JPH0649936Y2 - フランジ結合構造 - Google Patents
フランジ結合構造Info
- Publication number
- JPH0649936Y2 JPH0649936Y2 JP1988022147U JP2214788U JPH0649936Y2 JP H0649936 Y2 JPH0649936 Y2 JP H0649936Y2 JP 1988022147 U JP1988022147 U JP 1988022147U JP 2214788 U JP2214788 U JP 2214788U JP H0649936 Y2 JPH0649936 Y2 JP H0649936Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- flanges
- flange
- plate body
- taper
- Prior art date
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- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、フランジ結合構造に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種のフランジ結合構造の一例を第6図に示し
て説明する。
て説明する。
同図には同心状に配された二つの回転軸1,2の結合部分
を示している。これら第1,第2回転軸1,2の結合端部に
は径方向外向きに延出するフランジ3,4を備えており、
このフランジ3,4はその円周端縁部分において数本のボ
ルト5で締結されている。そして、両フランジ3,4の接
合端面6,7それぞれには軸心に対して直交する方向で面
幅全長に連続したキー溝8,9が形成されている。この両
キー溝8,9間にはトルク伝達用の四角柱状のキー10が嵌
入されており、このキー10は一方のキー溝9にボルト11
で取り付けられている。
を示している。これら第1,第2回転軸1,2の結合端部に
は径方向外向きに延出するフランジ3,4を備えており、
このフランジ3,4はその円周端縁部分において数本のボ
ルト5で締結されている。そして、両フランジ3,4の接
合端面6,7それぞれには軸心に対して直交する方向で面
幅全長に連続したキー溝8,9が形成されている。この両
キー溝8,9間にはトルク伝達用の四角柱状のキー10が嵌
入されており、このキー10は一方のキー溝9にボルト11
で取り付けられている。
このようなフランジ結合構造において例えば第2回転軸
2を交換する場合は、第7図に示すように、ボルト5を
取り外して、例えば第2回転軸2を軸方向に動かして第
1回転軸1から離すことにより第2回転軸2に固定のキ
ー10を第1回転軸1のキー溝8から抜いて、第1回転軸
1と第2回転軸2とを分離させてから、第2回転軸2を
径方向へ引き上げて新たなものと交換する。
2を交換する場合は、第7図に示すように、ボルト5を
取り外して、例えば第2回転軸2を軸方向に動かして第
1回転軸1から離すことにより第2回転軸2に固定のキ
ー10を第1回転軸1のキー溝8から抜いて、第1回転軸
1と第2回転軸2とを分離させてから、第2回転軸2を
径方向へ引き上げて新たなものと交換する。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような構成を有する従来例の場合に
は、次のような不都合がある。
は、次のような不都合がある。
すなわち、前述のようにいずれか一方の回転軸を交換す
る場合、第2回転軸2に固定のキー10を第1回転軸1の
キー溝8から完全に抜きとる必要があるから、いずれか
一方の回転軸をキー10の突出幅以上軸方向に動かされな
ければならない。しかも、交換すべき回転軸を径方向に
引き上げる最中にそれが揺れ動いて軸同志が衝突するの
を阻止するために、前記軸衝突を防ぐのに十分な軸方向
の作業隙間l1を確保する必要があった。
る場合、第2回転軸2に固定のキー10を第1回転軸1の
キー溝8から完全に抜きとる必要があるから、いずれか
一方の回転軸をキー10の突出幅以上軸方向に動かされな
ければならない。しかも、交換すべき回転軸を径方向に
引き上げる最中にそれが揺れ動いて軸同志が衝突するの
を阻止するために、前記軸衝突を防ぐのに十分な軸方向
の作業隙間l1を確保する必要があった。
このように、両回転軸を分離するには、キー10の突出幅
に前記作業隙間l1分を加えた距離l2だけ一方の回転軸を
軸方向へ動かさなければならないので、特に回転軸1,2
が圧延機など大型機器に用いられるものだと、回転軸を
軸方向に動かすのが大変であった。
に前記作業隙間l1分を加えた距離l2だけ一方の回転軸を
軸方向へ動かさなければならないので、特に回転軸1,2
が圧延機など大型機器に用いられるものだと、回転軸を
