JPH06502055A - ビデオ・ディスプレイ上でグラフィカル・オブジェクトを操作することによってデータ変換処理を実行できるようにしたコンピュータ/ヒューマン・インターフェース - Google Patents
ビデオ・ディスプレイ上でグラフィカル・オブジェクトを操作することによってデータ変換処理を実行できるようにしたコンピュータ/ヒューマン・インターフェースInfo
- Publication number
- JPH06502055A JPH06502055A JP4511852A JP51185292A JPH06502055A JP H06502055 A JPH06502055 A JP H06502055A JP 4511852 A JP4511852 A JP 4511852A JP 51185292 A JP51185292 A JP 51185292A JP H06502055 A JPH06502055 A JP H06502055A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformation
- definition
- data
- user
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/0035—User-machine interface; Control console
- H04N1/00405—Output means
- H04N1/00408—Display of information to the user, e.g. menus
- H04N1/00413—Display of information to the user, e.g. menus using menus, i.e. presenting the user with a plurality of selectable options
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/0035—User-machine interface; Control console
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/0035—User-machine interface; Control console
- H04N1/00405—Output means
- H04N1/00408—Display of information to the user, e.g. menus
- H04N1/00411—Display of information to the user, e.g. menus the display also being used for user input, e.g. touch screen
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/56—Processing of colour picture signals
- H04N1/60—Colour correction or control
- H04N1/6011—Colour correction or control with simulation on a subsidiary picture reproducer
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ビデオ・ディスプレイ上でグラフィカル・オブジェクトを操作することによって
データ変換処理を実行できるようにしたコンピュータ/ヒユーマン・インターフ
ェース及眠の亙旦
本発明は、広くは、ヒユーマン・オペレータ(人間のオペレータ)と、コンピュ
ータのハードウェア及びソフトウェアのシステムとの間のインターフェースに関
するものであり、より詳しくは、ビデオ・ディスプレイ・モニタ上でグラフィカ
ル・オブジェクトを操作することによってデータ変換処理を実行できるようにし
たシステムに関するものである。本発明の好適実施例は、第1の座標空間から第
2の座標空間への変換のために、複数のルックアップ・テーブルを使用するよう
にした、カラー画像処理システムに関係したものである。
カラー画像処理システムは、一般的に、カラー画像の電子表示を生成するための
入力デバイスを含んでいる。この入力デバイスは、生成した画像の電子表示をコ
ンピュータのワークステーションへ供給し、このワークステーションが、その画
像に対し、ユーザの命令に従って処理を施した上で、その処理後画像をカラー・
モニタへ転送し、ディスプレイさせるようにしている。↓−ザば、ワークステー
ションとの間で対話を行なう。この対話は、一般的には、マウスやキーボード等
の入力デバイスと、コントロール・モニタ等の出力デバイスを介して行なわれる
。また、ユーザは、カラー・モニタ上にディスプレイされる画像が、所望の画像
となるまで、電子画像に調節を施すことを命じる命令を、コンピュータに対して
反復して発するという方法でその対話を行なう。更にユーザは、その画像のハー
ド・コピーを作成することもでき、それには、ワークステーションに対して、指
定したプリンティング・デバイスへ処理後電子画像を供給するよう、命令するよ
うにする。
ワークステーションによって処理を施された電子画像は、複数の画素(ビクセル
)から成る2次元アレイとして構成されている。各ビクセルの色を表わすために
使用することのできる表色系即ち「色空間」には様々な種類がある。例えば、R
GB色空間は、ビクセルの色を、赤と緑と青の3原色の、相対的な寄与の度合い
をもって表わすようにした色空間である。このRGB色空間という表色系は、カ
ラー・モニタにおいて広く一般的に採用されており、その理由は、その3つのパ
ラメータ(R,G、B)が、カラー・モニタが色を発生させる際に使用している
メカニズム及び信号に対応しているからである。更に詳しく説明すると、カラー
・モニタのディスプレイ画面では、その各ビクセルが3種類の原色蛍光体によっ
て形成されている。そして、1組のRGB値によって規定される、ある1つの色
を発生するために、カラー−モニタは、それら3種類の原色蛍光体の各々を、夫
々に対応したR、G、Bの値によって決められる強度で、発光させるようにして
いる。
同様の色空間に、CMYK色空間というものがあり、これは、4つの変数C1M
、Y、Kを用いて色を表示するようにした色空間である。それら4つの変数の各
々は、シアン、マゼンタ、黄、及び黒の、4種類の色素の相対的な(減法混色に
おける)寄与の度合いに対応している。この表色系は、ブリンク装置(或いは印
刷機等)に関して広(一般的に使用されており、その理由は、C,M、 Y、
Kの各パラメータは、プリンタが所望の色を作り出すために使用する色素(例え
ばインク、染料等)の量を定めるものだからである。黒は、プリントしたインク
の色濃度を増強するために使用されており、この黒を使用することによって、複
数の色素を重ねることによって黒に近い色を出さねばならない場合と比べて、高
価なカラー色素の使用量を少量に抑えることができる。
以上のRGB色空間とCMYK色空間とは、いずれも線形色空間であり、それら
のうち、RGB色空間は画像スキャナ装置に適しており、CMYK色空間はプリ
ンタ装置に適している。その理由は、それら色空間のパラメータの各々が、それ
ら装置が色を測定し、或いは作り出す際の物理的な機構と密接に対応しているか
らである。しかしながら、幾つかの理由から、これら色空間は、カラー画像の処
理には必ずしも適してはいない。例えば、図1に示すように、3つのパラメータ
R,G、Bによって3次元の線形色空間が規定されているとき、この色空間の中
の各点は、特定の1つの色に対応している。この色空間の中の様々な点において
、パラメータの値を所定量だけ変化させた場合に、その結果として生じる、観察
者が知覚する色の変化は、必ずしも、そのパラメータの変化量に対応した大きさ
の変化にはならない6例えば5色空間の中のある位置においては、パラメータR
をn単位だけ増大させても、知覚される色の変化は殆ど生じない。ところが、同
じ色空間の中の、別のある位置においては、パラメータRを同じn単位だけ増大
させたときに、知覚される色に大きな変化が生じる6従って、ユーザが、3つの
パラメータR,G、Bを操作して所望の色の変化を生じさせるということが、困
難である場合もある。
この問題に対処するために、人間が色を知覚するときの知覚の仕方に、より緊密
に対応したパラメータによって色を規定するようにした、様々な知覚色空間がこ
れまでに提案されている。この知覚色空間に該当する標is表色系のうちでも、
特に著名なものとして1国際照明委員会(CIE)が発表した、総称してCIE
表色系と呼ばれている幾つかの表色系がある。
例えばru’ v’ L*J色空間は、u’ 、 v” 、 Loの3つのパラ
メータで規定するようにした3次元色空間である。この色空間の中の各々の色は
、その色度が、u’ 、v’の2つのパラメータで一意に特性記述される。第3
のパラメータであるし*は、色の明度の、知覚的に一意なバリエーションを表わ
すものである(例えば、L本=0は黒であり、L本=100は白である)。(尚
、以下の説明においては表記を簡明にするために、この基準空間を単にru、v
、LJで表わすことにする)。
このruvLJ色空間の中で、カラー画像に対して変更処理を施すためには、ワ
ークステーションは、単に、この色空間の中の各点(uo 、vo、Lo)を、
新たな点(u+ 、V+ 、LI )へ写像するだけで良い。例えば、ユーザは
、モニタ上に画像をディスプレイする際に、その画像の色に調節を加えて、室内
の照明状況の影響を補償したいと考えるかも知れない。この場合に、ユーザは、
各点(uo 、 Vo 、 Lo )を、UとVとについては同じ[uOと■。
とし、ただし明度値りはより大きな値L+にした新たな点(uo、vo、LI)
へ、写像するような変換を選択する。
画像処理システムには、一般的な例としては、この種の様々なカラー画像変換の
、その各々に対応した既設の変換定義が包含されている。そして、画像処理シス
テムは、選択された変換定義に基づいて、色空間の中の然るべき点を新たな点へ
写像する。この方式によって、電子画像の各ビクセルの色が、その変換定義に従
って、1つのビクセルから次のビクセルへと次々と連続して写像されて、所望の
視覚効果が得られるようになっている。また、画像処理システムは、その画像変
換に加えて、更に別の種類の画像変換をも施すためには、最初の画像変換によっ
て得られた色値に対して、第2の変換定義に従って更に写像を施し、それによっ
て、一度写像された点を、更に別の点へと写像するようにしている。従って、用
意されている複数の既設の変換定義を用いて、色値に対する写像を、次々と連続
して、重ねて実行して行くことによって、任意の種類数の変換を施すことができ
るようになっている。しかしながら、このように、画像に対して次々と処理を重
ねて施して行(方式では、非常に長い時間がかかることになり、特に、既設の複
数の変換のうちから、非常に多(の変換が選択される場合や、変換処理を施さね
ばならないデータポイントが多数存在する場合には、ことさら長い時間が必要で
ある。
本願の基礎米国出願の同時係属出願であり、本願の基礎米国出願の譲受人と同一
の譲受人に対して譲渡されている、発明の名称を「選択された複数の画像変換を
実行するための複合画像変換モジュールを作成するようにしたカラー画像処理シ
ステム(Color Imge Processing System For
Preparing a CompositeImage Transfor
mation Module For Perfor+sing a Plur
ality of Seleモ狽■■
Image Transformtions) Jという、米国特許出願第 号
(この米国特許出願は、この言及をもって本開示に包含するものとする)には、
入力ビクセル値のアレイに応答して、変更処理後ビクセル値のアレイを発生する
ための方法及び装置であって、必要な計算処理量を大幅に低減した方法及び装置
が開示されている。
同米国特許出願の方法は、入力ビクセル値のアレイに対して施すべき画像変換処
理についてのユーザの選択を受け取るステップを、その構成要素として含んでい
る。このユーザの選択に応じて、記憶しである複数の変換定義の中から自動的に
複数の変換定義が選択される。各々の変換定義は、所定の画像変換の入力と出力
との間の関係(以下、入出力関係という)を表わした。複数の3次元のサンプル
価を包含している0Mいて、それら選択された複数の変換定義を合成して1つの
複合変換定義を生成するようにしており、この複合変換定義は、ユーザが実際に
選択した複数の画像変換処理に対して均等な、1つの複合画像変換処理における
入出力関係の複数のサンプル値を包含している。この複合変換は、そのコンパイ
ルと実行とを、充分に速い速度で(例えばリアルタイムで)行なえるという好適
なものとなっており、そのためユーザが、みずからの選択内容を対話方式で変更
しながら、所望の複合変換を生成することが、可能になっている。
この複合変換定義に従って、変換処理を実行するときには、その複合変換定義の
中から、変更処理を施すべき入力色の色値に応じた少なくとも1つのサンプル値
を選択する。そして、その選択した少なくとも1つのサンプル値に基づいて、変
更処理後の色値を算出する。例えば、1つの実施例においては、その入力色の色
値に最も近く位置している1つのサンプル値を選択するようにしている。また別
の実施例においては、複数のサンプル値を選択し、それらサンプル値の間で内挿
法を適用することによって、その入力色の変更処理後の色値を算出するようにし
ている。
この同時係属米国出願に記載されている方法及び装置には、その別の局面の特徴
として、記憶しておく複数の変換定義のうちに、既設の変換定義の他に、ユーザ
の命令に従って作成する変換定義であるカスタム変換定義も、含ませることがで
きるようにしているという特徴がある。そのために、所望の色の変更を指定した
ユーザの命令を受け取るようにしている。続いて、その指定された色変更を実行
するための、カスタム変換定義を作成する。このカスタム変換定義は、既設の変
換定義に改造を加えることによって作成することもでき、また、ユーザの入力に
基づいて、全く新たにその変換定義を生成することもできる。更に、好適実施例
においては、3次元の変換定義を、機能ルックアップ・テーブル(functi
onallook−up table)の形で作成して、それをrFUTJと呼
んでいる。
人間のオペレータが、既設PUTを使用したり、カスタムPUTを作成したりす
ることができるようにするためには、容易に、しかも直感に即して使用すること
のできる、コンピュータと人間との間のインターフェースが装備されている必要
がある。類似のシステムのための現在公知のインターフェースとして、ビデオ・
ディスプレイのグラフィカル・オブジェクトを利用するようにしたインターフェ
ースが幾つか存在しているが、それらインターフェースにおけるグラフィカル・
オブジェクトの操作の仕方は、現実世界のツールにも、制御対象のデータ構造に
も、更には実行中のデータ変換処理にも、直感的に対応したものとはなっていな
い。更に、それらインターフェースは、多くの異なった種類のアイコンや対話コ
マンドを必要としている。尚、本開示では、コンピュータ・システムと人間のオ
ペレータとの間のインターフェースである。コンピュータ/ヒユーマン・インタ
ーフェース(computer/human 1nterface)を、rcH
IJと書き表わすことにする。
従って、本発明の幾つかの目的として、先ず、例えばカラー画像処理システム等
の、データ変換を行なうシステムのためのCHIであって、そのシステムを構成
しているツール並びにオブジェクトの図形表示を提供し、しかも現実世界のオブ
ジェクト(事物〕や、制御しているデータ変換処理の処理方式に直感的に対応し
た図形表示を提供することができるCHIを提供するということがある0本発明
の更なる目的は、オブジェクト及びツールのアイコン表示の種類数を低減し、そ
れらツールないしオブジェクトどうしの間の対話とコマンドとを標準化すること
のできるCHIを提供することにある0本発明の更なる目的は、予め標準化され
ているマスター・ツールの様々なカスタム実現態様を、容易に生成することがで
きる手段を提供することにある0本発明の更なる目的は、ユーザが、単にビデオ
・ディスプレイ上のグラフィカル・オブジェクトを操作するだけで、複数のPU
Tを組み合わせて1つの複合PUTを合成することができるようにする、CHI
を提供することにある。本発明の更なる目的は、データPUTのパラメータに変
更を加えるための、また特に、処理対象のデータに対して適用される変換処理の
程度をグラフィックス操作によって変更するための、便利なグラフィックス手段
