たシームループ内に挿入し、これらシームループを互いにロックする。
このようなループシームは、しかし、幾つかの理由で完全には満足のいくもので はなく、従来技術の織成織地、織地製造方法並びにこの従来技術の欠点について 以下に図1〜7につき説明する。
図1は、既知の2層織成織地の実施例における経糸に平行な断面図であり、図2 は図1の■−■線上の断面図である。図1の織成織地は、図面の紙面方向に延び ている経糸スレッドv1、v2、v3、v4と、図面の紙面に直交する方向に延 びており、また2層に分布した緯糸スレッド1〜8とを有する。経糸スレッドv 1〜v4は比較的真っ直ぐな緯糸スレッド1〜8の周りにクリンプし、各経糸ス レッド、例えばvlを、緯糸スレッドの2個のレイヤL1、L2に対して周期的 に「オーバー→中間→アンダー→中間」のパターンで配置する(図8の平面Aの 左方参照)。
図3は図1及び図2における2層織地をいわゆるラウンド織成技術で織成する方 法を線図的に示し、この場合、上述のタイプのシームループ11.11′を織地 に同時に織り込む。図3の緯糸は1→2→2′→1′の順序で織り込む。いわゆ るトップクロスの緯糸スレッド1.2は経糸スレッドに平行なシームスレッド1 0の周りのシームループ11を形成する。いわゆるボトムクロスの緯糸スレソド ビ、2′は経糸スレッドに平行なシームスレッド10の周りのシームループ11 ′を形成する。図3の左方へのトップクロスとボトムクロスとの間の移行におい て、緯糸は織機端縁で不規則部分を形成する。
図4は、シームスレッド10を取り除いた状態のシームループ11及びループ1 1に近接する4個の経糸スレッドv1〜v4の線図的拡大図を示す。
図5は、図1〜図4による2層織成織地の端部端縁間の仕上がりループシームを 線図的に示す。上述のように、シームループ1111’はシームスレッド10の 周りに緯糸1〜8を織り込むことによって形成する。織成作業中に使用する以下 に「織成シームスレッド」と称するシームスレノド10は、代表的には1.2〜 1.7の直径である。この織成シームスレッドはシームループから取り外してか ら織成織地を製紙機に取り付ける。製紙機におけるシームの最終結合のためには 、僅かに小さい直径、例えば0.71の直径のシームスレッドIOを通常使用し 、ループに容易に挿通できるようにする。最終ループシームの周りの領域(図5 参照)は、従って、織機に直接形成したシーム(図3参照)と比較するとより大 きな空所を有する。この増加した空所を図5に示し、シーム領域は領域01.0 2.01により構成し、領域02は最終ループシームのシームスレ、ドlOが占 める領域であり、領域02の両側の2個の領域01.01は、それぞれシーム領 域のこの増加した空所を生ずるループ11.11’の部分を表す。図5のシーム をより簡素化して示した図6においては経糸スレノド及び緯糸スレッドにより構 成した織成織地を20で示す。
この従来技術には以下のP1〜P4の問題がある。
PI シームループ11.11’は01頭域で織地の残りの部分よりも大きい空 所ををするため、シーム領域は織成織地の残りの部分と同一の透水性をもたない 。織地をプレスフェルトのへ一スm地として使用する場合、このシーム領域はペ ーパーウェブに好ましくないマーク(g跡)を残し、シーム領域の異なる脱水作 用の結果プレス中に塑性を示すようになる。
P2 織地のペーパー側(即ち作業中のペーパーウェブに対向する側)にベース 織地に針通ししたハツト(batt)の比較的圧縮可能なトノプレイヤを有する プレスフェルトのベース織地として織地を使用する場合、このバットは、シーム 領域(01−02−OI)に不確実に係止され、破れ易く、しかもペーパーウェ ブに好ましくないマーク(痕跡)を起こす危険性がある。
