JPH0275800A - スチームインジェクタ - Google Patents
スチームインジェクタInfo
- Publication number
- JPH0275800A JPH0275800A JP22539588A JP22539588A JPH0275800A JP H0275800 A JPH0275800 A JP H0275800A JP 22539588 A JP22539588 A JP 22539588A JP 22539588 A JP22539588 A JP 22539588A JP H0275800 A JPH0275800 A JP H0275800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- nozzle
- water
- water mixing
- diffuser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 148
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims abstract description 68
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 28
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 abstract description 5
- 230000005494 condensation Effects 0.000 abstract description 5
- 238000010793 Steam injection (oil industry) Methods 0.000 abstract description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 230000003137 locomotive effect Effects 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 2
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 2
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 2
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、ボイラ給水などに用いる高圧水噴出用のスチ
ームインジェクタに係り、特に軽水炉などの非常時炉心
冷却系の注水装置に好適なスチームインジェクタに関す
る。
ームインジェクタに係り、特に軽水炉などの非常時炉心
冷却系の注水装置に好適なスチームインジェクタに関す
る。
(従来の技術)
スチームインジェクタは蒸気機関車その他のボイラ給水
用として用いられており、従来では例えば第13図に示
す構成のものが知られている。
用として用いられており、従来では例えば第13図に示
す構成のものが知られている。
すなわち、蒸気取入口1を有するケーシング2にニード
ル弁3付きの蒸気噴出ノズル4を設け、この蒸気噴出ノ
ズル4に水吸込口5を臨設している。この蒸気噴出ノズ
ル4の下流側に蒸気・水混合ノズル6および昇圧用ディ
フューザ7を配設し、逆止弁8を介して吐出口9に連通
している。蒸気・水混合ノズル6のスロート部10には
オーバーフロー排水管11に連通ずるオーバーフロー排
水孔12が開口している。
ル弁3付きの蒸気噴出ノズル4を設け、この蒸気噴出ノ
ズル4に水吸込口5を臨設している。この蒸気噴出ノズ
ル4の下流側に蒸気・水混合ノズル6および昇圧用ディ
フューザ7を配設し、逆止弁8を介して吐出口9に連通
している。蒸気・水混合ノズル6のスロート部10には
オーバーフロー排水管11に連通ずるオーバーフロー排
水孔12が開口している。
そして、例えばニードル弁3をハンドル13により蒸気
噴出ノズル4から引抜き、蒸気取入口−から供給された
蒸気が蒸気噴出ノズル4から噴出すると、水吸込口5の
圧力は蒸気の凝縮により負圧となって大気圧以下となり
、タンクなどから水を吸い上げる。水吸込口5から吸い
込まれる低温水(70℃以下)により蒸気が凝縮されつ
つ蒸気・水混合ノズル6へ流入し、スロート部10で高
速水流となる。すなわち、蒸気のもつエンタルピηgが
飽和水のエンタルピη1よりも蒸発層熱分だけ高いこと
から、この蒸発潜熱が運動エネルギに変換され、高速水
流を形成する。この高速水流が昇圧用ディフューザ7内
を流通する際には、流体力学の法則により、次式で示す
圧力△pだけ昇圧する。
噴出ノズル4から引抜き、蒸気取入口−から供給された
蒸気が蒸気噴出ノズル4から噴出すると、水吸込口5の
圧力は蒸気の凝縮により負圧となって大気圧以下となり
、タンクなどから水を吸い上げる。水吸込口5から吸い
込まれる低温水(70℃以下)により蒸気が凝縮されつ
つ蒸気・水混合ノズル6へ流入し、スロート部10で高
速水流となる。すなわち、蒸気のもつエンタルピηgが
飽和水のエンタルピη1よりも蒸発層熱分だけ高いこと
から、この蒸発潜熱が運動エネルギに変換され、高速水
流を形成する。この高速水流が昇圧用ディフューザ7内
を流通する際には、流体力学の法則により、次式で示す
圧力△pだけ昇圧する。
(ρ :水の密度、Ut ニスロートを通過する高速水
流の流速) これにより、スチームインジェクタでは蒸気の供給圧力
よりも高い吐出圧力を得ることができる。
流の流速) これにより、スチームインジェクタでは蒸気の供給圧力
よりも高い吐出圧力を得ることができる。
昇圧用ディフューザ7の出口側の圧力が充分高くなると
、逆止弁8が自動的に開いて吐出口9から加圧水が噴出
する。
、逆止弁8が自動的に開いて吐出口9から加圧水が噴出
する。
しかしながら、上述した従来構成のスチームインジェク
タによると、高々7kg/c+#Gの吐出圧しか得るこ
とができない。これは蒸気機関車のボイラに用いられる
