JPH06500761A - ホスフィンの発生方法及びその発生装置 - Google Patents

ホスフィンの発生方法及びその発生装置

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JPH06500761A JP3510901A JP51090191A JPH06500761A JP H06500761 A JPH06500761 A JP H06500761A JP 3510901 A JP3510901 A JP 3510901A JP 51090191 A JP51090191 A JP 51090191A JP H06500761 A JPH06500761 A JP H06500761A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ホスフィン のt゛めの ゛ び びホスフィン 1のための 〔技術分野〕 本発明は、ホスフィンの発生及びホスフィン発生器のための安全装置に関する。
詳しくは、本発明は、例えば、穀粒及びばらで保存されている同様な生産物の燻 蒸のために用いるホスフィンの制御された製造(及びホスフィン発生器と一緒に 用いるための安全装置)に関する。しかし、本発明は、穀粒の燻蒸にその使用が 限定されるものではない(また、本明細書の内容で「穀粒(grain)Jとは 、あらゆる穀類や豆類の粒子及び同様な物質を包含するものと見做されることに 注意すべきである)0本発明のホスフィン発生器の別の用途には、温室、植物標 本室、及びうさぎ飼育場の燻蒸が含まれる。
〔背景技術〕
ス状燻蒸剤である。なぜなら、その穀粒を処理して食物を製造した時、残留する 燻蒸剤は全て失われるか、又は酸化されて無害の燐酸塩になるからである。ホス フィンは通常水又は水蒸気を金属燐化物(典型的には、燐化アルミニウム又は燐 化マグネシウム)に作用させることにより生成する。
穀粒サイロ等を防除するためのホスフィンを発生させる慣用的方法には、穀粒か らの水分又は穀粒と通って循環する空気中の水分が燐化物と反応してホスフィン を発生する場合、穀粒集合体中に存在する燐化アルミニウム又は燐化マグネシウ ム配合物を位置付けるための検出器を使用することを含んでいる。この方法を改 良した一つの方法は、穀粒サイロの塔頂空間に金属燐化物のベレットを入れ、そ の燐化物が穀粒上の雰囲気中の水分と反応して生成したホスフィンがサイロ中に 存在する自然の対流により貯蔵穀粒を通って循環できるようにすることを含んで いる。しかし、これらの技術は、ばらで貯蔵された穀粒の全ての領域にホスフィ ンを供給してゾウムシ−及び他の望ましくない穀粒害虫を一掃することを保証で きるものではない、更に、これらの方法が用いられた場合、燐化物配合物を添加 した後、穀粒中の燐化物の濃度についての制御は行われず、ばらでの貯蔵中の濃 度/時間体系が最も効果的になるように制御することはできない。
穀粒気合体中にベレットを挿入するためにプローブ(probe)を用いること もかなりの労力の導入を必要とする。
別の燻蒸方法では、穀粒上の塔頂空間内に成る量の金属燐化物(粒状又はベレッ ト状)を入れ、循環ダクトを用いて塔頂空間から穀粒を通って空気を活発に再循 環させることを必要とする。この方法は5gJ化物配合物を塔頂空間に入れた後 、穀粒中のホスフィンの濃度についての制御を欠いている欠点を有する。同じ欠 点は(この方法を修正した形のものとして)燐化物配合物を塔頂空間に入れる代 わりに、循環ダクト中に入れた場合にも起きる。
ガス(通常二酸化炭素と混合されている)のボンベ(cylinder)からの ホスフィンは、貯蔵穀粒に対して外部の空気と混合すべきであり、得られたガス 混合物を次に穀粒を通ってポンプで送るべきであることも提案されている。穀粒 のこの防除は周期的に行うべきであるか、又は穀粒の燻蒸が必要又は望ましいこ とが認められた時にはいつでも行うべきである。@粒燻蒸に対するこの方法に伴 われる主な問題点は、ガス混合物(通常僅か3%のホスフ9ンし貴台まないト響 価なボンベを処理箇所へ確実に配布する必要があることである。
容易に入手できる商業的燐化物配合物又は同様な軽くて容易に取り扱える供給原 料を用いて、処理箇所で制御されたやり方でホスフィンを発生さ・せる方法を持 つことが有利であることは明らかであろう、そのようなその場でのホスフィン発 生器の一つは、欧州特許出願第88119701.6、(これは欧州特許公告第 A−0318040号である)の明細書に記載されている。
ホスフィンを使用した場合には一つの主たる問題があり、即ち、空気中で成る濃 度になるとそれが引火及び爆発を起こすことである。爆発の危険無く用いること ができる標準温度及び圧力での一般に許容されるホスフィンの空気中の最大濃度 は、1.79体積%である。「穀粒貯蔵中の雰囲気及び燻蒸の制御J (Con trolled atmosphereand fumigation in  grain 5tories) CB、E、リップ(Ripp)その他による編 集〕アムステルダム、エルゼビル、1983、p9.433−449で発表され た^、R,グリーン(Green)その他による「大気圧での純粋ホスフィン・ 空気混合物の引火限界」(The FIas+mability Lim1t  or Pure Phosphine−^irMixtures at Atm ospheric Pressure)と題する論文で番よ、この「爆発限界」 が確認されており、更にホスフィンの引火性についての情報が与えられている。
ホスフィンを用いた場合の他の潜在的な問題は、ホスフィンが高濃度で存在した 場合に哺乳動物に対するホスフィンの毒性及びホスフィンを生ずる加水分解反応 の発熱性である。欧州特許公告第A−0318040号に記載されている発生器 のような、その場でのホスフィン発生器を使用することは、使用者に多くの危険 を与えることになる。更に、現在用いられている燻蒸方式では(例えば、長い期 間低濃度のホスフィンを維持する)、その場でのホスフィン発生器を長い期間放 置したままになり易い、このことは、遠隔地での貯蔵の燻蒸に関連してホスフィ ン発生器が用いられた場合には、特にそのような状況になり易い。
従って、発生器の電源の故障又は他のいずれかの系統に故障が起きた場合に、高 濃度のホスフィンが発生するのを防ぐ安全装置と共に、その場でのホスフィン発 生器を用いることが極めて望ましい0発生器の正常な停止の後の発生器内の残留 及び吸着水分により、発生器内にホスフィンが蓄積するのを防ぐ安全装置を持つ ことも望ましい。
欧州特許公告第A−0318040号には、過剰のホスフィン濃度をもたらすよ うな装置の故障が起きた場合には、ホスフィン発生器に不活性流体を導入し、発 生器から湿潤空気を置換し、それによって発生器中のその湿潤空気と金属燐化物 との接触を防ぐ安全装置が記載されている。
