JPH06501027A - 味をマスキングされた薬物及びそれらの製法 - Google Patents
味をマスキングされた薬物及びそれらの製法Info
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- JPH06501027A JPH06501027A JP51182092A JP51182092A JPH06501027A JP H06501027 A JPH06501027 A JP H06501027A JP 51182092 A JP51182092 A JP 51182092A JP 51182092 A JP51182092 A JP 51182092A JP H06501027 A JPH06501027 A JP H06501027A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
味をマスキングされた薬物及びそれらの製法技術分野
本発明は、特に固体薬物を味マスキング重合体フィルムコーティング中に包むこ
とによる味のマスキングに関する。
背景技術
経口投与にデザインされた治療用処方は、しばしば不愉快な味を有する活性成分
を含む1例えば、多くの医薬は1口の中に入れられたとき、苦い又は酸っばい感
覚を生じさせる。
種々の技術が、医薬品生成物の不愉快な味を打ち消すために知られている。恐ら
く、最も古いアプローチは、不快感をあたえる成分の味を負かすために、処方中
に調味剤を含ませることである。固体及び液体の両方の薬物は、このやり方で味
をマスキングできる。
固体薬物の場合、味のマスキングは、味をブロックする層により薬物をコーティ
ングすることにより通常行われる。これは、薬物の摂取及び飲込みの間の合間に
喜ばしい味をもたらすように溶解する砂糖のコーティングと同じように簡単な成
るものである。さらに最近では、製薬産業は、フィルム形成重合体から生ずるコ
ーティングにその注意を集中してきており、かなりの努力が払われ、固体投与形
態の味のマスキングについてこのアプローチに従って努力することが続けられて
いる。
重合体状の味をマスキングするフィルムにおける新しい発展は、Julianら
の米国特許第4851226号に開示されている。これらのフィルムは1重合体
の有機溶媒溶液から薬剤例えばアセチル−p−アミノフェノール(アセトアミノ
フェン又はAPAP)に適用されるセルロースエステル及びポリビニルと口i【
トン(PVPIのブレンドから形成される。水溶性であるPVPの目的は、セル
ロースエステルの疎水性を和らげ、それによ+7薬物の薬剤放出速度をコントロ
ールすることにある。vf#Fによれば、フィルムコーティングは、薬物が比較
釣竿(又は徐放のモードで放出されるようにデザインできる。急速な放出が望ま
しいときには、フィルムコーティング中のPVPの割合は、約12−20重量%
である。
しかじ、もし単独で使用されるならば、セルロースエステルコーティングは、5
−20重量%の特定のコーティングレベルで活性成分の適切なパイオアベイラビ
イティーをもたらさないことが、見出されている。これは、特許の図1から全く
明らかであり、それは、17.5重量%のコーティングレベルでシミュレートさ
れた胃液中のAPAPの溶解速度をグラフの形で示し、コーティングブレンド中
のPVPの%は、0−25重景%に変化した0分るように、フィルムコーティン
グ中のPvPの0%で、薬剤の放出は、40分後に僅か40%に達するに過ぎな
かった。
Julianらの特許のコーティングによる主な閉囲は、それらがフィルム形成
樹脂の有機溶媒溶液からi眉されることである。これらの溶媒は、有毒及び/又
は可燃性であり噌ちであり、それにより要員及び操作者に有害となる。又、有機
溶媒は、汚染↑勿であり、環境上の規制に合致するために高価なしかも複雑な溶
媒回収システムの設置を要する。その上、痕跡量の残留溶媒は、処理された薬物
に残り、使用してm康を脅かす危険性を生じさせる。
発明の開示
本発明によれば、固体薬物は、活性成分の急速な放出を維持しつつ、エステルの
ラテックス分散物から適用されるセルロースエステルから主としてなるフィルム
の包みにより有効に味をマスクできる。これらの味をマスクした薬物を提供する
ことは1本発明の主な和声及び目的を構成する。他の利点及び目的は、以下の記
述から明らかになるだろう。
前記の和声及び目的は、セルロースエステルフィルムの包みのもととして セル
ロースエステルの水性の可塑化された分散物の乾燥した残留物から形成された極
薄のコーティングを使用することにより、実現される。驚かされることには。
約0.4%より遥かに下のコーティングレベルでアスピリンのvE剤の味のマス
キングが、又コーティングされていないコントロールに似た溶解プロフィールを
示しつつ、実現された。
図1は1本発明に従って作られた極薄のセルロースエステルフィルムにより被覆
されたアスピリン錠剤(アセチルサルチル酸−ASA)及びコーティングされて
いないコアのコントロールに間する溶解%対時間のグラフである。
図4では、記号は、以下の意味を有する。+:コーティングされていないコア。