程度の低圧である。このような限界点が生じる原因は、
蒸気噴出ノズル4の断面形状が、先端に向かって次第に
小径となるのみであるためと考えられる。すなわち、こ
のようなノズル形状では流体力学的に明らかにされてい
るように、蒸気・水混合ノズル内での凝縮速度が低くな
るため充分な蒸気噴出速度が得られないことによる。
タによると、高々7kg/c+#Gの吐出圧しか得るこ
とができない。これは蒸気機関車のボイラに用いられる
程度の低圧である。このような限界点が生じる原因は、
蒸気噴出ノズル4の断面形状が、先端に向かって次第に
小径となるのみであるためと考えられる。すなわち、こ
のようなノズル形状では流体力学的に明らかにされてい
るように、蒸気・水混合ノズル内での凝縮速度が低くな
るため充分な蒸気噴出速度が得られないことによる。
ところで、例えば沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内の
非常時における炉内圧力は70kg/cdGとして設定
されている。このような高圧下で冷却水を噴出する非常
時炉心冷却系の注水装置とじて従来のスチームインジェ
クタを適用することは困難である。
非常時における炉内圧力は70kg/cdGとして設定
されている。このような高圧下で冷却水を噴出する非常
時炉心冷却系の注水装置とじて従来のスチームインジェ
クタを適用することは困難である。
そこで、原子炉非常時冷却系用スチームインジェクタと
して吐出圧を高める研究が種々行われており、その−構
成例を第14図に示している。
して吐出圧を高める研究が種々行われており、その−構
成例を第14図に示している。
このスチームインジェクタは、概略的には前記のものと
略同様の構成を有するが、蒸気噴出ノズル4が次第に拡
径するディフューザ形状とされており、蒸気流の超音速
が得られるようになっている。また、蒸気・水混合ノズ
ル6の次に主ノズル14を設けて、オーバーフロー排水
孔12をスロート部10の上流側に形成している。
略同様の構成を有するが、蒸気噴出ノズル4が次第に拡
径するディフューザ形状とされており、蒸気流の超音速
が得られるようになっている。また、蒸気・水混合ノズ
ル6の次に主ノズル14を設けて、オーバーフロー排水
孔12をスロート部10の上流側に形成している。
このスチームインジェクタによると、第13図に示すス
チームインジェクタの約6倍の吐出圧(約40)cg/
cdG)を得ることが可能とされている。
チームインジェクタの約6倍の吐出圧(約40)cg/
cdG)を得ることが可能とされている。
ところが、第14図のスチームインジェクタにおいては
、蒸気・水混合ノズル6の人口部からスロート部10に
至る流路断面形状を円錐状にするとともに、オーバーフ
ロー排水孔12を主ノズル14人口部あるいはスロート
部10の周方向全体に亘って形成しているため、流れの
剥離による圧力損失が比較的大きく吐出圧が充分に高く
ならず、70kg/cI#Gの吐出圧を得ることは困難
である。
、蒸気・水混合ノズル6の人口部からスロート部10に
至る流路断面形状を円錐状にするとともに、オーバーフ
ロー排水孔12を主ノズル14人口部あるいはスロート
部10の周方向全体に亘って形成しているため、流れの
剥離による圧力損失が比較的大きく吐出圧が充分に高く
ならず、70kg/cI#Gの吐出圧を得ることは困難
である。
また非常時における炉心冷却系からの注水により、原子
炉圧力容器内の圧力は暫時低下して、最終的には大気圧
となるが、このような変化に対応して吐出蒸気圧を調整
できるスチームインジェクタはまだ知られていない。
炉圧力容器内の圧力は暫時低下して、最終的には大気圧
となるが、このような変化に対応して吐出蒸気圧を調整
できるスチームインジェクタはまだ知られていない。
(発明が解決しようとする課題)
従来のスチームインジェクタにおいては、吐出圧力が比
較的低く制限され、原子炉の非常時炉心冷却等には適用
困難であった。
較的低く制限され、原子炉の非常時炉心冷却等には適用
困難であった。
本発明は、このような点を考慮してなされたもので、原
子炉の非常時炉心冷却系の注水装置として適用できる充
分高い圧力の吐出水を噴射できるスチームインジェクタ
を提供することを目的とする。
子炉の非常時炉心冷却系の注水装置として適用できる充
分高い圧力の吐出水を噴射できるスチームインジェクタ
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明の第1の発明は、前記目的を達成する手段として
、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルから噴射さ
れる蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮流を作る
蒸気◆水混合ノズルと、この凝縮流を加速する主ノズル
と、凝縮流の吐出圧を高くする昇圧用ディフューザとを
具備するスチームインジェクタにおいて、前記蒸気・水
混合ノズルと主ノズルとの間に、両ノズル間のギャップ
によりオーバーフロー排水部を形成し、このオーバーフ
ロー排水部を、前記凝縮流の吐出圧で蒸気・水混合ノズ
ルをスライドさせて開閉できるようにしたことを特徴す
る。
、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルから噴射さ
れる蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮流を作る
蒸気◆水混合ノズルと、この凝縮流を加速する主ノズル
と、凝縮流の吐出圧を高くする昇圧用ディフューザとを
具備するスチームインジェクタにおいて、前記蒸気・水
混合ノズルと主ノズルとの間に、両ノズル間のギャップ
によりオーバーフロー排水部を形成し、このオーバーフ
ロー排水部を、前記凝縮流の吐出圧で蒸気・水混合ノズ
ルをスライドさせて開閉できるようにしたことを特徴す
る。
また、本発明の第2の発明は、前記目的を達成する手段