軸方向に動かすのが大変であった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、結合
しているフランジのうちの一方を僅かに動かすだけで簡
単に分離できるフランジ結合構造を提供することを目的
としている。
しているフランジのうちの一方を僅かに動かすだけで簡
単に分離できるフランジ結合構造を提供することを目的
としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
な構成をとる。
本考案は、一対のフランジ間に板体を挟持させた状態で
該一対のフランジを結合する構造において、前記板体両
側におけるフランジとの接合面の対称位置に、それぞれ
一定向きでかつ突出方向に向けて先細りとなるよう長手
方向の二辺がテーパ状に形成されたキー状突起を突設す
るとともに、前記両フランジの接合端面に、前記キー状
突起のテーパ面と対応するテーパ面を有してキー状突起
とテーパ嵌合するキー溝を、少なくとも一端がフランジ
外端に開口するように径方向に連続してそれぞれ一つず
つ設けてあることを特徴と有する。なお、本考案では、
キー状突起とテーパ嵌合するキー溝について、その一端
のみをフランジ外端に開口させる場合や、両端をフラン
ジ外端に開口させる場合の両方を含む。
該一対のフランジを結合する構造において、前記板体両
側におけるフランジとの接合面の対称位置に、それぞれ
一定向きでかつ突出方向に向けて先細りとなるよう長手
方向の二辺がテーパ状に形成されたキー状突起を突設す
るとともに、前記両フランジの接合端面に、前記キー状
突起のテーパ面と対応するテーパ面を有してキー状突起
とテーパ嵌合するキー溝を、少なくとも一端がフランジ
外端に開口するように径方向に連続してそれぞれ一つず
つ設けてあることを特徴と有する。なお、本考案では、
キー状突起とテーパ嵌合するキー溝について、その一端
のみをフランジ外端に開口させる場合や、両端をフラン
ジ外端に開口させる場合の両方を含む。
〈作用〉 本考案の構成による作用は次のとおりである。
一対のフランジを分離するには、まず、いずれか一方の
フランジを他方のフランジに対して離す向きに動かして
キー状突起とキー溝との間に隙間を作る。キー状突起を
突出方向に先細りにしてあるから、フランジ間を僅かに
離すだけで、楔を抜くときのようにキー状突起とキー溝
との間に隙間が生じ、両フランジ間に板体が緩い嵌め合
い状態で保持されることになる。そこで、キー状突起を
有する板体をフランジのキー溝に沿わせてキー溝の開口
側へ抜き出すと、二つのフランジ間には少なくとも板体
の肉厚分に相当する隙間が空くことになり、この隙間に
よってフランジを軸心と直交する方向に動かす作業が行
い易くなる。なお、キー状突起とテーパ嵌合するキー溝
の一端のみをフランジ外端に開口させた場合、板体をフ
ランジ間の隙間へ挿入するときに、ただ単に一方向から
押し込めなくなるまで押し込むだけでフランジ間の適正
位置に板体を収めることができる。一方、キー状突起と
テーパ嵌合するキー溝の両端をフランジ外端に開口させ
た場合だと、板体の抜き取りがフランジのキー溝の長手
方向両端の開口のいずれの側からでも自由に行えるよう
になり、作業空間やフランジの設置状況に応じて任意に
選択できるようになる。
フランジを他方のフランジに対して離す向きに動かして
キー状突起とキー溝との間に隙間を作る。キー状突起を
突出方向に先細りにしてあるから、フランジ間を僅かに
離すだけで、楔を抜くときのようにキー状突起とキー溝
との間に隙間が生じ、両フランジ間に板体が緩い嵌め合
い状態で保持されることになる。そこで、キー状突起を
有する板体をフランジのキー溝に沿わせてキー溝の開口
側へ抜き出すと、二つのフランジ間には少なくとも板体
の肉厚分に相当する隙間が空くことになり、この隙間に
よってフランジを軸心と直交する方向に動かす作業が行
い易くなる。なお、キー状突起とテーパ嵌合するキー溝
の一端のみをフランジ外端に開口させた場合、板体をフ
ランジ間の隙間へ挿入するときに、ただ単に一方向から
押し込めなくなるまで押し込むだけでフランジ間の適正
位置に板体を収めることができる。一方、キー状突起と
テーパ嵌合するキー溝の両端をフランジ外端に開口させ
た場合だと、板体の抜き取りがフランジのキー溝の長手
方向両端の開口のいずれの側からでも自由に行えるよう
になり、作業空間やフランジの設置状況に応じて任意に
選択できるようになる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図ないし第5図に本考案の一実施例を示している。
図例のフランジ結合構造において、20,21はユニバーサ
ルジョイントを示し、両ユニバーサルジョイント20,21
の各一方ベアリングカップ22,23にはヨーク30,31がそれ
ぞれ連結されており、他方ベアリングカップ24,25には
端部に径方向外向きの円形状のフランジ41,51を有する
