JPH0648010U - 流体制御弁 - Google Patents

流体制御弁

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JPH0648010U
JPH0648010U JP8234792U JP8234792U JPH0648010U JP H0648010 U JPH0648010 U JP H0648010U JP 8234792 U JP8234792 U JP 8234792U JP 8234792 U JP8234792 U JP 8234792U JP H0648010 U JPH0648010 U JP H0648010U
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JP
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spool
pressure port
slide
port
valve seat
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JP8234792U
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茂 山下
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、加工が容易であり、しかも有効操
作範囲が広くインチング特性がよいチルトロック機構を
備えた流体制御弁を提供する。 【構成】 高圧ポートPに接続される油圧ポンプ等の動
力が切られている場合に、スプール1が誤って前進位置
に操作されても、スライドスプール2にパイロット圧が
作用しないので、スライドスプール2はチルトロック位
置に保持され、アクチュエータポートAはスライドスプ
ール2のランド部2eおよびバルブシート4によってブ
ロックされる。一方、高圧ポートPに接続される油圧ポ
ンプ等の動力が接続されている場合には、スプール1が
前進位置に操作された場合、パイロット圧によってスラ
イドスプール2がスプリング3に抗してスプール1に対
して相対的に前進し、それによってバルブシート4がO
Nの状態となってアクチュエータポートAと低圧ポート
Tとが貫通孔2aを通して連通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フォークリフトのチルトシリンダを制御する制御弁等として有用な 流体制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフトは、マストに沿って荷台を昇降させるためのリフトシリンダと 、前記マストを前傾、後傾させることによって前記荷台の角度を変えることので きるチルトシリンダを具備してなり、それらのシリンダの両側室を流体制御弁の 一対のアクチュエータポートに接続して構成されるのが一般的である。このうち チルトシリンダ用の流体制御弁に着目すると、基本的には、中立位置で高圧ポー トと低圧ポートを連絡するセンタバイパス通路を開成し前進位置および後退位置 でセンタバイパス通路を遮断するスプールと、このスプールの外周に形成された 前記スプールが前進または後退位置にあるときに前記チルトシリンダの一方また は他方の側室を高圧ポートに連通させ他方又は一方の側室をタンクポートに連通 させる溝とを有している。しかし、単にこのような構成では、スプールが中立位 置にあるときにシリンダのヘッド側室が負圧になり、その結果、マストが振れて 荷が揺れるという不都合が生じる。また、高圧ポートに接続される油圧ポンプ等 の動力が切られている状態で、スプールが誤って前進位置に操作されると、マス ト側からの負荷によりチルトシリンダが作動してマストが不慮に前傾することが あり、荷が落ちるという危険性も抱えている。
【0003】 かかる問題点を解消するため、従来より図11に示されるような流体制御弁が 提案されている。即ち、この流体制御弁は、バルブボディ21内に摺動操作可能 に嵌挿され、図示の中立位置で高圧ポートPと低圧ポートTを連通するセンタバ イパス通路22を開成し、図中左方へストロークした前進位置および右方へスト ロークした後退位置でセンタバイパス通路22を遮断するスプール23と、この スプール23に相対摺動可能に内装され通常はスプリング24により図示のチル トロック位置にオフセットされたままスプール23と一体的に移動するがスプー ル23が後退位置にストロークして前記高圧ポートPからスプール23の外周に 設けられた溝23aを介してアクチュエータポートAに連通し、またスプール2 3が前進位置にあってプランジャ25がチルトロック解除位置にあるときに前記 スプール23の溝23a、プランジャ25の外周に設けられた溝25bおよび前 記スプール23に設けた縦孔23b,23fを介して低圧ポートTに連通しそれ 以外のときに前記スプール23のランド部23c、23dにより両ポートP、T からブロックされるアクチュエータポートAとを具備してなる。
