JPH0647283Y2 - 鼻緒用止め具 - Google Patents

鼻緒用止め具

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JPH0647283Y2
JPH0647283Y2 JP1738291U JP1738291U JPH0647283Y2 JP H0647283 Y2 JPH0647283 Y2 JP H0647283Y2 JP 1738291 U JP1738291 U JP 1738291U JP 1738291 U JP1738291 U JP 1738291U JP H0647283 Y2 JPH0647283 Y2 JP H0647283Y2
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JP
Japan
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stopper
thong
footwear
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thongs
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JPH04107601U (ja
Inventor
秀栄 大木
Original Assignee
株式会社大栄
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は鼻緒用止め具に係り、
草履や下駄等の履物を揃えたままの状態に保持し、整理
整頓を行いやすくし、しかも美観に優れた鼻緒用止め具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、左右の履物をバラバラにならない
よう揃えて保持しておく止め具としては、二股フォーク
状に形成されて、左右の履物に架けわたすように差し込
んで保持するもの(実開昭62−48207号公報参
照)や、洗濯挾状に形成されて左右の履物の近接する内
側部分を挟持するものなどがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、二股フ
ォーク状の止め具は、草履等の鼻緒に装着した場合には
鼻緒が潰れる等して傷むことがあるから鼻緒を有する履
物には適しておらず、二股フォーク状の隙間に履物の内
側部分を差し込むだけであるからその保持力は弱く、直
ぐに外れてしまうことがあった。
【0004】また、洗濯挾状の止め具はバネ力によって
履物の内側部分を強めに握持するものであるから、鼻緒
を有する履物に装着する場合には、左右の鼻緒部分を挟
むため鼻緒部分を傷めてしまうことがあった。
【0005】また、これらはいずれも、外観上優れたも
のではなく高級感も乏しいため、これらを草履等の履物
に装着すると履物のデザインや美観を損ねることになっ
た。
【0006】そこで、この考案は、上述した不都合な点
等に鑑み、鼻緒を傷めることなく、簡単な装着で確実に
履物を保持でき、しかも、その保持状態の草履等の履物
の体裁を一層見栄えの良いものとする鼻緒用止め具の提
供を課題として案出されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためこの考案は、左
右両方を揃えた状態の履物の近接する鼻緒同士を挟装す
る断面略U字状の止め具本体と、鼻緒同士を挟装した状
態の断面略U字状の止め具本体に架けわたされて係止す
る係止片とから構成したことにより上記課題を解決す
る。
【0008】また、弾撥性棒状体或いは弾撥性帯状片を
断面略C字状に湾曲させた止め具本体を形成し、この止
め具本体は、少なくとも左右両方を揃えた状態の履物の
近接する鼻緒同士を挟装して略C字状の両端湾曲部に係
止し得る形状に形成したことで上述した課題を解決し
た。
【0009】
【作用】しかしてこの考案は、断面略U字状の止め具本
体が鼻緒を挟装し、係止片が止め具本体に架けわたされ
た状態で係止して挟装された鼻緒を保持する。
【0010】また、この考案は、係止片が止め具本体に
揺動自在に係止して挟装された鼻緒を保持する。
【0011】また、この考案は、止め具本体が鼻緒を挟
装し、略C字状の両端湾曲部に鼻緒を掛止めて挟装す
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の実施例を説
