JPH0647790U - 定流量スピードコントローラ - Google Patents
定流量スピードコントローラInfo
- Publication number
- JPH0647790U JPH0647790U JP5345593U JP5345593U JPH0647790U JP H0647790 U JPH0647790 U JP H0647790U JP 5345593 U JP5345593 U JP 5345593U JP 5345593 U JP5345593 U JP 5345593U JP H0647790 U JPH0647790 U JP H0647790U
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- Japan
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- flow
- control
- cone
- outer peripheral
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きな流体圧が作用してもダイヤフラムのコ
ーン部の外周縁がまくれ上がるのを防止可能な定流量ス
ピードコントローラを提供する。 【構成】 本体部23は、軸線方向へ流路24が貫設さ
れている。制御体26は、流路24内に固定され、制御
孔28が透設されている。ダイヤフラム10は、軸部1
1と、外周縁12が流路24内壁面へ気液密に密着可能
なコーン部20と、少なくとも前記コーン部20の一端
部と、コーン部20の外周面であってコーン部20と軸
部が離間している部位との間に亘り、コーン部20の他
端部が流体圧を受けてまくれ上がるのを防止するための
複数の補強用リブ16とから成る。継手部25は、前記
本体部23の一方、もしくは両方の端部に設けられてい
る。
ーン部の外周縁がまくれ上がるのを防止可能な定流量ス
ピードコントローラを提供する。 【構成】 本体部23は、軸線方向へ流路24が貫設さ
れている。制御体26は、流路24内に固定され、制御
孔28が透設されている。ダイヤフラム10は、軸部1
1と、外周縁12が流路24内壁面へ気液密に密着可能
なコーン部20と、少なくとも前記コーン部20の一端
部と、コーン部20の外周面であってコーン部20と軸
部が離間している部位との間に亘り、コーン部20の他
端部が流体圧を受けてまくれ上がるのを防止するための
複数の補強用リブ16とから成る。継手部25は、前記
本体部23の一方、もしくは両方の端部に設けられてい
る。
Description
【0001】
本考案は定流量スピードコントローラに関し、一層詳細には軸線方向へ貫設さ れた流路内を一方向には自由流が、逆方向には制御流が通過可能な本体部と、流 路内に固定され、制御流を通過させるための制御孔が透設され、自由流が外壁面 と流路の内壁面との間を通過可能に形成された制御体と、軸部およびコーン部と から成り、軸部が制御体へ外嵌され、流路内を制御流が通過する際にはコーン部 の外周縁が流路内壁面へ密着して制御流が制御孔を通過するようにし、流路内を 自由流が通過する際にはコーン部の外周縁が流路内壁面から離反して自由流が制 御体と流路内壁面との間も通過可能にするダイヤフラムと、本体部の端部に設け られたチューブ接続用の継手部とを具備する定流量スピードコントローラに関す る。
【0002】
従来、上記の本体部、制御体、ダイヤフラムおよび継手部を有する定流量スピ ードコントローラとしては、例えば米国特許第4、659、059号に開示され る装置が知られている。この装置は、本体部に貫設された流路内に制御体が設け られ、制御体の中央には一定流量の流体を通過させる制御孔が透設されている。 制御体にはダイヤフラムが外嵌されている。ダイヤフラムのコーン部は、流路を 制御流が通過する際には外周縁が流路内壁面へ密着して制御流が制御孔を通過す るようにして一定流量を流す。一方、流路内を自由流が通過する際にはコーン部 の外周縁が流路内壁面から離反して自由流が制御体と流路内壁面との間も通過可 能にし、不定流量の流体を流すことができる。
【0003】
しかしながら、上記の従来の定流量スピードコントローラには次のような課題 がある。 ダイヤフラムは通常、可撓性を有するゴム等の材料で形成され、自由流が流路 を流れると、流体圧力によってコーン部の外周縁が内側へ撓む。すると流路内壁 とコーン部外周縁との間に間隙が生じ流体は制御孔およびその間隙を通過可能と なる。一方、制御流が流路を流れると、流体圧力はコーン部の外周縁を外へ広げ るように作用する。その結果、流量制御されるのであるが、ダイヤフラムの剛性 が低い場合や作用する流体圧が異常に大きい場合、コーン部は流体の圧力に抗し きれず外周縁が流体の流動を規制している方向へまくれ上ってしまい、まくれ上 ったコーン部外周縁と流路内壁との間を通過してしまい逆流を許してしまうこと になり、定流量制御ができなくなるという課題がある。 従って、本考案は大きな流体圧が作用してもダイヤフラムのコーン部の外周縁 がまくれ上がるのを防止可能な定流量スピードコントローラを提供することを目 的とする。