【0004】 しかし、このような構成では前述した不具合は解消されるのであるが、バルブ ハウジング21にスプール保持孔21aを穿設してこのスプール保持孔21aに スプール23を嵌合し、さらに、そのスプール23にプランジャ保持孔23eを 穿設してこのプランジャ保持孔23eにプランジャ25を嵌合しなければならず 、かかる嵌合部からの漏れ防止等から必要とされる加工精度の向上等のため、加 工コストが増大するという問題が生じる。
【0005】 そこで、本考案者はかかる問題をも併せて解消すべく、チルトロック機構を備 えた流体制御弁(実願平3−69658)を既に出願している(以下「従来提案 」という)。この流体制御弁は、図8〜図10に示されるようにバルブボディー 10内に摺動操作可能に嵌挿され中立位置(図8)で高圧ポートPおよび低圧ポ ートTを連絡するセンタバイパス通路12を開成し前進位置(図9及び図10) および後退位置(図示せず)でセンタバイパス通路12を遮断するスプール18 と一体に移動するがスプール18が前進位置にあって高圧ポートPからその後端 面19aにパイロット圧が作用した場合にはスプール18に対し図中左方に相対 摺動してスプリング14に抗しチルトロック解除位置(図10)にまで移動する スライドスプール19と、スプール18が後退位置にあるときに前記スライドス プール19の外周に設けられた溝19bを介して高圧ポートPに連通しスプール 18が前進位置にあって前記スライドスプール19がチルトロック解除位置にあ るときに前記スライドスプール19の溝19bおよびこの溝19bに連接したノ ッチ19cを介して低圧ポートTに連接しそれ以外のときに前記スライドスプー ル19のランド部19d、19eにより両ポートP、Tからブロックされるアク チュエータポートAとを具備してなる。
【0006】 これにより、アクチュエータポートAをチルトシリンダ16のロッド側室16 aに接続した場合に、スプール18が示す中立位置にあるときはアクチュエータ Aはスライドスプール19のランド部19d、19eによって両ポートP、Tか らブロックされるため、チルトシリンダ16のロッド側室16aが負圧にならず マスト17の振れの防止が可能となる。また、高圧ポンプPに圧液を供給するた めの油圧ポンプ等の動力が切られている状態で、スプール18が誤って操作され 、図9に示すごとく前進位置にストロークしても、スライドスプール19にはパ イロット圧が作用しないため、チルトシリンダ16のロッド側室16aが負圧と なることを有効に防止することが可能となる。さらに、嵌合部の加工が1箇所で 済むことから、加工コストの大幅な低減が可能となる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにスライドスプール19の溝19bおよびこの溝19 bに連接したノッチ19cを介して低圧ポートTに連接しそれ以外のときに前記 スライドスプール19のランド部19d、19eにより両ポートP、Tからブロ ックする構成では、前進位置(図9)におけるチルトロック状態でのランド部1 9eのシール幅に最低1.5mmを要することと、スライドスプールのストロー ク量が最大3mm程度で限界であることから、ノッチ19cが低圧ポートTに連 通するストローク範囲は1.5mm程度となる。したがって、中立位置(図8) から前進位置(図9)に至るまでのスプールの全ストロークを6.0mmと仮定 すると、アクチュエータとタンクポートとが連通されるのは前記全ストローク6 .0mmのうち後半の1.5mmのみとなることから、図7aで示すように4. 5mmの不感帯域が生じることとなり、ティルトロック機構が搭載される手動操 作弁で要求される微操作性(インチング特性)の向上が図れないという問題が生 じる。
