JPS6020831Y2 - 緩衝軸継手 - Google Patents

緩衝軸継手

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JPS6020831Y2
JPS6020831Y2 JP13867780U JP13867780U JPS6020831Y2 JP S6020831 Y2 JPS6020831 Y2 JP S6020831Y2 JP 13867780 U JP13867780 U JP 13867780U JP 13867780 U JP13867780 U JP 13867780U JP S6020831 Y2 JPS6020831 Y2 JP S6020831Y2
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JP
Japan
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flange
bub
annular flange
shaft joint
annular
Prior art date
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JP13867780U
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JPS5690512U (ja
Inventor
一一 福田
Original Assignee
関東特殊製鋼株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、伝導軸間に介装され、回転方向の衝撃を緩
和する緩衝軸継手に関する。
製鉄機械は、クラッシャーなどの駆動系において、起動
、停止時あるいは運転中に急激な負荷の変動がしばしば
起る。
この急激な負荷の変動によって伝導軸には回転方向に衝
撃力を発生する。
ところで、伝導軸系に自在軸継手を含む場合、一般に自
在継手は捩り剛性が非常に大きいので、上記衝撃力によ
り連結ピン、ピンベアリング等がしばしば破損するとい
う問題があった。
そこで、この考案は、比較的大きなトルクを伝達する軸
系において自在軸継手の破損を防止する緩衝軸継手を提
供せんとするものである。
以下、この考案を望ましい実施例に基づいて図面を参照
しながら詳細に説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示すもので
ある。
これらの図面に示すように、この考案の緩衝軸継手1は
主として第1バブ5、第2バブ15、ばね受座25およ
びコイルばね30とから構成されている。
第1バブ5は円筒部6の一端に環状フランジ7を一体的
に設けである。
この環状フランジ7は円筒部6の他方の端に向って開口
する環状空間8を形成している。
環状空間8内には、内径方向に突出し、円弧状の側面(
隣り合うものと円周方向において向き合う面)10を有
する6個の突起9を円周方向に60°づつの間隔をおい
て設けである。
また、環状フランジの奥部には、突起9と突起9との間
に相当する位置に長溝11を設けである。
長溝11の長径は隣り合う突起9の間隔よりも小さく、
両端面は上記突起側面10と同じ曲率半径の円弧面11
′となっている。
さらに、この環状フランジ7の開口側端面には上記環状
空間8の開口側を塞ぐようにして、環状の押え板12を
ボルト13により着脱自在に取り付けである。
なお、第1バブ5にはキー溝14が設けてあり、伝動軸
(図示せず)がキーを介して接続される。
第2バブ15は円筒部16が上記第1バブ5の円筒部6
に外嵌する。
この円筒部16の先端には、第1バブ5の環状フランジ
7が形成する環状空間8内に挿入される切欠きフランジ
17が設けである。
この切欠きフランジ17には、上記環状フランジ7の突
起9に対応する6箇所の位置に切欠き18を設けてあり
、切欠きフランジ17が環状空間8内に挿入されたとき
に、突起9に突き当らないようにしである。
また、切欠きフランジ17の外周寄りには、上記切欠き
18と切欠き18との間に長穴19−を設けてあり、長
穴19の両端面は、前記突起側面10と同じ曲率半径の
円弧面20となっている。
この長穴19の形状および寸法(長径と短径)は前記環
状フランジ7の長溝11の形状および寸法(長径と短径
)と同一である。
なお、円筒部16の他端には、自在軸継手(図示せず)
が接続されるフランジ21を設けてあり、符号22は接
続用ボルト穴を示している。
上記第1バブ5の環状フランジ7の環状空間8に第2バ
ブ15の切欠きフランジ17を挿入してバブ5および1
5を組み合わせると、環状フランジ7と第2バブ円筒部
16との間の空間、環状フランジ7の長溝11、切欠き
フランジ17の長穴19自身による空間などが形成され
