JPH0648724A - ジルコニア柱状粘土及びマイカ - Google Patents

ジルコニア柱状粘土及びマイカ

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JPH0648724A
JPH0648724A JP5084643A JP8464393A JPH0648724A JP H0648724 A JPH0648724 A JP H0648724A JP 5084643 A JP5084643 A JP 5084643A JP 8464393 A JP8464393 A JP 8464393A JP H0648724 A JPH0648724 A JP H0648724A
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clay
columnar
zirconia
pillared
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JP5084643A
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Inventor
Jack Wayne Johnson
ウェイン ジョンソン ジャック
John F Brody
フランシス ブロディ ジョン
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Exxon Research and Engineering Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/049Pillared clays

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い結晶度及び層間隔並びに大幅に高い熱安
定性を有するジルコニア柱状粘土を提供する。 【構成】 次のステップを含むジルコニア柱状粘土の製
法:(a)スメクタイト粘土及びフルオロマイカからな
る群れから選ばれる粘土を酢酸ジルコニルの溶液と、柱
状粘土生成物を形成するのに充分な時間及び温度で混合
し;(b)前記溶液から形成された前記柱状粘土生成物
を分離し;(c)前記分離された柱状粘土生成物を水で
洗浄し;(d)前記分離され、洗浄された柱状粘土生成
物を約50〜200℃で乾燥し;(e)前記乾燥された
粘土生成物を約300〜700℃で焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱状粘土、特にジルコ
ニア柱状フルオロマイカの、改善された製造方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
結晶度及び層間隔並びに大幅に高い熱安定性を有するジ
ルコニア柱状粘土を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は改善されたジル
コニア柱状粘土及びその製造方法に関する。この方法は
次のステップを含む: (a)スメクタイト粘土及びフルオロマイカからなる群
れから選ばれる粘土を酢酸ジルコニルの溶液と、柱状粘
土生成物を形成するのに充分な時間及び温度で混合し; (b)前記溶液から形成された前記柱状粘土生成物を分
離し; (c)前記分離された柱状粘土生成物を水で洗浄し; (d)前記分離され、洗浄された柱状粘土生成物を約5
0〜200℃で乾燥し; (e)前記乾燥された粘土生成物を約300〜700℃
で焼成する。
【0004】本発明の他の態様においては、前記粘土が
フルオロマイカであるとき、前記焼成ステップ(e)に
続く粘土生成物を洗浄するステップ(f)を含む。
【0005】更に、本発明は、前記ステップ(a)、
(b)、(c)、(d)及び(e)の方法に従って作ら
れた改善されたジルコニア柱状粘土を作る方法に関す
る。より好ましくは、粘土がフルオロマイカであるとき
は、この方法は更にステップ(f)を含む。
【0006】本発明は更に、本発明ジルコニア柱状粘土
を接触クラッキングのような炭化水素の転化反応に用い
ることに関する。
【0007】本発明で用いられる粘土は、どんなスメク
チック粘土又はフルオロマイカであっても良いが、フル
オロマイカが好ましい。
【0008】図1〜4は、幾つかのジルコニア柱状マイ
カのX線粉末回折図形(CuKα線)を示す。これら全
ての図において、Y軸は強度であり、X軸は回析角2θ
である。図1は、図に示すように種々の量の酢酸ジルコ
ニルを用いて調製したジルコニア柱状マイカを示す。図
2は、テトラシリシックフルオロマイカ(TSM)1g
当たり23ミリモルのジルコニア(Zr)を用いて調製
したジルコニア柱状マイカに対する種々の温度での水蒸
気処理の効果を示す。図2の柱状粘土は、760℃で水
