JPH0647707A - 仕上かんな盤の切削装置 - Google Patents
仕上かんな盤の切削装置Info
- Publication number
- JPH0647707A JPH0647707A JP22339792A JP22339792A JPH0647707A JP H0647707 A JPH0647707 A JP H0647707A JP 22339792 A JP22339792 A JP 22339792A JP 22339792 A JP22339792 A JP 22339792A JP H0647707 A JPH0647707 A JP H0647707A
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- JP
- Japan
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- cutting
- blade
- edges
- edge
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- Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 往復方向に移送される加工材に対して、安定
した切削加工ができる切削装置を得ること。 【構成】 刃先C、Cを互いに向い合うようにして二枚
の切削刃12a、12bを配設する。これら切削刃12a、12
bには、その刃先C、Cを各別に突出調整する突出制御
手段を設ける。この制御手段は、切削刃12a、12bを保
持する刃物保持体8a、8b 刃物保持体8a、8bを
取付面3a、3bに締め付ける締付ボルト9a、9b
刃物保持体8a、8bを刃先の突出方向に回動操作する
テーパ状の押圧部材11a、11b 押圧部材11a、11bを
スライド作動する操作軸18a、18b 操作軸18a、18b
を回転制御する正逆駆動モータM、Mの各部材によって
構成する。
した切削加工ができる切削装置を得ること。 【構成】 刃先C、Cを互いに向い合うようにして二枚
の切削刃12a、12bを配設する。これら切削刃12a、12
bには、その刃先C、Cを各別に突出調整する突出制御
手段を設ける。この制御手段は、切削刃12a、12bを保
持する刃物保持体8a、8b 刃物保持体8a、8bを
取付面3a、3bに締め付ける締付ボルト9a、9b
刃物保持体8a、8bを刃先の突出方向に回動操作する
テーパ状の押圧部材11a、11b 押圧部材11a、11bを
スライド作動する操作軸18a、18b 操作軸18a、18b
を回転制御する正逆駆動モータM、Mの各部材によって
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、往復的に移送される
加工材の切削加工を行う仕上かんな盤の切削装置に関す
るものである。
加工材の切削加工を行う仕上かんな盤の切削装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】往復的に移送される加工材に対して、反
対向きの切削刃を交互に作用し、両移送工程で加工を行
う仕上かんな盤が知られている。上記の二枚の切削刃を
備えた仕上かんな盤のうち実開昭52−150892号
に開示されたものは、切削手段の構成が極めて簡素化さ
れている点で特徴的であり、他の従来のものと著しく異
なっている。
対向きの切削刃を交互に作用し、両移送工程で加工を行
う仕上かんな盤が知られている。上記の二枚の切削刃を
備えた仕上かんな盤のうち実開昭52−150892号
に開示されたものは、切削手段の構成が極めて簡素化さ
れている点で特徴的であり、他の従来のものと著しく異
なっている。
【0003】すなわち、それまでの切削加工は、刃先の
前側に刃口金を配設し、この刃口金を切削基準面として
刃先の突出量を設定したものである。しかし前述の公報
に開示されるものは、刃先を直に対向することによって
刃口金を排除した点で新規であり、非切削側の刃先を刃
口金に見立てて、これを基準として切削加工を行ったも
のである。この構成による切削作用を図4によって説明
する。
前側に刃口金を配設し、この刃口金を切削基準面として
刃先の突出量を設定したものである。しかし前述の公報
に開示されるものは、刃先を直に対向することによって
刃口金を排除した点で新規であり、非切削側の刃先を刃
口金に見立てて、これを基準として切削加工を行ったも
のである。この構成による切削作用を図4によって説明
する。
【0004】加工材WがP方向へ移送されるとき、一方
の切削刃Rは、送材押圧力Qによって下方へ逃げ、他方
の切削刃Sとの間に適宜の段差Tを生ずる。従って加工
材Wは、他方の切削刃Sによって上記段差Tに相当する
切削代で加工を施される。なお加工材Wが上記と反対方