明すると次の通りである。図面を参照してこの考案の第
1実施例を説明すると、符号1は、鼻緒用止め具であ
り、断面略U字状に湾曲して形成した止め具本体2と、
止め具本体2に架けわたされた状態で係止する係止片3
とから構成される。
【0013】図示した止め具本体2は、左右両方を揃え
た状態の履物Aの近接する鼻緒A1同士をその内側にて
挟装できるように、金属の帯状片を断面略U字状に湾曲
形成する。また、弾撥力を強化するため、金属の帯状片
の長手方向に、外側に膨出するビード部2aを形成して
ある。
【0014】係止片3は、金属の帯状片にて形成され、
止め具本体2と同様に弾撥力を強化するために、金属の
帯状片の長手方向に、外側に膨出するビード部3aが形
成されている。
【0015】そして、止め具本体2の一方の開放端縁部
には係止片3の一方の端部を揺動自在に蝶番構造で取り
付けてあり、止め具本体2の他方の開放端縁部と係止片
3の他方の端部とは掛止手段によって係止されている。
【0016】この掛止手段は、止め具本体2の他方の開
放端縁部を外側にカール状に曲げて係合部2bを形成
し、係止片3の他方の端部を内側に湾曲して係合部2b
が嵌入する嵌合溝部3bを形成し、更にその先端を外側
にカール状に曲げて係合部2bに当接する当接部3cを
形成して、係合部2bに当接する当接部3cが弾撥力に
抗しながら係合部2bを乗り越え、係合部2bが嵌合溝
部3bに嵌入して係止するようにしたものである。
【0017】また、係止片3の外側部には宝石状の装飾
物4を固着形成し、外側縁部には飾り札5を連結具を介
して自由に動けるように連結形成してある。
【0018】次ぎに、その使用方法について説明する
と、以下の通りである。まず、草履等の履物Aを左右両
方を揃えて、内側の鼻緒A1同士を近接させる。そし
て、鼻緒A1同士が最も近接している部分に止め具本体
2を下方よりくぐらせて、断面略U字状の内側に近接し
た2本の鼻緒A1を挟装し、係止片3を掛止めする。
【0019】したがって、鼻緒A1はU字状の止め具本
体2に挟装され、係止片3は鼻緒A1を挟装した止め具
本体2に架けわたされて係止するから、鼻緒A1は確実
に保持される。また、鼻緒A1は断面略U字状の内側に
余裕をもたせて挟装されるから、潰れたり傷んだりする
ことはない。しかも、係止片3には装飾物4と飾り札5
とを取り付けているから、加飾性は一層優れたものにな
るし、飾り札5は表裏に自由に動けるよう形成したか
ら、これに名前等を刻印しておけば目印としても利用で
きる。
【0020】更に、止め具本体2、係止片3には外側に
膨出するビード部2a、ビード部3aが形成されている
から、止め具本体2、係止片3の弾撥力を強化すると共
に、鼻緒用止め具1の外観を高級なものにした。
【0021】なお、止め具本体2の形状、材質、寸法、
係止片3の形状、材質、寸法、止め具本体2と係止片3
との取付手段や係止手段は、上述した実施例に限定され
るものではなく、また、係止片3は止め具本体2に揺動
自在に取り付けるのではなく、係止片3の両方の端部を
止め具本体2の両端縁部に相互に係止するよう形成して
もよい。
【0022】次ぎに、図面を参照してこの考案の第2実
施例を説明する。図に示す符号6は止め具本体であり、
図示の如く、断面略C字状に湾曲した金属の弾撥性帯状
片からなり、止め具本体6の湾曲部の内周面9はテーパ
ー状に形成されている。
【0023】そして、止め具本体6の両湾曲部から端部
まではそれぞれ掛止腕部7として形成され、掛止腕部7
の先端部7aは円弧状に形成されており、対向する先端
部7a同士の間隙はかろうじて鼻緒A1が通れる程度の
導入部8として形成されている。
【0024】また、止め具本体6の外側部には飾り札5
を連結具を介して自由に動けるように連結形成してあ
る。
【0025】次ぎに、その使用方法について説明する
と、以下の通りである。まず、草履等の履物を左右両方
を揃えて、内側の鼻緒A1同士を近接させる。そして、
近接している部分の鼻緒A1を1本ずつ導入部8より止
め具本体6の内側に導入する。この時、止め具本体6は
テーパー状に広くなっている方を履物の前方に向け、掛
止腕部7は下方に向けておく。そして、湾曲部の内周面
9と鼻緒A1とが適度に接触する位置まで止め具本体6
をずらしておく。
【0026】すると、鼻緒A1は止め具本体6の湾曲部
の内周面9に沿って挟装され、掛止腕部7により掛止挟
装されるから、緩みなく確実に保持され、傷むこともな
い。そして、止め具本体6は内側の鼻緒A1同士を挟装