として、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルから
噴射される蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮流
を作る蒸気・水混合ノズルと、凝縮流の吐出圧を高くす
る昇圧用ディフューザとを具備するスチームインジェク
タにおいて前記昇圧用ディフューザを、上流側ディフュ
ーザと下流側ディフューザとに分割するとともに、上流
側ディフューザを、蒸気・水混合ノズルと下流側ディフ
ューザとの間で移動自在とし、かつ蒸気・水混合ノズル
と上流側ディフューザとの間に、上流側ディフューザの
蒸気・水混合ノズルへの接近により両者間をシールする
シール機構を設けるようにしたことを特徴とする。
として、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルから
噴射される蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮流
を作る蒸気・水混合ノズルと、凝縮流の吐出圧を高くす
る昇圧用ディフューザとを具備するスチームインジェク
タにおいて前記昇圧用ディフューザを、上流側ディフュ
ーザと下流側ディフューザとに分割するとともに、上流
側ディフューザを、蒸気・水混合ノズルと下流側ディフ
ューザとの間で移動自在とし、かつ蒸気・水混合ノズル
と上流側ディフューザとの間に、上流側ディフューザの
蒸気・水混合ノズルへの接近により両者間をシールする
シール機構を設けるようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の第3の発明は、前記目的を達成する手
段として、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルか
ら噴射される蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮
流を作る蒸気・水混合ノズルと、凝縮流の吐出圧を高く
する昇圧用ディフューザとを具備するスチームインジェ
クタにおいて、前記蒸気ノズル、水吸込口または蒸気・
水混合ノズルの上流端のうちの少なくともいずれか一箇
所に、蒸気、水または凝縮流のうちの少なくともいずれ
か1つに旋回流を生じさせる旋回流生成手段を設けるよ
うにしたことを特徴とする。
段として、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルか
ら噴射される蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮
流を作る蒸気・水混合ノズルと、凝縮流の吐出圧を高く
する昇圧用ディフューザとを具備するスチームインジェ
クタにおいて、前記蒸気ノズル、水吸込口または蒸気・
水混合ノズルの上流端のうちの少なくともいずれか一箇
所に、蒸気、水または凝縮流のうちの少なくともいずれ
か1つに旋回流を生じさせる旋回流生成手段を設けるよ
うにしたことを特徴とする。
(作 用)
本発明の第1の発明に係るスチームインジェクタにおい
ては、蒸気ノズルから蒸気が噴射されると、水吸込口か
ら吸込まれる低温水により蒸気が凝縮されつつ蒸気・水
混合ノズルに流入し、オーバーフロー排水部から流水す
る。
ては、蒸気ノズルから蒸気が噴射されると、水吸込口か
ら吸込まれる低温水により蒸気が凝縮されつつ蒸気・水
混合ノズルに流入し、オーバーフロー排水部から流水す
る。
蒸気・水混合ノズルに流入する凝縮流の流速が速くなる
と、凝縮流の一部は主ノズルに流入するようになるが、
オーバーフロー排水部のギャップがあるため圧力損失が
大きく、凝縮流の吐出圧は充分には高くならない。
と、凝縮流の一部は主ノズルに流入するようになるが、
オーバーフロー排水部のギャップがあるため圧力損失が
大きく、凝縮流の吐出圧は充分には高くならない。
ところが、凝縮流の吐出圧がある程度高くなると、その
圧力で蒸気・水混合ノズルがスライドし、主ノズルとの
間のギャップが零になるので、圧力損失が大幅に低減し
て凝縮流の吐出圧を高めることが可能となる。 。
圧力で蒸気・水混合ノズルがスライドし、主ノズルとの
間のギャップが零になるので、圧力損失が大幅に低減し
て凝縮流の吐出圧を高めることが可能となる。 。
また、本発明の第2の発明に係るスチームインジェクタ
においては、蒸気ノズルからの蒸気と水吸込口からの水
とが、蒸気・水混合ノズルで混合されて凝縮流となり、
昇圧用ディフューザに流れ込む。
においては、蒸気ノズルからの蒸気と水吸込口からの水
とが、蒸気・水混合ノズルで混合されて凝縮流となり、
昇圧用ディフューザに流れ込む。
この際、凝縮流の流速が遅い最初の段階では、凝縮流は
、蒸気・水混合ノズルと上流側ディフューザとの間の隙
間から流れてオーバーフロー排水部に排出されるが、蒸
気・水混合ノズル下流での凝縮流の流速が速くなると、
その近傍に負圧が生じて上流側ディフューザが蒸気・水
混合ノズルに引寄せられ、蒸気・水混合ノズルと上流側
ディフューザとが接続される。このため、その間のギャ
ップによる圧力損失が大幅に低減して凝縮流の吐出圧を
高めることが可能となる。
、蒸気・水混合ノズルと上流側ディフューザとの間の隙
間から流れてオーバーフロー排水部に排出されるが、蒸
気・水混合ノズル下流での凝縮流の流速が速くなると、
その近傍に負圧が生じて上流側ディフューザが蒸気・水
混合ノズルに引寄せられ、蒸気・水混合ノズルと上流側
ディフューザとが接続される。このため、その間のギャ
ップによる圧力損失が大幅に低減して凝縮流の吐出圧を
高めることが可能となる。
さらに、本発明の第3の発明に係るスチームインジェク
タにおいては、蒸気、水または凝縮水のうちの少なくと
もいずれか1つに、旋回流生成手段により旋回流が生じ
る。このため、蒸気・水混合ノズルに流入する凝縮流の
駆動力が向上し、凝縮流の吐出圧を高めることが可能と
なる。
タにおいては、蒸気、水または凝縮水のうちの少なくと
もいずれか1つに、旋回流生成手段により旋回流が生じ
