JPH0648470A - 低酸素透過性フイルム - Google Patents

低酸素透過性フイルム

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JPH0648470A
JPH0648470A JP3126166A JP12616691A JPH0648470A JP H0648470 A JPH0648470 A JP H0648470A JP 3126166 A JP3126166 A JP 3126166A JP 12616691 A JP12616691 A JP 12616691A JP H0648470 A JPH0648470 A JP H0648470A
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JP
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film
substrate
combination
poly
vinyl alcohol
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JP3126166A
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Taeik J Min
タエイック・ジェイ・ミン
Robert Edward Touhsaent
ロバート・エドワード・サウザント
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ExxonMobil Oil Corp
Original Assignee
Mobil Oil Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、酸素透過性の低い組合せフイルムに
関する。 【構成】酸素透過阻害層が設けられているポリマ−基板
から構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸素透過性の低い、柔
軟な多層フイルムの組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】食品の包装に用いられる一定のポリマ−
フイルムでは、フイルムの外部からフイルムで構成され
る包装の内部に酸素が透過してしまう。このような酸素
の侵入によって容器内に包装された食品の劣化が速まる
ため、酸素の除去あるいは制御が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ようなフイルムの酸素透過を減少させることにある。
【0004】
【発明の概要】本発明によれば、酸素を透過する可能性
のあるポリマ−基板であって、少なくともその片面の界
面自由エネルギ−が少なくとも約35ダイン/cmにな
るように処理され、この面には下塗が施され、また下塗
には架橋ポリ(ビニルアルコ−ル)から成る酸素透過阻
害層が設けられているポリマ−基板から構成されるフイ
ルムの組合せが提供される。
【0005】フイルムの片面には所望ならばヒ−トシ−
ル層、好ましくはアクリル樹脂を設ける。
【0006】本発明ではまた、ポリマ−基板フイルムを
提供し、この基板の少なくとも片面を界面自由エネルギ
−が少なくとも35ダイン/cmとなるように処理し、
処理面の少なくとも1つに下塗を施し、少なくとも1つ
の下塗面にポリ(ビニルアルコ−ル)及び架橋組成物を
施す工程から成る低酸素透過性フイルムの組合せの製法
に関する。ポリマ−基板フイルムは延伸されているこ
と、特に二軸延伸されていることが望ましい。
【0007】本発明における基板には、酸素透過性であ
りフイルムの用途によりこの酸素透過が最小限であるこ
とが要求される、延伸されたあるいは未延伸の任意のポ
リマ−フイルム基板が含まれる。ここで言及されている
酸素は大気中の酸素由来のものである。本発明ではナイ
ロン、ポリエチレンテレフタレ−ト、及びポリカ−ボネ
−トフイルムが言及されているが、特に望ましいフイル
ムの種類はポリオレフインである。ポリオレフインの中
では、プロピレンのホモポリマ−及びコポリマ−が望ま
