JPH0647708A - 仕上かんな盤の切削装置 - Google Patents

仕上かんな盤の切削装置

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Publication number
JPH0647708A
JPH0647708A JP4223398A JP22339892A JPH0647708A JP H0647708 A JPH0647708 A JP H0647708A JP 4223398 A JP4223398 A JP 4223398A JP 22339892 A JP22339892 A JP 22339892A JP H0647708 A JPH0647708 A JP H0647708A
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JP
Japan
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cutting
blade
pressing force
edges
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP4223398A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
武 田中
Takashi Mochizuki
敬師 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinx Ltd filed Critical Shinx Ltd
Priority to JP4223398A priority Critical patent/JPH0647708A/ja
Publication of JPH0647708A publication Critical patent/JPH0647708A/ja
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 往復方向に移送される加工材に対して、安定
した切削加工ができる切削装置を得ること。 【構成】 刃先C、Cを互いに向い合うようにして二枚
の切削刃12a、12bを配設する。これら切削刃12a、12
bは、固定ボルト13a、13bによって刃物保持体8a、
8bに固定して備えられる。両切削刃12a、12bにおけ
る台金13、13の一端部には薄肉弾性部G、Gを形成し、
刃先C、Cを変位可能にする。送材押圧力を受けると
き、非切削側の刃先は下方へ退避し、切削側の刃先は刃
物保持体8a又は8b側へ圧接保持される。この両刃先
の段差によって切削加工が安定して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、往復的に移送される
加工材を切削加工する仕上かんな盤の切削装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】往復的に移送される加工材に対して、反
対向きの切削刃を交互に作用し、両移送工程で加工を行
う仕上かんな盤が知られている。上記の二枚の切削刃を
備えた仕上かんな盤のうち実開昭52−150892号
に開示されたものは、切削手段の構成が極めて簡素化さ
れている点で特徴的であり、他の従来のものと著しく異
なっている。
【0003】すなわち、それまでの切削加工は、刃先の
前側に刃口金を配設し、この刃口金を切削基準面として
刃先の突出量を設定したものである。しかし前述の公報
に開示されるものは、刃先を直に対向することによって
刃口金を排除した点で新規であり、非切削側の刃先を刃
口金に見立てて、これを基準として切削加工を行ったも
のである。この構成による切削作用を図5によって説明
する。
【0004】加工材WをP方向へ移送すると、一方の切
削刃Rが送材押圧力Qによって取付面Uaから下方へ逃
げ、また他方の切削刃Sは、送材押圧力によって取付面
Ubに固定的に保持されるので、両切削刃間には段差T
を生ずる。従って加工材Wは、上記段差Tに相当する切
削代で加工を施される。なお加工材Wが上記と反対方向
に移送されるときは、他方の切削刃Sが下方へ逃げるの
で、一方の切削刃Rによって切削加工が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの切削装置
は、切削刃R、Sを取付面Ua、Ubに固定的に取りつ
けておき、送材押圧力による非切削側の刃先の逃げを利
用して切削量の設定を行ったものである。従って、逃げ
量が切削刃の取付剛性に支配され、送材押圧力が強いと
きには切削量(切削代)が大きくなってしまい、また反
対に、送材押圧力が弱いときには切削量が小さくなって
しまうという問題があった。そして、この結果安定した
切削加工ができないという不具合があって、結局使用に
供し得ないものであった。
【0006】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたもので、積極的な逃げ手段を講ずること
により安定した切削加工を行うことができる仕上かんな
盤の切削装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係る切削装置は次のように構成したも
のである。すなわち、その要旨とするところは、切削刃
を取付部に対して弾力的に保持し、送材押圧力を受けた
状態で切削作用を行うとき、この切削刃が固定姿勢を保