る。このため、蒸気・水混合ノズルに流入する凝縮流の
駆動力が向上し、凝縮流の吐出圧を高めることが可能と
なる。
(実施例)
以下、本発明の第1実施例を、第1図ないし第4図を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図および第2図において、符号21は蒸気取入口で
あり、この蒸気取入口21を有するケーシング22には
、ニードル弁23付きの蒸気噴出ノズル24が設ζすら
れている。
あり、この蒸気取入口21を有するケーシング22には
、ニードル弁23付きの蒸気噴出ノズル24が設ζすら
れている。
この蒸気噴出ノズル24には、第1図および第2図に示
すように水吸込口25が臨設されており、その下流側に
は、蒸気・水混合ノズル26、主ノズル27および昇圧
用ディフューザ28を介して吐出口29が設けられてい
る。また、蒸気・水混合ノズル26と主ノズル27との
間には、両ノズル26.27間のギャップによりオーバ
ーフロー排水部30が形成され、このオーバーフロー排
水部30からのオーバーフロー水は、オーバーフロー排
水管31を介して排出されるようになっている。
すように水吸込口25が臨設されており、その下流側に
は、蒸気・水混合ノズル26、主ノズル27および昇圧
用ディフューザ28を介して吐出口29が設けられてい
る。また、蒸気・水混合ノズル26と主ノズル27との
間には、両ノズル26.27間のギャップによりオーバ
ーフロー排水部30が形成され、このオーバーフロー排
水部30からのオーバーフロー水は、オーバーフロー排
水管31を介して排出されるようになっている。
蒸気噴出ノズル24の出口部は、第2図に示すように下
流側に向かって次第に拡径しており、またニードル弁2
3のニードル23aは、蒸気噴出ノズル24の下流側に
向かって次第に小径となるテーパ付きとなっている。そ
してこれにより、蒸気噴出ノズル24がディフューザ形
状になっている。ニードル弁23のニードル23aは、
第1図に示すようにハンドル32を正逆回転させること
によりノズル軸方向に進退駆動されるようになっている
。
流側に向かって次第に拡径しており、またニードル弁2
3のニードル23aは、蒸気噴出ノズル24の下流側に
向かって次第に小径となるテーパ付きとなっている。そ
してこれにより、蒸気噴出ノズル24がディフューザ形
状になっている。ニードル弁23のニードル23aは、
第1図に示すようにハンドル32を正逆回転させること
によりノズル軸方向に進退駆動されるようになっている
。
蒸気・水混合ノズル26は、第3図(a)。
(b)に示すように主ノズル27に対し遠近方向にスラ
イド可能な構造になっており、これにより両ノズル26
.27間のギャップが変化してオーバーフロー排水部3
0が開閉するようになっている。
イド可能な構造になっており、これにより両ノズル26
.27間のギャップが変化してオーバーフロー排水部3
0が開閉するようになっている。
この蒸気・水涯合ノズル26の外周部には、第2図およ
び第3図(a)、 (b)に示すようにリング溝26
aが設けられており、このリング溝26内には、ケーシ
ングに固定された状態でストッパ33およびばね受け3
4が、また蒸気・水混合ノズル26に固定された状態で
ピストン35がそれぞれ組込まれている。このピストン
35は、ばね受け34との間に介装されるスプリング3
6により、蒸気噴出ノズル24側に常時抑圧付勢されて
いる。ピストン35とストッパ33との間には、第1図
に示すように導圧管37を介し吐出圧が作用するように
なっている。そしてこれにより、ピストン35およびこ
れと一体の蒸気・水混合ノズル26は、スプリング36
の付勢力に抗し主ノズル27側にスライドし、第3図(
b)に示すように両ノズル26.27間のギャップが零
になるようになっている。
び第3図(a)、 (b)に示すようにリング溝26
aが設けられており、このリング溝26内には、ケーシ
ングに固定された状態でストッパ33およびばね受け3
4が、また蒸気・水混合ノズル26に固定された状態で
ピストン35がそれぞれ組込まれている。このピストン
35は、ばね受け34との間に介装されるスプリング3
6により、蒸気噴出ノズル24側に常時抑圧付勢されて
いる。ピストン35とストッパ33との間には、第1図
に示すように導圧管37を介し吐出圧が作用するように
なっている。そしてこれにより、ピストン35およびこ
れと一体の蒸気・水混合ノズル26は、スプリング36
の付勢力に抗し主ノズル27側にスライドし、第3図(
b)に示すように両ノズル26.27間のギャップが零
になるようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
蒸気取入口21からケーシング22内に蒸気を供給する
とともに、ニードル23aをハンドル32により蒸気噴
出ノズル24から引抜くと、蒸気噴出ノズル24から蒸
気が噴出し、水吸込口25から吸込まれる低温水(70
℃以下)により、蒸気が凝縮されつつ蒸気・水混合ノズ
ル26に流入し、オーバーフロー排水部30から流出す
る。
とともに、ニードル23aをハンドル32により蒸気噴
出ノズル24から引抜くと、蒸気噴出ノズル24から蒸
気が噴出し、水吸込口25から吸込まれる低温水(70
℃以下)により、蒸気が凝縮されつつ蒸気・水混合ノズ
ル26に流入し、オーバーフロー排水部30から流出す
る。
この凝縮流の流速が速くなると、第3図(a)に示すよ
うに凝縮流の一部は主ノズル27に流入するようになる
が、オーバーフロー排水部30のギャップが大きいため
圧力損失が大きく、この状態では、凝縮流の吐出圧は充
分には高くならない。
うに凝縮流の一部は主ノズル27に流入するようになる
が、オーバーフロー排水部30のギャップが大きいため
圧力損失が大きく、この状態では、凝縮流の吐出圧は充
分には高くならない。
そこで、本実施例では、蒸気・水混合ノズル26をスラ
イドさせ、主ノズル27との間のギャップを零にするよ
うにしている。
イドさせ、主ノズル27との間のギャップを零にするよ
うにしている。
