JPH0650003U - 光ファイバ心線収納ケース - Google Patents

光ファイバ心線収納ケース

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JPH0650003U
JPH0650003U JP8436192U JP8436192U JPH0650003U JP H0650003 U JPH0650003 U JP H0650003U JP 8436192 U JP8436192 U JP 8436192U JP 8436192 U JP8436192 U JP 8436192U JP H0650003 U JPH0650003 U JP H0650003U
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進 内田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一方の長辺側側板w1に配置された断面略円形
状の水平部13と開口部14を有する挿着部h1及び該
挿着部の上方に配置された溝15を有する受け部h2と
からなるヒンジ部h、並びに、他方の長辺側側板w1’
に配置された水平部17と開口部18を有する嵌合部g
1及び該嵌合部の上方に配置された突起部g2を有する
ロック部gがそれぞれ側板の長辺側側板に取着された収
納トレーTを有する光ファイバ心線収納ケースに関する
ものである。 【効果】収納トレーのヒンジ部の受け部に積み重ねられ
る収納トレーのヒンジ部の挿着部を挿入するだけで簡単
に収納トレーを必要なだけ多段に積み重ねることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ケーブルの光ファイバ心線の相互接続部及び余長部を収納するた めの光ファイバ心線収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄いプラスチックシートの両側縁を折り曲げて形成した光ファイバ心線 挟持片上に、光ファイバ心線の接続部及び余長部を収納するとともに光ファイバ 心線挟持片の端部に穿設された孔に棒状体を挿入し複数の光ファイバ心線挟持片 を保持するようにした光ファイバ心線収納ケースが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の薄いプラスチックシートの両側縁を折り曲げて形成した光ファイバ心線 挟持片においては、光ファイバ心線の接続部の修理等が必要になった場合、修理 を必要とする光ファイバ心線挟持片以外のものも一旦棒状体から抜き取らなけれ ばならず、その作業性に大きな問題があった。
【0004】 また、光ファイバ心線挟持片を頻繁に棒状体から取り外したり或いは棒状体へ 挿入したりするため或いはそのための光ファイバ心線挟持片の移動距離が大きい ため光ファイバ心線が過度に屈曲したりするために、光ファイバ心線の光損失を 惹起する等の問題があった。
【0005】 更に、光ファイバ心線収納ケースを多段に積み重ねた場合には、積み重ねられ た光ファイバ心線収納ケースが崩れないように、光ファイバ心線挟持片の端部に 穿設された孔に棒状体を挿入したり或いは積み重ねられた光ファイバ心線収納ケ ースの側部を挟持するような保持部材を必要としていた。
【0006】 本考案の目的は、上記のような従来の光ファイバ心線収納ケースが有する課題 を解決し、多段に積み重ねられた光ファイバ心線収納ケースの任意のものを容易 にしかも収納されている光ファイバ心線に悪影響を与えることなく取り出すこと ができる作業性の優れた光ファイバ心線収納ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、水平部と開口部を有する挿着部と、 該挿着部の上方に配置された溝を有する受け部とからなるヒンジ部及び水平部と 開口部を有する嵌合部と、該嵌合部の上方に配置された突起部を有するロック部 とがそれぞれ相対する側板に取着されている収納トレーと該収納トレーを覆うカ バーとからなる光ファイバ心線収納ケースに関するものである。
【0008】 以下に、本考案の実施例について説明する。 先ず最初に、本考案の収納トレーTを図1〜図11に基づいて説明する。 図1は収納トレーTの平面図、また、図2は収納トレーTの正面図であり、図 中、sは収納トレーTの略長方形の底板であり、wは略長方形の底板sの略周縁 に沿って立設された側板であり、側板wは直線状の長辺側側板w1,w1’及び 短辺側に立設された円形に湾曲したアール側板w2、w2’とから構成されてい る。
【0009】 1及び2は架橋部3を挟んで底板sの略中央部に並列して穿設された方形の穿 孔であり、kは架橋部3に略垂直に適当数立設された、光ファイバ心線同士を接 続した接続部を装着し保持するための光ファイバ心線の接続部の保持板(以下、 単に、「保持板」という。)であり、架橋部3には保持板kの略中央部付近のみ が固着されており、保持板kの両端部k1,k2は自由端となるように構成され ている。また、保持板kの両端部k1,k2は長辺側側板w1’方向に屈曲して 形成されている。このように保持板kの両端部k1,k2が自由端に形成されて いるので保持板kの両端部k1,k2が弾性を有するとともに、保持板kの両端 部k1,k2が長辺側側板w1’方向に屈曲して形成されているので、隣接する 保持板k間に装着される光ファイバ心線の接続部を保持板kの弾性によりしっか りと保持することができる。