蒸気処理して20m2 /gの表面積を生じたもの;70
0℃で水蒸気処理して241m2 /gの表面積を生じた
もの;650℃で水蒸気処理して284m2 /gの表面
積を生じたもの;水蒸気処理せずに328m2 /gの表
面積を生じたものを、それぞれ線A、B、C及びDで示
す。図3は、やはりテトラシリシックフルオロマイカ1
g当たり23ミリモルのジルコニアを用いて調製したジ
ルコニア柱状マイカに対する種々の温度での水蒸気処理
の効果を示すものであるが、このマイカは最後の焼成の
後に洗浄ステップ(f)を経由したものである。線A、
B及びCは図2と同じ水蒸気処理温度を表す。しかしな
がら、水蒸気処理後の表面積はそれぞれ、194m2
g、260m2 /g及び306m2 /gであった。非水
蒸気処理サンプルDの表面積は339m2 /gであっ
た。図4は、モンモリロナイト1g当たり23ミリモル
のジルコニアを用いて調製したジルコニア柱状モンモリ
ロナイトに対する種々の温度での水蒸気処理の効果を示
す。再び線A、B及びCは図2と同じ水蒸気処理温度を
表す。しかしながら、水蒸気処理後の表面積はそれぞ
れ、20m2 /g、86m2 /g及び228m2 /gで
あった。非水蒸気処理サンプルDの表面積は388m2
/gであった。
【0009】図5は、テトラシリシックフルオロマイカ
1g当たり4.6、35、及び2.3mLを用いて調製し
たジルコニア柱状マイカの窒素吸着等温線(77°K)
を示す。Y軸は、標準温度及び圧力でのcc/gで表し
た窒素ガス吸着体積である。X軸は、77°Kでの飽和
蒸気圧に対する測定した蒸気圧の比である。
【0010】本発明の触媒は、天然の又は合成のスメク
タイト、例えばモンモリロナイト、バイデライト、ノン
トロナイト、サポナイト、ヘクトライト、及びフルオロ
ヘクトライトから、並びに合成のフルオロマイカ、例え
ばナトリウムテトラシリシックマイカ(NaTSM)及
びテニオライトから調製される。スメクタイト及びマイ
カは、2つの外側のケイ素4面体のシートと内部のアル
ミニウム8面体層から成るサンドイッチ(即ち、2:1
層構造粘土)として描くことができる。これら粘土は一
般に次の一般式で示される:
【0011】Ax [ M2-3 4 10(Y)2]
【0012】ここに、Mは8配位カチオンを表し、Tは
4配位カチオンを表し、Aは交換性内部層カチオンを表
し、0≦x≦1であり、Yはヒドロキシ(OH)又はフ
ッ素(F)の単独又は組み合わせである。T配位結合イ
オンは、一般にSi+4、Al +3又はFe+3であるが、幾
つかの他の4配位イオン、例えばP+5、B+3、Ga+3
Cr+3、Ge+4、Be+2等も含みうる。M配位イオンは
一般にはAl+3又はMg+2であるが、他の多数の可能な
6配位イオン、例えばFe+3、Fe+2、Ni+2、C
+2、Li+ 、Cr+3、V+2等も含みうる。本発明では
Mg+2が好ましい。
【0013】ナトリウムテトラシリシックフルオロマイ
カ(Na〔Mg2.5 Si4 102]) 及びリチウムテニ
オライト(Li〔(Mg2 Li)Si4 102]) のよ
うな合成フルオロマイカは、水及び他の適当な極性溶剤
中で膨潤する。これらのようなフルオロマイカは高い層
電荷密度を有するが、これらは大きなカチオンにより柱
状化反応を行いうる。得られた柱状化テトラシリシック
マイカは良好な熱安定性を示し、接触クラッキング、異
性化、等の良好な触媒である。
【0014】本発明の柱状化粘土を調製するのに用いる
無機ポリマー又は柱状化剤は、名目式(nominal formul
a) ZrO(OH)0.5(CH3 COO)1.5を有する酢酸
ジルコニルであり、商業的に入手可能である。
【0015】選んだ粘土を水又は他の適当な極性溶媒で
希釈した酢酸ジルコニル水溶液と接触させ、固体柱状粘
土物質を形成するに充分な時間及び温度で反応させる。
この接触はピラーリング(pillaring) とも言う。好まし
くは、この反応を約0.2〜24時間、より好ましくは
1〜6時間行う。ピラーリングの間の温度は0〜50
℃、好ましくは15〜35℃である。最も好ましくは、
この反応は室温で行う。酢酸ジルコニル溶液と粘土の量
は、望みのZr/粘土比が得られるように選ぶ。このZ
r/粘土比は、粘土1g当たりZr少なくとも約4ミリ
モル、好ましくは粘土1g当たりZr約4〜約46ミリ
モル、最も好ましくは粘土1g当たりZr約23ミリモ
ルである。この接触の後に得られた固体粘土物質は、次
いで、ろ過又は遠心分離により分離し、その後蒸留水で
洗浄する。この洗浄は酢酸臭が無くなる迄続ける。洗浄
の回数は。サンプルの大きさ及び洗浄の効率に依存して
変わる。洗浄の回数は当業者によって容易に決定しう
る。一般に約4〜8回で充分であろう。次いでこの物質
を約50〜200℃で乾燥する。次いでこの物質を約3
