JPH06502058A - ロールオーバ誤差を低減する手段を有している積分型a/d変換器 - Google Patents

ロールオーバ誤差を低減する手段を有している積分型a/d変換器

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JPH06502058A
JPH06502058A JP5503823A JP50382393A JPH06502058A JP H06502058 A JPH06502058 A JP H06502058A JP 5503823 A JP5503823 A JP 5503823A JP 50382393 A JP50382393 A JP 50382393A JP H06502058 A JPH06502058 A JP H06502058A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ロールオーバ誤差を低減する手段を 有している積分型A / D変換器 発明の分野 本発明は、積分型アナログ・ディジタル変換器に関し、具体的に言うと、同じ大 きさを有する正及び負の入力を読み取るときの差、即ちロールオーバ誤差をなく す手段を有している積分型アナログ・ディジタル変換器に関する。
発明の背景 アナログ・ディジタル(A/D)変換器は、未知のアナログ入力信号の大きさを 示すディジタル出力を発生する。
2重勾配又は積分型A/D変換器は積分器を含んでいるのが典型的であり、この 積分器は、積分サイクルTIN□と普通呼ばれる一定の期間に亘って未知のアナ ログ入力電圧を積分する。この後の積分分解サイクルの間、積分された信号は、 比較器で感知した積分分解された信号が所定のレベ゛ル(ゼロ交差と呼ばれる) に達するまで、既知の基準電圧によって積分分解される。積分分解サイクルの可 変の持続時間TDKは、アナログ入力電圧の大きさに比例する。これは、入力電 圧■ の基準電圧■REFに対する比が、次の周N に従って、積分分解サイクルの積分サイクル(TINT)に対する比と等しいか らである。積分分解サイクルの持続時間は、クロックパルスを計数することによ り測定することができる。これはアナログ入力電圧のディジタル表示になる。2 重勾配積分方式の利点は、装置が大部分の回路パラメータの値に影響されなくな ることである。積分器の積分抵抗及びキャパシタの値、並びにクロック周期がす べて最終的な測定から相殺される。
積分型A/D変換器の大きな欠点は、積分分解サイクルのゼロ交差に対して高い 精度の時間測定値を得る必要があるために、比較的遅い速度にすることが必要に なることである。クロック速度を高めることができるが、速いクロックを用いる ことは、ゼロ交差を検出するときの比較器の遅延により制限される。積分分解時 間の正確なカウントを得るためには、比較器の遅延はクロックパルスの半分程度 でなければならない。クロック遅延パルスの判断基準を用いると、典型的な変換 器のクロック周波数は160000H21即ち12ビツト変換では毎秒約20回 の読み取りに制限される。
積分型A/D変換器の速度の遅いことに対する1つの解決策が、リーム。エバン スに1986年2月4日に付与されて、インターセル・インコーホレイテッドに 譲渡され、その後、本出願人の所有するところとなった発明の名称「高速積分型 アナログ・ディジタル変換器」という米国特許番号第4568913号に記載さ れている。このA/D変換器は、第1の積分分解サイクルで、典型的な従来の8 000カウントを越える期間に比べて非常に短い期間、例えば128カウントに 亘って、アナログ入力電圧の第1近似を測定する。積分器の出力がゼロと交差し た後に新しいクロックパルスが開始するとき、正にその点で、積分分解サイクル のカウントを停止する。実際のゼロ交差点と、測定されたゼロ交差カウントとの 間の差が、積分器の残留出力に対応する。真の放電時間の一層正確な測定値を得 るために、積分器の残留出力に所定の倍率を乗じて、積分器にフィードバックし 、残留誤差を測定する。残留誤差を最初の時間測定値から減算することにより、 実際の放電時間の一層正確な測定値をめることができる。
上に述べたエバンスの特許のA/D変換器回路の全般的な構成を、第1図を参照 して次に説明する。変換器回路がバッファ30を含んでいる。バッファ30は、 切り換え入力端子20から未知のアナログ入力信号vING受は取っている。バ ッファ30の出力は抵抗34を介して、スイ・ソチ64及び66の適当な状態に 応じて、積分器36に接続されている。積分器は増幅器36aと、積分キャパシ タ36bと、自動ゼロ調整キャパシタ32とを含んでいる。積分器36の出力は 、比較器38の一方の入力(非反転)に接続されており、比較器38の出力は、 ゼロ交差検出器48の入力及び制御論理ユニット52に接続されている。積分器 の出力は又、電圧乗算器40に接続されている。電圧乗算器40は抵抗40aと 、所定の倍率、例えば8倍に等しい値を有している他の抵抗40bと、増幅器4 0cとを含んでいる。周知のように、増幅器40cは、上に述べたような乗算器 の構成で用いられる標準型の演算増幅器である。
電圧乗算器40の出力は、スイッチ68及び7oを介してサンプルホールドキャ パシタ42に選択的に接続されている。