○はCAラテックス、5分、本はCAラテックス、10分である。
図2は1本発明の極薄のセルロースエステルフィルムによりコーティングされた
ASA錠剤、Julianらの米国特許第4851226号のセルロースエステ
ル/PVPブレンドにより同様にコーティングされたASArEM、及びコーテ
ィングされていないコアコントロールに間する溶解%対時間のグラフである。
図2において、記号は、以下の意味を有する。+はコーティングされていないコ
ア、○はCA/PVPラテックス、5分1本はCA/PVPラテック人 10分
である。
本発明の実施に使用される水性の可塑化されたセルロースエステル分散物は、周
知の化学品である。セルロースエステルラテックスとして普通呼ばれているもの
は、それは、重合体を適当な有機溶媒に溶解し、得られた溶液を水性相に分散し
、ホモゲナイズし、そして溶媒を蒸発することにより製造される。得られたラテ
ックスに、適切な可塑剤を加える。
セルロースエステルラテックス系は、徐放性薬剤生成物のフィルムコーティング
材料として従来研究されてきた。しかしながら、知られている限り、セルロース
エステルラテックス分散物が、ここに記載したような極薄のコーティング技術を
使用する味マスキングへの応用を有することは、製薬業界でなんら認められてい
ないし、又は認識されていないことである。
セルロースエステルラテックス及びコントロールされた薬剤伝達膜の形成におけ
るその使用の簡単な記述については、Bindschaedlerら、Pr。
ceed、Intera、Symp、Control、Re1.Bioact。
Mater 12 (+985)を参照すること。
本発明の極薄のコーティングを生成するのに適当なセルロースエステルラテック
スの例は、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース及び酢酸フタール酸セルロース
から作られたラテックスである。セルロースエステル重合体は、工業用化学品セ
ルロース水性分散物のための適当な可塑剤の例は、トリアセチン、ジアセチン及
びくえん酸トリエチルを含む。
ここに理解されるように、薬物は1例えば、薬剤例えばアスピリン(ASA)、
アセトアミノフェン及びイブプロフェンの加圧コーティングR粒の錠剤を含む顆
粒1錠剤でありうる。
本発明の極薄の味マスキングフィルムは、好ましい可塑剤がトリアセチンである
水性の酢酸セルロース分散物により固体の薬物の基剤をコーティングすることに
より好都合に製造される。トリアセチンは、分散物に加えられ、そして混合物は
、十分に混合される。一般に、可塑剤の量は5重量で、分散物の固体含量の約5
0−約150%、好ましくは約80−120%、最適には約100%に及ぶ。
約28−32重量%の固体含量を有する酢酸セルロース水性分散物は、CA39
B−10ラテックス分散物の名前でFMC−Corporationから入手可
能である。
本発明の極薄の味マスキングセルロースフィルムは2周知のやり方でしかも標準
の製薬コーティング装置により固体薬物に適用される。コーティングは、パン又
は流動床中に噴霧することにより通常行われる。
水性セルロースエステルコーティング処方物プラス可塑剤の固体含量は、約l〇
−約30重量%の付近、好ましくは] 5−20重量%である。最終の乾燥した
コーティングでは、フィルムコーティングに存在する可塑剤の量は、約30−約
60重量%に及ぶ。
既に指摘したように、標準の製薬錠剤例えばアスピリンの有効な味マスキングは
、全固体投与形の重量に基づいて約0.4重量%のコーティングレベルで本発明
の極薄のセルロースエステルフィルムコーティングにより実現できる。固体投与
形例えば顆粒の他のタイプは、やや多いコーティングレベJしを要求する。今ま
で決められてきた限りでは、全体のコーティングレベルは、有効な味マスキング
のために約0.3−約1.0重量%に及ぶだろう。
基剤に適用されるコーティングの量は、コーティング分散物の固体含量及び接触
時間のような周知のやり方でコントロールできる。
実施例
以下の実施例即ちやり方及びテストデータの表は、本発明をさらに詳しく説明す
る。この明細書及び請求の範囲を通して、全ての部及び%しよ、他に指示されな
い限り1重量による。
本 コーティング処方物中の15%固体濃度本本 CA398−10、FMCC
orporation本本本 KolidonR30,BASF2二元L2二元
性
2グ蚤住に
以下の条件は1両方のパッチについて一定に保たれた。
コーティング装置 AccelaCota 24インチパンパッチサイズ 10
kgASAコア
入口温度設定 170−175° F
ポンプタイプ ぜん動
ノズルサイズ 1. 0mm
噴霧圧力 251) S i
噴霧速度 16m1/分/ガン
バッチ 1 (コーティング溶液成分1:cAラテックスによりコーティングさ
れたAsA325mg)
実際の入口温度じC163−67
排出温度(’C) 37−43
床温度じC) 34−42
パツチ 2(コーティング溶液成分2: PVPを有するCAラテックスにより
コーティングされたAsA325mg)
実際の入口温度(”C) 62−66
