JPH0648895B2 - マイクロ波電力受信装置 - Google Patents
マイクロ波電力受信装置Info
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- JPH0648895B2 JPH0648895B2 JP1141827A JP14182789A JPH0648895B2 JP H0648895 B2 JPH0648895 B2 JP H0648895B2 JP 1141827 A JP1141827 A JP 1141827A JP 14182789 A JP14182789 A JP 14182789A JP H0648895 B2 JPH0648895 B2 JP H0648895B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、円偏波により送信されたマイクロ波信号を受
信し、このマイクロ波信号の電力から直流電力を生成す
るためのマイクロ波電力受信装置に関するものである。
信し、このマイクロ波信号の電力から直流電力を生成す
るためのマイクロ波電力受信装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、応答装置を、人が所持しまたは移動物に付設し、
この応答装置に所持する人の適宜な情報または付設され
た移動物の適宜な情報等を記憶させ、定置される質問装
置よりこの応答装置にマイクロ波で質問信号を送信し、
この質問信号を受信復調した応答装置は適宜な応答信号
をマイクロ波で質問装置に送信し、質問装置は受信復調
した復調応答信号を適宜な手段で照合することで、人ま
たは移動物を識別する等のシステムが提案されている。
この応答装置に記憶させる個人情報により、応答装置を
IDカードや運転免許証として機能させることができ
る。また、多品種少量生産を行なう製造工場等におい
て、製造ライン上にある半製品に仕様データを記憶させ
たこの応答装置を付設し、各工程において定置された質
問装置から応答装置に仕様を問い合せ、この仕様に応じ
て作業を行なわせるならば、応答装置を電子的な仕様指
示書として機能させることができる。
この応答装置に所持する人の適宜な情報または付設され
た移動物の適宜な情報等を記憶させ、定置される質問装
置よりこの応答装置にマイクロ波で質問信号を送信し、
この質問信号を受信復調した応答装置は適宜な応答信号
をマイクロ波で質問装置に送信し、質問装置は受信復調
した復調応答信号を適宜な手段で照合することで、人ま
たは移動物を識別する等のシステムが提案されている。
この応答装置に記憶させる個人情報により、応答装置を
IDカードや運転免許証として機能させることができ
る。また、多品種少量生産を行なう製造工場等におい
て、製造ライン上にある半製品に仕様データを記憶させ
たこの応答装置を付設し、各工程において定置された質
問装置から応答装置に仕様を問い合せ、この仕様に応じ
て作業を行なわせるならば、応答装置を電子的な仕様指
示書として機能させることができる。
ここで、応答装置を上述のIDカードや運転免許証およ
び仕様指示書等として機能させる場合に、携帯や移動に
対して商用交流電源から駆動電力を供給することは不便
であり、また内蔵する電池から駆動電力を供給するなら
ば、応答装置の小型軽量化および寿命の点で充分な満足
が得られない。
び仕様指示書等として機能させる場合に、携帯や移動に
対して商用交流電源から駆動電力を供給することは不便
であり、また内蔵する電池から駆動電力を供給するなら
ば、応答装置の小型軽量化および寿命の点で充分な満足
が得られない。
そこで、外部の質問装置から応答装置に向けて送信され
るマイクロ波信号の電力を駆動電源として利用するよう
にした技術が、特開昭56−140486号公報および
特開昭63−54023号公報等に示されている。これ
らで示された従来の通信システムの概要を、第5図のブ
ロック回路図を参照して説明する。
るマイクロ波信号の電力を駆動電源として利用するよう
にした技術が、特開昭56−140486号公報および
特開昭63−54023号公報等に示されている。これ
らで示された従来の通信システムの概要を、第5図のブ
ロック回路図を参照して説明する。
第5図において、質問装置1に、マイクロ波帯の第1の
周波数f1(例えば2440MHz)を発振する第1の
発振回路2と、この第1の周波数f1と僅かに周波数が
異なる第2の周波数f2(例えば2455MHz)を発
振する第2の発振回路3とが設けられる。そして、第1
の発振回路2から出力される第1の周波数f1はアンプ
4で増幅されて無変調のままでアンテナ5から例えば垂
直偏波により第1の周波数f1を搬送波とするエネルギ
波として応答装置6に向けて送信される。また、第2の
発振回路3から出力される第2の周波数f2は、変調回
路7で質問信号により振幅変調され、さらにアンプ8で
増幅されてアンテナ9から水平偏波により第2の周波数
f2を搬送波とする質問信号波として応答装置6に向け
て送信される。そして、質問装置1には、応答装置6か
ら送信される第1の周波数f1の第2高調波2f1を搬
送波とする応答信号波を受信するアンテナ10が設けられ
る。このアンテナ10で受信された応答信号波から帯域通
過フィルタ11とローノイズブロックダウンコンバータ12
および検出回路13を介して復調応答信号が受信復調され
る。なお、質問装置1には、マイクロプロセッサ等(図
示せず)が内蔵され、復調された復調応答信号が質問信
号に対して適正であるか否かを識別し、または復調応答
信号に応じた工程等を行なう動作信号を出力等させる。
周波数f1(例えば2440MHz)を発振する第1の
発振回路2と、この第1の周波数f1と僅かに周波数が
異なる第2の周波数f2(例えば2455MHz)を発
振する第2の発振回路3とが設けられる。そして、第1
の発振回路2から出力される第1の周波数f1はアンプ
4で増幅されて無変調のままでアンテナ5から例えば垂
直偏波により第1の周波数f1を搬送波とするエネルギ
波として応答装置6に向けて送信される。また、第2の
発振回路3から出力される第2の周波数f2は、変調回
路7で質問信号により振幅変調され、さらにアンプ8で
増幅されてアンテナ9から水平偏波により第2の周波数
f2を搬送波とする質問信号波として応答装置6に向け
て送信される。そして、質問装置1には、応答装置6か
ら送信される第1の周波数f1の第2高調波2f1を搬
送波とする応答信号波を受信するアンテナ10が設けられ
る。このアンテナ10で受信された応答信号波から帯域通
過フィルタ11とローノイズブロックダウンコンバータ12
および検出回路13を介して復調応答信号が受信復調され
る。なお、質問装置1には、マイクロプロセッサ等(図
示せず)が内蔵され、復調された復調応答信号が質問信
号に対して適正であるか否かを識別し、または復調応答
信号に応じた工程等を行なう動作信号を出力等させる。
応答装置6は、アンテナ5から送信されるエネルギ波を
受信するアンテナ14が設けられ、このアンテナ14で受信
されたエネルギ波が整流回路15と低域通過フィルタ16を
介して直流電力+Bに変換出力される。この直流電力が