能動装置のオフセット電圧を補正するため、スイッチ62.66.68及び72 を閉じると共に、残りのスイッチを開くことにより、初期の自動ゼロ調整サイク ルを実施する。最初の積分サイクルでは、制御論理ユニット52がスイッチ62 及び72を開くと共に、切り換え入力20の上側の位置を選んで、入力信号vI llをバッファ3oに送り込むことができるようにする。この信号は所定数のク ロックパルスの間、積分器36によって積分される。入力信号■INは正又は負 の極性を有することがあり、この極性が感知されて、出力のディジタル表示の極 性ビットを設定するために用いられる。積分分解サイクルの間、入力20は、入 力信号とは反対の極性の基準電圧vREFに切り換えられ、従って、積分器36 は既知の速度で所定のレベル(ゼロ)に向かって積分分解又は放電される。未知 の入力信号の極性を決定し、基準電圧の極性を選び、制御論理ユニット52から の制御信号によって変換回路のアナログスイッチの状態を設定する方法は、周知 である。
比較器38の出力がゼロと交差した後の最初のクロックパルスで、フリップフロ ップ(F/F)50が制御論理ユニット52に対してパルスを発生し、制御論理 ユニット52はそのとき、積分器36を入力20から隔離するために、スイッチ 66を開くと共にスイッチ64を閉じることにより、積分分解を停止する。スイ ッチ64は、バッファ36の出力を抵抗34を介して大地に通す。この点で、ス イッチ70を閉じ、積分器36の残留出力に選ばれた倍率を乗じた値をキャパシ タ42に貯蔵する。その後、制御論理ユニット52は電圧乗算器40の出力をキ ャパシタ42から断結合すべく、スイッチ68を開く。同時に、スイッチ74が 閉じられ、残留値は残留誤差の測定のために、積分器36にフィードバックされ る。実際の積分分解時間の測定で一層高い精度を得るため、この残留値測定過程 はもう1回繰り返すことができる。積分分解時間のカウントが、カウンタユニッ ト56によって保持され、レジスタユニット58によってディジタルビットに変 換されて、ディスプレイ60に出力される。こういう形式の回路では、12ビツ トの測定は、200個未満のクロックパルスのサイクル内に行うことができる。
上に述べた形式のA/D変換器は、モノリシックADC部品に用いられている。
しかしながら、幾つかの因子により、モノリシックADCは5デイジツト又はそ れより高い精度を達成することができなかった。バッファ作用及び増幅作用に要 求される高い利得は、商業的な積分型ADCに典型的に用いられているCMO9 方法で達成することが困難である。装置の雑音を制御することも困難であり、こ の雑音が、あるADC変換器における下位ディジットの「ちらつき(フリッカリ ング)」の原因になることが分かっている。
従来のモノリシックADCにおけるこれらの欠点が、高性能のアナログ・ディジ タル回路に代わって、生産プロセスとしてバイポーラ型MO3回路(BiMO8 )が出現したことにより採り上げられるようになっている。MOSトランジスタ に比べると、バイポーラトランジスタは、一層大きな帯域幅及び一層小さいオフ セットを有する一層高利得の増幅器を製造することを可能にする。バイポーラト ランジスタは又、同じ規模のMOS)ランジスタよりも、1/f雑音が相当低い 。従って、バイポーラトランジスタは雑音及び利得を改善するために、バッファ 及び積分器の入力段に用いられており、一方、実際の入力装置は、入力バイアス 電流を最小限にするためにMOSである。モノリシックBiMO8ADCの有利 な用い方が、例えば、IEEEジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキ ッッ誌、第24巻第3号(1989年6月号)、第617頁から第626頁所載 のバードラム・ロジャース及びチャールズ・サーバの論文[モノリシック上51 フ2−デイジツトBjMO3A/D変換器jに記載されている。この論文では、 積分/積分分解測定サイクルがアナログ入力信号の小部分に分割されていると共 に、残留誤差に対する他の測定サイクルをも含んでいるような多重積分アルゴリ ズムも説明されている。
高性能アナログ・ディジタル回路用のトランジスタを製造する場合と異なり、バ イポーラ入力を用いると、A/D変換器の差動入力に(共通レベル又は大地に対 して)正及び負の電圧入力を印加することになる。一般的に、積分型A/D変換 器に対する両極性の入力のディジタル変換に伴う1つの問題は、同じ大きさを有 する正及び負の入力の間で、(極性ビットを無視して)読み取りに差が起こり得 ることである。この問題は、積分段階及び積分分解段階における積分器の性能に 違いがあるためである。第2図に示すように、同じ大きさを有する負の入力(破 線)に比べて、正の入力、例えば+1.5vの入力(実線)に対する異なる電圧 範囲での積分器の動作により、積分段階での積分器の出力の大きさに差が生ずる と共に、積分分解段階での下向き傾斜のゼロ交差点にも違いが出る。これらは− 緒にして「ロールオーバ誤差」と呼ばれる。ロールオーバ誤差は、特に低い方の 電圧範囲で、上向きの傾斜及び下向きの傾斜という反対方向での積分器の動作に 起因する。ロールオーバ誤差により、それぞれの放電時間に対する出力パルスカ ウントに差ERが生じる。更に、その入力の正又は負の傾斜電圧に対する比較器 の応答にも差が生じ、従って、比較器の応答のヒステリシスにより、ゼロ交差の 測定にも差が生じる。
