JPH0648592U

JPH0648592U - 全自動洗濯機

Info

Publication number: JPH0648592U
Application number: JP055905U
Authority: JP
Inventors: 址星金
Original assignee: Samsung Electronics Co Ltd
Current assignee: Samsung Electronics Co Ltd
Priority date: 1992-10-16
Filing date: 1993-10-15
Publication date: 1994-07-05
Also published as: KR940010100U; CN1033869C; CN1086560A; US5404732A; KR0139307Y1

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案の目的は、漂白剤を使用せずに、オ
ゾンにより洗濯物を漂白しうる全自動洗濯機を提供する
ことにある。【構成】洗濯物が投入され、外槽５の内側に回転でき
るように配設れさた脱水槽８と、上記脱水槽８の床面に
配設されてモータＭの正逆回転につれて水流を形成する
パルセータ９を具える洗濯機において、オゾンを生じし
めるオゾン発生装置１０と、上記外槽５の下側に設けら
れた接続部材１２と、上記オゾン発生装置１０を連結す
る連結管１１と、上記接続部材１２に一側を接続された
ホース１３の他側に接続され上記オゾン発生装置１０か
ら生じたオゾンが供給されて、外槽５内に分散させる分
散手段１４とから成ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、洗濯の際、洗濯水内にオゾンを供給して洗濯物の殺菌、漂白及び脱臭させうる全自動洗濯機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

この種の代表的な洗濯機としては、例えば、吉田らにより提案された日特開昭５８−１００８５号がある。上記公報に開示されている洗濯機は、図１に示すごとく、洗濯機本体１００の上部に複数個の洗濯機本体支承部１０２が配設され、この洗濯機本体支承部１０２にスライダ１０３を介して懸垂棒１０４が配置されている。この懸垂棒１０４の下端部には図示のない防振スプリングの内装された緩衝管１０５が設置され外槽支承部１０６と洗濯機本体支承部１０２との間で外槽１０７を弾性的に懸垂している。上記外槽１０７の床下部には基板１０８が固設され、この基板１０８にクラッチケース１０９が外槽１０７に水密に固定されている。

【０００３】さらに、上記基板１０８には駆動モータ１１０が固定され、この駆動モータ１１０の回転軸に配設されたプーリ１１２とクラッチ軸に配設されたプーリ１１４との間には、駆動モータ１１０の駆動力をクラッチを介して、パルセータ１１８に伝達するべくベルト１１３が連結されている。なお、脱水槽１２０の上部縁部には液体の封込まれたバランスリング１２０が形成されている。制御スイッチなどを配設された制御パネル１２４は、上部パネル１２６と一体成形されており、上部パネル１２６の中央部には、洗濯物を投入する開口部が形成され、この開口部にはふた１２８が開閉できるように取付けられている。このような洗濯機においては、洗濯物を洗濯した後、すすぎを行った後に、水の満たされた外槽７に次亜塩素酸ソーダなどを主成分とする漂白剤を入れて漂白を行っていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】ところで、漂白剤により洗濯物を漂白した場合には、脱塩素処理などのすすぎを十分行わないと、洗濯物が傷み時間が経つにつれて黄みに変色されるなどの問題点があった。

【０００５】

【考案の目的】

この考案は、上記問題点を解決するためになされたものであって、この考案の目的は、漂白剤を使用せずに、オゾンにより洗濯物を漂白しうる全自動洗濯機を提供することにある。

【０００６】また、簡単な構造のオゾン発生装置から生じしめたオゾンを２重連結管を通して分散手段に供給して外槽に供給することにより、外部へのオゾンの漏れを防止し、安定性の保持できる全自動洗濯機の提供にある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を実現するためのこの考案によるオゾン全自動洗濯機は、洗濯物が投入され、外槽の内側に回転できるように配設された脱水槽と、上記脱水槽の床面に配設されてモータＭの正逆回転につれて水流を形成するパルセータを具える洗濯機において、オゾンを生じしめるオゾン発生装置と、上記外槽の下側に設けられた接続部材と、上記オゾン発生装置を連結する連結管と、上記接続部材に一側を接続されたホースの他側に接続され上記オゾン発生装置から生じたオゾンが供給されて、外槽内に分散させる分散手段とから成ることを特徴とする。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案による一実施例を添付図面に沿って詳述する。図２に示す如く、洗濯機本体１は、外槽５の内側に脱水槽８が回転可能に配設されており、この脱水槽８の床にはモータＭの正逆回転につれて水流を形成して脱水槽８内の洗濯物を洗濯するようパルセータ９が配設されている。

