JPH0648184Y2 - 針状ころ軸受 - Google Patents
針状ころ軸受Info
- Publication number
- JPH0648184Y2 JPH0648184Y2 JP1987196682U JP19668287U JPH0648184Y2 JP H0648184 Y2 JPH0648184 Y2 JP H0648184Y2 JP 1987196682 U JP1987196682 U JP 1987196682U JP 19668287 U JP19668287 U JP 19668287U JP H0648184 Y2 JPH0648184 Y2 JP H0648184Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle roller
- ring
- side plate
- shaped side
- needle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、針状ころ軸受に関する。
従来の技術における針状ころ軸受は、針状ころ列を崩れ
ないように保持するべく、次のような手段が講じられて
いる。
ないように保持するべく、次のような手段が講じられて
いる。
軸受外輪の片側のつばの内面を断面円弧状の凹溝面に
し、他側のつばを薄肉にして内側にカールさせたり、外
輪の両側つばを薄肉にして内側にカールさせて針状ころ
の両端に係合させている。
し、他側のつばを薄肉にして内側にカールさせたり、外
輪の両側つばを薄肉にして内側にカールさせて針状ころ
の両端に係合させている。
外輪のつばを利用しない場合は、軸の代りの仮のスリー
ブを挿入しておく。
ブを挿入しておく。
従来の技術の針状ころ軸受の針状ころ列が崩れるを防止
する手段のうち、つばを利用する手段は、針状ころの端
面の当りが損傷トラブルの因となり、つば内面の断面円
弧状の凹溝面は、加工が面倒である。更に外輪の薄肉つ
ばをカールさせるため加工の不均一が生じ、精度の劣化
の因となる。
する手段のうち、つばを利用する手段は、針状ころの端
面の当りが損傷トラブルの因となり、つば内面の断面円
弧状の凹溝面は、加工が面倒である。更に外輪の薄肉つ
ばをカールさせるため加工の不均一が生じ、精度の劣化
の因となる。
仮挿入のスリーブの利用は、スリーブという余計な部品
とその着脱という工程が加わる。
とその着脱という工程が加わる。
この考案は、そのような従来る形式の諸欠点を排除しよ
うとするものである。
うとするものである。
この考案の総ころ形式針状ころ軸受は、針状ころ列の両
端側において、針状ころの端と外輪のつばとの間に断面
円弧状の内側凹溝面が円周連続して形成された各輪状側
板がそれぞれ自由状態で介挿され、輪状側板の前記内側
凹溝面には、針状ころの端部が当接されて構成されてお
り、輪状側板は、好ましくは、軟窒化処理、タフトライ
ド処理、又は浸炭処理か施されている。
端側において、針状ころの端と外輪のつばとの間に断面
円弧状の内側凹溝面が円周連続して形成された各輪状側
板がそれぞれ自由状態で介挿され、輪状側板の前記内側
凹溝面には、針状ころの端部が当接されて構成されてお
り、輪状側板は、好ましくは、軟窒化処理、タフトライ
ド処理、又は浸炭処理か施されている。
針状ころは、その両端側において輪状側板の断面円弧状
の内側凹溝面に当接係合されているので、輪状側板が介
挿されている外輪のつばの内面が凹溝面となっていなく
ても、針状ころ列は、輪状側板により保持される。
の内側凹溝面に当接係合されているので、輪状側板が介
挿されている外輪のつばの内面が凹溝面となっていなく
ても、針状ころ列は、輪状側板により保持される。
この考案の実施例を図面に従って説明する。
第１図において、針状ころ軸受は、針状ころ1,1,1・・
の両端と外輪２の両側のつば3,3′との間の夫々に断面
円弧状の内側凹溝面４が円周連続して形成された輪状側
板５、例えば第２図に示されるような輪状板材が腕曲成
形されて構成された環状側板５が自由状態で介挿され、
針状ころ1,1,1・・の両端が夫々輪状側板５の断面円弧
状の内側凹溝面４に当接されて組立てられている。図示
の実施例では、外輪２の一方のつば３は予じめ折曲した
状態に成形されており、それ内面は平面のままである。
他方のつば３′は方は、針状ころ1,1,1・・が組込まれ
てから、平面的に単に折曲げられて成形される。
の両端と外輪２の両側のつば3,3′との間の夫々に断面
円弧状の内側凹溝面４が円周連続して形成された輪状側
板５、例えば第２図に示されるような輪状板材が腕曲成
形されて構成された環状側板５が自由状態で介挿され、
針状ころ1,1,1・・の両端が夫々輪状側板５の断面円弧
状の内側凹溝面４に当接されて組立てられている。図示
の実施例では、外輪２の一方のつば３は予じめ折曲した
状態に成形されており、それ内面は平面のままである。
他方のつば３′は方は、針状ころ1,1,1・・が組込まれ
てから、平面的に単に折曲げられて成形される。
輪状側板５は、耐摩耗性を高めるべく、軟窒化処理、タ
フトライド処理、又は浸炭処理が施されている。
フトライド処理、又は浸炭処理が施されている。
