JPH0648487A - 充填ノズルの保護装置 - Google Patents

充填ノズルの保護装置

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Publication number
JPH0648487A
JPH0648487A JP21468392A JP21468392A JPH0648487A JP H0648487 A JPH0648487 A JP H0648487A JP 21468392 A JP21468392 A JP 21468392A JP 21468392 A JP21468392 A JP 21468392A JP H0648487 A JPH0648487 A JP H0648487A
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JP
Japan
Prior art keywords
filling
filling nozzle
container
nozzle
supporting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP21468392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Nagano
靖明 永野
Shigeru Yoshida
茂 吉田
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充填機の充填ノズルが容器内に挿入されなか
った場合に、この充填ノズルの破損を防止する。 【構成】 充填液タンク2側からの送液チューブ10に
取付けられた充填ノズル4の上部にウエイト部材12が
固定されている。充填機の中央の支柱14に、支持手段
16を介して摺動筒体32が連結され支持されている。
充填ノズルは摺動筒体内に上下に摺動自在に挿通され、
ウエイト部材が摺動筒体上に当って停止している。ま
た、摺動筒体は支持手段に対して相対移動可能になって
いる。充填ノズルの支持手段側に対する相対移動を検知
するセンサ38が設けられており、充填ノズルが変位し
たときには、充填動作を中止させる。 【効果】 充填ノズルと容器とのセンタリング機構を省
略することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は充填機の充填ノズルに係
り、特に、充填ノズルの下降または、容器台の上昇時
に、充填ノズルと容器との位置がずれて、充填ノズルが
容器内に挿入されず容器の外面に干渉した場合に、充填
ノズルの破損を防止する充填ノズルの保護装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】充填機は一般に、充填液を貯留する充填
液タンクと、容器内に挿入され、充填液タンクから送ら
れた液体を容器内に充填する充填ノズルと、充填ノズル
の下方に配設された容器台等を備えており、容器台上に
容器が供給されると、この容器を上昇させ、または充填
ノズルを下降させることにより、充填ノズルを容器内に
挿入して充填を行うようになっている。
【0003】充填を行う場合、容器台上の容器を上昇さ
せ、または、充填ノズルを下降させて、充填ノズルを容
器内に挿入するが、この際に充填ノズルと容器との位置
がずれてしまうと、充填ノズルの先端が容器の口部や肩
部に干渉し、充填ノズルが破損をしたり、容器外に充填
液を排出して充填機の周囲を汚染してしまうおそれがあ
った。そこで、従来の充填機では、上昇する容器の口部
を案内するガイドコーンや、容器を容器台上の所定位置
に保持する容器グリッパ等を設けて、充填ノズルと容器
とのセンタリングを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の充填機で
は、ガイドコーンや容器グリッパ等により、容器と充填
ノズルとのセンタリングを行うようにしているため、部
品点数が多く、構造が複雑であるという問題があった。
また、各種サイズ、形状の容器に兼用するためには、そ
の容器に合わせて、ガイドコーンや容器グリッパを交換
しなければならないという問題もあった。
【0005】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、ガイドコーンや容器グリッパ等のセンタリング用
の部材を省略して構造を簡素化し、しかも、充填ノズル
と容器とのセンタリング・ミスが起こった場合にも、充
填ノズルを破損するおそれがない充填ノズルの保護装置
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る充填ノズル
の保護装置は、送液チューブの下端に取付けられた充填
ノズルと、その下方に配置された容器台に載せられてい
る容器との相対的昇降によって、充填ノズルの先端を容
器内に挿入し充填を行う充填機に設けられたもので、上
記充填ノズルを、支持手段を介して支柱に取付け支持さ
れた摺動筒体内に摺動可能に挿通し、かつ、上記摺動筒
体の支持手段に対する相対移動を許容する緩衝手段を設
けたものである。
【0007】また、第2の発明は、充填ノズルが、摺動
筒体に対する相対的上昇または、支持手段に対する相対
移動をした場合にこれを検知するセンサを設け、このセ
ンサからの信号により、充填機の運転または、充填動作
を停止させるようにしたものである。
【0008】