応答装置6の駆動電源として利用される。また、アンテ
ナ14で受信されたエネルギ波は、ダイオード等による逓
倍回路17で第2高調波2f1に変換され、帯域通過フィ
ルタ18を介して変調回路19に応答信号波の搬送波として
与えられる。この変調回路18で第2高調波2f1が応答
信号により振幅変調され、アンテナ20から応答信号波と
して質問装置1に向けて送信される。また、応答装置6
にアンテナ9から送信される質問信号波を受信するアン
テナ21が設けられ、このアンテナ21で受信された質問信
号波から検波回路22と高域通過フィルタ23を介して復調
質問信号が受信復調される。なお、応答装置6にはマイ
クロプロセッサ等(図示せず)が内蔵され、適宜な情報
が記憶されていて、受信復調された復調質問信号に対応
して適宜な応答信号が演算出力される。
受信するアンテナ14が設けられ、このアンテナ14で受信
されたエネルギ波が整流回路15と低域通過フィルタ16を
介して直流電力+Bに変換出力される。この直流電力が
応答装置6の駆動電源として利用される。また、アンテ
ナ14で受信されたエネルギ波は、ダイオード等による逓
倍回路17で第2高調波2f1に変換され、帯域通過フィ
ルタ18を介して変調回路19に応答信号波の搬送波として
与えられる。この変調回路18で第2高調波2f1が応答
信号により振幅変調され、アンテナ20から応答信号波と
して質問装置1に向けて送信される。また、応答装置6
にアンテナ9から送信される質問信号波を受信するアン
テナ21が設けられ、このアンテナ21で受信された質問信
号波から検波回路22と高域通過フィルタ23を介して復調
質問信号が受信復調される。なお、応答装置6にはマイ
クロプロセッサ等(図示せず)が内蔵され、適宜な情報
が記憶されていて、受信復調された復調質問信号に対応
して適宜な応答信号が演算出力される。
そして、応答装置6のアンテナ14,15 は、一例として第
6図に示すごとく、低誘電体基板上にエネルギ波の波長
λ1の1/2の縦方向長さλ1/2と、質問信号波の波
長λ2の1/2の横方向長さλ2/2とを有する矩形の
マイクロストリップ共振器24が設けられる。そして、水
平な一辺中央部に、2個のダイオード25,25 が直列接続
された接続点が接続され、垂直偏波のエネルギ波がこれ
らのダイオード25,25 で整流されて、この直列接続体の
両端間に直流電力として出力される。また、垂直な一辺
中央部に、ダイオード26の一端が接続され、他端から水
平偏波の質問信号波が整流検波されて復調質問信号とし
て出力される。
6図に示すごとく、低誘電体基板上にエネルギ波の波長
λ1の1/2の縦方向長さλ1/2と、質問信号波の波
長λ2の1/2の横方向長さλ2/2とを有する矩形の
マイクロストリップ共振器24が設けられる。そして、水
平な一辺中央部に、2個のダイオード25,25 が直列接続
された接続点が接続され、垂直偏波のエネルギ波がこれ
らのダイオード25,25 で整流されて、この直列接続体の
両端間に直流電力として出力される。また、垂直な一辺
中央部に、ダイオード26の一端が接続され、他端から水
平偏波の質問信号波が整流検波されて復調質問信号とし
て出力される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記した応答装置6にあっては、質問装置1
からの距離が長くなると、応答装置6で受信し得るエネ
ルギ波の電界強度が弱くなる。そして、それだけ整流回
路15および低域通過フィルタ16を介して得られる直流電
力の容量が少なくなる。この結果、内蔵されるマイクロ
プロセッサ等の適正な動作電圧が得られない事態を生じ
る。そこで、質問装置1のアンテナ5から放射されるエ
ネルギ波の強さ等により、応答装置6が適正に通信可能
な質問装置1からの距離に制限を受ける。
からの距離が長くなると、応答装置6で受信し得るエネ
ルギ波の電界強度が弱くなる。そして、それだけ整流回
路15および低域通過フィルタ16を介して得られる直流電
力の容量が少なくなる。この結果、内蔵されるマイクロ
プロセッサ等の適正な動作電圧が得られない事態を生じ
る。そこで、質問装置1のアンテナ5から放射されるエ
ネルギ波の強さ等により、応答装置6が適正に通信可能
な質問装置1からの距離に制限を受ける。
ここで、応答装置6をIDカード等として機能させた場
合に、通信可能距離が長いほど便利であることは明らか
である。しかし、質問装置1から放射できるエネルギ波
の強さは、法令等により日本国内においては0.3W以
下に制限されている。また、応答装置6を小型軽量化す
る観点からして、エネルギ波を受信するためのアンテナ
14を大きなものとしたりアレイ状とすることにも限度が
ある。したがって、応答装置6の通信可能な距離が充分
に得られず、より長い通信可能距離に改善することが要
望されている。
合に、通信可能距離が長いほど便利であることは明らか
である。しかし、質問装置1から放射できるエネルギ波
の強さは、法令等により日本国内においては0.3W以
下に制限されている。また、応答装置6を小型軽量化す
る観点からして、エネルギ波を受信するためのアンテナ
14を大きなものとしたりアレイ状とすることにも限度が
ある。したがって、応答装置6の通信可能な距離が充分
に得られず、より長い通信可能距離に改善することが要
望されている。
また、第5図における通信システムにあっては、エネル
ギ波を垂直偏波として送信するため、応答装置6の姿勢
が傾くと受信用のマイクロストリップ共振器24が垂直方
向からずれて、垂直偏波のエネルギ波を充分に受信でき
ないという不具合を生じる。そこで、本発明者らはエネ
ルギ波を円偏波により送信し、これを応答装置6で円偏
波アンテナにより受信すれば良いことを案出した。さら
に、質問信号波もエネルギ波と逆方向に旋回する円偏波
として送信し、一つのアンテナ装置でエネルギ波と質問
信号波をともに受信して、エネルギ波の電力と質問信号
波の電力をともに直流電力に変換出力させれば、より一
層大きな容量の直流電力が得られることを案出した。
ギ波を垂直偏波として送信するため、応答装置6の姿勢
が傾くと受信用のマイクロストリップ共振器24が垂直方
向からずれて、垂直偏波のエネルギ波を充分に受信でき
ないという不具合を生じる。そこで、本発明者らはエネ
ルギ波を円偏波により送信し、これを応答装置6で円偏
波アンテナにより受信すれば良いことを案出した。さら
に、質問信号波もエネルギ波と逆方向に旋回する円偏波
として送信し、一つのアンテナ装置でエネルギ波と質問
信号波をともに受信して、エネルギ波の電力と質問信号
波の電力をともに直流電力に変換出力させれば、より一
層大きな容量の直流電力が得られることを案出した。
本発明は、上記した従来の事情に鑑みてなされたもの
で、円偏波のマイクロ波信号を受信して効率良く直流電
力を出力するマイクロ波電力受信装置を提供することを
目的とする。
で、円偏波のマイクロ波信号を受信して効率良く直流電
力を出力するマイクロ波電力受信装置を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明のマイクロ波電力
受信装置は、無線送信装置から円偏波により送信される