を提供することにある。
本発明のその他の目的、特徴、及び利点は、以下の具体的な好適実施例の説明を
1図面と共に参照することによって明らかになる。
X哩の概1
本発明の装置は、第1好適実施例においては、ユーザからのコマンドに応答して
、入力データ値から成るアレイである入力データ値アレイに関する、変更処理を
施したデータ値から成るアレイである変更処理後データ値アレイを生成する装置
としである。この装置は、少な(とも1つのデータ変換定義を記憶させてお(た
めの記憶手段と、ユーザによる少なくとも1つのデータ変換処理の選択に応じて
、前記変換定義のうちの少なくとも1つの変換定義を特定し、その特定した少な
くとも1つの変換定義を前記入力データ値アレイに対して適用する、データ処理
手段とを含んでいる。また、ユーザから命令を受け取るための、そして前記デー
タ処理手段の出力を表示するための、ユーザと前記データ処理手段との間のイン
ターフェース手段を備えている。このインターフェース手段は、ユーザが、ユー
ザ命令を発することができるようにする入力デバイスと、1つの変換定義を表わ
す信号と前記ユーザ命令を表わす信号とを生成する信号生成手段と、ディスプレ
イ手段とを含んでいる。ディスプレイ手段は、前記ユーザ命令ないし前記変換定
義を表わす前記信号の図形表示をディスプレイする。更に信号処理手段が含まれ
ており、この信号処理手段は、前記ユーザ命令を受け取り、前記ディスプレイ手
段上において、前記変換定義のうちの少なくとも1つの変換定義の図形表示を選
択し且つ移動させる。また、この信号処理手段は、前記データ処理手段に対して
コマンドを送出し、そのコマンドは、該データ処理手段に、前記選択した少なく
とも1つの変換定義を特定させ、且つ、その選択した変換定義を前記入力データ
値アレイに適用させて、変更処理後データ値を生成させるコマンドである。
本発明の第2好適実施例は、更に、単一の複合変換定義を生成するための手段を
備えており、この単一の複合変換定義は、それを前記入力データ値に適用するこ
とによって1選択した少なくとも2つの変換定義を個別に順次適用したときに得
られる出力データ値と同一のデータ値が得られるものである。
第3好適実施例においては、本発明のインターフェースは更に、前記入力データ
値アレイのうちの第1領域を、選択された変換定義に従って変換処理を施すべき
領域として指定する第1領域選択手段と、前記入力データ値アレイのうちの少な
くとも1箇所の第2領域を、データ値の変換量が所定の割合で変化するようにし
た変換定義に従って変換処理を施すべき領域として指定する第2領域選択手段と
を備えており、データ値の変換量が所定の割合で変化するようにした前記変換定
義は、前記入力データ値アレイの該第2領域の中に包含されるデータ値の変換量
を、前記入力データ値アレイの前記第1領域の中に包含されるデータ値の変換量
へ近付けて行くようにした変換定義である。
本発明の第4好適実施例においては、前記インターフェースは、ツールないしオ
ブジェクトへメツセージを送出するための手段及びツールないしオブジェクトか
らメツセージを受け取るための手段と、他のツールないしオブジェクトとの間で
メツセージの送受を行なうための手段を有する少なくとも1つのデータ変換定義
用ツールと、ツールへメツセージを送出するための手段及びツールからメツセー
ジを受け取るための手段を有する前記入力データ値を表わすオブジェクトとを含
んでおり、また更に、前記変換定義用ツールが前記データ・オブジェクトへ送出
するメツセージのうちには、選択された変換を前記入力データ値に適用すべきこ
とを示すメツセージが含まれている、本発明の第5好適実施例の装置においては
、前記ユーザ・インターフェースが更に、信号処理手段を含んでおり、この信号
処理手段は、ユーザからコマンドを受け取り、前記ディスプレイ手段上において
少なくとも1つのマスター変換定義の図形表示を特定すると共に、変換制御装置
に対してコマンドを送出する信号処理手段であって、該変換制御装置に対する該
コマンドは、該変換制御手段に、変更可能であることを除いては前記特定したマ
スター変換定義と同一の、変更可能な作業用変換定義を生成させるコマンドであ
る。
2厘の固星l説■
図1は、RGE色空間の模式図である。
図2は、請求の範囲に記載した発明に関連して使用される、画像処理システムの
ブロック図である。
図3は、ユーザが、本発明のCHIを介して発する命令に従って実行される、様
々な変換処理のブロック図である。
図4は1本発明のCHIにおける、ハンドの基本動作を示したフローチャートで
ある。
図5は、本発明のCHIにおける、データPUTの生成及び改造のために使用さ
れる様々なツールの基本動作のうち、それらツールが活動状態ないし適用状態と
されているときの基本動作を示したフローチャートである。
図6は、本発明のCHIにおける。データPUTの生成及び改造のために使用さ
れる様々なツールの基本動作のうち、それらツールがオブジェクトの上で手放さ
れたときの基本動作を示したフローチャートである。
図7a〜図7fは、ユーザが、本発明の方法に従って、モニタ上にピクチャーを
ディスプレイし、そのピクチャーに対して様々な変更処理を施すことを試み、そ
して最終的に、そのピクチャーに施した変更処理を永久的なものとする場合に実
行する、基本ステップを示したフローチャートである。
図8は、ユーザが本発明のCHIを用いて、ピクチャーのグレイ・バランスに関
係したPUTに対して変更処理を施す際に、実行される概略的ステップを示した
フローチャートである。
図9は、ルーム、ドア、及びピクチャーの夫々を表わすオブジェクトと、ハンド
、入力、出力、調節、グレイ・バランス、階調、モニタ、作業指令、メモリ記憶
、及びインキングの夫々のためのツールとを含んでいる、CHIの基本構成要素
を示した模式図である。
図10は、本発明のCHIのハードウェア構成要素を示した模式図である。
図11は、ユーザが、マウスの2個のボタンを様々な組み合わせで操作したとき
に、その結果として実行される基本的な動作を示した模式図である。
図12は、本発明のCHIにおける、ツール・ルームの模式図である。
図13は、本発明のCHIにおける1階調用ツールの、活動状態にあるときの表
示形態を示した模式図である。
図14は、本発明のCHIにおける、グレイ−バランス用ツールの、活動状態に
あるときの表示形態を示した模式図である。
図15は、本発明のCHIに8ける、モニタ用ツールの、活動状態にあり、しか
もピクチャー・オブジェクトに対して適用された状態にあるときの表示形態を示
した模式図である。
図16は1作業指令用ツールの、活動状態にあるときの表示形態を示した模式図
であり、この図示例の作業指令用ツールは、シャドウ部に影響を及ぼすように調
節されたグレイ・バランス用ツールと、ハイライト部に影響を及ぼすように調節
されたもう1つのグレイ・バランス用ツールと、全領域に対して影響を及ぼすよ
うに調節された階調用ツールとを含んでいる。
口の の一
本発明は、データ処理に関係した広範な種々の用途に適用し得るものである。
ただし、好適な用途のうちの1つに、カラー画像処理の分野の用途があるため、
説明のための具体例としては、カラー画像処理に適用した例を取り挙げることに
する。
図2に関し、画像処理システム8は複数の入力デバイス10を含んでおり、それ
ら入力デバイス10は、ソース画像(例えば写真、フィルム、或いは、カメラの
視野の中のシーン等)を定歪して、その画像の、ディジタル電子表示(即ち、電
子画像)を生成するデバイスである。この電子画像は、画像処理装置14へ供給
される。画像処理装置14は、その電子画像の色の調節を施した後に、その調節
処理後電子画像を(例えば後刻再生して処理するために)記憶装置17に記憶さ
せるか、或いは、その調節処理後電子画像を様々な出力デバイス16へ転送して
、その画像をプリントさせたり、ディスプレイさせたり、或いは、ネットワーク
15やその他の種々の通信チャネルを介して送信させたりする。
画像処理装置14は、ユーザ・インターフェース22に接続されている。ユーザ
は、このユーザ・インターフェース22を介して、所望の変換処理を電子画像に
施すべきことを指示することができる。一般的には、画像処理装置14並びにユ
ーザ・インターフェース22は、適宜にプログラムした汎用コンピュータ、ない
し汎用コンピュータ・ワークステーションによって構成するようにしている。
本発明の主要な局面を成す特徴は、以下に説明するように、ユーザ・インターフ
ェースにある。
ユーザからの要求に応答して、変換制御装置20が、以下に説明するように、あ
る1つの動作モードで、記憶させである複数の既設PUTから成るPUT集合体
19のうちから1組のPUTを選択する。(この変換制御装置20は、ソフトウ
ェアで構成するのではな(、独立したハードウェアの構成要素として実現するこ
とも可能である)、既設PUTの各々は、第1の色空間の中の画像の各色を表わ
す色値を、異なった1組の色値へ(例えば、同一の色空間ないしは異なった色空
間の中の、異なった色へ)写像することによって所望の画像変換処理を達成する
ための、−意の変換を記述している。更に、本発明では、ユーザGよ、自分自身
のためのカスタムPUTを作成することもできる。これにつl/Xで説明すると
、例できる。続いて、ユーザは、それらの色に対する所望の変更処理(例えモf
、明度を特定量だけの増大させる等の処理)を指定することができる。これらの
選択操作が行なわれたならば、変換制御装置20が、それら操作に応答して、そ
れらのユーザの選択内容に対応したカスタムPUTを作成することができる。こ
の種のカスタム変換処理は、既設の変換処理に改造を加えることによって作成す
ることもできるし、ユーザの入力に基づいて、最初から新たな変換処理を生成す
ると1/1つ方法で作成することもできる。
ユーザからの命令に従って、変換制御装置20は、図3に示したように1選択さ
れた複数のPUTを合成して、単一の複合PUT28を構成すること力Sでき、
そして、その複合PUT28によって、入力デバイスから供給される画像Iこ対
して処理を施し、それによって、その画像を途中で一旦、記憶装置に記憶させる
ことなく、直接ディスプレイ上に表示することができる(図中のFUT32の場
合も同様であるが、ただしFLIT32では、ディスプレイ上に表示するのでC
よな(プリンタで打ち出せるようにしている)6以上の選択及び合成の作業は、
充分に速い速度で行なわれるため、ユーザは、システムに所望の画像がディスプ
レイされるようになるまで、システムと対話しながら、みずからの選択を変更し
て行(ことができる、尚、ユーザがコマンドを発してからシステムがそのコマン
ド幕こ応答するまでの間にユーザが実感する時間遅れが皆無であるか、或しA&
まその時間遅れが非常に僅かであるような、充分に速い速度で実行される処理を
「リアルタイム」処理といっている。
再び図2について説明すると、変換制御装置20は合成FUT28を変換処理装
置18へ供給し、この変換処理後画像8が、その合成FUT28に従って変換処
理を実行する。この変換処理袋M18もまた、汎用コンピュータ上にソフト・シ
ェアによって構成して、所与のPUTに指定された変換処理を実行するようにし
たものとすることが好ましいが、ただし、個別の複数のハードウェア構成要素に
よって、この変換処理装置18を構成することも可能である。
次に図3について説明する。ここでは具体的な一例として、ユーザが画像処理装
置14に対して、次のような命令を発したものとする。その画像処理装置14に
対する命令とは、スキャナ10(a)から電子画像を受け取り、その受け取った
電子画像に対して選択された複数の変換処理を施し、そして、その変換処理後画
像を、カラー・モニタ16(a)上にディスプレイせよという命令である。この
命令に対しては、変換制御装置20が応答して、先ず最初に(好ましくは自動的
に)入力用PUT (a)を選択する。この入力用PUT (a)は、特定のス
キャナ10(a)からの電子画像を、後続の変換処理を実行する際に使用する「
基準」色空間の中の画像へ転換するためのPUTである。更に詳しく説明すると
、予め規定されているこの入力用変換は、その特定のスキャナのRGB色空間の
中の各点を、知覚色空間uvL (即ち「基準J色空間)の中の、その点に対応
する点へ写像するものである。この変換を実行するために、先ず、入力用変換に
よって、関係しているその特定のスキャナ10(a)の、個体特性の影響を補償
するようにしている。例えば、スキャナ10(a)とスキャナ10(b)とでは
、同じ所与の1つの色に応答した場合であっても、RGB色空間の中の互いに異
なった座標を発生することがあり得る。そのため、入力用FUT12 (a)と
、入力用FUT12 (b)と(図4参照)に対して、夫々に、各々のスキャナ
の個体特性の影響を補償するように較正を施しておき、それによって、どちらの
スキャナで走査しても、同じ色を走査したときには、基準色空間uvLの中の同
一の点が発生されるようにしている。一般的には、ある特定のスキャナに合わせ
てFUT12(a)を一度設定したならば、それ以後、ユーザがそのFUT12
(a)に対して改造(設定変更)を加えることはない、しかしながら、ユーザ
が、入力の状態に応じて、限られた数のこの種のPUTのうちから1つのPUT
を選択することも可能にしである。また、後に説明するように、変換処理装置1
8が入力用変換定義12(a)を入力データに対して適用する場合、画像記憶装
置17の手前で適用することもでき、また、この画像記憶装置17より後に、複
合変換定義の一部に組み込んだ形で適用することもできるようにしである。
ユーザは更に、次のように命令することもできる。その命令とは、スキャナ10
(a)から供給される画像に対して、較正用変換12(a)を施した後に、改造
可能な入力用PUT13を用いて更に「入力用」処理を加えてから、記憶装置1
7に記憶させて、後続の更なる処理やディスプレイに使用できるようにせよとい
う命令である。このユーザ改造可能な入力用変換定義13をユーザが用いること
があるのは、例えば、較正用変換定義12(a)を使用したときに得られる変換
結果がユーザの具体的なニーズを満足するものではないため、その変換結果に更
に変更を施すようにする場合である。ユーザがこの命令を発したならば、変換制
御装置20は、先ず、変換処理装置18に命令して、電子画像に対して入力用F
UT12 (a)に従って処理を施させ、その後に、更に命令を発して、今度は
入力用PUT13に従って処理を施させる。これによって得られる、較正処理が
施された上に、更に変換処理が施された処理後画像は、記憶装置17の中に記憶
される。尚、記憶装置エフの中に記憶される電子画像は、その画像のセグメント
の1つ1つが、基準色空間の中の複数のデータ値から成る1つのアレイとして記
憶される。
後刻、ユーザは、変換制御装置20に命令して、記憶させておいたその画像に「
所望効実用」変換に従って変更処理を施させた上で、その変更処理後画像を、モ
ニタ16(a)上に、プリンタ16(b)でその画像をプリントしたときの外観
と同じ外観を呈するようにしてディスプレイさせる。この場合、変換制御装置2
0ば、このタスクを実行するために必要な3つのFUT26.30、及び15(
a)を自動的に選択する。これらのうち、ディスプレイ較正用FUT15(a)
は、基準色空間から、特定のモニタ16(a)に必要とされるRGE色空間への
画像の転換を行ない、また、その際に、その特定のモニタの個体特性の影響を補
償するための画像の較正を行なって、そのモニタ16(a)のディスプレイ上の
画像の外観が、ユーザの目には、プリンタ16(b)でプリントした画像と同じ
ように見えるようにするためのものとして設計したPUTである。入力時較正用
のFUTL2 (a)がそうであったように、このFUT15 (a)もまた、
通常はユーザがそれに対して変更を加えることのないPUTである。ただし、一
群の適当なPUTのうちからユーザが選択をすることは、可能にしである。
色領域圧縮用FUT30は、モニタ16(a)上にディスプレイされる画像の外
観が、その画像をプリンタ16(b)で打ち出したときの外観と同一になるよう
にするための変更を、画像に対して加えるためのものとして設計したPUTであ
る。例えば、多くの場合、電子プリンタがプリント上に表現できる色領域の広さ
は、モニタがディスプレイ上に表現できる色領域の広さよりも狭い。従って、プ
リント上に表現できない色をモニタ上にディスプレイすることは無益である6そ
こで、もし電子画像の中に、プリンタでは表現できない(ただしモニタでは表現
できる)色が含まれていた場合には、この色領域圧縮用変換が、その色を、プリ
ンタの色領域の中に包含される許容可能な程度に顕似した色へ写像する。ユーザ
改造可能なディスプレイ用PUT26は、標準的な較正を行なうための上述の較
正用FUT15 (a)が、例えば室内の照明状況等に関して、ユーザのニーズ