軸状の第1,第2部材40,50が連結されている。
ルジョイントを示し、両ユニバーサルジョイント20,21
の各一方ベアリングカップ22,23にはヨーク30,31がそれ
ぞれ連結されており、他方ベアリングカップ24,25には
端部に径方向外向きの円形状のフランジ41,51を有する
軸状の第1,第2部材40,50が連結されている。
第1部材40のフランジ41の円周上において180度対向の
二箇所には、第2図に示すように、U字状のボルト取付
用の切欠き42が形成されており、第2部材50のフランジ
51の前記切欠き42と対応する部分には、第3図に示すよ
うに、三個ずつボルト取付用の貫通孔52が穿設されてい
る。
二箇所には、第2図に示すように、U字状のボルト取付
用の切欠き42が形成されており、第2部材50のフランジ
51の前記切欠き42と対応する部分には、第3図に示すよ
うに、三個ずつボルト取付用の貫通孔52が穿設されてい
る。
さらに、この両フランジ41,51間には、円形状の板体60
が挟持させられている。この板体60は、第4図に示すよ
うに、両側面の対称位置に面幅のほぼ全長に連続するキ
ー状突起61,62が突設されているとともに、円周数箇所
にU字状のボルト取付用の切欠き63が形成されている。
キー状突起61,62は突出方向に先細りとなるように、長
手方向の二辺がテーパ状に形成され、台形状断面を有し
ている。そして、この板体60においてキー状突起61,62
の端部には、板体肉厚方向に張り出した張出片64が形成
されている。
が挟持させられている。この板体60は、第4図に示すよ
うに、両側面の対称位置に面幅のほぼ全長に連続するキ
ー状突起61,62が突設されているとともに、円周数箇所
にU字状のボルト取付用の切欠き63が形成されている。
キー状突起61,62は突出方向に先細りとなるように、長
手方向の二辺がテーパ状に形成され、台形状断面を有し
ている。そして、この板体60においてキー状突起61,62
の端部には、板体肉厚方向に張り出した張出片64が形成
されている。
そして、先の第1,第2部材における両フランジ41,51の
端面には、第2図および第3図に示すように、その面幅
全長にわたって板体60のキー状突起61,62が嵌合しうる
キー溝43,53が形成されており、この両フランジ41,51間
に板体60を挟んだ状態で、それらの円周数箇所の切欠
き、貫通孔にボルト11が取り付けられて締結されてい
る。
端面には、第2図および第3図に示すように、その面幅
全長にわたって板体60のキー状突起61,62が嵌合しうる
キー溝43,53が形成されており、この両フランジ41,51間
に板体60を挟んだ状態で、それらの円周数箇所の切欠
き、貫通孔にボルト11が取り付けられて締結されてい
る。
前記キー溝43,53は、第1図においてよく理解できるよ
うに、前記キー状突起61,62のテーパ面と対応する面が
テーパ状に形成されており、これにより前記キー溝43,5
3と前記キー状突起61,62とはテーパ嵌合の状態となって
いる。
うに、前記キー状突起61,62のテーパ面と対応する面が
テーパ状に形成されており、これにより前記キー溝43,5
3と前記キー状突起61,62とはテーパ嵌合の状態となって
いる。
このような構成のフランジ結合構造において第2部材50
を交換する場合の手順および動作を説明する。
を交換する場合の手順および動作を説明する。
まず、いずれか一方の部材例えば第2部材50を第1部材
40から離す向きに動かすことにより、第5図(a)に示
すように、板体60のキー状突起61,62と両フランジ41,51
のキー溝43,53との間に隙間h1,h2を作る。続いて、板体
60の張出片64を掴むなどして、第5図(b)に示すよう
に、両フランジ41,51のキー溝43,53に沿う向きにキー状
突起61,62を有する板体60を抜き出す。この後、第2部
材50を軸心に対して直交する向き(矢印参照)に引き上
げて取り外す。こうして外した旧第2部材50を前述と逆
の動作にて新たなものに交換すればよい。
40から離す向きに動かすことにより、第5図(a)に示
すように、板体60のキー状突起61,62と両フランジ41,51
のキー溝43,53との間に隙間h1,h2を作る。続いて、板体
60の張出片64を掴むなどして、第5図(b)に示すよう
に、両フランジ41,51のキー溝43,53に沿う向きにキー状
突起61,62を有する板体60を抜き出す。この後、第2部
材50を軸心に対して直交する向き(矢印参照)に引き上
げて取り外す。こうして外した旧第2部材50を前述と逆
の動作にて新たなものに交換すればよい。
ところで、キー状突起61,62を突出方向に先細りとなる
台形状断面にしてあるから、前述のように第2部材50を
僅かに動かすだけで、楔を抜くときのようにキー状突起
61,62とキー溝43,53との間に隙間が生じ、したがって、
