JPH0646967B2 - マットレスの選択装置 - Google Patents

マットレスの選択装置

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JPH0646967B2
JPH0646967B2 JP9556791A JP9556791A JPH0646967B2 JP H0646967 B2 JPH0646967 B2 JP H0646967B2 JP 9556791 A JP9556791 A JP 9556791A JP 9556791 A JP9556791 A JP 9556791A JP H0646967 B2 JPH0646967 B2 JP H0646967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は利用者の体重や身長な
どの体格に適した硬さのマットレスを選択するためのマ
ットレスの選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベッドは、ベッドフレ−ムにマ
ットレスが載置されて構成されている。このベッドの性
能の良否は、マットレスの硬さが利用者の体重や身長な
どの体格に合っているか否やかによって大きく左右され
ると言っても過言でない。
【0003】すなわち、利用者がマットレスに仰向けに
横たわって睡眠するとき、背部と臀部との背面を結ぶ平
面に対する腰部の高さが立位状態のときの約半分程度の
高さ寸法に収まる状態で寝たときが快適であるとされて
いる。
【0004】利用者にとって柔らか過ぎるマットレスを
用いた場合、背部と臀部とが極端に落込み、相対的に腰
部が突き上げられる姿勢となり、上記高さ寸法が立位状
態のときの半分程度よりもかなり大きくなるから、利用
者は苦痛を感じ、安眠することができないということが
生理学や人間工学などで認められている。
【0005】このような条件を満たすことができるマッ
トレスは、そのクッション性が硬い方がよい。硬いマッ
トレスを用いれば、背部や臀部の落込みを少なくするこ
とができる。しかしながら、硬すぎるマットレスを利用
すると、背部と臀部との一部分によって人体が支えられ
る状態となるから、背部と臀部との一部分に圧力が集中
し、寝心地の低下を招くことになる。
【0006】利用者が寝心地のよいマットレスを、マッ
トレスの硬さだけを基準にして選択しても、そのマット
レスを利用する人の体重や身長などの体格によって背部
や臀部の落込み量が異なってくる。したがって、利用者
にとってマットレスの良否は、そのマットレスが硬い
か、柔らかいかということだけでなく、マットレスの硬
さが、そのマットレスを利用する人の体重や身長などの
体格に適合しているか否やかによって決まるから、その
ような基準でマットレスを選択しなければならない。
【0007】利用者に適したマットレスを選択する装置
としては、特願昭61−25329号に示される先行技
術がある。この先行技術は、利用者が測定用マットレス
に仰臥したときに、この測定用マットレスの各部の弾性
変形に応じてそれぞれア−ム状の変位体を回動させる。
変位体が回動すると、各変位体にはそれぞれ連動杆が連
動し、上下方向にスライドする。各連動杆の上端には1
本の紐が連続する状態で連結されている。そのため、そ
の紐が描く折れ線グラフから利用者が仰臥した上記測定
用マットレスの変形状態を知ることができる。
【0008】測定用マットレスの変形状態が分かれば、
利用者にとってその測定用マットレスが硬いのか、柔ら
かいのかを判断することができるから、利用者は上記測
定用マットレスの硬さを基準にして自分に合った硬さの
マットレスを選択することができる。
【0009】しかしながら、この先行技術によると、測
定用マットレスの弾性変形を変位体と連動杆とによって
機械的に伝達して表示するため、部品点数の増大や構造
の複雑化、さらには摩擦による早期損傷や伝達ロスが生
じるということがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
測定用マットレスの変形状態を機械的に表示するように
していたので、構成の複雑化を招いたり、伝達ロスによ