持して突出位置に設定されるようにし、また送材押圧力
を受けた状態で切削作用を行わないとき、弾力に抗して
退避位置に設定されるように構成したことにある。
【0008】
【作用】一方の切削刃によって切削加工が行われると
き、この切削刃は取付部によって保持され、刃先位置が
確定される。また他方の切削刃は、送材押圧力によって
突出方向と反対方向に退避する。この他方の切削刃は弾
力的に保持されるので、軽く退避位置に設定される。従
って二つの刃先が安定位置に設定されるので、切削加工
は安定して順調に行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る仕上かんな盤の切削装置
を一実施例について説明する。図1はこの装置の縦断側
面図 図2は図1のX−X線で切断して示す正面図であ
り、1は仕上かんな盤の送材テーブル 2は送材テーブ
ル1に着脱可能に備えたナイフストック本体 上記送材
テーブル1とナイフストック本体2の上部には正逆駆動
モータによって往復的に走行する送材ベルト(図示省
略)を配設する。
【0010】3aはナイフストック本体2の前側内部に
設けた傾斜状の取付面 4はナイフストック2の後側に
取りつけた取付台 3bは取付台4の内部一側に設けた
傾斜状の取付面 上記の一方の取付面3aと他方の取付
面3bとは送材方向において逆勾配状に形成する。取付
台4はナイフストック本体2に設けた水平座5上に取付
ボルト6によって固定される。
【0011】7は取付台4を前後方向(図の左右方向)
に調整する調整ボルト 8a及び8bは締付ボルト9
a、9bによって取付面3a、3bにそれぞれ備えた取
付部たる刃物保持体 10a及び10bは一方及び他方の取
付面3a、3bに設けた凹陥溝これら凹陥溝10a、10b
は前後方向と直交するに形成する。11a及び11bは上記
凹陥溝10a、10bにスライド自在に嵌合したテーパ状の
押圧部材である。
【0012】上記の押圧部材11a、11bには取付面3
a、3bから突出する押圧面A、Bを設け、この押圧面
A、Bを刃物保持体8a、8bの背面部に当接する。上
記の押圧部材11a、11bは図2の左方向にスライドする
とき、取付面3a、3bからの突出量を増大し、これと
反対にスライドするとき、突出量を減少する。なお、こ
のスライド手段については、後で詳しく説明する。
【0013】12a及び12bは固定ボルト13a、13bによ
って刃物保持体8a、8bにそれぞれ固定して設けた切
削刃 この切削刃12a、12bは剛性を有する台金13と、
その端部一側にろう接した刃金14によって構成されてお
り、上記台金13の一側に薄肉弾性部Gを形成して、先端
部を変位できるようにしてある。この先端部は、常時は
刃物保持体8a、8bに圧接して配設される。また上記
刃金14の端部には、しのぎ面とすくい面を有する鋭利な
刃先Cと、すくい面に連なる裏刃面Dを形成する。
【0014】15は刃物保持体8a、8bの下端部に膨出
して設けたボス部 16はボス部15に螺合した押しねじ
この押しねじ16は左右に一対配設し、先端を切削刃12
a、12bのみね部Eに当接する。この押しねじ16は刃先
Cの左右の突出バランスを調整すると共に、切削力によ
り切削刃12a、12bが下方へ沈むことを防止する。
【0015】次に前記した押圧部材11a、11bのスライ
ド手段及びこのスライド手段を含む刃先の突出操作手段
について説明する。17は押圧部材11a、11bの端部に設
けたナット孔 18a及び18bは一端部のねじ部Fを上記
ナット孔17、17に螺合した操作軸 この操作軸18a、18
bはナイフストック本体2及び取付台4の側端にそれぞ
れ回転だけ自由にして配設する。19は操作軸18a、18b
の他端部に設けたスパナ掛けである。
【0016】一実施例に係る切削装置の構成は上記の通
りであり、以下のように作用して加工材Wの切削加工を
行う。まず最初に両切削刃12a、12bにおける刃先C、
Cの初期セッティングを行う。このセットは、押しねじ
16、16を使用して人為的に行うものであり、ナイフスト
ック本体2の上面を基準として、これに刃先C、Cを一
致するように設定する。
【0017】上記の初期セッティングが終了したなら
ば、スパナ掛け19に工具を掛けて操作軸18a、18bを回
転操作し、基準面(ナイフストック上面)からの刃先
C、Cの突出量を設定する。例えば、加工材Wの往復両
工程ともに同じ切削加工を行うときは、上記の操作量を
同じにして突出量を同じに設定する。
【0018】すなわち、操作軸18a、18bを正転し、押
圧部材11a、11bを図2の左方向へスライドすると、そ
の動作によって押圧面A、Bが取付面3a、3bから突
出するもので、これによって刃物保持体8a、8bが支
点Hを中心として反時計方向(図3参照)に回動する。
そして、この結果刃先C、Cが基準面とするナイフスト
ック本体2の上面から突出する。
【0019】加工材Wを図1の右から左方向へ移送する
と、その送材押圧力が一方の切削刃12aのしのぎ面側に
作用する。この押圧力によって、その刃先Cが弾性的に
下方へ退避する。このため、一方の刃先Cと他方の刃先
Cとの間には段差jが生じ、この分を切削量として加工
材Wの仕上加工がなされる。切削加工を行う他方の切削
刃12bは、刃物保持体8bに当接する方向に押圧力を受
けるので、突出位置が確保され、安定した加工を行うこ
とができる。
【0020】上記と反対方向に加工材Wを移送すると、
送材押圧力が他方の切削刃12bに作用する。そして、こ
の押圧力によって刃先Cが下方へ退避する。このため、
