JPH0650194Y2 - 発光素子駆動装置 - Google Patents

発光素子駆動装置

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JPH0650194Y2
JPH0650194Y2 JP1987091645U JP9164587U JPH0650194Y2 JP H0650194 Y2 JPH0650194 Y2 JP H0650194Y2 JP 1987091645 U JP1987091645 U JP 1987091645U JP 9164587 U JP9164587 U JP 9164587U JP H0650194 Y2 JPH0650194 Y2 JP H0650194Y2
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JP
Japan
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light emitting
circuit
emitting element
voltage dividing
drive
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JP1987091645U
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弘美 緒方
研介 澤瀬
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ロ−ム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、発光素子駆動装置に関し、詳しくは、LED
プリンタに使用される複数のLEDアレイそれぞれの輝度
を簡単に調整できるような発光素子駆動装置に関する。
[従来の技術] 最近では、小型、軽量化、高速化を実現するプリンタと
して光プリンタが注目されているが、これは、64〜256
個程度のLED等の発光素子のモノリシックを1チップに
集積化し発光素子アレイを記録用紙の幅方向に直線状に
複数配列して、光プリンタの光源として使用するもので
ある。
光プリンタの光源は、印字濃度、ドット径等に直接影響
を与える関係ですべての発光素子の発光量がほぼ均一で
あることが要求されるが、LEDアレイ等の発光素子で
は、製造ロットの相違とか、製造工程の不均一性などか
ら素子間に性能のばらつきが発生し、しかも、それがLE
Dアレイ間相互においても輝度にばらつきを生じさせ
る。
これらのうち、LEDアレイの素子間の輝度のばらつき補
償方としては、各素子に抵抗値の異なる抵抗を直列に
接続して定電圧で駆動するものとか、感光体上での露
光量が均一になるように素子ごとに通電時間をソフトウ
エアとかROMを利用して制御するものが考えられてい
る。
一方、LEDアレイ単位の相互における輝度のばらつきを
補正するものとしては、LEDを発光させる各電流増幅出
力回路のドライブ電圧を一定電圧にクランプし、このク
ランプ電圧を外部抵抗を持つ電圧分圧回路により調整す
ることで行われる。
[解決しようとする問題点] 通電時間制御を行う1ドット対向の補正はさておき、一
般的には、まず、LEDアレイ間等においてブロック単位
で輝度補正が行われる。LEDアレイ間相互の輝度の補正
(又は回路ブロック単位の補正)は、通常、複数の各発
光素子駆動回路における各出力回路のドライブ電圧を共
通の電圧分圧回路を介して発生させ、この分圧回路の分
圧抵抗の一部を外部抵抗として回路ブロック又はICチッ
プの外部抵抗の値を変更することでなされるが、このよ
うな抵抗値の変更による補正では、ICチップごと又は回
路ブロックごとに輝度補正用の抵抗が必要となり、部品
点数が多くなる。
その結果、LEDヘッド自体が大型化するとともに、自動
ラインで製造する場合にこのような外付け抵抗の作業と
抵抗値の選定は製造効率を落とす原因となる。
この考案は、このような従来技術の問題点を解決するも
のであって、LEDプリンタ等に使用されるLEDアレイ等の
発光素子のアレイ相互における輝度の補正を外付け抵抗
で行うことなく、容易に調整することがきるような発光
素子駆動装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するためのこの考案の発光素子駆
動装置の構成は、回路ブロック又はICチップが、発光素
子アレイの複数の発光素子にそれぞれ対応し、電源ライ
ンに一端が接続されこの電源ラインからこれら発光素子
に調整抵抗の挿入なしにそれぞれ制御信号に対応した電
流値の電力を供給するMOSFETからなる複数の出力回路
と、この複数の出力回路に対応してそれぞれ設けられ、