00℃〜700℃で約1〜24時間焼成する。好ましく
はこの物質を約400℃以上で約1〜24時間保持す
る。焼成は水酸化酢酸ジルコニウム錯体を分解し、酸化
ジルコニウムの柱状体を形成する。得られた柱状粘土は
例えば水で更に洗浄して、NaTSMを用いたとき形成
される不安定化されたナトリウムを除き、高い熱安定性
を得る。
【0016】本発明により得られる粘土は、高さ10〜
12Åの二次元ギャラリーを有する微孔質の物質であ
る。表面積は約300〜400m2 /gであり、約70
0℃以上の高温で安定である。t−プロット法を用いる
窒素等温式から計算したマイクロポアボリュ−ムは、
0.10〜0.12mL/gである。層反復距離は、X線
回折で測定して20〜22Åである。本発明のジルコニ
ア柱状粘土は、焼成後に、高次の内部層間隔(a high de
gree of order in the interlayer spacing)を有する。
100%水蒸気中、760℃で17時間水蒸気処理した
後は、表面積は、ときにはわずかに約200m2 /gに
減少していることがある。従って、本発明のジルコニア
柱状粘土は水蒸気の存在下に再生した後触媒として作用
しうる。
【0017】
【実施例】
(例1)ピラーリングステップにおけるTSMに対する
ジルコニウムの比の影響を突き止めるために一連の実験
を行った。全ての反応は室温で3時間行った。Zr/T
SM比が、2.3、4.6、9.2、13.8、18.
4、23、34.5及び46ミリモルZr/gTSMで
ある一連の8つのサンプルを用意した。望みのZr/T
SM比を得るのに必要な量の酢酸ジルコニウム溶液(Z
AA)を100mLの蒸留水に加え、室温で10分間攪拌
した。1gのNaTSMを加え、得られたミルクのよう
に白い分散液を室温で3時間攪拌し、次いで遠心分離に
より分離した。次いで固体生成物を1Lの蒸留水に再分
散して洗浄し、その後遠心分離により分離した。上澄み
液の酢酸臭が大幅に減る迄この洗浄過程を繰り返した
(8回洗浄)。最初の洗浄は多量の泡を生じ、これが納
まる迄に約30分を要した。第2回の洗浄の後はこの泡
は生成しなくなった。次いでろ過し、120℃で一夜乾
燥した。反応のこの時点でのX線回析は、高次の内部層
間隔(a high degree oforder in the interlayer spaci
ng)が無いことを示した。回析図形の低角度領域におい
て、高いバックグラウンド上に約20及び10Åの所に
2つの広い弱いピークが存在した。
【0018】次いで、このサンプルを空気中200℃で
2時間焼成し、50℃/hrで400℃に加熱し、40
0℃に2時間保持した。サンプルを400℃で焼成する
と、得られた回析図形は、Zr/TSM比に依存して2
0.1〜20.6Åの所に非常に鋭く強いピークを示し
た。図1参照。この結果は、ピラーリングステップにお
ける過剰の酢酸ジルコニルは、ジルコニア柱状マイカの
結晶性を高めるのに有益であることを示す。たったの
2.3ミリモルZr/gTSMを用いたときは、内部層
間隔の広がりに対応する回析極大は全く観察されなかっ
た。酢酸ジルコニルの量が増えるに従って、X線回析図
形におけるピークは20Åよりやや大きい所に現れ、2
3ミリモルZr/gTSMの所で最大になる。このピー
クは9.3〜46ミリモルZr/gTSMの全ての比の
所に現れる。この結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】分析の結果によれば、NaSTMの内部層
空間中のナトリウムの少なくとも3/4がポリオキソカ
チオンにより交換されていることが分かった。更に、こ
の結果は、4.6ミリモルZr/gTSMで調製された
サンプル中のジルコニウム含量が最大になることを示
し、ピラーリングに用いられる酢酸ジルコニルの量が増
すに連れて取り込まれるジルコニウムの量は少し減るこ
とを示している。
【0021】この一連のジルコニア柱状マイカの表面積
は、Zr/TSM比に対してX線結晶度程敏感ではな
い。表1に示すように、最小量の酢酸ジルコニルを用い
て調製したサンプルの表面積は184m2 /gに過ぎな
いが、サンプルの残りは290〜319m2 /gの表面
積を持つ。サンプルの結晶度が上がるに連れて、窒素吸
収等温線の形は理想タイプ1の挙動に近づく。図5は、
Zr/TSM比が2.3、4.6、及び35ミリモルZ
r/gTSMで調製された3つの代表的なサンプルにつ
いての等温線を示す。9〜46ミリモルZr/gTSM
の比で調製されたサンプルについての等温線は、この図
に示された35ミリモルZr/gTSMサンプルのそれ
に近い形をしている。タイプ1の等温線は、マイクロポ
ア(Rp<20Å)の存在を示し、これはゼオライトの
特性であり、整然とした柱状粘土の特性である。
【0022】(例2)Zr/TSM比11.6、23.