P3 01領域のシーム領域の増加した空所は、通気性が高くなり、以下の問題 を生ずる。即ち、P2で述べた係止不良なパット部分を図7に従って、シーム領 域をカバーするフラップ22として(この技術はスウェーデン国特許第8206 222−5号明細書に記載されている)設計する場合、このバットフラップ22 は、プレスフェルトのシーム領域がフェルトのハツト側に配置した吸引脱水ボッ クス(図示せず)を通過するとき、図7に一点鎖線で線図的に示すようになり、 吸引脱水ボックスに引っ掛かり、ピストル発砲音のような騒音を発住し、また摩 耗を受ける。
P4 図5によるベース織地を有するプレスフェルトがプレスニップを通過する とき、シーム領域で圧縮性の変動を生じ、ペーパーにマーク(痕跡)を付けるこ とになる。図5から明らかなように、シーム領域(01−02−01)における ベース織地の厚さは織地の残りの部分の厚さTより小さい2×ΔTである。
ただし、ΔTは例えば0.4mmである経糸スレッドの直径に対応する。ベース 織地のペーパー側のパットレイヤは、従って、プレスニップにおいて厚さが減少 する。O1領域におけるシームループ内の増加した空所も圧縮性変動に影響する 。
図5は、点線26によりシーム領域の領域01の既知の空所減少技術を示す。製 紙機のシームスレッド10によって織成織地を互いに結合した後、1個又はそれ 以上の充填ヤーンスレッド26をN域01のシームループにii遇させる。この ようなスレッド26の使用により上述の間、1llP1及びP3(透水性及び通 気性の変動に係わる)をある程度軽減する。充填ヤーンスレッドの使用は、しか し、スレッド26を挿入する前にバットの針通しを行うため、間BP2 (ハツ ト係止不良)を解決せず、また充填ヤーンスレッド26を完全にシームループ1 1.11’内に配置し、従って、厚さ減少2×ΔTを排除することしができない ため、間11JiP4(K少した厚さの間H)を解決しない、更に、充填ヤーン スレッドは、他の問題(P5)も生ずる。即ち、この技術は時間がかかり、この ことは、ダウンタイムがコストに極めて決定的に影響するため特に深刻である。
シーム領域の018N域は、上述の理由から好ましくないこと明らかである。シ ームの最終結合のためのシームループFLoを太くすることによって016Jf 域を減少することは、問題の現実的な解決方法ではない。即ち、第1に、製紙機 において織地端部を互いに結合するとき、シームスレッドは挿入が困難であるか 又は不可能である。第2に、太すぎるシームスレッドは、02Si域における密 度が容認できない程高くなる。これは、シームスレッド事態は経糸スレッドより も太く、また緯糸密度が02aN域の密度の2倍である(この領域のループは互 いに並置して交錯させるため)からである。
光尻勿M丞 本発明の目的は、上述の間i!PI−P5を解決する製紙機等のための織成織地 及びその製造方法を得るにある。
更に、本発明の目的は、製紙機の織成織地にシーム痕跡が残らないループシール を形成することができる織成織地及びその製造方法を得るにある。
更に、本発明の目的は、織地の残りの部分に対して透水性、ハント係止能力、通 気性又は圧縮性が変動しない上述のタイプのループシームを得るにある。
更に、本発明の目的は、比較的細いシームスレッドを使用してシームループを互 いに連結するのが容易な上述のタイプのループシームを得るにある。
これら及び他の目的を達成するため、本発明製紙機又はセルロース製造機又はボ ード製造機用の織成織地であって、2個の端部端縁のそれぞれに沿って複数個の シームループをループシームに設けてエンドレス織成織地を形成した織成織地に おいて、前記端部端縁の少なくとも一方に少なくとも1個のストリング例えばエ クストラヤーンスレッドのような材料を設け、このエクストラヤーンスレッドを 、織地の正規のスレッド系に隣接する前記一方の端縁に平行に延在させ、また織 地の一方の第1側面に対向して前記シームループのこのような部分にのみ結合し たことを特徴とする。
好適には、ストリング材料を使用することによって、特に、ループ内に1個又は それ以上のエクストラヤーンスレッドを織り込むことによって、シーム領域に織 地の正規スレッド系の延長部を形成する。しかし、この延長部の厚さは、織地の 残りの部分の厚さよりも少ない。このため、シームスレッドをインサートすると き、延長部の存在にも係わらず、シームループに容易にアクセスできる。
