JPH0647971U - 名 札 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで標記の変更が簡単な見栄えの良い
名札を提供する。 【構成】 名札本体の厚さの中央付近に氏名を記入した
テープを挿入する隙間を設け、上記本体の正面の上記挿
入されたテープが望める領域に窓部を形成し、該窓部を
名札本体からくり抜いたり、或は該窓部を透明にして、
この透明部を他の部分より段落して、上記窓部を正面表
面から一段低くして、正面表面の印刷を容易にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、服の襟やポケットに装着する名札に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の名札には、名刺や型紙を１枚入れ得るケースに安全ピンとかクリップを 裏面に取付けた型のものがあるが、これは標記する氏名を簡単に入れ替えること ができると云う利点があるものの、簡易型であるので見栄えが悪いと云う問題が あった。又、名前を印刷或は刻印した板にピンやクリップを裏面に取付けたもの があるが、専門家に依頼しなければならないために、製作コストが高い上、名札 の標記を変更できないため、名札を付ける人が変わる度に、新たに名札を作らね ばならないと云う問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、見栄えが良く低コストで、かつ標記の変更が簡単な名札を提供する ことを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

名札本体の厚さの中央付近に氏名を記入したテープを挿入する隙間を有し、上 記本体の正面の上記挿入されたテープが望める領域に窓部を形成した。この窓部 は名札本体をくり抜いたもの、或は本体の窓部の所を透明にしたもの、更には、 この透明部を他の部分より段落したもの等が可能である。

【０００５】

【作用】

名前等を表示する板に直接刻印するのではなく、単なる平板に氏名を印字した テープ状の紙片を挿入するようにすることで名札本体を成型による量産可能な形 状とし、標記氏名は変更自在であり、標記は名札本体の窓を通して望まれるので 、額縁内に標記が納まったようになって、外観的に立派なものとなり、更に窓の 上等のスペースに自由に一定の印刷ができるから名札の見栄えを向上させると共 に低コストの名札を提供することができる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の一実施例を示したもので、１は名札板で、表から不透明薄板１ １，透明正面板１２，背面板１３の３枚の板を貼り合わせて積層板となっている 。透明正面板１２の裏面に浅い溝部１Ｃを切欠し、その裏面に背面板１３を貼り 合わせて、浅い溝部１Ｃと背面板１３とで囲まれた隙間を形成させる。その溝部 １Ｃにラベルプリンタ等で印字された名札テープ３が挿入できるような構成とな っている。不透明薄板１１は窓部１Ｂの部分をくり抜き、溝部１Ｃに挿入された 名札テープ３が、窓部１Ｂから透明正面板１２を透視して望めるようにしてある 。不透明薄板１１の窓部１Ｂの上部のスペースは図１に示すように会社マークと か催物の呼称等更にはキャッチフレーズ等を印刷或は刻印する。この印刷或は刻 印の作業の際、窓部１Ｂは不透明居薄板の厚さ分だけ凹んでいるので、印刷等が 当たらず、傷ついたり汚れたりすることなく、作業が楽である。 図２は、図１において名札板１を３層による積層板を用いていたのを２枚の板 の貼合わせで作成したものであり、前面板に窓部１Ｂをくり抜き窓としたもので ある。 図３は、図２における窓部１Ｂをくり抜きとせず、透明の前面板の表面を段落 とし窓としたものである。何れの実施例でも、図１の実施例と同様、窓の上のス ペースに任意の印刷，刻印，ラベル貼付ができる。 図４は、上記実施例における背面取付部の構造を示したものであり、名札板１ の裏面に茸状の突起１Ａを設け、該突起１Ａと係合して服に取付ける取付部２と して、板ばねをコ字状に曲げ、該曲げ部を凸状に膨らませ、凸部に瓢箪状の孔部 ２Ａを、大きい方は突起１Ａの外径より大きく、小さい方は突起１Ａの外径より 小さめで突起１Ａの首部の径より大きく設け、両端部は襟や服のポケットを挟持 できるように押接させたものである。 突起１Ａを茸状に、孔部２Ａを瓢箪状に形成しているので、突起１Ａを孔部２ Ａの大きい方に挿入した後、小さい方に移動させることにより、突起１Ａが孔部 ２Ａから抜け落ちることがなくなり、名札板１と取付部２が安定して揺動可能に 係合することとなる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、上述したように、出席者が一定していない会議等では、一つ の会議毎に出席者の名札を揃える場合、氏名を名札板に直接記入する方式では、 名札は一回きりで使い捨てになるが、本考案では、標記テープのみ差し替えれば よいから、経済的でかつ出席者の変化に即応できる。また、氏名等を名札板の窓 から覗かせる構造だから、見栄えの良い名札を低コストで提供することが可能と なった上、窓の回りの空スペースを他の標記事項の表示に利用できると云う効果 もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の斜視図。

【図２】上記実施例における名札板の変形実施例Ａの斜
視図

【図３】上記実施例における名札板の変形実施例Ｂの斜
視図

【図４】上記実施例における名札板の取付構造を示す斜
視図

【符号の説明】

１ 名札板 １１ 不透明薄板 １２ 透明正面板 １３ 背面板 １Ａ 突起 １Ｂ 窓部 １Ｃ 溝部 ３ 名札テープ ２Ａ 孔部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 名札本体の厚さの中央付近に氏名を記入
   したテープを挿入する隙間を有し、上記本体の正面の上
   記挿入されたテープが望める領域に窓部を形成したこと
   を特徴とする名札。