本発明は、ロールオーバ誤差を大幅に低減し又はなくすような2重勾配又は積分 型A/D変換器における改良を提供する。ここで説明する構成及び回路は、モノ リシックBiMO8回路に用いることのできるような、ロールオーバ誤差のない 改良されたA/D変換器をもたらす。ここで述べる方法を用いると、本来ならば コスト又は所要の空間を増やすようなA/D変換器の部品の数を減らすことがで きる。
発明の要約 正及び負の極性の状態のうちの一方を有している未知のアナログ入力電圧を受け 取る一対の入力端子を有している積分型A/D変換器において、積分器がアナロ グ入力電圧信号を表す出力ディジタル信号に変換されるべき積分信号を発生する ように、一対の入力端子に接続されている。本発明の改良は、未知のアナログ入 力電圧信号の極性状態を検出すると共に、その極性状態が正及び負の極性状態の うちの所定の一方とは反対である場合に入力電圧信号の極性状態を所定の極性状 態に変換する手段と、所定の極性状態であるか又は所定の極性状態に変換された アナログ入力電圧信号を積分すると共に出力ディジタル信号に変換するために積 分器に印加する手段とを備えている。このため、積分器に印加される入力電圧信 号は、ロールオーバ誤差をなくすために、常に同じ所定の極性状態にある。
本発明によれば、好ましい積分型A/D変換器が、正及び負の極性状態のうちの 一方を有している未知のアナログ入力電圧信号を受け取る一対の入力端子と、所 定の高及び低の値を有している基準電圧をそれぞれ受け取る一対の基準電圧端子 と、 印加電圧に対する一対の入力導線のうちの一方に接続するだめの1つの入力端子 と、その出力端子にフィードバック接続されている他の入力端子と、積分抵抗の 一端と直列に接続されている出力端子とを有している入力バッファと、積分抵抗 と、その他端が当該積分器の出力端子に接続されている積分キャパシタとを含ん でおり、印加電圧に対する一対の入力導線のうちの他方に接続するための1つの 入力端子と、積分抵抗の他端と積分キャパシタの一端とに共通に接続されている 他の入力端子とを有している積分器と、積分器の出力端子に接続されている1つ の入力端子と、基準入力端子と、出力端子とを有している比較器と、比較器の出 力端子に接続されている制御論理ユニットと、入力電圧信号の極性状態を検出す る手段と、入力電圧信号の極性の検出に応答して制御論理ユニットにより設定可 能である閉じた状態と開いた状態とを有している1組のアナログスイッチとを含 んでいるスイッチ手段とを備えている。
スイッチ手段は、積分段階の際には、積分信号が積分器の出力端子に発生される と共に積分キャパシタにより貯蔵されるように、入力電圧信号の極性状態に関係 なく積分器が同じ極性方向に上向きの傾斜で変化するようにする極性方向で所定 の期間、入力電圧信号を一対の入力導線を介して印加するために、一対の入力端 子をバッファ及び積分器に対する一対の入力導線と選択的に接続するように動作 し、積分分解段階の際には、ゼロ交差信号が比較器の出力端子から制御論理ユニ ットに対して発生されるように、貯蔵されている積分信号を積分信号の振幅に対 応する可変の期間に亘って所定のレベルまで積分分解させるために、基準電圧が 入力導線を介して、印加される入力電圧とは反対の一定の極性方向でバッファ及 び積分器に印加されるように動作する。
制御論理ユニットは、一連のクロックパルスを発生しているクロックと、積分分 解段階の際にゼロ交差信号が発生されるまでクロックパルスを計数すると共に、 計数されたクロックパルスに対応するアナログ入力電圧信号のディジタル表示を 発生する手段とを含んでいる手段を有している。
本発明のA/D変換器は、ゼロ交差信号を検出する際に残留誤差を測定すると共 に、積分分解時間の一層正確な測定値を発生するために、第2の積分/積分分解 段階で残留電圧信号に所定の比を乗じた信号を積分器にフィードバックすべく、 互いに所定の比の静電容量を有している一対の貯蔵キャパシタを含んでいる。変 換器は、アナログ入力信号を測定するために、多数の積分/積分分解段階を用い て、小分けした積分方式を実行することもできる。
図面の簡単な説明 本発明の上に述べた目的、並びにその他の特徴及び利点は、以下図面について詳 しく説明する。図面において、第1図は従来の積分型アナログ・ディジタル変換 器の回路図である。
第2図は第1図に示すような従来のA /’ D変換器の積分器出力の線図であ って、極性の異なる入力電圧に対する積分/′積分分解サイクルが反対向きの方 向に傾斜し、その結集積分分解時間の測定値にロールオーバ誤差が生じることを 示す図である。
第3図はモノリシックA/D回路として構成されている本発明による改良された A/D変換器の回路図である。
第4図は本発明による積分器が同じ上向き傾斜方向に動作することにより、極性 の異なる入力電圧に対する積分分解/積分サイクルを示す線図であって、この結 果、積分分解時間の測定値におけるロールオーバ誤差が減少するか又はなくなる ことを示す図である。
第5図は第3図に示すA/D変換器回路の好ましい実施例の詳細な回路図である 。
第6図は第5図の回路における測定サイクルの異なる段階に対するA /′D回 路のスイッチの状態を示す表である。
第7A図及び第7B図は従来と比べた本発明の場合の測定中の正の極性を有する アナログ入力信号に対する積分器の出力を示すグラフである。