すなわち、凝縮流の吐出圧は、導圧管37を介してピス
トン35の反スプリング36側面に印加される。すると
、ピストン35は、スプリング36の付勢力に抗し主ノ
ズル27側にスライドしこれと一体の蒸気・水混合ノズ
ル26も主ノズル27側にスライドして、第3図(b)
に示すように主ノズル27との間のギャップが零になる
。これにより、流路断面の凹凸が小さくなり、この部分
の高速凝縮流の流れがスムースになって圧力損失が大幅
に低減する。
トン35の反スプリング36側面に印加される。すると
、ピストン35は、スプリング36の付勢力に抗し主ノ
ズル27側にスライドしこれと一体の蒸気・水混合ノズ
ル26も主ノズル27側にスライドして、第3図(b)
に示すように主ノズル27との間のギャップが零になる
。これにより、流路断面の凹凸が小さくなり、この部分
の高速凝縮流の流れがスムースになって圧力損失が大幅
に低減する。
第4図は、翁記実施例に係るスチームインジェクタを、
特に安全重視の次世代型原子炉の非常時冷却系に適用し
た場合のプラント構造を示すもので、以下これについて
説明する。
特に安全重視の次世代型原子炉の非常時冷却系に適用し
た場合のプラント構造を示すもので、以下これについて
説明する。
図において、符号41は原子炉格納容器42内に格納さ
れた原子炉圧力容器であり、この原子炉圧力容器41内
に配置したヘッドスプレィ43は、非常時給水配管44
を介してスチームインジェクタ45の吐出口2つに接続
され、さらにスチームインジェクタ45の水吸込口25
に接続した水吸込配管46を介し水ブール47に連結さ
れている。
れた原子炉圧力容器であり、この原子炉圧力容器41内
に配置したヘッドスプレィ43は、非常時給水配管44
を介してスチームインジェクタ45の吐出口2つに接続
され、さらにスチームインジェクタ45の水吸込口25
に接続した水吸込配管46を介し水ブール47に連結さ
れている。
この水ブール47は、液位センサ48と連動するポンプ
49により、常に一定水位に保たれている。
49により、常に一定水位に保たれている。
一方、スチームインジェクタ45の蒸気取入口21には
、第4図に示すように蒸気供給管50を介し原子炉圧力
容器41の上部から蒸気が供給されるようになっており
、またスチームインジェクタ45のオーバーフロー排水
管31は、ドレン管51を介しサプレッションプール5
2に接続されている。
、第4図に示すように蒸気供給管50を介し原子炉圧力
容器41の上部から蒸気が供給されるようになっており
、またスチームインジェクタ45のオーバーフロー排水
管31は、ドレン管51を介しサプレッションプール5
2に接続されている。
以上の構成において、万一事故が発生して原子炉が隔離
され、主給水が停止した場合には、スチームインジェク
タ45が作動し、これにより、水ブール47の水がヘッ
ドスプレィ43に供給され、非常用冷却系として使用さ
れる。
され、主給水が停止した場合には、スチームインジェク
タ45が作動し、これにより、水ブール47の水がヘッ
ドスプレィ43に供給され、非常用冷却系として使用さ
れる。
このように、蒸気・水混合ノズル26と主ノズル27と
の間のギャップを零にすることにより、吐出圧が上昇し
1、圧カフMPaに近い原子炉の事故直後から原子炉に
注水することが可能となる。
の間のギャップを零にすることにより、吐出圧が上昇し
1、圧カフMPaに近い原子炉の事故直後から原子炉に
注水することが可能となる。
またスチームインジェクタは、一般に用いられる遠心ポ
ンプのようにディーゼル発電機やモータ、制御装置等の
大掛かりな設備を要せず、可動部も少ないため、信頼性
が高く原子炉の安全性を向上させることができる。
ンプのようにディーゼル発電機やモータ、制御装置等の
大掛かりな設備を要せず、可動部も少ないため、信頼性
が高く原子炉の安全性を向上させることができる。
第5図は、本発明の第2実施例を示すもので、以下これ
について説明する。
について説明する。
図において、符号61は蒸気取入口、符号62は蒸気噴
出ノズルであり、これらはギャップ63を介し枠64に
取付けられて相互に接続されている。また、蒸気噴出ノ
ズル62には、第5図に示すように水吸込口65が臨設
されており、その下流側には、蒸気・水混合ノズル66
および昇圧用ディフューザ67を介して吐出口68が設
けられている。
出ノズルであり、これらはギャップ63を介し枠64に
取付けられて相互に接続されている。また、蒸気噴出ノ
ズル62には、第5図に示すように水吸込口65が臨設
されており、その下流側には、蒸気・水混合ノズル66
および昇圧用ディフューザ67を介して吐出口68が設
けられている。
昇圧用ディフューザ67は、第5図に示すように上流側
ディフューザ67aと下流側ディフューザ67bとに分
割されており、上流側ディフューザ67aは蒸気・水混
合ノズル66と下流側ディフューザ67bとの間で、蒸
気・水混合ノズル66と上流側ディフューザ67aとの
間の隙間69および上流側ディフューザ67aと下流側
ディフューザ67bとの間の隙間70を限度として移動
自在となっている。この上流側ディフューザ67aの外
周部には、第5図に示すように上流側ディフューザ67
aが蒸気・水混合ノズル66に接近した際に、蒸気・水
混合ノズル66との間をシールするシール機構としての
シールリング71が装着されており、その近傍には、オ
ーバーフロー排水部72が設けられている。
ディフューザ67aと下流側ディフューザ67bとに分
割されており、上流側ディフューザ67aは蒸気・水混
合ノズル66と下流側ディフューザ67bとの間で、蒸
気・水混合ノズル66と上流側ディフューザ67aとの
間の隙間69および上流側ディフューザ67aと下流側
ディフューザ67bとの間の隙間70を限度として移動
自在となっている。この上流側ディフューザ67aの外
周部には、第5図に示すように上流側ディフューザ67
aが蒸気・水混合ノズル66に接近した際に、蒸気・水
混合ノズル66との間をシールするシール機構としての
シールリング71が装着されており、その近傍には、オ