【0010】 k’は上記の保持板kと同じ構成を有する、上記の保持板kが近接して配置さ れた長辺側側板w1’と反対側の長辺側側板w1に近接して配置された保持板で あり、同じく底板sの略中央部に並列して穿設された方形の穿孔1’、2’の間 に設けられている架橋部3’に適当数立設されている。
【0011】 4〜9は、収納トレーT内に巻回され収納されている光ファイバ心線の余長部 が側板wを越えて収納トレーTから出ないように、側板wの上端部から水平方向 に収納トレーTの内側に向けて所定の長さ突設された舌片であり、実施例におい ては、相対する長辺側側板w1、w1’にそれぞれ2個、相対するアール側板w 2,w2’にそれぞれ1個ずつ、合計6個の舌片4〜9が突設されているが、必 ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、必要に応じて適当数設ける ことができる。
【0012】 10,10’はアール側板w2、w2’と長辺側側板w1との間に設けられた 光ファイバ心線の導入孔であり、導入孔10、10’には、図1におけるI−I 断面を表す図3に拡大して示されているように、長辺側側板w1の上端部付近か ら下方に傾斜した挟持片11、11’が突設されている。このような挟持片11 、11’を設けたことにより、導入孔10、10’に挿入された光ファイバ心線 が外れにくくなる。
【0013】 hは長辺側側板w1に設けられた後述するヒンジ部であり、実施例では所定の 間隔を隔てて2個配置されている。gはヒンジ部hが設けられている長辺側側板 w1と反対側の長辺側側板w1’の略中央部に設けられたロック部である。
【0014】 以下にヒンジ部hの拡大正面図である図4、拡大側面図である図5、拡大平面 図である図6及び2つの収納トレーT、T’と後述するカバーCをヒンジ部h, h’により結合し上部の収納トレーT’がヒンジ部hを中心に回動した状態を示 す図7に基づいて、ヒンジ部hについて説明する。
【0015】 h1は長辺側側板w1から下方に略垂直に突設された垂直部12、断面略円形 状の水平部13及び垂直部12、水平部13と長辺側側板w1の下端部で囲まれ た開口部14とを有するヒンジ部hの挿着部であり、h2は挿着部h1の上方に 設けられた上方に開口された、挿着部h1の断面略円形状の水平部13が挿着可 能な溝15を有するヒンジ部hの受け部であり、受け部h2の水平方向の長さは 、受け部h2の開放端15’が長辺側側板w1の開口部14に挿入可能なように 開口部14の横幅と略同じ長さに形成されている。また、上記の溝15の開口幅 は、挿着部h1の水平部13の幅よりやや狭く形成されている。なお、受け部h 2の水平方向の長さが長辺側側板w1の開口部14の横幅よりかなり短いと、ヒ ンジ部hの受け部h2に挿着部h1を装着したときに、積み重ねられた隣接する 収納トレーTが横方向に大きく移動することになり、光ファイバ心線に過度の屈 曲等を惹起することになり好ましくない。
【0016】 収納トレーTには上記のような挿着部h1及び受け部h2からなるヒンジ部h が設けられているので、図7に示されているように、収納トレーTの上方に積み 重ねられる収納トレーT’の挿着部h1’の断面略円形状の水平部13を、下方 に位置する収納トレーTの受け部h2の溝15に挿着することにより収納トレー T’を収納トレーTに結合することができるとともに、上方の収納トレーT’を 収納トレーTの受け部h2を中心に上方に回動することができる。なお、上述し たように、受け部h2の水平方向の長さは受け部h2の開放端15’が長辺側側 板w1の開口部14に挿入可能なように構成されているので、上方の収納トレー T’に対して収納トレーTを大きく開口することができる。
【0017】 このように順次、必要な数の収納トレーTを、図8に示されているように簡単 に多段に積み重ねることができるとともに、必要とする収納トレーT’を、上記 のように、収納トレーTの受け部h2を中心に上方に回動することにより、開口 することができるものである。
【0018】 次に、長辺側側板w1’の略中央部に設けられたロック部gについて、ロック 部gの拡大正面図である図9、図9におけるIII−III断面を表す図10及 び2個の収納トレーT及びT’を重ねた状態の図10と同様の断面を表す図11 を用いて説明する。
【0019】 g1は長辺側側板w1’の略中央部から下方に略垂直に突設された垂直部16 、水平部17及び垂直部16、水平部17と長辺側側板w1’の下端部で囲まれ た開口部18とを有するロック部gの嵌合部であり,g2はロック部gの嵌合部 g1の上方に突設された嵌合部g1の開口部18に嵌合可能な突起部である。