に適合しない場合に、ディスプレイ16(a)のための較正処理に調節を加える
ために使用するPUTである。このPUT26は、ディスプレイ16(a)の周
りの周囲光条件の影響を補償するために、全ての色に対して調節を加える。
以上の3つのFUT26.30、及び15(a)は、一般的には、所与の作業環
境において、そのモニタと、室内状況と、プリンタとに適合するように、一度設
定されたならば、以後、設定し直されることはない、変換制御装置20は、これ
らFUT26.30、及び15(a)を選択したならば、続いて、ユーザが、特
定の画像に関して要求を発した色の変換に対応した、所望効実用FtJT24を
選択する。所望効実用PUT24には、その具体例を挙げるならば、例えば、画
像中のある種の青系統の色の輝度パラメータLを増大させるというPUT等があ
る。また、別の具体例としては、例えば、ユーザが、写真を撮るときに露出過度
にする癖のあるカメラマンが撮影した写真を処理する場合に使用するPUT等が
ある。後者の場合には、前者の場合とは異なった所望効果用変換24を用いて。
例えば、その不適正な露出適度を打ち消すように作用する、全ての範囲の色に対
して輝度を低下させるような処理を施すようにすれば良い。
変換制御装置20は、選択した以上の4つのPUTを合成して、単一の複合PU
T28を構成する。続いて変換制御装置20は、先に記憶しておいたオリジナル
画像を表わすデータ・アレイを取り出してくると共に、変換処理装置18に命令
して、その取り出してきた画像に対して複合PUT28に従って処理を施させた
上、その処理後画像をモニタ16(a)上にディスプレイさせる。
ここで、選択した複数の変換(即ちPUT)を、変換処理装置18がシーケンシ
ャルに実施して行くようにすることも、即ち、画像に対して一度に1つずつのP
UTを次々と順番に適用してその画像を処理して行くことも、不可能な訳ではな
い、しかしながら、そのようにした場合には、必要な計算処理の回数が膨大なも
のとなるおそれがある。それゆえ、処理を速やかに進めるために、本願の基礎米
国出願の譲受人と同一の譲受人に対して譲渡されている前述の米国特許出願第号
に記載されている発明では、変換処理装置20によって、複数のFUT24.2
6.30、及びtS(a)を動的に合成して単一の合成FUT28を構成するよ
うにしているのである。そして、スキャナ10(a)から供給された電子画像に
対して、その合成PUT28にに従って、1回の変換ステップで処理を完了し、
その処理後電子画像を、カラー・モニタ16(a)上にディスプレイするように
している。
以上の説明では、変換処理装置18は、入力データ(即ち入力画像)に対して先
ず入力待較正用のFUT12 (a)を適用し、それに続いてユーザ改造可能な
入力用FUT13を適用するというように、2つのPUTをシーケンシャルに、
即ち次々と順番に適用しており、その後に、その処理後データ(即ち、処理後画
像)を記憶させるようにしていた。またその後に、それらFUT12 (a)と
FUT13とによって既に変換処理を施しであるデータに対して、合成PUT2
8を適用するようにしていた。ただし、これとは異なった方法として、変換制御
袋ff20が、画像記憶装置17より手前で、FUT12 (a)とPUT13
とを合成して1つのPUTにし、そして変換処理装置18に命令して、その合成
PUTをデータに適用して処理した後に、その処理後画像を記憶させるようにす
ることも可能である。また、この発明では、更に別の実施方法として、走査して
データを取り込むときには、そのデータに対してPUTによる処理を一切施さず
、そのまま画像記憶装置17の中へ記憶させるようにし、そして、変換制御装置
2oが画像記憶装置17より後方で合成する、上述の複数のFtJTのグループ
の中に、FUT12 (a)及び13を含めるようにするという実施方法とする
こともできる。
ユーザは、ディスプレイされた画像に満足したならば、続いて、変換制御装置2
0に命令して、プリンタ16(b)で、その画像のハード・コピーを作成させる
。画像制御装置20は、この命令を受け取ったならば、FUT24.30、及び
tS(b)を選択する。これら3つの変換定義のうちの最初の2つ、即ち、所望
効果用PUT24及び色領域圧縮用FUT30は、夫々、上で説明したディスプ
レイ画像を生成する際に使用した所望効果用PUT及び色領域圧縮用PUTと同
じものである。それに対して、プリンタ較正用FUT15 (b)は、画像をC
MYK色空間へ転換し、また、その際に、前もって計測されている特定のプリン
ク16(b)の個体特性の影響を補償するように画像に較正を施すものとして、
設計したPUTである。また、画像記憶装置17より手前で、入力用のPUTで
あるFUT12 (b)とPUT13とがデータに適用されていない場合には、
それらFUT12 (b)及び13も、FUT24.30.15(b)と共に合
成して、1つの出力複合FUT32を構成するようにしている。
更にこの段階で、ユーザは、ユーザ改造可能な出力用FUT27を追加して、出
力デバイスの較正に変更を加えることもできる。この出力用PUT27をユーザ
が使用することがあるのは、例えば、ユーザの手元にある用紙が、通常の用紙と
は異なった特異な用紙である場合等である。そのような場合には、この出力用P
UT27を調節してその特異性の影響を補償することによって、正常な、許容可
能なプリントが得られる可能性があるからである。
以上の説明は、ユーザのコマンドを実行するために用いられるハードウェア構成
要素及びソフトウェアの構成要素についての説明であった。本発明は、主として
、ユーザと、ハードウェア構成要素との間の、インターフェース(図2に引用符
号22で示した)に関するものである。既述の如く、本発明は、多種多様なデー
タ・アレイ処理に広範に利用し得るものであるが、その特に好適な実施例は、カ
ラー画像処理に関するものである。そこで、その種の実施例として構成したユー
ザ・インターフェースについて、以下に説明して行く。
典型的な一例としてのユーザ・インターフェース22(図10)は、入力用ポイ
ンティング・デバイスを含んでおり、この入力用ボインティング・デバイスは例
えばマウス120やトラックボール(不図示)等であって、ユーザが操作するた
めのボタンを備えており、このボタンの個数は少なくとも1個あれば良いが、で
きれば図示のように2個(LとR)ある方が便利である。更に、ビデオ・ディス
プレイ122が用いられており、このビデオ・ディスプレイ122は、アイコン
をディスプレイしたり、データ・アレイを表わすグラフィカル・オブジェクトを
ディスプレイしたりするものである。また、それらアイコンやグラフィカル・オ
ブジェクトは、ユーザが変換処理装置18に命令して、変換処理を表示させたり
、データ・アレイに関するユーザの命令を実行した結果を表示させたりする際に
使用されるものである。マウス120或いはトラックポールは、ユーザによって
移動ないし操作される。マウスが移動されると、このマウスの中のセンサが、こ
のマウスの相対的移動量を検出して、その相対的移動量を表わす信号をプロセッ
サへ送信し、そのプロセッサが、ディスプレイ122上に、マウスの相対的移動
量に対応して移動するカーソル100をディスプレイする。キーボード124を
使用して同様にカーソル100を移動させることもできる。また、別設のプロセ
ッサ126によって、或いは、上で説明したPUTの実行を担当しているデータ
用プロセッサによって、端末122上に、ディスプレイ表示を生成することがで
きるようにしている0通常は、端末122とモニタ16(a)とは別々に設ける
ようにし、ただしモニタ16(a)もユーザ・インターフェースの一部であって
、このモニタ16(aJ上に画像をディスプレイする。しかしながら、単一のデ
ィスプレイ・デバイスの部分を、周知の技法を用いてそれら両方のタスクに割当
てることも可能である。
本発明の好適実施例においては、カーソル100(図9)を、ハンド(手)の形
を模したアイコンにしである。以下に説明するように、ユーザは、何らかのタス
クを実行するときには、このハンドを使用する。このユーザ・インターフェース
には更に、端末上に図形アイコンでディスプレイされるその他の様々なツールが
含まれている。それらツールには、スキャナ入力用ツール102、モニタ出力用
ツール104、ハード・コピー・プリンタ用ツール106、メモリ記憶用ツール
108、グレイ・バランス用ツール110、階調用ツール112、作業指令用ツ
ール117.調節用ツール114、それに、インキング用ツール116等がある
。図9には更に、ピクチャー・オブジェクト118も示しである。
以上のツールないしオブジェクトについて以下に更に詳細に説明する。先ず、そ
れらの各々を一言ずつで述べるならば、スキャナ入力用ツール102は、ユーザ
がスキャナを制御し、ピクチャーを走査させてシステム内に取り込むためのツー
ルである。ピクチャー・オブジェクトは、ユーザが、処理を施すべき所与のピク
チャーに対応したデータを選択するためのオブジェクトである。モニタ用ツール
(モニタ出力用ツール)は、その他のツールを使用してピクチャーに変更処理を
加えたとき等に、ユーザが、カラー−モニタを制御してそのピクチャーをディス
プレイさせて観察できるようにするためのツールである。出力用ツール(ハード
・コピー・プリンタ用ツール)は、ユーザがプリンタを制御して、モニタ上にデ
ィスプレイされた画像の、プリントないしフィルム等のハード・コピーを作成で
きるようにするためのツールである。メモリ記憶用ツールは、画像のデータをコ
ンピュータのディスク・メモリの中へ書き込んだり、或いはそこから読み取った
りすることを、ユーザが指示できるようにするためのツールである。グレイ・バ
ランス用ツールは、モニタ上にディスプレイされるピクチャー、或いは記憶され
るピクチャー、或いはプリントされるピクチャーに対して、ユーザが、ある色調
を加えたり、或いはそれらピクチャーから、ある色調を除去したりすることがで
きるようにするためのツールである。階調用ツールは、ユーザが、指定した階調
領域に亙って、ピクチャーの明るさとコントラストとに対して調節を施すことが
できるようにするためのツールである。作業指令用ツールは、ユーザが、複数の
ツールによって得られる夫々の効果を組み合わせて、1つのツールとすることが
できるようにするためのツールである。インキング用ツールは、ピクチャーをデ
ィスプレイしたりプリント出力したりする際の印刷条件や校正刷り条件を指定し
、また、発色不足の除去の制御を行なえるようにするツールである。
ユーザ・インターフェースのプロセッサは1図9に示したツールの各々を表わす
夫々のアイコンを生成して、モニタ122上にディスプレイする。コンピュータ
のソフトウェア構造の中では、それらツールは、その各々が1つずつのプログラ
ム・エンテイテイーによって制御されており、その制御の技法は従来周知のもの
である。また、以下に説明するように、同一のツールのインスタンスが、複数存
在するようにすることも可能であり、しかもその場合に、そiら複数のインスタ
ンスを、パラメータ設定が互いに同一なものとすることも、また、パラメータ設
定が様々に異なったものとすることもできる。ツールのインスタンスは、その各
々が、1つのツール・データ・エレメントによって表わされ、また、ツールのタ
イプは、その各々が、1つのソフトウェア・ルーチンによって表わされるように
しである。そして、ツールは、その各々が、ユーザから命令を受け取ってその受
け取った命令に従って動作することができる1個の独立したプロセッサであると
見なすことができる。
基本的操作法について述べると、あるツールを活動化して実行状態にするために
は、ユーザは、カーソルである上述のハンド・アイコンを用いて、そのツールの
アイコンを操作する0図11に示すように、ユーザは、ハンド(ハンド・アイコ
ン)に関しては、そのハンド(手)の開き方における2つの状態、即ち開き状態
及び閉じ状態と、その活動における2つの状態、即ち活動状態及び非活動状態と
を、起動することができる。好適構成例においては、それら4つの状態を、マウ
ス120の2個のボタンL(左)とR(右)を使用して起動するようにしている
。ハンドlOOを閉じさせるには、マウスの左側ボタンLを押下すれば良い。
ハンド・アイコンには「ホット・スポット」 (即ち、図11の一番下の欄の中
の「+」)を設けである。ハンドを閉じさせたときに、そのハンド(即ちハンド
・アイコン)のホット・スポットが、そのとき端末の画面122上に表示されて
いるその他のいずれかのアイコンの一部分に重なっていたならば、その重なって
いるアイコンに対応したツールないしオブジェクトを、ハンドが把持することに
なり、この状態を図に引用符号130で示した。この場合、ハンドを模したアイ
コン(即ちハンド・アイコン)は、その形状が変化して、把持しているツールな
いしオブジェクトを実際につかんでいる形状になり、これによってユーザは、ハ
ンドがそのツールないしオブジェクトを把持した状態にあるということを知るこ
とができる。(尚、図11には人間の手98が描かれているが、この人間の手9
8は、ユーザ・インターフェースの一部ではなく、人間であるユーザの現実の手
がマウス120のボタンを押下しているところを表現したものである)。
このユーザ・インターフェースにおける以上に説明した表示形態上の特徴、即ち
、ハンド・アイコンの状態が変化したときに、そのハンド・アイコンの表示形状
(外観)が変化するようにしているという特徴は、現実世界の3次元のものの動
作を、良好に模して表わすようにしたものである。この特徴は、これとは異なっ
た態様でも実施することができ、それについては、ユーザが実行するその他の活
動に関連して後に説明する。従って1本発明のCHIは、ユーザが直感的に受け
入れ易い現実の自然界に非常に近い形で反応する環境を、ユーザに対して提供す
るものである。
ツールは、然るべき属性を備えたプログラム・エンテイテイーであり、ここでい
う然るべき属性とは、例えばディスプレイ・ロケーション、被適用状態、活動状
態、それに制御設定値1等々である。ツールには、その各々に対して、それに対
応するアイコンを定めである。ユーザは、ツールないしオブジェクトを、即ちプ
ログラム・エンテイテイーを、ディスプレイ122に表示されている空間の中で
実際に移動操作する。この移動操作が行なわれている状態は、アイコンの表示状
M(外観)が変化することによって、ユーザに対して示される。アイコンの表示
状態の変化とは、例えば、そのアイコンが画面上で位置を移動したり、そのアイ
コンがオーブンされて、そのアイコンを詳細に表わす制御図形が表示されるよう
になること等の変化をいう、尚、以下の説明において「ツール」や「ハンド」と
いう用語を使用するとき、その用語が「ツール・アイコン」や「ハンド・アイコ
ン」である旨を特に断る場合を除いて、それら用語は、ツールやハンドの実体(
即ち、ツールやハンドのプログラム−エンテイテイー)を意味するものであるこ
とに注意されたい。
マウスの左ボタンLから指を離したならば、ハンドが開き状態となり、それに伴
ってハンド・アイコンの形状が変化する(132)、もし、ハンドが、開き状態
とされるときに、何らかのオブジェクトを把持しているならば、これによってハ
ンドは、そのオブジェクトを手放した状態になる。また、ハンドが開き状態にあ
るときに、マウスの右ボタンRを押下したときには、ハンドが、ハンド・アイコ
ンの位置指定用の指の近くにあるオブジェクトないしツール(或いはツールの一
部分)を活動状態にする(134)。あるツールを活動状態にしたときに、その
結果として生じる事象は、そのツールの種類によって異なり、これについては後
に説明する。
ハンドが何らかのツールを把持している状態にあるときにマウスの右ボタンを押
下すると、その把持されていたツールが適用状態になる(136)。そして、も
し、その把持されていたツールが、そのツールを適用することのできる別のオブ
ジェクトないし別のツールの近くに位置していたならば、その第2のツールない
しオブジェクトに関しても、何らかの活動状態が発生する。一方、把持されてい
たツールが、そのツールを適用することのできる別のオブジェクトないし別のツ
ールの近くに位置していなかった場合には、把持されていたツールのアイコンと
ハンド・アイコンとのペアが、みずからの形状を変化させて1把持されていたツ
ールが適用状態に入ったけれども、そのツールを適用すべき対象が存在していな
いということを、ユーザに対して表示する。例えば、調節用ツール114の場合
についていえば、そのアイコンが、ねじ回しを実際に使用しているときのように
回転して、それが使用状態(適用状態)にあることを表わし、また、習得を助け
る。
当業者には理解されるように、ツールないしオブジェクトの活動状況や、ツール
ないしオブジェクトどうしの間の関係を、それらツールやオブジェクトの間で互
いに送受信されるメツセージの中に記述するという方法を採用することができる
。