その安全装置は発生器内の予め定められた圧力低下に呼応して作動することがで きる。しかし、これらの装置は装置圧力の低下に対してだけしか応答しないので 、電力系の故障の場合に作動できるようになるまでに時間的遅延を本来与えるも のである。更に、欧州特許公告第A−0318040号に記載されている安全装 置では、追い出し用流体は液体(例えば、低粘度の鉱油、塩化メチレン、又は発 生器内に含まれる金属燐化物に対し不活性な他の、好ましくは有機の液体)であ るのが好ましい、従って、追い出し用液体の貯槽を発生器の所に配備しなければ ならず、この追い出し用液体貯槽は常にその追い出し用液体で満たされていなけ ればならない、欧州特許公告第A−0318040号に記載された追い出し用流 体を用いる別の欠点は、それらが発生器内の燐化物床を破壊する効果があり、そ のため1回だけしか用いることができない安全装置を与えていることである。安 全装置の始動に続き、金属燐化物の汚染床を廃棄する問題も存在する。なぜなら 、燐化物床が後で水分と接触するようになった時、ホスフィンを発生する潜在的 能力をその燐化物床は維持しているからである。
〔発明の開示〕 本発明の第一の特徴の目的は、穀粒集合体又は他の生産物の燻蒸に用いることが でき、(a)離れた場所へガスボンベを配布することに伴われるコスト及び業務 的問題を無くし、(b)上述の検出系統に伴われる労働コストを無くすことがで きる、制御されたやり方でホスフィンを発生するための改良された方法及び装置 を与えることである。
本発明の第二の特徴の目的は、水と燐化物配合物との反応によりホスフィンが生 成し、ホスフィンを生成する燐化物配合物の能力を破壊することがなく、そして ホスフィン生成が再び開始され(例えば、電力系故障の後で電力が再び供給され るようになった場合)、その「再作動」モードに回復した時に、自動的に作動停 止することができる型のホスフィン発生器用即応性安全装置を与えることである 。
本発明の第一の特徴の目的は、燐化物を液体の水又は水蒸気と制御されたやり方 で反応させ、そのようにして発生したホスフィンを空気流中に含有させ、その流 れを燻蒸すべき穀粒又は他の生産物中に通すことにより達成される。ホスフィン の濃度は、例えば、穀粒集合体の迅速な穀粒防除が必要な場合、高く(即ち、空 気1.%当たり2g〜5gの程度のホスフィンに)することができる。
ホスフィンの濃度は完全に燻蒸されたばらの穀粒貯蔵に対し予防的燻蒸量が必要 な場合には低く(即ち、1.3当たり0.005.〜o、ozgの範囲に)する ことができる、ホスフィンは、貯蔵された穀粒供給物の一般的燻蒸が必要な場合 には、空気1.ff当たり約0.2.の中間的範囲にすることができる。ホスフ ィンは循環供給空気中に含有させてもよく、その場合には循環空気中に予め定め られた濃度のホスフィンを維持するためには、ホスフィンの一定の製造速度が必 要になるであろう。
制御された状態で供給されるホスフィンを発生させるため、二つのホスフィン発 生方法のいずれか一方と、それらに伴われる装置構造を用いることができる。
第一のホスフィン発生方法は、燐化物配合物を一つの囲いで囲み、その囲いを水 及びホスフィンに対し既知の透過性を有する膜によって閉鎖する。この膜に隣接 するが、囲いの外の領域中に存在する水は腹を通って浸透し、そこでそれは燐化 物配合物と反応してホスフィンを生成する。このようにして形成されたホスフィ ンは膜を透過して戻るか、又は同じく囲いの閉鎖部材として働く第二膜を透過し て、前記膜(即ち第二の膜)を過ぎ去るガスの水に周期的に添加することを含む 。
従って、本発明の第一の特徴に従い、 (a) 成る量の金属燐化物配合物を入れた囲いを与え、然も、その囲いは水及 びホスフィンに対して透過性の膜によって閉鎖されており、そして (b) 前記囲いの外であるが膜に隣接して水蒸気又は液体の水を含むガスの流 れを確立する、諸工程からなり、それによって前記ガス流が前記膜を透過し、燐 化物配合物と反応してホスフィンを形成し、そのホスフィンが次に前記膜を透過 して前記ガス流に入る、ホスフィン発生方法を与える。
また、本発明の第一の特徴に従い、 (a) 成る量の金属燐化物配合物を入れた囲いを与え、然も、その囲いは第− 及び第二の閉鎖部材によって閉鎖されており、前記閉鎖部材は互いに離されてお り、前記第一閉鎖部材は水に対し透過性の第−膜を有し、前記第二閉鎖部材はホ スフィンに対して透過性の膜を有し、(b) 前記囲いの外に前記第二膜を横切 るガス流を確立し、そして (e) 前記囲いの外であるが、前記第−膜に隣接して水蒸気又は水を含有する 雰囲気を確立するか、又は水の層を与える、 諸工程からなり、それによって水が前記第−膜を透過して、燐化物配合物と反応 してホスフィンを形成し、このようにして生成したホスフィンが次に前記第二膜 を透過して前記ガス流に入る、ホスフィン発生方法を与える。
更に、本発明の第一の特徴に従い、 (a) 成る量の金属燐化物配合物を入れるのに用いられる囲いと、 (b) 水及びホスフィンに対し透過性の膜を有する、前記囲いのための閉鎖部 材と、 (c) 前記囲いに隣接した位置にある室で、該室と前記囲いとの共通の壁の少 なくとも一部分が前記膜になっている室と、 (d) 前記室を通って水蒸気又は液体の水を含有するガスの流れを確立するた めの機構、 とを具えたホスフィンを製造するための装置を与える。
更に本発明の第一の特徴に従い、 (、)成る量の金属燐化物配合物を入れるのに用いられる囲いと、 (b)水に対し透過性の第−膜を有する、前記囲いのための第−閉鎖部材と、 (c)前記第一閉鎖部材から離された、前記囲いのための第二閉鎖部材で、ホス フィンに対し透過性の第二膜を有する第二閉鎖部材と、 (d)前記囲いに隣接した位置にある第−室で、該第−室と前記囲いとの共通の 壁の少なくとも一部分が前記第−膜になっている第−室と、 (e)前記囲いに隣接した位置にある第二室で、該第二室と前記囲いとの共通の 壁の少なくとも一部分が前記第二膜になっている第二室と、 (f)前記第二室を通ってガスの流れを確立するための機構、 とを具えたホスフィンを製造するための装置を与える。
夫々の形のホスフィン発生装置は、囲い中に入る水の透過速度を制御するための 可動性板又はIf衝板を含むのが好ましく、また、もし必要ならば、過剰のホス フィンを吸収させるため囲い中に挿入することができるホスフィン吸収部材を含 むのが好ましい。
本発明の第一の特徴による方法又は装置で二つの膜を用いる場合、通常それらの 膜は燐化物配合物が存在する囲いの両側又は両端の閉鎖部材を構成することにな る。
それらの膜は、夫々水及びホスフィンの両方に対し透過性の材料からなる膜にす ることができる。
また、本発明の第一の特徴に従い、 (A)水の入った第一容器を与え、 (b)前記第一容器の上にそれとは離れた状態にして第二容器を配備し、然も該 第二容器には燐化物配合物の複数の錠剤又はベレットが入っており、 (e)前記第二容器からホスフィン配合物の錠剤又はベレットの一つを周期的に 取り出し、その取り出した錠剤又はベレットを前記第一容器へ入れ、それによっ て前記錠剤又はベレットが前記第一容器中の水と接触して反応し、ホスフィンを 形成し、そして (d)そのようにして生成したホスフィンを前記第一容器から抽出する、 諸工程からなるホスフィン発生方法を与える。
この方法の工程(e)及び(d)は、定常的ホスフィン生成速度が確立するよう に選択された予め定められた速度で通常行われる。