【作用】上記充填ノズルの保護装置では、充填ノズルが
容器内に挿入されず、容器の口部や肩部等に当ってしま
った場合に、充填ノズルが摺動筒体に対して上下に摺動
可能であるため、相対的に上昇し、または、緩衝手段に
よって横方向への移動も許容されるので、充填ノズルが
破損されるおそれがない。
【0009】第2の発明では、充填ノズルが容器内に挿
入されず、変位した場合には、充填動作を行わないの
で、充填液が容器外に放出されて充填機の周囲を汚して
しまうことがない。
【0010】
【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る充填ノズルの保護装置
の一部を断面とした正面図、図2は、この充填ノズルの
保護装置を備えたピストン式定量充填機の一例を示す正
面図である。このピストン式定量充填機は、充填液を貯
留する充填液タンク2と、ピストンの昇降によって、充
填液タンク2からシリンダ室内に所定量の充填液を吸引
し、その後、この充填液を押出して充填ノズル4へ送る
シリンダ6と、充填ノズル4の下方に設けられた容器台
8等を備えており、容器台8上に容器が供給された後、
充填ノズル4を下降させてその先端部を容器内に挿入
し、充填を行うようになっている。
【0011】充填ノズル4は、上記シリンダ6に接続さ
れた送液チューブ10の先端に連結され、その上端部外
周に、ウエイト部材12が固定されている。この充填ノ
ズル4は、充填機の中央に直立して設けられた支柱(全
体として符号14で示す)に、後に説明する支持手段1
6等を介して鉛直に支持されている。
【0012】支柱14の中心には、ねじ軸18が回転可
能に支持されており、このねじ軸18の外周にボールナ
ット20が多数のボールを介して螺合され、ねじ軸18
の回転によって昇降する。ボールナット20には、支柱
14の外方を向けて、スライドブロック22が連結され
ており、ボールナット20の昇降に伴なってこのスライ
ドブロック22がガイドロッド24に案内されて昇降す
る。なお、スライドブロックを昇降させる昇降手段は上
記ボールねじに限定されるものではなく、その他周知の
手段を用いることができる。
【0013】スライドブロック22の側部には孔22a
が形成され、この孔22a内にホルダピン26の端部2
6aが挿入され、連結ピン28によりこれら両者22,
26が連結されている。ホルダピン26の先端部側に
は、ほぼT字状の筒部材を横向きにした形状のノズルホ
ルダ30の横筒部30aが嵌合されている。このノズル
ホルダ30の縦筒部30b内には、円筒状の摺動筒体3
2が嵌着されている。上記ノズルホルダ30の横筒部3
0aの側壁には、ほぼ三角形の係合穴30cが貫通形成
されており、この穴30c内に、ホルダピン26に挿通
された係合ピン34が挿入されている。上記スライドブ
ロック22の端面と、ノズルホルダ30の横筒部30b
の端面との間のホルダピン26の周囲に、圧縮スプリン
グ36が弾装され、ノズルホルダ30を支柱14から遠
ざかる方向へ付勢している。圧縮スプリング36に押さ
れたノズルホルダ30は、ホルダピン26に挿通された
係合ピン34がノズルホルダ30の三角形の係合穴30
cの支柱14側頂部に係合して停止している。上記摺動
筒体32の外周には環状溝32aが形成され、この溝3
2a内に、ホルダピン26の先端に設けられた先細部2
6bが係合している。これらスライドブロック22およ
びホルダピン26により上記支持手段16が構成されて
いる。なお、図1では係合穴30cをほぼ三角形として
いるが、縦方向の長孔の中央部にピン34が係合する切
欠きを設けたものでも良い。
【0014】摺動筒体32内には、送液チューブ10に
取付けられた充填ノズル4が上下に摺動可能に挿通され
ている。充填ノズル4の上部にはウエイト部材12が固
定されており、このウエイト部材12が摺動筒体32の
上面に当って停止している。また、上記スライドブロッ
ク22には、ウエイト部材12に取付けられた被検知部
12aに対向してセンサ38が設けられており、このセ
ンサ38が、スライドブロック22に対する充填ノズル
4およびウエイト部材12の変位を検出すると、その信
号によって上記充填機全体を停止させ、または、シリン
ダ6による充填動作を中止させるようになっている。な
お、この実施例では、充填ノズル4をウエイト部材12
の自重によって摺動筒体32上に定置させているが、弱
いスプリング等を用いて定置させるようにしても良い。
【0015】以上の構成に係る充填ノズルの保護装置の
作用について説明する。上記ピストン式定量充填機の容
器台8上に容器が供給されると、ねじ軸18の回転によ
り、ボールナット20を下降させる。このボールナット
20の下降に連れて、ボールナット20に固定されたス
ライドブロック22および上記支持手段16も一体的に
下降する。ノズルホルダ30に嵌着されている摺動部材
32およびこの摺動部材32内に挿通されて支持されて
いる充填ノズル4およびウエイト部材12も共に下降す
る。容器が容器台8上の所定の位置に正しく載っている
ときには、充填ノズル4は、容器内に挿入され、シリン
ダ6内のピストンの昇降により容器内への充填が行われ
る。
【0016】容器が容器台上の所定の位置に載らずに、
充填ノズル4の中心からずれてしまった場合には、充填
ノズル4の下端部が容器内に挿入されず、例えば、容器
の口部の上面に当ると、支持手段16および摺動体32
は下降されるのに対して、充填ノズル4およびウエイト