排出)2度(’C) 38−41
床温度(’C) 36−42
コーテイングされていないアスピリン(ASA)コア及びコーティングされたA
SA錠剤の物理的性質のデータは1表1に示される。5分間のコーテイング後。
PVPを含まないCAラテックスによりコーティングされたASAvE剤は、P
vPを含むCAラテックスによりコーティングされたASAii剤に間する0、
38%の重量増加に比べて0.41%の重量増加を示している。検出可能なフィ
ルムは、pvpを含まないコーティングされたASA錠剤について5分で測定で
きなかったが、0.01mmのフィルム(厚さ)がPvPを含むコーティングさ
れたASAli剤について測定された。コーティングされた錠剤が、11か5分
間のコーテイング後味をみたとき、アスピリンの酸の味のマスキングは、フィル
ム中にPvPを含むASA錠剤に比べて、フィルム中にPVPを含まないASA
錠剤について明らかに良好であった。
Julianらは、米国特許1i4851226号において、水溶性重合体であ
るPvPは、溶媒系から適用される酢酸セルロースによりコーティングされた顆
粒/vE剤からの薬剤アセトアミノフェンの放出をもたらすのに要求されること
を述べている。溶解分析は1本発明のコーティングされた錠剤について行われて
、pvp’が、水性ラテックス分散物から適用される酢酸セルロースによりコー
ティングされた錠剤からのアスピリンの放出を助けるのに要求されるかどうかを
確かめた。溶解のテストは、500m1の0.05M酢酸塩緩衝液、pH4,5
により50rpmでUSP Appratus (Basket)を使用して行
われた。
サンプルをベックマンDU−7UV/Vfs分光光度計で分析した。溶解分析の
結果は1表II及び図!及び2に示される。
図について、極薄のCAラテックスによりコーティングされたASAti剤の溶
解プロフィールは、コントロールASAコアと本質的に同じであり、そして図2
に描かれたようなASA放出は、Jul fanらへの米国特許第485122
6号のCAラテックス/PVPブレンドによりコーティングされる錠剤に関する
よりも早かった。その上、pvpを含まないCAラテックスによりコーティング
されたASA錠剤が、大体同じコーティングレベルでCAラテックス/PVPブ
レンドによりコーティングされた錠剤に比べて優れた味マスキングを示すことが
分った。
明らかに、Julianらにより述べられているように、水溶性をもたらすため
にPvPを使用することに利着はない、それは、以下の理由による。
l、さらに有効な味マスキングが、pvpを含むCAラテックスに比べて、Pv
Pを含まないCAラテックスを使用して、低いコーティングレベルで実現される
。
2、溶解分析(ASA放出)は、CAラテックス/PVPブレンドによるよりも
CAラテックスのみをコーティングしたアスピリン錠剤についてさらに早かった
。
表I
W…
−”−” )r x
肱」 =
厚さく、mm、N=lO) 4.27 平均重量(mg) −368,0溶解時
間(秒、未コーティ 標49ji差(yng) −4,1ング錠剤に間しUSP
XXI I) −50重量変動の係数(%)−1,12最大重量(ff1g)
−378
最小重量(mg) −357
+++++ −J−Φ
とユゴニ」−(コーティング溶液成分1:cAラテックスによりコーティングさ
れたASA32’5mg)
バユ丑−1(コーティング溶液成分2 : PVPを有するCAラテックスによ
りコーティングされたASA325mg)
コーティングされたアスピリン錠剤の溶解プロフィール味マスキングのテスト
溶液中の平均%アスピリン±S、 D。
−一′−一+′ 〜−
m−++、 <−
平均%放出
平均%放出
Claims (8)
- 1.味をマスキングする剤が、薬物からの活性成分の放出を干渉することなく味 をマスキングするバリヤーとして働くのに十分な厚さで薬物を包むセルロースエ ステルフィルムである味をマスキングされた固体薬物において、該フィルムが、 水性の可塑化されたセルロースエステルの乾燥した残留物でありしかもフィルム をコーティングした薬物の1.0重量%以下を構成することを特徴とする固体薬 物。
- 2.フィルムの外皮が、薬物の0.3重量%以下を構成することを特徴とする請 求項1の薬物。
- 3.可塑剤が33−60重量%の量でフィルム中に存在することを特徴とする請 求項1の薬物。
- 4.可塑剤がトリアセチンであることを特徴とする請求項1の薬物。
- 5.水性の酢酸セルロース分散物の乾燥したコーティングを特徴とし、該フィル ムが33−60重量%のトリアセチン可塑剤を含む酢酸セルロースフィルム中に 包まれた味をマスキングした不愉快な固体薬物。
- 6.可塑剤の量が50重量%であることを特徴とする請求項5の組成物。
- 7.不愉快な味のする薬物が、アスビリン、アセトアミノフェン及びイブブロフ ェンからなる群から選ばれることを特徴とする請求項5の組成物。
- 8.薬物が、顆粒、錠剤又は圧縮コーティングされた顆粒の形であることを特徴 とする請求項7の組成物。
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