更に、本発明の第一の特徴に従い、上述の最後の二つのパラグラフで述べた方法 に従うホスフィン発生装置であって、 (a)水を入れるのに用いられる室で、該室内の正常な水位の上にガス排出口を 有し、導入口のある頂部壁によって閉ざされた室、 (b)燐化物配合物の複数の錠剤又はベレットを入れるのに用いられるホッパー で、前記室の上に配備され、錠剤又はベレットの出口を有するホッパー、(e) 前記錠剤又はベレットの一つを受け取ることができる大きさの少なくとも一つの 孔が開いたディスク部材を有する、前記ホッパーと前記室との間に配備された錠 剤又はベレット移送機構であって、前記ディスクは可動性で、前記孔又は夫々の 孔が前記ホッパーの錠剤又はベレット排出口の直下にくる第一位置と、前記孔又 は夫々の孔が前記室の導入口の真上にくる第二位置の所に、前記孔又は夫々の孔 が周期的に位置し、それによって前記第一位置で前記孔の中に入った一つのベレ ット又は錠剤i、前記孔が前記第二位置に来た時、前記孔がら前記室中へ放出さ れるようになっている移送機構、及び(d)前記ディスク部材の運動を起こさせ る機構、を具え、それによって装置が使用されている時、前記ディスク部材中の 孔から前記室中へ落ちた燐化物配合物の各錠剤又はベレットが前記室中の水と反 応してホスフィンを生成し、そのホスフィンが前記ガス排出口を通って前記室か ら構成される装1を与える。
ディスク部材は、実質的に垂直な軸の周りに回転する円形のディスク部材でもよ く、或はそれは付随の案内部材内で往復運動する細長いディスクでもよい。
通常、室中の水を撹拌する手段が与えられており、室中の水の温度を予め定めら れた値に維持するために、室中にサーモスタットにより制御されたヒーターが取 付けられているであろう。
この種のホスフィン発生装置は、室内のホスフィン(及び空気)がその室からガ ス排出口を通って取り出されるようにガス抽出装置を含んでいるのが好ましい。
本発明の第二の特徴により、ガス排出管に接続されたガス排出口を有する室中で ホスフィンが生成するホスフィン発生器と共に用いるための安全装置で、(、) 比較的高い圧力で追出し用ガスを保存するための貯槽、 (b)前記貯槽に前記追出し用ガスを供給し、ホスフィン発生装置の正常な作動 中、前記貯槽中に比較的高い圧力で前記追出し用ガスを確立して維持するガス供 給機構、(c)前記貯槽を前記室へ接続する追出し用ガス供給導管、及び (cl)前記追出し用ガス供給導管中の流量調節器及びバルブで:該バルブは( i)前記貯槽中に高圧の追出し用ガスの供給態勢が確立している間、及び(ii  ) を力がホスフィン発生器に供給されている時及び(又は)室中のホスフィ ンの濃度が予め定められた値より低い時及び(又は)室中のガス圧が予め定めら れた値よりも低い時には閉じた状態で維持されており;前記バルブはホスフィン 発生器への電力供給に故障を生じた時、又は室中のホスフィンの濃度が前記予め 定められた濃度値を越えた時、又は室中のガス圧が予め定められたガス圧を越え た時開かれ;前記バルブの開放により追出し用ガスが前記貯槽から前記室内に流 れ込み、前記室中のホスフィン濃度を低下させ、前記室内のガスと置換し、それ によって前記室内に爆発性ホスフィン含有ガス混合物が形成されるのを防止する 流量調節器及びバルブ、 を具えた安全装置を与える。
追出し用ガスは、通常乾燥剤床を通過させるか、又は他の既知の型の脱湿器を使 用することにより水分が除去されている空気である。空気が追出し用ガスである 場合、ガス供給手段としてコンプレッサーを用い、比較的高圧の追出し用ガスの 供給態勢を貯槽中に確立する。しかし、追出し用ガスは、圧搾追出し用ガスのボ ンベから得られる、窒素、二酸化炭素、又は他の不活性ガス、又はガス混合物で あってもよい。
この安全装置は、本発明の第一の特徴のホスフィン発生器のいずれか一つと共に 用いることができる。それは、欧州特許公告第A−0318040号に記載され ている型の従来法のホスフィン発生器と共に用いてもよい。
本発明の具体例を図面を参照して単なる例として次に記述する。
〔図面の簡単な説明〕 第1図は、水分が膜を透過して燐化物配合物と反応するホスフィン発生装置の一 つ型の概略的部分的断面図である。
第2図は、第1図に示したホスフィン発生装置の別の型の概略的部分的断面図で ある。
第3図は、燐化物配合物の錠剤又はベレットをホッパーから水浴へ運ぶために移 送用ディスク部材を用いたホスフィン発生装置の一つ型の或は程度概略的な部分 的断面図である。
第4図は、第3図で例示した装置で用いることができる移送用ディスク部材の平 面図である。
第5図は、第4図に示したホスフィン発生装置の別な型を例示する、第4図と同 様な図面である。
第6図は、第5図に描いた装置で月いられる移送用ディスク部材の平面図である 。
第7図は、本発明の第二の特徴を構成する安全装置の別の態様を例示するブロッ ク系統図である。
第8図は、発生器への電力の模擬的供給停止及び第7図に例示した安全装置の始 動に続き、どのようにホスフィン発生器の室中のホスフィン濃度が変化するかを 示す図である。
〔例示した態様についての詳細な記述〕第1図に概略的に例示した装置は、成る 量の金属燐化物配合物11が入れられた囲い又は下方室10を有する。配合物中 の金属燐化物は燐化アルミニウムであるのが好ましいが、一層迅速にホスフィン を発生させる必要がある場合には燐化マグネシウムを用いてもよい(水と燐化マ グネシウムとの反応は、水と燐化アルミニウムとの反応よりも激しい)0通常、 燐化物11は粒状又はベレットの形をしており、囲い10中に入れた少なくとも 一つのガス透過性皿上に置かれている0通常、燐化物と水との反応により生成し たホスフィンの自然発火(爆発性重合)を防ぐための添加物が燐化物配合物中に 含有されているであろう。
囲い又は下方室10はどのような適当な形をしていてもよく、第1図に示すよう な水平断面が均等である必要はない、しかし、それはホスフィンと反応しない材 料から作られていなければならない、室10はステンレス鋼又は不透過性プラス チック材料を用いて作られているのが好ましい。
囲い10は膜12からなる頂部閉鎖部材を有する。第1図では、膜12は囲い1 0の頂部の水平断面全体を覆う膜として示されている。しかし、実際には膜12 は、囲い10と共に用いられた閉鎖部材の一部分だけになっていてもよい。
[12は水に対して透過性であり、ホスフィンに対しても透過性である。適当な 膜材料は、水がゆっくり透過し、ホスフィンが迅速に透過するシリコーンゴムで ある。しかし、セルロース膜を用いてもよい(必要な仕方で機能を果たすどのよ うな他の材料の膜でもよい)。
室13が囲い10の上に配!されている。室13は、囲い10の閉鎖部材に隣接 して位置する一つの開口又は開口面を有し、WJ、12が囲い10と室13の共 通の壁の少なくとも一部分を形成するようになっている。実際には、囲い10及 び室13を、第1図に示すように、対応する開口面と本質的に同じ水平断面を持 ち、水平に伸びるフランジがそれらの開口面を取り囲んでおり、その結果II( 又は膜を含む閉鎖部材)をそれらフランジの間に支持することができるように形 成するのが便利であろう。