第8A図及び第8B図は従来と比べた本発明の場合の測定中の負の極性を有する アナログ入力信号に対する積分器の出力を示すグラフである。
第9図は小分けしない測定サイクルに比べて、測定サイクルをアナログ入力信号 の小部分に分割した場合を示す時間線図である。
好ましい実施例の詳細な説明 第3図を参照すると、モノリシック回路100として構成されているA /’  D変換器か示されている。モノリシックA/D回路は、バッファ101と、積分 器102と、比較器103及び104と、制御論理ユニット105と、クロック 106と、上向き/下向きカウンタ107と、アナログ入力信号VINに対応す るディジタルデータを出力するインタフェイス論理ユニット108とを含んでい る。A/D変換器回路の全体的な動作、及びその部品の機能は周知であり、前に 第1図の従来のA/D回路について説明した。
モノリシックA/D変換器回路に対するコネクタピンが、電源端子(V+、V− 1■、。)と、それぞれ高及び低の基準電圧端子REF(+)及びREF(−) と、アナログ入力電圧■INに対する一対の入力端子と、共通端子(COMMO N)と、測定されたディジタルデータに対する出力母線と、積分抵抗Rと積分キ ャパシタCINTとを含んでNT いる種々の外部部品に対する端子と、インクフェイス論理ユニット108から外 部のマイクロプロセッサへの制御ビンとを含んでいる。
本発明によれば、A/D変換器回路は、包括的に参照番号109で示す1組のア ナログスイッチと、制御論理ユニット105からの制御信号に応答して、スイッ チ109の閉じた状態又は開いた状態を設定するアナログ状態装置(PLA)1 10とを含んでいる。本発明の主要な概念として、制御論理ユニット105によ って制御されるスイッチ109及びアナログ状態装置110は、測定サイクルの 積分段階の間に、アナログ入力信号の極性には関係なく、積分器102を同じ方 向に上向きの傾斜動作をさせるような極性方向でアナログ入力信号■Illを印 加するために、Vl−入力端子をバッファ101及び積分器102に対する入力 導線に選択的に接続するように設定されている。積分分解段階では、高及び低の 基準電圧REF(+)及びREF(−)は、貯蔵された積分電圧信号を所定のレ ベル(ゼロ交差する)まで積分分解するために、積分器の上向きの傾斜方向とは 反対の常に同じ方向にバッファ及び積分器に印加される。
第4図に示すように、積分器102の動作は、正及び負の両方の極性の入力信号 ■INに対して、同じ方向に上向きの傾斜することである。この例では、負の入 力信号に対する正の入力信号に関する積分段階における違いは、積分器の非反転 入力に対する接続がVin Lo及びVin Hl、又はその反対に切り換えら れるときに積分器の出力にあるC1ntによって誘起される電圧の変化によるも のである。Vin LoがCommon=OVに接続されると、Vin=−1, 5Vのとき、Vin Lo=Ovが積分器の入力に切り換えられると共に、Vi n H4=−1,5■がバッファの入力に切り換えられる。Vin=+1.5v の場合ニハ、Vin Hi=+1.5Vが積分器ノ入力に切り換えられると共に 、Vin Lo=OVがバッファの入力に切り換えられる。正のVinの場合に は、積分器の入力が1,5v高いので、積分器の出力も負のVinの場合よりも 、1,5v高い電圧から始まる。積分段階が開始する直前に、C4ntが−1, 5■に充電され、これにより積分器の出力は、バッファ及び積分器の両方の入力 がCommon又は0■に接続されていれば、−1,5Vに駆動される。負のV inで、積分器の入力がIn Lo=0■に接続されている場合には、積分段階 の初めには、積分器の出力に変化がない。第4図では、このことは下側のグラフ に対応しており、これは−1,5vから始まり、その後、0■に向かって上向き に傾斜している。正のVinの場合には、積分器の人力がIn H7=+1.5 Vに接続され、このため、積分器の出力は−1,5VからOVヘジャンプする。
第4図では、このことは上側のグラフに対応しており、これは−1,5Vから始 まり、OVにジャンプし、その後、+1.5Vに向かって上向きの傾斜になって いる。積分器の入力と出力との間の初期のオフセットの理由は、積分器の出力が 常に正の方向の傾斜になることを活用するためであり、ダイナミックレンジを改 善するために可能な最大の出力変化を与えるべく、出発点を低い電圧にバイアス するためである。
積分分解段階の間、Ref Loは積分器の入力に常に切り換えられており、R ef Hiはバッファの入力に常に切り換えられている。従って、積分分解段階 は入力信号のどの極性に対しても同一に見え、こうして、ロールオーバ誤差を大 幅に低減し又はなくす。しかしながら、積分段階の間、積分器の出力は決して負 にドリフトすることがあってはならない。これは、印加された基準の極性はこの 電圧を出発点に向かって積分分解することができないからである。自動ゼロ調整 の変換サイクルでは、2つの入力が共にCommonに短絡されて、内部の装置 のオフセット電圧の読みを与える。次に、このオフセットの読みをアナログ人力 の変換の読みからディジタル式に減算して、オフセットを補正した結果を生ずる ことができる。内部装置のオフセットは、積分段階の開、積分器の出力を負の方 向にドリフトさせるような極性を有するこ七がある。従って、自然に起こると予 想される最大の装置のオフセットに打ち勝つ位に十分大きい約15mVの慎重な オフセットを導入し、正の積分を保証するような極性にする。
