JPH0649158B2 - 底排型遠心分離機 - Google Patents

底排型遠心分離機

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JPH0649158B2
JPH0649158B2 JP8482486A JP8482486A JPH0649158B2 JP H0649158 B2 JPH0649158 B2 JP H0649158B2 JP 8482486 A JP8482486 A JP 8482486A JP 8482486 A JP8482486 A JP 8482486A JP H0649158 B2 JPH0649158 B2 JP H0649158B2
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JP
Japan
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chute
strip
basket
centrifuge
plates
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JP8482486A
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JPS62241568A (ja
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健二 井川
譲 谷井
力 見上
種吉 新野
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Shionogi and Co Ltd
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Shionogi and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は底排型遠心分離機、とりわけ連続操作あるいは
シークエンス制御回分操作に適する底排型遠心分離機に
係る。
[従来技術および未解決の問題点] 底排型遠心分離機を連続操作あるいはシークエンス制御
回分操作で運転する場合、バスケツト内周面で脱液され
た結晶精製物は、適時スクレイパーなどでかき落とさ
れ、シュートを通じて、該シュートの下に待機している
受器あるいはコンベア内に収容される。
底排型遠心分離機においては、その円筒状バスケツトが
通常吊り下げ型であり、回転軸下端のボスに植設された
スポークにより該回転軸の支持されているので、バスケ
ツトの高速回転はスポーク部分の高速回転を意味する。
高速回転して空気流を切るスポークはシュート内を循環
する複雑な空気流を生じさせ、この空気流はシュート直
下に配置された受器あるいはコンベア内の結晶精製物に
まで及び渦気流となつて粉塵飛散あるいは薬液の揮散が
生じ、場合によつては、結晶精製物が吹き飛ばされると
いう問題があつた。
この問題点に対する対処法として、1)シュートの下端
開口を細く絞る、2)シュートの下端開口に開閉自在の
ダンパーを設けるといつた提案がなされている。しかし
下端開口を細く絞りすぎた場合シュート内に負圧を生じ
て受器あるいはコンベア内の結晶精製物を吸い込んでし
まうという不都合がある。一方、ダンパーを設けたもの
においては、その適切な開閉のためには精密な自動制御
が必要となり、装置が全体として複雑となり、またダン
パー自体の清掃などが厄介になるという問題がのこされ
る。
そこで、これまで円筒状バスケツトを支持しているスポ
ークの断面形状に工夫を加えて複雑な空気流の発生を低
減して上記の問題を解決するという提案がなされている
(たとえば、実公昭57−48510号および特開昭6
1−38648号公報参照)。
これらの提案では、スポーク(前記公報ではアームと称
している)の断面形状の回転方向側の面を円弧状に形成
したり、断面形状を全体としてほぼ菱形に形成している
が、かえつて下向きの気流を増大させる場合があり、ま
た回転部分に掻き取りや清掃の困難な不規則面を持たせ
ることとなり、必ずしも最良の結果が得られるものでな
かつた。
[問題点を解決する手段] 本発明によれば、鉛直軸を中心に回転駆動され、底面に
排出口を有する円筒状バスケツト、該バスケツトと同心
でかつこれを包囲する形状の非回転のハウジング、およ
び該ハウジングより垂下連設されたシュートを主な構成
要素として含む底排型遠心分離機において、該シュート
空間内整流板として、該シュート内径全体に拡がりかつ
鉛直面に沿つた、少なくとも1対(2枚)の帯状板を、
上下に該板の幅より充分大きい間隔を置いて取り付けた
ことを特徴とする底排型遠心分離機が提供される。
この整流板は、単一対でも効果が認められるが、複数
対、通常2対から4対の帯状板を該シュートの中心で交
叉するように取り付けられる。
この帯状板は、通常ステンレス、チタン、アルミニウム
などの耐食性金属の1mm厚ていどの板で作られ、その
幅、両者の間隔などは、シュートの大きさバスケツトの
回転数などにもよるが、通常、帯状板の幅は5cm、間隔
は10cm程であつてよい。さらに該1対(2枚)の、帯
状板のおのおのは両端部で該板の幅より大きい間隔を置
いて、たとえば、より幅細の帯状板により一体に連結さ
れ、ほぼ額縁状の整流板を形成していることが、製作上
便利である。こうして整流板を窓を有する額縁とした場
合、窓の大きさは、普通整流板全面積の1/3〜2/3
程度であつてよい。
[作用] 上記整流板を設けたことにより、バスケツトの回転中、
シュート下方に向かう渦気流の発生は大幅に低減され
る。低減の機構は完全には解明されていないが、窓のな
い整流板では渦気流は消滅するが、上下方向の気流が新
たに発生し効果が少ないところから、窓を通じる気流の
側路が大きな役割をになつているものと推定される。さ
らに整流板は、シュートを構成する板とは直交している
ので、シュートの機械的強度を補強する部材としても役
立ち、シュートをより軽量かつ安価なものとすることも
できる。
[実施例] 第1図は、本発明を実施した底排型遠心分離機の1例の
略断面図であつて,ハウジング10、バスケツト20お
よびシュート16を主な部材として構成された在来型の
底排型遠心分離機において、シュート16内に鉛直面に
沿つた一対の帯状板30を上下に間隔を置いて取り付け
整流板32としたものである。ここでは該帯状板30が
