JPH06471Y2 - ゴザ織り機におけるイ草供給装置用保湿カバー - Google Patents
ゴザ織り機におけるイ草供給装置用保湿カバーInfo
- Publication number
- JPH06471Y2 JPH06471Y2 JP9433789U JP9433789U JPH06471Y2 JP H06471 Y2 JPH06471 Y2 JP H06471Y2 JP 9433789 U JP9433789 U JP 9433789U JP 9433789 U JP9433789 U JP 9433789U JP H06471 Y2 JPH06471 Y2 JP H06471Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weaving machine
- rush
- goza
- moisturizing cover
- grass
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、畳表,花ゴサ等を織るゴザ織り機に原料のイ
草を供給するイ草供給装置用の保湿カバーに関する。
草を供給するイ草供給装置用の保湿カバーに関する。
(従来の技術) 畳表,花ゴサ等を織るゴザ織り機は、通常ゴザ織り機本
機の両側に構成されたイ草供給装置を有し、このイ草供
給装置に所定量のイ草を保持し、ここから原料のイ草を
数本づつ抜き取り自動供給しながら織り加工する。
機の両側に構成されたイ草供給装置を有し、このイ草供
給装置に所定量のイ草を保持し、ここから原料のイ草を
数本づつ抜き取り自動供給しながら織り加工する。
(考案が解決しようとする課題) イ草供給装置に保持されるイ草は、上記の通り数本づつ
抜き取り自動供給されるが、このイ草供給装置上に満杯
に載置されたイ草の場合、概略40分〜1時間で全量供
給される。このイ草供給装置上に載置されるイ草は、空
気中に放置されている状態であるため、自然乾燥し、特
に冬季においてはその乾燥状態は著しい。そして乾燥し
たイ草は、その織り加工の際にイ草折れ,切れ,ササク
レ等の不具合が生じ、良質の畳表,花ゴサ等を得られな
い。
抜き取り自動供給されるが、このイ草供給装置上に満杯
に載置されたイ草の場合、概略40分〜1時間で全量供
給される。このイ草供給装置上に載置されるイ草は、空
気中に放置されている状態であるため、自然乾燥し、特
に冬季においてはその乾燥状態は著しい。そして乾燥し
たイ草は、その織り加工の際にイ草折れ,切れ,ササク
レ等の不具合が生じ、良質の畳表,花ゴサ等を得られな
い。
このイ草の乾燥を防ぐため従来では、イ草を保管する置
場所に加湿装置を設置して、充分に加湿されたイ草をイ
草供給装置上に載置するようにしていた。それでも乾燥
状態の激しい冬季においては、自然乾燥がひどかった。
場所に加湿装置を設置して、充分に加湿されたイ草をイ
草供給装置上に載置するようにしていた。それでも乾燥
状態の激しい冬季においては、自然乾燥がひどかった。
本考案は、上記の点に鑑みてイ草供給装置上のイ草の乾
燥を極力防止する保護カバーを提供し、イ草折れ,切
れ,ササクレ等なく良質の畳表,ゴザ等を提供できるよ
うにすることを目的とするものである。
燥を極力防止する保護カバーを提供し、イ草折れ,切
れ,ササクレ等なく良質の畳表,ゴザ等を提供できるよ
うにすることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案ではイ草供給装置の
イ分け部近傍の下部にイ草供給開口部を残して傾斜底板
を有し、ゴザ織り機側に位置付けられる内側壁と該傾斜
底板の外側端から立ち上がる外側壁を有し、更に上記外
側壁から内側壁にまで達し、傾斜底板から立ち上がる前
後壁を有し、上部を開放した保湿カバー本体を有し、該
上部の開放部を開閉する蓋を有し、この蓋の内面に親水
性多孔質合成樹脂吸水板を取付けてあることを特徴とす
る。
イ分け部近傍の下部にイ草供給開口部を残して傾斜底板
を有し、ゴザ織り機側に位置付けられる内側壁と該傾斜
底板の外側端から立ち上がる外側壁を有し、更に上記外
側壁から内側壁にまで達し、傾斜底板から立ち上がる前
後壁を有し、上部を開放した保湿カバー本体を有し、該
上部の開放部を開閉する蓋を有し、この蓋の内面に親水
性多孔質合成樹脂吸水板を取付けてあることを特徴とす
る。
そして上記親水性多孔質合成樹脂吸水板を蓋の内面に着
脱自在に取付けてあることが好ましい。
脱自在に取付けてあることが好ましい。
また、上記前壁上部の一部を開閉可能にしてあることが
更に好ましい。
更に好ましい。
(作用) 本考案保湿カバーをイ草供給装置に装着した場合、イ草
の補給は蓋を開放して行う。そして蓋を閉じてこの蓋に
取付けてある親水性多孔質合成樹脂吸水板に水を含ませ
ておけば、カバー内が乾燥すれば、自然に湿気を補い、
カバー内のイ草を適度な湿気状態に保つ。
の補給は蓋を開放して行う。そして蓋を閉じてこの蓋に
取付けてある親水性多孔質合成樹脂吸水板に水を含ませ
ておけば、カバー内が乾燥すれば、自然に湿気を補い、