第5図には、スイッチ109を有している好ましい実施例のA/D変換器回路が 示されており、スイッチ109は、図示の位置111〜120に設けられている 。測定サイクルの種々の段階に対して、スイッチは論理制御ユニット105に応 答して、アナログ状態装置110によって設定された通りの閉じた状態又は開い た状態をとる。位置111〜114にある4つのスイッチは、アナログ入力がい ずれの極性を有していてもそのアナログ入力を、同じ極性方向で2つのバッファ 101に印加するように設定されている。
2つのバッファは2つの電流ミラー123及び124と共に、電流モード計装増 幅器と呼ぶことができるようなものを形成している。2つのバッファは、入力電 圧を積分抵抗Rjntに印加し、2つの電流ミラーは、抵抗Rintを通って積 分器102の反転入力の加算節(ノード)に送る電流を再現する。この構成によ り、積分器の入力を一定のバイアスVbiasにバイアスすることができ、前に 述べたVinの異なる極性に対して起こる積分器の出力電圧のジャンプがなくな る。更に、積分器の利得、共通モードの排除、及び雑音の条件は大幅に低下する 。
エバンスの米国特許番号第4568913号の変換器回路と同様に、本発明の変 換器回路は、積分器の出力の残留電圧を貯蔵する手段を含んでいる。これは、実 際のゼロ交差レベルと、積分サイクルが終わった時点で測定されたレベルとの間 で生ずる。ゼロ交差の後の次のクロックパルスのときに、貯蔵が行われる。好ま しい実施例では、これは貯蔵キャパシタ121及び122によって行われる。キ ャパシタ122は、キャパシタ121の値の8倍である。積分サイクルの間、位 11119にあるX8−バースイッチが閉じるので、積分器の出力の残留電圧は 8Cキヤパシタ122に貯蔵される。X8段階の間、位置119にあるスイッチ は開き、位置118にあるフィードバックスイッチは閉じる。比較器103の両 人力の間、従って、キャパシタ122の両端の間の電圧は、スイッチ118が閉 じたとき、装置のループによるフィードバックにより、強制的にゼロにされる。
このとき、位置119にあるX8−バースイッチは開いているので、8Cキヤパ シタ122に存在していた電荷はこのとき、ICキャパシタ121に流れる。こ れが積分器の出力に、積分分解段階の終わりにおける残留電圧の一8倍の電圧を 誘起する。次に、この電圧は、最初の積分分解の8倍又は3ビット多いカウント の分解能で積分分解される得る。例えば、最初の積分分解段階が1024カウン トまである場合、これは10ビツトの分解能に対応する。この後の2回のX8段 階により、3+3=6ビツトの分解能がこの変換に加わり、合計16ビツトの変 換となる。各々のX8段階は96クロツクサイクルしがかがらないことがあるか ら、全体の変換時間は、普通の16ビツトの積分分解に要求される65536ク ロツクサイクルを全部実行した場合よりも、ずっと短くなる。このため、一層高 速のA/D変換器を構成することができる。
A/D変換器の測定サイクルは、積分器をリセットすると共に、比較器をその引 き外し点(トリップポイント)の縁に設定するゼロ積分段階Zlと、アナログ入 力信号を積分する第1の積分段階INT〜1と、時間の測定値を導出すべく貯蔵 された積分電圧を積分分解する積分分解段階DEと、積分器の出力にある残留電 圧に倍数8を乗するX8段階と、オフセット変換サイクルの間、2つの入力を短 絡して装置のオフセットを積分する第2の積分段階INT−2と、変換サイクル 中の幾つかの点で、内部の信号を落着かせるために又はゼロ交差が検出された後 の積分分解段階の終わりの待ち状態として種々の段階の終わりに発生する休止段 階とを含んでいる。測定サイクルのこれらの段階に対する1組のスイッチ109 の状態が、第6図の表に示されている。
変形の動作モードでは、A/D変換器は、アナログ入力信号を相次いで小分けす るために、一連の測定段階を実行することができる。米国特許番号第46564 59号及び前に引用したロジャース及びサーバの論文に記載されているように、 ある2重勾配A/D変換器がアナログ電圧を変換することができる速度に対する 制約は、積分分解された信号のゼロ交差を検出する比較器の有限の応答時間であ る。
比較器の応答時間は、積分器が充電し得る最大電圧が装置の分解能によって分割 されていることにも関係する。しかしながら、積分器の最大電圧は典型的には、 装置の電源電圧によって制限されている。電源電圧を高くすると、消費電力が増 加すると共に、装置の設計が複雑になる。従って、こういう観点から、測定サイ クルを複数の互い違いの積分/積分分解段階に分割し、その各々が電力線路の完 全な1サイクル未満になるようにすることにより、見かけ上増大した積分器の電 圧変化が達成される。その結果、積分/積分分解段階の数に従って、見かけの積 分器の電圧変化を増加しながら、電力線路の雑音の排除又は通常モードの排除が 維持される。各々の積分分解段階の終わりと次の積分段階の始めとの間に休止段 階を介在させ、その間の時間、積分器の出力が一定にとどまるようにする。これ を用いるのは、前の段階からの残留信号を次の段階の出発点として保存するため である。