るが、これらの空間内に次に述べるばね受座25および
コイルばね30が装着される。
ばね受座25は第3図に示すように二つの半円筒面26
および27を有し、一方の半円筒面26は他方の半円筒
面27より突出している。
すなわち、環状フランジ7の長溝円周面11′および切
欠きフランジ17の長穴円周面20に接触する半円筒面
27は環状フランジ7の突起円弧面10より落ち込むよ
うに形成されている。
各半円筒面の曲率半径は前記環状フランジ7の突起側面
10、長溝11の円弧面11′および切欠きフランジ1
7の長穴円弧面20の曲率半径に比べてやや小さい。
半円筒面26.27とは反対側の平面28には長手方向
の中心線1に沿って2箇の円柱状突起29を設けである
以上のように構成された部材は次のようにして組み立て
られる。
先ず、上記円柱状突起29にコイルばね30をはめ込み
、2個のばね受座25を向い合わせて、ばね受座25の
対を構成する。
そして、対となったばね受座25を、これの突出してい
ない方の半円筒面27を第2バブ15の切欠きフランジ
17の各長穴19に挿入して、第2バブ15に取り付け
る。
対となったばね受座25を装着した第2バブ15は、円
筒部16を第1バブ5の円筒部6に外嵌させ、切欠きフ
ランジ17を第1バブ5の突起9と突起9との間から環
状空間8に挿入させて、第1バブ5に取り付けられる。
このとき、切欠きフランジ17に取り付けられたばね受
座25の突出している方の半円筒面26は、前記環状フ
ランジ7の突起側面10に接触している。
また、突出していない方の半円筒面27の先端部分は、
環状フランジ7の長溝円弧面11′に接触している。
このようにして第1バブ5に第2バブ15が組み合わさ
れると、第1バブ5の環状フランジ7に押え板12がボ
ルト13で取り付けられ、ばね受座25およびコイルば
ね30を収納した環状空間8の開口部は押え板12によ
って塞がれる。
上記コイルばね30の寸法、材質などは伝達するトルク
の大きさ、衝撃力の大きさなどにより決められる。
また、コイルばね30はばね受座25を第1バブ環状フ
ランジ7の突起側面10、長溝円弧面11′または第2
バブ切欠きフランジ17の長穴円弧面20に常時必要な
予圧をもって押圧している。
ばね受座25は環状フランジ7とこれに内挿された切欠
きフランジ17とが形成する空間内に、滑動できる程度
のはめ合いで収納されている。
したがって、この緩衝軸継手1は、一般のたわみ軸継手
のようには斜交角を許容することはできないが、それだ
け強度は高くなる。
また、この緩衝軸継手を分解するには、ボルト13を緩
め、押え板12を外し、第2バブ15を第1バブ5から
引き抜けばよい。
このとき、切欠きフランジ17にばね受座25の半円筒
面26(!=27との間の段部が引っかかり、ばね30
を装着したばね受座25が第2バブ15と共に一体とし
て第1バブ5から取り外される。
第4図は、以上のように構成された緩衝軸継手1に自在
軸継手3がボルト4により接続された状態を示している
なお、緩衝軸継手1には伝動軸2がキーにより接続され
ている。
次に、上記緩衝軸継手1の作用を説明する。
今、第1図において左側より右側にトルクを伝達するも
のとすれば、先ず、伝動軸から第1バブ5の円筒部6に
トルクが加わる。
このとき、第2図において円筒部6と一体となった環状
フランジ7の突起9および奥部の長溝11の円周面11
′は、対となったばね受座25のうちの一方のものの突
出した半円筒面26をおよび突出していない半円筒面2
7をそれぞれ押圧する。
ばね受座25の押圧力によりコイルばね30は圧縮され
他方のばね受座25に押圧力を伝達する。
他方のばね受座25の突出しない方の半円筒面27は第
2バブ15の切欠きフランジ17の長穴円弧面20に接
触しているので、切欠きフランジ17はばね受座25に
より円周方向の力が加えられる。
したがって、切欠きフランジ17と一体となった円筒部
16にトルクが加わることとなり、円筒部16に接続さ
れた自在軸継手などを介して他方の伝動軸にトルクが伝
達される。
また、伝動軸にトルクが衝撃的に加った場合、コイルば
ねが伸縮して衝撃を緩和する。
ここで、衝撃トルクの緩衝実測例を説明する。
ある製鉄所の連続鋳造設備において連続鋳造スラブの溶
断設備に設けられたテーブルローラー駆動用にフック形
自在軸継手が使用されていた。
自在軸継手は回転方向の捩り剛性が非常に大きいので第
6図aのように大きなピークトルクが発生し、十字ピン
のベアリングの破損が6ケ月に2〜3回発生していた。
自在軸継手のサイズを大きくすることにより破損を防止
しようとしたが、ピークトルクは更に大きくなり、減速
機等の他の駆動系の部品が損傷し、トラブルは解決しな
かった。
そこで、この考案の緩衝軸継手をローラー軸に設置し、
上記フック形自在軸継手に連結して使用したところ、第