【0008】 そこで、本考案はこれらの問題点を解消するために創案されたものであって、 加工が容易であり、しかも有効操作範囲が広くインチング特性がよいチルトロッ ク機構を備えた流体制御弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる流体制御弁は、バルブボディー内に摺動操作可能に嵌挿され中 立位置で高圧ポートおよび低圧ポートを連絡するセンタバイパス通路を開成し前 進位置および後進位置でセンタバイパス通路を遮断するスプールと、前記スプー ルを相対摺動可能に外嵌するための中空孔を有し、通常は前記中空孔に配設され たスプリングのスプリング力によりチルトロック位置にオフセットされたままス プールと一体に移動するが、スプールが前進位置にあって高圧ポートからパイロ ット圧が作用した場合にはスプールに対し相対摺動して前記スプリング力に抗し チルトロック解除位置にまで移動するスライドスプールと、を備え、前記スプー ルは、前記中空孔に配設されたスプリングの一端に当接されたリテーナ部を有し 、前記スライドスプールは、その側面と前記中空孔とを貫通させる貫通孔と、前 記中空孔の開端側にスリーブ部とを有し、前記リテーナ部と前記スリーブ部でバ ルブシートが形成され、前記スプールが中立位置にあっては、前記スプールのラ ンド部および前記バルブシートによりアクチュエータポートと低圧ポートをブロ ックし、前進位置にあって前記スライドスプールがチルトロック位置にあるとき は前記バルブシート及び前記スライドスプールランド部により高圧ポートと低圧 ポートをブロックし、チルトロック解除位置にあるときに前記バルブシートを介 して前記両ポートを連通させることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案の実施例である図1、図2を用いて、以下に本考案の作用を説明する。 アクチュエータポートAをチルトシリンダ7のロッド側室7aに接続した場合 に、スプール1が中立位置にあるときはアクチュエータポートAはスライドスプ ール2のランド部2eおよびバルブシート4によって高圧ポートPおよび低圧ポ ートTの両ポートからブロックされる。
【0011】 また、高圧ポートPに接続される油圧ポンプ等の動力が切られている場合に、 スプール1が誤って前進位置に操作されても、スライドスプール2の後端にパイ ロット圧が作用しないので、スライドスプール2はチルトロック位置に保持され 、アクチュエータポートAはスライドスプール2のランド部2eおよびバルブシ ート4によってブロックされる。
【0012】 一方、高圧ポートPに接続される油圧ポンプ等の動力が接続されている場合に は、スプール1が前進位置に操作された場合、パイロット圧によってスライドス プール2がスプリング3に抗してスプール1に対して相対的に前進し、それによ ってバルブシート4がONの状態となってアクチュエータポートAと低圧ポート Tとが貫通孔2aを通して連通する。
【0013】 このため、上記パイロット圧によりチルトシリンダ7のヘッド側室7aが負圧 になることがなく、マスト8に保持力を作用し、マスト8の振れが有効に防止さ れる。この際、不感帯域はスプール1のランド部1eのシール幅のみであるため 有効操作範囲が大きくなりインチング特性が高まる。
【0014】
【実施例】
本考案の一実施例である流体制御弁を図1〜図6を用いて説明する。まず図1 〜図3は本考案にかかる流体制御弁の全体図で、図1はスプール1が中立位置に 位置する場合を、また図2、図3はスプール1が前進位置に位置する場合を示し た図である。図において、1はスプールで、高圧ポートPおよび低圧ポートTを 連絡するセンタバイパス通路5を開成し、前進位置(図2、図3)および後退位 置(図示せず)でセンタバイパス通路5を遮断する。1aはリテーナ部で、スラ イドスプール2の中空孔2c内に配設されたスプリング3とその端面1bで当接 される。1cはスライド部で、リテーナ部の最大径よりも小径に構成され、スラ イドスプール2内に配設されたスプリング3に挿入される。1dはストッパ部で スライドスプール2の後端面に当接し、前記リテーナ部1aに当接されたスプリ ング3とともにパイロット圧が作用しない場合にスプール1とスライドスプール 2とを一体的に移動せしめる機能を有する。1eはランド部で、中立位置におい てアクチュエータポートAと低圧ポートTとをブロックする。
【0015】 2はスライドスプールで、通常スプール1と一体的に移動し、またパイロット 圧が作用した場合にはスプール1に対して相対的にすることによって、高圧ポー トPとアクチュエータポートAを連通させたり、アクチュエータポートAとタン クTとを連通させたりする役割を有する。2aは貫通孔で、スライドスプール側 面と中空孔2cとを連通する。2bはスリーブ部で、パイロット圧が作用しない 状態(チルトロック位置)でリテーナ部1aと嵌合状態となり、パイロット圧が 作用する状態(チルトロック解除位置)ではリテーナ部1aとの嵌合状態が外れ ることにより、リテーナ部1との関係でバルブシート4を形成する。2cは中空 孔で、スリーブ部2bよりも内径が大きく形成され、スプール1を外嵌しスプリ ング3を収容する。2dは後端にノッチが形成された溝で、スプール1の後退位 置で高圧ポートPとアクチュエータポートAとを連通する。2e、2fはランド 部で、それぞれアクチュエータポートAと低圧ポートTまたは高圧ポートPとを ブロックする。