図4は、ユーザと、ハンド100と、その他のツールないしオブジェクトとの間
の対話動作の、全体的な概要をチャートで示した図である。先ず、ハンドが、初
期化された後に(200)、開き状態にされる(202)、続いて、システムが
、ユーザのコマンドを判定する(204)、そのユーザのコマンドが、(左ボタ
ンLを押下することによって)ハンドを把持状態にするというものであったなら
ば(208)、システムは、そのディスプレイ・ロケーションにオブジェクトが
存在しているか否かを判定する(もし存在していれば、そのディスプレイ・ロケ
ーションは、そのオブジェクトを構成しているプログラム・エンテイテイーない
しプロセッサ・エンテイテイーを規定しているデータ・パラメータの一部となっ
ている)。そのようなオブジェクトが存在していたならば、システムは、ハンド
の、ディスプレイ122上におけるロケーションを特定したメツセージと、その
ロケーションに存在しているオブジェクトが把持されるべきことを示したメツセ
ージとを送出する(206)。続いて、そのオブジェクトが、把持されるように
との命令を受け取り、それに対して、把持が行なわれたことと、把持されたもの
が何であるかとを示すメツセージを送り返す。続いて、ハンド・アイコンの形状
が変化し、即ち、それまで単にカーソルの形状であったものが、ハンド(手)が
そのオブジェクトを把持している形状に変化する。これによって、把持されてい
るそのオブジェクトが、形状を変えたハンド・カーソル100と共に、ユーザが
行なうマウスの移動操作に応じて移動するようになる。
−万、208において、オブジェクトが存在していなかった場合には、このユー
ザ・インターフェースのオペレーティング・システムは、オブジェクトがそこに
は存在していなかったことを表示し、ハンドは、何も持たずに、閉じ状態になる
(212)。
以上に説明したものでは、システムが(或いは場合によってはツールが)、ハン
ドの(或いはツールの)ロケーション情報を含んでいるメツセージを送出し、そ
のロケーションにオブジェクトが存在していた場合には、そのメツセージが、そ
のオブジェクトによってインターセプトされるというものであるが、これとは別
の方法として、システム(或いはツール)が、ハンドが位置しているロケーショ
ンを調査して、そのロケーションにハンド以外のオブジェクトが存在しているか
否かを判定するという方法とすることも可能である。この方法では、そのロケー
ションに該当するオブジェクトが存在していたときに限り、ハンド或いはツール
がメツセージを送出する。そして、それが存在していなければ、最初からメツセ
ージの送出は行なわない。ただし以下の説明では、理解を容易にするために、単
純に、ハンド(或いはツール)が第2のツールへ向けてメツセージを送出するよ
うにしているものとして、−a的な場合についての説明を行なうこととし、その
際に、第2のツールがそのロケーションに存在しているか否かの決定がどのよう
にして行なわれているかという点や、実際にはハンドではなくてオペレーティン
グ・システムがメツセージの送受信を行なっているという事実は、無視して説明
を進めて行くことにする。
ステップ214において、ユーザが、次のコマンドとして、ハンドを開き状態に
することを命じるコマンドを発していたならば、ステップ202へ戻り、ハンド
が再び開き状態にされる。一方、214において、ユーザが、その他のコマンド
を発していたならば(何のコマンドも発せられていない場合や、マウスの移動が
行なわれている場合も、この「その他のコマンド」に含まれるものとする)、ハ
ンド100の状態は、閉じ状態のままに維持される。
上述のステップ210に続いて、ハンドが(このときハンドは、何らかのものを
把持した状態にある)ユーザのコマンドを判定する(216)。もし、ユーザが
、マウスの左ボタンLを押下することによって、ハンド100に対して、把持し
ているツールないしオブジェクトを適用状態にすべきことを指示していたならば
、ハンド100は、把持しているツールないしオブジェクトへ向けて、みずから
を適用状態にするように指示する「適用」メツセージを送出する(217)。
把持されているツールないしオブジェクトは、これに応答するように動作し、即
ち、みずからの環境に応じてみずからを適用状態にすることを命じるコマンドを
受け取る。あるツールが、この「適用」メツセージに応答して動作する場合の具
体的な動作例を、図5にチャートで示してあり、これについては後に説明する。
こうしてオブジェクトを適用状態にした後に、ハンド100は、再びユーザのコ
マンドを判定して(216)、そのコマンドに指定された方向へ処理を進める。
その判定(216)の結果、ユーザのコマンドが、オブジェクトを「手放せ」と
いうものであったならば、ハンド100は、把持しているオブジェクトへ向けて
、そのオブジェクトを手放すべきことを示した「手放す」というメツセージを送
出した後に(227)、そのオブジェクトを手放t(228)。続いて、そのオ
ブジェクトを手放すための特別のルーチンが起動される(230)。尚、あるオ
ブジェクトを手放すことにしたときに実行するルーチンの一例を1図6にチャー
トで示した。この図6に例示した種類のルーチンが終了したなら、ハンド100
は開き状態にされ(202)、そして再び、ハンド100が、ユーザのコマンド
の判定を行なう。
一方、上の判定(216)の結果、ユーザのコマンドが「手放せ」でもなく、ま
た「適用せよ」でもなかったならば、即ち、例えば「コマンドなし」や「移動せ
よ」のコマンドであったならば、ハンドは、この216において、ユーザのコマ
ンドの判定を反復して実行する。それゆえ、例えば、ユーザのコマンドが「移動
せよ」である間は、ハンドは反復して216へリターンし、「適用せよ」のコマ
ンドが発せられたときに、ハンドは再び、把持しているオブジェクトを適用状態
にするための特別のルーチンへ行く。
説明を前に戻して、ステップ204の判定の結果、もし、ユーザのコマンドが「
把持せよ」ではなくて、「活動状態にせよ」であった場合には、ハンド100が
、そのロケーションに位置しているものを活動状態にすべきことを示したメツセ
ージを送出しく220)、また、ハンド・アイコンの形状が変化して、例えば位
置指定用の指を伸ばした形状に変わる。そして、そのロケーションに実際に何ら
かのオブジェクトが存在していたならば(222)、そのオブジェクトが、活動
状態になるべきことを命じた命令を受け取る(224)、続いて、その特定のオ
ブジェクトを活動状態にするためのルーチンが起動される(226)、あるオブ
ジェクトを活動状態にすることにしたときに実行する処理手順の例を、図5にチ
ャートで示した。尚、場合によっては、あるオブジェクトが、活動状態とされる
ことなしに、いきなり適用状態にされることもあり、それが行なわれるのは、そ
のような状況が、現実世界の適切なアナロジ−となり得る場合である。
一方、ステップ222での判定の結果、ハンドがいずれのオブジェクトの上にも
重なっていないと判定されたならば、ハンド・アイコンの形状が変化して、何か
を指し示すような形状になるが、ただし指し示す対象は存在しておらず、これに
よって、ハンドが使用状態であることを表わし、習得を助ける(240)。続い
て、ハンドが、ユーザのコマンドの判定を行なう(242)。そのユーザのコマ
ンドが「非活動状態にせよ」であったならば、ハンドは202ヘリターンし、開
いた状態とされ、それ以後、既に説明したようにして処理を進める。一方、その
ユーザのコマンドが「非活動状態にせよ」というコマンド以外の、「コマンドな
し」や、「移動せよ」のコマンドであったならば、ハンド・アイコンが、活動状
態の形状に保持されて、マウスの移動操作に応じて移動させられる。
以上に図4に関して説明したように、あるツールが手放されたり活動状態にされ
るときには、そのツールが、そのツールのために作成されている、そのツールが
手放されるようにし、或いは活動状態になるようにするための、特別のルーチン
が起動される。特に、PUTを[作成するJ種類のツールが、手放されたり活動
状態にされる際のルーチンを、図5にチャートで示した。この種類のツールに該
当するものには、グレイ・バランス用ツール110、階調用ツール112、それ
に作業指令用ツール117がある。
当業者には理解されるように、PUTを「作成する」ツールは、変換制御装置2
0に命令してPUTを作成させることによって、そのPUTの作成作業を実行す
る。従って、ツールがPUTを作成するといっても、間接的に実行しているので
あり、即ち、別のプログラム・エンテイテイーである変換制御装置20の機能を
介して実行しているのである。このことは、PUTの作成作業ばかりでなく、P
UTの改造作業や、PUTの合成作業に関しても同じである。
図5の300において、ツールは、以上に説明した図4のAまたはCの段階から
、この図5のルーチンへ入る。もしそのツールへ宛てて、ターゲット・オブジェ
クトからメツセージが発せられていたならば、ツールはそのメツセージを受け取
る(304)。続いてツールは、そのメツセージの判定を行なう(306)。
一方、ターゲット・オブジェクトからそのツールへ宛てたメツセージが存在して
いなかったならば、ツールは図4ヘリターンする(308)。このようにメンセ
ージが存在していないという状況があり得るのは、例えば、そのツールの下にオ
ブジェクトが存在していない場合や、ツールの下にオブジェクトが存在していて
も、そのオブジェクトがPUTを適用し得る種類のオブジェクトではなし1場合
である。また、メツセージが存在しており、そのメツセージが「メモリ・ロケー
ションXにあるピクチャーを処理せよ」というものであったならば、ツールは、
メモリ・ロケーションXにあるデータを取り出しく310)、その取り出したデ
ータに対し、そのときそのツールに付随してしするFUTに従って変換処理を施
す。
続いてツールは、その処理後データをメモリ・ロケーションXへ書き込んだ後に
(314)、図4ヘリターンする(316)。
また、306で判定したメツセージが、[みずからのPUTを送信せよ」という
ものであったならば、ツールは、もし必要ならば新たなPUTを算出した上で(
318)、ターゲット・オブジェクトへ向けてPUTを送出する(320)。
続いてツールは、図4ヘリターンする(322)。一方、ターゲット・オブジェ
クトは、みずからのコマンド経路に従って処理を続行する。尚、その種のコマン
ド経路については、後に、その典型的な一例を、モニタ用ツール104の場合に
即して、図7を参照しつつ説明することにする。
図6は、 (ツール等の)オブジェクトが手放されるときのルーチンをチャート
で示したものである。この図6のルーチンは、図4のBで起動される。324に
おいて、(ツール等のノオブジェクトが、このルーチンへ入る。ツールは、オブ
ジェクトからのメツセージを受け取る(328)。続いてツールは、その受け取
ったメツセージの判定を行なう(330)。もしそのメツセージが、「みずから
のPUTを送信せよ」というものであったならば、ツールは、みずからのPUT
を送信した上で(332) リターンする(334)。一方、330において、
そのメツセージが、「みずからのPUTを送信せよ」というメツセージ以外のメ
ツセージであったならば、ツールは、みずからのPUTを送信することなくリタ
ーンする(334)。
図5の318に示したように、場合によっては、ツールが新たなPUTを算出す
ることが必要とされることがある。そのためのルーチンの一例を、図8に示した
。この図8のルーチンは、グレイ・バランス用ツール110に関するルーチンで
あり、グレイ・バランス用ツール110については、図14に詳細に図示しであ
る。
グレイ・バランス用ツール110ば、画像に色合いを追加したり、或いは、画像
から色合いを除去したりするために使用するツールである。このグレイ・バラン
ス用ツール110ば1画像の全階調領域に対して色合いの変更を施すこともでき
、また、階調領域のうちの指定した部分領域に対してだけ色合いの変更を施すこ
ともできるようにしである。例えば、ある画像のハイライト部の青味が強過ぎる
場合には、そのピクチャー(画像)の、そのハイライト部だけに限って青味を弱
め、それ以外の階調部分(即ち、シャドウ部及び中間調部)の青味は元のままの
状態で残すようにすることも可能である。
グレイ・バランス用ツール110は、複数のゾーンに分割してあり、それら複数
のゾーンは、ユーザがそれらの各々を個別に操作することのできる、複数の制御
図形として機能するようにしたものである。即ち、このプレイ・バランス用ツー
ル110(図14)は、カラー制御図形520と、影響度最大限領域制御図形5
22と、影響度漸増領域制御図形524と、影響度漸減領域制御図形526とを
含んでいる。
このグレイ・バランス用ツール110を使用するときには、ユーザは、ハンド1
00を用いて、カラー円520の中のある1箇所のロケーションを、例えば図中
にrxJのマークで示したように指定する。このカラー円520は、全ての色相
を、その飽和度(彩度)がニュートラル(無彩色)であるものから、最大飽和度
であるものまで、あらゆる飽和度で表わしている。このカラー円520の中心点
はニュートラルを表わしてあり、一方、その外周縁は、夫々の色相における最大
飽和度の色を表わしている。色相は、このカラー円の周方向に、連続的に変化し
て行く6図中に記入しである文字C,G、 Y、 R,M、 Bは、この順番に
、シアン、緑、黄、赤、マゼンタ、青を表わしている。
活動状態のハンド100によって、このカラー円の中心を位置指定した場合には
、それは、色の変更を施さないことを指示したことになる。また、そのハンド1
00によって、中心から離れたあるロケーションを位置指定した場合には、それ
は、色の変更の量を指示したことになる(色合いを絶対値で表わした量を指示し
ているのではない)。従って1例えばユーザが、あるピクチャーから、紫色の色
合いを除去したいと考えるならば、図中に「×」のマークで示した点を位置指定
することによって、そのピクチャーの中の全ての色相に、黄色がかった緑の色合
いを付加するようにすれば良い。また、こうして追加した色合いを見たユーザが
、その追加の色合いは、色相的には適切であるが飽和度が足りないと判断したな
らば、ユーザは、現在「×jのマークが位置している半径に沿った、ただし更に
外周縁に寄ったロケーションを新たに位置指定することによって、所望の色合い
が得られるようにすることができる。
ユーザは更に、その色合いの変更を施すべき階調領域を選択する必要がある。
これは、影響度最大限領域制御図形522、影響度漸増領域制御図形524、及
び影響度漸減領域制御用図形526に、調節操作を加えることによって達成され
る。スケール528は、それら3つの制御図形の適用によって影響を受ける階調
M域を図式表示するためのものである。このスケール528は、その左側の部分
がシャドウ部を表示しており、右側の部分がハイライト部を表示している0図示
例では、影響度最大限領域制御図形522が中間階調領域の付近において均一な
高さで存在しているため、黄色がかった緑色への色の偏位が最大限の影響度で発
生する領域は、この明度の中間領域(即ち中間階調領域)だけに限られている。
影響度漸増領域!!JgB図形524の斜辺と、影響度漸減領域制御図形526
の斜辺とは、ハンドの操作によって移動させることができ、それには、ハンドを
夫々の領域内で活動状態にした上で、そのハンドを活動状態のまま移動させるよ
うにすれば良い。このハンドの操作によって、それら制御図形の両方の斜辺を共
に水平になるように移動させて、影響度最大限の領域が、全階調領域に亙るよう
にしたならば、指定した色合いの変更が、最も暗いシャドウ部から最も明るいハ
イライト部に至るまでの全ての階調領域に亙って、100%の影響度で適用され
るようになる。一方、影響度漸増領域制御図形624を、図示の如く、斜辺を有
する形状にしておけば、影響度最大限領域制御図形522によって指定されてい
る中間階調領域よりもやや暗いあたりの階調領域では、その色合いの変化量が、
影響度が100%である場合の変化量よりも少なくなる。そして、中間階調領域
から更に遠(離れるにつれて、その階調に対応した画像部分への影響度は更に低
下して行く、また、影響度漸増領域制御図形524の斜辺の傾きを更に急にし、
図16のグレイ・バランス用ツール110bに示したように、この図形の斜辺が
パネル部分の側辺に交わらないようにしたならば、それによって、最も暗いシャ
ドウ部においては、色の変化は全く生じなくなる。
影響度漸減領域制御図形526は、影響度最大限の領域を間に挟んで、影響度漸
増領域制御図形524とは反対の側で、以上と同様に機能するものである。更に
、好適実施例においては、影響度最大限の領域を、左から右へ(即ちより暗い階
調からより明るい階調へ)、或いはその逆方向へ、移動させることができるよう
にしである。これを行なうには、ハンドを使用して、影響度最大限領域制御図形