しい。特に望ましいのはアイソタクチックポリプロピレ
ンが少なくとも80重量%含まれているアイソタクチッ
クポリプロピレン類である。望ましい基板層は、融点が
約321゜ないし336゜Fの範囲にあるホモポリプロ
ピレンであるが、このような基板の材料で市販のものは
ARCO W472である。望ましい基板はまたその片
面あるいは両面に、厚みの総量の2ないし12%がコポ
リマ−から成る薄いスキン層で同時押出を施すことがで
き、コポリマ−は好ましくはプロピレン及び、エチレン
かあるいはブテン−1のような他のオレフインの任意の
コポリマ−である。他のオレフインはコポリマ−内に1
ないし7重量%含有させることができる。基板層を透過
する酸素量を効果的に減少させるためには、この基板層
を、1)界面自由エネルギ−が少なくとも約35ダイン
/cmになるように処理し、2)下塗を施し、また3)
架橋ポリ(ビニルアルコ−ル)の酸素透過阻害層をコ−
テイングしなければならない。
【0008】望ましい基板は下塗の次に架橋ポリ(ビニ
ルアルコ−ル)がコ−テイングできるように適切な処理
が行われていなければならない。この適切な処理には、
ASTM 標準 D2578−84により、表面の表面
張力のレベルが少なくとも35ダイン/cm、好ましく
は38ないし48ダイン/cmとなるように表面を処理
することが含まれる。この処理は、火炎処理、プラズマ
処理、化学処理、あるいはコロナ放電処理によって行う
ことができる。望ましいのは火炎処理及びコロナ放電処
理であるが、特に望ましいのはコロナ放電処理である。
【0009】市販のコロナ放電処理装置は、ソロシステ
ムズインコ−ポレ−テッド(テキサス州ガ−ラント)、
コロテックコ−ポレ−ション(コネチカッット州コリン
スビレ)、ソフタルエレクトロニクス(西ドイツ、ハン
ブルク)及びその他から購入することができる。例えば
ソフタルエレクトロニクスの装置を用いると、約0.9
ミルの厚みのポリプロピレンフイルムを処理する場合
に、作業員は約0.050インチのエアギャップをとる
ことができる。このフイルムは42ないし44ダイン/
cmに処理することができる。
【0010】この処理の後に、適切な下塗材料が処理面
に塗布される。
【0011】望ましい下塗材料は米国特許第45645
59号明細書に開示されている。この中には、モノアル
デヒドと、アクリルアミドあるいはメタクリルアミドと
他の少なくとも1種の不飽和モノマ−とを縮合させるこ
とによって生成される下塗剤が含まれる。さらにアミノ
アルデヒドと、アクリルアミドあるいはメタクリルアミ
ドとを縮合させ、続いて縮合生成物を他の少なくとも1
種の不飽和モノマ−とC1ないしC6 のアルカノ−ルの
存在下で共重合させることによって生成される材料も含
まれる。この種の望ましい下塗樹脂は、90重量%まで
のスチレン、80重量%までのアルキルアクリレ−ト、
15重量%までのメタクリル酸、及び5ないし25重量
%のアクリルアミドを含有するコポリマ−から成り、コ
ポリマ−内のアミド基1つに対して0.2ないし3当量
のホルムアルデヒドを含有するホルムアルデヒドのn−
ブタノ−ル溶液と縮合されている。この種の他の下塗樹
脂は、38.5部のスチレン、44部のエチルアクリレ
−ト、2.5部のエタクリル酸、及び15部のアクリル
アミドを含有するコポリマ−樹脂の50%固体溶液であ
り、n−ブタノ−ル内で5.2部のホルムアルデヒドで
縮合している。
【0012】本発明における構成で特に望ましい下塗材
料はポリ(エチレンイミン)であることが見いだされ
た。イミンによる下塗で全体が粘着性の表面が得られ、
次にコ−テイングされる架橋ポリ(ビニルアルコ−ル)
との結合が可能となる。ポリ(エチルイミン)の水溶液
あるいはエタノ−ルのような有機溶媒の溶液の塗布溶液
として効果的な濃度は、約0.1ないし0.6重量%で
ある。この種の市販材料は、BASF−Wyandot
teコ−ポレ−ションの製品であるポリミンPが知られ
ている。
【0013】別の特に望ましい下塗材料として、エポキ
シ樹脂と酸化アミノエチル化ビニルポリマ−との反応生
成物がある。このエポキシ樹脂はポリヒドロキシ化合物
のグリシジルエ−テルである。ここで用いられる典型的
なポリヒドロキシ化合物にはビスフエノ−ルA、環置換