エクストラヤーンスレッドは、シームループの織地のベーパーサイドに対向する 部分にのみ織り込むらうにすると好適である。
本発明の織成織地の好適な実施例については、請求の範囲の従属請求項に記載し た。
更に、本発明は、製紙機又はセルロース製造機又はボード製造機用の織成織地で あって、2個の端部端縁のそれぞれに沿って複数個のシームループをループシー ムに設けてエンドレス織成織地を形成した織成織地を製造する方法において、織 地の織成中に前記端部端縁のうちの少なくとも一方の端部端縁に、前記織地の正 規スレッド系に平行に隣接して少なくとも1個のエクストラヤーンスレッドを織 り込むステップを設け、前記エクストラヤーンスレッドを、シームループの前記 織地の第1側面に対向する部分にのみ織り合わせることを特徴とする。好適には 、少なくとも1個のエクストラヤーンスレッドを織地の端部端縁の双方に織り込 む6 織成織地が、経糸スレッドによって互いに結合した2層の緯糸スレッドを有する 2層構造の場合、またループを緯糸スレッドによって形成する場合、これらスレ ッドを一方のレイヤから他方のレイヤに通過させるとき、このスレッドを1個又 はそれ以上のシームスレッドの周りに通過させ、以下のようにしてエクストラヤ ーンスレッドをシームループち織り込むことができる。エクストラヤーンスレッ ドは、織機においてシームスレッドの織地から離反する側、即ち正規経糸スレッ ドから離反する側に配置する。織成中緯糸スレッドをシームスレッド及びエクス トラヤーンスレッドの双方の周りに通過させ、またエクストラヤーンスレッドを 正規経糸スレッドと同一のシャフトモーンシンによって案内する場合、エクスト ラヤーンスレッドは、織成作業中シームループのいくつかの周りを摺動し、2層 のうちの一方の層に落ちつくようにする。
本発明方法の他の好適な実施例は請求の範囲の従属請求項に記載した。
回Ij」11莞W更 次に本発明の好適な実施例を添付図面につき説明し、このうち図1〜図7は上述 の従来技術を示し、図8〜図15により本発明を示す。
図1は、既知の2層織成織地における経糸スレッドに平行な縦断面図である。
図2は、図」の■−■線上の断面図である。
図3は、ラウンド織成技術により図1及び図2の織地を製造する既知の技術線図 的説明図である。
図4は、図3により製造した既知の織成織地のシーブループを含む一部切除した 線図的説明図である。
図5は、既知の技術により完成したループシームの線図的説明図である。
図6は、図5における既知のループシームを開業化した線図的説明図である。
図7は、既知のプレスフェルトで見られる透過性の問題を示す線図的説明図であ る。
図8は、本発明の織成織地の実施例の製造中の一部切除した線図的斜視図である 。
図9は、図6と同様のただし本発明により変更した筒素化した線図的説明図であ る。
図10は、本発明により織成織地を互いに結合する方法を示す線図的説明図であ る。
1it(11A〜11D及び図12A〜12Dは、それぞれ本発明による織成織 地を製造する好適な方法を示す段階的説明図である。
図13は、4個のエクストラヤーンスレッドを使用し、本発明によって織地を織 成する方法の線図的説明図である。
図14は、図13の方法の変更例である。
図15は、図13又は図14に示した織成方法によって得られる完成したループ シームの線図的説明図である。
好1−望ス1」(囚直皿 本発明により製造−た織成した織物(織地)の一部切除した部分の斜視図である 図8には、点線で図3につき説明したタイプの織り合わせシームスレッド(a  weaving seam thread>10の位置する平面Aを示す。
織地の図8で見て平面への左方の部分は既知であり、ラウンド織成技術による構 造及び製造は図1〜図7につき説明しであるため、これ以上は説明しない。