部材12は下降することができず、摺動筒体32に対し
て相対的に上昇する。充填ノズル4およびウエイト部材
12のこの変位を上記センサ38が検知すると、このセ
ンサ38からの信号により、充填機の運転が停止され、
または、バルブの切換等によりシリンダ6内の充填液の
充填ノズル4への給液が中止される。
【0017】また、充填ノズル4と容器との大幅な位置
ずれ等により、充填ノズル4の下端部が容器の口部から
も外れ肩部等の傾斜面に当った場合には、摺動筒体32
側の下降に対して、充填ノズル4は相対的に上昇せず、
または上昇するとともに横方向へ押される。さらに、充
填ノズル4の下に異種のびん高の高い容器が搬送された
場合にも充填ノズル4は横方向に押される。上述のよう
に、摺動筒体32と一体のノズルホルダ30と、スライ
ドブロック22に連結されているホルダピン26とは、
三角形の係合穴30cと係合ピン34とによって相対移
動可能であり、圧縮スプリング36によって図示位置に
保持されているため、充填ノズル4が横方向に押される
と、ノズルホルダ30の係合穴30cが係合ピンに対し
て移動することにより充填ノズル4の振れを許容する。
この充填ノズル4のスライドブロック22に対する変位
は上記センサ38によって検知され、上記と同様に充填
が中止される。このように容器台上の容器が上方の充填
ノズル4の中心に対してずれた位置に供給された場合
に、充填ノズル4を下降させても、この充填ノズル4が
逃げることができるので、充填ノズル4を破損すること
がない。また、充填ノズル4が容器内に挿入されなかっ
た場合に、センサ38によってこれを検知して充填動作
を中止するので、充填機の周囲を汚してしまうおそれも
ない。
【0018】なお、上記実施例では、充填ノズルの保護
装置をピストン式の定量充填機に適用した場合について
説明したが、このタイプの充填機に限定されるものでは
なく、その他種々のタイプの充填機に適用することがで
きる。また、充填ノズルが昇降するタイプに限らず、容
器台の昇降により、容器内に充填ノズルを挿入するタイ
プの充填機であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、充填
ノズルを、これを支柱に取付け支持する支持手段に対し
て相対移動可能に構成したので、充填ノズルと容器との
センタリング機構を省略しても、充填ノズルを破損する
おそれがなく、また、充填ノズルが容器内に挿入されな
かった場合には、充填ノズルの変位をセンサによって検
知して充填動作を中止するので、充填液が容器外に排出
されることがなく、充填機の周囲を汚すおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る充填ノズルの保護装置
の縦断面図である。
【図2】上記充填ノズルの保護装置を備えたピストン式
定量充填機の正面図である。
【符号の説明】
4 充填ノズル 8 容器台 10 送液チューブ 12 ウエイト部材 14 支柱 22 スライドブロック(支持手段) 26 ホルダピン(支持手段) 30 ノズルホルダ(緩衝手段) 30c ノズルホルダの三角形の係合穴(緩衝手段) 32 摺動筒体 34 ホルダピンに挿通された係合ピン(緩衝手段) 36 圧縮スプリング(緩衝手段) 38 センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送液チューブの下端に取付けられた充填
    ノズルと、その下方に配置された容器台に載せられてい
    る容器との相対的昇降によって、充填ノズルの先端を容
    器内に挿入し充填を行う充填機において、上記充填ノズ
    ルを、支持手段を介して支柱に取付け支持された摺動筒
    体内に摺動可能に挿通し、かつ、上記摺動筒体と支持手
    段との相対移動を許容する緩衝手段を設けたことを特徴
    とする充填ノズルの保護装置。
  2. 【請求項2】 上記充填ノズルが、摺動筒体に対する相
    対的上昇または、支持手段に対する相対移動をした場合
    にこれを検知するセンサを設け、このセンサからの信号
    により、充填機の運転または、充填動作を停止させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の充填ノズルの保護装
    置。
JP21468392A 1992-07-20 1992-07-20 充填ノズルの保護装置 Pending JPH0648487A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2539452A (en) * 2015-06-16 2016-12-21 Adelphi Masterfil Ltd Nozzle assembly
JP2018076104A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 サッポロビール株式会社 液体充填装置、及び液体充填方法
DE102020127389A1 (de) 2020-10-16 2022-04-21 Krones Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zum Behandeln eines Behälters mit Funktionsprüfung

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