JPH0650298A - エゼクタポンプ - Google Patents

エゼクタポンプ

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Publication number
JPH0650298A
JPH0650298A JP20208592A JP20208592A JPH0650298A JP H0650298 A JPH0650298 A JP H0650298A JP 20208592 A JP20208592 A JP 20208592A JP 20208592 A JP20208592 A JP 20208592A JP H0650298 A JPH0650298 A JP H0650298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
fuel
pressure fluid
pressure
diffuser pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20208592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Yasuda
正治 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd, Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP20208592A priority Critical patent/JPH0650298A/ja
Publication of JPH0650298A publication Critical patent/JPH0650298A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビテーション性能に優れたエゼクタポン
プを得ることを目的とする。 【構成】 ケーシング内へ導かれる高圧流体をケーシン
グのスロート部8からディフューザ管9内へ噴出させて
低圧流体をケーシング内に吸い込み高圧流体とともに噴
出させるエゼクタポンプ2におけるディフューザ管9下
流において分岐された流体の一部をノズル10によりス
ロート部8からディフューザ管8内へ噴出させるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機における燃料供
給システムなどに適用されるエゼクタポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は航空機における燃料供給システム
に使用されている従来の燃料ポンプの説明図である。図
において、航空機における燃料供給システムに使用され
る燃料ポンプは、高高度で燃料ポンプの吸い込み圧力が
低い状態でも、燃料温度が高い状態でも正常に作動する
必要があり、キャビテーション性能に優れたものでなけ
ればならない。このため、燃料ポンプは歯車式の高圧ポ
ンプ03の上流にブーストポンプが設けられており、大
略5千メートル以下の高度で作動する燃料ポンプは、同
図(a)に示すようにブーストポンプとしてエゼクタポ
ンプ02が使用されている。また、大略5千メートル以
上の高度で作動する燃料ポンプは、同図(b)に示すよ
うにブーストポンプとして遠心ポンプ011を組み合わ
せて用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の燃
料ポンプにおいて、エゼクタポンプ02は極めて構造が
簡単なうえ動く部品がないため、安価で信頼性が高い
が、遠心ポンプ011に比べてキャビテーション性能が
劣り、また遠心ポンプ011はインペラが毎分数万回の
割合で回転するため、構造が複雑でコストや信頼性の点
で不利である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエゼクタポ
ンプは上記課題の解決を目的にしており、図1,2の実
施例に示されるように、ケーシング内へ導かれる高圧流
体を上記ケーシングのスロート部8からディフューザ管
9内へ噴出させて低圧流体を上記ケーシング内に吸い込
み上記高圧流体とともに噴出させるエゼクタポンプ2に
おいて、上記ディフューザ管9下流において分岐された
流体の一部を上記スロート部8から上記ディフューザ管
9内へ噴出させるノズル10を備えた構成を特徴とす
る。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係るエゼクタポンプ2において
は、ケーシング内へ導かれる高圧流体をケーシングのス
ロート部8からディフューザ管9内へ噴出させて低圧流
体をケーシング内に吸い込み高圧流体とともに噴出させ
るエゼクタポンプ2におけるディフューザ管9下流にお
いて分岐された流体の一部をノズル10によりスロート
部8からディフューザ管9内へ噴出させるようになって
おり、スロート部8の上流にディフューザ管9の下流で
得られる流体の一部を導いてノズル10により低圧流体
の下流方向に向かって噴出させ低圧流体の流速を増加さ
せてスロート部8入口における低圧流体の全圧を高める
ことによりスロート部8におけるキャビテーションの発
生が防止される。
【0006】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例に係る燃
料ポンプの説明図である。図において、本実施例に係る
燃料ポンプは航空機における燃料供給システムに使用さ
れるもので、航空機における燃料供給システムに使用さ
れる燃料ポンプは、高高度で燃料ポンプの吸い込み圧力
が低い状態でも、燃料温度が高い状態でも正常に作動す
る必要があり、キャビテーション性能に優れたものでな
ければならない。このため、本燃料ポンプでは歯車式の
高圧ポンプ3の上流にブーストポンプとしてエゼクタポ
ンプ2が使用されており、このブーストポンプにより大
略1万メートルの高度でも作動可能になっている。符号
4はフィルタ、6は差圧一定弁、6aはばね、6bは差
圧調整用ねじ、7は燃料出口、8はスロート部、9はデ
ィフューザ管、10は複数のノズルである。