図8において、平面Aの右方には、4個のシームループ11.12、I3.14 を示し、これらシームループのすべては、それぞれシームスレッドlOの近傍で 織成されており、緯糸り、273.4:5.6:及び7.8によりこの順序で形 成される。4個の経糸v1−ν4.8個の緯糸1〜8並びに4個のシームループ 11−14のすべては、トップクロスの一部をなす。ボトムクロスは図8におい て単に2個の緯糸7’、8’及びこれに関連したシームループ14’のみ示す。
しかし、ボトムクロスはトップクロスと同様に織成し、ボトムクロスのシームル ープ(図示せず)はトップクロスのシームループ11−14間に織り込む。図8 の織地はこれまでの説明までは既知の通りである。
図8には、本発明に従って、どのようにしてエクストラヤーンスレッド30をシ ームループ11−14の周りに織り込むかを示す。
特に、エクストラヤーンスレッドは、単に、平面Aの右方に向けて緯糸1.3. 5.7を延長することによって形成されるシームループ11〜14の「トノプレ イヤLIJにのみ織り込む。従って、エクストラヤーンスレッド30はトップク ロスのボトムレイヤL2 (緯糸2.4.6.8)の平面Aの右方への延長上に は結合しない。この結果、織地の平面への左方の正規のスレッド体系は平面Aの 右方に延長し、トップクロスのトップレイヤL1にのみ存在する。
対応のエクストラヤーンスレッド(図示せず)を織地のボトムクロスにも織り込 み、織地の両側の端縁にこのようなエクストラヤーンスレッドを設けるようにす ると好適である。ボトムクロスにおいて、このエクストラヤーンスレッドは、例 えば、ループ14′において緯糸8′の延長上に結合するが、緯糸7′の延長上 には結合しない。
図9には、図8による織地の完全なループシームの外観を線図的に示し、双方の 端縁には図9に参照符号32で示す延長部を形成する。図6と比較すると、これ ら延長部32は織地の残りの部分に対するシーム領域を適合させるのに効果的に 寄与していることがわかる。特に、上述の領域01 (図5参照)は、織地のト ップレイヤにおいてブリッジを形成する。
図9は線図的に示し、織地20、シームスレッド10、延長部32及び領域01 .02の相対寸法は実体相対寸法とは相当かけ離れ、誇張して示しである。実際 、例えば、織地のトップレイヤ側面は、図9に示すように領域02の厚みを減少 することなしに、シーム領域でも均一になることを本願人は見出した。
図10は、延長部32を設けるにも係わらず、織地の2個の端部端縁がどのよう に互いに角度をなして結合し、シームスレッドの挿入を十分可能にするようシー ムループを交錯(インターレース)させるかを示す。織地のボトムレイヤにも対 応の延長部を設けることができるが、図1Oに示すように織成する場合には織地 を結合するのに問題を生ずる。
図8に示すタイプのエクストラヤーンスレッド30を挿入する一つの方法を以下 に説明する。
織成が完了した後にエクストラヤーンスレッド30を挿入することは理論的に可 能であるが、織地を織機で織成している間に挿入するのが実用的である。第1の 代案として、エクストラヤーンスレッド30を、経糸とは独立的にシャフトで案 内する方法があり、このエクストラヤーンスレッド30は図8の平面Aの右方又 は左方に挿入することができる。
より有利な他の代案を図11のA−D及び図12のA−Dにつき説明する。図1 1のA−Dには、図8の経糸Vlをどのようにして緯糸1〜8に結合するかを示 す。経糸v1は図11の(A)では「オーツ\−」位1、図11の(B)では「 中間」位置、図11の(C)では「アンダー」位置、図11の(D)では再び「 中間」位置をとる。