向に移送されるときは、他方の切削刃Sが下方へ逃げる
ので、一方の切削刃Rによって切削加工が行われる。
の切削刃Rは、送材押圧力Qによって下方へ逃げ、他方
の切削刃Sとの間に適宜の段差Tを生ずる。従って加工
材Wは、他方の切削刃Sによって上記段差Tに相当する
切削代で加工を施される。なお加工材Wが上記と反対方
向に移送されるときは、他方の切削刃Sが下方へ逃げる
ので、一方の切削刃Rによって切削加工が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のもの
では、切削量が刃先の逃げ量によって決定される。つま
り、送材押圧力を強くしないと大きな切削量が得られ
ず、また押圧力を弱くしないと小さな切削量を得られな
いことになり、切削加工上において次の問題点が提起さ
れる。すなわち、仕上加工を順調に行うためには、送材
押圧力は小さいことが望ましい。これは加工材の目潰
れ、毛羽だちなどの弊害を防止するための基本的事項で
あるが、この押圧力の弱い最良の状態で切削量の大小調
整ができないことには、結局仕上加工の所期の目的を達
成することができない。
では、切削量が刃先の逃げ量によって決定される。つま
り、送材押圧力を強くしないと大きな切削量が得られ
ず、また押圧力を弱くしないと小さな切削量を得られな
いことになり、切削加工上において次の問題点が提起さ
れる。すなわち、仕上加工を順調に行うためには、送材
押圧力は小さいことが望ましい。これは加工材の目潰
れ、毛羽だちなどの弊害を防止するための基本的事項で
あるが、この押圧力の弱い最良の状態で切削量の大小調
整ができないことには、結局仕上加工の所期の目的を達
成することができない。
【0006】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたもので、適正な送材押圧力のもとで任意
に切削量を設定し、良好な仕上加工ができる仕上かんな
盤の切削装置を提供しようとするものである。
目してなされたもので、適正な送材押圧力のもとで任意
に切削量を設定し、良好な仕上加工ができる仕上かんな
盤の切削装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係る切削装置は次のように構成したも
のである。すなわち、その要旨とするところは、空隙部
を隔てて二枚の切削刃を設け、それぞれの切削刃の刃先
を互いに向い合うように配設したかんな盤において、上
記切削刃に突出制御手段を設け、何れか一方の刃先に対
する何れか他方の刃先の突出量を調整することができる
ようにしたことにある。
めに、この発明に係る切削装置は次のように構成したも
のである。すなわち、その要旨とするところは、空隙部
を隔てて二枚の切削刃を設け、それぞれの切削刃の刃先
を互いに向い合うように配設したかんな盤において、上
記切削刃に突出制御手段を設け、何れか一方の刃先に対
する何れか他方の刃先の突出量を調整することができる
ようにしたことにある。
【0008】
【作用】一方の切削刃を使用して加工を行うときは、他
方の切削刃の刃先を一方のものより低く設定して、予め
適宜の切削量を与えるようにする。また、これと反対に
他方の切削刃を使用するときには、一方の切削刃の刃先
を低く設定する。このように切削刃を突出方向において
積極的に調整することにより、任意の切削加工量を得る
ことができる。
方の切削刃の刃先を一方のものより低く設定して、予め
適宜の切削量を与えるようにする。また、これと反対に
他方の切削刃を使用するときには、一方の切削刃の刃先
を低く設定する。このように切削刃を突出方向において
積極的に調整することにより、任意の切削加工量を得る
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る仕上かんな盤の切削装置
を一実施例について説明する。図1はこの装置の縦断側
面図 図2は図1のX−X線で切断して示す正面図であ
り、1は仕上かんな盤の送材テーブル 2は送材テーブ
ル1に着脱可能に備えたナイフストック本体 上記送材
テーブル1とナイフストック本体2の上部には正逆駆動
モータによって往復的に走行する送材ベルト(図示省
略)を配設する。
を一実施例について説明する。図1はこの装置の縦断側
面図 図2は図1のX−X線で切断して示す正面図であ
り、1は仕上かんな盤の送材テーブル 2は送材テーブ
ル1に着脱可能に備えたナイフストック本体 上記送材
テーブル1とナイフストック本体2の上部には正逆駆動
モータによって往復的に走行する送材ベルト(図示省
略)を配設する。
【0010】3aはナイフストック本体2の前側内部に
設けた傾斜状の取付面 4はナイフストック2の後側に
取りつけた取付台 3bは取付台4の内部一側に設けた
傾斜状の取付面 上記の一方の取付面3aと他方の取付