両フランジ41,51間において板体60が緩い嵌め合い状態
で保持されることになる。さらに、板体60を抜き取る
と、第1,第2部材40,50間には板体60の肉厚h3分と前記
作った隙間h1,h2とを加えた寸法の間隔h4が空くから、
従来のようにわざわざ作業隙間を作るために一方の部材
を軸方向に大きく動かさなくとも第2部材50を交換する
ための作業が行い易くなる。
台形状断面にしてあるから、前述のように第2部材50を
僅かに動かすだけで、楔を抜くときのようにキー状突起
61,62とキー溝43,53との間に隙間が生じ、したがって、
両フランジ41,51間において板体60が緩い嵌め合い状態
で保持されることになる。さらに、板体60を抜き取る
と、第1,第2部材40,50間には板体60の肉厚h3分と前記
作った隙間h1,h2とを加えた寸法の間隔h4が空くから、
従来のようにわざわざ作業隙間を作るために一方の部材
を軸方向に大きく動かさなくとも第2部材50を交換する
ための作業が行い易くなる。
このように例えば第2部材40を第1部材50に対し僅かに
離して板体60を抜き取るだけで、結合している部材の交
換作業を容易に行うことができるのである。したがっ
て、軸方向にあまり動かせるスペースがないような場所
でも前記板体60を抜き取るために必要な動き量だけ確保
できれば結合している部材の交換が可能になる。
離して板体60を抜き取るだけで、結合している部材の交
換作業を容易に行うことができるのである。したがっ
て、軸方向にあまり動かせるスペースがないような場所
でも前記板体60を抜き取るために必要な動き量だけ確保
できれば結合している部材の交換が可能になる。
なお、本考案は上記した例だけに限定されず、種々な部
材間の結合に適用できることは言うまでもない。上記実
施例においてはキー状突起61,62の断面形状を台形状で
あるとしているが、それに限定されないし、またフラン
ジ41,51の面幅全長にキー溝43,53を設けてあるとしてい
るが、それについてもキー溝の一端をフランジ外端に開
口させるだけでもよい。さらに、板体60の形状について
も上記実施例で説明したものだけに限定されない。
材間の結合に適用できることは言うまでもない。上記実
施例においてはキー状突起61,62の断面形状を台形状で
あるとしているが、それに限定されないし、またフラン
ジ41,51の面幅全長にキー溝43,53を設けてあるとしてい
るが、それについてもキー溝の一端をフランジ外端に開
口させるだけでもよい。さらに、板体60の形状について
も上記実施例で説明したものだけに限定されない。
〈考案の効果〉 本考案によれば、次の効果が発揮される。
結合する一対のフランジ間に所定厚みの板体を介在させ
て、この板体の両側面の対称位置に設けた先細りのキー
状突起を両フランジに設けたキー溝に対して楔状に嵌合
させているから、両フランジを分離する際にそれらを僅
かに引き離すだけでキー溝とキー状突起との間に隙間を
生じさせることができる。この隙間により板体が両フラ
ンジ間に緩い状態に保持されることになるので、板体を
キー溝に沿って抜き取れば両フランジ間に少なくとも板
体の肉厚分の隙間が確保できることになる。したがっ
て、本考案のフランジ結合構造ではフランジを従来のよ
うに大きく動かすことなく簡単にそれらの分離を行うこ
とができる。なお、キー状突起とテーパ嵌合するキー溝
の一端のみをフランジ外端に開口させた場合だと、板体
をフランジ間の隙間へ挿入するときに、ただ単に一方向
から押し込めなくなるまで押し込むだけでフランジ間の
適正位置に板体を収めることができるなど、板体の装着
が簡単になる。一方、キー状突起とテーパ嵌合するキー
溝の両端をフランジ外端に開口させた場合だと、板体の
抜き取りがフランジのキー溝の長手方向両端の開口のい
ずれの側からでも自由に行えるようになり、作業空間や
フランジの設置状況に応じて任意に選択できるようにな
るなど、作業が行いやすくなる。
て、この板体の両側面の対称位置に設けた先細りのキー
状突起を両フランジに設けたキー溝に対して楔状に嵌合
させているから、両フランジを分離する際にそれらを僅
かに引き離すだけでキー溝とキー状突起との間に隙間を
生じさせることができる。この隙間により板体が両フラ
ンジ間に緩い状態に保持されることになるので、板体を
キー溝に沿って抜き取れば両フランジ間に少なくとも板
体の肉厚分の隙間が確保できることになる。したがっ
て、本考案のフランジ結合構造ではフランジを従来のよ
うに大きく動かすことなく簡単にそれらの分離を行うこ
とができる。なお、キー状突起とテーパ嵌合するキー溝
の一端のみをフランジ外端に開口させた場合だと、板体
をフランジ間の隙間へ挿入するときに、ただ単に一方向
から押し込めなくなるまで押し込むだけでフランジ間の
適正位置に板体を収めることができるなど、板体の装着
が簡単になる。一方、キー状突起とテーパ嵌合するキー
溝の両端をフランジ外端に開口させた場合だと、板体の