室13にはガス導入口14及びガス排出口16が配備されている。一定の濃度で 水を含有する(通常空気)をファン15により室13中へ吹き込み、室13がら 排出口16を通って出す、ガスが予め定められた濃度の水を確実に含むようにす るための装置はよく知られており、一つの例が欧州特許公告第A−031804 0号に記載されている。
室13内にはその室を通過するガス中の水の幾らかが膜12を透過して囲い10 の中に入り、そこでそれは囲い中の配合物中の燐化物と反応してホスフィンを生 成する。そのようにして生成したホスフィンは膜12を透過して室13中に入り 、そこでそれは、室13を通って流れガス排出口16を経て出て行くガス(空気 )の一部分になる。
排出口16を通って室13を出るホスフィン含有ガスは、燻蒸すべきサイロ又は 他の容器(又は領域)へ直接供給してもよい、このガス混合物中のホスフィン濃 度がその要求された用途にとって高過ぎるならば、付加的空気をそれに添加して もよい、別法として、ガス導入口14を通って室13中に入るガスの水分含有量 を減少させ、膜12を通る水の透過速度を減少させ、それによってホスフィンの 生成速度を減少させることができる。
第1図に例示した装置には、二つの任意的(しかし好ましい)特徴的制御1機構 が含まれている。第一の特徴的安全機構は遮蔽(blanking)板17であ り、それは1g112に近接して室13中へ動き、膜12の一部分を覆い、それ によって室13を通って流れるガス中の水に曝されるM12の表面積を減少させ ることができる。このようにして膜12の表面積を減少させると、囲い10の中 に入る水の侵入速度を低下し、それによってホスフィンの生成速度が減少する。
遮蔽板1フによって膜12を完全に覆うことにより、ホスフィンの生成が効果的 に停止されるであろう、それが起きるか、又は室13を通って流れるガスの水分 含有量がOに低下してホスフィンの生成を停止させた場合、第二の特徴的安全機 構、即ち、ホスフィンを吸収する塩化銅の如き化合物を含有する(適当なやり方 で)部材18(例えば丸棒又は角棒)を利用するのが好ましい方法である。
部材18は、それを囲い19中に挿入することができる仕方で囲い10の外傷に 取付けられており、それを中に挿入すると囲い中に存在する残留ホスフィン、或 は囲い10中に残留している水によって発生することがあるホスフィンを全て吸 収することができる。
第2図は、第1図と同様なやり方で、第1図のホスフィン発生装置の別の構造を 示している。第2図では、第1図のものと直接対応する関係を持つ特徴的機構及 び部材には同じ参照番号が与えられている。
第2図に示した装置と第1図に例示した装置との主な相異点は、第2図の態様の 囲い10が二つの開口面を有し、それらの面が夫々膜12A及び12Bからなる 閉鎖部材によって閉鎖されていることである。膜12Aは水に対し透過性である 。膜12Bはホスフィンに対して透過性である。
実際的には膜12A及び12Bが夫々水とホスフィンの両方に対し透過性でもよ い。
湿った空気を含有し、幾らかの液体の水を含んでいてもよい第−室13Aが、膜 12Aを含むか又はそれからなる閉鎖部材の上に取付けられている。遮蔽板17 が第−室13Aの特徴として含まれていることに注意されたい。
ファン15によって導入口14を通って空気が吹き込まれる第二室13Bが囲い 10の下に取付けられており、膜12Bが囲い10と第二室13Bとの間の共通 壁の少なくとも一部分を形成している。膜12Aを透過して囲い10中の燐化物 配合物と接触した水との反応により生成したホスフィンは、膜12Bを透過して 、排出口16から出るガスの流れの一部分になる。
ホスフィン吸収部材18が、囲い11中に挿入できるように取付けられているの が示されている。別法として、吸収部材18は第二室13B中に挿入できるよう に取付けられていてもよく、その場合、それは膜12Bを透過して室13B中に 入ってきたホスフィンを吸収する。もし必要ならば、二つのホスフィン吸収部材 、をこの装置に含ませ、一つは囲い10中に挿入できるように取付け、他方は室 13B中に挿入できるように取付けてもよい。
第1図及び第2図に例示した装!は、展12(又は膜12A及び12B)が水平 になるように配向されている。これはそのような装置を構成する通常のやり方で ある。しかし、そのような装置がこのような配向を有することは必須ではない0 例えば、膜12(又は膜12A及び12Bの各々)の平らな表面が垂直になって いてもよい。
第3図及び第5図は、ホスフィン発生装置の好ましい形式を描いたものである。
これらの発生器によって生成したホスフィンは、導管20を通るガス流(通常空 気流)中に含まれている。このガス流は通常燻蒸すべき穀粒貯蔵設備又は他の領 域へ供給されるであろう。
第3図及び第5図に示したように、ファン40によって導管20を通るガス(空 気)流を確立する。ガス排出口36を有する発生器30からホスフィンが供給さ れる。このガス排出口は、毛細管29により導管20の腕21に接続されている 0毛細管の大きさは、逆圧(即ち、ホスフィンが戻る方向への拡散を止める発生 器中の過剰の圧力)が5kPa程度になるように選択される。腕21を通って流 れるガスは1毛細管29を通ってホスフィンが吸引されるのを助けるために、腕 21中では僅かに低い圧力領域を形成する(導管20中にMflf板22全22 ることにより)、シかし、ファン40の速度を変えることができ、それによって 導管20を通る空気流をファンの速度の変化により変えることができるならば、 腕21をこの構造から省略することができ、その場合、毛細管29は直接導管2 0中へ入っているであろう。もし導管中の空気の流れが毛細管と導管20との接 続点で層状になっているならば、この供給点より下流に乱流混合fi(それは導 管中にの緩衝板又は凹凸からなっていてもよい)を持たせることになるであろう 。
ホスフィン発生器30は、水槽室24の上であるが、そこから離して取付けたホ ッパー23を有する。ホッパー23と水槽室24との間の空間には、少なくとも 一つの孔32を有するディスク部材25が入っている(各例示した態様で)。
ディスク部材25は、孔(又は各々の孔)32について、その孔がホッパー23 の放出点33の直下に来るディスク部材25の第一位置と、孔が水槽室24の導 入口26の真上に来るディスク部材25の第二位置とが存亡するように移動する ことができる。ディスク部材25が、その孔(又は夫々の孔)が繰り返し第−位 !及び第二位置に来るように動かす仕方は、ディスク部材25の性質に依存する であろう。
第3図に例示したH櫟では、ディスク部材25は、その軸を実質的に垂直にして 取付けられた円形のディスクである。この型のディスク部材の一例は第4図に示 されている。燻蒸装置のことをよく知っている人達は、第3図及び第4図のディ スク部材25がドイツの会社トイチェ・ゲゼルシャフト・フェア・シェードリン グスベゲンフング(Deutsche Ge5ellschift Fur S chidlingsbekimpfung)m、b、H,(’デゲシx (De geseh) Jとして一般に知られている〕により製造されたホスフィンベレ ット分配機で、同じくデゲシュの製品であるホストキシン(P)IOSTOXI N) (商標名)燐化物配合物のベレット又は錠剤を、移動している穀粒の流れ の中に周期的に付与するために長い間用いられてきたディスク部材と同様なもの であることが分かるであろう、ペレット分配機についての記述は、デゲシュから 発行されている「穀粒及び他の貯蔵生産物燻蒸用ホストキシンJ (P[l05 TOXIN forFumigation of Grain and oth er 5tored Products)と題するパンフレット(第■版、19 70)の第23頁〜第26頁に与えられている。