り表示が正確に行われないなどのことがあった。
【0011】この発明の目的は、利用者が測定用マット
レスに仰臥したときの各部の変形量を電気的に検出し、
その検出信号によって利用者に適した硬さのマットレス
を分かり易く指示できるようにしたマットレスの選択装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、利用者の体格に適したマットレスを選択
するための選択装置において、利用者が仰臥するための
予め定められた硬さを有する測定用マットレスと、この
測定用マットレスに利用者が仰臥することで、測定用マ
ットレスの複数箇所における荷重を電気的に検出する検
出手段と、この検出手段からの検出信号によって利用者
の頭部と足部との変形量の第1の平均値および頭部と足
部以外の部分の変形量の第2の平均値をそれぞれ算出す
る制御手段と、この制御手段によって算出された上記第
1の平均値と第2の平均値とをそれぞれ第1の直線およ
び第2の直線として表示するとともに、これら直線が示
す変形量の差から利用者に適したマットレスの硬さを指
示するためのマ−クを表示する表示手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成によれば、測定用マットレスに加わる
利用者の荷重分布からその変形状態を電気的に検出する
ことができ、しかもその検出信号によって利用者に適し
た硬さのマットレスを指示することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0015】図1乃至図5はこの発明の第1の実施例
で、図1に示すマットレスの選択装置はベッドフレ−ム
1を備えている。このベッドフレ−ム1は、矩形状の載
置板2と、この載置板2を所定の高さで水平に支持した
4本の脚体3(2本だけ示されている)とから構成され
ている。
【0016】上記載置板2の上面には測定用マットレス
4が設けられている。この測定用マットレス4は弾性ユ
ニットとしてのスプリングユニット5を有する。このス
プリングユニット5は上記載置板2上に軸線を平行にし
て行列状に配置された多数のコイルスプリング6からな
る。このコイルスプリング6は、荷重に対する変形量、
つまり硬さ(クッション性)が予め測定されたものが用
いられている。それによって、測定用マットレス4の硬
さは、コイルスプリング6の硬さを基準にしてランク付
けできるようになっている。
【0017】上記スプリングユニット5の上面には合成
樹脂製のネット7を介してウレタンフォ−ムなどのシ−
ト状の弾性材8が積層されている。この弾性材8および
スプリングユニット5の周辺部は外装地9によって覆わ
れている。この外装地9の周縁部は上記載置板2の下面
に図示しないタッカなどによって固定されている。
【0018】上記スプリングユニット5の幅方向中央部
分に位置する長手方向一列のコイルスプリング6の上端
面、この実施例では8つのコイルスプリング6の上端面
には、それぞれ検出手段としての圧力センサ11が設け
られている。
【0019】上記各圧力センサ11は、第2図に示すよ
うに一対のプレ−ト12間に設けられている。これらプ
レ−ト12は、荷重に対して変形しずらい比較的硬質な
合成樹脂などの材料によって円盤状に形成されている。
それによって、それぞれの圧力センサ11には測定用マ
ットレス4上に仰臥した利用者Uの各部分の荷重が確実
に伝達される。
【0020】上記圧力センサ11は、圧力が加わると、
その圧力に応じた電気信号を出力するもので、たとえば
電気抵抗変化型、静電容量型、電磁誘導型あるいは自己
発電型などいずれのタイプのものであってもよい。
【0021】各圧力センサ11には、それぞれリ−ド線
13の一端が接続されている。これらリ−ド線13の他
端は上記載置板2の下面側に設けられた中継ボックス1
4を経てパ−ソナルコンピュ−タからなる制御装置15
に接続されている。この制御装置15は、図3に示すよ
うに上記各圧力センサ11が検出した検出信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器16と、このA/D変換
