JPH0648864Y2 - パワートランジスタの取付構造 - Google Patents
パワートランジスタの取付構造Info
- Publication number
- JPH0648864Y2 JPH0648864Y2 JP4100989U JP4100989U JPH0648864Y2 JP H0648864 Y2 JPH0648864 Y2 JP H0648864Y2 JP 4100989 U JP4100989 U JP 4100989U JP 4100989 U JP4100989 U JP 4100989U JP H0648864 Y2 JPH0648864 Y2 JP H0648864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power transistor
- circuit board
- insulating spacer
- mounting structure
- heat sink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、放熱板を必要とするパワートランジスタを回
路基板に取り付けるのに好適なパワートランジスタの取
付構造に関するものである。
路基板に取り付けるのに好適なパワートランジスタの取
付構造に関するものである。
第2図は従来のパワートランジスタの回路基板への取付
構造を示す図であり、同図(a)は正面断面図{同図
(b)のD−D線上断面矢視図}、同図(b)は側面断
面図{同図(a)のC−C線上断面矢視図}である。
構造を示す図であり、同図(a)は正面断面図{同図
(b)のD−D線上断面矢視図}、同図(b)は側面断
面図{同図(a)のC−C線上断面矢視図}である。
同図に示すように、パワートランジスタ101は回路基板1
05上に配置され、またこのパワートランジスタ101の上
には伝熱性の良好な絶縁材料からなる絶縁シート104を
介して放熱板102が載置される。
05上に配置され、またこのパワートランジスタ101の上
には伝熱性の良好な絶縁材料からなる絶縁シート104を
介して放熱板102が載置される。
一方パワートランジスタ101のケースと一体に設けら
れ、該ケースの側方に突出する板状の取付部101aと回路
基板105の間には絶縁スペーサ103が配置されている。
れ、該ケースの側方に突出する板状の取付部101aと回路
基板105の間には絶縁スペーサ103が配置されている。
そして回路基板105と絶縁スペーサ103と取付部101aと絶
縁シート104と放熱板102のそれぞれに形成した穴にネジ
106を通し、これをナット107で締め付けることによっ
て、回路基板105上にこれら各部品を機械的に固定す
る。
縁シート104と放熱板102のそれぞれに形成した穴にネジ
106を通し、これをナット107で締め付けることによっ
て、回路基板105上にこれら各部品を機械的に固定す
る。
しかる後、回路基板105全体を半田槽に通して、回路基
板105に設けたスルーホールに挿入したパワートランジ
スタ101のリード108を半田付けするのである。
板105に設けたスルーホールに挿入したパワートランジ
スタ101のリード108を半田付けするのである。
しかしながらこのような従来のパワートランジスタの取
付構造にあっては、別部品からなるパワートランジスタ
101と絶縁スペーサ103と絶縁シート104と放熱板102をそ
れぞれ回路基板105上に組み付け、これをネジ106とナッ
ト107で固定する必要があり、これを量産品に適用した
場合組み付け作業の時間が長くなり、自動化も容易では
ない。
付構造にあっては、別部品からなるパワートランジスタ
101と絶縁スペーサ103と絶縁シート104と放熱板102をそ
れぞれ回路基板105上に組み付け、これをネジ106とナッ
ト107で固定する必要があり、これを量産品に適用した
場合組み付け作業の時間が長くなり、自動化も容易では
ない。
従って組み立てラインの他の工程との時間的バランスが
悪くなり、コスト高になると云う問題点があった。
悪くなり、コスト高になると云う問題点があった。
本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、パワー
トランジスタの回路基板への組み付けが容易で、その組
み付け時間を短縮できるパワートランジスタの取付構造
を提供することにある。