2、及び34.8ミリモルZr/gTSMを得るために
必要な量のZAAを750mLの蒸留水に加え、室温で1
0分間攪拌した。10gのNaTSMを加え、得られた
ミルクの様に白い分散液を室温で3時間攪拌した。生成
物を分離し、例1に述べたようにして焼成した。次い
で、各生成物の半分を700mLの蒸留水と共に室温で3
時間攪拌し、次いで遠心分離により分離した。24時間
かけてこの過程を3回繰り返した。このサンプルをろ過
し、120℃で一夜乾燥した。次いで、このサンプルを
空気中250℃で2時間焼成し、次いで400℃で2時
間加熱した。この結果を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】焼成は、ジルコニアピラーリング(pillari
ng) カチオンによって交換されなかったナトリウムイオ
ンの幾らかを不安定にし、それらは後の焼成洗浄によっ
て除きうる。その結果は、洗浄されたサンプルが、例1
の未洗浄サンプルよりやや高い表面積とマイクロポアボ
リウムを示すことを示している。12ミリモルZr/g
TSMを用いて調製したサンプルはより高いZr/TS
M比で調製した2つのサンプルよりやや高いジルコニウ
ム含量を有し、例1の諸サンプルが示した傾向を確証し
た。しかし、X線回折によって僅かな変化が検知され、
窒素吸収データは、23ミリモルZr/gTSMを用い
て調製したサンプルにおいて、表面積及びミクロポアボ
リウムが最高であることを示している。
【0025】(例3)一連の蒸気処理実験を、温度65
0℃、700℃及び760℃で行った。Zr/TSM比
11.6、23.2、及び34.8ミリモルZr/gT
SMを用いて調製した新しい0.5gのZrTSMのサ
ンプルを用いた。各Zr/TSM比について2つのサン
プルを用意し、1つは例2のように焼成後洗浄したもの
であり、他の1つは未洗浄のものであった。
【0026】ZrTSMのサンプルを石英管内に浅い層
状に拡げ、クラッキング触媒の奪活用に設計した蒸気処
理装置中に入れた。このサンプルを、約1200〜14
00cm3 /分で流れる純粋な水蒸気に、制御された温度
で17時間曝した。
【0027】
【表3】
【0028】表3に示した水蒸気処理したサンプルの表
面積測定結果は、水蒸気処理温度が高くなるに従って、
洗浄したサンプルと洗浄しないサンプルとの差がより著
しくなることを示している。760℃で水蒸気処理した
後は、23ミリモルZr/gTSMを有するサンプルは
最高の表面積194m2 /gを示し、これは水蒸気処理
前の当初の表面積339m2 /gからの損失が43%に
過ぎない。これと対照的に、同じサンプルで洗浄しなか
ったものは、760℃で水蒸気処理したときその表面積
の94%を失い、20m2 /gを残すに過ぎない。ジル
コニア柱状テトラシリシックマイカの水熱安定性に対す
る少量のナトリウムの有害作用は、水蒸気処理温度が高
くなるに連れてより重要になる。
【0029】23ミリモルZr/gTSMで調製し、6
50℃、700℃、及び760℃で水蒸気処理したジル
コニア柱状テトラシリシックマイカサンプルの一連のX
線粉末回折図形を、例1及び2に概説した過程に従って
調製した未洗浄サンプル及び洗浄サンプルの両方を比較
した。(それぞれ図2及び図3参照)。焼成後の洗浄に
よるナトリウムの除去によって水熱安定性が高まること
が明らかである。760℃で水蒸気処理した後のジルコ
ニア柱状テトラシリシックマイカの洗浄サンプルは、表
面積が194m2 /gであり、ミクロポアボリュームが
0.073mL/gであった。尤も、層間隔線はX線粉末
回折図形では、もはや検出できなかった。X線粉末回折
図形は2θ=30、35、50、及び60°に広い新し
い線を示し、これは水蒸気処理温度の増加と共に大きく
なった。これら線は、二酸化ジルコニウムの正方相(tet
ragonal phase)について予想される位置に存在した。6
50℃及び700℃での水蒸気処理前後の洗浄した及び
未洗浄のサンプルについてのZrO2 の線幅にさほどの
差は無かったが、760℃で水蒸気処理した後は、未洗
浄サンプルの回折線図におけるZrO2 線は、より鋭く
(表4参照)、水蒸気処理の間にナトリウムがZrO2
微結晶の成長を高めることが明らかである。