ビスフエノ−ルA、レゾルシノ−ル、ヒドロキノン、フ
エノ−ル−ホルムアルデヒド、ノボラク樹脂、1、4−
ブタンジオ−ル、1、6−ヘキサン−ジオ−ル、グリセ
ロ−ル、低級アルキルヒダントイン、あるいはこれらの
混合物が含まれる。本発明による望ましいエポキシ樹脂
は、エピクロロヒドリンとビスフエノ−ルAとの間のグ
リシデ−ション反応によって生成されるものである。こ
の種のエポキシ樹脂は通常、エポキシ基1グラム当量を
含む樹脂のグラム当量数によって定義されるエポキシ当
量(EEW)によって分類される。本発明ではEEWが
170ないし280の樹脂を用いることができるが、1
80ないし210の樹脂が望ましい。
【0014】エポキシ樹脂の特定の構成は本発明で用い
られる下塗には重要ではないが、物理的状態を考慮して
エポキシ樹脂の選択をすることは重要である。例えばエ
ポキシ樹脂は液体であり、二次成分あるいは下記に記載
の硬化剤に十分に分散するかあるいは溶解するものでな
ければならない。エポキシ樹脂が低粘性の場合は、硬化
剤のような二次成分に直接添加して攪拌することができ
るが、水性エマルジョンに分散しているエポキシ樹脂を
用いるのが望ましい。
【0015】本発明によるエポキシ下塗組成物内の二次
成分は水溶性のアミノ変換アクリルポリマ−である。こ
のポリマ−はエポキシ化合物の硬化剤である。米国特許
第3719629号明細書には望ましい材料が記載され
ており、参考文献として本願に開示するものである。こ
の材料は一般的に アミノアルキレ−ト基を保持する酸
化アミノエチレ−ト化コポリマ−として記載することが
できる。この材料はアクリレ−ト、メタクリレ−ト、ス
チレン、あるいは他の適切なモノマ−を十分なメタクリ
ル酸あるいはアクリル酸と重合させて−COOHの含有
量が7.5ないし12.5%とすることによって得られ
るが、溶媒重合法が望ましい。次にポリマ−をエチレン
イミンモノマ−と反応させ、塩酸で酸化してポリマ−を
水溶性とする。
【0016】本発明による一実施例では、液体エポキシ
樹脂を硬化剤の溶液で高速攪拌により乳化し、生じた分
散液を水で希釈して、通常固体分が2ないし10%の塗
布に望ましい濃度とする。エポキシ樹脂と硬化剤を混合
する際は、エポキシとアミノ基の理論量の平衡をとるの
が一般的に望ましい。しかしこの理論量は、エポキシ1
に対してアミノ基3から、エポキシ3に対してアミノ基
1まで広範囲に変化するものであることが見いだされ
た。上記の下塗剤の内任意のものを0.001ないし
3.5g/m2 の範囲で用いることができる。
【0017】本発明ではポリ(ビニルアルコ−ル)は、
例えばE.I.ジュポン社の製品であるエルバノ−ル
(ELVANOL)71−30のような市販の任意の材
料を用いることができる。ポリ(ビニルアルコ−ル)コ
−テイング溶液は、ポリマ−を熱水に溶解させ、冷却
し、適切な架橋剤及び酸触媒と混合することによって調
製することができる。架橋剤はメラミン−あるいはユリ
アホルムアルデヒド樹脂を用いることができる。市販の
架橋剤としては他にも、メチル化メラミンホルムアルデ
ヒドであるPAREZ 613、メチル化メラミンホル
ムアルデヒドであるCYMEL 373、トリメチロ−
ルメラミンユリアホルムアルデヒドであるCYMEL
401、グリオキサ−ル、あるいはボラックスが含まれ
る。酸触媒、例えば硫酸アンモニウム、塩化アンモニウ
ム、硫酸、硝酸アンモニウムが上記の系を効果的に触媒
する。
【0018】架橋はポリ(ビニルアルコ−ル)が低感湿
性となるように行われるが、コ−テイングが施され均等
に拡散した後に行うことが重要である。これは、初期濃
度が低いために架橋がすぐには起こらないが、乾燥すれ
ば濃度が上昇して架橋が促進されるような水溶液を生成
することにより行われる。
【0019】ポリマ−、架橋剤、及び触媒を含む溶液の
適切な濃度は1ないし10重量%、好ましくは4ないし
8重量%であることが見いだされた。固体成分が多すぎ
ると溶液の粘度が大きすぎるし、反対に固体成分が少な
すぎると良好な耐水性が得られない。約5%ないし30
%、通常は15%の架橋剤が、0%ないし7.5%、通
常は2%の酸触媒と共に用いられる。望ましい処方では