マイクロ波信号を受信して直流電力を出力するマイクロ
波電力受信装置であって、2つのマイクロストリップラ
インを間隔を開けて直線状に配設するとともに前記マイ
クロストリップラインの間隔の両端部間に1つのダイオ
ードを介装し、前記2つの直線状に配設されたマイクロ
ストリップラインの両先端間の寸法を前記ダイオードの
インピーダンスを含んで前記マイクロ波信号の波長の1
/2としてマイクロストリップ共振器を形成し、このマ
イクロストリップ共振器を複数本平行に配列するととも
に前記ダイオードを電気的に直列または並列接続してマ
イクロストリップ共振器群を形成し、このマイクロスト
リップ共振器群を2つ互いに直交する相対角度で配設
し、これらのマイクロストリップ共振器群の出力電力を
直列または並列接続して構成される。
受信装置は、無線送信装置から円偏波により送信される
マイクロ波信号を受信して直流電力を出力するマイクロ
波電力受信装置であって、2つのマイクロストリップラ
インを間隔を開けて直線状に配設するとともに前記マイ
クロストリップラインの間隔の両端部間に1つのダイオ
ードを介装し、前記2つの直線状に配設されたマイクロ
ストリップラインの両先端間の寸法を前記ダイオードの
インピーダンスを含んで前記マイクロ波信号の波長の1
/2としてマイクロストリップ共振器を形成し、このマ
イクロストリップ共振器を複数本平行に配列するととも
に前記ダイオードを電気的に直列または並列接続してマ
イクロストリップ共振器群を形成し、このマイクロスト
リップ共振器群を2つ互いに直交する相対角度で配設
し、これらのマイクロストリップ共振器群の出力電力を
直列または並列接続して構成される。
また、前記マイクロストリップ共振器を複数本平行に配
列し、これらのマイクロストリップ共振器のダイオード
の半数を逆方向に向けて介装するとともに電気的に直列
接続して構成しても良い。
列し、これらのマイクロストリップ共振器のダイオード
の半数を逆方向に向けて介装するとともに電気的に直列
接続して構成しても良い。
さらに、前記マイクロストリップ共振器を複数本並行に
配列し、これらのマイクロストリップ共振器のダイオー
ドを同方向に向けて介装するとともに電気的に直列接続
して、出力電圧を高くするように構成しても良い。
配列し、これらのマイクロストリップ共振器のダイオー
ドを同方向に向けて介装するとともに電気的に直列接続
して、出力電圧を高くするように構成しても良い。
そして、前記ダイオードをアノード側とカソード側から
みたインピーダンスの違いに応じて、アノードとカソー
ドが接続されるそれぞれのマイクロストリップラインの
長さが異なるように構成しても良い。そしてまた、前記
マイクロストリップ共振器群を配列した低誘電体基板の
表面または裏面のすくなくともいずれか一方に、前記マ
イクロストリップ共振器群から出力される直流電力によ
って駆動される電気回路を配設しても良い。そしてさら
に、前記ダイオードに、バックワードダイオードを用い
て構成しても良い。
みたインピーダンスの違いに応じて、アノードとカソー
ドが接続されるそれぞれのマイクロストリップラインの
長さが異なるように構成しても良い。そしてまた、前記
マイクロストリップ共振器群を配列した低誘電体基板の
表面または裏面のすくなくともいずれか一方に、前記マ
イクロストリップ共振器群から出力される直流電力によ
って駆動される電気回路を配設しても良い。そしてさら
に、前記ダイオードに、バックワードダイオードを用い
て構成しても良い。
(作用) 直線状に2つのマイクロストリップラインを間隔を設け
て配設し、その間隔の両端部間に1つのダイオードを介
装してマイクロ波信号の半波長のマイクロストリップ共
振器を形成したので、共振する円偏波のこのマイクロス
トリップ共振器の配設方向の成分がダイオードで整流さ
れて直流電力に変換される。そして、マイクロストリッ
プ共振器を複数本並行に配列し、ダイオードを直列また
は並列接続してマイクロストリップ共振器群を形成した
ので、このマイクロストリップ共振器群からは大きな容
量の直流電力が出力される。さらに、2つのマイクロス
トリップ共振器群を互いに直交する相対角度で配設し、
その出力電圧を直列または並列接続するので、円偏波を
直交する2方向成分として効率良く直流電力が得られ
る。しかも、いずれの旋回方向の円偏波からも直流電力
が得られる。
て配設し、その間隔の両端部間に1つのダイオードを介
装してマイクロ波信号の半波長のマイクロストリップ共
振器を形成したので、共振する円偏波のこのマイクロス
トリップ共振器の配設方向の成分がダイオードで整流さ
れて直流電力に変換される。そして、マイクロストリッ
プ共振器を複数本並行に配列し、ダイオードを直列また
は並列接続してマイクロストリップ共振器群を形成した
ので、このマイクロストリップ共振器群からは大きな容
量の直流電力が出力される。さらに、2つのマイクロス
トリップ共振器群を互いに直交する相対角度で配設し、
その出力電圧を直列または並列接続するので、円偏波を
直交する2方向成分として効率良く直流電力が得られ
る。しかも、いずれの旋回方向の円偏波からも直流電力
が得られる。
また、平行な複数本のマイクロストリップ共振器のダイ
オードの半数を逆方向に向けて介装して直列接続すれ
ば、共振する円偏波のこのマイクロストリップ共振器の
配設方向で向きの逆の成分がそれぞれにダイオードで整
流されて直流電力に変換され、容量が大きくなる。
オードの半数を逆方向に向けて介装して直列接続すれ
ば、共振する円偏波のこのマイクロストリップ共振器の
配設方向で向きの逆の成分がそれぞれにダイオードで整
流されて直流電力に変換され、容量が大きくなる。
さらに、平行な複数本のマイクロストリップ共振器のダ
イオードを同方向に向けて介装して直列接続すれば、出
力電圧が高くなる。
イオードを同方向に向けて介装して直列接続すれば、出
力電圧が高くなる。
そして、ダイオードのカソードとアノードのインピーダ
ンスの違いに応じて、接続されるマイクロストリップラ
インの長さを違えれば、ダイオードとマイクロストリッ
プラインを簡単な構造によって整合させ得る。そしてま
た、マイクロストリップ共振器群と同じ低誘電体基板上
に駆動すべき電気回路を配設すれば、直流電力を供給す
るときの伝送損失が少ないとともに構造が簡単である。
そしてさらに、ダイオードにバックワードダイオードを
用いれば、整流効率が良いために、より効率良くマイク
ロ波信号の電力を直流電力に変換出力し得る。
ンスの違いに応じて、接続されるマイクロストリップラ
インの長さを違えれば、ダイオードとマイクロストリッ
プラインを簡単な構造によって整合させ得る。そしてま
た、マイクロストリップ共振器群と同じ低誘電体基板上
に駆動すべき電気回路を配設すれば、直流電力を供給す
るときの伝送損失が少ないとともに構造が簡単である。
そしてさらに、ダイオードにバックワードダイオードを
用いれば、整流効率が良いために、より効率良くマイク
ロ波信号の電力を直流電力に変換出力し得る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図ないし第3図を参照して
説明する。第1図は、本発明のマイクロ波電力受信装置