器16からの検出信号を予め定められたデ−タや制御プ
ログラムと比較して制御を行うモニタ−が格納されたR
OMからなるメモリ部17と、このメモリ部17とカラ
−CRTデイスプレイ18との間のデ−タ信号の入出力
をする入出力制御部19とから構成されている。
【0022】上記デイスプレイ18には、8つの圧力セ
ンサ11によって検出された測定用マットレス4上にお
ける各ポイント1〜8の圧力分布状態(変形量)が曲線
21として表示される。各ポイント1〜8における変形
量をt1 〜t8 とする。さらに、デイスプレイ18には
図4に実線で示す第1の直線22と破線で示す第2の直
線23およびこれら直線から利用者Uに適した硬さのマ
ットレスを指示するマ−ク24とが表示される。
【0023】上記第1の直線22は、測定用マットレス
4上に仰臥した利用者Uの頭部と脚部とに対応するポイ
ントである、ポイント1、6、7、8における変形量の
平均値h1 を示す。つまりh1 は、 h1 =(t1 +t6 +t7 +t8 )/4 …(1)式 で求められる。
【0024】上記第2の直線23は、測定用マットレス
4上に仰臥した利用者Uの頭部と脚部とを除く胴部に対
応するポイントであるポイント2〜5における変形量の
平均値h2 を示す。つまり、h2 は、 h2 =(t2 +t3 +t4 5 )/4 …(2)式 で求められる。
【0025】上記第1の直線22が示す平均値h1 と、
第2の直線23が示す平均値h2 との差は、利用者Uの
身体の重い部分と軽い部分とにおける変形量の差を示
す。これら平均値の差は、利用者の背部と臀部とを結ぶ
平面に対する腰部の高さ寸法とほぼ一致することが確認
されている。
【0026】したがって、変形量の差が立位状態のとき
の背部と臀部とを結ぶ平面に対する腰部の高さ寸法の約
半分よりも大きな場合には測定用マットレス4は利用者
にとって柔らかすぎることになり、差が小さい場合には
硬すぎることになると判定できる。
【0027】上記マ−ク24は基準線25と、この基準
線25の下方に所定の間隔で位置する第1乃至第3のブ
ロック26a〜26cとからなる。各ブロック26a〜
26cは異なるカラ−となっている。たとえば、第1の
ブロック26aはブル−、第2のブロック26bはイエ
ロ−、第3のブロック26cはレッドに設定されてい
る。
【0028】上記基準線25を第1の直線22に合わせ
た場合、平均値h1と平均値h2 との差が立位状態のと
きの背部と臀部とを結ぶ平面に対する腰部の高さ寸法の
約半分程度であるときに、上記第2の直線23に上記第
2のブロック26bが一致するよう、上記マ−ク24の
基準線25と第2のブロック26bとの間隔が設定され
ている。通常、利用者Uに快適な寝心地を与える腰部の
高さ寸法は2〜3cm程度である。
【0029】したがって、第2の直線23に第1のブロ
ック26aが対応したときは測定用マットレス4の変形
量が少ないことを意味するから、その測定用マットレス
4が利用者Uにとって硬すぎることになり、第3のブロ
ック26cが対応したときには柔らかすぎることにな
る。
【0030】一方、上記各ブロック26a〜26cのカ
ラ−は、測定用マットレス4の硬さを基準にして設定さ
れたそれぞれ異なる硬さのマットレスを表示している。
つまり、ブル−の第1のブロック26aは、上記測定用
マットレス4よりも硬いマットレスを表示し、イエロ−
の第2のブロック26bは測定用マットレス4と同じ硬
さのマットレスを表示している。さらに、レッドの第3
のブロック26cは上記測定用マットレス4よりも柔ら
かいマットレスを表示している。
【0031】上記マ−ク24は、予めデイスプレイ18
の図1および図3における画面右上隅に表示されてい
て、上記第1の直線22と第2の直線23とがデイスプ
レイ18に表示されたのち、その基準線25が上記第1
の直線22と同じ高さになる位置まで下降してくるよう
になっている。そのとき、3つのブロック26a〜26
cのどれが第2の直線23に対応しているかによって利
用者Uに適した硬さのマットレスを選択することができ
るようになっている。
【0032】つぎに、利用者Uが上記構成の選択装置を