522を操作し、この制御図形522を所望の横方向へ移動させるようにすれば
良い、更に、影響度最大限の領域の幅を拡大縮小することも可能にしてあり、そ
のためには、影響度最大限領域制御図形522を、上下方向に移動させるように
操作すれば良い。また、横方向の移動と上下方向の移動とを組み合わせて行なう
こともできるようにしである。
以上に説明した夫々の制御図形を移動操作することによって、グレイ−バランス
用ツールが生成するPUTにとのような影響が及ぼされるかをチャートで示した
のが、図8である。グレイ・バランス用ツールは、この図8に示したルーチンを
、その350から開始する。そして、ハンドがカラー円の制御図形520の中の
ロケーションを位置指定していたならば(352) 、グレイ・バランス用ツー
ルは、そのハンドのロケーションに基づいて、みずからのPUTのためのカラー
・パラメータを算出しく354)、その後、みずからのPUTを算出し直した上
で(35B)、図6(a)に示したメイン・ルーチンへリターンしく358)、
そのステップ320へ進んで、みずからのPUTをターゲット・オブジェクトへ
向けて送出する。
一方、ハンドがカラー円の制御図形520の中にはなかったならば、グレイ・バ
ランス用ツールは、ハンドが影響度最大限領域制御図形522の中にあるか否か
を判定する。もしハンドがそこにあったならば、グレイ・バランス用ツールは、
そのハンドのロケーションに基づいて影響度最大限の階調領域を算出すると共に
、新たなPUTを生成するために使用するパラメータを算出しく362)、その
後、上述の場合と同様に、その新たなPUTを計算し直す(356)。
更に、ハンドがこの影響度最大限領域制御図形522の中にもなかったならば、
グレイ・バランス用ツールは、ハンドが影響度漸増領域制御図形524の中にあ
るか否かを判定する(364)。もしハンドがそこにあったならば、グレイ・バ
ランス用ツールは、そのハンドのロケーションに基づいて影響度漸増の程度を算
出すると共に、新たなPUTを生成するために使用するパラメータを算出しく3
66)、その後、上述の場合と同様に新たなPUTの生成を行なう、更に、ハン
ドがこの影響力漸増領域制御図形524の中にもなかったならば、グレイ・バラ
ンス用ツールは、ハンドが影響度漸減領域側g!J図形526の中にあるか否か
を判定しく368)、その判定結果に応じて、上述の場合と同様に動作する。更
にまた、ハンドがこの影響力漸減制御図形526の中にもなかったならば、グレ
イ・バランス用ツールは、図6(a)に示したメイン・ルーチンへリターンしく
372Lそのステップ320へ進んで、みずからのPUTをターゲット・オブジ
ェクトへ向けて送出する。
従って、以上の説明から理解されるように、ユーザがグレイ・バランス用ツール
を操作してその制御図形を移動操作しているときには、グレイ・バランス用ツー
ルは、その制御図形の新たなロケーションに応じて新たなPUTを生成して、そ
の生成したPUTを、ターゲット・オブジェクト(例えばモニタ用ツール等)へ
送出しているのである。好適実施例においては、システムは、このハンドのロケ
ーションの見直しを、最低でも毎秒2回の反復速度で行なうようにしている。
この反復速度は、リアルタイム処理を行なえるだけの、充分な速さであるといえ
る。
当業者には理解されるように、以上に説明した、影響度最大限領域、影響度漸増
領域、及び影響度漸減領域を利用してグレイ・バランス用変換を適用する方式は
、3次元関数の変換定義に間するものであるが、本発明のこの特徴は、PUTよ
りも複雑度が低い、例えば1次元ないし2次元の入出力関係、即ち入出カルツク
アップ・テーブルに関しても有効に利用し得るものである。
図7は、本発明の方法を構成するステップのうち、ユーザが、ピクチャーに対し
て所望効果変換を適用する際に実行するステップをチャートで示したものである
。ユーザは、400から実行を開始し、402では、ハンドを、モニタ用ツール
104の上に重なる位置へ移動させる。
モニタ用ツール104は、ユーザが、高解像度モニタ16(a)に対して、その
制御や、その他の操作を行なうためのツールである。このモニタ用ツールのアイ
コン104は、非活動状態にあるときには、図9に示した表示形状(外観)を有
するものとなっている。モニタ用ツールのアイコンを、あるピクチャーのアイコ
ンの上に重ねて、そこでそのモニタ用ツールのアイコンを手放すと、そのモニタ
用ツールのアイコンが拡大して、図15に示すようにそのピクチャー・オブジェ
クト11のアイコンを囲むようになる。拡大したモニタ用ツールのアイコンは幾
つかの制御図形を含んでおり、それら制御図形は、概略的には、先に説明したグ
レイ・バランス用ツールの制御図形と類似した方式で機能する。即ち、先ず、ズ
ーム用スライドつまみ111を操作することにより、高解像度モニタがピクチャ
ーをディスプレイする際の倍率を制御することができる。ビュー・エリア制御図
形113は、ハンドで操作することによって、モニタ上を移動させることができ
、この移動によって、1枚のピクチャーのうちの、高解像度モニタ上にディスプ
レイさせる部分を選択することができる。また、ズーム設定インジケータ115
を備えており、これは、選択されたズーム倍率を表示している。
ユーザがマウスの左ボタンLを押下すると、ハンド100がモニタ用ツール10
4を把持し、この把持動作は、ハンド100の一般的動作に関して先に説明した
メツセージ交換を通して行なわれる。ユーザは、モニタ用ツールのアイコンを1
04、ピクチャー・オブジェクト118のところまで移動させ(408)、そし
てそこで、モニタ用ツールのアイコン104を手放す(410)、モニタ用ツー
ルは、「処理する」というメツセージを送出する(412)。このときモニタ用
ツールのアイコンが位置しているロケーションに存在しているピクチャー・オブ
ジェクトが、そのメツセージを受け取り(414)、そして、「処理すべきピク
チャーのデータ・アレイは(これこれの)メモリ・ロケーションに存在している
」というメツセージを送出する。モニタ用ツール104は、ピクチャー・オブジ
ェクトからこのメツセージを受け取ったならば、そのメツセージに指定されてい
るメモリ・ロケーション(即ち、上述の「これこれの」メモリ・ロケーションと
して指定されているメモリ・ロケーション)から、該当するデータ・アレイを取
り出し、その取り出したピクチャー・データに対して、そのとき存在しているP
UTに従って処理を施す(416)、尚、ここでは、説明を分かり易くするため
に、PUTは1つだけしか存在しておらず、その唯一のPUTが、ディスプレイ
構成用FUT15 (a)(図3)であるものと仮定する。
モニタ用ツールには、1つの複合PUT2Bが付随しており、この複合FUT2
8は、通常、元は複数の個別のPUTであったものを合成して1つにし、それに
よって、計算時間を大幅に短縮できるようにしたPUTである。ただしここでは
、モニタ用ツール104に関係しているPUTは、ディスプレイ較正用FUT1
5(a)の1つだけしか存在していないものと仮定しているのであるから、複合
PUT28は、このディスプレイ較正用FUT15 (a)と同一となっている
。また、モニタ用ツール104は、変換処理後のデータ・アレイをメモリに記憶
させる際には、オリジナルのピクチャー・データ存在しているロケーションとは
異なったロケーションに記憶させるようにする。そのため、オリジナルのデータ
は元のままの状態で保存され、そのオリジナルのデータに異なった操作を加える
際にも、その保存しであるデータを再び使用することができる。
モニタ用ツールは、変換処理後データ・アレイを、カラー・モニタ16(a)へ
向けて送出し、このカラー・モニタ16(a)にそのデータ・アレイの画像がデ
ィスプレイされることにより、ユーザがその画像を検査することができるように
なる。尚、複合PUT28を適用して得られる変換処理後データ・アレイは、R
GB空間の中のデータとなり、従って、この変換処理後データの信号は、ディス
プレイ・デバイス16(a)が、画像をディスプレイするために使用する種類の
信号となることに注意されたい。
もしユーザが、更に色領域圧縮用FUT30を追加することによって、特定のプ
リンタが実際にプリントする画像と同一の画像が、モニタ上にディスプレイされ
るようにしたい考えるならば、ハンド100に、調節用ツール114を把持させ
るようにする(420)。好適実施例では、調節用ツールのアイコン114はね
じ回しの形状にしである。ユーザは、ハンドによって、この調節用ツールのアイ
コン114を、モニタ用ツールのアイコンの上に重なる位置まで移動させ(42
2)、そしてそこで、調節用ツール114を適用状態にする(424)。
すると、調節用ツールは、「調節する」というメツセージを送出する。このメツ
セージをモニタ用ツールが受け取ると、そのアイコンの表示形状が変化して、調
節操作用パネル105が現われる(426)、この調節操作用パネル105は[
インキング用粘着バッド」という名のゾーン107を含んでいる。
続いて、ハンドをモニタ用ツールのアイコンから離れた位置へ移動させ、その位
置で、把持していた調節用ツールのアイコン114を手放させる(428)。
手放された調節用ツールのアイコン114は、その手放された位置にとどまり、
それ以後、活動を行わなくなる。続いてユーザは、ハンド100を移動し、イン
キング用ツール(即ちインク−オブジェクト)116を把持させる(430)。
ユーザは、その把持させたインク・オブジェクトを、粘着パッドの上に重なる位
置まで移動させ、そしてそこで、ハンドからインキング用ツール116へ、「手
放す」というメツセージを送出させる(432)。これに対して、そのインキン
グ用ツール(インク・オブジェク1116は、「処理する」というメツセージを
送出する(434)。モニタ用ツールは、このメツセージを受け取ったならば、
「みずからのPUTを送出せよ」というメツセージを送出し、このメツセージを
、インキング用ツール116が受け取る(436)。
インキング用ツール116は、みずからのPUT (このPUTは、特定のイン
キング・プロセスに関する色領域圧縮用PUTである)を送出し、この色領域圧
縮用PUTを、モニタ用ツール104が受け取る(438)。モニタ用ツールは
、受は取ったその色領域圧縮用PUTを、そのとき既に設定されているPUTと
合成する(440)。これによって、先に色領域圧縮用FUT30を適用し、続
いてディスプレイ較正用FUT15 (a)を適用した場合に得られる変換結果
と、同一の変換結果をもたらす1つの複合PUT28 (図3)が得られる。続
いてモニタ用ツールは、最初に記憶が行なわれたオリジナルのピクチャー・デー
タを取り出し、そのデータに対して、この新たに合成した複合PUTに従って処
理を施し、それによって変更が施されたピクチャーを、カラー・モニタ16(a
)上にディスプレイさせる(442)。
以上から分かるように、このユーザ・インターフェースによれば、ユーザが、2
つの別々のPUTから1つの複合PUTを作成する際に、単にディスプレイ上の
ツールを選択して、その選択したツールを、その他のツールないしはピクチャー
・オブジェクトに対して相対的に移動させるだけで、その複合PUTの作成を行
なうことができるという、優れた方法が提供される。
更に説明を続行すると、ユーザは、作業を加えている画像に対して、一般的に利
用される種類の更に別の変換を追加して施したいと考えることもあり得る。例え
ば、モニタ16(a)を使用している室内の明るさが通常と比べて明る過ぎる場
合には、ディスプレイ上の画像が、通常の照明状態の中で見たときのプリント画
像のように見えるようにするためには、ディスプレイの輝度を変更せね4fなら
ないことがある。更には、ディスプレイを観察している室内の照明によって発生
した不都合な色合いに相当する分だけ、色をオフセットすることが必要なことも
ある。この後者のクイブの調節は、グレイ・バランス調節に該当する。
本発明の装置は、これらの一般的に利用される種類の変更処理を施すためのコン
パクトな方法を提供するものでもある。そのために作業指令用ツール117を備
えており、この作業指令用ツール117は、インキング用ツール、グレイ・ノ〈
ランス用ツール、それに階調用ツール等の、PUTが付随している他のツールを
相互に結合するツールである。作業指令用ツール1ビが活動状態にあるときのそ
のアイコンの表示形態の一例を図16に示した。図示例の作業指令用ツールには
、その他の3つのツールが関連付けられている。それら3つのツールとは、シャ
ドウ部に影響を及ぼすグレイ・バランス用ツール100aと、ハイライト部に影
響を及ぼすグレイ・バランス用ツール110bと、全階調領域に対して影響を及
ぼす階調用ツール112aとの3つである。この作業指令用ツー11に6よ、非
常に多くのツールを包含させることができる。また、ユーザが1つの画像処理環
境において使用することのできる同一種類のツールの個数にも何ら制限はなし\
。例えば、新たな階調用ツール112を作成することも自由にでき、その際には
、既存の階調用ツールをコピーして、それに改造を加えるという方法をとること
ができる。尚、ソフトウェアで構成した本発明の実施例では、あるツールをコピ
ーしたならば、初期状態において、コピー元のツールのデータ構造と内容的に同
一の新たなデータ構造が生成される。
この作業指令用ツール117に更にツールを追加する際には、ユーザは車に、ハ
ンド100に所望のツールを把持させ、そして、その把持させたツールを、作業
指令用ツール1ビの上に重なる位置で手放させるようにすれば良い0手放された
ツールは、作業指令用ツールへ向けて「処理す句というメツセージを送出する。
これに対して、作業指令用ツールは「みずからのPUTを送出せよ」と1#)う
メツセージを送出し、このメツセージを受け取った、手放されたツールは、みず
からのFTJTを送出する0作業指令用ツールは、そのPUTを受け取り、受け
取ったそのPUTを、既に他のツールから受け取って作業指令の一部として組み
込んであるPUTと結合する。続いて作業指令用ツールは、ディスプレイ上の表
示に関して、その追加のツールを作業指令の中に併合する6作業指令用ツールの
ディスプレイ上の表示における各ポケットは1機能的には粘着パッドとなってい
る。そのため、作業指令用ツールの表示を把持して移動させると、その作業指令
の表示の中に組み込まれているその他のツールの表示も一緒に移動する。
例えば、FM調用ツール112aを、作業指令用ツール117(図16)の上に
重なる位置で手放したときには、作業指令用ツール117が、その階調用FUT
112aを、既存の合成PUT (この既存の合成PUTは、2つのグレイ・バ
ランス用ツール110aと110bとから先に送侶されてきたPUTを、既に合
成して構成しであるものである)と組み合わせて、新たな合成PUTを構成する
。
従って、作業指令用ツールは、ユーザが複数の変換を組み合わせることを可能に
しているもう1つのツールであり、しかもそれを、単にハンドを操作して、端末
のディスプレイ上において複数のグラフィカル・オブジェクトどうしを相対的に
移動させるだけで、行なえるようにしているにこで再び、図7に示した、モニタ
用ツール104との関係における作業指令用ツール117の使用法へと、説明を
戻す。ユーザは、既に作成されている作業指令用ツール117を把持して(44
4)、それをモニタ用ツールの調節操作用パネル105の粘着パッド109のと
ころへ移動させ、そこで、その作業指令用ツール117を手放す(446)。す
ると、作業指令用ツール117は、みずからの複合PUTをモニタ用ツールへ向
けて送出しく448)、モニタ用ツールはその複合PUTを受け取って、既に組
み込まれているPUTと合成することによって、新たなPUTを構成する(例え
ば、ディスプレイ較正用FUT15 (a)と、インキング用ツール116によ
って生成され粘着パッド107に貼り付けられている色領域圧縮用FUT30と
を合成する)(450)。
ここで、モニタ用ツールが複数のPUTを合成する際には、その順序が重要であ
ることに注意されたい。また、モニタ用ツールは、例えば作業指令用ツール11
7から得られる新たなPUTを既存のPUTと合成するということ(具体的には
、ディスプレイ構成用PUTを色領域圧縮用PUTと合成すること等)を、必ず
しも常に容易に行なえるわけではない。ときに、関係しているPUTの種類によ
っては、合成する前のソースPUTから始めて、新たに全てのPUTを合成し直
すことが必要になることもある。合成の順番は、先ず最初に、「カスタマ−の手
で改造可能なモニタ対校正刷り(customer modifiable m
onitor−to−proof :CMMP)に関係したFUTJ (例えば
、グレイ・バランス用PUT、階調ツール用PUT、作業順序用PUT、等々)
を、インキング用PUTと合成し、続いて、ディスプレイ較正用PUT (例え
ば、モニタ用のFUT15 (a) 、プリンタ用のFUT15 (b)等)と