第9図の波形図(a)は1つの測定サイクルに亘る普通の1つの積分/積分分解 段階を示しており、これに対して、波形図(b)は測定サイクルを4つの積分/ 積分分解段階に分割し、4つの段階に対する信号積分時間の和を1つの段階の測 定サイクルに対する時間tVINTと等しくした場合を示している。波形図(b )に示す方式の場合の各々の小分けされた測定段階のタイミングが、波形図(c )に電源波形の陰影を施した区域に対して示されている。
第7A図及び第7B図と、第8A図及び第8B図とは、この段階に分割した測定 方式を用いたときの、同じ大きさを有しているそれぞれ正及び負の入力電圧に対 する積分器の出力を示す。出力波形の初めに示す短い応答DDは、入力信号の極 性に対する検出サイクルである。出力波形に続いて示す応答は、残留誤差に対す る測定である。第7A図及び第8A図では、積分段階が−1,5vにバイアスさ れている。
この例では、合計の積分段階に512クロツクサイクルかかり、積分分解段階は 、10ビツトの変換に対応して、0から1024クロツクサイクルまでの間の時 間がかかる。
2つのX8段階が、この分解能を13ビツトに、そしてその後、16ビツトに高 める。本発明は、モノリシックADC回路、特にBiMO3ADCに適用した場 合に、特に有利である。アナログフロントエンドにあるすべてのスイッチのタイ ミング及び制御は、PLA状態装置によって制御することができる。出力データ (16ビツト、極性ビット及び範囲外ビット)は、例えば第3図に示すように、 8ビツトのバイト本位母線又はピンで選択可能なボー速度を有する直列UART インタフェイスのような相異なる形式のインタフェイスを介して、アクセスする ことができる。
他の直列方式により、大抵の商業用マイクロコントローラの同期転送フォーマッ トに対処することができる。
本発明によるA/D変換器回路は、ロールオーバ誤差を大幅に低減し又はな(す と共に、普通用いられている基準キャパシタの必要性を除くことにより、これま でに確立された2重勾配変換方式を改善するものである。高及び低の基準電圧は 、同じ極性方向でバッファ及び積分器に常に印加される。このことは、かなり大 型で高価な0.1μF又は1μFの誘電体吸収の小さいキャパシタ(ポリプロピ レン又は同様な材料)のコスト及び空間をユーザが節約できることになると共に 、幾つかのピンの必要もなくなる。更に、積分分解段階の間、回路に切り換える ときに基準キャパシタと漂遊静電容量の端子との間で電荷が分けられることに伴 う誤差もなくなる。
ここで説明した本発明の特定の実施例は単に例示に過ぎず、本発明の考えに従っ て、これに他の種々の変更及び改変を加えることができる。このようなすべての 実施例、並びにその変更及び改変は、請求の範囲に記載した本発明の範囲内に属 するものと考えられる。
V=ψ曾びト

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.正及び負の極性状態のうちの一方を有している未知のアナログ入力電圧信号 を受け取る一対の入力端子と、該入力端子に接続されており、前記アナログ入力 電圧信号を表す出力ディジタル信号に変換されるべき積分信号を発生する積分器 とを有している積分型A/D変換器であって、前記未知のアナログ入力電圧信号 の極性状態を検出すると共に、該極性状態が前記正及び負の極性状態のうちの所 定の一方とは反対である場合に前記入力電圧信号の極性状態を前記所定の極性状 態に変換する手段と、ロールオーバ誤差をなくすために前記積分器に印加される 前記入力電圧信号が常に同じ前記所定の極性状態にあるように、前記所定の極性 状態にあるか又は該所定の極性状態に変換された前記アナログ入力電圧信号を積 分すると共に出力ディジタル信号に変換すべく前記積分器に印加する手段とを備 えた積分型A/D変換器。
  2. 2.前記未知のアナログ入力電圧信号の極性状態を検出すると共に変換する前記 手段は、制御論理ユニットと、前記未知のアナログ入力電圧信号の極性の検出に 応答して前記制御論理ユニットにより設定可能である閉じた状態と開いた状態と を有している1組のアナログスイッチとを含んでいるスイッチ手段を備えており 、該スイッチ手段は、前記入力電圧信号を前記所定の極性の方向で前記積分器に 印加するために、前記一対の入力端子を前記積分器に選択的に接続するように動 作している請求項1に記載の積分型A/D変換器。
  3. 3.前記入力電圧信号の正及び負の極性状態にそれぞれ対応している所定の高及 び低の値を有する基準電圧の一対の源を更に含んでおり、前記スイッチ手段は、 積分段階の際には、前記入力電圧信号が前記所定の極性状態に対応する極性方向 に所定の期間の間前記積分器に印加され、同じ前記極性の方向の積分信号が前記 積分器の出力に発生されるように前記論理制御ユニットにより制御されていると 共に、積分分解段階では、前記積分電圧信号の振幅に対応する可変の期間の間に 亘って前記積分電圧信号を所定のレベルまで積分分解するために、前記検出する 手段により検出された前記入力電圧信号の極性状態に応じて、前記高又は低の基 準電圧のいずれかが反対の極性方向で前記積分器に印加されるように前記論理制 御ユニットにより制御されている請求項2に記載の積分型A/D変換器。