トランジスタの回路基板への組み付けが容易で、その組
み付け時間を短縮できるパワートランジスタの取付構造
を提供することにある。
上記問題点を解決するため本考案は、パワートランジス
タのケースの一部と回路基板の間に絶縁スペーサを介在
させ、且つ該ケースの前記絶縁スペーサの反対側に放熱
板を配置し、前記回路基板と放熱板を締め付け部材で締
め付けて該回路基板に固定するパワートランジスタの取
付構造において、前記放熱板の所定部分に小穴を形成す
るとともに、前記絶縁スペーサに該小穴に嵌挿される弾
性力により係合する突起を形成して構成した。
タのケースの一部と回路基板の間に絶縁スペーサを介在
させ、且つ該ケースの前記絶縁スペーサの反対側に放熱
板を配置し、前記回路基板と放熱板を締め付け部材で締
め付けて該回路基板に固定するパワートランジスタの取
付構造において、前記放熱板の所定部分に小穴を形成す
るとともに、前記絶縁スペーサに該小穴に嵌挿される弾
性力により係合する突起を形成して構成した。
上記の如くパワートランジスタの取付構造を構成するこ
とにより、放熱板に設けた小穴に絶縁スペーサの突起を
係合して予めパワートランジスタと放熱板と絶縁スペー
サを仮りに組み立てできるので、量産ラインの中ではこ
れを1個の部品として回路基板に一括搭載でき、これら
パワートランジスタ等の回路基板への組み付けが容易
で、その組み付け時間を短縮できる。
とにより、放熱板に設けた小穴に絶縁スペーサの突起を
係合して予めパワートランジスタと放熱板と絶縁スペー
サを仮りに組み立てできるので、量産ラインの中ではこ
れを1個の部品として回路基板に一括搭載でき、これら
パワートランジスタ等の回路基板への組み付けが容易
で、その組み付け時間を短縮できる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案のパワートランジスタの回路基板への取
付構造を示す図であり、同図(a)は正面断面図{同図
(b)のB−B線上断面矢視図}、同図(b)は側面断
面図{同図(a)のA−A線上断面矢視図}である。
付構造を示す図であり、同図(a)は正面断面図{同図
(b)のB−B線上断面矢視図}、同図(b)は側面断
面図{同図(a)のA−A線上断面矢視図}である。
同図に示すように、この実施例においては、2個のパワ
ートランジスタ1,1のそれぞれのケースの取付部1a,1aと
回路基板5の間に絶縁スペーサ9を介在させ、且つ該ケ
ースの前記絶縁スペーサ9の反対側に絶縁シート4を介
して放熱板2を配置し、該放熱板2の所定部分に形成し
た小穴21に絶縁スペーサ9に形成した突起91を係合して
これらを一体化した後、これらを回路基板5にネジ6に
よって取り付ける構造となっている。
ートランジスタ1,1のそれぞれのケースの取付部1a,1aと
回路基板5の間に絶縁スペーサ9を介在させ、且つ該ケ
ースの前記絶縁スペーサ9の反対側に絶縁シート4を介
して放熱板2を配置し、該放熱板2の所定部分に形成し
た小穴21に絶縁スペーサ9に形成した突起91を係合して
これらを一体化した後、これらを回路基板5にネジ6に
よって取り付ける構造となっている。
以下各構成部品を説明する。
パワートランジスタ1のケースの一部にはその中央に下
記するネジ6を貫通するための穴を設けた板状の取付部
1aが設けられている。
記するネジ6を貫通するための穴を設けた板状の取付部
1aが設けられている。
絶縁スペーサ9は、回路基板5とパワートランジスタ1
の取付部1aの間に挿入される。この絶縁スペーサ9は同
図(a)に示すように、2つのパワートランジスタ1,1
のそれぞれの取付部1a,1aを同時に支持できる長さを有
する。またこの絶縁スペーサ9の中央上面からは、下記
する放熱板2の小穴21に係合してこれらを一体化する突
起91が設けられている。この突起91は弾性を有する材料
からなり、その先端部が略円錐状になっており、該円錐
部を通って中央部に縦方向のスリ割りが設けられてい
る。
の取付部1aの間に挿入される。この絶縁スペーサ9は同
図(a)に示すように、2つのパワートランジスタ1,1
のそれぞれの取付部1a,1aを同時に支持できる長さを有
する。またこの絶縁スペーサ9の中央上面からは、下記
する放熱板2の小穴21に係合してこれらを一体化する突
起91が設けられている。この突起91は弾性を有する材料
からなり、その先端部が略円錐状になっており、該円錐