第4図に例示した円形のディスク部材は複数の孔32を有する。それらの孔32 の中心は互いに等間隔で離れており、ディスク25の回転軸の中心の所に曲率中 心を有する円の上に横たわっている。実際(これはデゲシュベレット分配機の円 形ディスク部材の場合にも当てはまる)、ディスク25は二つ以上の孔32を持 つ必要はない、どのような実際的数のディスク孔32がディスク25に開けられ ていてもよい。
第3図のR様の円形ディスク部材25は一対のシール27と27Aの間に取付け られており、それらシールにはホッバー放出点33及び水槽室導入口26に隣接 した所に孔が開いている。ディスク部材25には電動機28の駆動軸に簡単な連 結歯車により接続されたスピンドルが取付けられている。同様な簡単な連結歯車 により電動機28の駆動軸が撹拌器31のスピンドルに連結されており、その撹 拌器は水槽中の水を撹拌する。このようにして電動機28はディスク部材25を 回転し、また撹拌器31を駆動するのに用いられている。
第5図に例示した態様では、ディスク部材25は矩形のディスク又はシャツトル (shuttle)であり、第4図に例示した構造を有する(そのディスクには 燐化物配合物の錠剤又はベレットが入る大きさの孔32が開いている)。
シャツトル即ち、ディスク部材25は案内部材内で直線往復運動するように取付 けられており、その一つの孔32がホッパー23の放出点33の下(これはディ スク部材25の第一位置である)と、水槽室24の導入026の上(ディスク部 材25の第二位置)に交互に来るようになっている。シール27によってホッパ ー排出口と水槽室の導入口との間が機密に密封されるようになっている。
シャツトル25の往復運動は、第5図に例示したsepでば、円盤40の回転に より行われる。棒4Iの一端が円盤4゜の中心から離れた点に接続されている。
$141の他端はシャツトル、即ちディスク部材25の端に!!31されている 。実際、ディスク部材25の往復運動を行わせるためのこの機構は、第5図に示 したような構造のホスフィン発生器の原型で本発明者により用いられて、成功を 収めているものである。しかし、ディスク部材25の往復運動を起こさせるのに 、回転する円盤40の代わりにソレノイドとスプリングとの構成を用いることが できることは認められるであろう。
第5図のg様では、水槽室24の底に気泡発生器42がガス管43に接続されて いる。ガス(好ましくは窒素)をガス管43を通して送ると、水槽室24中の水 中に生じた気泡が効果的に水を撹拌する。しかし、気泡発生器42の代わりに、 又はそれに付加して付随の電動機により駆動される別の撹拌器を水槽室24中に 入れてもよい。
第3図の態様と、第5図の態様の両方で、加熱器44が与えられており、それは 慣用的やり方で室24中の水を一定の温度に維持するためのサーモスタットと共 に用いる。
本発明のこの特徴を試験するため製造された原型の装置では、その水槽中の水は 約30”Cの温度に維持された。水槽の温度の変動は、第3図及び第5図に例示 した発生器によるホスフィンの生成速度を制御するのに用いることができる。
第3図及び第5図に示した発生器を用いてボスフィンを発生させる場合、燐化物 配合物(通常、燐化アルミニウム又は燭化マグネシウムを基にした配合物)のベ レット又は錠剤をホッパー33の中に入れる0M理的には粉末燐化物配合物をホ ッパー33中に用いることができるが、本発明者は、粉末配合物を用いると、7 日から28日間の期間に互って水槽室24に燐化物配合物を一定して供給するこ とは出来ないことを見出している。従って、ホッパー23中に粉末燐化物配合物 を用いるのは好ましくない。
この経験とは対照的に本発明者はホッパー23中にホストキシン(商標名)配合 物のベレットを80個まで入れた原型の発生器を用いて成功を収めている。各ベ レットは0.6gの質量を持ち、水と反応した時、0.29のホスフィンを生ず る。原型の装置を用いた各実験では、孔がホッパー排出口の下に来る度に、原型 装置のディスク部材25中の孔32中に一つのベレットが入り、それによって水 槽室中に燐化物配合物が一定して供給され、従ってホスフィンの一定しの発生速 度を確実に与えた。ホストキシン燐化物配合物の錠剤も、本発明の水槽室中ヘホ ッパーから送られて成功を収めている。
燐化物配合物のベレットをホッパーから室24中の水へ移すために、ディスク部 材25は孔(又は選択された孔)32がホッパー排出口33の下にくるそのr第 一位置」に配置する0次に一つのベレットが孔32の中に落ちる0次にディスク 部材25を回転(第3図の態様の場合)、又は直線的に動き(第5図の態様の場 合)、ディスク部材がその「第二位置」にきて、孔が室24の導入口26の上に 来るようにする。この位置でベレットが孔から室24中の水の中へ落ちる。
M24中の水は、硫酸で酸性化し、5%の硫酸溶液にした水であるのが好ましい 、その酸性化した水は、燐化物材料が水と反応してホスフィンが発生する時、水 の泡立ちを防ぐために湿潤剤を含んでいるのも好ましい。
燐化物配合物と水との反応により室24中に生成したホスフィンは、上述の如く 、ガス排出口36を通って室24を出、毛細管29を通って導管20を通るガス 流中に入る。ガス排出口29は室24中の正常な水位の上に位置していなければ ならないことは認められるであろう、しかし、ガス排出口は室24のその側壁( 又は一つの側壁)中にある必要はない。
第3図に示した態様では、好ましい特徴はホッパー23とホッパー シール27 との間の空間35中に塩化銅及び乾燥剤材料を入れることである。シール27及 び27Aは、ディスク部材25の上及び下の全領域を覆っている必要はなく(第 3図に示す如く)、ホッパー排出口33と室24の導入口26の上の入口の領域 の周りだけを覆っていてもよいことは分かるであろう、ディスク25及び任意的 撹拌器31のための駆動a楕は、どのような適当な駆動装置でもよく、第3図に 示した形(又は位置ンのも“のである必要はないことも分かるであろう。
第3図及び第5@に示した装置を用いて、ディスク部材25の運動速度を変化さ せ、第3図の態様ではディスク部材25の孔32の大きさ及び数を調節し、そし て室25中の水の温度を制御することにより、ホスフィンの生成速度を制御する ことができる。
第3図及び第5図に示した装置を長期間操作するため、ホッパー23の中に入れ たベレット又は錠剤の量に対して化学量論的に過剰の水が存在していなければな らない。
なぜなら、幾らかの水がホスフィンと共に導管20中へ運び去られるからである 。
