JPH06503971A - 磁気留め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 磁気留め具 本発明は、特に装身具や衣服やそれに預するものに用いられる磁気留め具であっ て、閉鎖しようとする部分に、磁化可能な金属から成るほぼ板状の複数の閉鎖体 が固定されており、これらの閉鎖体が閉鎖位置では互いに平行に配置されており 、これらの閉鎖体のうちの少なくとも１つが永久磁石である形式のものに関する 。

米国特許第２６３７８８７号明細書により公知の、このような形式の磁気留め具 では、１つの閉鎖体がカップ状に形成されていて、磁石を収容するために役立つ 。これに対し磁石に被せられた第２の閉鎖体は円形の板として形成されている。

この板が磁石から滑脱するのを阻止するためにカップ壁が部分的に高められて形 成されている。しかしこのような構成では、板状の閉鎖体が、装身具のための接 続個所できわめて正確に押入される必要がある。それというのは、さもなければ 半径方向で引張り力が作用すると、不慮の解離の危険がカップ状の閉鎖体の半周 にわたって生じてしまうからである。カップ状の閉鎖体の製造には極めて手間が かかる。しかもその手間は、カップ縁部に必要な加工によりさらに大きくなって しまう。

本発明の課題は、公知の構成の欠点を回避し、単純な構成で、不慮の開放が防止 されるような、冒頭で述べた形式の磁気留め具を提供することである。本発明に よる磁気留め具では２つの閉鎖体が、両側に開いたリング板として形成されてお り、これらのリング板が閉鎖位置では貫通部を共同で制限するようになっており 、この貫通部に、磁化可能な材料から成る押入体が半径方向の遊びを有して押入 されている。この場合挿入体が永久磁石であると有利である。

本発明の別の構成では、２つの閉鎖体のうちの１つが、両便に開いたリング板と して形成されており、このリング板が半径方向のスリットを有しており、このリ ング板に、閉じた板として形成された別の閉鎖体が軸方向で遊びを有して挿入さ れており、この別の閉鎖体が、スリットを介して、閉鎖しようとする部分に結合 されている。

本発明によれば、簡単な構成で、閉鎖体に作用する引張り力による不慮の開放を 充分に防止する構造が得られる。それというのは半径方向で閉鎖体が形状接続的 に錠止されており、このような錠止は閉鎮体が互いに反対側に分離してしまうの を阻止するからである。

従って、本発明による磁気留め具は軸方向で両側に向かって開いていることがで きる。これにより開閉動作は極めて容易になる。

本発明の別の特徴によれば、両方の閉鎖体が永久磁石であり、内側の閉鎖体が、 外側の閉鎖体の軸方向での磁化に対して逆の向きに軸方向で磁化されている。

本発明の範囲内で永久磁石が稀土類、または稀土類の合金から成っていると特に 有利である。

次に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。

第１図は本発明による磁気留め具の第１の構成の横断面図である。第２図は第１ 図に示した磁気留め具の平面図である。第３図は本発明による第２の構成の横断 面図である。第４図は第３図に示した磁気留め具の平面図である。

第１図に示したように磁気留め具は、大きさが同じで両側に開きかつ横断面方形 の２つのリング板１．２を有している。リング板１，２は特に稀土類の合金から 成る永久磁石から成っていて、閉鎖しようとする部分３，４の一方、例えば装身 具のチェーンや、衣服部分などにそれぞれ固定されている。これら２つのリング 板１．２は軸方向で同じ向きに磁化されている。この実施例では両方のリング板 １．２内部には、例えばリング板１，２に用いられた材料から成る円筒状の永久 磁性の挿入体５が、リング板１．２に対して自由に運動できるように遊びを有し て配置されている。この場合挿入体５は、軸方向でみてリング板に対して逆の向 きで磁化されている。閉鎖しようとする部分３，４に結合された２つのリング板 １．２は、挿入体５の押入後リング板に作用する引張り力によって互いに分離す ることがもはやできないので有利である。

第１図と第２図とに示された実施例では、両方のリング板１，２のうちの一つだ けが永久磁石であればよい。もう一方のリング板は磁化可能な材料から成ってい てもよくそれ自体が磁化されていなくてもよい。同じことが挿入体５にも当ては まる。もちろん閉鎮作用はその都度弱められる。

第１図および第２図に示された実施例では、両方のリング板が永久磁石からなっ ていると、これらのリング板は、同様に軸方向で同じ向きに磁化された比較的長 い挿入体５に配置することもできる。これによりこれらのリング板は互いに間隔 をおいて保持される。

第３図および第４図に示された実施例では磁気留め具が、一方の閉鎖体を形成し かつ横断面方形で両側に開いたリング板６と、もう一方の閉鎖体を形成しかつ横 断面方形で閉じたリング板７どの２つの部分のみから形成されている。このリン グ板７はリング板６の内部に軸方向で遊びを有して配置されていて、スリット６ ゛を介して装飾品やそれに垣するものに結合されている。２つのリング板６．７ のうち少な（とも１つは前記の材料から成る永久磁石である。その場合もう１つ のリング板は磁化可能な材料から成っている。２つのリング板が両方とも永久磁 石である場合には、これらのリング板は軸方向で互いに反対の向きに磁化されて いる。

もちろん上記２つの実施例は、特にリング板の幾何学的な形状に関して種々様々 に変化を加えることができる。さらに閉鎖体は、閉鎖しようとする部分に結合さ れたフレーム内に埋め込まれてもよい。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．特に装身具や衣服やそれに類するものに用いられる磁気留め具であって、閉 鎖しようとする部分に、磁化可能な金属から成るほぼ板状の複数の閉鎖体が固定 されており、該閉鎖体が閉鎖位置では互いに平行に配置されており、該閉鎖体の うちの少なくとも１つが永久磁石である形式のものにおいて、２つの前記閉鎖体 が、両側に開いたリング板（１，２）として形成されており、該リング板が閉鎖 位置では貫通部を共同で制限するようになっており、該貫通部に、磁化可能な材 料から成る挿入体（５）が半径方向の遊びを有して挿入されていることを特徴と する磁気留め具。
2. ２．前記挿入体（５）が永久磁石である、請求項１記載の磁気留め具。
3. ３．特に装身具や衣服やこれに類するものに用いられる磁気留め具であって、閉 鎖しょうとする部分に、磁化可能な金属から成るほぼ板状の複数の閉鎖体が周定 されており、該閉鎖体が閉鎖位置では互いに平行に配置されており、該閉鎖体の うちの少なくとも１つが永久磁石である形式のものにおいて、２つの前記閉鎖体 のうちの１つが、両側に開いたりング板（６）として形成されており、該リング 板（６）が半径方向のスリット（６′）を有しており、前記リング板に、閉じた 板として形成された別の閉鎖体（７）が軸方向で遊びを有して挿入されており、 該閉鎖体（７）が、前記スリット（６′）を介して、閉鎖しようとする部分に結 合されていることを特徴とする磁気留め具。
4. ４．２つの前記閉鎖体（６，７）が永久磁石であり、内側の閉鎖体（７）の軸方 向での磁化が、外側の閉鎖体（６）の軸方向での磁化に対して逆の向きである、 請求項１記載の磁気留め具。
5. ５．前記永久磁石が稀土類、または種土類の合金から成っている、請求項１から ４までのいずれか１項記載の磁気留め具。