JPH0649314U - 食品包装容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品を包装した食品包装容器を縦列にして安
定して展示販売棚に陳列できる食品包装容器を提供す
る。 【構成】 内部におにぎり８を収容し、その表面にラッ
プ７を張り渡す細長の容器本体１の底面短辺側底周側隅
部４を底面から６０°以内の角度で斜めに整形した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、おにぎり・サンドイッチ・いなり・おかず等の食品を収容し、展示 販売するための食品包装容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種の食品包装容器は箱状の形状を有し、容器の側壁面は底面から直 角又は直角に近い角度で立ち上っていた。 近年、展示空間の有効利用のため食品包装容器を縦にして後方に倒しぎみにし て、後列のものも上部の一部が見えるように多数個陳列している。この場合の陳 列を従来の食品包装容器で並べると、食品包装容器は底面周縁でのみで接地し、 接地面積が少なく不安定となり、倒れてしまうことが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする課題は、従来のこの問題点を解消し、縦列陳列を安 定してできる食品包装容器を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

かかる課題を解決した本考案の要旨は、内部に食品を収容し、その表面にラッ プを張りわたす細長の包装容器の底面短辺側底周側隅部を底面から６０°以内の 角度で斜めに整形したことを特徴とする食品包装容器にある。

【０００５】

【作用】

本考案の食品包装容器を縦にして後方に倒しても、展示面とは容器底面の短辺 側底周側隅部が接地して、この隅部の面積で接地するので比較的に安定してこの 状態を保持でき、楽に縦列に後方に倒しぎみに陳列できる。

【０００６】

【実施例】 以下、本考案の実施例を図１〜３の図面に基いて説明する。 図１は本実施例の平面図、図２は同正面図、図３は実施例の陳列状態を示す説 明図である。

【０００７】 本実施例は、おにぎりを２個収容する長さ２１０ミリ、巾１００ミリ、高さ３ ０ミリの直方体状の食品包装容器で、側面は底面に対し７０°で立ち上っている が、底面の短辺側底周側隅部は３０°で傾いた巾１０ミリの傾斜面となっている 。

【０００８】 図中、１は容器本体、２は同容器本体の底面、３は同容器本体の短辺側の側面 、４は短辺側底周側隅部、５は容器本体１のおにぎり収容空間、６は容器本体１ のおかず入れ収容空間、７はラップ、８はおにぎり、９は陳列棚面である。 この実施例では、図３に示すように、容器本体１を縦にして陳列棚面９に対し て３０°傾いた状態で前後方向に列べる。容器本体１はその底面の短辺側底周側 隅部４で陳列棚面９と接地し、１０ミリの巾を有すので、滑りもなく安定した状 態を保持できる。しかも、３０°傾いているので、容器本体１の上部は重ならず 、ラップ７を介しておにぎり８の一部を見ることができる。よって、本実施例の 食品包装容器を使うと、多数の食品包装容器を安定して陳列できるとともに、後 方のものでもその一部を見せることができる。

【０００９】

【考案の効果】

以上の様に、本考案によれば、縦にして後方に倒して陳列しても、底面の短辺 側底周側隅部で安定して接地させることができ、縦列後方倒し陳列を容易にでき るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の平面図である。

【図２】実施例の正面図である。

【図３】実施例の陳列状態を示す説明図である。

【符号の説明】 １ 容器本体 ２ 底面 ３ 側面 ４ 短辺側底周側隅部 ５ おにぎり収容空間 ６ おかず入れ収容空間 ７ ラップ ８ おにぎり ９ 陳列棚面

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部に食品を収容し、その表面にラップ
   を張りわたす細長の包装容器の底面短辺側底周側隅部を
   底面から６０°以内の角度で斜めに整形したことを特徴
   とする食品包装容器。