JPH0648641Y2 - 化学発光体 - Google Patents

化学発光体

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JPH0648641Y2
JPH0648641Y2 JP74589U JP74589U JPH0648641Y2 JP H0648641 Y2 JPH0648641 Y2 JP H0648641Y2 JP 74589 U JP74589 U JP 74589U JP 74589 U JP74589 U JP 74589U JP H0648641 Y2 JPH0648641 Y2 JP H0648641Y2
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container
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light
ampoule
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JP74589U
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JPH0292601U (ja
Inventor
正彦 藤田
Original Assignee
日本化学発光株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈従来の技術〉 従来の化学発光体は、全て棒状の物であり、その構造
は、円筒内にガラスアンプルを入れ、同アンプル内と、
アンプルの外側で円筒内に、それぞれ2種の化学発光液
を充填したものである。また、その発光方法は、折り曲
げることにより、中のアンプルを割り、2液を混合する
ものである。上記の構造では、大きな表面積を有するも
の、例えば円筒状発光体では径が大きくなると従来の方
法ではアンプルを割る事が不可能であり、また、内容量
の大なる発光体では、液の中央部分から放出される光
は、液厚のため発光体表面に到達するまでにかえつって
液に吸収されてしまうという消光作用が生じ、液量が増
加しても表面から放出する光は比例して増加しない欠点
を有する。さらに、化学発光液は非常に高価なものであ
り、内容量の大なるものは、コスト面から製品化しにく
いという欠点も有する。
また、化学発光は、周囲の温度条件により、発光特性が
変わる欠点を有している。例えば、0℃以下の温度で
は、初期の発光輝度が著しく低くなり、そのかわり弱い
発光が長時間持続する。現状の化学発光は20℃前後を基
準として、その発光特性の最良のものを設定している。
従って、寒冷地で使用する場合、このままでは望む輝度
の発光を得ることができない。
〈考案の解決しようとする課題〉 本考案は、上記の問題点を解消しようとするものであ
る。即ち、従来の折り曲げるという以外の発光方法を提
供し、かつ、寒冷地での使用も可能で、しかも、内容量
を最小限におさえて発光面積の大なる発光体及び形状の
大なる発光体を提供しようとするものである。
〈考案の利用分野〉 上記の問題の解決により、本考案は従来にない多用途の
目的を持った発光体を提供することができる。主な用途
としては、道路標示灯、誘導灯、標示灯、安全灯、救助
灯、救命灯、標準板、掲示板、集魚燈、照明器、非常灯
等がある。特に、発光体の表面積を格段に大きくできる
ことにより、遠方よりの視認性が高まり、夜間の道路標
示灯などに広く用いることができると考えられる。
〈考案の詳細な説明〉 本考案を、図面に添って説明する。外容器の形状、な
らびに容器の形状は図面に示すような形状に限定する
ものではないが、図面にはその一例を表現した。それ
は、外容器は上部がドーム状となった容器とし、内容
器は上部が凹部となった容器とし、は底部であ
る。外容器の下部と内容器の下部及び底部は嵌合し、超
音波か熱溶着等の方法にて一体となっている。内容器と
外容器との間隙、即ち内容器の外側で外容器の内側か
らなる間隔を一定に維持するため、内容器の側壁に凸
部を付けたり、内容器の下部の外周に外容器と嵌
合するフランジを設けている。また、内容器の自体
もしくはその表面を白くしたり、内容器表面を鏡面にす
ることにより、光反射効果が得られ、何も施さない場合
に比べて、1.3-1.6倍に発光体表面の光度が向上する。
構造について述べると、本考案は内容器の上部と外容
器上部の間にガラス製アンプルを収納する。このア
ンプルの形状は球状に限定するものではないが図面には
その一例を示した。アンプルの不安定性を防止するた
め、内容器の上部を凹状としてもよい。アンプル
と外容器とは、できるだけ密に接している構造とす
る。そして、アンプル内、および内容器と外容器
の間に、各々化学発光を呈する2種の液体を充填したも
のである。
発熱体は、生石灰と水、あるいは鉄粉と酸素のよう
に、2種以上の物質が化学反応により発熱するものであ
り、この両者を分離して収納する。
この考案によれば、発光の必要時、外容器の上部を、手
や身の回りの物にて叩いたり、路面に叩きつけることに
より、中のアンプルが割れる。或は、発光体を落下せ
しめてもよい。発光体を振ると混ざりが早い。2液の混
合で化学反応がスタートし、発光が始まる。発光は、内
容器の外側に溜っている液体より放出し、外容器の全体
から放出する。
もし、寒冷地において使用する場合は、内容器と底部
の間に収納した発熱体を作動させて予め発光液を暖
めておく。発熱体の作動方法は、生石灰と水の場合
は、底部の紐を引っ張り、水あるいは少量のアルコー
ルを含んだ水の袋を破ると、生石灰と水が接触して発
熱する。必要により、含浸素材を生石灰と水の間に介在
せしめておく。これは、生石灰がいきなり水と接触する
と急激に発熱するため、これを防止し徐々に昇温させる
のに効果がある。鉄粉を使用する場合は、内容器と底
部の間に鉄粉を入れておき、底部に貼着したフィル
ムをはがし該底部の多数の穴から空気を入れ、鉄粉と
酸素を接触させて発熱させる。この発熱体の作動は、
発光液を暖める目的のため、発光させる一定時間前に行
う。
また、請求項(2)におけるように外容器を着色する
ことにより、化学発光により発する光の波長を有効にシ
フトし、異なった色の光を提供することも可能である。
これは、化学発光により発する光の色は各種のものが開
発されているが、光の色を決定する蛍光物質そのものが
化学的に不安定なものもあり、また非常に高価なものも
あるためである。
なお、使用目的により、化学発光体に各種のアタッチメ
ント、例えば傘状光反射板や、自立用脚、壁や扉への固
定具と組み合わせるのは、本考案に含まれる。
本考案では、広い発光面積や形状の大なる場合、化学発
光を呈する液量を最小限としつつ、本来の発光性能を発
揮する効果があると共に、寒冷地においても、予め容易
に加温できるため、必要な発光輝度を得ることができ
る。又、その発光方法が非常時において、容器の一部を
叩き、もしくは押圧することにより、中のアンプルを破
割できるため、容易に発光をスタートできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる化学発光体の正面図、第2図
は同平面図、第3図は同底面図、第4図は第2図I−I
線における断面図。 図中 外容器 内容器 破割性アンプル 凹部 凸部 フランジ 発熱体 底部 生石灰 水袋 紐 含浸素材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性外容器と内容器および底部
    からなり、外容器と内容器の間に破割性アンプル
    を収容し、同アンプル内に、2液を混合することにより
    化学発光を呈する一方の液体を入れ、外容器と内容器の
    間に他方の液体を充填し、内容器内に外的作用にて作
    動する発熱体を収納してなる化学発光体。
  2. 【請求項2】外容器を顔料又は蛍光物質を混入した素
    材とするか、顔料又は蛍光物質を含有した素材にて外容
    器を被膜してなる請求項(1)記載の化学発光体。
JP74589U 1989-01-07 1989-01-07 化学発光体 Expired - Lifetime JPH0648641Y2 (ja)

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JP74589U JPH0648641Y2 (ja) 1989-01-07 1989-01-07 化学発光体

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JP74589U JPH0648641Y2 (ja) 1989-01-07 1989-01-07 化学発光体

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JPH0292601U JPH0292601U (ja) 1990-07-23
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