6図すのように、ピークトルクは、はぼ半減しすべての
トラブルは完全に解決した。
このように、重衝撃が作用する自在軸継手の場合、自在
軸継手のサイズを大きくして破損を防止しようとすると
、逆に悪い結果を生じる場合が多い。
このような場合には、この考案の緩衝軸継手が最も大き
な効果を発揮する。
なお、上記実施例では、6個のコイルばねを介してトル
クを伝達していたが、コイルばねの個数はこれに限定さ
れるものではない。
第5図はこの考案の緩衝軸継手の他の例を示すもので、
第1バブ32、ばね受座35、コイルばね36等は、前
記実施例のものと全く同じである。
しかしながら、第2バブ33は前記のものと違って、自
在軸継手のフォーク部34と一体となっている。
このように一体化することにより、緩衝軸継手自体、あ
るいは、緩衝軸継手と自在軸継手との組合せにおいて、
外径あるいは全長を若干小さくすることができ、また、
ボルトにより緩衝軸継手と自在軸継手とを接合したもの
より、接続部の強度はかなり高い。
この考案の緩衝軸継手は上記のように自在軸継手は第2
バブに直接接続されているので、衝撃は大きく緩和され
、衝撃により破損することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の緩衝軸継手の一実施
例を示すもので、それぞれ断面図および一部を破砕した
正面図である。 第3図はこの考案の緩衝軸継手に用いられるばね受座の
斜視図である。 第4図は自在軸継手が組み合わされた緩衝軸継手の平面
図である。 第5図はこの考案の緩衝軸継手の他の実施例を示す断面
図である。 第6図aおよびbはそれぞれフック形自在軸継手に作用
するトルクの例を示す線図で、aは従来例を示しており
、フック形自在軸継手のみの場合、およびbはフック形
自在軸継手を含むこの考案の緩衝軸継手の場合を示して
いる。 3・・・・・・自在軸継手、5・・・・・・第1バブ、
7・・・・・・環状フランジ、9・・・・・・突起、1
0・・・・・・突起円弧面、11・・・・・・長溝、1
1′・・・・・・長溝円弧面、15・・・・・・第2バ
ブ、17・・・・・・切欠きフランジ、18・・・・・
・切欠き、19・・・・・・長穴、20・・・・・・長
穴円周面、25・・・・・・ばね受座、26,27・・
・・・・半円筒面、30・・・・・・コイルばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円周方向に一定の間隔をおいて内径方向に突出し、側面
    を円弧面10に形成した複数の突起9を有するとともに
    、奥部の突起9と突起9との間に相当する位置に設けら
    れた長溝11を有する環状フランジ7を備えた第1バブ
    5と、 前記環状フランジ7の突起9に相当する部分を切り欠き
    、切欠き18間に長穴19を設け、環状フランジ7の環
    状空間8に内挿される切欠きフランジ17を備えた第2
    バブ15と、 前記切欠きフランジ17の長穴19のそれぞれに相対す
    るようにして一対づつ挿入され、前記環状フランジ7の
    突起9の円弧面10に当接する半円筒面26と環状フラ
    ンジ7の長溝11の円周面11′および切欠きフランジ
    17の長穴19の円周面20に当接する半円筒面27と
    を有するばね受座25と、 対をなすばね受座25に介装されるコイルばね30とか
    らなり、 前記ばね受座25が環状フランジ7とこれに内挿された
    切欠きフランジ17とが形成する空間内に滑動する程度
    のはめ合いで収納されたことおよび前記第2バブ15に
    自在軸継手3が連結されたことを特徴とする緩衝軸継手
JP13867780U 1980-10-01 1980-10-01 緩衝軸継手 Expired JPS6020831Y2 (ja)

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JP13867780U JPS6020831Y2 (ja) 1980-10-01 1980-10-01 緩衝軸継手

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JPS5690512U JPS5690512U (ja) 1981-07-20
JPS6020831Y2 true JPS6020831Y2 (ja) 1985-06-21

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JP13867780U Expired JPS6020831Y2 (ja) 1980-10-01 1980-10-01 緩衝軸継手

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