カバー内のイ草を適度な湿気状態に保つ。
(実施例) 以下本考案の実施例につき、図面を参照して説明する。
第1図に本考案保湿カバーを取付けたゴザ織り機の正面
図を示してある。実際には保湿カバーはゴザ織り機の左
右位置に取付けられるが、第1図では左側の保湿カバー
を省略してある。
図を示してある。実際には保湿カバーはゴザ織り機の左
右位置に取付けられるが、第1図では左側の保湿カバー
を省略してある。
図中1がゴザ織り機で、その左右両側にイ草供給装置2
を取付けてある。このイ草供給装置2は、トヨ状のイ草
載置部と、イ草の根先を揃える当て板と、イ草を1本1
本分けて供給するV字状のイ分け部と、イ分けされたイ
草をゴザ織り機に送り込む送りローラーとから構成され
るが、本考案保湿カバーは、上記トヨ状のイ草載置部を
なす傾斜底板を含む構成としてある。
を取付けてある。このイ草供給装置2は、トヨ状のイ草
載置部と、イ草の根先を揃える当て板と、イ草を1本1
本分けて供給するV字状のイ分け部と、イ分けされたイ
草をゴザ織り機に送り込む送りローラーとから構成され
るが、本考案保湿カバーは、上記トヨ状のイ草載置部を
なす傾斜底板を含む構成としてある。
即ち図中3が、イ草供給装置2のV字状のイ分け部4の
近傍下部にイ草供給開口部5を残してトヨ状のイ草載置
部を構成する傾斜底板である。この傾斜底板3のゴザ織
り機1に対して外側端に、外側壁7を立ち上がらせて構
成してあり、この外側壁7に対向する位置にイ草の根先
を揃える当て板16の位置に位置付けられる内側壁6を
設けてある。
近傍下部にイ草供給開口部5を残してトヨ状のイ草載置
部を構成する傾斜底板である。この傾斜底板3のゴザ織
り機1に対して外側端に、外側壁7を立ち上がらせて構
成してあり、この外側壁7に対向する位置にイ草の根先
を揃える当て板16の位置に位置付けられる内側壁6を
設けてある。
更に上記外側壁7から内側壁6にまで達し、傾斜底板3
から立ち上がる前後壁8,9を有しこの前後壁8,9、
傾斜底板3、内側壁6及び外側壁7とによって下部にイ
草供給開口部5を有し、上部を開放した保湿カバー本体
10を構成してある。
から立ち上がる前後壁8,9を有しこの前後壁8,9、
傾斜底板3、内側壁6及び外側壁7とによって下部にイ
草供給開口部5を有し、上部を開放した保湿カバー本体
10を構成してある。
図中11が保湿カバー本体10の上に開閉自在に設けた
蓋で、図示した実施例では後壁9上にヒンジ12によっ
て開閉自在に取付けてあるが、単に被せるようにしたも
のであってもよい。
蓋で、図示した実施例では後壁9上にヒンジ12によっ
て開閉自在に取付けてあるが、単に被せるようにしたも
のであってもよい。
そして本考案の特徴はこの蓋11の内面に親水性多孔質
合成樹脂吸水板13を取付けてあることにある。この親
水性多孔質合成樹脂吸水板13は毛細管現象によって水
を吸収保持するもので、蓋11に固着させたものでもよ
いが、種々の公知の手段によって着脱自在に取付ること
が望ましい。
合成樹脂吸水板13を取付けてあることにある。この親
水性多孔質合成樹脂吸水板13は毛細管現象によって水
を吸収保持するもので、蓋11に固着させたものでもよ
いが、種々の公知の手段によって着脱自在に取付ること
が望ましい。
この他図中14はイ草供給装置2を構成する送りローラ
ー、15は本考案保湿カバーをゴザ織り機1に取付ける
ための取付け板である。
ー、15は本考案保湿カバーをゴザ織り機1に取付ける
ための取付け板である。
第5図に、更に好ましい本考案保湿カバーの別の実施例
を示してあり、第1図乃至第4図に示したものと同一の
符号を付した部分は同一部分を示す。
を示してあり、第1図乃至第4図に示したものと同一の
符号を付した部分は同一部分を示す。
この実施例では前壁8の上部の一部18をヒンジ17に
よって連結することによって構成し、この一部18を開
閉自在にしてある。そしてこの前壁8の上部の一部18
を開放することにより、イ草の補充作業を楽にすること
ができて効果的である。
よって連結することによって構成し、この一部18を開
閉自在にしてある。そしてこの前壁8の上部の一部18
を開放することにより、イ草の補充作業を楽にすること
ができて効果的である。
上記の通りの構成からなる保湿カバーをゴザ織り機1に
取付けて、蓋11の内面の親水性多孔質合成樹脂吸水板
に水分を含ませて、この蓋11を閉じておけば、傾斜底
板3上に載置され、順次1本1本のイ草が供給される過
程で底板3上に残されるイ草に乾燥作用が働いても、親
水性多孔質合成樹脂吸水板に含む水分によって、加湿作
用が働き、イ草の乾燥が防止される。
取付けて、蓋11の内面の親水性多孔質合成樹脂吸水板
に水分を含ませて、この蓋11を閉じておけば、傾斜底
板3上に載置され、順次1本1本のイ草が供給される過
程で底板3上に残されるイ草に乾燥作用が働いても、親
水性多孔質合成樹脂吸水板に含む水分によって、加湿作
用が働き、イ草の乾燥が防止される。
(考案の効果) 叙上の如く本考案保湿カバーによれば、イ草供給装置か