ーバーフロー排水部72が設けられている。
次に、本実施例の作用について説明する。
蒸気が、蒸気取入口61を介し蒸気噴出ノズル62から
噴射されると、水吸込口65から水が吸引され、蒸気・
水混合ノズル66で蒸気と混合されて凝縮流となる。そ
して上流側ディフューザ67aに流れる。
噴射されると、水吸込口65から水が吸引され、蒸気・
水混合ノズル66で蒸気と混合されて凝縮流となる。そ
して上流側ディフューザ67aに流れる。
ところで、凝縮流の流速が充分速くない最初の段階では
、凝縮流は、両瞳間69.70を介し、オーバーフロー
排水部72から流出する。
、凝縮流は、両瞳間69.70を介し、オーバーフロー
排水部72から流出する。
一方、蒸気・水混合ノズル66出側での凝縮流の流速が
次第に速くなると、その近傍のオーバーフロー排水部7
2周辺に負圧が生じ、その作用によって上流側ディフュ
ーザ67aが蒸気・水混合ノズル66側に引寄せられ、
シールリング71により両者間の隙間69が完全に塞が
れる。このため、この部分の高速凝縮流の流れがスムー
スになって圧力損失が大幅に低減する。
次第に速くなると、その近傍のオーバーフロー排水部7
2周辺に負圧が生じ、その作用によって上流側ディフュ
ーザ67aが蒸気・水混合ノズル66側に引寄せられ、
シールリング71により両者間の隙間69が完全に塞が
れる。このため、この部分の高速凝縮流の流れがスムー
スになって圧力損失が大幅に低減する。
なお、上流側ディフューザ67aの蒸気・水混合ノズル
66側への移動により、上流側ディフューザ67aと下
流側ディフューザ67bとの間の隙間70は拡がること
になるが、凝縮流に充分な流速が得られるので、隙間7
0を介し下流側ディフューザ67bに凝縮流が流れ込ん
で吐出口68に供給される。
66側への移動により、上流側ディフューザ67aと下
流側ディフューザ67bとの間の隙間70は拡がること
になるが、凝縮流に充分な流速が得られるので、隙間7
0を介し下流側ディフューザ67bに凝縮流が流れ込ん
で吐出口68に供給される。
このように、本実施例によっても前記第1実施例と同様
の効果が期待できる。
の効果が期待できる。
第6図ないし第9図は本発明の第3実施例を示すもので
、以下これについて説明する。
、以下これについて説明する。
第6図において、符号81は蒸気取入口であり、この蒸
気取入口81を有するケーシング82には、仕切棒83
付きの蒸気噴出ノズル84が設けられている。
気取入口81を有するケーシング82には、仕切棒83
付きの蒸気噴出ノズル84が設けられている。
この蒸気噴出ノズル84には、第6図および第7図に示
すように水吸込口85が臨設されており、その下流側に
は、蒸気・水混合ノズル86、スロート87および昇圧
用ディフューザ88を介して吐出口89が設けられてい
る。また、仕切棒83は、第6図に示すようにハンドル
90に連結され、ハンドル90を正逆回転させることに
よりノズル軸方向に進退駆動されるようになっている。
すように水吸込口85が臨設されており、その下流側に
は、蒸気・水混合ノズル86、スロート87および昇圧
用ディフューザ88を介して吐出口89が設けられてい
る。また、仕切棒83は、第6図に示すようにハンドル
90に連結され、ハンドル90を正逆回転させることに
よりノズル軸方向に進退駆動されるようになっている。
蒸気噴出ノズル84の内部には、第8図に示すように凹
凸羽根91が螺旋状に配置されており、これにより、蒸
気が溝92に沿って流れて旋回流を形成するようになっ
ている。
凸羽根91が螺旋状に配置されており、これにより、蒸
気が溝92に沿って流れて旋回流を形成するようになっ
ている。
次に、本実施例の作用について説明する。
蒸気取入口81からの蒸気は、ハンドル90を回転させ
仕切棒83を引抜くことにより、蒸気噴出ノズル84か
ら旋回流となって噴出し、水吸込口85から吸込まれる
低温水(70℃以下)により凝縮されつつ蒸気・水混合
ノズル86に流入する。そして、スロート87で高速水
流となる。
仕切棒83を引抜くことにより、蒸気噴出ノズル84か
ら旋回流となって噴出し、水吸込口85から吸込まれる
低温水(70℃以下)により凝縮されつつ蒸気・水混合
ノズル86に流入する。そして、スロート87で高速水
流となる。
このように、蒸気噴出ノズル84からの蒸気が旋回流と
なるので、蒸気噴流に勢いがついて蒸気駆動力が向上す
るとともに、水と蒸気との撹拌が急速に行なわれて蒸気
凝縮効果が高まる。このため、吐出口89から吐出され
る凝縮流の吐出圧を高めることができる。
なるので、蒸気噴流に勢いがついて蒸気駆動力が向上す
るとともに、水と蒸気との撹拌が急速に行なわれて蒸気
凝縮効果が高まる。このため、吐出口89から吐出され
る凝縮流の吐出圧を高めることができる。
第9図は、本発明の第4実施例を示すもので、前記第3
実施例における蒸気噴出ノズル84に代え、蒸気噴出ノ
ズル94を設けるようにしたものである。
実施例における蒸気噴出ノズル84に代え、蒸気噴出ノ
ズル94を設けるようにしたものである。
すなわち、蒸気噴出ノズル94は、第9図に示すように
先端が軸心部に集中する複数のノズル孔94aを有して
おり、これら各ノズル孔94aから噴射された蒸気は、
相互に交じり合って旋回流を形成するようになっている
。
先端が軸心部に集中する複数のノズル孔94aを有して
おり、これら各ノズル孔94aから噴射された蒸気は、
相互に交じり合って旋回流を形成するようになっている
。
なお、その他の点については、前記第3実施例と同一構
成になっている。
成になっている。
このように、この蒸気噴出ノズル94を用いても、蒸気
が旋回流となり、前記第3実施例と同様の効果が期待で
きる。
が旋回流となり、前記第3実施例と同様の効果が期待で
きる。
第10図は、本発明の第5実施例を示すもので、前記第
3実施例における水吸込口85の内部に、蒸気噴出ノズ
ル84の凹凸羽根91と同一構成の凹凸羽根101を螺
旋状に形成するようにしたものである。
3実施例における水吸込口85の内部に、蒸気噴出ノズ