面3bとは送材方向において逆勾配状に形成する。取付
台4はナイフストック本体2に設けた水平座5上に取付
ボルト6によって固定される。
設けた傾斜状の取付面 4はナイフストック2の後側に
取りつけた取付台 3bは取付台4の内部一側に設けた
傾斜状の取付面 上記の一方の取付面3aと他方の取付
面3bとは送材方向において逆勾配状に形成する。取付
台4はナイフストック本体2に設けた水平座5上に取付
ボルト6によって固定される。
【0011】7は取付台4を前後方向(図の左右方向)
に調整する調整ボルト 8a及び8bは締付ボルト9
a、9bによって取付面3a、3bにそれぞれ取りつけ
た刃物保持体 10a及び10bは一方及び他方の取付面3
a、3bに設けた凹陥溝 これら凹陥溝10a、10bは前
後方向と直交するに形成する。11a及び11bは上記凹陥
溝10a、10bにスライド自在に嵌合したテーパ状の押圧
部材である。
に調整する調整ボルト 8a及び8bは締付ボルト9
a、9bによって取付面3a、3bにそれぞれ取りつけ
た刃物保持体 10a及び10bは一方及び他方の取付面3
a、3bに設けた凹陥溝 これら凹陥溝10a、10bは前
後方向と直交するに形成する。11a及び11bは上記凹陥
溝10a、10bにスライド自在に嵌合したテーパ状の押圧
部材である。
【0012】上記の押圧部材11a、11bには取付面3
a、3bから突出する押圧面A、Bを設け、この押圧面
A、Bを刃物保持体8a、8bの背面部に当接する。上
記の押圧部材11a、11bは図2の左方向にスライドする
とき、取付面3a、3bからの突出量を増大し、これと
反対にスライドするとき、突出量を減少する。なお、こ
のスライド手段については、後で詳しく説明する。
a、3bから突出する押圧面A、Bを設け、この押圧面
A、Bを刃物保持体8a、8bの背面部に当接する。上
記の押圧部材11a、11bは図2の左方向にスライドする
とき、取付面3a、3bからの突出量を増大し、これと
反対にスライドするとき、突出量を減少する。なお、こ
のスライド手段については、後で詳しく説明する。
【0013】12a及び12bは固定ボルト13a、13bによ
って刃物保持体8a、8bにそれぞれ取りつけた切削刃
この切削刃12a、12bは剛性を有する軟鋼板の台金13
と、この台金13の端部一側にろう接した刃金14によって
構成する。上記刃金14の端部には、しのぎ面とすくい面
を有する鋭利な刃先Cと、すくい面に連なる裏刃面Dを
形成する。裏刃面Dは刃先Cから0.1mm〜0.2mm程度引っ
込んだ位置に設け、0.2mm程度の立上り縁に形成する。
って刃物保持体8a、8bにそれぞれ取りつけた切削刃
この切削刃12a、12bは剛性を有する軟鋼板の台金13
と、この台金13の端部一側にろう接した刃金14によって
構成する。上記刃金14の端部には、しのぎ面とすくい面
を有する鋭利な刃先Cと、すくい面に連なる裏刃面Dを
形成する。裏刃面Dは刃先Cから0.1mm〜0.2mm程度引っ
込んだ位置に設け、0.2mm程度の立上り縁に形成する。
【0014】15は刃物保持体8a、8bの下端部に膨出
して設けたボス部 16はボス部15に螺合した押しねじ
この押しねじ16は左右に一対配設し、先端を切削刃12
a、12bのみね部Eに当接する。この押しねじ16は刃先
Cの左右の突出バランスを調整すると共に、切削力によ
り切削刃12a、12bが下方へ沈むことを防止する。
して設けたボス部 16はボス部15に螺合した押しねじ
この押しねじ16は左右に一対配設し、先端を切削刃12
a、12bのみね部Eに当接する。この押しねじ16は刃先
Cの左右の突出バランスを調整すると共に、切削力によ
り切削刃12a、12bが下方へ沈むことを防止する。
【0015】次に前記した押圧部材11a、11bのスライ
ド手段及びこのスライド手段を含む刃先の突出制御手段
について説明する。17は押圧部材11a、11bの端部に設
けたナット孔 18a及び18bは一端部のねじ部Fを上記
ナット孔17、17に螺合した操作軸 この操作軸18a、18
bはナイフストック本体2及び取付台4の側端にそれぞ
れ回転だけ自由にして配設する。19は操作軸18a、18b
の他端部に設けた受動ギヤ Mは出力軸に上記受動ギヤ
19に噛み合う駆動ギヤ20を有する正逆駆動モータであ
る。
ド手段及びこのスライド手段を含む刃先の突出制御手段
について説明する。17は押圧部材11a、11bの端部に設
けたナット孔 18a及び18bは一端部のねじ部Fを上記
ナット孔17、17に螺合した操作軸 この操作軸18a、18
bはナイフストック本体2及び取付台4の側端にそれぞ
れ回転だけ自由にして配設する。19は操作軸18a、18b
の他端部に設けた受動ギヤ Mは出力軸に上記受動ギヤ
19に噛み合う駆動ギヤ20を有する正逆駆動モータであ