【０００９】また、洗濯機本体１の上側には、洗濯の際、外槽５内にオゾンを供給するようオゾンを生ずるオゾン発生装置１０が設置され、オゾン発生装置１０の一側には、オゾンを外槽５内に供給するよう連結管１１の一端が接続され、その他端は、外槽５の下側に設置された接続部材１２が接続されている。

【００１０】さらに、外槽５の内側床面上には、洗濯水Ｗにオゾンを分散させる分散手段１４が配設され、この分散手段１４の一側にはオゾン発生装置１０から生じたオゾンを連結管１１及び接続部材１２を介して供給されるべく一側が接続部材に接続されているホース１３が連結されている。

【００１１】一方、オゾン発生装置１０は、図３に示す如く、本体１上にケーシング１５が取付けられており、ケーシング１５内には一側に電源が印加されることにより、磁力を生ずる電磁石１６が設置され、その他側には、発生部１８が配設され、その内部には電源印加の際、後述するチューブの吐出口から供給される空気を放電させオゾンを生ずるオゾン発生電極１９が設置されており、このオゾン発生部１８の配管部１８ａ内には空気の吐出し及び吸込みができるように、両端部に吐出口２０ａ及び吸込口２０ｂが形成されていると共に、吐出口２０ａと吸込口２０ｂとの中間部分に振動板２１との接触により空気を吸込み又は吐出す圧力突起２０ｃが突成されたチューブ２０が押設されている。

【００１２】上記オゾン発生部１８の配管部１８ａ下側には、圧力突起２０ｃに接触する振動板２１がカンティレバー（Ｃａｎｔｉｌｅｖｅｒ）と共に固設され、振動板２１の先端には電磁石１６に対向して所定間隔をおいて永久磁石２２が付されている。

【００１３】オゾン発生部１８の出力側には、外槽５の下部に配設された接続部材１２と一側を接続された連結管１１が接続されている。図３に示すごとく、連結管１１はオゾンの漏れを防止するべく内部管１１ａと、この内部管１１ａを外側から取り囲む外部管１１ｂとから成り、外部管１１ｂは遊動できると共に、容易に接続されるよう蛇腹管にて形成されている。上記電磁石１６の磁力により永久磁石２２が上下振動することにより、振動板２１がチューブ２０の圧力突起２０ｃを上下移動させ、吸込口２０ｂを通って空気が吸込まれる際、吐出口２０ｂを閉鎖させ、また吐出口２０ａを通って空気を吐出す際、吸込口２０ｂを閉鎖させるべく、チューブ２０は天然ゴム又はシリコンゴム材から成っている。つまり、このチューブ２０は、空気の流出入りが容易であり、オゾンの逆流を防止するべく上記ゴム材から成る。

【００１４】次に、図４において、上記オゾン発生部１８の内側管部１８ｄに一端を接続された内部管１１ａの他端は、外槽５の下側に押設された接続部材１２の内側管部１２ａの外周面に押設され、同じくオゾン発生部１８の外側管部１８ｃに一端を接続された外管部１１ｂの他端は、接続部材１２の外側管部１２ｂの外周面に接続された２重構造からなっている。さらに、接続部材１２と分散手段１４との間にはオゾン発生装置１０の作動につれて生成されるオゾンを、分散手段１４に供給するべくホース１３により、連結されており、分散手段１４にはホース１３を介して分散手段１４に供給されたオゾンを洗濯槽５内の洗濯水Ｗに供給するべく多数の通し穴１４ａが形成されている。

【００１５】次に、この考案による全自動洗濯機の作用、効果について述べる。まず、外槽５内に洗濯物が投入され、スイッチの操作により洗濯条件が選択されると、外槽５内へ洗濯水Ｗが供給され、モータＭの駆動につれて、パルセータ９が間欠的に左右回転しつつ洗濯水に水流を形成しつつ洗濯を行うようになる。この際、オゾン発生装置１０の電磁石１６及びオゾン発生電極１９に電源が印加されると、上記電磁石１６と一定間隔をおいて永久磁石２２が電磁石１６の磁力により、上下移動される。これにより、振動板２１が振動しながら、チューブ２０の圧力突起２０ｃを押して解除動作を繰り返しつつオゾン発生電極１９の周辺に空気を供給するようになる。