合成するようにする。
モニタ用ツール104は、オリジナルのピクチャー・データを取り出し、そのデ
ータに対して、新たに合成したPUTに従って処理を施した上、その処理によっ
て変更が加えられたピクチャーを、カラー・モニタ16(a)上にディスプレイ
し直す(452)。
以上に説明した様々な変更処理は、いずれも、ディスプレイされるピクチャーが
、そのピクチャーを選択したプリンタでプリントしたときと同じように見えるよ
うにするために、ユーザが施さねばならない種類の変更処理であった。一方、ユ
ーザは、ピクチャーに対して、人工的な、或いは芸術的な変更処理を加えたいと
考えることもある。これは、例えば、ピクチャーの中間階調のコントラストを高
める等の変更処理である。
この場合、ハンド100によって、階調用ツール112を把持しく454)、そ
して、把持した階調用ツール112をモニタ用ツールの位置まで移動し、そこで
手放す(456)。これによって、階調用ツール112はオーブンした状態にな
る。読いてユーザは、階調用ツール112にハンドで位置指定をして、この階調
用ツール112を活動状態にする(458)。すると階調用ツールは、みずから
のPUTをモニタ用ツール104へ向けて送出し、モニタ用ツール104は、上
でステップ450に関して説明した場合と同様にして、新たなPUTを合成する
。モニタ用ツールは、その新たなPUTを、ピクチャーのデータに適用し、それ
によって得られた、更に変更を加えられたピクチャーを、カラー・モニタ16(
a)上にディスプレイする(460)。
ユーザは、こうしてディスプレイされた端末のディスプレイ上のピクチャーを妓
察した後に、そのピクチャーのコントラストのバリエーションに対して、更に調
節を加えたいと考えることもあり得る0図13には、階調用ツールを詳細に示し
た。ユーザは、例えば、1つのピクチャーのうちの、ある階調部分についてだけ
(例えば、現時点で中間輝度の部分についてだけ)、その輝度及びコントラスト
を高めたいと考えるかも知れない。そこで、階調用ツール112は、輝度制御と
コントラストとの両方の制御をまとめて表わす領域599とを含んでいる構成と
しである。
コントラストを強めるためには、ユーザは、ハンド100で、コントラスト制5
04は、階調用ツール112へ向けて、現在ポジションを示したメツセージを送
出する(466)。階調用ツール112は、スライドつまみ制御図形504のロ
ケーションに基づいて、みずからのPUTを算出する(468)。このPUTっ
て、PUTが変化するようにしてあり、そのPUTがデータに対して適用された
ときに、ピクチャーのコントラストに変化が生じるようにしている。輝度につい
ても同様である。
階調用ツールは、新たに算出し直したそのPUTを、上で説明した場合と同様に
して、モニタ用ツールへ向けて送出する(470)。モニタ用ツールは、諧調用
ツールから受け取ったその新たなPUTを組み入れて、みずからのFLITを算
出し直しく472)、更に、ピクチャーを算出し直して、新たにディスプレイし
直す(474)。これによって、階調調節の効果が表示される。もしユーザが、
再びコントラスト制御図形504を移動させたならば(476)、階調用ツール
はステップ466へ戻ってループし、再び新たなPUTを生成する。生成された
そのPUTは、モニタ用ツールへ送出され、上で説明した場合と同様にして使用
される。
好適実施例においては、ユーザが、マウスの右ボタンRを離すことなく、領域制
御図形508.506.510のいずれかを活動状態にして移動操作した場合に
は、ディスプレイ上に実際のコントラストを示すのではなく、その移動操作によ
って影響を受けることになるビクセルだけを、何らかの方法で(例えば、影響を
受ける全てのビクセルをオレンジ色、或いは白色にするという方法で)ハイライ
ト表示にするようにしている。そして、ユーザが右ボタンRを離したときに、実
際のコントラスト変換を実行するようにしている。
ステップ476の段階で、もしユーザが、コントラストの変化に満足したならば
、ユーザは、モニタ用ツールを把持して、その把持したモニタ用ツールをピクチ
ャー・オブジェクト118から離れた位置へ移動させる(478)。これによっ
て、モニタ16(a)は、処理を加えていたそのピクチャーを、最早ディスプレ
イしな(なる(480)。続いてユーザは、ハンドで階調用ツール112を把持
し、その把持した階調用ツール112を、ピクチャー・オブジェクト118に対
して適用する(482)。すると階調用ツールは、メモリからそのピクチャーの
データを取り出してきて、その取り出してきたデータに対して、階調用ツール1
12がみずからの設定値に従って生成したPUTを用いて変換処理を施す。続い
て、その変換処理後データを、そのピクチャーのデータがそれまで記憶されてい
たロケーションに記憶させ、これを行なったならば、そのピクチャーのデータは
、永久的に変更されたことになる。
本発明のユーザ・インターフェースでは、モニタ用ツールによってピクチャーを
ディスプレイしつつ、ユーザが対話方式でそのピクチャーの変更処理を実行して
いる間は、そのピクチャーを表わすデータを元のままの形で保持し続けるように
している。即ち、オリジナルのデータを、あるメモリ・ロケーションに保持した
ままで、変更を加えたピクチャー・データを、別のメモリ・ロケーションに保存
するようにしている。ただし、階調用ツール112を(或いはその他のどのツー
ルでも)、ピクチャー・オブジェクトに対して直接適用した場合には、データを
元のままの形で保持するというこの機能は働かず、オリジナルのピクチャー・デ
ータは変更されることになる。
また、再設することになるが、以上に説明したようにして適用される、様々なP
UTは、最後に説明したコントラスト変換のためのPUTを除けば、その全てが
、モニタ16(a)上にディスプレイされる画像が、特定のプリンタによってプ
リントされるときの外観を忠実に表示するようにすることを目的として、ピクチ
ャー・データに対して適用されるものである。即ち、インキング用粘着バッド1
07に貼り付けたインキング用ツール116によって生成される色領域圧縮用F
UT30は、プリンタが出せない色が、モニタ上にディスプレイされることがな
いようにするためのPUTである。また、モニタの周囲の室内照明状態に関連し
て説明した所望輝度用のPUT26は、特定のモニタ設置環境に合わせて一度設
定されたならば、以後設定し直されることはない。ディスプレイ較正用FUT1
5(a)は、特定のモニタに対してだけ使用されるPUTである。従って、これ
ら3種類のFUT30.26.15(a)は、そのいずれもが、ピクチャー・デ
ータに対して永久的に適用すべきPUTではない。なぜならば、これら3種類の
PUTは、特定のモニタ上でデータを観察することのみに関係したPUTだから
である。
本発明の更に別の局面の特徴として、ツールの新たなインスタンスや、ツールの
複数のインスタンスを、簡単な手順で作成することのできる装置を提供し得ると
いうことがある。図12は、ツール・ルームを示した図である。本発明の好適実
施例の1つにおいては、複数の「ルーム」を設けるようにしている。その実施例
では、ユーザは、オブジェクトないしツールを、あるルームから別のルームへ移
動させることができ、それには、そのオブジェクトないしツールを把持して、ド
ア121のところまで運んで行く。すると、そのドア121が開いて、そのツー
ルないしオブジェクトを、隣のルームへ搬入することができる。ユーザは、新た
にルームを生成することもでき、また、必要に応じて、複数のルームを互いに連
結して、通しのルームにすることもできる。
本発明のCHIは、特別の性質を有するルームを含むものであり、そのルームを
「ツール・ルーム」と呼んでおり、このツール・ルームは、標準ツールを無尽蔵
に用意したルームとして機能する。ツール・ルームは、図12に示すように、実
際に使用するツールの1種類ごとに1つずつの、マスター・コピーのツールを備
えており、マスター・コピーのツールは、デフオールドのパラメータによって設
定がなされている。ユーザが、あるツールのマスター・コピーを把持して、それ
をツール・ルームから出るドアまで運んでいくと、ツール・ルームが作業用コピ
ーのツールを生成するようにしてあり、それゆえユーザは、その作業用コピーの
ツールを新たなルームへ搬入することになる。ソフトウェアで構成した本発明の
実施例においては、このようにしてツールを生成することは、そのツールに対応
したデータ構造のコピーを1つ生成することに等しい。一方、ハードウェアで構
成した実施例、即ちの多数のプロセッサで構成した実施例においては、そのツー
ルの機能を実行するように設計しであるプロセッサを、更に1個、活動状態にす
ることによって、そのツールの生成が行なわれる。ツールの最新のコピーを意識
して追跡する必要はなく、なぜならば、その最新のコピーを不注意に破壊してし
まったり、変更してしまうということはないからである。また、マスター−コピ
ーのツールは、その全てを1箇所に集中して保存するようにしている。
当業者には理解されるように、本発明は更に、ビジュアル・プログラミング、即
ちグラフィカル・プログラミングのための、方法及び装置を含むものである。
即ち、ユーザは、ディスプレイ画面上の複数のグラフィカル・オブジェクトのう
ちから、適当なグラフィカル・オブジェクトを選択し、また、グラフィカル・オ
ブジェクトを互いに相対的に移動させることによって、変換制御装置20をプロ
グラムすることができる。例えば、図7に関連して説明した例では、ユーザは。
モニタ16(a)上での観察を行なうという目的のためには、変換制御装置20
が、先ず最初にFUT15 (a)、30.26、及び24を選択し、続いてそ
れらPUTをデータ・アレイに適用するように、この変換制御装置20をプログ
ラムしていた。また、ユーザは、プリントを作成させるという目的のためには、
変換制御装置20が、FUT24.27.30、及び15(b)を選択し、続い
てそれらPUTをデータに適用するように、この変換制御装置20をプログラム
していた。そして、これらのプログラミングは全て、単語で表現する方式のプロ
グラミング言語で書かれたコマンドをキーボードから打ち込むのではなく、グラ
フィックスの操作によって行なわれている。
以上の説明は1本発明の実施例のうちでも、特にカラー画像処理に適した実施例
について説明したものである。ただし本発明は、ユーザが複数の変換定義に対し
て操作を加える必要のあるデータ処理の用途であれば、いかなる用途にも適用可
能なものである。また、その他の適用可能な用途としては、3次元の、モデル作
成、信号処理、及び動的システムのモデル化等を挙げることができる。
更に、本発明のCHIは、動作時の1秒間あたりの命令発生数が充分に大きいた
め複数のPUTを合成して1つのPUTにしなくともリアルタイムの画像処理を
行なうことができるハードウェアにおいても、有用なものである。請求の範囲に
記載した発明は、その種の、PUTを合成することを含まない実施例をも包含す
るようにしである。本発明は、ソフトウェアで実現することも、ハードウェアで
実現することも可能である。ハードウェアで実現する場合には、ツールの各々を
、1つずつのプロセッサによって、或いは、プロセッサの一部分によって、制御
するようにし、更に、そのプロセッサないしそのプロセッサの一部分が、そのツ
ールのアイコンを端末にディスプレイさせるための信号を生成するようにすれば
良い。
本明細書に添付したソフトウェアを記載した補遺は、本発明のCF(Iの重要部
分の、ソフトウェアで構成した好適実施例を、Cプログラミング言語で書き表わ
したものである。この補遺は、参考文献として本明細書に組み込まれるものであ
る。
尚、以上の説明は、あくまでも説明のためのものであり、決して限定のためのも
のではないということを理解されたい。
特表平t;−5ozo55(15)
FIG、5
FIC,6
FIG、7a
FIG、7b
FIG、7c
FIG、7f
FIG、8
FIG、9
特表十6−502055 (1B)
FIG、10
FIG、1I
FIG、12
FIG、13
FIG、15
24、M号処理装置に実行させるコントラスト変更等の信号処理命令を、ユーザ
が生成し且つ編成できるようにする方法において、a、第1プログラミング命令
集合を成す複数のプログラミング命令をユーザから受け取ると共に信号処理の結
果を表示するインターフェースを、ユーザと信号処理装置との間に装備する、イ
ンターフェース装備ステップであって、該インターフェースが、
(イ)ユーザが、前記第1プログラミング命令集合を成す複数のプログラミング
命令を送出できるようにする入力デバイスと、(ロ)ディスプレイ手段であって
。
A、前記第1プログラミング命令集合を成す複数のプログラミング命令の図形表
示と、
B、前記信号処理装置に実行させる第2プログラミング命令集合を成す複数のプ
ログラミング命令の信号処理命令の図形表示と、をディスプレイするための、前
記ディスプレイ手段と、を備えた前記インターフェースである、前記インターフ
ェース装備ステップと、b、前記ディスプレイ手段上にディスプレイすることの
できる、図形アイコン集合を成す複数の図形アイコンを用意するステップと、C
2前記信号処理装置のための少なくとも1つの信号処理命令に、前記図形アイコ
ン集合の中の少なくとも1つの図形アイコンを関連付けるステップと、
d、前記ディスプレイ手段上における複数の図形アイコンの空間的配置と、それ
ら複数の図形アイコンが関連付けられている複数の前記信号処理命令の実行の順
序との間に、対応付けをするステップと、e、前記tl数のプログラミング命令
のうちの少なくとも1つのプログラミング命令を前記信号処理装置へ入力するこ
とによって、複数の前記信号処理命令に関連付けられている前記図形アイコン集
合を成す複数の図形アイコンのうちから、少な(とも2つの図形アイコンを、前
記ディスプレイ手段上において、選択し且つ編成するステップと、
を含んでいることを特徴とする方法。
25、(新たな請求項)画像変換処理を管理するためのユーザ・インターフェー
スを備えた画像処理システムにおいて、任意の画像変換に従って、画像の電子表
示に対して変換処理を施して、変換処理後画像にすることができる、データ処理
装置と、画像を表わしている図形と、画像変換を表わしている図形とを表示する
ことができる、オペレータ用ディスプレイであって、それら図形の各々が、オペ
レータからのコマンドに応答して、該オペレータ用ディスプレイ上において移動
できるようにしである、前記オペレータ用ディスプレイと、オペレータが操作す
ることができる入力インターフェースであって、オペレータが操作することによ
って、前記オペレータ用ディスプレイ上において図形を移動させるオペレータ・
コマンドを発生することと、前記データ処理装置へ信号を発して、選択された画
像に対して選択された変換に従って変換処理を施させることとができるようにし
である、前記入力インターフェースと、を備え、
画像の選択と変換の選択とが、少なくとも部分的には、前記入力デバイスを操作
して、選択すべき画像を表わしている図形と選択すべき変換を表わしている図形
とを互いに近接させることによって、行なえるようにしである、ことを特徴とす
る画像処理システム。
26、前記データ処理システムは更に、第1変換と第2変換とを結合して複合変
換とすることができるようにしてあり、前記入力インターフェースは、前記デー
タ処理装置へ信号を発して、選択された第1変換と選択された第2変換とを結合
させて、複合変換にさせることができ、
それら変換の選択が、少なくとも部分的には、前記入力インターフェースを操作
して、選択すべきそれら変換を夫々に表わしている図形どうしを互いに近接させ
ることによって、行なえるようにしである、ことを特徴とする請求項25のシス
テム。
27、前記オペレータ用ディスプレイは、前記複合変換を表わしている図形な表
示することができ、
前記入力インターフェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、選択された
画像に対して前記複合変換に従って変換処理を施させることができ、ある画像を
選択して、その画像に対して前記複合変換に従って変換処理を施させる際の、そ
の画像の選択及び変換処理が、少なくとも部分的には、前記入力デバイスを操作
して、前記複合変換を表わしている図形を、選択すべき画像を表わしている図形
に近接させることによって、行なえるようにしである、ことを特徴とする請求項
26のシステム。
28、前記システムは更に、画像をディスプレイするための画像用ディスプレイ
を含んでおり、
前記データ処理装置は更に、ある画像を前記画像用ディスプレイに結合して、そ
の画像をディスプレイさせることができ、前記オペレータ用ディスプレイは更に
、前記画像用ディスプレイを表わしている図形をディスプレイすることができ、