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、中空の筒状に形成され、軸線方向へ貫設された流路内を一方向には 自由流が、逆方向には制御流が通過可能な本体部と、 前記流路内に固定され、中央には前記制御流を所定の流量で通過させるため所 定の大きさの制御孔が透設されると共に、前記自由流が外壁面と前記流路の内壁 面との間を通過可能に形成された制御体と、 軸線方向へ貫通孔が穿設された軸部と、一端部が該軸部の外周面へ連結され、 少なくとも他端部は軸部から離間するコーン形状に形成されたコーン部とから成 り、前記軸部の内周面が気液密に密着するように前記制御体へ外嵌され、前記流 路内を前記制御流が通過する際には前記コーン部の他端部の外周縁が流路内壁面 へ気液密に密着して制御流が前記制御孔を通過するようにし、流路内を自由流が 通過する際にはコーン部の他端部の外周縁が流路内壁面から離反して自由流が制 御体と流路内壁面との間も通過可能にするダイヤフラムと、 前記本体部の一方、もしくは両方の端部に設けられたチューブ接続用の継手部 とを具備する定流量スピードコントローラにおいて、 前記ダイヤフラムには、少なくとも前記コーン部の一端部と、コーン部の外周 面であってコーン部と軸部が離間している部位との間に亘り、コーン部の他端部 が流体圧を受けてまくれ上がるのを防止するための補強用リブが複数設けられて いることを特徴とする。
【0005】
作用について説明する。 ダイヤフラムには、少なくともコーン部の一端部と、コーン部の外周面であっ てコーン部と軸部が離間している部位との間に亘り、コーン部の他端部が流体圧 を受けてまくれ上がるのを防止するための補強用リブが複数設けられているので 、コーン部の外周縁は大きな流体圧に対抗することができる。
【0006】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面と共に詳述する。 図1には本実施例の定流量スピードコントローラ22の断面図を示す。 定流量スピードコントローラ22は、基本的に本体部23と、制御体26と、 ダイヤフラム10と、継手部25とから成る。 本体部22は、中空の筒状に形成され、軸線方向へ貫設された流路24が形勢 されている。流路24内は流体(例えば圧空)が通過可能になっているが、後述 するダイヤフラム10および制御体26の作用により、矢印A方向へは流量が一 定に制御された制御流が流れる。一方、逆方向の矢印B方向へは不定流量の自由 流が流れるようになっている。
【0007】 制御体26は、流路24内において本体部22の下部へ固定されている。制御 体26の軸線は本体部23の軸線と同軸に配されている。制御体26の中央には 軸線方向へ、制御流を所定の流量で通過させるため所定の大きさの制御孔28が 透設されている。一方、自由流は制御体26の外壁面と流路24の内壁面との間 および制御孔28を通過可能になっている。 継手部25は、本体部23の一方(両方の場合も有る)の端部に設けられ、チ ューブ30を接続可能になっている。継手部25は、チューブ30を押し込むこ とにより、リング爪27がチューブ30の外壁面へ食い込んでチューブ30を固 定し、解放リング29を押し込むことによりチューブ30の外壁面へ食い込んで いるリング爪27を変形させて食い込みと解除する公知の構成を有している。
【0008】 次に、ダイヤフラム10について図2および図3をさらに参照して説明する。 ダイヤフラム10は、制御体26の小径部分31へ本体部23および制御体2 6と同軸に外嵌、固定されている。ダイヤフラム10は全体が可撓性を有する材 料、例えばニトリルゴムで形成されている。ダイヤフラム10は、軸部11、コ ーン部20および複数の補強用リブ16とから成る。 軸部11は、軸線方向へ貫通孔14が透設されている。この貫通孔14へ制御 体26が挿通されている。 コーン部20は、上端部が軸部11の外周面へ一体に連結するよう形成され、 少なくとも下端部は軸部から離間するコーン形状、すなわち上端部より下端部の 外周縁12が広がった先細のコーン形状に形成されている。軸線方向の断面形状 は図3に明示されるように逆V字状をなし、外周縁12が圧力を受けた際に撓む ことが可能になっている。
【0009】 リブ16は、コーン部20の上端部と外周面の部分13との間に亘りコーン部 20と一体に形成されている。リブ16は、コーン部20の外周縁12が流体圧 を受けて上方へまくれ上がるのを防止する。リブ16の形成位置は、少なくとも コーン部20の上端部と、コーン部20の外周面であってコーン部20と軸部1 1が離間している部位との間に亘り形成するとよい。本実施例では、リブ16は ラジアル方向へ等間隔に4個設けられている。リブ16の数は作用する流体圧力 に応じて適宜な数設ければよい。
【0010】 このように構成されたダイヤフラム10は、軸部11の貫通孔14内周面が気 液密に密着するように制御体26の小径部分31へ外嵌され、コーン部20の下 端部の外周縁12が流路24内壁面へ気液密に密着可能なので、流路24内を制 御流が通過(矢印A)すると、制御流の流体圧力は矢印Fに示すようにコーン部 20の外周縁12を外方へ押し広げるように作用する。従って、コーン部20の 外周縁12が流路24内壁面へ押接されるので、気液密に密着して制御流が制御 孔28のみを通過するようにして流体の流量を一定に制御する。その際、ダイヤ フラム10に設けられている補強用のリブ16によってダイヤフラム10の剛性 が確保されるので外周縁12が上方へまくれ上るのを阻止することが可能になる 。スピードコントローラ22を通過した制御流は、チューブ30を通って目的地 へ達する。