る。
【0016】上記の正逆駆動モータMは、一方の切削刃
12a側と他方の切削刃12b側にそれぞれ配設するもの
で、図示しない電気制御手段によって駆動のタイミン
グ、回転量、回転方向を制御される。この駆動モータM
は、送材テーブル1側に固定して設けるか、或はナイフ
ストック本体2に固定して設けるようにする。
12a側と他方の切削刃12b側にそれぞれ配設するもの
で、図示しない電気制御手段によって駆動のタイミン
グ、回転量、回転方向を制御される。この駆動モータM
は、送材テーブル1側に固定して設けるか、或はナイフ
ストック本体2に固定して設けるようにする。
【0017】一実施例に係る切削装置の構成は上記の通
りであり、以下のように作用して加工材Wの切削加工を
行う。まず最初に両切削刃12a、12bにおける刃先C、
Cの初期セッティングを行う。このセットは、押しねじ
16、16を使用して人為的に行うものであり、ナイフスト
ック本体2の上面を基準として、これに刃先C、Cを一
致するように設定する。刃先C、Cのセットが済んだな
らば、取付台4を前後方向において調整し、対向する刃
先C、Cの間隙部を適切に設定する。
りであり、以下のように作用して加工材Wの切削加工を
行う。まず最初に両切削刃12a、12bにおける刃先C、
Cの初期セッティングを行う。このセットは、押しねじ
16、16を使用して人為的に行うものであり、ナイフスト
ック本体2の上面を基準として、これに刃先C、Cを一
致するように設定する。刃先C、Cのセットが済んだな
らば、取付台4を前後方向において調整し、対向する刃
先C、Cの間隙部を適切に設定する。
【0018】加工材Wを図1の右から左方向へ移送し
て、最初の切削加工を行うときは、まず他方の駆動モー
タMを電気的に制御する。駆動モータMを正転駆動する
と、ギヤ手段によって操作軸18bが正転し、押圧部材11
bが図2の左方向へスライドする。押圧部材11bのスラ
イドによって、その押圧面Bが取付面3bから突出する
方向に作動するもので、これにより刃物保持体8bが支
点Hを中心として反時計方向(図3参照)に回動する。
て、最初の切削加工を行うときは、まず他方の駆動モー
タMを電気的に制御する。駆動モータMを正転駆動する
と、ギヤ手段によって操作軸18bが正転し、押圧部材11
bが図2の左方向へスライドする。押圧部材11bのスラ
イドによって、その押圧面Bが取付面3bから突出する
方向に作動するもので、これにより刃物保持体8bが支
点Hを中心として反時計方向(図3参照)に回動する。
【0019】この結果、刃先Cの突出量が増大し、一方
の刃先Cとの間に段差jを生ずる。この刃先の突出量
(段差j)が所定の値に達したとき、駆動モータMの回
転を停止する。しかして、この状態において加工材Wを
移送すれば、加工材Wは他方の切削刃12bによって切削
加工を施される。この場合、一方の切削刃12aの刃先C
は、従来における刃口金と同様の作用を発揮する。この
刃先Cは基準面と一致して配設されるので、送材押圧力
により変位することがなく、切削加工は安定的になされ
る。
の刃先Cとの間に段差jを生ずる。この刃先の突出量
(段差j)が所定の値に達したとき、駆動モータMの回
転を停止する。しかして、この状態において加工材Wを
移送すれば、加工材Wは他方の切削刃12bによって切削
加工を施される。この場合、一方の切削刃12aの刃先C
は、従来における刃口金と同様の作用を発揮する。この
刃先Cは基準面と一致して配設されるので、送材押圧力
により変位することがなく、切削加工は安定的になされ
る。
【0020】上記と反対に、加工材Wを図1の左から右
方向へ移送して切削加工を行うときは、上記の駆動モー
タMを逆転し、他方の切削刃12bの刃先Cを基準面に一
致するように下げる。また一方の駆動モータMを正転し
て一方の切削刃12aの刃先Cを所定量だけ突出する。そ
してこの状態において加工材Wを移送する。こうするこ
とによって、加工材Wを前述の工程と同様に切削加工す
ることができる。
方向へ移送して切削加工を行うときは、上記の駆動モー
タMを逆転し、他方の切削刃12bの刃先Cを基準面に一
致するように下げる。また一方の駆動モータMを正転し
て一方の切削刃12aの刃先Cを所定量だけ突出する。そ
してこの状態において加工材Wを移送する。こうするこ
とによって、加工材Wを前述の工程と同様に切削加工す
ることができる。
【0021】なお上記の一実施例では、切削刃12a、12
bの刃先をナイフストック本体2の上面を基準として一
致して設定したが、上面から僅かに突出した位置(0.01
mm〜0.05mm)であっても全く問題ないことが試験例から
判明している。またそれ以上であっても、両刃先の段差
がある限り切削加工は可能であるが、この場合は非切削
側の刃先に送材押圧力が強く作用することになるので、