他の経糸v2〜v4もこの構造に倣うが、vlとはオフセントする(図8参照) 。経糸v1〜ν4は、既知のように垂直方向に移動自在なシャフトによって案内 される。エクストラヤーンスレッド30を「エクストラ経糸スレッド」として平 面Aの右方に挿入し、このエクストラ経糸スレッド30を図11のA−Dの経糸 vlと同様のシャフト運動シこよって案内すると仮定すると、図12のA−Dに 示すようになる。経糸v1と同様に、エクストラヤーンスレッド30は先ず「オ ーバー」位置(図12のA)、次に「中間」位1(図12のB)をとる。第3ス テツプ(図12のC)において、エクストラヤーンスレッド30をシャフトによ って案内して第3ループ13の下方に配置するとき、エクストラヤーンスレッド 30は、特に注目すべきことであるが、緯糸6の延長部には結合せず、ループ1 3の周りを上方に滑って移動し、上側値itち、図12のAに示すエクストラヤ ーンスレッド30とほぼ同一位置をとる。
エクストラヤーンスレッド30のループ13の周りのこの摺動は、図8からも明 らかであり、スレッドの初期位置を一点鎖線で示す。最後の緯糸7.8に対して エクストラヤーンスレッド30は、経糸Vlと同様に、図12のDに示すように 「中間1位1をとる。
エクストラヤーンスレッド30が図12のCに示すように上方に摺動するが、図 12のAでは下方に摺動しない一つの理由は、ボトムクロスのループ12′(図 示せず)力でトップクロスのループ12.13間に位置するためである。シャフ トによりエクストラヤーンスレッドを図12のCに示すように下方に案内すると き、このボトムクロスループ12′は既に織成されている。従って、ボトムクロ スル−プ12′ はエクストラヤーンスレッド30がトンフ。
クロスループ13の下側に完全に入り込むのを阻止し、この結果、エクストラヤ ーンスレッド30はループ13の下側に結合せず、ループ13の周りを上方に摺 動する。ボトムクロスを織成すべきとき、ボトムクロスに挿入しないようにする ため、トップクロスのための経糸は比較的高く持ち上げなければならないことも 理由の一つである。更に、経糸Vl−V4と同様、エクストラヤーンスレッド3 0は織成作業中に緊張状態に保持するという事実もひとつの理由である。
図13には、織機の一部を線図的に示し、どのようにして1個以上のエクストラ ヤーンスレッドを本発明により挿入することができるかを示す。
圀13の参照符号40は、多数の垂直リードワイヤ42を有するリード(おさ) を示す。2個のワイヤ間の空間は、慣習的に「デント(dent) Jと称され 、図13では参照符号44で示す。各プントには8本の経糸即ち、トップクロス のための4本及びボトムクロスのための4木の経糸を収容する。経糸はヘノドル (図示せず)によって上方及び下方に案内される。トップクロスのために4本の エクストラヤーンスレッド30〜33を設け、ボトムクロスのために4本のエク ストラヤーンスレッド30′〜33′を設ける(図13参照)。これら8本のエ クストラヤーンスレッドのすべては、シームループ11.11’が織り込まれて いるシームループFIOと同一のプント44内に配置する。
図13は、例えば、トップクロスのエクストラヤーンスレッド33及びボトムク ロスのエクストラヤーンスレッド30′を対応の緯糸又はループ部分に結合せず 、それぞれ矢印で示すように上方又は下方に摺動することを示す。
多くの又は太いエクストラヤーンスレッドを挿入する場合、シームスレッド10 とは異なるプントにこれらエクストラヤーンスレッドを配置するとよい、この例 を図14に示し、この点板外は図13と同様である。
図15には、図13又は図14により製造した織成織地における完成したループ シームを示しく基本的に図13及び図14のどちらの実施例でも同一の最終結果 が得られる)、参照符号46.46′は、エクストラヤーンスレッド30〜33 及び30′〜33′がそれぞれとる領域に対応し、図5の従来技術の領域OIに 相当する。
上述したところは、本発明の好適な実施例を説明したに過ぎず、請求の範囲にお いて種々の変更を加えることができること勿論である。
例えば、本発明はプレスフェルトにδけるベース生地に適用できるだけでなく、 他の織成織地、例えば、抄紙機における乾燥ファブリックにも使用できる。