加工材Wは一方の切削刃12aによって仕上加工される。
一方の切削刃12aは、刃物保持体8aに当接する方向に
押圧力を受けるので、安定した加工を行うことができ
る。
【0021】上記において、送材押圧力が非切削側の切
削刃12a、12bに作用するとき、その刃先は基準面と同
じ高さまで没入することになる。しかし、この非切削側
の刃先を従来の刃口板に見立てて作用するには、基準面
から僅かに突出した位置(0.01mm〜0.05mm)が望ま
しい。この場合は、刃先の退避位置をストッパー部材
(図示省略)によって制限するように構成すれば良い。
【0022】また一実施例では、台金13の先端部に薄肉
弾性部Gを設けて刃先Cを退避できるようにしたが、図
4のように弾性部材Kを介して切削刃12a、12bを刃物
保持体8a、8bに締付けるようにしても良い。この場
合、切削刃のズレによる精度不良を起こさないように、
例えば下端を支点20によって保持するなどの対策を講ず
る必要がある。
【0023】さらに一実施例では、台金を着脱するタイ
プの切削刃を用いたが、刃先のみを交換する所謂スロー
アウェイタイプの切削刃を採用しても、本発明は成り立
つものである。また、刃先の突出量調整に関しては、例
えば実開昭53−121593号、実開昭53−117
89号、実開昭53−149297号など種々の従来例
が見られるところであり、これらのうち任意のものを適
宜に採用することができる。
【0024】
【発明の効果】この発明に係る切削装置は、送材押圧力
によって非切削側の刃先を確実に退避位置に設定するこ
とができ、また切削側の刃先を確実に突出位置に設定す
ることができるものである。このため、安定した切削加
工を順調に行うことができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る切削装置の構成を示す縦断側面
図である。
【図2】同じく切削装置の構成を示す縦断正面図であ
る。
【図3】切削加工状態を示す説明図である。
【図4】切削装置の他の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図5】従来の切削装置による加工状態の説明図であ
る。
【符号の説明】 1 送材テーブル 2 ナイフストック本体 3a 傾斜状の取付面 3b 傾斜状の取付面 8a 刃物保持体 8b 刃物保持体 9a 締付ボルト 9b 締付ボルト 11a テーパ状の押圧部材 11b テーパ状の押圧部材 12a 一方の切削刃 12b 他方の切削刃 13a 固定ボルト 13b 固定ボルト 16 押しねじ 17 ナット孔 18a 操作軸 18b 操作軸 A 押圧面 B 押圧面 C 刃先 F ねじ部 G 薄肉弾性部 K 弾性部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 空隙部を隔てて二枚の切削刃を設け、それぞれの切削刃
    の刃先を互いに向い合うように配設したかんな盤におい
    て、上記切削刃を取付部に対して弾力的に保持し、送材
    押圧力を受けた状態で切削作用を行うとき、この切削刃
    が固定姿勢を保持して突出位置に設定されるようにし、
    また送材押圧力を受けた状態で切削作用を行わないと
    き、弾力に抗して退避位置に設定されるように構成した
    ことを特徴とする仕上かんな盤の切削装置。
JP4223398A 1992-07-30 1992-07-30 仕上かんな盤の切削装置 Pending JPH0647708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4223398A JPH0647708A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 仕上かんな盤の切削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4223398A JPH0647708A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 仕上かんな盤の切削装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647708A true JPH0647708A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16797528

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4223398A Pending JPH0647708A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 仕上かんな盤の切削装置

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JP (1) JPH0647708A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5884549A (en) * 1996-08-13 1999-03-23 Smc Kabushiki Kaisha Linear actuator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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