JPH0650085U - 旗掛け具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 倒れにくく工夫した旗掛け具を提供すること
を目的とする。 【構成】 台板１と、台板１の下面に三方以上の多方向
配置で設けた三個以上の軟質合成樹脂製吸盤２と、台板
１の上面に立設した旗掛けバー５をもつ支柱６とを備え
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はショーケースのガラス面やスチールケースの壁面、ショーウインドー 等に吸着により取付けて用いる旗掛け具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の旗掛け具において、支柱に沿って複数個の吸盤を取付けた形式 は知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術において述べた旗掛け具は、吸盤が支柱に沿って一列配列であ るので、吸盤の吸着力が一列配列と平行する方向の外力に対しては強いが非平行 の外力、特に直交する方向の外力に対しては弱いとい欠陥があった。

【０００４】 本考案は上記の欠陥を解消する工夫を施した新規の旗掛け具を提供することを 目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係わる旗掛け具は、台板１と、台板１の下 面に三方以上の多方向配置で設けた三個以上の軟質合成樹脂製吸盤２、３、４と 、台板１の上面に立設した旗掛けバー５をもつ支柱６とを備えたものである。

【０００６】

【実施例】

図に示す実施例は、硬質プラスチック板を以て三方に取付孔７、８、９を有す る正三角形の台板１を構成し、各取付孔７、８、９の下に頂面に括れ溝１０付き ボス１１を有する軟質合成樹脂製吸盤２、３、４を配し且つボス１１を取付孔７ 、８、９に圧入して当該取付孔７、８、９の切縁を括れ溝１０に嵌着することに よって台板１の下面の三方に吸盤２、３、４を取去不能に止着すると共に台板１ の上にコ字状を呈し上辺を旗掛けバー５とした支柱６を配し且つその下辺１３を 台板１の上面に止着することによって台板１の上面に支柱６を立設し、旗掛けバ ー５に旗本体１４を外れ不能に垂設したものである。

【０００７】 尚、図中符号１５は指掛け部、１６は抜け外れ防止兼飾り用玉、１７は支柱６ 構成用パイプ１８の連結用部材を示す。

【０００８】

【作用】

本考案は上記のような構成であるので、図４および図５に示すように一つの吸 盤が外力によって不本意にも剥れることがある。しかし、このとき他の吸盤が吸 着を維持しつつ上記外力に抗する弾性応力を発揮する。従って、同外力が消滅す ると上記剥れてしまった吸盤が上記弾性応力によって再吸着する。また、好運に して上記外力に抗する風やその他の力による外力が与えられたときにも再吸着す る。極端な言い方をすれば一つの吸盤でも吸着していれば再吸着状態に復帰し、 支柱部が起立の状態を維持するものである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案に係わる旗掛け具は、上記のように台板１と、台板１の下面に三方以上 の多方向配置で設けた三個以上の軟質合成樹脂製吸盤２、３、４と、台板１の上 面に立設した旗掛けバー５をもつ支柱６とを備えたことを特徴とするので、上記 したように吸盤が再吸着するものであって容易には倒れないものであり、特に吸 盤の取付が三方以上の多方向配置であっていずれの吸盤も再吸着状態を具現し易 い向きとなっているので、上記一列配列と平行する方向の外力に対しても非平行 の外力に対しても強いものであり、しかも吸盤群はクッションとしても機能する ので衝激に強い等の実用的効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる旗掛け具を示す全体の斜視図で
ある。

【図２】図１Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図３】要部を下から見た斜視図である。

【図４】図３Ｂ−Ｂ線に沿う個所で示す吸盤の剥れ状態
の断面図である。

【図５】図３Ｃ−Ｃ線に沿う個所で示す吸盤の剥れ状態
の断面図である。

【符号の説明】

１ 台板 ２ 吸盤 ３ 吸盤 ４ 吸盤 ５ 旗掛けバー ６ 支柱 ７ 取付孔 ８ 取付孔 ９ 取付孔 １０ 括れ溝 １１ ボス １３ 下辺 １４ 旗本体 １５ 指掛け部 １６ 抜け外れ防止兼飾り用玉 １７ 連結用部材 １８ パイプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 台板１と、台板１の下面に三方以上の多
   方向配置で設けた三個以上の軟質合成樹脂製吸盤２、
   ３、４と、台板１の上面に立設した旗掛けバー５をもつ
   支柱６とを備えたことを特徴とする旗掛け具。