【００１６】つまり、振動板２１の振動につれてチューブ２０の圧力突起２０ｃが上下に移動されると、チューブ２０の内部が圧縮、膨張され、膨張の際には、吸込口２０ｂ側へ空気が流れ込まれて、圧縮の際には、吸込口２０ｂは閉鎖され、吐出口２０ａが解放されることにより、オゾン発生電極１９に続けざまに空気を供給することができるようになる。

【００１７】一方、空気の吸込の際には、吐出口２０ａが閉鎖されることにより、オゾン発生部１８から生じたオゾンの逆流現像は生じないようになる。さらに、オゾン発生部１８内に供給された空気は、オゾン発生電極１９に高電圧が印加されることにより、放電現象によってオゾンＯ₃を生ずる。このオゾンＯ₃は、連結管１１及び接続手段１２に連結されたホース１３を介して外槽５の床面に配設された分散手段に供給されたのち、多数の通し穴１４ａを通して洗濯水Ｗに分散供給される。

【００１８】この際、連結管１１は、内側が内部管１１ａと外側の蛇腹状の外部管１１ｂとからなる２重構造になっているため、接続状態が堅固であり、さらに外部管１１ｂが傷んでも内部管１１ａによりオゾンＯ₃の漏れが防止され、より安定性が保持されうる。

【００１９】

【考案の効果】

上記の如く、この考案による全自動洗濯機によれば、オゾン発生装置のオゾン発生部に突成された配管部内にチューブを配設し、このチューブに形成された圧力突起を振動板の振動により圧縮あるいは、膨張させることによ、続けざまに空気を供給でき、別の空気供給用ポンプを要しないため、構造が簡単で、設置空間が最少となるのみならず、連結管が２重構造になっているため、外部管の傷みによるオゾン漏れのおそれがなく、安定性が保たれ、外部管の蛇腹状により接続容易であり、外部からの衝撃力に適切に対処でき、外槽に持続的にオゾンを供給できるため、洗濯物の殺菌及び脱臭を容易に行いうるきわめて優れる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の洗濯機の概略縦断面図である。

【図２】この考案による全自動洗濯機の縦断面図であ
る。

【図３】オゾン発生装置の拡大断面図である。

【図４】接続部材の連結状態を示す一部拡大断面図で
ある。

【符号の説明】

１洗濯機本体５外槽１１連結管１１ａ内部管１１ｂ外部管１２接続部材１３ホース１４分散手段１６電磁石１８オゾン発生部１９オゾン発生電極２０チューブ２０ａ吐出口２０ｂ吸込口２０ｃ圧力突起２１振動板２２永久磁石

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】洗濯物が投入され、外槽５の内側に回転
できるように配設された脱水槽８と、上記脱水槽８の床
面に配設されてモータＭの正逆回転につれて水流を形成
するパルセータ９を具える洗濯機において、オゾンを生
じしめるオゾン発生装置１０と、上記外槽５の下側に設
けられた接続部材１２と、上記オゾン発生装置１０を連
結する連結管１１と、上記接続部材１２に一側を接続さ
れたホース１３の他側に接続され、上記オゾン発生装置
１０から生じたオゾンが供給されて、外槽５内に分散さ
せる分散手段１４とからなることを特徴とする全自動洗
濯機。
【請求項２】オゾン発生装置１０は、洗濯機本体１内
に付されたケーシング１５内に配設され、電源の印加の
際、磁力を形成させる電磁石１６と、上記電磁石１６の
磁力により、振動するべく先端部に永久磁石２２を付さ
れた振動板２１と、上記振動板２１の上下振動につれて
空気を供給するチューブ２０と、上記チューブ２０から
供給される空気に放電を生じしめてオゾンを生じしめる
オゾン発生部１８とから成ることを特徴とする請求項１
に記載の全自動洗濯機。
【請求項３】上記チューブ２０は、両端に空気の吐出
及び吸込みができるように形成された吐出口２０ａ及び
吸込口２０ｂと、上記吐出口２０ａと吸込口２０ｂとの
間に突成され、上記振動板２１との接触により空気を吸
込みまたは吐出す圧力突起２０ｃとからなることを特徴
とする請求項１に記載の全自動洗濯機。
【請求項４】上記連結管１１は、オゾンの漏水を防止
するべく内部管１１ａと、上記内部管１１ａの外側に形
成された蛇腹状の外部管１１ｂとから成ることを特徴と
する請求項１に記載の全自動洗濯機。
【請求項５】上記分散手段１４には、オゾンを洗濯水
Ｗに供給するべく多数の通し穴１４ａが形成されている
ことを特徴とする請求項１に記載の全自動洗濯機。