電圧分圧回路の分圧電圧を駆動信号に応じて制御信号と
して前記MOSFETのゲートにそれぞれ送出する複数の駆動
回路と、これら複数の駆動回路に対応してそれぞれ設け
られ、駆動信号を駆動回路にそれぞれ送出する複数の駆
動信号発生回路とを備えていて、電圧分圧回路が回路ブ
ロック又はICチップの内部に設けられた3つ以上の分圧
抵抗により形成され、これら3つ以上の分圧抵抗のうち
少なくとも2つの分圧抵抗の端子が回路ブロック又はIC
チップの外部への接続端子にそれぞれ接続されていて、
これらそれぞれの接続端子を選択することにより分圧電
圧を設定するものである。
[作用] このように各回路ブロック又はICチップの発光素子アレ
イに対応する駆動電流全体を調整する電圧分圧回路の分
圧抵抗を内部に複数個設けておき、これら複数の分圧抵
抗の端子を回路ブロック又はICチップの外部接続端子に
それぞれ接続しておいて、この接続端子を選択すること
で、分圧電圧を設定することができる。したがって、分
圧電圧がMOSFETのゲートに加わる構成を採ることにより
電源ラインからMOSFETを経て各発光素子に調整抵抗を介
すことなく、電流を供給することができる。MOSFETを同
時にIC上に形成した場合には特性が揃うので、前記の構
成により各発光素子には、ほぼ同じ値の定電流が流れ、
相互間でのばらつきが減少して、発光のばらつきが抑え
られる。
その結果、単に複数のMOSFETに対して共通にゲートの電
圧を分圧電圧として設定するだけで、複数の各発光素子
の発光量を共通に同時調整でき、しかも、その電流のば
らつきが抑えられるので、他の回路ブロックやチップに
ついても発光素子に流れる電流がほぼ同様な関係にな
る。
そこで、前記の抵抗値の選択によって、発光素子アレイ
個々の全体的な発光素子駆動電流を選択して、発光素子
アレイの平均輝度が相互に同じようになるように調整す
ることが可能となる。
その結果、単に端子選択をするだけで、各発光素子アレ
イ相互の輝度調整が簡単にでき、しかも、外部部品が減
少するので、製造工程が簡素となるとともに、発光素子
ヘッド自体を小型化できる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は、この考案を適用した発光素子駆動装置の一実
施例のブロック図であり、第2図は、他の実施例におけ
る発光素子駆動回路の具体例を中心とした説明図であ
る。なお、これら各図において同等のものは同一の符号
で示す。
第1図,第2図において、LED発光部1は、LEDアレイ1
a,1b,・・・1nから構成されていて、各LED10が各発光素
子駆動回路1a,11b,・・・,11nの出力回路である電流増
幅回路2a,2b,・・・,2nからの駆動電力信号により駆動
され、それぞれの各LED10がそれぞれ発光する。
各発光素子駆動回路11a,11b,・・・,11nは、それぞれ1
つのチップ又は1つのチップ内に形成された1つの回路
ブロックに対応していて、その各電流増幅回路2a,2b,・
・・,2nは、第2図に見るように、LEDアレイ1a,1b,・・
・1nの各LED10に対応して設けらたMOSFETトランジスタ
のLED駆動出力回路20と、このLED駆動出力回路20に対応
して設けられたドライバ21とを備えていて、各ドライバ
21が各LED駆動出力回路20を駆動して、各LED駆動出力回
路20により対応するLED10が駆動される。
各発光素子駆動回路11a,11b,・・・,11nは、その内部
に、それぞれ駆動パルス信号発生回路4a,4b,・・・4nを
前記の各電流増幅回路に対応して有していて、駆動パル
ス信号発生回路4a,4b,・・・4nは、第2図に示されるよ
うに、電流増幅回路2a,2b,・・・,2nの各ドライバ21に
対応して設けられた駆動信号発生回路5を備えている。
この駆動信号発生回路5はパルス信号発生回路6からス
トローブ信号を受けて、選択的にこのストローブ信号を
ドライバ21に供給する。
第1図における抵抗70aと抵抗71a,72a,73aの直列回路,
抵抗70bと抵抗71b,72b,73bの直列回路,・・・,抵抗70
nと抵抗71n,72n,73nの直列回路は、それぞれ電流増幅回
路2a,2b,・・・,2nの電源電圧供給端子VDDとGNDとの間
に挿入される電圧分圧回路であり、これら各4つの分圧
抵抗は、各発光素子駆動回路のチップ又は回路ブロック
の内部に形成されていて、それぞれの接続点及び接続さ
れていない一方の端子は、それぞれ各発光素子駆動回路
のチップ又は回路ブロックの外部への接続端子である端
子CT1,CT2,CT3,CT4に接続されている。
なお、第2図にあっては、分圧抵抗回路の一部を並列に
2系統設けたものであり、その他の回路構成については