第5図に示したように構成された原型の装置では、燐化アルミニウムのベレット が1時間当たり7個水槽室24中へ落下するように操作すると、2,0OOtの 穀粒の入った穀粒サイロを、国際特許出願第PCT/^[90100268号明 細書に記載された一定線速度ホスフィン燻蒸法を用いて燻蒸することができるの に充分な量のホスフィンを生成する。一般に、殆どの燻蒸目的に対し導管20中 のガス(空気)中に必要なホスフィン濃度は、ホスフィン0.005y/z’〜 ホスフィン5.0g7m’の範囲にあるであろう。
第5図に従って製造された原型の装置を用いた試験では、ベレット8個/時及び ベレット16個/時の速度でホストキシン(商標名)配合物のベレットを80個 まで水槽室へ送り、予想された一定の速度でホスフィンを生成させるのに成功し ている。各試験が終わった時、水槽室中の水の中に未反応燐化物材料は残留して いなかった。
上で述べた本発明の各々の型の制御特徴により熟練した使用者は爆発の危険なく 燻蒸業務を行うのに適切な濃度のホスフィンを発生させることができるが、それ でも反応容器(又は発生器の少なくとも燐化物配合物の入った部分)は、爆発性 濃度のホスフィンが生じ、爆発が起きた場合に無傷のままで残るように製造すべ きである。
更に安全対策として、本発明の第二の特徴の安全装置は、本発明の第一の特徴の 発生器と一緒に財いることができる。
本発明の第二特徴の安全装置の一つの態様が第7図に例示されており、それは安 全装置の貯槽に追出し用ガスを供給するための任意的機構も例示している。
第7図では、空気導入管71を有するホスフィン発生器70が示されている。空 気導入管は、第1図及び第2図に描いたホスフィン発生器のファン15によって 与えられる空気導入部及び欧州特許公告第A−0318040号に描かれている ホスフィン発生器の湿潤空気導入部に相当する。第3図及び第5図に例示したホ スフィン発生器で空気導入管71に直接相当するものはない0発生器70によっ て発生したホスフィンは、穀粒サイロ又は他のホスフィンを必要とする地点へ導 管72を通って排出させる。
発生器70のための安全装置は、追出し用ガスの入った貯槽73を有する。追出 し用ガスは通常コンプレッサー74の働きによって貯槽73中で圧縮された空気 であるが、そのコンプレッサーはホスフィン発生器系に電力が供給された時作動 し、貯槽73に接続された圧力センサー75が貯槽73中の空気圧が予め定めら れた値に達したことを示す信号を与えるまで作動し続ける0通常、貯槽中の空気 は、それが貯槽73に入る前に好ましくは脱湿機76により脱湿されているが、 任意に脱湿機76Aの作用により貯槽73を出る時に脱湿されてもよい、脱湿機 76(又は76A)は乾燥話法又は凝縮器であってもよい、貯槽73からの排出 管中の逆流圧パルプ77及びバルブ78(ホスフィン発生器が正常に作動してい る時にはバルブ78は閉じている)により、ホスフィン発生器が正常に作動して いて、コンプレッサー74が作動していない時には、貯槽73中のガス圧が確実 にその予め定められた値に維持されるようになる。貯槽からの追出し用ガスの漏 洩は、センサー75によってガス圧の低下として検出され、それは必要な追出し 用ガス圧が再び確立されるまで、コンプレッサー74が再駆動される結果を与え る。
第7図に示された別の追出し用ガス供給装置は、バルブ82によって貯槽73に 接続された圧搾窒素のボンベ81(それは二酸化炭素の如き別の圧搾不活性ガス のボンベによって置き換えられてもよい)を有する。バルブ82は、電力がホス フィン発生器系に供給されており、センサー75によって感知された貯槽73中 の圧力が予め定められた値よりも低い時にだけ開く。
発生器70がホスフィンを発生させるための導管71中の湿潤空気に依存した発 生器である場合、バルブ78及び空気供給管71中のバルブ71Aは、単一のソ レノイド作動三方バルブとして構成する。この三方バルブのソレノイドが駆動し ていない時、バルブ71Aが閉じ、バルブ78が開いていて、貯槽73からの追 出し用ガスが流量調節器79を通り、発生器70中のガス圧が貯槽73中の(低 下した)ガス圧に等しくなるまで発生器70中へ流れるようにする。
電力がホスフィン発生器系に接続又は再接続された時、三方バルブのソレノイド が作動してバルブ78を閉め、バルブ71Aを開かない、貯槽73中の圧力がそ の予め定められた値又はその予め定められた値の既知の%に達し、追出し用ガス の供給を利用できるようになった時にだけ、三方バルブのソレノイドが71Aを 開くように作動する。
他のホスフィン発生器!では、バルブ78は通常開じているが、ホスフィン発生 器系に電力が供給されていない時にはいつも開いている。そうして、ホスフィン 発生器の正常な作動中、急に電力系の故障が起きた場合、又はホスフィン発生器 のスイッチが図らずも又は成る期間使用した後の正常な停止の結果として切れた 場合、バルブ78が開き、貯槽73がらの追出し用ガスが流量調節器79を通っ て発生器70中へ流れる。
バルブフIA、77、フ8及び81を、電力の供給が行われた場合、又はそれが ない場合に呼応して、又は特別に感知された圧力に呼応して作動させることはよ く知られた技術であり、従って本明細書中で更に説明する必要はないであろう。
発生器70からのガス排出管72中の圧力開放バルブ7ZAを含めた圧力開放バ ルブが、通常のやり方に従い安全装置中の種々の点に通常配備されているであろ う。
第7図に示した安全装置を第3図及び第5図に例示したホスフィン発生器と共に 用いる場合、追出し用ガス供給部を水槽室24の導入口37に接続する。実際、 第7図のバルブフ8が第3図及び第5図で導入口37に接続されて示されている 。
安全装置を第3図及び第5図に示した型のホスフィン発生装置と共に用いる場合 、安全袋!のバルブ78は、圧力センサー83によって感知された発生器70中 の圧力が予め定められた値を越えた時に開くように用いる0発生器70中のその ような圧力の増大は、 通常過剰のホスフィンが生成した時にだけ起きるであろ う、同様に、安全装置のバルブ78は、第3区及び第5図の発生器の水槽室24 中のホスフィン濃度センサー84がその室中のホスフィン濃度が予め定められた 値を越えたことを示した時に開くように用いることができる。このようなバルブ 78の開放によって、ホスフィンが追出し用ガスによって希釈され、爆発性濃度 に達しないようにするのを確実にする。
第8図は、追出し用ガスとして圧搾空気を用いた第7図の安全装置の効果性を例 示しており、この場合、貯槽73は、第2図に例示した態様に従い構成された原 型のホスフィン発生器の囲い(燐化物配合物が入っている)に接続されている。
安全装置を試験するため、ファン15によって生じた空気流を80111/分か ら(a) 40zl/分、(b) 20m1/分、及び(c) 10xl1分へ 低下させた。空気流の減少と同時に安全装置への電力を止め、電力系の故障に類 似させ、安全装置を駆動させた0発生器を出る空気流中のホスフィン濃度の測定 を、この操作を行った後、75分までの間行った。
安全装置が存在しないと、排出口16を通る空気流中のホスフィン濃度は許容で きない高い値に上昇する。第8図に示したように、どの試験でも、排出口16を 出る(減少した)空気流中のホスフィン濃度は最初増大するが、ホスフィン濃度 が爆発性濃度に近い値に達する段階はなく、9分以内で空気流中のホスフィン濃 度は低下し始めた。