以下の固体成分が含まれる:85.5重量%のポリ(ビ
ニル)アルコ−ル;12.8重量%のメチル化メラミン
ホルムアルデヒド;及び1.7重量%の塩化アンモニウ
ム(NH4Cl)。
【0020】ポリ(ビニル)アルコ−ル水溶液は、十分
な量のエルバノ−ル(ELVANOL)71−30を熱
水に溶解させて8重量%の溶液を生成した後に冷却する
ことによって得られる。この溶液に20重量%のメラミ
ンホルムアルデヒドの水溶液及び5重量%の塩化アンモ
ニウム水溶液を加えて前記処方の溶液を得る。架橋ポリ
(ビニルアルコ−ル)は0.2ないし3g/m2含有さ
せることができる。
【0021】架橋ポリ(ビニルアルコ−ル)はフイルム
の片面に設けても良いし、あるいは両面に設けても良
い。
【0022】
【実施例】
例 ホモポリマ−ポリプロピレンコアをエチレン−プロピレ
ンランダムコポリマ−のスキン層と同時押出した。この
ランダムコポリマ−には約3ないし5重量%のエチレン
が含まれていた。押し出されたフイルムを縦方向に4な
いし5倍、また横方向に7ないし10倍二軸延伸して、
厚みが約1ミルのフイルムを得た。これらスキン層の厚
みはフイルムの約12%であり、そしてほぼ等しい厚み
であった。この組合せフイルムは通常用いられている従
来技術に従ってコロナ放電処理し、約42ダイン/cm
の湿潤張力の面を形成した。処理されたフイルムの両面
は上記のBASF−Wyandotteコ−ポレ−ショ
ンの製品であるポリミンPの0.1重量%のポリ(エチ
レンイミン)により下塗を行った。次にフイルムを10
0℃で風乾した。塗膜の質量は小さすぎて計測できなか
ったが、約0.002g/m2であると計算された。次
にこの下塗処理基板にコ−テイング質量が約1.0g/
2となるようにアクリレ−ト塗料を塗布した。このア
クリレ−ト塗料は約56重量%のメチルメタクリレ−
ト、約40重量%のメチルアクリレ−ト、及び約4重量
%のメタクリル酸の重合により得られる三元共重合体ラ
テックスのアンモニア水溶液であった。フイルム構造体
の反対側の面にポリ(ビニルアルコ−ル)、架橋剤、及
び触媒を含む上記溶液で塗布した。この溶液は逆ダイレ
クトグラビアコ−タを用いて塗布し、コ−テイングされ
たフイルムは100ないし125℃の熱空気オ−ブンに
通した。これによりコ−テイング質量は0.5g/m2
となった。
【0023】ガス湿分制御のために、塩水溶液透過パッ
ドに乾燥酸素気流を送り、次にこの気流に対して直角に
設けられた乾燥フイルム(架橋ポリ(ビニルアルコ−
ル)を上流側にした)に酸素気流を送る酸素透過装置
で、乾燥フイルムを試験した。透過した酸素量を測定
し、単位時間あたり単位面積あたりの酸素透過量を計算
した。前記構成のフイルムを用いると、透過した酸素量
は相対湿度50%において1日あたりわずか0.62c
c/m2であった。これは包装用フイルムを透過する酸
素を阻害するための他のどのような既知のポリマ−系よ
りも優れている。
【0024】前記の架橋ポリ(ビニルアルコ−ル)コ−
テイングフイルムは粘着性の薄板に成形されて、ホモポ
リマ−ポリプロピレンフイルム、ポリプロピレンコ−テ
イング層、ポリプロピレンスリップ剤、ポリプロピレン
押し出し層、透明ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイ
ロン、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリカ−ボネ−
ト、ポリスチレン等の、延伸されたあるいは延伸されて
いない市販の熱可塑性フイルムに形成される。特に望ま
しいフイルムの種類はポリオレフインである。酸素透過
率は、厚みが25ミクロンのアクリル樹脂コ−テイング
された2軸延伸ポリプロピレンフイルムによる積層の後
に決定された。この積層の酸素透過率は、相対湿度50
%においてはわずか1日あたり0.46cc/m2、相
対湿度75%においては1日あたり0.69cc/
2、相対湿度100%においては1日あたり5.81
cc/m2である。これは相対湿度が50%以上におい
ても、酸素透過を阻害するための他の既知どののポリマ
−構成よりも優れており、予想外のことである。結合強