ラウンド織成(round weaving)において、従来既知のように2個 のループシームによって、ボトムクロスをトップクロスに圧入する各ループ端縁 に1個のループシームを使用し、織地を製造することができる。この場合、エク ストラヤーンスレッドは双方のシーム領域に織り込むことができる。
更に、織地は、必ずしもラウンド織成技術によって製造する必要はなく、シーム ループは、平坦織成織地において、後方で接合するタイプとすることができる。
この技術は、シングルレイヤ織地又は2層以上のマルチレイヤ織地にも使用でき る。
エクストラヤーンスレッドの選択に関して、これらエクストラヤーンスレッドは 、加熱によってより効果的なファイバ係止を行う溶融可能なり−ン(melti ng yarn)により構成する。用語「溶融可能なり−ン」は、部分的にヤー ンの他の部分よりも溶融点が低い材料により構成したヤーンを意味するものとす ることができる。異なるエクストラヤーンスレッドとしては、異なる材料により 構成することもでき、更に、2個の隣接する織地端縁に異なる数のエクストラヤ ーンスレッドを使用することができ、このことは、図7に示すようなハツト(b att)レイヤに斜めの力、トを入れるときに好適である。
更に、織成パターンは、図8に示した方法とは異なる他の多くの方法で変化させ ることもできる。
本発明は、シングルピース又はラミネートピースとして織成した2個以上の基本 的織成デザインにも使用できる。このときシームは基本織地の2個の最下層レイ ヤにおいて上述のように実施し、図7の参照符号「22」で示すタイプのバット フラップとともに切り開くべきシームにわたり上方レイヤに長手方向スレッドを 配置し、この一部を形成する。このような用途において、本発明は、針を刺した また針を貫通させたハツトをエクスラヤーンスレッドに係止することで、切開し た織地レイヤを下層織地レイヤに対する係止を改善することができる。
FIG、1 −艮訂I辷 FfG、6 FIG、7 国際調査報告 国際調査報告 PCT/SE 91/。。86゜フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE。
DK、 ES、FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、LU、M G、MN、MW、NL、No、PL、RO、SD、SE、SU、US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.製紙機又はセルロース製造機又はボード製造機用の織成織地であって、2個 の端部端縁のそれぞれに沿って複数個のシームループをループシームに設けてエ ンドレス織成織地を形成した織成織地において、前記端部端縁の少なくとも一方 に少なくとも1個のストリング例えばエクストラヤーンスレッド(30)のよう な材料を設け、このエクストラヤーンスレッド(30)を、織地の正規のスレッ ド系(V1〜V4)に隣接する前記一方の端縁に平行に延在させ、また織地の一 方の第1側面に対向して前記シームループ(11〜14)のこのような部分にの み結合したことを特徴とする織成織地。 2.前記ストリング材料を少なくとも1個のエクストラヤーンスレッド(30) とし、前記シームループ(11〜14)の前記部分に折り合わせた請求項1記載 の織成織地。 3.前記織地の前記第1側面をペ−パーサイドとした請求項1又は2記載の織成 織地。 4.前記織地の前記正規のスレッド系は、製紙機の織地の意図する走行方向に、 前記ループ(11〜14)によって互いに結合した2個のレイヤ(L1、L2) で分布させた長手方向スレッド(1〜8)と、前記織地の意図する走行方向に交 差する方向に、前記長手方向スレッド(1〜8)の前記2個のレイヤ(L1、L 2)を相互連結する交差方向スレッド(V1〜V4)とによって構成し、前記長 手方向スレッド(1〜8)の前記2個のレイヤ(L1、L2)のうちの前記織地 の前記第1側面に最も近接するレイヤ(L1)の延長部により前記ループの前記 部分を形成した請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の織成織地。 