本発明の第2の特徴を構成する安全装置は、ホスフィン発生器に供給される電力 系の故障の場合、又はホスフィン発生器の正常な停止中、又は発生器の正常な作 動が故障した場合に、ホスフィンの濃度が高くなるのを効果的に防ぐことは明ら かであろう、しかし、発生器への電力が回復した時、又は発生器の故障が直った 時には、ホスフィンの生成を直ちに再開始することができる0発生器の一定した 管理が不可能な遠い場所で薫蒸のためにホスフィンを連続的に発生させている場 合には、このことは特に有利である。
本発明を実現した特別な例を例示し、記述してきたが、本発明の概念から離れる ことなく、それら実施例に変更を加えることができることは認められるであろう 9例えば、第3図及び第5図の態様のディスク部材25を5簡単なコンベアー装 置で置き換え、その上にホッパー23中の燐化物配合物のベレットを置くように してもよい、更に、第1図及び第2図に示した態様の膜(単数又は複数)を、水 及びホスフィンが透過する別な適当な手段(セラミック材料のシートの如きもの )で置き替えてもよい。
ホスフィン濃度(mg/j7) 国際調査報告 NlRxτ富DC5引に口α鵠りSnに】郊2αびlゴ唯蟹頂匣NIFLxa■ l距ロ萱囚1Mソ聾AH25920/811 ? 318040 u 8801 1881M+ 58584790 ii) 910001フフロントページの続 き (51) Int、 C1,S 識別記号 庁内整理番号BOIJ 7102  Z 6345−4G(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、 A U、 BR,CA、 HU、JP、SU、 USI (72)発明者 ウォーターフォード、コリン ジョセフォーストラリア国26 15 オーストラリアンキャピタル テリトリ−、マグレガー。
ブレーン クレスセント 58

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)水の入った第一容器を与え、(b)前記第一容器の上に、それとは離 して燐化物配合物の複数の錠剤又はペレットの入った第二容器を配備し、 (c)前記第二容器から燐化物配合物の錠剤又はペレットの一つを周期的に取り 出し、その取り出した錠剤又はペレットを前記第一容器に入れ、それによって前 記錠剤又はペレットが前記第一容器中の水と接触して反応し、ホスフィンを形成 し、そして (b)このようにして生成したホスフィンを前記第一容器から取り出す、 諸工程からなるホスフィン発生方法。 2.第二容器がホッパー排出口を有するホッパーであり、工程(c)が、第一容 器と前記第二容器との間に取付けられたディスク部材によって行われ、該ディス ク部材には少なくとも一つの孔が開いており、その少なくとも一つの孔が、(i )ホッパー排出口の直下にきて、前記ホッパー排出口から一つの錠剤又はペレッ トが放出されて前記孔の中に入る位置と、(ii)第一室の導入口の真上にきて 、前記孔の中にある錠剤又はペレットが前記導入口に落下し、それによって前記 第一容器の水中に入る位置に、交互にくるように前記ディスク部材が動く請求項 1に記載の方法。 3.第一室中の水を予め定められた温度に維持し、それによってホスフィン生成 速度を制御する工程を含む請求項1又は2に記載の方法。 4.水が硫酸を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 5.ホスフィン生成中、水を撹拝する工程を含む請求項1〜4のいずれか1項に 記載の方法。 6.(a)水を入れるのに用いられる室であって、該室内の正常な水位より上に ガス排出口を有し、導入口が開いた上の壁によって閉ざされている室、(b)燐 化物配合物の複数の錠剤又はペレットを入れるのに用いられるホッパーであって 、前記室の上に取付けられ、錠剤又はペレットの排出口を有するホッパー、(c )前記ホッパーと前記室との間に取付けられた錠剤又はペレットの移送機構であ って、該移送機構は少なくとも一つの孔が開いたディスク部材を有し、前記孔又 は夫々の孔が前記錠剤又はペレットの一つが入る大きさをもち、前記ディスク部 材は、前記孔又は夫々の孔が前記ホッパーの錠剤又はペレット排出口の直下にく る第一位置と、前記孔又は夫々の孔が前記室の導入口の真上にくる第二位置に、 交互に前記孔又は夫々の孔が位置するように動くことが出来、それによって前記 第一位置で前記孔の中に入った錠剤又はペレットが、前記孔が前記第二位置に来 た時に前記孔から放出されて前記室中に入るようになっている錠剤又はペレット 移送機構、及び(d)前記ディスク部材の動きを起こさせるための機構、 を具えたホスフィン発生装置であり、該装置が使用されている時、前記ディスク 部材の孔から前記室中へ落下したホスフィン配合物の各錠剤又はペレットが前記 室中で水と反応し、ホスフィンを形成し、該ホスフィンがガス排出口を通って前 記室から取り出されるホスフィン発生装置。 7.前記室中の水を撹拝するために用いられる撹拌器を有する請求項6に記載の 装置。 8.室中の水中に気泡を発生させ、それによって前記水を撹拌するのに用いられ る気泡発生器を前記室中に有する請求項6に記載の装置。 9.ディスク部材が、実質的に垂直な軸の回りに回転できる円状ディスク部材で あり、前記ディスク部材を動かすための機構が、前記ディスク部材の軸の所にあ るスピンドルに連結歯車により接続された駆動軸を有する電動機である請求項6 〜8のいずれか1項に記載の装置。 10.ディスク部材が、一つの孔が開いた細長いディスク部材であり、該ディス ク部材が案内部材内で往復線形運動するように取付けられている請求項6〜8の いずれか1項に記載の装置。 11.ディスク部材を動かすための機構が、該ディスク部材に隣接して取付けら れた回転可能な円盤で、その回転軸が前記ディスク部材の長手方向と実質的に同 じ線上にある円盤と、前記回転可能な円盤に最も近いディスク部材の端(a)か ら前記回転可能な円盤上の前記回転可能な円盤の中心からずれた位置にある取付 け点(b)まで伸びている接続棒とを有する請求項10に記載の装置。 12.ディスク部材を動かすための機構が、前記ディスク部材の一端に結合され たソレノイドを有する請求項10に記載の装置。 13.(a)ホッパーのペレット排出口の周囲とディスク部材との間、及び(b )室の導入口の周囲と前記ディスク部材との間に、密封部材を有する請求項6〜 12のいずれか1項に記載の装置。 14.室中に、その室中で生成したホスフィンを取り出すガス排出口を有する請 求項6〜13のいずれか1項に記載の装置。 15.作動上、室に接続され、その中のガス圧を検出するガス圧センサーを有す る請求項6〜14のいずれか1項に記載の装置。 16.作動上、室に接続され、その中のホスフィン濃度を検出するホスフィン濃 度センサーを有する該求項6〜15のいずれか1項に記載の装置。 17.(a)或る量の金属燐化物配合物を入れた囲いであって、水及びホスフィ ンに対して透過性の族によって閉鎖されている囲いを与え、そして (b)前記囲いの外であるが膜に隣接して水蒸気又は液体の水を含むガスの流れ を確立する、諸工程からなり、それによって前記ガス流から水が前記膜を透過し 、燐化物配合物と反応してホスフィンを形成し、そのホスフィンが次に前記膜を 透過して前記ガス流に入る、ホスフィン発生方法。 