第1図のものと同じである。これら他の回路部分は第1
図の各回路の詳細を示している。
第2図において、電圧分圧回路のうち、抵抗80に対して
それぞれ直列に接続される抵抗81,82,83,84の直列回路
と抵抗85,86,87,88の直列回路とが並列に接続されてい
て、それぞれの分圧抵抗の端子は、それぞれ複数の端子
からなる端子CTにそれぞれ接続されている。
このような回路構成において、第1図における端子C
T1,CT2,CT3,CT4の1つが選択されて接地端子(GND)
に接続された場合に、或いは第2図において端子CTのう
ちの1つが同様に接地端子(GND)に接続された場合に
は、これら抵抗70a,70b,・・・70n或いは抵抗80と他の
抵抗との接続点に発光する分圧電圧は、選択された端子
に対応する電圧となる。そしてこの選択により設定され
た分圧電圧が各ドライバ21の端子に供給される。
そこで、各ドライバ21は、駆動信号発生回路5からスト
ローブ信号を受けたときに、このストローブ信号が発生
している期間の間、電圧分圧回路から受けた選択された
分圧電圧をLED駆動出力回路20に供給することができ
る。その結果、電圧分圧回路の選択的に設定された分圧
電圧によりLED駆動出力回路20が駆動されて、それに対
応する電流値の電力が発生し、各LED10はこの電流に応
じた発光をする。
したがって、第1図における前記端子CT1,CT2,CT3,C
T4の1つ、或いは第2図における端子CTのうちの1つを
選択した接地端子に接続すれば、LEDアレイ1a,1b,・・
・1nの相互における輝度の調整が可能である。なお、接
続端子の接続の仕方としては、例えばワイヤボンデング
とか、パターンニングにより容易にできる。
しかも、この端子の選択は、端子が回路ブロック又はチ
ップの接続端子となっているので、例えば、製造段階或
いは検査段階で、各LEDアレイの輝度を測定しながら、
適切なものを選択することで行え、あらかじめある端子
を選択して接地しておき、それを変更することも容易に
できる。したがって、輝度調整が製造工程のどの段階で
あっても、端子の選択という作業だけで行えることにな
る。
なお、LED10を発光する条件を与えるデータは、シフト
レジスタ(図示せず)から送出される画素データを1ビ
ット対応でLED10対応にラッチして記憶するラッチ回路
(図示せず)に一旦記憶され、このラッチ回路のデータ
を駆動パルス信号発生回路4a,4b,・・・4nの各駆動信号
発生回路5が受けて、その条件に従ってパルス信号発生
回路6から送出されるストローブ信号を選択し、ドライ
バ21の駆動信号として送出することでなされる。
以上説明してきたが、実施例では、1チップに対応して
電圧分圧回路を設けた例を中心として説明しているが、
1チップの中をブロック分けしてLEDアレイ駆動回路が
複数設けられている場合には、これらブロックに対応し
て電圧分圧回路が設けられていてもよく、逆に数チップ
に対して1つの電圧分圧回路があるような場合でも、同
様にこの考案を適用できる。
なお、電圧分圧を選択する接続端子は、チップの接続端
子である必要はなく、また、必ずしも接地に接続される
必要はない。それは特定の電位に設定されていればよ
い。また、電圧分圧回路の他方の端子は電源電圧に接続
されている必要はない。
また、接続端子は、パッドのようなパターンとして形成
されていても、さらに通常の接触端子とか、ピンの状態
でパッケージの外側に形成されていてもよい。
第2図の実施例では、2系統の並列回路を有した電圧分
圧回路が設けられているが、これは複数の系統であれば
よく、直列回路をさらに加えてもよい。
実施例では、複数のLEDアレイに対応して発光素子駆動
回路を設けた例を挙げているが、これは1つのLEDアレ
イに対応して1つの発光素子駆動回路を有する回路ブロ
ック又はICチップに対してこの考案を適用してもよいこ
とはもちろんであり、また、LEDの例を挙げているが、
他の発光素子にも適用できることももちろんである。
[考案の効果] 以上の説明から理解できるように、この考案にあって
は、各回路ブロック又はICチップの発光素子アレイに対
応する駆動電流全体を調整する電圧分圧回路の分圧抵抗
を内部に複数個設けておき、これら複数の分圧抵抗の端
子を回路ブロック又はICチップの外部接続端子にそれぞ
れ接続しておいて、この接続端子を選択することで、分
圧電圧を設定することができる。したがって、分圧電圧
がMOSFETのゲートに加わる構成を採ることにより電源ラ
インからMOSFETを経て各発光素子に調整抵抗を介すこと
なく、電流を供給することができる。MOSFETを同時にIC
上に形成した場合には特性が揃うので、前記の構成によ