【0030】
【表4】
【0031】(例5)(比較) 粒度分別したNaTSMの希薄水懸濁液を、先行技術で
一般に用いられるピラーリング剤である塩化ジルコニル
の水溶液で処理した後洗浄し400℃で焼成してジルコ
ニア柱状TSMを形成することにより、ジルコニア柱状
マイカのサンプルを調製した。このサンプルは、ピラー
リングの前に、室温で24時間還流したZrOCl2
4H2 Oの溶液を用いて調製した。このサンプルの層間
隔は21Åであったが、このサンプルはそのX線回析線
図によって明らかなように、高次元を示さなかった。層
間隔を示すピークは、本発明に従って酢酸ジルコニルで
柱状化したNaTSMについて観察される鋭いピークと
相違して、低い角度のバックグラウンド上の肩に過ぎな
かった。このサンプルは、表面積が231m2 /gしか
なかった。加えて、再現性のある結果は得られなかっ
た。塩化ジルコニルによって柱状化した大きなバッチの
ZrTSMはを調製すると、X線粉末回析線図において
先に観察された21Åの肩は、生成物を400℃で焼成
した後は存在せず、表面積は108m2 /gに過ぎなか
った。100%水蒸気中700℃で17時間水蒸気処理
した後は、塩化ジルコニルで柱状化したTSMは48m
2 /gに落ち、760℃で焼成した後は31m2 /gに
低下した。この結果は、酢酸ジルコニルによる調製の優
れた再現性並びにそれから製造された柱状マイカの高い
結晶度及び安定性の両方を証明する。
【0032】(例6) (モンモリロナイトを用いるジルコニア柱状粘土)商業
的に入手可能なモンモリロナイト(American colloid c
ompanyから入手したベントナイトHPM−20)を、例
1と同様にして柱状化した。ZAA溶液(100mL,2
32ミリモルZr)を750mL蒸留水で希釈した。1
0.0gのモンモリロナイトを加え、得られた懸濁液を
周囲温度で3時間攪拌した。この固体をろ過により分離
し120℃で乾燥した。次いでこのサンプルをマッフル
炉中200℃で2時間焼成し、50℃/hrで400℃
に加熱し、400℃で2時間加熱した。X線回析で測定
した層間隔は20.2Åであり、表面積は388m2
gであった。このZr−モンモリロナイトのサンプルに
ついて例3に述べたようにして水蒸気処理を行った。6
50℃で17時間水蒸気処理した後は、表面積は228
2 /gであり;700℃で17時間水蒸気処理した後
は、表面積は86m2 /gであり;そして750℃で1
7時間水蒸気処理した後は、表面積は20m2 /gであ
った。水蒸気処理前後のサンプルのX線回析線図を図4
に示す。20Åの層間隔に対応する回析線は、650℃
の水蒸気処理の後は維持されたが、700℃及び760
℃での水蒸気処理の後はこれが消え、それと共に表面積
の殆どが失われた。
【0033】(例7) (ジルコニア柱状テトラシリシックマイカで触媒された
オレフィンの異性化反応)23ミリモルZr/gを用い
て例2の方法に従ってジルコニア柱状テトラシリシック
マイカ(Zr−TSM)を調製した。サンプルの一部を
焼結後洗浄し、再焼成した。比較のため、ZAA溶液の
代わりにアルミニウムクロロヒドロール溶液を用いて同
様にしてアルミナ柱状化テトラシリシックマイカを調製
した。このサンプルを、X線回析による層反復距離及び
窒素吸収による表面積を測定することによりその特性を
記述した。その結果を表1に示す。0.9%のClで含
浸した標準的なγ−Al2 3 触媒についての結果も、
比較のために含めた。
【0034】柱状化粘土の固体酸度を、この柱状化粘土
触媒上の蒸気相として、モデルオレフィン、2−メチル
ペンタ−2−エン(2MP2)の異性化速度を測定する
ことにより評価した。この反応は、温度制御用の炉、流
れ調節器及び供給原料制御用飽和器、並びに反応生成物
を同定するためのオンラインガスクロマトグラフを備え
た標準的な固定床反応器で行った。柱状粘土サンプル
(1g)を500cc/分H2 流中500℃で調製し、
次いで250℃に冷却している間に500cc/分He
でパージした。2MP2(He中7%)を大気圧下25
0℃で1時間この触媒上に流し、次いで温度を350℃
に上げた。350℃で合計2時間流した後に測定した転
化率及び生成物比を表5に報告する。