抜き取りがフランジのキー溝の長手方向両端の開口のい
ずれの側からでも自由に行えるようになり、作業空間や
フランジの設置状況に応じて任意に選択できるようにな
るなど、作業が行いやすくなる。
しかもキー状突起およびキー溝は、板体の両端面および
フランジの端面のほぼ面幅全長にわたって設けた場合に
は、部分的に設ける場合に比べて加工が容易となる。
フランジの端面のほぼ面幅全長にわたって設けた場合に
は、部分的に設ける場合に比べて加工が容易となる。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例にかかり、第1
図はフランジ結合構造を示す一部断面の側面図、第2図
は第1部材のフランジの端面図、第3図は第2部材のフ
ランジの端面図、第4図は板体の斜視図、第5図(a)
および(b)は動作説明に用いる要部の側面図である。 また、第6図および第7図は従来例にかかり、第6図は
フランジ結合構造を略示した断面図、第7図はフランジ
結合構造の分離状態を略示した断面図である。 41,51……フランジ 43,53……キー溝 60……板体 61,62……キー状突起。
図はフランジ結合構造を示す一部断面の側面図、第2図
は第1部材のフランジの端面図、第3図は第2部材のフ
ランジの端面図、第4図は板体の斜視図、第5図(a)
および(b)は動作説明に用いる要部の側面図である。 また、第6図および第7図は従来例にかかり、第6図は
フランジ結合構造を略示した断面図、第7図はフランジ
結合構造の分離状態を略示した断面図である。 41,51……フランジ 43,53……キー溝 60……板体 61,62……キー状突起。
Claims (1)
- 【請求項1】一対のフランジ間に板体を挟持させた状態
で該一対のフランジを結合する構造であって、 前記板体両側におけるフランジとの接合面の対称位置
に、それぞれ一定向きでかつ突出方向に向けて先細りと
なるよう長手方向の二辺がテーパ状に形成されたキー状
突起を突設するとともに、 前記両フランジの接合端面に、前記キー状突起のテーパ
面と対応するテーパ面を有してキー状突起とテーパ嵌合
するキー溝を、少なくとも一端がフランジ外端に開口す
るように径方向に連続してそれぞれ一つずつ設けてある
ことを特徴とするフランジ結合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988022147U JPH0649936Y2 (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | フランジ結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988022147U JPH0649936Y2 (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | フランジ結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01126423U JPH01126423U (ja) | 1989-08-29 |
JPH0649936Y2 true JPH0649936Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31239999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988022147U Expired - Lifetime JPH0649936Y2 (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | フランジ結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649936Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0792105B2 (ja) * | 1989-01-20 | 1995-10-09 | 日本電信電話株式会社 | 継手による部材結合方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62124323A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-06-05 | Hitachi Ltd | カツプリング |
-
1988
- 1988-02-22 JP JP1988022147U patent/JPH0649936Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01126423U (ja) | 1989-08-29 |
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