の平面図であり、第2図は、第1図のマイクロストリッ
プ共振器の動作を説明するための等価回路図であり、第
3図は、本発明のマイクロ波電力受信装置が適用されて
好適な通信システムの概要を示すブロック回路図であ
る。
説明する。第1図は、本発明のマイクロ波電力受信装置
の平面図であり、第2図は、第1図のマイクロストリッ
プ共振器の動作を説明するための等価回路図であり、第
3図は、本発明のマイクロ波電力受信装置が適用されて
好適な通信システムの概要を示すブロック回路図であ
る。
まず、第3図により、本発明のマイクロ波電力受信装置
が適用される通信システムについて説明する。第3図に
おいて、質問装置30は、第1の発振回路2から出力され
る第1の周波数f1がアンプ4で増幅されてハイブリッ
ドリンク31に与えられ、このハイブリッドリンク31で9
0゜位相の異なる2信号に変換される。そして、この2
信号で円偏波が生成されて円偏波アンテナ32から無変調
のまま例えば左旋円偏波により、エネルギ波として応答
装置40に向けて送信される。また、第2の発振回路3か
ら出力される第2の周波数f2が、変調回路7で質問信
号により振幅変調され、さらにアンプ8で増幅されてハ
イブリッドリンク31に与えられ、同様に90゜位相の異
なる2信号に変換される。そして、この2信号で円偏波
が生成されて円偏波アンテナ32から右旋円偏波により、
質問信号波として応答装置40に向けて送信される。な
お、ハイブリッドリンク31において、第1と第2の周波
数f1,f2のアイソレーションは良好であって、相互に
影響し合ったり混合されたりすることはない。
が適用される通信システムについて説明する。第3図に
おいて、質問装置30は、第1の発振回路2から出力され
る第1の周波数f1がアンプ4で増幅されてハイブリッ
ドリンク31に与えられ、このハイブリッドリンク31で9
0゜位相の異なる2信号に変換される。そして、この2
信号で円偏波が生成されて円偏波アンテナ32から無変調
のまま例えば左旋円偏波により、エネルギ波として応答
装置40に向けて送信される。また、第2の発振回路3か
ら出力される第2の周波数f2が、変調回路7で質問信
号により振幅変調され、さらにアンプ8で増幅されてハ
イブリッドリンク31に与えられ、同様に90゜位相の異
なる2信号に変換される。そして、この2信号で円偏波
が生成されて円偏波アンテナ32から右旋円偏波により、
質問信号波として応答装置40に向けて送信される。な
お、ハイブリッドリンク31において、第1と第2の周波
数f1,f2のアイソレーションは良好であって、相互に
影響し合ったり混合されたりすることはない。
また、質問装置30には、応答装置40から送信されて第1
の周波数f1が応答信号で位相変調された応答信号波を
受信するアンテナ33が設けられる。このアンテナ33で受
信された応答信号波が、帯域通過フィルタ34により第1
の周波数f1の成分のみが抽出されてホモダイン検波回
路35に与えられる。このホモダイン検波回路35には、第
1の発振回路2から第1の周波数f1が検波用搬送波と
して与えられ、応答信号波がホモダイン検波されて第1
復調応答信号として復調される。
の周波数f1が応答信号で位相変調された応答信号波を
受信するアンテナ33が設けられる。このアンテナ33で受
信された応答信号波が、帯域通過フィルタ34により第1
の周波数f1の成分のみが抽出されてホモダイン検波回
路35に与えられる。このホモダイン検波回路35には、第
1の発振回路2から第1の周波数f1が検波用搬送波と
して与えられ、応答信号波がホモダイン検波されて第1
復調応答信号として復調される。
さらに、質問装置30には、応答装置40において第1の周
波数f1を位相変調するさいに、応答信号であたかも振
幅変調されたごとき高調波成分が生じるが、この高調波
信号波を受信するアンテナ10が設けられる。このアンテ
ナ10で受信された高調波信号波が、帯域通過フィルタ11
で第2高調波成分のみが抽出され、さらにローノイズブ
ロックダウンコンバータ12および検波回路13を介して第
2復調応答信号として復調される。さらに、マイクロプ
ロセッサ等(図示せず)により、第1と第2復調応答信
号が比較され、一致したならばフェージングや雑音等の
影響を受けず正確に応答信号が復調されていることを確
認し得る。
波数f1を位相変調するさいに、応答信号であたかも振
幅変調されたごとき高調波成分が生じるが、この高調波
信号波を受信するアンテナ10が設けられる。このアンテ
ナ10で受信された高調波信号波が、帯域通過フィルタ11
で第2高調波成分のみが抽出され、さらにローノイズブ
ロックダウンコンバータ12および検波回路13を介して第
2復調応答信号として復調される。さらに、マイクロプ
ロセッサ等(図示せず)により、第1と第2復調応答信
号が比較され、一致したならばフェージングや雑音等の
影響を受けず正確に応答信号が復調されていることを確
認し得る。
応答装置40は、円偏波アンテナ32から送信されたエネル
ギ波と質問信号波をともに受信できる帯域を有する円偏
波アンテナ41が設けられる。そして、この円偏波アンテ
ナ41で受信されたエネルギ波と質問信号波がともに整流
回路42で整流される。さらに、この整流出力から低域通
過フィルタ43を介して直流成分が抽出され、直流電力+
Bとして応答装置40の駆動電源として利用される。ま
た、整流出力から高域通過フィルタ44を介して信号成分
が抽出され、復調質問信号としてマイクロプロセッサ等
(図示せず)で適宜に処理される。
ギ波と質問信号波をともに受信できる帯域を有する円偏
波アンテナ41が設けられる。そして、この円偏波アンテ
ナ41で受信されたエネルギ波と質問信号波がともに整流
回路42で整流される。さらに、この整流出力から低域通
過フィルタ43を介して直流成分が抽出され、直流電力+
Bとして応答装置40の駆動電源として利用される。ま
た、整流出力から高域通過フィルタ44を介して信号成分
が抽出され、復調質問信号としてマイクロプロセッサ等
(図示せず)で適宜に処理される。
また、応答装置40には、質問装置30の円偏波アンテナ32
から送信されるエネルギ波を受信するアンテナ45が別に
設けられている。このアンテナ45で受信された応答信号
波用の搬送波としてのエネルギ波が位相変調回路46に与
えられ、マイクロプロセッサ等から出力される応答信号
によって位相変調され、再度アンテナ45から質問装置30
に向けて応答信号波として送信される。この位相変調回
路46による変調のさいに、応答信号であたかも振幅変調
されたごとき高調波成分が生じ、これがアンテナ45から
高調波信号波として同時に放射される。
から送信されるエネルギ波を受信するアンテナ45が別に
設けられている。このアンテナ45で受信された応答信号
波用の搬送波としてのエネルギ波が位相変調回路46に与
えられ、マイクロプロセッサ等から出力される応答信号
によって位相変調され、再度アンテナ45から質問装置30
に向けて応答信号波として送信される。この位相変調回
路46による変調のさいに、応答信号であたかも振幅変調
されたごとき高調波成分が生じ、これがアンテナ45から
高調波信号波として同時に放射される。