用いて自分の体格に適した硬さのマットレスを選択する
場合について図5を参照しながら説明する。まず、選択
装置を作動させると、ステップ1(以下ステップをSと
略す)において測定用マットレス4上に荷重が加わって
いるか否やかが判別される。荷重が加わっていなけれ
ば、S2で各圧力センサ11の0点認識が行われる。つ
まり、各圧力センサ11が検出する圧力の0点が一致し
ていなくとも、利用者Uが測定用マットレス4上に乗っ
ていない状態を各圧力センサ11の0点としてと認識す
る。
【0033】0点認識が終わったならば、S3において
利用者Uが測定用マットレス4上に仰臥することで、荷
重が加わったことが判別される。その判別が終了する
と、ステップ4において各圧力センサ11が検出した検
出信号がA/D変換部16でデジタル信号に変換されて
メモリ部17に読み込まれる。ついで、S5において、
各測定ポイントのうち、ポイント1、5、8が1秒間変
化しないかどうかが判別される。つまり、測定用マット
レス4の一部分にだけ荷重が加わっていたり、利用者U
が動いていないかどうかが測定用マットレス4の中央と
両端との状態から判別される。
【0034】その結果が“YES”であれば、ステップ
6において測定が終了したことになり、デイスプレイ1
8に測定結果が表示される。つまり、第1乃至第8の圧
力センサ11が検出した各測定点における変形量が曲線
21として表示されるとともに、上記(1)式と(2)
式とにもとづいて算出された頭部と脚部との変形量の平
均値h1 を示す第1の直線22と、胴部の変形量の平均
値h2 を示す第2の曲線23とが表示される。
【0035】ついで、S7において、デイスプレイ18
の右上隅にあったマ−ク24が、その基準線25が第1
の直線22に一致する位置まで下降する。その状態にお
いて、第2の直線23にマ−ク24の3つのブロック2
6a〜26cのうちのどれが同じ高さにあるかによって
利用者Uの体格に好適した硬さのマットレスを判定する
ことができる。
【0036】たとえば、第2の直線23に対してイエロ
−の第2のブロック26bが同じ高さに位置したとする
と、利用者Uにとっては第2のブロック26bが表示す
る測定用マットレス4と同じ硬さのマットレスが好適す
ることになる。また、第2の直線23に第1のブロック
26aが対応した場合には第1のブロック26aが表示
する測定用マットレスよりも柔らかいマットレスが好適
することになり、さらに第3のブロック26cが対応し
た場合にはそのブロック26cが表示する測定用マット
レス4よりも硬いマットレスが好適することになる。そ
して、その結果は、S8にてデイスプレイ18に表示さ
れるととともに、音声としても出力されることになる。
【0037】つまり、第1の直線22(平均値h1 )と
第2の直線23(平均値h2 )との差がどの程度である
かによって利用者Uに好適する硬さのマットレスを測定
用マットレス4の硬さを基準にして選択できるようにし
た。
【0038】このように、平均値h1 と平均値h2 との
差から利用者Uに適した硬さのマットレスを選択すれ
ば、利用者Uの身長や体重などの体格が異なる場合であ
っても、その利用者Uに最も適した硬さのマットレスを
確実に選択することができる。
【0039】つまり、圧力の分布状態から求められる変
形状態を単にグラフとして表示し、そのグラフを理想的
な変形状態のグラフと比較するだけだと、利用者の体重
や身長などの体格が異なる場合、理想的な変形状態のグ
ラフも異なってくるため、正確な比較が行えなくなる。
【0040】しかしながら、上述したように、この発明
は平均値h1 と平均値h2 との差から利用者Uに適した
硬さのマットレスを選択するため、異なる体格の利用者
Uであっても、その利用者に適した硬さのマットレスを
選択することができる。
【0041】第6図乃至第8図はこの発明の第2の実施
例を示す。この実施例は上記第1の実施例と測定用マッ
トレス4に加わる圧力を検出する検出手段が異なる。す
なわち、ネット7のコイルスプリング6の上端面の部分
には第1の紐31の一端が連結されている。この第1の
紐31の他端部は、載置板2に穿設された通孔32から
その下面側に通され、プ−リ33の第1のドラム33a