しているから、止め具本体6を持って履物を持ち上げる
と各鼻緒A1は外側に引張られて湾曲部の内周面9に深
く挟装され、しかも、導入部8はかろうじて鼻緒A1が
通る程度に形成されているから、鼻緒A1は人為的でな
ければ外れることはない。また、止め具本体6には弾撥
性があり、掛止腕部7の先端部7aは円弧状に形成され
ているから、導入は簡単に行えるし、鼻緒A1を傷める
こともない。しかも、止め具本体6には飾り札5を取り
付けているから、加飾性は一層優れたものになるし、飾
り札5は表裏に自由に動けるよう形成したから、これに
名前等を刻印しておけば目印としても利用できる。
【0027】なお、止め具本体6の形状、材質、寸法、
構成は上述した実施例に限定されるものではなく、断面
略C字状に湾曲させた弾撥性棒状体或いは弾撥性帯状片
により形成した場合でも、鼻緒A1を掛止挟装すること
ができる。また、上述した実施例においては飾り札5を
連結形成したが、止め具本体6の外側部には各種装飾物
を固着形成してもよい。
【0028】
【考案の効果】上述のごとく構成したこの考案によれ
ば、左右両方を揃えた状態の履物Aの近接する鼻緒A1
同士を挟装する断面略U字状の止め具本体2と、鼻緒A
1同士を挟装した状態の断面略U字状の止め具本体2に
架けわたされて係止する係止片3とから構成したので、
左右両方の履物Aの鼻緒A1を確実に保持することがで
きる。
【0029】そして、止め具本体2はその内側に鼻緒A
1を挟装して保持するものであるから、鼻緒A1が傷ん
だりすることはない。
【0030】しかも、止め具本体6は体裁良く鼻緒A1
を保持するから、止め具本体6を装着した履物を一層見
栄えの良いものにする。
【0031】また、弾撥性棒状体或いは弾撥性帯状片を
断面略C字状に湾曲させた止め具本体6を形成し、この
止め具本体6は、少なくとも左右両方を揃えた状態の履
物の近接する鼻緒A1同士を挟装して略C字状の両端湾
曲部に掛止挟装し得る形状に形成したので、左右両方の
履物の鼻緒A1を確実に保持することができる。また、
止め具本体6はその内側に鼻緒A1を掛止挟装して保持
するものであるから、鼻緒A1が傷んだりすることはな
い。
【0032】そして、止め具本体6は弾撥性棒状体或い
は弾撥性帯状片にて形成したから、鼻緒は簡単に装着で
きる。
【0033】しかも、止め具本体6は体裁良く鼻緒A1
を保持するから、止め具本体6を装着した履物を一層見
栄えの良いものにする。
【0034】以上説明したように、この考案によれば、
鼻緒を傷めることなく、簡単な装着で確実に履物を保持
でき、草履等の履物の体裁を一層見栄えの良いものと
し、さらに、構成が簡単で安価に製造提供できる等、実
用上極めて有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の使用状態を示す正面図である。
【図2】第1実施例の斜視図である。
【図3】第1実施例の使用状態を示す平面図である。
【図4】第2実施例の使用状態を示す底面図である。
【図5】第2実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 鼻緒用止め具 2 止め具本体 2a ビード部 2b 係合部 3 係止片 3a ビード部 3b 嵌合溝部
3c 当接部 4 装飾物 5 装飾札 6 止め具本体 7 掛止腕部 7a 先端部 8 導入部 9 内周面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両方を揃えた状態の履物の近接する
    鼻緒同士を挟装する断面略U字状の止め具本体と、鼻緒
    同士を挟装した状態の断面略U字状の止め具本体に架け
    わたされて係止する係止片とから構成したことを特徴と
    する鼻緒用止め具。
  2. 【請求項2】 弾撥性棒状体或いは弾撥性帯状片を断面
    略C字状に湾曲させた止め具本体を形成し、この止め具
    本体は、少なくとも左右両方を揃えた状態の履物の近接
    する鼻緒同士を挟装して略C字状の両端湾曲部に掛止挟
    装し得る形状に形成したことを特徴とする鼻緒用止め
    具。
JP1738291U 1991-02-28 1991-02-28 鼻緒用止め具 Expired - Fee Related JPH0647283Y2 (ja)

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