かかる構成において、応答装置40の整流回路42の出力を
低域通過フィルタ43に通すことで、質問信号波による直
流電力とエネルギ波による直流電力とが加え合された直
流電力が出力される。したがって、この直流電力の容量
は、従来のこの種の装置に比べて大きなものとなり、こ
の大容量直流電力を応答装置40の駆動電源として利用す
れば、応答装置40は従来のものに比較して適正に通信可
能な距離が大幅に長くなる。
低域通過フィルタ43に通すことで、質問信号波による直
流電力とエネルギ波による直流電力とが加え合された直
流電力が出力される。したがって、この直流電力の容量
は、従来のこの種の装置に比べて大きなものとなり、こ
の大容量直流電力を応答装置40の駆動電源として利用す
れば、応答装置40は従来のものに比較して適正に通信可
能な距離が大幅に長くなる。
次に、第3図の円偏波アンテナ41として適用される本発
明のマイクロ波電力受信装置の一実施例につき第1図お
よび第2図を参照して説明する。
明のマイクロ波電力受信装置の一実施例につき第1図お
よび第2図を参照して説明する。
第1図において、円偏波アンテナ41としての本発明のマ
イクロ波電力受信装置は、裏面にグランド板が配設され
た低誘電体基板50の表面に、複数本のライン状の第1の
マイクロストリップ共振器51,51 …が並行に配列された
第1のマイクロストリップ共振器群55が配設される。ま
た、低誘電体基板50の表面には、第1のマイクロストリ
ップ共振器51,51 …と互いに直交する相対角度で、複数
本のライン状の第2のマイクロストリップ共振器52,52
…が並行に配列された第2のマイクロストリップ共振器
群56が配設される。そして、第1のマイクロストリップ
共振器51,51 …は、それぞれ2本のマイクロストリップ
ラインが間隔を開けて直線状に配設され、その間隔の両
端部間に整流用の第1のダイオード53,53 …がそれぞれ
に1つずつ介装される。そして、第1のダイオード53,5
3 …の半数が一方に順方向を向けて、他の半数が逆方向
に順方向を向けて介装される。さらに、第1のダイオー
ド53,53…が電気的に直列接続され、その直列接続体の
アノード側が接地Gされて第1のマイクロストリップ共
振器群55が形成される。同様に、第2のマイクロストリ
ップ共振器52,52 …は、それぞれ2本のマイクロストリ
ップラインが間隔を開けて直線状に配設され、その間隔
の両端部間に整流用の第2のダイオード54,54 …がそれ
ぞれに1つずつ介装される。そして、第2のダイオード
54,54 …の半数が一方に順方向を向けて、他の半数が逆
方向に順方向を向けて介装される。さらに、第2のダイ
オード54,54 …が電気的に直列接続され、その直列接続
体のアノード側が接地Gされて第2のマイクロストリッ
プ共振器群56が形成される。
イクロ波電力受信装置は、裏面にグランド板が配設され
た低誘電体基板50の表面に、複数本のライン状の第1の
マイクロストリップ共振器51,51 …が並行に配列された
第1のマイクロストリップ共振器群55が配設される。ま
た、低誘電体基板50の表面には、第1のマイクロストリ
ップ共振器51,51 …と互いに直交する相対角度で、複数
本のライン状の第2のマイクロストリップ共振器52,52
…が並行に配列された第2のマイクロストリップ共振器
群56が配設される。そして、第1のマイクロストリップ
共振器51,51 …は、それぞれ2本のマイクロストリップ
ラインが間隔を開けて直線状に配設され、その間隔の両
端部間に整流用の第1のダイオード53,53 …がそれぞれ
に1つずつ介装される。そして、第1のダイオード53,5
3 …の半数が一方に順方向を向けて、他の半数が逆方向
に順方向を向けて介装される。さらに、第1のダイオー
ド53,53…が電気的に直列接続され、その直列接続体の
アノード側が接地Gされて第1のマイクロストリップ共
振器群55が形成される。同様に、第2のマイクロストリ
ップ共振器52,52 …は、それぞれ2本のマイクロストリ
ップラインが間隔を開けて直線状に配設され、その間隔
の両端部間に整流用の第2のダイオード54,54 …がそれ
ぞれに1つずつ介装される。そして、第2のダイオード
54,54 …の半数が一方に順方向を向けて、他の半数が逆
方向に順方向を向けて介装される。さらに、第2のダイ
オード54,54 …が電気的に直列接続され、その直列接続
体のアノード側が接地Gされて第2のマイクロストリッ
プ共振器群56が形成される。
そして、第1と第2のダイオード53,53 …,54,54 …の
それぞれの直列接続体のカソード側が接続される。すな
わち、第1と第2のマイクロストリップ共振器群55,56
の出力電力が並列に接続される。さらに、このカソード
側の接続点が、直列に介装されたコイルと並列に介装さ
れたコンデンサからなる低域通過フィルタ43と、直列に
介装されたコンデンサからなる高域通過フィルタ44に接
続される。
それぞれの直列接続体のカソード側が接続される。すな
わち、第1と第2のマイクロストリップ共振器群55,56
の出力電力が並列に接続される。さらに、このカソード
側の接続点が、直列に介装されたコイルと並列に介装さ
れたコンデンサからなる低域通過フィルタ43と、直列に
介装されたコンデンサからなる高域通過フィルタ44に接
続される。
ここで、第1と第2のマイクロストリップ共振器51,51
…,52,52…における第1と第2のダイオード53,53 …,
54,54 …の等価回路は、第2図に示すごとく、ジャンク
ション抵抗Rjとジャンクション容量Cjの並列接続体
が、リードインダクタンスLsおよびリード抵抗Rsに
直列に接続され、この直列接続体とケース容量Ccが並
列接続されたものである。そして、共振により流れる電
流方向によって、ジャンクション抵抗Rjが零または無
限大に切り換えられる。
…,52,52…における第1と第2のダイオード53,53 …,
54,54 …の等価回路は、第2図に示すごとく、ジャンク
ション抵抗Rjとジャンクション容量Cjの並列接続体
が、リードインダクタンスLsおよびリード抵抗Rsに
直列に接続され、この直列接続体とケース容量Ccが並
列接続されたものである。そして、共振により流れる電
流方向によって、ジャンクション抵抗Rjが零または無
限大に切り換えられる。
そして、第1と第2のマイクロストリップ共振器51,51
…,52,52…は、第1と第2のダイオード53,53 …,54,54
…のインピーダンスとその両端に接続されるマイクロス
トリップラインのインピーダンスによって、ある周波数
幅を有する共振特性が得られる。また、共振の電流腹部
に介装される第1と第2のダイオード53, 53…,54,54…
は、電流方向によってジャンクション抵抗Rjが零また
は無限大に切り換えられて整流作用をし、第1と第2の
ダイオード53,53 …,54,54…の両端間に直流電力が生成
される。
…,52,52…は、第1と第2のダイオード53,53 …,54,54
…のインピーダンスとその両端に接続されるマイクロス
トリップラインのインピーダンスによって、ある周波数
幅を有する共振特性が得られる。また、共振の電流腹部
