JPH0649385U - 魚類収納袋 - Google Patents

魚類収納袋

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Publication number
JPH0649385U
JPH0649385U JP9081992U JP9081992U JPH0649385U JP H0649385 U JPH0649385 U JP H0649385U JP 9081992 U JP9081992 U JP 9081992U JP 9081992 U JP9081992 U JP 9081992U JP H0649385 U JPH0649385 U JP H0649385U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
fish
opening
water
pieces
Prior art date
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Pending
Application number
JP9081992U
Other languages
English (en)
Inventor
卓 大西
仁一 冨士谷
Original Assignee
卓 大西
仁一 冨士谷
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Filing date
Publication date
Application filed by 卓 大西, 仁一 冨士谷 filed Critical 卓 大西
Priority to JP9081992U priority Critical patent/JPH0649385U/ja
Publication of JPH0649385U publication Critical patent/JPH0649385U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 魚類を水と共に収納して携帯、搬送する際
に、収納水の水頭圧で自力で袋の開口を閉鎖出来る機能
を付備させること並びに長期にわたり魚類を酸欠死より
防止出来る魚類収納袋を提供すること。 【構成】 袋片1、1の開口12内面に一対の内ポケッ
ト15、15を対設して収納水がこの内ポケット15、
15内に取り込まれた際、対向する(開口を塞ぐ)方向
に膨張変形させて爾後水頭圧による開口閉鎖を実現する
構成並びに袋片1の素材として通気性テフロンを用いて
酸欠を防止する構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は観賞、食用等の魚類を水と共に収納して携帯したり搬送したりする可 撓性の魚類収納袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
夜店で掬った金魚、ペットショップで購入した観賞魚、釣場で収穫した魚類を 手軽に携帯、搬送する袋としては良く知られているようにPVC,ポリオレフィ ン製の可撓性袋があり、開口より魚類を水と共に袋内に収納した後、紐やヒート シーラで開口を封止するタイプのものが典型である。
【0003】 この周知例に於ては開口の封止を必須とすること並びに一度ヒートシール部を 開放した後は再使用せず使い捨てと言う点に於て、手間を要すること及び材料の 無駄と言う問題が残る。
【0004】 更に従来のものは、PVC,ポリオレフィンの非通気性のために魚類及び水を 収容した後、酸素を水中に吹き込んで魚類が酸欠とならない配慮が不可欠となる 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、ヒートシールや紐による開口の封鎖の必要のない魚類収納袋 を提供するにある。
【0006】 本考案の別の課題は、酸素の封入が全く必要がなく長期(一例としてほぼ1ヶ 月)にわたって魚類の酸欠死のない魚類収納袋を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
上記の前掲目的を達成するための本考案の手段を添付図面を採って説明すると 、使用前の下端及び左右端を夫々封鎖11し使用前の上端を開口12した可撓性 のあるプラスチックフイルムもしくはシート製の2枚の袋片1、1よりなる袋本 体10に於て、上記開口12を含む直下の袋片1、1の夫々内面に上端閉鎖13 、13下端開口14、14の内ポケット15、15を対設した構成にある。
【0007】 また、後掲目的を達成する手段は、各袋片1を通気性テフロンフイルムより構 成した点にある。
【作用】
本考案は上記構成のため、魚類Fを水Wと共に袋本体10内に収納した後、天 地を逆にすると、水Wは内ポケット15、15の開口14、14から当該ポケッ ト15、15内に侵入してこれを対向方向を含む全方位方向に膨張変形させる。
【0008】 このうち対向方向に膨張変形したものは水頭圧によって圧接関係に維持するの で開口12は閉鎖された状態となる(図4参照)。
【0009】 袋内の水量が少なくて頭初の水頭圧が低いと思われる場合は袋の頂部を手によ って下方に押しつけることにより初期の閉鎖が可能となり、爾後は収容されてい る水量によってこの閉鎖が維持出来る。
【0010】 袋片1の膨張変形を容易にするためにはなるべく薄手(25〜50μm)のも のがよいが、内容量が大きい場合は厚手50μm以上のものを用いることも出来 る。
【0011】 袋片1の材質として通常のPVC、ポリオレフィンフイルムもしくはシートを 使う場合は非通気性(非呼吸性)のため従来通り酸素の吹き込みを必要とするが 、以下に述べる特殊な通気性テフロンフイルムを用いる時は酸素吹き込みは不要 である。
【0012】 このテフロンフイルムはダイキン工業(株)製の商標(品)名「ネオフロンP FA」で入手可能なもので、フイルムの全面にわたって超微細な通孔が形成され ていて大気圧下で呼吸をするテフロンフイルムである。従ってこれを用いれば袋 内の魚類が長期にわたっても酸欠死せずに済む。
【0013】 本考案袋は上記したように収納水それ自体による開口12の閉鎖能があるため 袋を単に携帯、搬送の目的に限らず一種の飼育袋としての役目も果たす。
【0014】 また、収納物を排出した後は、再使用に供せられることは明らかである。
【0015】
【実施例】
図1は本考案袋の収納前の正面図、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3は 図1のB−B線拡大断面図、図4は袋本体の天地を逆転させた場合の収納水によ る開口閉鎖状態を示す図2同様図、図5は収納後の全体斜視図を夫々示す。
【0016】 図に於ける袋片1は商品名「テフロンPFA」(ダイキン工業株式会社製)の 厚み30μmの通気性テフロンフイルム製のもので袋片1、1は1枚の袋片を上 端にて折返して形成されており、左右端は下述の折返し片16の両端ともどもヒ ートシールによって封止11、11してある。
【0017】 開口12を含む直下の袋片1、1の内面の内ポケット15、15は上記1枚の 袋片を上端に於て内側に折返して二重にした折返し片16の左右両端を前記ヒー トシール11、11すると共に内ポケット15、15の下端開口14、14の実 質的寸法を決定するための別のヒートシール17、18がかけられる。
【0018】 この構成によって袋本体10を図1の状態から天地逆にした時、収納水は内ポ ケット15、15の開口14、14に集中的に侵入するが折返しポケット16の 折返縁による閉鎖12、12のため内ポケット15、15からは漏水しない。内 ポケット15、15の開口範囲は収納水量に応じて適宜定めるものとする。
【0019】 使用に際しては図1の状態から袋本体10を天地逆にして内ポケット15、1 5の開口14、14より魚類F及び水Wを袋内に収納して袋本体10の上縁、即 ち使用前の下端を手で把持しながら携帯する。この時前述の如く開口12は内ポ ケット15、15の膨張変形に依拠する圧接関係によって閉鎖されるので封鎖用 の紐やヒートシールは不要である。
【0020】 この実施例によるテフロンPFA製の袋本体1の場合、酸素供給なしでも約1 ヶ月間にわたる魚類の生存保管が確認された。
【0021】 使用後は内容物を排出し再使用にも供せられるのはもちろん魚類の飼育袋とし ても併用出来るのである。
【0022】 以上の実施例は1枚の袋片を2つ折りにして袋片1、1としたが、2枚の別個 の袋片1、1を重ねて左右及び下端をヒートシールしたものも用いられる。
【0023】 内ポケット15の折返し片16に代わって別個の片を用いて一端をヒートシー ルして内ポケット15を構成してもよいことは明らかである。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した所から理解されたように、本考案によれば開口の内側に対設した 内ポケット内に水を取り込むことによってこれを対向方向に膨張変形させ爾後水 頭圧によって圧接関係として開口を閉鎖するようにしたので、開口を閉鎖するた めのヒートシール、紐その他の付加手段が不要となり手間を要さない。また再使 用可能であるので材料の無駄がない。
【0025】 更に通気性のテフロン材にて袋を構成することによって酸素吹込みを要さずと も長期間にわたり魚類を酸欠死より防止出来る。
【0026】 以上によって本考案は観賞、食用その他展示用の魚類の収納袋としての実用的 効果は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案袋の収納前の正面図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【図3】図1のB−B線拡大断面図。
【図4】収納水による開口閉鎖状態を示す図2同様図。
【図5】収納後の全体斜視図。
【符号の説明】
1 袋片 10 袋本体 11 封鎖 12 開口 13 上端閉鎖 14 下端開口 15 内ポケット F 魚類 W 水