かくして、針状ころ１の両端部が耐摩耗性の高い輪状側
板5,5の断面円弧状の内側凹溝面4,4に、又は輪状側板５
の断面円弧状の内側凹溝面４及びつば３の凹溝面４′に
保持され、針状ころ列が崩れることなく、針状ころ軸受
は、組立て構成されて機能する。
板5,5の断面円弧状の内側凹溝面4,4に、又は輪状側板５
の断面円弧状の内側凹溝面４及びつば３の凹溝面４′に
保持され、針状ころ列が崩れることなく、針状ころ軸受
は、組立て構成されて機能する。
この考案による針状ころ軸受は、外輪のつばの折曲げに
カールを付加させることもなく、更に外輪のつばの内面
に凹溝面の成形加工を付加することなく、輪状側板によ
り、針状ころ列が崩れることなく組立て保持されるの
で、仮挿入スリーブを要しない高精度の保持タイプの総
ころ形式針状ころ軸受を得ることができる。
カールを付加させることもなく、更に外輪のつばの内面
に凹溝面の成形加工を付加することなく、輪状側板によ
り、針状ころ列が崩れることなく組立て保持されるの
で、仮挿入スリーブを要しない高精度の保持タイプの総
ころ形式針状ころ軸受を得ることができる。
第１図は、この考案の実施例における総ころ形式針状こ
ろ軸受の断面図、 第２図は、この考案の実施例における針状ころ軸受にお
ける輪状側板の斜視図である。 1:針状ころ、2:外輪 3,3′：つば、4:内側凹溝面 5:輪状側板
ろ軸受の断面図、 第２図は、この考案の実施例における針状ころ軸受にお
ける輪状側板の斜視図である。 1:針状ころ、2:外輪 3,3′：つば、4:内側凹溝面 5:輪状側板
Claims (4)
- 【請求項１】針状ころ列の両端側において、針状ころの
端と外輪のつばとの間に断面円弧状の内側凹溝面が円周
連続して形成された各輪状側板がそれぞれ自由状態で介
挿され、輪状側板の前記内側凹溝面には、針状ころの端
部が当接されている総ころ形式針状ころ軸受。 - 【請求項２】輪状側板が軟窒化処理が施されている実用
新案登録請求の範囲第１項に記載された総ころ形式針状
ころ軸受。 - 【請求項３】輪状側板がタフトライド処理が施されてい
る実用新案登録請求の範囲第１項に記載された総ころ形
式針状ころ軸受。 - 【請求項４】輪状側板が浸炭処理が施されている実用新
案登録請求の範囲第１項に記載された総ころ形式針状こ
ろ軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987196682U JPH0648184Y2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | 針状ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987196682U JPH0648184Y2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | 針状ころ軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01100926U JPH01100926U (ja) | 1989-07-06 |
| JPH0648184Y2 true JPH0648184Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31487282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987196682U Expired - Lifetime JPH0648184Y2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | 針状ころ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648184Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170021340A (ko) * | 2014-07-30 | 2017-02-27 | 코요 베어링즈 노쓰 아메리카 엘엘씨 | 리테이너 링이 있는 롤러 베어링 조립체 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5364942U (ja) * | 1976-11-04 | 1978-05-31 |
-
1987
- 1987-12-26 JP JP1987196682U patent/JPH0648184Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170021340A (ko) * | 2014-07-30 | 2017-02-27 | 코요 베어링즈 노쓰 아메리카 엘엘씨 | 리테이너 링이 있는 롤러 베어링 조립체 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01100926U (ja) | 1989-07-06 |
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