【0016】 3はスプリングで、前記したようにスライドスプール2の中空孔2cに配設さ れ、一方をリテーナ部1aにまた他方を中空孔2cの端面に当接されている。A はアクチュエータポートでシリンダ7のロッド側室7aに接続され、高圧ポート Pまたは低圧ポートTと連通されることによって、マスト8に対して所定の圧力 を供給する。
【0017】 4はバルブシートで、リテーナ部1aとスリーブ部2bとから構成され、スラ イドスプール2の後端面に高圧ポートPによるパイロット圧が作用しない場合に はスプリング3によりチルトロック位置に保持され、この状態ではリテーナ部1 aとスリーブ部2bが嵌合状態にあり貫通孔2cより進入した油等をブロックす る(バルブシートがOFFの状態)。一方、スライドスプール2の後端面に高圧 ポートPによるパイロット圧が作用する場合にはスライドスプール2はスプリン グ3のバネ力に抗してスライドしチルトロック解除位置に保持される。この状態 ではリテーナ部1aとスリーブ部2bが嵌合状態が外れており貫通孔2cより進 入した油等はこれらの隙間からスライドスプール2の外側へ流れ出る(バルブシ ートがONの状態)。
【0018】 5はセンタバイパス通路でスプール1の中立位置で高圧ポートPと低圧ポート Tとを連通されるための補助通路である。6はバルブボディで、スプール1を勘 合する嵌合孔6aを有するほか、アクチュエータポートA等が配設される。
【0019】 以上のように構成された本考案の動作を図1〜図3の部分的拡大図である図4 〜図6に基づいて説明する。
【0020】 まず、図4に示されるようにスプール1が中立位置にあるときはアクチュエー タポートAはスライドスプール2のランド部2eおよびOFFの状態であるバル ブシート4によって低圧ポートTおよび高圧ポートPの両ポートからブロックさ れる。
【0021】 また、図5に示されるように高圧ポートPに接続される油圧ポンプ等の動力が 切られている場合に、スプール1が誤って前進位置に操作されても、スライドス プール2の後端面にパイロット圧が作用しないので、スライドスプール2はチル トロック位置に保持され、アクチュエータポートAはスライドスプール2のラン ド部2eおよびOFFの状態であるバルブシート8によってブロックされる。
【0022】 一方、図6に示されるように高圧ポートPに接続される油圧ポンプ等の動力が 接続されている場合には、スプール1が前進位置に操作された場合、パイロット 圧によってスライドスプール2がスプリング3に抗してスプール1に対して相対 的に前進し、それによってリテーナ部1aとスリーブ部2bとの嵌合が外れバル ブシート4がONの状態となってアクチュエータポートAと低圧ポートTとが貫 通孔2aを通して連通する。この際、不感帯域は図4で示されるようにスプール 1のランド部1bのみであり、通常ランド部は2.0mm程度あれば十分である ことから、図7bに示されるように従来提案のチルトロック機構付き流体制御弁 に比べて、2倍以上不感帯域を減少させることが可能となる。したがって、イン チング特性を飛躍的に向上させることが可能となり、さらにスリーブ部2bとリ テーナ1aと相対摺動した場合の開口面積が大きいことから有効操作範囲を非常 に大きくとることが可能となる。
【0023】 しかも、本考案は、従来提案のチルトロック機構付き流体制御弁に関する実用 新案登録出願で既に述べたように、スプール1の外周にスライドスプール2を外 嵌するだけで構成され、スライドスプール2の外形はスプール1の外形と一致す るので、それらの外形を包持する嵌合孔9aの加工は一箇所でよいことになる。 このため、スプールの内周に更にプランジャを勘合させるようにした従来のもの に比べて、嵌合部の数が減り、その結果、加工工数が低減し、加工にも極端に高 い精度を要求されることがなくなるとともに、性能向上も果たされることとなる 。
【0024】
【考案の効果】
本考案の流体制御弁によれば、スプールを外嵌するスライドスプールの中空 に設けたスリーブ部とスプールに設けたリテーナ部とでバルブシートを形成した ため、前記バルブシートおよびスプールのランド部でアクチュエータポートと低 圧ポートとのブロック、またはその解除を行うことが可能となるため、不感帯域 を前記スプールのランド部幅のみとすることができ、従来提案に比べてインチン グ特性を飛躍的に向上させることができる。また、リテーナ部とスリーブ部の嵌 合状態が外れた状態での開口面積が大きいため有効操作範囲を飛躍的に向上させ ることが可能となる。
