JPH0649902U - ダイヤルゲージ - Google Patents

ダイヤルゲージ

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JPH0649902U
JPH0649902U JP8813192U JP8813192U JPH0649902U JP H0649902 U JPH0649902 U JP H0649902U JP 8813192 U JP8813192 U JP 8813192U JP 8813192 U JP8813192 U JP 8813192U JP H0649902 U JPH0649902 U JP H0649902U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
dial gauge
spindle
main plate
rack
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Pending
Application number
JP8813192U
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English (en)
Inventor
知峰 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
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Publication date
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 側部にラック115が設けられたスピンドル
114を摺動自在に支持するフレーム112と、前記ス
ピンドル114のラック115に噛合するピニオン12
0を有し、前記フレーム112に嵌合される地板134
と、を含むダイヤルゲージにおいて、地板134及びフ
レーム112の位置関係が適正な状態で両者を位置決め
する嵌合凸部150及び嵌合凹部152が設けられたこ
とを特徴とするダイヤルゲージ。 【効果】 位置決め手段である嵌合凸部150及び嵌合
凹部152を設けたので、特に高度な技能を要求するこ
となくフレーム112と地板134の適正な位置関係を
得ることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はダイヤルゲージ、特にその地板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
直線的変位量を機械的に拡大して、回転する指針の目盛指示値により長さ測定 を行うダイヤルゲージは、特に小型・軽量な長さ測定器として広く用いられてい る。 図4にはこのようなダイヤルゲージの内部構造を裏面より見た状態が示されて いる。 同図において、ダイヤルゲージ10はフレーム12と、該フレーム12に対し 摺動移動可能なスピンドル14と、を含む。 そして、スピンドル14はコイルバネ16により図中下方に付勢されている。 また、スピンドル14の側方には案内ピン18が突出しており、フレーム12に 対しスピンドル14が回転しないように支持している。 そして、スピンドル14の上下動はピニオン20、ギア22,24を介して指 針を回転させ、スピンドル14の変位量に応じた目盛を指示する。
【0003】 なお、ギア26はギア24に噛合すると共にゼンマイバネにより付勢され、前 記各ギア間のバックラッシによる誤差発生を防止している。 このような、一般的なダイヤルゲージの構造は図5により詳細に示されている 。 同図に示すように、スピンドル14には、その側面にラック15が設けられ、 該ラック15とピニオン20が噛合している。従ってスピンドル14の摺動移動 は、ラック15,ピニオン20、ギア22を介してギア24を回転させる。また 、ギア24には指針28が設置され、該指針28はフレーム12の前面に設けら れた目盛板30の所定の目盛をさす。 一方、ギア26にはゼンマイバネ32が接続され、図中ギア26を反時計回り 方向に付勢している。 したがって、ゼンマイバネ32の付勢力は、指針28を時計回り方向に付勢す る。
【0004】 そして、測定値にスピンドル14をフレーム12に対し相対移動させることに より、コイルバネ16の付勢力に抗して指針28が回転し、所定の目盛を指すも のである。 ところで、一般にフレーム12にはスピンドル14が摺動自在に支持されるが 、一方ピニオン20、ギア22,24,26などは円盤状の地板34に支持され 、地板34をフレーム12にはめ込む際にラック15とピニオン20の適正な噛 合を行うものである。 図6及び図7にはダイヤルゲージ10の組立て状態が示されている。 同図に示すように地板34には、ピニオン20、ギア22,26を地板34と 共に挟持するギア支持部材36と、ギア24を地板34と共に挟持するギア支持 部材38とが設けられている。 この状態で、図6に示すようにピニオン20がスピンドル14のラック15に 噛合するように斜めに挿入し、図7に示す状態とするのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ラック15とピニオン20の噛合状態は極めて微妙に調整されなけ れば、スピンドル14の直線運動を高精度且つ円滑にピニオン20、ギア22〜 26の回転運動に変化させることが困難である。 また、ゼンマイバネ32を適度に巻いた状態でピニオン20とラック15を噛 合し、適切な付勢を行わなければ、バックラッシの影響により指針28による目 盛指示が不適切となってしまう。 従来においてこれらの作業を行うために、ゼンマイバネ32を適度に巻いた状 態でギア22〜26のいずれかを指で押え、フレーム12に地板34をはめ込む 際に両者の微妙な位置関係の調整がスピンドル14を動かしながら手の感覚で行 われていた。
【0006】 このため、ダイヤルゲージ10の製造にあたっては職人芸的な高度な技能が要 求され、生産性が悪くしかも製造の自動化が妨げられていたのである。 本考案は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は製造が容 易でしかも適切な組立て状態を得ることのできるダイヤルゲージを提供すること にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案にかかるダイヤルゲージは、地板とフレー ムの位置関係が適正な状態で両者が相対的に位置決めされる位置決め手段を設け たことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案にかかるダイヤルゲージは、前述したように位置決め手段を有している ので、フレームへ地板を固定する際に、両者の位置関係は適正な状態であること が容易に認識され、しかもその位置で位置決められるので、例えばネジ止めなど により容易かつ適正な位置関係で両者を固定することが可能となる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の好適な実施例を説明する。 図1には本考案の一実施例にかかるダイヤルゲージの分解図が示されており、 前記図4と対応する部分には符号100を加えて示し説明を省略する。なお、図 1はダイヤルゲージの表面側(図4の反対面側)からみた状態である。 本考案において特徴的なことは位置決め手段を設けたことであり、このために 本実施例においては地板134の図中裏面側の上下に嵌合凸部150a,150 bが押し出し形成されている。