前記入力インターフェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、選択された
画像をディスプレイさせることができ、ある画像を選択してディスプレイさせる
際の、その画像の選択及びディスプレイが、少なくとも部分的には、前記入力デ
バイスを操作して、前記画像用ディスプレイを表わしている図形を、選択すべき
画像を表わしている図形に近接させることによって、行なえるようにしである、
ことを特徴とする請求項25のシステム。
29、前記データ処理装置は更に1選択された変換に従って画像に対して変換処
理を施すためのプロセスと、画像をディスプレイするためのプロセスとを結合し
て、変換処理後画像をディスプレイするための1つの複合プロセスにすることが
でき、
前記入力インターフェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、画像に対し
て変換処理を施すためのプロセスと、画像をディスプレイするためのプロセスと
を結合させて、変換処理後画像をディスプレイするための1つの複合プロセスに
させることができ、
ある変換を選択して、その変換を、画像をディスプレイするためのプロセスに結
合する際の、その変換の選択及び結合が、少なくとも部分的には、前記入力デバ
イスを操作して、選択すべき変換を表わしている図形を前記画像用ディスプレイ
装置を表わしている図形に近接させることによって、行なえるようにしである、
ことを特徴とする請求項28のシステム。
30、前記オペレータ用ディスプレイは、変換処理後画像をディスプレイするた
めの前記複合プロセスを表わしている図形を表示することができ、前記入力イン
ターフェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、選択された画像に対して
変換処理を施させた上でディスプレイさせることができ、ある画像を選択して、
その画像に変換処理を施させた上でディスプレイさせる際の、その画像の選択及
び変換処理並びにディスプレイが、少なくとも部分的には、前記入力デバイスを
操作して、変換処理後画像をディスプレイするための前記複合プロセスを表わし
ている図形を、選択すべき画像を表わしている図形に近接させることによって、
行なえるようにしである、ことを特徴とする請求項29のシステム。
31、前記システムは更に、画像をプリントするためのプリント装置を含んでお
り、
前記データ処理装置は、ある画像を前記プリント装置に結合して、その画像をプ
リントさせるための手段を含んでおり、前記オペレータ用ディスプレイは更に、
前記プリント装置を表わしている図形をディスプレイすることができ、
前記入力インターフェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、選択された
画像をプリントさせることができ、
ある画像を選択してプリントさせる際の、その画像の選択及びプリントが、少な
(とも部分的には、前記入力デバイスを制御して、前記プリント装置を表わして
いる図形を、選択すべき画像を表わしている図形に近接させることによって、行
なえるようにしである、
ことを特徴とする請求項25のシステム。
32、@記データ処理装置は更に、選択された変換に従って画像に対して変換処
理を施すためのプロセスと、画像をプリントするためのプロセスとを結合して、
変換処理後画像をプリントするための1つの複合プロセスにすることができ、
前記入力インターフェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、画像に対し
て変換処理を施すためのプロセスと1画像をプリントするためのプロセスとを結
合させて、変換処理後画像をプリントするための1つの複合プロセスにさせるさ
せる際の、その変換の選択及び結合が、少なくとも部分的には、前記入力デバイ
スを操作して、選択すべき変換を表わしている図形を、前記プリント装置を表わ
している図形に近接させることによって、行なえるようにしである、ことを特徴
とする請求項31のシステム。
33、前記オペレータ用ディスプレイは、変換処理後画像をプリントするための
前記複合プロセスを表わしている図形を表示することができ、前記入力インター
フェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、選択された画像に対して変換
処理を施させた上でプリントさせることができ、ある画像を選択して、その画像
に変換処理を施させた上でプリントさせる際に、その画像の選択及び変換処理並
びにプリントが、少なくとも部分的には、前記入力デバイスを操作して、前記複
合プロセスを表わしでいる図形を、選択すべき画像を表わしている画像に近接さ
せることによって5行なえるようにしである、
ことを特徴とする請求項32のシステム。
34、前記データ処理システムは更に、調節プロセスに従って、変換の属性に対
して調節処理を施して、調節処理後変換を生成することができ、前記オペレータ
用ディスプレイは、前記調節プロセスを表わしている図形を表示することができ
、
前記入力インターフェースは、前記データ処理装置へ信号を発して、選択された
変換に対して調節プロセスに従って調節を施させることができ、その変換の選択
が、少なくとも部分的には、前記入力デバイスを操作して、選択すべき調節プロ
セスを表わしている図形を、選択すべき変換を表わしている図形に近接させるこ
とによって2行なえるようにしである。
ことを特徴とする請求項25のシステム。
国際調査報告 OFT/IIc 05/ll’llicフロントページの続き
ペッパレル、ホッグ・ヒル・ロード 3103051 、ハドソン、ヘリテイジ
・サークル
Claims (23)
- 1.ユーザからのコマンドに応答して、入力データ値から成るアレイである入力 データ値アレイに関係した、変更処理を施したデータ値かち成るアレイである変 更処理後データ値アレイを生成する装置において、a.少なくとも1つのデータ 変換定義を記憶させておくための記憶手段と、b.データ処理手段であって、 (イ)ユーザによる少なくとも1つのデータ変換処理の選択に応じて、前記変換 定義のうちの少なくとも1つの変換定義を特定し、(ロ)前記特定した少なくと も1つの変換定義を、前記入力データ値アレイに対して適用する、 前記データ処理手段と、 c.ユーザから命令を受け取るための、そして前記データ処理手段の出力を表示 するための、ユーザと前記データ処理手段との間のインターフェース手段であっ て、 (イ)ユーザが、ユーザ命令を発することができるようにする入力デバイスと、 (ロ)前記少なくとも1つの変換定義のうちの少なくとも1つの変換定義を表わ す信号と前記ユーザ命令を表わす信号とを生成する信号生成手段と、(ハ)前記 ユーザ命令ないし前記変換定義を表わす前記信号の図形表示をディスプレイする ためのディスプレイ手段と、(ニ)前記ユーザ命令を受け取り、前記ディスプレ イ手段上において、前記少なくとも1つの変換定義のうちの少なくとも1つの変 換定義の図形表示を選択し且つ移動させると共に、前記データ処理手段に対して コマンドを送出する、信号処理手段であって、該データ処理手段に対する該コマ ンドは、該データ処理手段に、前記選択した少なくとも1つの変換定義を特定さ せ、且つ、その選択した変換定義を前記入力データ値アレイに適用させて、変更 処理後データ値アレイを生成させるコマンドである、前記信号処理手段と、を含 んでいる前記インターフェース手段と、を備えたことを特徴とする装置。
- 2.前記データ処理手段が更に、単一の複合変換定義を生成するための手段を備 えており、この単一の複合変換定義は、それを前記入力データ値に適用すること によって、少なくとも2つの選択した変換定義を個別に順次適用したときに得ら れる変更処理後データ値と同一の変換処理後データ値が得られるものであること を特徴とする請求項1の装置。
- 3.前記選択した変換定義のうちの少なくとも1つが、既設の変換定義から成る ことを特徴とする請求項1の装置。
- 4.前記データ処理手段が更に、ユーザの命令に従ってカスタム変換定義を生成 するための手段を備えていることを特徴とする請求項1の装置。
- 5.前記変換定義のうちの少なくとも1つの変換定義の図形表示が、ユーザから の命令に従って移動するマーカーを有する少なくとも1つのゾーンを含んでおり 、前記データ処理手段が更に、該ゾーン内の該マーカーのロケーションに応じて カスタム変換定義を生成するための手段を備えていることを特徴とする請求項4 の装置。
- 6.前記データ処理手段が更に、前記カスタム変換定義である少なくとも1つの 変換定義を前記入力データ値アレイに適用して、出力データ値から成るアレイで ある出力データ値アレイを生成するための手段を備えており、前記インターフェ ース手段が更に、該出力データをディスプレイするための手段を備えていること を特徴とする請求項4の装置。
- 7.前記インターフェース手段が更に、前記入力データ値アレイのうちの第1領 域を、選択された変換定義に従って変換処理を施すべき領域として指定する第1 領域選択手段と、前記入力データ値アレイのうちの少なくとも1箇所の第2領域 を、データ値の変換量が所定の割合で変化するようにした変換定義に従って変換 処理を施すべき領域として指定する第2領域選択手段とを備えており、データ値 の変換量が所定の割合で変化するようにした前記変換定義は、前記入力データ値 アレイの該第2領域の中に包含されるデータ値の変換量を、前記入力データ値ア レイの前記第1領域の中に包含されるデータ値の変換量へ近付けて行くようにし た変換定義であることを特徴とする請求項5の装置。
- 8.前記第1領域選択手段が、前記変換定義の図形表示の第1サブゾーンを含ん でおり、該第1サブゾーンは、ユーザからの命令に従って移動するマーカーを有 しており、前記データ処理手段が更に、カスタム変換定義を生成するためのカス タム変換定義生成手段を備えており、該カスタム変換定義生成手段が生成する該 カスタム変換定義は、前記選択された変換を前記第1サブゾーン内の前記マーカ ーのロケーションに応じて前記第1データ領域に適用するようにした変換定義で あることを特徴とする請求項7の装置。
- 9.前記第2領域選択手段が、前記変換定義の図形表示の第2サブゾーンを含ん でおり、該第2サブゾーンは、ユーザからの命令に従って移動するようにしたマ ーカーを有しており、前記カスタム変換定義生成手段が更に、前記第2データ領 域に対して、データ値の変換量が変化するようにした変換を適用するための手段 を備えており、データ値の変換量が変化するようにした該変換は、前記入力デー タ値アレイの該第2領域の中に包含されるデータ値の変換量が、前記入力データ 値アレイの前記第1領域の中に包含されるデータ値の変換量へ近付いて行くよう に変化するようにし、しかもその変化の割合が前記第2サブゾーン内の前記マー カーのロケーションに応じて定まるようにした変換であることを特徴とする請求 項7の装置。
- 10.前記第2サブゾーンが、2つのサブサブゾーンから成り、それら2つのサ ブサブゾーンの各々が移動自在なマーカーを有しており、前記第2チータ領域に 対して変換を適用す間ための前記手段が更に、前記入力データ値アレイの前記第 2領域の中に包含されるデータ値のうちの第1部分集合のデータ値の変換量を変 化させて、該第1部分集合のデータ値の変換量が、前記入力データ値アレイの前 記第1領域の中に包含されるデータ値の変換量へ近付いて行くようにし、しかも その変化の割合が、前記第1サブサブゾーン内における、前記マーカーのうちの 第1マーカーのロケーションに応じて定まるようにする手段と、前記入力データ 値アレイの前記第2領域の中に包含されるデータ値のうちの第2部分集合のデー タ値の変換量を変化させて、該第2部分集合のデータ値の変換量が、前記入力デ ータ値アレイの前記第1領域の中に包含されるデータ値の変換量へ近付いて行く ようにし、しかもその変化の割合が、前記第2サブサブゾーン内における、前記 マーカーのうちの第2マーカーのロケーションに応じて定まるようにする手段と を備えていることを特徴とする請求項9の装置。
- 11.前記入力データ値が、画像データ値から成ることを特徴とする請求項2の 装置。
- 12.ユーザからのコマンドに応答して、入力データ値から成るアレイである入 力データ値アレイに関係した、変更処理を施したデータ値から成るアレイである 変更処理後データ値アレイを生成する装置において、a.少なくとも1つの入出 力関係定義を記憶させておくための記憶手段と、b.データ処理手段であって、 (イ)ユーザによる少なくとも1つの入出力変換処理の選択に応じて、前記少な くとも1つの入出力関係定義のうちの少なくとも1つの入出力関係定義を特定し 且つそれに対して変更処理を施し、(ロ)前記特定した少なくとも1つの入出力 関係定義を、前記入力データ値アレイに対して適用する、 前記データ処理手段と、 c.ユーザから命令を受け取るための、そして前記データ処理手段の出力を表示 するための、ユーザと前記データ処理手段との間のインターフェース手段であっ て、 (イ)ユーザが、ユーザ命令を発することができるようにする入力デバイスと、 (ロ)前記少なくとも1つの入出力関係定義を表わす信号と前記ユーザ命令を表 わす信号とを生成する信号生成手段と、(ハ)前記ユーザ命令ないし前記入出力 関係定義を表わす前記信号の図形表示をディスプレイするためのディスプレイ手 段と、(ニ)コマンドを受け取り、前記ディスプレイ手段上において、前記入出 力関係定義のうちの少なくとも1つの入出力関係定義の図形表示を移動させると 共に、前記データ処理手段に対してコマンドを送出する、信号処理手段であって 、該データ処理手段に対する該コマンドは、該データ処理手段に、前記選択した 入出力関係定義を特定させ、且つ、前記選択した少なくとも1つの変更処理後入 出力関係定義を前記入力データ値アレイに適用させるコマンドである、前記信号 処理手段と、 (ホ)前記入力データ値アレイのうちの第1領域を、前記選択された入出力関係 定義に従って変換処理を施すべき領域として指定する第1頭域選択手段と、前記 入力データ値アレイのうちの少なくとも1箇所の第2領域を、データ値の変換量 が所定の割合で変化するようにした入出力関係定義に従って変換処理を施すべき 領域として指定する第2領域選択手段であって、データ値の変換量が所定の割合 で変化するようにした前記入出力関係定義は、前記入力データ値アレイの該第2 領域の中に包含されるデータ値の変換量を、前記入力データ値アレイの前記第1 領域の中に包含されるデータ値の変換量へ近付けて行くようにした入出力関係定 義である、前記第2領域選択手段と、を含んでいる前記インターフェース手段と 、を備えたことを特徴とする装置。
- 13.ユーザからのコマンドに応答して、入力データ値から成るアレイである入 力データ値アレイに関係した、変更処理を施したデータ値から成るアレイである 変更処理後データ値アレイを生成する方法において、a.(イ)データを処理す るためのチータ処理手段と、(ロ)ユーザから命令を受け取るための、そして前 記データ処理手段の出力を表示するための、ユーザと前記データ処理手段との間 のインターフェース手段とを用意する、用意ステップであって、該インターフェ ース手段が、(a)ユーザが、ユーザ命令を発することができるようにする入力 デバイスと、 (b)信号を生成するための信号生成手段と、(c)図形表示をディスプレイす 間ためのディスプレイ手段と、(d)前記ユーザ命令を受け取る、信号処理手段 と、を備えたインターフェース手段である、前記用意ステップと、 b.少なくとも2つの変換定義を表わす信号と前記ユーザ命令を表わす信号とを 生成する、信号生成ステップと、 c.前記ユーザ命令ないし前記変換定義を表わす前記信号の図形表示をディスプ レイする、ディスプレイ・ステップと、d.前記変換定義のうちの少なくとも2 つの変換定義を表わす図形表示を、前記ディスプレイ手段上において、選択し且 つ互いに相対的に移動させる、図形表示選択及び移動ステップと、 e.前記選択された図形表示によって表わされている前記変換定義を前記入力デ ータ値アレイに適用する、選択変換定義適用ステップと、を含んでいることを特 徴とする方法。
- 14.前記選択変換定義適用ステップの前に実行する、前記入力データ値に対す る単一の複合変換定義を生成して、前記選択された少なくとも2つの変換定義を 個別に順次適用したときに生成される変換処理後データ値と同一の変換処理後デ ータ値を生成するステップを更に含んでいることを特徴とする請求項13の方法 。
- 15.前記選択変換定義適用ステップの前に実行する、カスタム変換定義を生成 するステップを更に含んでいることを特徴とする請求項14の方法。