ル84の凹凸羽根91と同一構成の凹凸羽根101を螺
旋状に形成するようにしたものである。
なお、その他の点については、前記第3実施例と同一構
成となっている。
成となっている。
このように、水吸込口85の内部に凹凸羽根101を形
成することにより、蒸気噴出ノズル84から噴射される
蒸気により吸込まれる水にも旋回流が生じ、蒸気と水と
の撹拌混合を、より促進させることができる。
成することにより、蒸気噴出ノズル84から噴射される
蒸気により吸込まれる水にも旋回流が生じ、蒸気と水と
の撹拌混合を、より促進させることができる。
第11図および第12図は、本発明の第6実施例を示す
もので、前記第5実施例における凹凸羽根91.101
を省略し、蒸気・水混合ノズル84の入口部に、蒸気・
水混合ノズル84に流入する凝縮流に旋回流を生じさせ
るための爪111を設けるようにしたものである。
もので、前記第5実施例における凹凸羽根91.101
を省略し、蒸気・水混合ノズル84の入口部に、蒸気・
水混合ノズル84に流入する凝縮流に旋回流を生じさせ
るための爪111を設けるようにしたものである。
なお、その他の点については、前記第5実施例と同一構
成となっている。
成となっている。
このようにこの爪を用いても、スロート87に流れる凝
縮流の駆動力が向上し、吐出圧を高めることができる。
縮流の駆動力が向上し、吐出圧を高めることができる。
以上説明したように、本発明に係る第1の発明は、凝縮
流の吐出圧で蒸気・水混合ノズルをスライドさせ、オー
バーフロー排水部を開閉できるようにしているので、蒸
気・水混合ノズルと主ノズルとの間のギャップによる圧
力損失を低減させ、凝縮流の吐出圧を高めることができ
る。
流の吐出圧で蒸気・水混合ノズルをスライドさせ、オー
バーフロー排水部を開閉できるようにしているので、蒸
気・水混合ノズルと主ノズルとの間のギャップによる圧
力損失を低減させ、凝縮流の吐出圧を高めることができ
る。
また、本発明の第2の発明は、昇圧用ディフューザを上
流側ディフューザと下流側ディフューザとに分割して上
流側ディフューザを移動自在とし、かつ蒸気・水混合ノ
ズルと上流側ディフューザとの間に、上流側ディフュー
ザの蒸気・水混合ノズルへの接近により両者間をシール
するシール機構を設けるようにしているので、蒸気・水
混合ノズルと上流側ディフューザとの間ギャップによる
圧力損失を低減させ、凝縮流の吐出圧を高めることがで
きる。
流側ディフューザと下流側ディフューザとに分割して上
流側ディフューザを移動自在とし、かつ蒸気・水混合ノ
ズルと上流側ディフューザとの間に、上流側ディフュー
ザの蒸気・水混合ノズルへの接近により両者間をシール
するシール機構を設けるようにしているので、蒸気・水
混合ノズルと上流側ディフューザとの間ギャップによる
圧力損失を低減させ、凝縮流の吐出圧を高めることがで
きる。
さらに、本発明の第3の発明は、蒸気、水または凝縮流
のうちの少なくともいずれか1つに旋回流を生じさせる
旋回流生成手段を設けるようにしているので、蒸気・水
混合ノズルに流入する凝縮流の駆動力が向上するととも
に、蒸気凝縮効果か高まな、凝縮流の吐出圧を高めるこ
とができる。
のうちの少なくともいずれか1つに旋回流を生じさせる
旋回流生成手段を設けるようにしているので、蒸気・水
混合ノズルに流入する凝縮流の駆動力が向上するととも
に、蒸気凝縮効果か高まな、凝縮流の吐出圧を高めるこ
とができる。
第1図は本発明の第1実施例を示すスチームインジェク
タの断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図(a
)、(b)は蒸気・水混合ノズルの動作をそれぞれ示す
説明図、第4図は本発明の第1の発明に係るスチームイ
ンジェクタを原子炉の非常時冷却系に適用した場合を示
すプラント構成図、第5図は本発明の第2実施例を示す
スチームインジェクタの断面図、第6図は本発明の第3
実施例を示すスチームインジェクタの断面図、第7図は
第6図の要部拡大図、第8図は第7図の■部拡大図、第
9図は本発明の第4実施例を示す第7図相当図、第10
図は本発明の第5実施例を示す第7図相当図、第11図
は本発明の第6実施例を示すスチームインジェクタの蒸
気・水混合ノズルの断面図、第12図は第11図の左側
面図、第13図および第14図は従来のスチームインジ
ェクタをそれぞれ示す断面図である。 24.62,84.94・・・蒸気噴出ノズル、25.
65.85・・・水吸込口、26,66゜86・・・蒸
気・水混合ノズル、27・・・主ノズル、28.67.
88・・・昇圧用ディフューザ、29゜68.89・・
・吐出口、30.72・・・オーバーフロー排水部、3
5・・・ピストン、36・・・スプリング、37・・・
導圧管、67a・・・上流側ディフューザ、67b・・
・下流側ディフューザ、71・・・シールリング、91
,101・・・凹凸羽根、94a・・・ノズル孔、11
1・・・爪。 出願人代理人 佐 藤 −雄 R1図 為2図 為3図 為4図 馬5図 46図 為7図 馬8図 為9図 第1O図 為11図 為12図
タの断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図(a
)、(b)は蒸気・水混合ノズルの動作をそれぞれ示す
説明図、第4図は本発明の第1の発明に係るスチームイ
ンジェクタを原子炉の非常時冷却系に適用した場合を示
すプラント構成図、第5図は本発明の第2実施例を示す
スチームインジェクタの断面図、第6図は本発明の第3
実施例を示すスチームインジェクタの断面図、第7図は
第6図の要部拡大図、第8図は第7図の■部拡大図、第
9図は本発明の第4実施例を示す第7図相当図、第10
図は本発明の第5実施例を示す第7図相当図、第11図
は本発明の第6実施例を示すスチームインジェクタの蒸
気・水混合ノズルの断面図、第12図は第11図の左側
面図、第13図および第14図は従来のスチームインジ
ェクタをそれぞれ示す断面図である。 24.62,84.94・・・蒸気噴出ノズル、25.