5.ストリング材料/エクストラヤーンスレッド(30)を前記織地の前記正規 スレッド系における経糸(V1〜V4)にほぼ平行にした請求項1乃至4のうち のいずれか一項に記載の織成織地。 6.ストリング材料/エクストラヤーンスレッド(30)を前記織地の前記正規 スレッド系における緯糸にほぼ平行にした請求項1乃至4のうちのいずれか一項 に記載の織成織地。 7.前記シームループ(11〜14)の前記部分を、前記織地の厚さ方向に見て 、前記第1側面に位置する前記織地の主平面から距離(Δ)の位置に配置し、ま たストリング材料/エクストラヤーンスレッド(30)によって、前記距離(Δ )をブリッジし、前記主表面の延長部を形成する請求項1乃至6のうちのいずれ か一項に記載の織成織地。 8.前記織地は、プレスフェルトにおける比較的非圧縮性ベース織地を有するも のとして構成し、また前記第1側面における織地を、動作中にペーパーウェブに 対向する比較的圧縮可能なファイバ層に結合し、前記ファイバ層を前記織地の前 記正規のスレッド系及び前記ストリング材料/エクストラヤーンスレッド(30 )に結合したシームループ(11〜14)の部分に係止した請求項1乃至7のう ちのいずれか一項に記載の織成織地。 9.前記ストリング材料/エクストラヤーンスレッド(30)を溶融可能な材料 例えば、溶融可能なヤーンにより形成した請求項1乃至8のうちのいずれか一項 に記載の織成織地。 10.前記ストリング材料を、前記織地の前記正規スレッド系に隣接する前記端 部端縁にほぼ平行な2個又はそれ以上のエクストラヤーンスレッド(30)によ り形成し、前記エクストラヤーンスレッド(30)のすべてを、前記織地の前記 第1側面に対向する前記シームループ(11〜14)の前記部分にのみ織り合わ せた請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載の織成織地。 11.前記エクストラヤーンスレッド(30)を互いに異なるシャフト案内によ って挿入した請求項10記載の織成織地。 12.製紙機又はセルロース製造機又はボード製造機用の織成織地であって、2 個の端部端縁のそれぞれに沿って複数個のシームループをループシームに設けて エンドレス織成織地を形成した織成織地を製造する方法において、織地の織成中 に前記端部端縁のうちの少なくとも一方の端部端縁に、前記織地の正規スレッド 系に平行に隣接して少なくとも1個のエクストラヤーンスレッド(30)を織り 込むステップを設け、前記エクストラヤーンスレッド(30)を、シームループ (11〜14)の前記織地の第1側面に対向する部分にのみ織り合わせることを 特徴とする織成織地の製造方法。 13.前記タイプの少なくとも1個のエクストラヤーンスレッド(30)を前記 織地の前記端部端縁の双方の端部端縁に織り込む請求項12記載の織成織地の製 造方法。 14.前記第1側面を前記織地のペーパーサイドとした請求項12又は13記載 の織成織地の製造方法。 15.前記織地を、経糸(V1〜V4)によって互いに結合しかつ緯糸(1〜8 )により構成した2個のレイヤ(L1、L2)の2層織りとし、前記緯糸は、一 方のレイヤから他方のレイヤに通過するとき、少なくとも1個のシームスレッド (10)の周りを通過して前記シームループ(11〜14)を形成し、前記シー ムスレッドの前記経糸(V1〜V4)から離反する側に織り込む際に前記エクス トラヤーンスレッド(30)を配置する請求項12乃至14のうちのいずれか一 項に記載の製造方法。 16.前記織地を、前記トップクロス及びボトムクロスのための共通シームスレ ッド(10)の周りにラウンド織成技術によって製造し、また前記タイプの少な くとも1個のエクストラヤーンスレッド(30)を前記シームスレッド(10) に隣接するトップクロス及びボトムクロスの双方に織り込む請求項15記載の製 造方法。
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