【0025】 なお、本考案は従来提案と同様に、スプールの外周にスライドスプールを外嵌 し、このスライドスプールのパイロット動作を通じてチルトロック機能を実現す るため、プランジャのパイロット動作を通じてチルトロック機能が実現される場 合に比べて、嵌合部の加工が一箇所で済むこととなり、加工コストを低減して性 能向上を果たすことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である流体制御弁のスプール
が中立位置に位置する場合の断面図である。
【図2】本考案の一実施例である流体制御弁のスプール
が前進位置にあってチルトロックの状態にある場合の断
面図である。
【図3】本考案の一実施例である流体制御弁のスプール
が前進位置にあってチルトロック解除の状態にある場合
の断面図である。
【図4】図1の状態の流体制御弁の部分拡大図である。
【図5】図2の状態の流体制御弁の部分拡大図である。
【図6】図3の状態の流体制御弁の部分拡大図である。
【図7】インチング特性を示す図である。
【図8】従来提案の流体制御弁のスプールが中立位置に
ある場合の断面図である。
【図9】従来提案の流体制御弁のスプールが前進位置に
あってチルトロックの状態にある場合の断面図である。
【図10】従来提案の流体制御弁のスプールが前進位置
にあってチルトロック解除の状態にある場合の断面図で
ある。
【図11】従来技術の流体制御弁を示す図である。
【符号の説明】
1 スプール 2 スライドスプール 3 スプリング 4 バルブシート 5 センダバイパス通路 6 バルブボディ 7 チルトシリンダ 8 マスト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディー内に摺動操作可能に嵌挿
    され中立位置で高圧ポートおよび低圧ポートを連絡する
    センタバイパス通路を開成し前進位置および後進位置で
    センタバイパス通路を遮断するスプールと、 前記スプールを相対摺動可能に外嵌するための中空孔を
    有し、通常は前記中空孔に配設されたスプリングのスプ
    リング力によりチルトロック位置にオフセットされたま
    まスプールと一体に移動するが、スプールが前進位置に
    あって高圧ポートからパイロット圧が作用した場合には
    スプールに対し相対摺動して前記スプリング力に抗しチ
    ルトロック解除位置にまで移動するスライドスプール
    と、 を備えた流体制御弁において、 前記スプールは、前記中空孔に配設されたスプリングの
    一端に当接されるリテーナ部を有し、 前記スライドスプールは、その側面と前記中空孔とを貫
    通させる貫通孔と、前記中空孔の開端側にスリーブ部と
    を有し、 前記リテーナ部と前記スリーブ部でバルブシートが形成
    され、 前記スプールが中立位置にあっては、前記スプールのラ
    ンド部および前記バルブシートによりアクチュエータポ
    ートと低圧ポートをブロックし、前進位置にあって前記
    スライドスプールがチルトロック位置にあるときは前記
    バルブシートによりアクチュエータポートと低圧ポート
    をブロックし、チルトロック解除位置にあるときに前記
    バルブシートを介して前記両ポートを連通させることを
    特徴とする流体制御弁。
JP8234792U 1992-11-30 1992-11-30 流体制御弁 Pending JPH0648010U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005147195A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Honda Motor Co Ltd 制御弁

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737797A (en) * 1980-08-15 1982-03-02 Kyosan Electric Mfg Co Ltd Checking method for storage contents of rom using redundant code system

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