【0010】 一方、フレーム112の上下位置には、地板134とフレーム112が適正位 置関係となった状態で前記嵌合凸部150a,150bと対応する位置に、嵌合 凹部152a,152bが設けられている。 したがって、地板134に設けられたピニオン120とスピンドル114に設 けられたラック115は、前記嵌合凸部150及び嵌合凹部152をはめ合わせ ることにより、常に適正な噛合関係を得ることが可能となる。 そして、前記嵌合凸部150及び嵌合凹部152をはめ合わせた状態で、地板 134をネジ154a,154b…154dによりフレーム112に固定するこ とで、両者は極めて適正な位置関係で固定されることとなる。 また、本実施例において地板134に設けられたギア122と隣接して開孔1 56が形成されている。
【0011】 そして、この開孔156には硬質ゴムなどからなる付勢一時固定手段を差し込 むことができ、ギア122の回転を固定することが可能である。 この状態は図2に示す断面図により詳細に示されている。 同図より明らかなように、地板134にはその開孔156を介して円柱状弾性 部材158が挿入されている。 そして、該弾性部材158の先端はギア122の側面を押圧し、該ギア122 の回転を止めるものである。 このため、予めゼンマイバネ132を適度に巻いた状態で、開孔156に弾性 部材158を押入すれば、従来のように指などによりギアを押えることなく組立 てが可能となる。 そして、フレーム112を地板134に組付けた後、前記弾性部材158を抜 き取ればよい。
【0012】 以上のように本実施例に係るダイヤルゲージによれば、位置決め手段を設けた ので、高度な技能を必要とせずにフレーム112と地板134の適正な位置関係 を得ることが出来る。 また、付勢一時固定手段を設けたことにより、指などによるギア止めを行うこ となくゼンマイバネ132の適正な巻取状態で組立てを行うことが できる。 したがって、加工コストが安価となり、また高精度のダイヤルゲージが作製可 能となるとともに、従来極めて困難であったダイヤルゲージの自動組立ての途を も開くものである。 なお、図3に示すように地板134のギア軸160支持位置に、地板の押出し によりホゾ孔162を形成し、該ホゾ孔162を油ダマリとして利用することが 好適である。 すなわち、従来地板のギア軸支持部分には、ブッシュを打込み、該ブッシュに 油ダメ用のテーパー孔を設けていたが、図3に示すように地板の軸受け部分に油 ダマリをプレスで窪ませて設けることにより、特にブッシュなどを要求すること なく極めて作動状態の良いダイヤルゲージを得ることができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にかかるダイヤルゲージによれば、位置決め手段を 設けたので、特に高度な技能を要求することなくフレームと地板の適正な位置関 係を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るダイヤルゲージの分解
図である。
【図2】第1図に示したダイヤルゲージの部分断面図で
ある。
【図3】本考案の他の実施例の説明図である。
【図4】一般的なダイヤルゲージの構造説明図である。
【図5】ダイヤルゲージの詳細構造の説明図である。
【図6】,
【図7】一般的なダイヤルゲージの組立て状態の説明図
である。
【符号の説明】
10,110 … ダイヤルゲージ 12,112 … フレーム 14,114 … スピンドル 15,115 … ラック 20,120 … ピニオン 22…26,26…126 … ギア 32,132 … ゼンマイバネ 34,134 … 地板 150 … 嵌合凸部(位置決め手段) 152 … 嵌合凹部(位置決め手段) 156 … 開孔(付勢一時固定手段) 158 … 円柱状弾性部材(付勢一時固定手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部にラックが設けられたスピンドルを
    摺動自在に支持するフレームと、 前記スピンドルのラックに噛合するギアを有し、前記フ
    レームに嵌合される地板と、を含むダイヤルゲージにお
    いて、 地板及びフレームの位置関係が適正な状態で両者を位置
    決めする位置決め手段が設けられたことを特徴とするダ
    イヤルゲージ。
JP8813192U 1992-11-30 1992-11-30 ダイヤルゲージ Pending JPH0649902U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8813192U JPH0649902U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 ダイヤルゲージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8813192U JPH0649902U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 ダイヤルゲージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0649902U true JPH0649902U (ja) 1994-07-08

Family

ID=13934375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8813192U Pending JPH0649902U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 ダイヤルゲージ

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JP (1) JPH0649902U (ja)

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