  4. 4.前記積分器の出力を基準レベルと比較すると共に、該出力が該基準レベルに 達したときにゼロ交差信号を発生する比較器を更に含んでおり、前記制御論理ユ ニットは、一連のクロックパルスを発生するクロックと、前記ゼロ交差信号が発 生されるまで前記積分分解段階の際に前記クロックパルスを計数する手段と、前 記計数されたクロックパルスに対応する前記アナログ入力電圧信号のディジタル 表示を発生する手段とを含んでいる請求項3に記載の積分型A/D変換器。
  5. 5.前記スイッチ手段は、前記制御論理ユニットから発生される制御信号に応答 して前記1組のスイッチの状態を設定するアナログ状態装置を含んでいる請求項 1に記載の積分型A/D変換器。
  6. 6.正及び負の極性状態のうちの一方を有している未知のアナログ入力電圧信号 を受け取る一対の入力端子と、該入力端子に接続されており、前記入力電圧信号 を積分すると共に、その後該積分された信号を基準電圧に対して積分分解する積 分器と、該積分器の出力を所定の基準レベルと比較すると共に、前記積分器の出 力が前記所定の基準レベルに達したときにゼロ交差信号の出力を発生する比較器 とを有している積分型A/D変換器であって、前記比較器の出力に接続されてい る制御論理ユニットと、前記入力電圧信号の極性状態を検出する手段と、前記入 力電圧信号の極性状態の検出に応答して前記制御論理ユニットにより設定可能で ある閉じた状態と開いた状態とを有している1組のアナログスイッチとを含んで いるスイッチ手段を備えており、 該スイッチ手段は、積分段階の際には、積分信号が前記積分器の出力に発生され るように、前記積分器が前記入力電圧信号の極性状態に関係なく同じ極性方向に 上向きの傾斜で変化するようにする極性方向で所定の期間の間、前記入力電圧信 号を印加するために前記入力端子を前記積分器に選択的に接続するよう動作して いると共に、積分分解段階の際には、前記比較器がゼロ交差信号を前記制御論理 ユニットに対して発生するように、前記積分信号の振幅に対応する可変の期間に 亘って所定のレベルまで前記積分信号を積分分解させるべく、前記積分器の上向 き傾斜方向とは反対の極性方向で基準電圧を前記積分器に印加するために前記入 力端子を前記積分器に選択的に接続するよう動作している積分型A/D変換器。
  7. 7.前記制御論理ユニットは、一連のクロックパルスを発生するクロックと、前 記ゼロ交差信号が発生するまで前記積分分解段階の際に前記クロックパルスを計 数すると共に、前記計数されたクロックパルスに対応する前記入力電圧信号のデ ィジタル表示を発生する手段とを含んでいる請求項6に記載の積分型A/D変換 器。
  8. 8.一対の貯蔵キャパシタを更に含んでおり、一方のキャパシタは、切り換え可 能な分路を介して前記積分器の出力に接続されており、他方のキャパシタは、前 記積分器と前記比較器との間に前記分路と並列に接続されており、前記貯蔵キャ パシタは、前記ゼロ交差信号を検出する際の残留誤差を測定すると共に前記積分 分解時間の一層正確な測定値を発生するために、第2の積分/積分分解段階で所 定の比を乗じた残留電圧信号を前記積分器にフィードバックすべく、互いに前記 所定の比の静電容量を有している請求項6に記載の積分型A/D変換器。
  9. 9.前記積分器、比較器、スイッチ手段及び制御論理ユニットは、集積回路とし て形成されている請求項6に記載の積分型A/D変換器。
  10. 10.前記1組のスイッチ及び前記制御論理ユニットは、自動ゼロ補正動作を行 うように前記スイッチの状態を設定する手段を含んでいる請求項6に記載の積分 型A/D変換器。
  11. 11.前記1組のスイッチ及び前記制御論理ユニットは、前記積分分解時間を測 定するための第1の積分/積分分解段階と、その後に続く、所定の乗数を乗じた 前記積分器の出力の残留電圧を貯蔵するための残留値貯蔵段階と、その後の、前 記積分分解時間の第1の測定値から減算すべき残留誤差を測定するための第2の 積分/積分分解段階とを実行するように、前記スイッチの状態を設定する手段を 含んでいる請求項6に記載の積分型A/D変換器。
  12. 12.前記所定の乗数は8であると共に、更に3ビットの測定分解能をもたらし ている請求項11に記載の積分型A/D変換器。
  13. 13.前記1組のスイッチ及び前記制御論理ユニットは、合計16ビットの測定 分解能をもたらすように、10ビットの測定に対応する数のクロックパルス以内 の測定サイクルと、前記第2の積分/積分分解段階と、更に3ビットの残留誤差 の測定分解能をもたらす第3の積分/積分分解段階とを実行するように、前記ス イッチの状態を設定する手段を含んでいる請求項12に記載の積分型A/D変換 器。
  14. 14.16ビットの上向き/下向きカウンタを更に含んでいる請求項13に記載 の積分型A/D変換器。
  15. 15.前記集積回路に形成されており、前記制御論理ユニットから発生される制 御信号に応答して前記1組のスイッチの状態を設定するアナログ状態装置を更に 含んでいる請求項9に記載の積分型A/D変換器。