65.85・・・水吸込口、26,66゜86・・・蒸
気・水混合ノズル、27・・・主ノズル、28.67.
88・・・昇圧用ディフューザ、29゜68.89・・
・吐出口、30.72・・・オーバーフロー排水部、3
5・・・ピストン、36・・・スプリング、37・・・
導圧管、67a・・・上流側ディフューザ、67b・・
・下流側ディフューザ、71・・・シールリング、91
,101・・・凹凸羽根、94a・・・ノズル孔、11
1・・・爪。 出願人代理人 佐 藤 −雄 R1図 為2図 為3図 為4図 馬5図 46図 為7図 馬8図 為9図 第1O図 為11図 為12図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルから噴射
される蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮流を作
る蒸気・水混合ノズルと、この凝縮流を加速する主ノズ
ルと、凝縮流の吐出圧を高くする昇圧用ディフューザと
を具備するスチームインジェクタにおいて、前記蒸気、
水混合ノズルと主ノズルとの間に、両ノズル間のギャッ
プによりオーバーフロー排水部を形成し、このオーバー
フロー排水部を、前記凝縮流の吐出圧で蒸気・水混合ノ
ズルをスライドさせて開閉可能としたことを特徴とする
スチームインジェクタ。 2、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルから噴射
される蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮流を作
る蒸気・水混合ノズルと、凝縮流の吐出圧を高くする昇
圧用ディフューザとを具備するスチームインジェクタに
おいて、前記昇圧用ディフューザを、上流側ディフュー
ザと下流側ディフューザとに分割するとともに、上流側
ディフューザを、蒸気・水混合ノズルと下流側ディフュ
ーザとの間で移動自在とし、かつ蒸気・水混合ノズルと
上流側ディフューザとの間に、上流側ディフューザの蒸
気・水混合ノズルへの接近により両者間をシールするシ
ール機構を設けたことを特徴とするスチームインジェク
タ。 3、蒸気を噴出する蒸気ノズルと、蒸気ノズルから噴射
される蒸気により水吸込口から水を吸込んで凝縮流を作
る蒸気・水混合ノズルと、凝縮流の吐出圧を高くする昇
圧用ディフューザとを具備するスチームインジェクタに
おいて、前記蒸気ノズル、水吸込口または蒸気、水混合
ノズルの上流端のうちの少なくともいずれか一箇所に、
蒸気、水または凝縮流のうちの少なくともいずれか1つ
に旋回流を生じさせる旋回流生成手段を設けたことを特
徴とするスチームインジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22539588A JPH0275800A (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | スチームインジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22539588A JPH0275800A (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | スチームインジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0275800A true JPH0275800A (ja) | 1990-03-15 |
Family
ID=16828689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22539588A Pending JPH0275800A (ja) | 1988-09-08 | 1988-09-08 | スチームインジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0275800A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315330A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Tokyo Univ Of Marine Science & Technology | 蒸気インジェクタシステム及びその運転方法 |
US9579675B2 (en) | 2011-04-04 | 2017-02-28 | Westrock Dispensing Systems, Inc. | Pre-compression valve systems for trigger sprayers |
JP2020070782A (ja) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | 富士電機株式会社 | エジェクタ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5220408A (en) * | 1975-08-11 | 1977-02-16 | Hitachi Ltd | Jet pump |
-
1988
- 1988-09-08 JP JP22539588A patent/JPH0275800A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5220408A (en) * | 1975-08-11 | 1977-02-16 | Hitachi Ltd | Jet pump |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315330A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Tokyo Univ Of Marine Science & Technology | 蒸気インジェクタシステム及びその運転方法 |
US9579675B2 (en) | 2011-04-04 | 2017-02-28 | Westrock Dispensing Systems, Inc. | Pre-compression valve systems for trigger sprayers |
JP2020070782A (ja) * | 2018-11-02 | 2020-05-07 | 富士電機株式会社 | エジェクタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6935576B2 (en) | Cleaning nozzle and cleaning apparatus | |
US2000762A (en) | Fluid jet pump | |
CN112483478A (zh) | 一种介质射流增压供应装置及制作方法 | |
JP2801598B2 (ja) | 原子炉の非常時炉心冷却系 | |
EP0889244A3 (en) | Ejector | |
US4388045A (en) | Apparatus and method for mixing and pumping fluids | |
US4767281A (en) | Centrifugal pump system with inlet reservoir | |
JPH01267400A (ja) | 蒸気補助式ジェットポンプ | |
JPH0275800A (ja) | スチームインジェクタ | |
CN116080881A (zh) | 含有不凝气的两相冲压水下推进系统 | |
ES2122054T3 (es) | Sistema de inyeccion de vapor de agua a elevada presion. | |
US2790595A (en) | Steam jet apparatus | |
GB850112A (en) | Method and means for quietening the hydraulic operation of turbines | |
JP4913677B2 (ja) | ジェット流による負圧形成方法及び負圧形成装置 | |
JPH04276200A (ja) | エゼクタポンプ | |
US2916268A (en) | Jet cleaner | |
US209220A (en) | Improvement in injectors | |
CN220726703U (zh) | 一种闪蒸蒸汽增压机构 | |
JP3093350B2 (ja) | スチームインジェクタ装置 | |
RU2634654C1 (ru) | Струйный термонасос | |
JP2953729B2 (ja) | 蒸気インジェクタシステム | |
CN208907418U (zh) | 一种水冲真空泵 | |
JPH03217511A (ja) | 電力供給方法及びその装置 | |
JPS6114640Y2 (ja) | ||
RU2731260C1 (ru) | Эжектор |