【0035】2MP2異性化試験の結果は、焼成後の洗
浄は柱状化マイカの酸度を高めることを示している。洗
浄しなかったZr−TSMのサンプルは2MP2の転化
率38.6%を示したが、洗浄し再焼成した後のZr−
TSMは2MP2の転化率65.2%を示した。固体中
の酸の部位の強度の分布を表5に割合比によって表す。
2MP2の4−メチルペンタ−2−エン(4MP2)へ
の異性化は水素のシフトが必要なだけで、比較的弱い酸
部位によって触媒されうる。2MP2の3−メチルペン
タ−2−エン(3MP2)への異性化はメチルのシフト
を含み、中位の強さの酸部位が必要である。2MP2の
2,3−ジメチルブテン(23DMB)への異性化は、
より広範な骨格の再配列であり、それを促進するために
は強い酸部位が必要である。洗浄したZr−TSMにつ
いての3MP2/2MP2の比の結果は、この物質中の
酸部位の比較的大きな割合は中くらいの水準の酸度を有
することを示しているが、低い23DMB/2MP2比
は、高い強さの酸部位は少ないことを示している。Zr
−TSMにおける酸度分布はAl−TSMに見られるも
のと類似していて、Cl/Al2 3 に見られるものよ
り狭い。それは強い酸部位が少ないからである。
【0036】
【表5】
【0037】
【発明の効果】本発明は、先行技術によって調製された
ジルコニア柱状粘土に較べて、より便利で、再現性があ
り、むらなく高い結晶度及び層間隔並びに大幅に高い熱
安定性を与える。
【0038】本発明により調製したジルコニア柱状粘土
は、高温に曝したとき崩壊に抵抗し、更に、水蒸気に接
触させたときその表面積を大いに維持する。
【0039】更に、本発明のピラーリング液は、加熱さ
れる必要がなく、これによってピラーリング反応は周囲
温度で行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】いくつかのジルコニア柱状マイカのX線粉末回
折図形。
【図2】いくつかのジルコニア柱状マイカのX線粉末回
折図形。
【図3】いくつかのジルコニア柱状マイカのX線粉末回
折図形。
【図4】いくつかのジルコニア柱状マイカのX線粉末回
折図形。
【図5】いくつかのジルコニア柱状マイカの窒素吸着等
温線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン フランシス ブロディ アメリカ合衆国,ニュージャージー 08805,バウンド ブルック,マウンテン アベニュ 762

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高い結晶性及び熱安定性を有し、約20
    〜22Åの層間隔を有するジルコニア柱状粘土の製造方
    法であって、次のステップを含むもの: (a)スメクタイト粘土及びフルオロマイカからなる群
    れから選ばれる粘土を酢酸ジルコニルの溶液と、柱状粘
    土生成物を形成するのに充分な時間及び温度で混合し; (b)前記溶液から形成された前記柱状粘土生成物を分
    離し; (c)前記分離された柱状粘土生成物を水で洗浄し; (d)前記分離され、洗浄された柱状粘土生成物を約5
    0〜200℃で乾燥し; (e)前記乾燥された粘土生成物を約300〜700℃
    で焼成する。
  2. 【請求項2】 ギャラリー高さ10〜12Å、層反復距
    離約20〜22Åのジルコニア柱状粘土であって、次の
    方法で製造されたもの: (a)スメクタイト粘土及びフルオロマイカからなる群
    れから選ばれる粘土を酢酸ジルコニルの溶液と、柱状粘
    土生成物を形成するのに充分な時間及び温度で混合し; (b)前記溶液から形成された前記柱状粘土生成物を分
    離し; (c)前記分離された柱状粘土生成物を水で洗浄し; (d)前記分離され、洗浄された柱状粘土生成物を約5
    0〜200℃で乾燥し; (e)前記乾燥された粘土生成物を約300〜700℃
    で焼成する。
JP5084643A 1992-04-13 1993-04-12 ジルコニア柱状粘土及びマイカ Pending JPH0648724A (ja)

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