JPH0649831U - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH0649831U
JPH0649831U JP9021692U JP9021692U JPH0649831U JP H0649831 U JPH0649831 U JP H0649831U JP 9021692 U JP9021692 U JP 9021692U JP 9021692 U JP9021692 U JP 9021692U JP H0649831 U JPH0649831 U JP H0649831U
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magnetic
armature
rotor
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Inventor
博明 中村
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神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ＯＡ機器などに使用される電磁クラッチを更
に一段と小形化する。 【構成】 納入された電磁クラッチ組立体２１の取付穴
２２に、使用者側で準備された被動軸２３を挿入するの
が通常になっている被動軸２３を、磁性材料で製作し、
挿入された被動軸２３が磁気回路Φの一部を担う構造で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案は一般に電磁クラッチに関し、特に性能を低下することなく小形化可 能にされた電磁クラッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図３は、従来の小形の電磁クラッチの半体断面正面図を示し、図中の符号１は コイル２を内蔵したステータであり、固定アーム３により回転不能に係止され、 ４はライニング５が固定されたロータでありすべり軸受としての鉄系メタル６と 共に磁性体の回転体７の外周に外嵌、圧入され固着されている。８は外周に歯車 ９が装着されたハブで、通常はプラスチック成型又は焼結合金を使用して筒形に 焼結成型され、前記回転体７に対し直接回転摺動可能に設けられている。 扇子の外側部に似た弧状の複数個の復帰用板ばね１０が、円周方向に等分に配 置され、その一端部である頭部がアーマチュア１１の切欠き部１１ａに位置する 止めねじ１２に固定され、他端部は図示しないリベットなどによりアーマチュア １１に固定され、通電により、図示のようにロータ４に吸着されたアーマチュア １１をハブ８側へ復帰させる。 １７はスペーサ、１３と１４は回転体７の図で軸方向の左、右両端近くに配置 された止め輪で、ボルト１５は回転体７を被動軸１６に固定している。 このような構成で、コイル２に通電すると、図に点線で示す磁気回路Φが形成 されて、アーマチュア１１がロータ４側に吸着され、歯車９に伝動されたトルク は、ハブ８、板ばね１０、アーマチュア１１、ロータ４及び回転体７を介して被 動軸１６へ伝動される。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
ＯＡ機器のコンパクト化に伴い電磁クラッチの小形化と高性能が要求されるよ うになるが、機能上中央部には被動軸などを取付けるための軸穴を備えていて、 クラッチを小形化するほどクラッチ全体に対する軸穴の占める容積の比率が大に なり磁路構成部の許容スペースが圧迫されることになる。 しかしながら、従来の電磁クラッチでは、回転体７が磁気回路の一部を構成し ていたため、軸受としての鉄系メタル６を除去することは可能であるとしても、 回転体７は磁気回路の一部として不可欠のため小形化もある限度以上はできない という問題があり解決が要望されていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案では、小形化と性能とを一層高めるためには被動軸取付け用の穴を磁気 回路の一部として有効に利用することとし、電磁クラッチの使用者側で準備する のが常態になっている被動軸を、磁性材料で成形することにより上記の課題を解 決した。
【０００５】
【作用】
従来の磁性体の回転体７が果していた磁気回路の役目を、磁性材料製の被動軸 が代わって担うように作用し小形化を可能にする。
【０００６】
【実施例】
図１は、本考案による電磁クラッチの一実施例を半体断面正面図として示し、 図２は図１のＡ矢視側面図であるが、電磁クラッチ組立体２１の被動軸取付穴２ ２には、通常使用者側で準備することになっている被動軸を、磁性材料、例えば 、ＳＵＳ４１６などのマルテンサイト系ステンレス鋼又はＳＵＭ２２の硫黄及び 硫黄複合快削鋼などの構造用合金鋼を使用した被動軸２３が嵌入されて、止め輪 ２４と２５とで軸方向の前，後端が止められ、コイル２６を内蔵するステータ２ ７は固定アーム２８により回転不能に係止され、ライニング２９が軸に直角に固 定されたロータ３０は、符号３１としてに示されたＤカット部を有する被動軸２ ３に固定される。一方、外周に歯車３２が装着されたハブ３３はプラスチック成 型又は焼結合金を使用して焼結成型され、被動軸２３に対し回転摺動し、このハ ブ３３と前記のロータ３０との間にアーマチュア３４が位置され、図示しない復 帰用板ばねによりハブ２３に接続されているが、その接続方法は図３の場合と全 く同様であるので説明を省略する。 ステータ２７のコイル２６に通電されると、図に点線で示す磁気回路Φが磁性 材料製の被動軸２３を通過して形成され、図の場合のようにアーマチュア３４を ロータ３０に吸着するのでクラッチの性能が保持される。
【０００７】
【考案の効果】
被動軸を磁性のマルテンサイト系ステンレス鋼又は硫黄及び硫黄複合快削鋼な どの構造用鋼で成形し被動軸に外嵌するだけで、従来は不可欠とされていた回転 体を省略して製作できるので、格段に小形化が可能となり、しかも性能をそのま ま維持できる可能なコンパクトな電磁クラッチが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案による電磁クラッチの一実施例の半体断
面正面図である。
【図２】図１の矢視側面図である。
【図３】従来の電磁クラッチの半体断面正面図である。
【符号の説明】
２１ 電磁クラッチ組立体 ２２ 被動軸取付穴 ２３ 被動軸 Ｘ−Ｘ 中心軸線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 中心軸線に沿い被動軸などを取付けるた
    めの取付穴が明けられた電磁クラッチにおいて、前記取
    付穴に磁性材料製の被動軸が嵌入され取付けられている
    ことを特徴とする電磁クラッチ。
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JPH0649831U true JPH0649831U (ja) 1994-07-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010174944A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Gkn Driveline Japan Ltd 動力伝達装置

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JPS61116238U (ja) * 1984-12-29 1986-07-22
JP3029730U (ja) * 1995-09-22 1996-10-11 オムニグロー化学発光体株式会社 発光式玩具

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CN1089696A (zh) 1994-07-20
JP2606180Y2 (ja) 2000-09-25
CN1041124C (zh) 1998-12-09

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