【0007】ブーストポンプは歯車式の高圧ポンプ3の
吸い込み口にキャビテーションを生じさせないように、
高圧ポンプ3の入口に設けられているフィルタ4による
圧力損失を加味してブーストポンプの出口における絶対
圧力を2kg/cm2 以上に設定する必要がある。ま
た、ブーストポンプの入口における絶対圧力は高度1万
メートルにおいて0.3kg/cm2 であるからブース
トプンプに求められる圧力比は2/0.3≒7である。
これは、従来のエゼクタポンプでは比較的高圧の燃料を
使用したときに流量比(高圧流体の流量に対する低圧流
体の流量)の低い範囲においてのみ可能で、実用的に必
要とする流量比の範囲ではエゼクタポンプのスロート部
8にキャビテーションを生じて圧力比7は達成できな
い。このキャビテーションの起き易さを示すパラメータ
としてσ=(Pt−Pv)/Phが用いられるが、Pt
はスロート部入口の低圧流体の全圧、Pvは低圧流体の
蒸気圧、Phは高圧流体の全圧で、パラメータσが所定
の値よりも低いとキャビテーションを生じる。このパラ
メータσから解かるように、スロート部8におけるキャ
ビテーションを防止するにはスロート部8入口における
低圧流体の全圧Ptを高めてやればよい。
【0008】このため、本燃料ポンプにおいては図に示
すようにスロート部8の上流にディフューザ管9の下流
で得られる中圧の流体の一部を分岐してノズル10内に
導き、この中圧の流体をノズル10から低圧流体の下流
方向に向かって噴出させるようになっており、低圧流体
の流速を増加させている。燃料は燃料タンク1からエゼ
クタポンプ2によって吸い上げられ、フィルタ4を介し
て高圧ポンプ3に送られて加圧され、燃料制御弁5で計
量された後に燃料出口7から図示しない燃料ノズルに送
られる。燃料制御弁5で計量されなかった燃料は差圧一
定弁6からエゼクタポンプ2に戻され、燃料タンク1か
ら燃料を吸い上げる駆動流体として使用される。このよ
うなシステムにおいて、エゼクタポンプ2のスロート部
8の上流にディフューザ管9の下流で得られる中圧の流
体の一部を分岐して導き、低圧流体の下流方向に向かっ
て複数のノズル10から噴出させて低圧流体と混合さ
せ、低圧流体の流速を増加させることによりスロート部
8入口における低圧流体の全圧Ptを高め、上述のキャ
ビテーションのパラメータσを高くしてキャビテーショ
ンの発生を防止している。ノズル10は図2に示すよう
に極めて簡単な構造でノズル孔を有するだけであり、コ
ストや重量を増加させることなくキャビテーション性能
に優れたエゼクタポンプ2を得ることができる。これに
より、エゼクタポンプ2は航空機における燃料システム
において大略5千メートル以上の高度で作動する燃料ポ
ンプにブーストポンプとして遠心ポンプに代えて組み合
わせ用いることができ、またエゼクタポンプ2は極めて
構造が簡単なうえ動く部品がないために安価で信頼性が
高く、航空機における燃料システムのコスト、重量、信
頼性などが改善される。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るエゼクタポンプは前記のよ
うに構成されており、スロート部におけるキャビテーシ
ョンの発生が防止されるので、キャビテーション性能に
優れたエゼクタポンプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る燃料ポンプのシ
ステム図である。
【図2】図2はその断面図である。
【図3】図3は従来の燃料ポンプのシステム図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 エゼクタポンプ 2a ケーシング 3 高圧ポンプ 4 フィルタ 5 燃料制御弁 6 差圧一定弁 6a ばね 6b 差圧調整用ねじ 7 燃料出口 8 スロート部 9 ディフューザ管 10 ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内へ導かれる高圧流体を上記
    ケーシングのスロート部からディフューザ管内へ噴出さ
    せて低圧流体を上記ケーシング内に吸い込み上記高圧流
    体とともに噴出させるエゼクタポンプにおいて、上記デ
    ィフューザ管下流において分岐された流体の一部を上記
    スロート部から上記ディフューザ管内へ噴出させるノズ
    ルを備えたことを特徴とするエゼクタポンプ。
JP20208592A 1992-07-29 1992-07-29 エゼクタポンプ Pending JPH0650298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20208592A JPH0650298A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 エゼクタポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20208592A JPH0650298A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 エゼクタポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650298A true JPH0650298A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16451722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20208592A Pending JPH0650298A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 エゼクタポンプ

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JP2007018831A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
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