に介装される第1と第2のダイオード53, 53…,54,54…
は、電流方向によってジャンクション抵抗Rjが零また
は無限大に切り換えられて整流作用をし、第1と第2の
ダイオード53,53 …,54,54…の両端間に直流電力が生成
される。
そこで、第1と第2のマイクロストリップ共振器51,51
…,52,52 …の両先端間の寸法は、中央に介装される第
1と第2のダイオード53, 53…,54,54 …のインピーダ
ンスも考慮した実効長が、第1と第2の周波数f1,f2
の波長の平均の略1/2となるよう設定される。さら
に、第1と第2のダイオード53,53 …,54,54…は、アノ
ード側からみたときとカソード側からみたときのインピ
ーダンスが相違することから、第1と第2のダイオード
53, 53…,54,54…の両端にそれぞれ接続されるマイクロ
ストリップラインの長さを相違させて整合がとられてい
る。
…,52,52 …の両先端間の寸法は、中央に介装される第
1と第2のダイオード53, 53…,54,54 …のインピーダ
ンスも考慮した実効長が、第1と第2の周波数f1,f2
の波長の平均の略1/2となるよう設定される。さら
に、第1と第2のダイオード53,53 …,54,54…は、アノ
ード側からみたときとカソード側からみたときのインピ
ーダンスが相違することから、第1と第2のダイオード
53, 53…,54,54…の両端にそれぞれ接続されるマイクロ
ストリップラインの長さを相違させて整合がとられてい
る。
かかる構成において、第1と第2のマイクロストリップ
共振器群55,56 によって、円偏波アンテナ41と整流回路
42が構成される。そして、エネルギ波と質問信号波の円
偏波の第1と第2のマイクロストリップ共振器51,51
…,52,52…の配設方向の成分がそれぞれに共振し、左旋
と右旋のいずれの円偏波でも受信し得る。さらに、その
共振信号の電流が、第1と第2のダイオード53,53 …,5
4,54…で整流されるので、伝送のための減衰等を生じず
に、効率良く直流電力が得られる。しかも、第1と第2
のダイオード53,53 …,54,54…の半数が一方に順方向を
向け、他の半数が他方に順方向を向けて介装されるの
で、マイクロストリップ共振器群55,56 の配設方向で向
きが逆の円偏波成分がそれぞれダイオードで整流されて
直流電力として出力される。また、第1と第2のダイオ
ード53,53 …,54,54 …の向きを同一方向としたものを
直列接続するならば、整流電圧が直列接続されることと
なり、出力電圧を高くすることができる。
共振器群55,56 によって、円偏波アンテナ41と整流回路
42が構成される。そして、エネルギ波と質問信号波の円
偏波の第1と第2のマイクロストリップ共振器51,51
…,52,52…の配設方向の成分がそれぞれに共振し、左旋
と右旋のいずれの円偏波でも受信し得る。さらに、その
共振信号の電流が、第1と第2のダイオード53,53 …,5
4,54…で整流されるので、伝送のための減衰等を生じず
に、効率良く直流電力が得られる。しかも、第1と第2
のダイオード53,53 …,54,54…の半数が一方に順方向を
向け、他の半数が他方に順方向を向けて介装されるの
で、マイクロストリップ共振器群55,56 の配設方向で向
きが逆の円偏波成分がそれぞれダイオードで整流されて
直流電力として出力される。また、第1と第2のダイオ
ード53,53 …,54,54 …の向きを同一方向としたものを
直列接続するならば、整流電圧が直列接続されることと
なり、出力電圧を高くすることができる。
なお、平行な複数本のマイクロストリップ共振器に同一
方向に配設したダイオードを並列接続して、出力電力の
容量を大きなものとしても良い。また、マイクロストリ
ップ共振器群55,56 を実施例のごとく並列接続すれば出
力電力の容量が大きくなるが、マイクロストリップ共振
器群55,56 を直列接続して出力電圧を高くしても良い。
方向に配設したダイオードを並列接続して、出力電力の
容量を大きなものとしても良い。また、マイクロストリ
ップ共振器群55,56 を実施例のごとく並列接続すれば出
力電力の容量が大きくなるが、マイクロストリップ共振
器群55,56 を直列接続して出力電圧を高くしても良い。
さらに、第1図により、応答装置40のアンテナ45と位相
変調器46の具体的構造の一例を簡単に説明する。低誘電
体基板50の表面に、第1の周波数f1に共振するマイク
ロストリップ共振器60が配設される。このマイクロスト
リップ共振器60は、2本のマイクロストリップラインが
間隔を開けて直線状に配設され、その間隔の両端部間に
例えば可変容量ダイオード61が介装されて形成される。
そして、可変容量ダイオード61のアノードが接地Gさ
れ、カソードに応答信号が与えられる。
変調器46の具体的構造の一例を簡単に説明する。低誘電
体基板50の表面に、第1の周波数f1に共振するマイク
ロストリップ共振器60が配設される。このマイクロスト
リップ共振器60は、2本のマイクロストリップラインが
間隔を開けて直線状に配設され、その間隔の両端部間に
例えば可変容量ダイオード61が介装されて形成される。
そして、可変容量ダイオード61のアノードが接地Gさ
れ、カソードに応答信号が与えられる。
かかる構成によって、アンテナ45と位相変調器46が構成
される。そして、応答信号によって可変容量ダイオード
61の容量が変化し、マイクロストリップ共振器60の実効
長が第1の周波数f1の波長の1/2と、これからずれ
た状態に切り換えられる。そこで、実効長が第1の周波
数f1の波長の1/2であれば、マイクロストリップ共
振器60の第1の周波数f1が共振しさらに輻射される。
また、実効長が第1の周波数f1の波長の1/2でない
状態では、マイクロストリップ共振器60で第1の周波数
f1は共振せず、周囲の他の造形物で反射される。した
がって、共振して輻射される位置と、共振せずに反射さ
れる位置の違いにより、伝搬経路の長さが異なり位相が
変化する。そして、この位相変調された信号が応答信号
波として質問装置30に向けて送信される。さらに、可変
容量ダイオード61は非線形素子であり、電流が流れると
高調波成分を生ずる。そこで、可変容量ダイオード61の
非線形により、第1の周波数f1が共振した状態で、高
調波成分が強く発生される。また、共振時と非共振時で
高調波成分の発生強さは相違する。したがって、応答信
号によってあたかも振幅変調されたごとき高調波成分が
放射される。
される。そして、応答信号によって可変容量ダイオード
61の容量が変化し、マイクロストリップ共振器60の実効
長が第1の周波数f1の波長の1/2と、これからずれ
た状態に切り換えられる。そこで、実効長が第1の周波
数f1の波長の1/2であれば、マイクロストリップ共
振器60の第1の周波数f1が共振しさらに輻射される。
また、実効長が第1の周波数f1の波長の1/2でない
状態では、マイクロストリップ共振器60で第1の周波数
f1は共振せず、周囲の他の造形物で反射される。した
がって、共振して輻射される位置と、共振せずに反射さ
れる位置の違いにより、伝搬経路の長さが異なり位相が
変化する。そして、この位相変調された信号が応答信号