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚類を水と共に収納して携帯、搬送する
    袋であって、使用前の下端及び左右端を夫々封鎖(1
    1)し使用前の上端を開口(12)した可撓性のあるプ
    ラスチックフイルムもしくはシート製の2枚の袋片
    (1)、(1)よりなる袋本体(10)に於て、上記開
    口(12)を含む直下の袋片(1)、(1)の夫々内面
    に上端閉鎖(13)、(13)下端開口(14)、(1
    4)の内ポケット(15)、(15)を対設して成り、
    魚類(F)を水(W)と共に袋本体(10)内に収納し
    た後、天地を逆とした際、水(W)をして上記内ポケッ
    ト(15)、(15)内に取り込み該内ポケット(1
    5)、(15)を対向方向に膨張変形させて両者を水頭
    圧によって圧接関係として前記開口(12)を閉鎖する
    如くなした魚類収納袋。
  2. 【請求項2】 各袋片(1)が通気性テフロンフイルム
    よりなる請求項1記載の魚類収納袋。
JP9081992U 1992-12-11 1992-12-11 魚類収納袋 Pending JPH0649385U (ja)

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JP9081992U JPH0649385U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 魚類収納袋

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JP9081992U JPH0649385U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 魚類収納袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0649385U true JPH0649385U (ja) 1994-07-05

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ID=14009208

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JP9081992U Pending JPH0649385U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 魚類収納袋

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011509224A (ja) * 2008-01-09 2011-03-24 ポップパック エルエルシー 粘着性閉鎖弁及びロッキング気泡を備えた注ぎチャネル

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