ら1本1本ゴザ織り機にイ草を供給する織り加工作業中
にあっても、イ草供給装置に残存するイ草が乾燥しよう
とすると湿気を与えてその乾燥を防止する効果を有し、
織り加工中の乾燥に原因するイ草折れ,切れ,ササクレ
等をよく防止し、冬季等の乾燥時期においても良質の畳
表,花ゴサ等を提供できる大きな利点を有する。
ら1本1本ゴザ織り機にイ草を供給する織り加工作業中
にあっても、イ草供給装置に残存するイ草が乾燥しよう
とすると湿気を与えてその乾燥を防止する効果を有し、
織り加工中の乾燥に原因するイ草折れ,切れ,ササクレ
等をよく防止し、冬季等の乾燥時期においても良質の畳
表,花ゴサ等を提供できる大きな利点を有する。
第1図は本考案保湿カバーを装着したゴザ織り機の正面
図で、左側の保湿カバーを省略してある。第2図は本考
案保湿カバーの平面図、第3図は同じく側面図、第4図
は断面図である。更に第5図は他の好ましい実施例を示
した斜面図である。 1…ゴザ織り機 2…イ草供給装置 3…傾斜底板 4…イ分け部 5…イ草供給開口部 6…内側壁 7…外側壁 8…前壁 9…後壁 10…保湿カバー本体 11…蓋 13…親水性多孔質合成樹
脂吸水板
図で、左側の保湿カバーを省略してある。第2図は本考
案保湿カバーの平面図、第3図は同じく側面図、第4図
は断面図である。更に第5図は他の好ましい実施例を示
した斜面図である。 1…ゴザ織り機 2…イ草供給装置 3…傾斜底板 4…イ分け部 5…イ草供給開口部 6…内側壁 7…外側壁 8…前壁 9…後壁 10…保湿カバー本体 11…蓋 13…親水性多孔質合成樹
脂吸水板
Claims (3)
- 【請求項1】イ草供給装置のイ分け部近傍の下部にイ草
供給開口部を残して傾斜底板を有し、ゴザ織り機側に位
置付けられる内側壁と該傾斜底板の外側端から立ち上が
る外側壁を有し、更に上記外側壁から内側壁にまで達
し、傾斜底板から立ち上がる前後壁を有し、上部を開放
した保湿カバー本体を有し、該上部の開放部を開閉する
蓋を有し、この蓋の内面に親水性多孔質合成樹脂吸水板
を取付けてあるゴザ織り機におけるイ草供給装置用保湿
カバー。 - 【請求項2】上記親水性多孔質合成樹脂吸水板を蓋の内
面に着脱自在に取付けてある請求項(1)記載のゴザ織
り機におけるイ草供給装置用保湿カバー。 - 【請求項3】上記前壁上部の一部を開閉可能にしてある
請求項(1)または(2)記載のゴザ織り機におけるイ
草供給装置用保湿カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9433789U JPH06471Y2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | ゴザ織り機におけるイ草供給装置用保湿カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9433789U JPH06471Y2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | ゴザ織り機におけるイ草供給装置用保湿カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0334085U JPH0334085U (ja) | 1991-04-03 |
JPH06471Y2 true JPH06471Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31643669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9433789U Expired - Lifetime JPH06471Y2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | ゴザ織り機におけるイ草供給装置用保湿カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06471Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100467140B1 (ko) * | 2002-05-27 | 2005-01-24 | 오승준 | 하프 볼 밸브 |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP9433789U patent/JPH06471Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100467140B1 (ko) * | 2002-05-27 | 2005-01-24 | 오승준 | 하프 볼 밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0334085U (ja) | 1991-04-03 |
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