波として質問装置30に向けて送信される。さらに、可変
容量ダイオード61は非線形素子であり、電流が流れると
高調波成分を生ずる。そこで、可変容量ダイオード61の
非線形により、第1の周波数f1が共振した状態で、高
調波成分が強く発生される。また、共振時と非共振時で
高調波成分の発生強さは相違する。したがって、応答信
号によってあたかも振幅変調されたごとき高調波成分が
放射される。
第4図は、本発明のマイクロ波電力受信装置の他の実施
例の平面図である。第4図において、裏面にグランド板
が配設された低誘電体基板70の表面に、2つのマイクロ
ストリップ共振器群71,72 が互いに直交する相対角度
で、しかも低誘電体基板70の周縁に対して斜め方向で配
設される。これらのマイクロストリップ共振器群71,72
の出力電圧は並列接続され、低域通過フィルタ73を介し
て、同一の低誘電体基板70上に配設された駆動されるべ
き電気回路74に駆動電源として与えられる。この電気回
路74は、裏面に配設されたグランド板を一部除去して低
誘電体基板70の裏面に配設されても良い。
例の平面図である。第4図において、裏面にグランド板
が配設された低誘電体基板70の表面に、2つのマイクロ
ストリップ共振器群71,72 が互いに直交する相対角度
で、しかも低誘電体基板70の周縁に対して斜め方向で配
設される。これらのマイクロストリップ共振器群71,72
の出力電圧は並列接続され、低域通過フィルタ73を介し
て、同一の低誘電体基板70上に配設された駆動されるべ
き電気回路74に駆動電源として与えられる。この電気回
路74は、裏面に配設されたグランド板を一部除去して低
誘電体基板70の裏面に配設されても良い。
かかる構成において、マイクロストリップ共振器群71,7
2 から変換出力された直流電力が、同一の低誘電体基板
70上に配設された電気回路74に駆動電源として与えられ
るので、伝送損失が最小にできる。しかも、低誘電体基
板70を電気回路74の基板として兼用することとなり、構
造が簡単でスペースも小さくでき、応答装置40の小型軽
量化に好適である。
2 から変換出力された直流電力が、同一の低誘電体基板
70上に配設された電気回路74に駆動電源として与えられ
るので、伝送損失が最小にできる。しかも、低誘電体基
板70を電気回路74の基板として兼用することとなり、構
造が簡単でスペースも小さくでき、応答装置40の小型軽
量化に好適である。
(発明の効果) 本発明のマイクロ波電力受信装置は、以上説明したよう
に構成されているので、以下に記載するような効果を奏
する。
に構成されているので、以下に記載するような効果を奏
する。
請求項1記載のマイクロ波電力受信装置にあっては、直
線状に配設された2つのマイクロストリップラインとそ
の間に介装された1つのダイオードによってマイクロ波
信号の半波長のマイクロストリップ共振器を形成したの
で、共振信号の電流が介装されたダイオードで整流され
て、伝送のための減衰等を生じることなしに効率良く直
流電力に変換でき、いずれの旋回方向の円偏波からも直
流電力が効率良く出力される。
線状に配設された2つのマイクロストリップラインとそ
の間に介装された1つのダイオードによってマイクロ波
信号の半波長のマイクロストリップ共振器を形成したの
で、共振信号の電流が介装されたダイオードで整流され
て、伝送のための減衰等を生じることなしに効率良く直
流電力に変換でき、いずれの旋回方向の円偏波からも直
流電力が効率良く出力される。
また、請求項2記載のマイクロ波電力受信装置にあって
は、逆方向に配設したダイオードによって、共振する円
偏波のマイクロストリップ共振器の配設方向で向きの逆
の成分がそれぞれ整流され、円偏波の電力を効率良く直
流電力に変換し得る。
は、逆方向に配設したダイオードによって、共振する円
偏波のマイクロストリップ共振器の配設方向で向きの逆
の成分がそれぞれ整流され、円偏波の電力を効率良く直
流電力に変換し得る。
さらに、請求項3記載のマイクロ波電力受信装置にあっ
ては、同一方向に配設したダイオードを直列接続するこ
とで、出力電圧を高くすることができ、マイクロストリ
ップ共振器に介装されたダイオードの直列接続個数によ
って、出力電圧を容易に調整し得る。
ては、同一方向に配設したダイオードを直列接続するこ
とで、出力電圧を高くすることができ、マイクロストリ
ップ共振器に介装されたダイオードの直列接続個数によ
って、出力電圧を容易に調整し得る。
また、請求項4記載のマイクロ波電力受信装置にあって
は、ダイオードに接続されるマイクロストリップライン
の長さを、アノード側とカソード側で異ならしめること
で、インピーダンスを容易に整合させることができる。
は、ダイオードに接続されるマイクロストリップライン
の長さを、アノード側とカソード側で異ならしめること
で、インピーダンスを容易に整合させることができる。
そして、請求項5記載のマイクロ波電力受信装置にあっ
ては、同一の低誘電体基板上に駆動されるべき電気回路
を配設することで、伝送のための電力損失が少なくな
る。しかも、構造が簡単で部品点数も少なく、安価に構
成できる。
ては、同一の低誘電体基板上に駆動されるべき電気回路
を配設することで、伝送のための電力損失が少なくな
る。しかも、構造が簡単で部品点数も少なく、安価に構
成できる。
そしてさらに、請求項6記載のマイクロ波電力受信装置
にあっては、バックワードダイオードによってマイクロ
波信号の電力が効率良く直流電力に変換され、容量の大
きい直流電力が得られる。
にあっては、バックワードダイオードによってマイクロ
波信号の電力が効率良く直流電力に変換され、容量の大
きい直流電力が得られる。
第1図は、本発明のマイクロ波電力受信装置の平面図で
あり、第2図は、第1図のマイクロストリップ共振器の
動作を説明するための等価回路図であり、第3図は、本
発明のマイクロ波電力受信装置が適用されて好適な通信
システムの概要を示すブロック回路図であり、第4図
は、本発明のマイクロ波電力受信装置の他の実施例の平
面図であり、第5図は、従来の通信システムの概要を示
す図であり、第6図は、第5図で用いるアンテナの一例
を示す図である。 51,52 :マイクロストリップ共振器、 53,54 :ダイオード、 55,56,71,72 :マイクロストリップ共振器群、 70:低誘電体基板、74:電気回路。
あり、第2図は、第1図のマイクロストリップ共振器の
動作を説明するための等価回路図であり、第3図は、本
発明のマイクロ波電力受信装置が適用されて好適な通信
システムの概要を示すブロック回路図であり、第4図
は、本発明のマイクロ波電力受信装置の他の実施例の平
面図であり、第5図は、従来の通信システムの概要を示
す図であり、第6図は、第5図で用いるアンテナの一例
を示す図である。 51,52 :マイクロストリップ共振器、 53,54 :ダイオード、 55,56,71,72 :マイクロストリップ共振器群、 70:低誘電体基板、74:電気回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 義一 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内 (72)発明者 石川 功 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内 (56)参考文献 特開 昭58−134512(JP,A) 特開 昭61−7707(JP,A) 特開 平1−202127(JP,A) 米国特許3434678(US,A) 米国特許4079268(US,A)