一体に連結されてほぼ額縁状の該帯状板32を形成して
おり、かつシュート16中心で十字状に交叉している。
図面中、22はバスケツト20の側壁に設けた透孔、2
6はバスケツト20を回転軸24下端のボス28によつ
て支持するためのスポークで、通常3〜4本がボス28
から放射状に延びており、その間の扇形空間が掻き取ら
れた結晶精製物の落下通路となつている。スポーク26
の断面形状は如何なるものであつてもよいが、少なくと
もその上面が平らであることが掻き取り操作のために好
都合である。
遠心機の動作中、その動作を妨げないようにハウジング
10上面の投入口12を通じる供給装置(図示省略)は
バスケツト20の側壁に向けて含液原料を供給して、通
常の分離操作が行なわれ(濾材その他は図示省略)、結
晶精製物はバスケツト20の側壁に堆積し、液は排液口
14を通じて排出される。分離操作の終了後、バスケツ
ト20が低速回転に移り、図示を省略した掻き取り装置
により掻き取り操作が行なわれ結晶精製物がシュート1
6を通じて受器40に移される。
以上の説明は、在来の底排型遠心分離機の通常の動作で
あるが、シュート16内に何も無い場合、シュート16
内に複雑な空気流あるいは結晶精製物に達する渦気流が
発生し、ボス28やスポーク26に残存していた結晶精
製物が飛散したり、受器40に収容されていた結晶精製
物の飛散さえ生じる。本実施例に示すようにシュート1
6空間内に帯状板30の対よりなる整流板32を取り付
けると、こうした不都合が、大幅に低減され、あるいは
完全に解消する。
42インチ形の吊下式の底排型遠心分離機(シュート内
径約78cm)に適用した一例の実寸法は、帯状薄板30
の幅が約5cm、間隔が約20cmで、2対をシュート16
の中心で交叉させたものであつた。
第2図は、本発明の帯状板30の対よりなる整流板32
で、そのうち(a)は2枚を交叉させたもの、(b)は
3枚を交叉させて構成したもので、何れもシュート16
内にぴつたり収納される大きさで、シュート16の機械
的強度の補強にためにも役立つものである。
[効果] 上述のように、本発明を実施することにより極めて簡単
な構成で、従来吊下式の底排型遠心分離機について避け
られなかつた粉塵の飛散や薬液の揮散をまねく複雑な空
気流あるいはシュート下方の結晶精製物に達する渦気流
の発生を防止あるいは低減することができその工業的効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した底排型遠心分離機の略断面図
であり、第2図は、本発明の整流板の実施例を示す斜視
図である。 10……ハウジング、12……投入口、 14……排液口、16……シュート、 20……バスケツト、22……透孔、 24……回転軸、26……スポーク、 28……ボス、30……帯状板、 32……整流板、40……受器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直軸を中心に回転駆動され、底面に排出
    口を有する円筒状バスケツト、該バスケツトと同心でか
    つこれを包囲する形状の非回転のハウジング、および該
    ハウジングより垂下連設されたシュートを主な構成要素
    として含む底排型遠心分離機において、該シュート空間
    内整流板として、該シュート内径全体に拡がりかつ鉛直
    面に沿つた、少なくとも1対(2枚)の帯状板を、上下
    に該板の幅より充分大きい間隔を置いて取り付けたこと
    を特徴とする底排型遠心分離機。
  2. 【請求項2】複数対の該帯状板を該シュート中心で交叉
    するように設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の底排型遠心分離機。
  3. 【請求項3】該1対(2枚)の帯状板のおのおのが両端
    部で該板の幅より大きい間隔を置いて一体に連結され、
    ほぼ額縁状の整流板を形成していることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の底排型遠心分離機。
JP8482486A 1986-04-11 1986-04-11 底排型遠心分離機 Expired - Lifetime JPH0649158B2 (ja)

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JP8482486A JPH0649158B2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11 底排型遠心分離機

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JP8482486A JPH0649158B2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11 底排型遠心分離機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62241568A JPS62241568A (ja) 1987-10-22
JPH0649158B2 true JPH0649158B2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=13841500

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JP8482486A Expired - Lifetime JPH0649158B2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11 底排型遠心分離機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01284349A (ja) * 1988-05-10 1989-11-15 Kanebo Ltd 遠心分離機の排出装置
EP1541943B1 (en) * 2003-12-09 2009-06-03 Fujikoki Corporation Gas liquid separator

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JPS62241568A (ja) 1987-10-22

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