【0011】 一方、流路24内を自由流が通過(矢印B)する際にはコーン部20の外周縁 12が弾性変形して撓み、流路24内壁面から離反する。その結果、流量が制御 されない自由流が制御孔28および制御体26外壁面と流路24内壁面との間も 通過して流れ排出される。なお、スピードコントローラ22の下端部にも継手部 を設け、チューブを接続することにより、自由流も特定の目的地へ誘導すること ができる。 以上、本考案の好適な実施例について種々述べて来たが、本考案は上述の実施 例に限定されるのではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得 るのはもちろんである。
【0012】
本考案に係る定流量スピードコントローラを用いると、ダイヤフラムには、少 なくともコーン部の一端部と、コーン部の外周面であってコーン部と軸部が離間 している部位との間に亘り、コーン部の他端部が流体圧を受けてまくれ上がるの を防止するための補強用リブが複数設けられているので、コーン部の外周縁は大 きな流体圧に対抗することができる。従って、制御流が大きな流体圧を作用して もダイヤフラムのコーン部の外周縁がまくれ上がりを確実に防止可能となり、安 定した定流量の制御流を通過させ得る等の著効を奏する。
【図1】本考案に係るスピードコントローラの実施例を
示した断面図。
示した断面図。
【図2】実施例のスピードコントローラに用いられたダ
イヤフラムの斜視図。
イヤフラムの斜視図。
【図3】図2のダイヤフラムの部分破断図。
10 ダイヤフラム 11 軸部 12 外周縁 13 リブの下端部分 16 リブ 23 本体部 24 流路 25 継手部 26 制御体 28 制御孔 30 チューブ A 制御流 B 自由流
Claims (1)
- 【請求項1】 中空の筒状に形成され、軸線方向へ貫設
された流路内を一方向には自由流が、逆方向には制御流
が通過可能な本体部と、 前記流路内に固定され、中央には前記制御流を所定の流
量で通過させるため所定の大きさの制御孔が透設される
と共に、前記自由流が外壁面と前記流路の内壁面との間
を通過可能に形成された制御体と、 軸線方向へ貫通孔が穿設された軸部と、一端部が該軸部
の外周面へ連結され、少なくとも他端部は軸部から離間
するコーン形状に形成されたコーン部とから成り、前記
軸部の内周面が気液密に密着するように前記制御体へ外
嵌され、前記流路内を前記制御流が通過する際には前記
コーン部の他端部の外周縁が流路内壁面へ気液密に密着
して制御流が前記制御孔を通過するようにし、流路内を
自由流が通過する際にはコーン部の他端部の外周縁が流
路内壁面から離反して自由流が制御体と流路内壁面との
間も通過可能にするダイヤフラムと、 前記本体部の一方、もしくは両方の端部に設けられたチ
ューブ接続用の継手部とを具備する定流量スピードコン
トローラにおいて、 前記ダイヤフラムには、少なくとも前記コーン部の一端
部と、コーン部の外周面であってコーン部と軸部が離間
している部位との間に亘り、コーン部の他端部が流体圧
を受けてまくれ上がるのを防止するための補強用リブが
複数設けられていることを特徴とする定流量スピードコ
ントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5345593U JPH0647790U (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 定流量スピードコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5345593U JPH0647790U (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 定流量スピードコントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647790U true JPH0647790U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=12943340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5345593U Pending JPH0647790U (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 定流量スピードコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647790U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS444495Y1 (ja) * | 1964-01-14 | 1969-02-19 | ||
JPS5231921B1 (ja) * | 1973-06-26 | 1977-08-18 | ||
JPS639589B2 (ja) * | 1983-01-07 | 1988-02-29 | Atochem |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP5345593U patent/JPH0647790U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS444495Y1 (ja) * | 1964-01-14 | 1969-02-19 | ||
JPS5231921B1 (ja) * | 1973-06-26 | 1977-08-18 | ||
JPS639589B2 (ja) * | 1983-01-07 | 1988-02-29 | Atochem |
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