部を通って中央部に縦方向のスリ割りが設けられてい
る。
放熱板2は金属板で構成され、その所定部分には前記絶
縁スペーサ9の突起91を挿入する小穴21が形成され、ま
た2本のネジ6を螺合するネジ穴も形成されている。
縁スペーサ9の突起91を挿入する小穴21が形成され、ま
た2本のネジ6を螺合するネジ穴も形成されている。
絶縁シート4は、伝熱性の良好な絶縁材料で構成され、
前記2つのパワートランジスタ1の上に載置される。ま
たこの絶縁シート4には、前記絶縁スペーサ9の突起91
を貫通する穴と、2本のネジ6を貫通する穴が形成され
ている。
前記2つのパワートランジスタ1の上に載置される。ま
たこの絶縁シート4には、前記絶縁スペーサ9の突起91
を貫通する穴と、2本のネジ6を貫通する穴が形成され
ている。
回路基板5には2本のネジ6を取り付けるための2つの
穴が形成されている。
穴が形成されている。
上記各部品を組み立てるには、まず量産ラインの外で、
2個のパワートランジスタ1,1の上に絶縁シート4と放
熱板2を載置するとともに、パワートランジスタ1の取
付部1aの下側に絶縁スペーサ9を配置するが、このとき
絶縁スペーサ9に設けた突起91は放熱板2の小穴21にス
ナップラインされる。これによって、これら各部品は一
体に仮り組み立てできる。
2個のパワートランジスタ1,1の上に絶縁シート4と放
熱板2を載置するとともに、パワートランジスタ1の取
付部1aの下側に絶縁スペーサ9を配置するが、このとき
絶縁スペーサ9に設けた突起91は放熱板2の小穴21にス
ナップラインされる。これによって、これら各部品は一
体に仮り組み立てできる。
そして、この仮り組み立て品を1個の部品として、量産
ラインの中で回路基板5上に搭載し、回路基板5の下側
からネジ6を挿入してその上端部を放熱板2に形成した
ネジ穴に螺合することによりこの仮り組み立て品は回路
基板5上に固定される。なおこのときパワートランジス
タ1のリード8は、回路基板5のスルーホールに挿入し
ておく。
ラインの中で回路基板5上に搭載し、回路基板5の下側
からネジ6を挿入してその上端部を放熱板2に形成した
ネジ穴に螺合することによりこの仮り組み立て品は回路
基板5上に固定される。なおこのときパワートランジス
タ1のリード8は、回路基板5のスルーホールに挿入し
ておく。
その後、図示しない他の電子部品をも搭載した回路基板
5全体を半田槽に通し、該パワートランジスタ1のリー
ド8を回路基板5に半田付けすれば、上記各部品の回路
基板5への取付が完了するのである。
5全体を半田槽に通し、該パワートランジスタ1のリー
ド8を回路基板5に半田付けすれば、上記各部品の回路
基板5への取付が完了するのである。
以上本考案に係るパワートランジスタの取付構造の一実
施例を詳細に説明したが、本考案はこれに限定されるも
のではなく種々の変形が可能であり、1個の絶縁スペー
サ9と放熱板2に取り付けるパワートランジスタ1の数
は3個以上でもよく、また絶縁スペーサ9に設ける突起
91の数を複数にしてもよく、またネジ6に代わりに他の
種類の締め付け部材を用いてもよい等、種々の変形が可
能である。
施例を詳細に説明したが、本考案はこれに限定されるも
のではなく種々の変形が可能であり、1個の絶縁スペー
サ9と放熱板2に取り付けるパワートランジスタ1の数
は3個以上でもよく、また絶縁スペーサ9に設ける突起
91の数を複数にしてもよく、またネジ6に代わりに他の
種類の締め付け部材を用いてもよい等、種々の変形が可
能である。
以上詳細に説明したように、本考案に係るパワートラン
ジスタの取付構造によれば、放熱板に設けた小穴に絶縁
スペーサの突起を係合させる構造としたので、予めパワ
ートランジスタに放熱板と絶縁スペーサを仮り組み立て
でき、量産ラインの中ではこれを1個の部品として回路
基板に一括搭載できるので、これらパワートランジスタ
等の回路基板への組み付けが容易で、その組み付け作業
の時間を短縮でき、製品の低コスト化が図れるという優
れた効果を有する。
ジスタの取付構造によれば、放熱板に設けた小穴に絶縁
スペーサの突起を係合させる構造としたので、予めパワ
ートランジスタに放熱板と絶縁スペーサを仮り組み立て
でき、量産ラインの中ではこれを1個の部品として回路
基板に一括搭載できるので、これらパワートランジスタ
等の回路基板への組み付けが容易で、その組み付け作業