18.(a)或る量の金属燐化物配合物を入れた囲いを与え、然も該囲いは第一 及び第二の閉鎖部材によって閉鎖されており、前記閉鎖部材は互いに離されてお り、前記第一閉鎖部材は水に対し透過性の第一膜を有し、前記第二閉鎖部材はホ スフィンに対して透過性の第二膜を有し、(b)前記囲いの外に前記第二膜を横 切るガス流を確立し、そして (c)前記囲いの外であるが、前記第一膜に隣接して水蒸気又は水を含有する雰 囲気を確立するか、又は水の層を与える、 諸工程からなり、それによって水が前記第一膜を透過して燐化物配合物と反応し 、ホスフィンを形成し、このようにして生成したホスフィンが次に前記第二膜を 透過して前記ガス流に入る、ホスフィン発生方法。 19.(a)或る量の金属燐化物配合物を入れるのに用いる囲いと、 (b)前記囲いのための、水及びホスフィンに対し透過性の膜を有する閉鎖部材 と、 (c)前記囲いに隣接した位置にある室で、該室と前記囲いとの共通の壁の少な くとも一部分が前記膜になっている室と、 (d)前記室を通って水蒸気又は液体の水を合有するガスの流れを確立するため の機構、 とを具えたホスフィン発生装置。 20.(a)或る量の金属燐化物配合物を入れるのに用いる囲いと、 (b)水に対し透過性の第一膜を有する、前記囲いのための第一閉鎖部材と、 (c)前記第一閉鎖部材から離された、前記囲いのための第二閉鎖部材で、ホス フィンに対し透過性の第二膜を有する第二閉鎖部材と、 (d)前記囲いに隣接した位置にある第一室で、該第一室と前記囲いとの共通の 壁の少なくとも一部分が前記第一膜になっている第一室と、 (e)前記囲いに隣接した位置にある第二室で、該第二室と前記囲いとの共通の 壁の少なくとも一部分が前記第二膜になっている第二室と、 (f)前記第二室を通ってガスの流れを確立するための機構、 とを具えたホスフィン発生装置。 21.操作上室に接続され、膜の一部分を覆うように前記膜に隣接して移動する ことができる遮蔽板を有する請求項19に記載の装置。 22.操作上第一室に接続され、第一腹の一部分を覆うように前記第一膜に隣接 して移動することができる遮蔽板を有する請求項20に記載の装置。 23.操作上第二室に接続され、該第二室中に移動してその中に存在するホスフ ィンを吸収することができるホスフィン吸収剤部材を有する請求項22に記載の 装置。 24.操作上囲いに接続され、該第囲い中に移動してその中に存在するホスフィ ンを吸収することができるホスフィン吸収剤部材を有する請求項19〜23のい ずれか1項に記載の装置。 25.ガス排出管に接続されたガス排出口を有する室中でホスフィンが生成する ホスフィン発生器と共に用いられる安全装置であって、 (8)比較的高い圧力で追出し用ガスを保存するための貯槽、 (b)前記貯槽に前記追出し用ガスを供給し、ホスフィン発生装置の正常な作動 中、前記貯槽中に比較的高い圧力で前記追出し用ガスを確立して維持するガス供 給機構、(c)前記貯槽を前記室に接続する追出し用ガス供給導管、及び (d)前記追出し用ガス供給導管中の流量調節器及びバルブで;該バルブは、( i)前記貯槽中に高圧の追出し用ガスの供給態勢が確立している間、及び(ii )電力がホスフィン発生器に供給されている時、及び(又は)室中のホスフィン の濃度が予め定められた値より低い時、及び(又は)室中のガス圧が予め定めら れた値よりも低い時には閉じた状態で維持されており;前記バルブは、ホスフィ ン発生器への電力供給に故障を生じ、又は室中のホスフィンの濃度が前記予め定 められた濃度値を越えた時、又は室中のガス圧が予め定められたガス圧を越えた 時に開かれ;前記バルブの開放により前記追出し用ガスが前記貯槽から前記室内 に流れ込み、前記室中のホスフィン濃度を低下させ、前記室内のガスと置換し、 それによって前記室内に爆発性ホスフィン含有ガス混合物が形成されるのを防止 する流量調節器及びバルブ、を具えた安全装置。 26.追出し用ガスが空気であり、ガス供給機構が、大気からの空気導入口及び 貯槽へ接続された圧搾空気排出口を有するコンプレッサーを具えている請求項2 5に記載の安全装置。 27.コンプレッサーと貯槽との間、又は貯槽と流量調節器との間のいずれかに 接続され、追出し用ガスから水分を除去する脱湿機構を有する請求項26に記載 の安全装置。 28.脱湿機構が乾燥剤床又は凝縮器からなる請求項27に記載の安全装置。 29.コンプレッサーと貯槽との間に接続された空気供給バルブを有し、然も前 記空気供給バルブを、(a)電力がホスフィン発生器に供給されており、(b) 前記貯槽中の圧力が予め定められた貯槽ガス圧値より低い時にのみ、開くように 用いる請求項26〜28のいずれか1項に記載の安全装置。 30.ホスフィン発生器に作動上接続されたホスフィン濃度センサー及び(又は )ガス圧センサーを有し、前記ホスフィン濃度センサーが、前記発生器中のホス フィン濃度が予め定められた濃度値を越えたことを示す出力を示し、且つ(又は )前記ガス圧センサーが、前記発生器中のガス圧が予め定められた圧力値を越え たことを示す出力を示した時、追出し用ガス供給導管中のバルブを開くように用 い、空気供給バルブを閉じるように用いる請求項29に記載の安全装置。 31.追出し用ガスが不活性ガスであり、ガス供給機構が貯槽に接続された圧搾 不活性ガスのシリンダーを有する請求項25に記載の安全装置。 32.シリンダーと貯槽との間に接続された不活性ガス供給バルブを有し、然も 前記不活性ガス供給バルブを、(a)電力がホスフィン発生器に供給されており 、(h)前記貯槽中の圧力が予め定められた貯槽ガス圧値より低い時にのみ、開 くように用いる請求項31に記載の安全装置。 33.不活性ガスが窒素又は二酸化炭素である請求項31又は32に記載の安全 装置。 34.ホスフィン発生器に作動上接続されたホスフィン濃度センサー及び(又は )ガス圧センサーを有し、前記ホスフィン濃度センサーが、前記発生器中のホス フィン濃度が予め定められた濃度値を越えたことを示す出力を示し、且つ(又は )前記ガス圧センサーが、前記発生器中のガス圧が予め定められた圧力値を越え たことを示す出力を示した時、追出し用ガス供給導管中のバルブを開くように用 い、不活性ガス供給バルブを閉じるように用いる請求項31〜33のいずれか1 項に記載の安全装置。 35.請求項25〜34のいずれか1項に記載の安全装置を有する請求項6〜1 6のいずれか1項に記載の装置。 36.請求項25〜34のいずれか1項に記載の安全装置を有する請求項19〜 24のいずれか1項に記載の装置。 37.図面の第1図及び第2図に閲して、又は第3図、第4図、第5図及び第6 図に関して本文中に記述したのと実質的に同じホスフィン発生方法。 38.図面の第1図及び第2図に関して、又は第3図、第4図、第5図及び第6 図に関して本文中に記述したのと実質的に同じホスフィン発生装置。 39.図面の第7図に面して本文中に記述したのと実質的に同じ安全装置。
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