- 16.変更処理後データを生成するための装置において、a.少なくとも1つの 変更されることのないマスター・データ変換定義と、少なくとも1つの変更可能 な作業用変換定義とを記憶させておくための、記憶手段と、 b.ユーザによる少なくとも1つのデータ変換処理の選択に応じて、少なくとも 1つの作業用変換定義を選択する、変換制御手段と、c.前記選択した少なくと も1つの作業用変換定義を前記入力データ値に適用する、データ処理手段と、 d.ユーザから命令を受け取るための、そして前記データ処理手段が行なったデ ータ処理の結果を表示す間ための、ユーザと前記データ処理手段との間のインタ ーフェース手段であって、 (イ)ユーザが、ユーザ命令を発することができるようにする入力デバイスと、 (ロ)前記入力データ値と、前記出力データ値と、前記少なくとも1つのマスタ ー変換定義と、前記少なくとも1つの作業用変換定義と、前記ユーザ命令とを、 夫々に表わす信号を生成する、信号生成手段と、(ハ)前記入力データ値と、前 記出力データ値と、前記ユーザ命令と、前記マスター変換定義と、前記作業用変 換定義とを、夫々に表わす前記信号の、夫々の図形表示を、ユーザに対してディ スプレイするための、ディスプレイ手段と、 (ニ)ユーザからコマンドを受け取り、前記ディスプレイ手段上において少なく とも1つのマスター変換定義の図形表示を特定すると共に、前記変換制御手段に 対してコマンドを送出する、信号処理手段であって、該変換制御手段に対する該 コマンドは、該変換制御手段に、変更可能であることを除いては前記特定したマ スター変換定義と同一の、変更可能な作業用変換定義を生成させるコマンドであ る、前記信号処理手段と、を含んでいる前記インターフェース手段と、を備えた ことを特徴とする装置。
- 17.ユーザからのコマンドに応答して、入力データ値から成るアレイである入 力データ値アレイに関係した、変更処理を施したデータ値から成るアレイである 変更処理後データ値アレイを生成する装置において、a.複数の変換定義を前記 入力データ値アレイに対して適用する、データ処理手段と、 b.ユーザから命令を受け取るための、そして前記データ処理手段の出力を表示 するための、ユーザと前記データ処理手段との間のインターフェース手段であっ て、 (イ)ツールないしオブジェクトヘメッセージを送出するための手段及びツール ないしオブジェクトからメッセージを受け取るための手段と、(ロ)他のツール ないしオブジェクトとの間でメッセージの送受を行なうための手段を有する少な くとも1つのデータ変換定義用ツールと、(ハ)ツールヘメッセージを送出する ための手段及びツールからメッセージを受け取るための手段を有する前記入力デ ータ値を表わすオブジェクトと、 を含んでいる前記インターフェース手段と、を備え、 前記変換定義用ツールが前記データ・オブジェクトへ送出するメッセージのうち には、選択された変換を前記入力データ値に適用すべきことを示すメッセージが 含まれている、 ことを特徴とする装置。
- 18.前記インターフェース手段が更に、複数のデータ変換定義用ツールを含ん でいることを特徴とする請求項17の装置。
- 19.前記変換定義用ツールが送出するメッセージのうちには更に、該変換定義 用ツールに関連した変換定義を指定したメッセージが含まれており、前記インタ ーフェース手段が更に、他のツールとの間でメッセージの送受を行なうための手 段を有する作業指令用ツールを含んでおり、該作業指令用ツールが送出するメッ セージのうちには、複数の変換定義用ツールから該作業指令用ツールへ向けて送 出された複数の変換定義に関係した単一の複合変換定義を指定した、前記入力デ ータ・オブジェクトヘのメッセージが含まれていることを特徴とする請求項18 の装置。
- 20.前記作業指令用ツールが更に、前記単一の複合変換定義を生成するための 複合変換定義生成手段を備えており、該複合変換定義生成手段が生成する複合変 換定義は、その複合変換定義を前記入力データ値に適用したときに生成される出 力データ値が、前記複数の変換定義を前記入力データ値に個別に順次適用したと きに生成される出力データ値と同一の出力データ値となるようにした複合変換定 義であることを特徴とする請求項19の装置。
- 21.前記データ変換定義用ツールが、移動操作自在な制御図形を更に備えてお り、該データ変換定義用ツールが送出するメッセージが、該移動操作自在な制御 図形の位置に応じて変化するようにしてあることを特徴とする請求項17の装置 。
- 22.前記移動操作自在な制御図形が、前記入力データ値アレイのうちの第1領 域を、選択された変換定義に従って変換処理を施すべき領域として指定するため の第1制御図形と、前記入力データ値アレイのうちの少なくとも1箇所の第2領 域を、データ値の変換量が所定の割合で変化するようにした変換定義に従って変 換処理を施すべき領域として指定するための第2制御図形とを含んでおり、デー タ値の変換量が所定の割合で変化するようにした前記変換定義は、前記入力デー タ値アレイの該第2領域の中に包含されるデータ値の変換量を、前記入力データ 値アレイの前記第1領域の中に包含されるデータ値の変換量へ近付けて行くよう にした変換定義であることを特徴とする請求項21の装置。
- 23.ユーザからのコマンドに応答して、入力データ値から成るアレイである入 力データ値アレイに関係した、変更処理を施したデータ値から成るアレイである 変更処理後データ値アレイを生成する方法において、a.(イ)データを処理す るためのデータ処理手段と、(ロ)ユーザから命令を受け取るための、そして前 記チータ処理手段の出力を表示するための、ユーザと前記データ処理手段との間 のインターフェース手段とを用意する、用意ステッブであって、該インターフェ ース手段が、(a)ツールないしオブジェクトヘメッセージを送出するための手 段及びツールないしオブジェクトからメッセージを受け取るための手段と、(b )他のツールないしオブジェクトとの間でメッセージの送受を行なうための手段 を有する少なくとも1つのデータ変換定義用ツールと、(c)ツールヘメッセー ジを送出するための手段及びツールからメッセージを受け取るための手段を有す る前記入力データ値を表わすオブジェクトと、 を備えたインターフェース手段である、前記用意ステップと、 b.前記変換定義用ツールから前記データ・オブジェクトへ向けてメッセージを 送出することによって、選択された変換を前記入力データ値に適用するステップ と、 を含んでいることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US69328191A | 1991-04-26 | 1991-04-26 | |
US693,281 | 1991-04-26 | ||
PCT/US1992/003135 WO1992020184A1 (en) | 1991-04-26 | 1992-04-15 | Computer/human interface for performing data transformations by manipulating graphical objects on a video display |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06502055A true JPH06502055A (ja) | 1994-03-03 |
Family
ID=24784041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4511852A Pending JPH06502055A (ja) | 1991-04-26 | 1992-04-15 | ビデオ・ディスプレイ上でグラフィカル・オブジェクトを操作することによってデータ変換処理を実行できるようにしたコンピュータ/ヒューマン・インターフェース |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0538462A1 (ja) |
JP (1) | JPH06502055A (ja) |
WO (1) | WO1992020184A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5987165A (en) * | 1995-09-04 | 1999-11-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing system |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0772767A (ja) * | 1993-06-15 | 1995-03-17 | Xerox Corp | 対話型ユーザ支援システム |
US5502580A (en) * | 1993-10-06 | 1996-03-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Color reproduction system |
EP0674430A1 (en) * | 1994-03-24 | 1995-09-27 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for interactive color transformation of color values between color spaces |
JPH0816129A (ja) * | 1994-04-27 | 1996-01-19 | Canon Inc | 画像処理装置 |
JP2914227B2 (ja) * | 1995-07-11 | 1999-06-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
US5910796A (en) * | 1996-05-20 | 1999-06-08 | Ricoh Corporation | Monitor gamma determination and correction |
SG75190A1 (en) | 1998-12-14 | 2000-09-19 | Canon Kk | Image processing method and apparatus image processing system and storage medium |
JP3478329B2 (ja) * | 1999-10-01 | 2003-12-15 | セイコーエプソン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
US7342682B2 (en) * | 2002-12-05 | 2008-03-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Incremental color transform creation |
JP2006074331A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理プログラム、記憶媒体、画像処理装置の画像処理制御方法および画像形成装置 |
EP1821518B1 (en) * | 2006-02-16 | 2013-05-22 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Personalized color reproduction |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2794714B2 (ja) * | 1988-06-29 | 1998-09-10 | ソニー株式会社 | プリンタ |
JPH0659085B2 (ja) * | 1988-07-12 | 1994-08-03 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 画像シミュレーション方法 |
JP2695484B2 (ja) * | 1989-09-08 | 1997-12-24 | 富士写真フイルム株式会社 | カラースキャナ |
-
1992
- 1992-04-15 EP EP19920913518 patent/EP0538462A1/en not_active Withdrawn
- 1992-04-15 WO PCT/US1992/003135 patent/WO1992020184A1/en not_active Application Discontinuation
- 1992-04-15 JP JP4511852A patent/JPH06502055A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5987165A (en) * | 1995-09-04 | 1999-11-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1992020184A1 (en) | 1992-11-12 |
EP0538462A1 (en) | 1993-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0160548B1 (en) | Method and apparatus for color selection and production | |
US5254978A (en) | Reference color selection system | |
US5311212A (en) | Functional color selection system | |
US4524421A (en) | Computerized graphics system and method using an electronically synthesized palette | |
CN102090151B (zh) | 用于控制照明基础设施的方法和计算机实施的设备 | |
US5334992A (en) | Computer display color control and selection system | |
US6701011B1 (en) | Image processing apparatus and image processing method and storage medium | |
JP4347435B2 (ja) | 色修正方法およびそれを格納した記録媒体 | |
JP3832626B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 | |
CN109219844A (zh) | 在视频优先级与图形优先级之间转换 | |
JPH06502055A (ja) | ビデオ・ディスプレイ上でグラフィカル・オブジェクトを操作することによってデータ変換処理を実行できるようにしたコンピュータ/ヒューマン・インターフェース | |
JP2003087591A (ja) | 画像処理方法及び画像処理装置 | |
JPS59197085A (ja) | カラ−画像変更装置 | |
JPH05199410A (ja) | カラー処理方法 | |
JPH03164982A (ja) | 電子グラフィックシステム | |
JPH09270927A (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
JPH1132227A (ja) | 画像処理方法及び装置及び記憶媒体 | |
US20020118209A1 (en) | Computer program product for introducing painting effects into a digitized photographic image | |
US6456293B1 (en) | Method and apparatus for working with constrained color on a computer terminal display | |
US7177468B2 (en) | Image processing system, imaging device, and parameter-determining program | |
Annum et al. | Image colouration in adobe photoshop: A digital painting technique for transforming grayscale photographs into colour mode | |
US20030190089A1 (en) | Apparatus and method for synthesizing images | |
JPH0823871B2 (ja) | メ−クアップシミュレ−ションシステム | |
JPS58172082A (ja) | 画像の表示方式 | |
US6295369B1 (en) | Multi-dimensional color image mapping apparatus and method |