の時間を短縮でき、製品の低コスト化が図れるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のパワートランジスタの回路基板への取
付構造を示す図であり、同図(a)は正面断面図{同図
(b)のB−B線上断面矢視図}、同図(b)は側面断
面図{同図(a)のA−A線上断面矢視図}、第2図は
従来のパワートランジスタの回路基板への取付構造を示
す図であり、同図(a)は正面断面図{同図(b)のD
−D線上断面矢視図}、同図(b)は側面断面図{同図
(a)のC−C線上断面矢視図}である。 図中、1……パワートランジスタ、2……放熱板、21…
…小穴、4……絶縁シート、5……回路基板、6……ネ
ジ、8……リード、9……絶縁スペーサ、91……突起、
である。
付構造を示す図であり、同図(a)は正面断面図{同図
(b)のB−B線上断面矢視図}、同図(b)は側面断
面図{同図(a)のA−A線上断面矢視図}、第2図は
従来のパワートランジスタの回路基板への取付構造を示
す図であり、同図(a)は正面断面図{同図(b)のD
−D線上断面矢視図}、同図(b)は側面断面図{同図
(a)のC−C線上断面矢視図}である。 図中、1……パワートランジスタ、2……放熱板、21…
…小穴、4……絶縁シート、5……回路基板、6……ネ
ジ、8……リード、9……絶縁スペーサ、91……突起、
である。
Claims (1)
- 【請求項1】パワートランジスタのケースの一部と回路
基板の間に絶縁スペーサを介在させ、且つ該ケースの前
記絶縁スペーサの反対側に放熱板を配置し、前記回路基
板と放熱板を締め付け部材で締め付けて該回路基板に固
定するパワートランジスタの取付構造において、前記放
熱板の所定部分に小穴を形成するとともに、前記絶縁ス
ペーサに該小穴に嵌挿される弾性力により係合する突起
を形成したことを特徴とするパワートランジスタの取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4100989U JPH0648864Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | パワートランジスタの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4100989U JPH0648864Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | パワートランジスタの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02131349U JPH02131349U (ja) | 1990-10-31 |
JPH0648864Y2 true JPH0648864Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31551304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4100989U Expired - Lifetime JPH0648864Y2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | パワートランジスタの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648864Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5730224B2 (ja) * | 2012-02-17 | 2015-06-03 | 三菱重工業株式会社 | インバータ装置、一体型電動圧縮機 |
JP2014220319A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-11-20 | 株式会社村田製作所 | 実装構造 |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP4100989U patent/JPH0648864Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02131349U (ja) | 1990-10-31 |
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