度は約200g/cmと優秀であることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・エドワード・サウザント アメリカ合衆国ニューヨーク州14450,フ ェアポート,ヴァレイ・ブルック・ドライ ブ 65

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素を透過するおそれのあるポリマ−基
    板から成るフイルムの組合せであって、少なくとも基板
    の片面は界面自由エネルギ−が少なくとも約35ダイン
    /cmになるように処理されており、この処理面には下
    塗が施され、また下塗の上には架橋ポリ(ビニルアルコ
    −ル)から成る酸素透過阻害層が設けられていることを
    特徴とする組合せフイルム。
  2. 【請求項2】 前記基板がプロピレンの延伸されたホモ
    ポリマ−かあるいはコポリマ−から構成されている請求
    項1に記載の組合せフイルム。
  3. 【請求項3】 前記ポリ(ビニルアルコ−ル)が酸触媒
    性架橋剤で架橋されている請求項1あるいは2に記載の
    フイルムの組合せ。
  4. 【請求項4】 前記フイルムの片面にヒ−トシ−ル層が
    設けられている請求項1ないし3の内いずれか1つに記
    載の組合せフイルム。
  5. 【請求項5】 前記フイルムの両面に架橋ポリ(ビニル
    アルコ−ル)が設けられている請求項1ないし4の内い
    ずれか1つに記載の組合せフイルム。
  6. 【請求項6】 前記下塗が、ポリ(エチレンイミン)か
    あるいはエポキシ樹脂と酸化アミノエトキシビニルポリ
    マ−との反応生成物から成る請求項1ないし5に記載の
    いずれか1つに記載の組合せフイルム。
  7. 【請求項7】 前記基板には少なくとも片面に同時押出
    プロピレン−エチレンコポリマ−層が設けられている組
    合せフイルム。
  8. 【請求項8】 前記プロピレン−エチレンコポリマ−が
    ランダム状であり、またエチレンの混合比が小さい請求
    項7に記載のフイルムの組合せ。
  9. 【請求項9】 低酸素透過性組合せフイルムの製法であ
    って、(a)ポリマ−基板フイルムを提供し、(b)前
    記基板の少なくとも片面の界面自由エネルギ−が少なく
    とも35ダイン/cmになるように処理し、(c)この
    処理面の少なくとも1つには下塗を施し、(d)少なく
    とも1つの下塗面にはポリ(ビニルアルコ−ル)及び架
    橋手段組成物をコ−テイングする工程から成ることを特
    徴とする製法。
JP3126166A 1990-05-29 1991-05-29 低酸素透過性フイルム Pending JPH0648470A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US53003890A 1990-05-29 1990-05-29
SG1996003582A SG43874A1 (en) 1990-05-29 1991-05-22 Low oxygen transmissive film
US530038 1995-09-19

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JPH0648470A true JPH0648470A (ja) 1994-02-22

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ID=26665096

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JP3126166A Pending JPH0648470A (ja) 1990-05-29 1991-05-29 低酸素透過性フイルム

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EP (1) EP0461772A3 (ja)
JP (1) JPH0648470A (ja)
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