【0020】 図11に示されているように、収納トレーTの上方に収納トレーT’を積み重 ねた場合には、下方の収納トレーTの突起部g2を上方の収納トレーT’の嵌合 部g1’の開口部18に嵌合することにより、下方の収納トレーTと上方の収納 トレーT’とをしっかりと係合することができる。また、光ファイバ心線の接合 部の修理等のために必要とする収納トレーTを開口させたい場合には、上方に位 置する収納トレーT’のロック部g’近傍を上方に持ち上げ、上方の収納トレー T’の嵌合部g1’の開口部18に嵌合されている下方の収納トレーTの突起部 g2を外し、上述したように、上方の収納トレーT’を下方の収納トレーTの受 け部h2を中心に上方に回動させる。
【0021】 次に、多段に積み重ねられた収納トレーTの最上部の収納トレーTを覆うため のカバーCについて、その平面図を表す図12、カバーCの挿着部の拡大正面図 である図13及びカバーCの嵌合部の拡大正面図である図14に基づいて説明す る。 19は収納トレーTと同じ大きさ同じ形状の板状のカバー本体であり、20〜 25は上述した収納トレーTの舌片4〜9が挿入可能な凹部であり、mはカバー Cの挿着部であり、上述した収納トレーTのヒンジ部hの挿着部h1と同じ構成 であり、ヒンジ部hの挿着部h1と同様に断面略円形状の水平部26及び開口部 27が設けられている。このカバーCの水平部26が直ぐ下に位置する収納トレ ーTの受け部h2の溝15に装着されることにより、カバーCが直ぐ下の収納ト レーTに結合される。
【0022】 nはカバーCの嵌合部であり、上述した収納トレーTのロック部gの嵌合部g 1と同じ構成であり、ロック部gの嵌合部g1と同様に水平部28及び開口部2 9が設けられている。この開口部29に、直ぐ下に位置する収納トレーTのロッ ク部gの突起部g2が嵌合することにより、直ぐ下に位置する収納トレーTをカ バーCでしっかりと覆うことができる。
【0023】 なお、上述した収納トレーT及びカバーCは、それぞれ、適当な合成樹脂によ り一体成形することが好ましく、また、収納トレーTの識別性を高めるために、 透明を含め種々の色に成形することができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。 収納トレーのヒンジ部の受け部に積み重ねられる収納トレーのヒンジ部の挿着 部を挿入するだけで簡単に収納トレーを必要なだけ多段に積み重ねることができ るとともに多段に積み重ねられた収納トレー全体を保持するような特別な保持部 材を必要としない。
【0025】 任意の収納トレーを収納トレーのヒンジ部を中心に回動させ開口することがで きるので、収納されている光ファイバ心線を修理等のために迅速に取り出すこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の収納トレーの平面図である。
【図2】図2は図1におけるII−II線断面を含む本
考案の収納トレーの正面図である。
【図3】図3は図1におけるI−I線の断面図である。
【図4】図4は本考案のヒンジ部の拡大正面図である。
【図5】図5は本考案のヒンジ部の拡大側面図である。
【図6】図6は本考案のヒンジ部の拡大平面図である。
【図7】図7は本考案の収納トレーのヒンジ部の連結状
態を示す拡大側面図である。
【図8】図8は本考案の収納トレーを多段に積み重ねた
状態を示す側面図である。
【図9】図9は本考案のロック部の拡大正面図である。
【図10】図10は図9におけるIII−III線の断
面図である。
【図11】図11は本考案の収納トレーのロック部の連
結状態を示す拡大側面図である。
【図12】図12は本考案のカバーの平面図である。
【図13】図13はカバーの挿着部の拡大正面図であ
る。
【図14】図14はカバーの嵌合部の拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
C カバー T 収納トレー g 収納トレーのロック部 h 収納トレーのヒンジ部 k 保持部 m カバーの挿着部 n カバーの嵌合部 10 光ファイバ心線の導入孔 11 挟持片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平部と開口部を有する挿着部と、該挿着
    部の上方に配置された溝を有する受け部とからなるヒン
    ジ部及び水平部と開口部を有する嵌合部と、該嵌合部の
    上方に配置された突起部を有するロック部とがそれぞれ
    相対する側板に取着されている収納トレーと該収納トレ
    ーを覆うカバーとからなることを特徴とする光ファイバ
    心線収納ケース。
JP1992084361U 1992-12-08 1992-12-08 光ファイバ心線収納ケース Expired - Fee Related JP2587388Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01234803A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 多心光ファイバケーブルの接続箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01234803A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 多心光ファイバケーブルの接続箱

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