Claims (6)
- 【請求項1】無線送信装置から円偏波により送信される
マイクロ波信号を受信して直流電力を出力するマイクロ
波電力受信装置であって、2つのマイクロストリップラ
インを間隔を開けて直線状に配設するとともに前記マイ
クロストリップラインの間隔の両端部間に1つのダイオ
ードを介装し、前記2つの直線状に配設されたマイクロ
ストリップラインの両先端間の寸法を前記ダイオードの
インピーダンスを含んで前記マイクロ波信号の波長の1
/2としてマイクロストリップ共振器を形成し、このマ
イクロストリップ共振器を複数本平行に配列するととも
に前記ダイオードを電気的に直列または並列接続してマ
イクロストリップ共振器群を形成し、このマイクロスト
リップ共振器群を2つ互いに直交する相対角度で配設
し、これらのマイクロストリップ共振器群の出力電力を
直列または並列接続して構成することを特徴としたマイ
クロ波電力受信装置。 - 【請求項2】前記マイクロストリップ共振器を複数本並
行に配列し、これらのマイクロストリップ共振器のダイ
オードの半数を逆方向に向けて介装するとともに電気的
に直列接続することを特徴とした請求項1記載のマイク
ロ波電力受信装置。 - 【請求項3】前記マイクロストリップ共振器を複数本並
行に配列し、これらのマイクロストリップ共振器のダイ
オードを同方向に向けて介装するとともに電気的に直列
接続して、出力電圧を高くすることを特徴とした請求項
1記載のマイクロ波電力受信装置。 - 【請求項4】前記ダイオードをアノード側とカソード側
からみたインピーダンスの違いに応じて、アノードとカ
ソードが接続されるそれぞれのマイクロストリップライ
ンの長さが異なることを特徴とした請求項1乃至3記載
のいずれかのマイクロ波電力受信装置。 - 【請求項5】前記マイクロストリップ共振器群を配列し
た低誘電体基板の表面または裏面のすくなくともいずれ
か一方に、前記マイクロストリップ共振器群から出力さ
れる直流電力によって駆動される電気回路を配設するこ
とを特徴とした請求項1乃至4記載のいずれかのマイク
ロ波電力受信装置。 - 【請求項6】前記ダイオードに、バックワードダイオー
ドを用いることを特徴とした請求項1乃至5記載のいず
れかのマイクロ波電力受信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1141827A JPH0648895B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | マイクロ波電力受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1141827A JPH0648895B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | マイクロ波電力受信装置 |
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---|---|
JPH037034A JPH037034A (ja) | 1991-01-14 |
JPH0648895B2 true JPH0648895B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=15301047
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1141827A Expired - Fee Related JPH0648895B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | マイクロ波電力受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0648895B2 (ja) |
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JP2002218679A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Pana R & D:Kk | 待機消費電力ゼロの遠隔制御装置 |
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US9774086B2 (en) * | 2007-03-02 | 2017-09-26 | Qualcomm Incorporated | Wireless power apparatus and methods |
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Citations (2)
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US3434678A (en) | 1965-05-05 | 1969-03-25 | Raytheon Co | Microwave to dc converter |
US4079268A (en) | 1976-10-06 | 1978-03-14 | Nasa | Thin conformal antenna array for microwave power conversion |
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JPS58134512A (ja) * | 1982-02-04 | 1983-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | ダイポ−ルアレ−アンテナ |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1141827A patent/JPH0648895B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3434678A (en) | 1965-05-05 | 1969-03-25 | Raytheon Co | Microwave to dc converter |
US4079268A (en) | 1976-10-06 | 1978-03-14 | Nasa | Thin conformal antenna array for microwave power conversion |
Also Published As
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JPH037034A (ja) | 1991-01-14 |
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