  16. 16.正及び負の極性状態のうちの一方を有している未知のアナログ入力電圧信 号を受け取る一対の入力端子と、所定の高及び低の値を有している基準電圧をそ れぞれ受け取る一対の基準電圧端子と、 印加される電圧に対する一対の入力導線のうちの一方に接続するための1つの入 力端子と、その出力端子にフィードバック接続されている他の入力端子と、積分 抵抗の一端と直列に接続されている出力端子とを有している入力バッファと、 前記積分抵抗と、その他端が当該積分器の出力端子に接続されている積分キャパ シタとを含んでおり、印加される電圧に対する前記一対の入力導線のうちの他方 に接続するための1つの入力端子と、前記積分抵抗の他端と前記積分キャパシタ の一端とに共通に接続されている他の入力端子とを有している積分器と、 該積分器の出力端子に接続されている1つの入力端子と、基準入力端子と、出力 端子とを有している比較器と、該比較器の出力端子に接続されている制御論理ユ ニットと、前記入力電圧信号の極性状態を検出する手段と、前記入力電圧信号の 極性の検出に応答して前記制御論理ユニットにより設定可能である閉じた状態と 開いた状態とを有している1組のアナログスイッチとを含んでいるスイッチ手段 とを備えており、 該スイッチ手段は、積分段階の際には、積分信号が前記積分器の出力端子に発生 されると共に前記積分キャパシタにより貯蔵されるように、前記入力電圧信号の 極性状態に関係なく前記積分器が同じ極性方向に上向きの傾斜で変化するように する極性方向で所定の期間の間、前記入力電圧信号を前記一対の入力導線を介し て印加するために、前記一対の入力端子を前記バッファ及び前記積分器に対する 前記一対の入力導線と選択的に接続するよう動作していると共に、積分分解段階 の際には、ゼロ交差信号が前記比較器の出力端子から前記制御論理ユニットに対 して発生されるように、前記貯蔵された積分信号の振幅に対応する可変の期間に 亘って該積分信号を所定のレベルまで積分分解させるべく、検出された入力電圧 信号の極性状態に応じて前記高又は低の基準電圧のいずれかが前記入力導線を介 して、前記積分器の上向き傾斜方向と反対の極性方向で前記バッファ及び前記積 分器に印加されるよう動作しており、前記制御論理ユニットは、一連のクロック パルスを発生するクロックと、前記ゼロ交差信号が発生されるまで前記積分分解 段階の際に前記クロックパルスを計数すると共に、前記計数されたクロックパル スに対応する前記アナログ入力電圧信号のディジタル表示を発生する手段とを含 んでいる積分型A/D変換器。
  17. 17.一対の貯蔵キャパシタを更に含んでおり、一方のキャパシタは、切り換え 可能な分路を介して前記積分器の出力端子に接続されており、他方のキャパシタ は、前記積分器と前記比較器との間に前記分路と並列に接続されており、前記貯 蔵キャパシタは、前記ゼロ交差信号を検出する際の残留誤差を測定すると共に前 記積分分解時間の一層正確な測定値を発生するために、第2の積分/積分分解段 階で所定の比を乗じた残留電圧信号を前記積分器にフィードバックすべく、互い に前記所定の比の静電容量を有している請求項16に記載の積分型A/D変換器 。
  18. 18.前記一対の入力端子、一対の基準端子、入力パッファ、積分器、比較器、 スイッチ手段及び制御論理ユニットは、集積回路として形成されている請求項1 6に記載の積分型A/D変換器。
  19. 19.前記1組のスイッチ及び前記制御論理ユニットは、自動ゼロ補正動作を行 うように前記スイッチの状態を設定する手段を含んでいる請求項16に記載の積 分型A/D変換器。
  20. 20.前記1組のスイッチ及び前記制御論理ユニットは、前記積分分解時間を測 定するための第1の積分/積分分解段階と、その後に続く、所定の乗数を乗じた 前記積分器の出力の残留電圧を貯蔵するための残留値貯蔵段階と、その後の、前 記積分分解時間の第1の測定値から減算すべき残留誤差を測定するための第2の 積分/積分分解段階とを実行するように、前記スイッチの状態を設定する手段を 含んでいる請求項16に記載の積分型A/D変換器。
  21. 21.前記所定の乗数は8であると共に、更に3ビットの測定分解能をもたらし ている請求項20に記載の積分型A/D変換器。
  22. 22.前記1組のスイッチ及び前記制御論理ユニットは、合計16ビットの測定 分解能をもたらすように、10ビットの測定に対応する数のクロックパルス以内 の測定サイクルと、前記第2の積分/積分分解段階と、更に3ビットの残留誤差 の測定分解能をもたらす第3の積分/積分分解段階とを実行するように、前記ス イッチの状態を設定する手段を含んでいる請求項21に記載の積分型A/D変換 器。
  23. 23.16ビットの上向き/下向きカウンタを更に含んでいる請求項22に記載 の積分型A/D変換器。
  24. 24.前記1組のスイッチ及び前記制御論理ユニットは、前記アナログ入力信号 を測定すべく多数の積分/積分分解段階を用いて小分けした積分動作を実行する ように、前記スイッチの状態を設定する手段を含んでいる請求項16に記載の積 分型A/D変換器。
  25. 25.前記集積回路に形成されており、前記制御論理ユニットから発生される制 御信号に応答して前記1組のスイッチの状態を設定するアナログ状態装置を更に 含んでいる請求項18に記載の積分型A/D変換器。
JP5503823A 1991-08-06 1992-08-05 ロールオーバ誤差を低減する手段を有している積分型a/d変換器 Pending JPH06502058A (ja)

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