好ましくない。
bの刃先をナイフストック本体2の上面を基準として一
致して設定したが、上面から僅かに突出した位置(0.01
mm〜0.05mm)であっても全く問題ないことが試験例から
判明している。またそれ以上であっても、両刃先の段差
がある限り切削加工は可能であるが、この場合は非切削
側の刃先に送材押圧力が強く作用することになるので、
好ましくない。
【0022】また一実施例では、台金を着脱するタイプ
の切削刃を用いたが、刃先のみを交換するスローアウェ
イタイプの切削刃を採用しても、本発明は成り立つもの
である。また、刃先の突出量調整に関しては、例えば実
開昭53−121593号、実開昭53−11789
号、実開昭53−149297号など種々の従来例が見
られるところであり、これらの調整軸(被操作部材)を
駆動モータで駆動制御するように設計変更すれば、任意
のものを適宜に採用することができる。
の切削刃を用いたが、刃先のみを交換するスローアウェ
イタイプの切削刃を採用しても、本発明は成り立つもの
である。また、刃先の突出量調整に関しては、例えば実
開昭53−121593号、実開昭53−11789
号、実開昭53−149297号など種々の従来例が見
られるところであり、これらの調整軸(被操作部材)を
駆動モータで駆動制御するように設計変更すれば、任意
のものを適宜に採用することができる。
【0023】
【発明の効果】このように本発明に係る切削装置によれ
ば、送材時の押圧力によって非切削側の刃先が沈んでし
まうようなことがないので、切削加工を適正押圧力のも
とで安定して行うことができる、また切削側の刃先を任
意に突出調整することにより、適切な切削加工を行うこ
とができる効果を発揮する。
ば、送材時の押圧力によって非切削側の刃先が沈んでし
まうようなことがないので、切削加工を適正押圧力のも
とで安定して行うことができる、また切削側の刃先を任
意に突出調整することにより、適切な切削加工を行うこ
とができる効果を発揮する。
【図1】この発明に係る切削装置の構成を示す縦断側面
図である。
図である。
【図2】同じく切削装置の構成を示す縦断正面図であ
る。
る。
【図3】刃先の突出調整状態を示す説明図である。
【図4】従来の切削装置による加工状態の説明図であ
る。
る。
1 送材テーブル 2 ナイフストック本体 3a 傾斜状の取付面 3b 傾斜状の取付面 8a 刃物保持体 8b 刃物保持体 9a 締付ボルト 9b 締付ボルト 11a テーパ状の押圧部材 11b テーパ状の押圧部材 12a 一方の切削刃 12b 他方の切削刃 16 押しねじ 17 ナット孔 18a 操作軸 18b 操作軸 A 押圧面 B 押圧面 C 刃先 F ねじ部 M 正逆駆動モータ
Claims (1)
- 空隙部を隔てて二枚の切削刃を設け、それぞれの切削刃
の刃先を互いに向い合うように配設したかんな盤におい
て、上記切削刃に突出制御手段を設け、何れか一方の刃
先に対する何れか他方の刃先の突出量を調整することが
できるようにした仕上かんな盤の切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22339792A JPH0647707A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 仕上かんな盤の切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22339792A JPH0647707A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 仕上かんな盤の切削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647707A true JPH0647707A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16797512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22339792A Pending JPH0647707A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 仕上かんな盤の切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647707A (ja) |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP22339792A patent/JPH0647707A/ja active Pending
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