り各発光素子には、ほぼ同じ値の定電流が流れ、相互間
でのばらつきが減少して、発光のばらつきが抑えられ
る。
その結果、単に複数のMOSFETに対して共通にゲートの電
圧を分圧電圧として設定するだけで、複数の各発光素子
の発光量を共通に同時調整でき、しかも、その電流のば
らつきが抑えられるので、他の回路ブロックやチップに
ついても発光素子に流れる電流がほぼ同様な関係にな
る。
そこで、前記の抵抗値の選択によって、発光素子アレイ
個々の全体的な発光素子駆動電流を選択して、発光素子
アレイの平均輝度が相互に同じようになるように調整す
ることが可能となる。
その結果、単に端子選択するだけで、各発光素子アレイ
相互の輝度調整が簡単にでき、しかも、外部部品が減少
するので、製造工程が簡素となるとともに、発光素子ヘ
ッド自体を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を適用した発光素子駆動装置の一実
施例のブロック図であり、第2図は、他の実施例におけ
る発光素子駆動回路の具体例を中心とした説明図であ
る。 1…LED発光部、 1a,1b,1c,1n…LEDアレイ、 2a,2b,2c,2n…電流増幅回路、 4…駆動パルス信号発生回路部、 4a,4b,4c,4n…駆動パルス信号発生回路、6…パルス信
号発生回路、 11a,11b,11c,11n…発光素子駆動回路、20…LED駆動出力
回路、 21…ドライバ、R…輝度変更用抵抗、 70a,70b,70n,71a,71b,71n,72a,72b,72n,73a,73b,73n,8
0,81,82,83,84,85,86…分圧抵抗、 CT1,CT2,CT3,CT4,CT…接続端子。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子アレイを駆動する発光素子駆動回
    路を内蔵した回路ブロック又はICチップと、この回路ブ
    ロック又はICチップに対応して設けられた電圧分圧回路
    とを有する発光素子駆動装置において、前記回路ブロッ
    ク又は前記ICチップは、前記発光素子アレイの複数の発
    光素子にそれぞれ対応し、電源ラインに一端が接続され
    この電源ラインからこれら発光素子に調整抵抗の挿入な
    しにそれぞれ制御信号に対応した電流値の電力を供給す
    るMOSFETからなる複数の出力回路と、前記複数の出力回
    路に対応してそれぞれ設けられ、前記電圧分圧回路の分
    圧電圧を駆動信号に応じて前記制御信号として前記MOSF
    ETのゲートにそれぞれ送出する複数の駆動回路と、これ
    ら複数の駆動回路に対応してそれぞれ設けられ、前記駆
    動信号を前記駆動回路にそれぞれ送出する複数の駆動信
    号発生回路とを備え、前記電圧分圧回路は前記回路ブロ
    ック又は前記ICチップの内部に設けられた3つ以上の分
    圧抵抗により形成され、これら3つ以上の分圧抵抗のう
    ち少なくとも2つの分圧抵抗の端子が前記回路ブロック
    又は前記ICチップの外部への接続端子にそれぞれ接続さ
    れていて、これらそれぞれの接続端子を選択することに
    より分圧電圧を設定することを特徴とする発光素子駆動
    装置。
  2. 【請求項2】回路ブロック又はICチップは複数の発光素
    子アレイに対応してそれぞれ設けられ、電圧分圧回路は
    これら複数の回路ブロック又は複数のICチップに対応し
    て設けられていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の発光素子駆動装置。
  3. 【請求項3】3つ以上の分圧抵抗は直列に接続され、選
    択された接続端子が接地されることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の発光素子駆動
    装置。
  4. 【請求項4】3つ以上の分圧抵抗のうちの少なくとも1
    つの分圧抵抗に対して残りの分圧抵抗が少なくとも2系
    統の並列回路として直列に接続され、選択された接続端
    子が接地されることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項又は第2項記載の発光素子駆動装置。
JP1987091645U 1987-06-15 1987-06-15 発光素子駆動装置 Expired - Lifetime JPH0650194Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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