に末端を固定して巻かれている。
【0042】上記プ−リ33は第8図に示すように検出
手段としての可変抵抗器34の回転自在な調整軸35に
取付けられている。この可変抵抗器34は上記載置板2
の幅方向中央部分に長手方向に沿って設けられた取付け
部材36に取付けられている。
【0043】上記プ−リ33は第2のドラム33bを有
し、この第2のドラム33bには第2の紐37の一端部
が末端を固定して巻かれている。この第2の紐37の他
端は引張ばね38の一端に連結されている。この引張ば
ね38の他端は上記取付け部材36に連結されている。
【0044】上記引張ばね38は上記スプリングユニッ
ト5のコイルスプリング6よりも柔らかいものが用いら
れている。したがって、上記引張ばね38の引張力が第
2の紐37を介してプ−リ33に作用しても、その力で
プ−リ33が回転することがない。上記コイルスプリン
グ6が圧縮変形して上記第1の紐31が弛めば、その分
だけ上記第2の紐37が引張ばね38によって引張られ
て上記プ−リ33が回転する。
【0045】上記プ−リ33が回転すれば、上記可変抵
抗器34の調整軸35が連動して回転するから、それに
よって可変抵抗器34の抵抗値が変化する。各可変抵抗
器34の抵抗値の変化は制御装置15に入力される。こ
の制御装置15は上記一実施例と同様、可変抵抗器34
からの抵抗値をデジタル信号に変換するA/D変換部1
6と、メモリ部17および入出力制御部19とからな
る。
【0046】すなわち、この実施例によれば、利用者U
が測定用マットレス4上に仰臥してスプリングユニット
5のコイルスプリング6が圧縮変形すると、その変形量
が各可変抵抗器34で検出され、これら可変抵抗器34
からの検出信号が制御装置15に入力される。
【0047】したがって、上記第1の実施例と同様、デ
イスプレイ18には第1の直線22と第2の直線23と
が表示されるから、これら直線をマ−ク24と対比させ
ることで、利用者Uは自分に適した硬さのマットレスを
選択することができる。
【0048】第9図はこの発明の第3の実施例を示す。
この第3の実施例は弾性ユニットとしてスプリングユニ
ット5に代わり、ウレタンフォ−ムを矩形板状に成形し
たクッション材51が用いられている。このクッション
材51の硬さは、ウレタンフォ−ムの発泡率を変えるこ
とで設定できる。また、検出手段としては、上記第1の
実施例と同様、2枚のプレ−ト12間に設けられた圧力
センサ11が用いられ、各圧力センサ11は上記クッシ
ョン材51の上面の所定位置に載置されている。各圧力
センサ11に一端が接続されたリ−ド線13は、上記ク
ッション材51の厚さ方向に穿設された通孔52を通さ
れて中継ボックス14に導かれている。
【0049】第10図はこの発明の第4の実施例を示
す。この第4の実施例は、第7図に示された構成とほぼ
同じであるが、クッション材51には通孔52が穿設さ
れていない。圧力センサ11に一端が接続されたリ−ド
線13は、クッション材51の上面とネット7との間を
通されて中継ボックス14に導かれている。
【0050】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、測定用マ
ットレスの複数箇所における変形量を検出手段によって
電気的に検出し、この検出手段からの検出信号によって
利用者の頭部と足部との変形量の第1の平均値および頭
部と足部以外の部分の変形量の第2の平均値をそれぞれ
算出し、これら第1の平均値と第2の平均値を第1の直
線および第2の直線として表示部に表示するとともに、
これら直線が示す変形量の差から利用者に適した硬さの
マットレスを指示するためのマ−クを上記表示部に表示
するようにした。
【0051】そのため、上記第1の直線および第2の直
線と上記マ−クを対応させることで利用者に好適する硬
さのマットレスを電気的に表示して選択できるから、機
械的手段に比べて構成の簡略化や選択精度の向上が計れ
る。
【0052】しかも、利用者の頭部と足部との変形量の
第1の平均値および頭部と足部以外の部分の変形量の第
2の平均値から利用者に適する硬さのマットレスを選択
するため、身長や体重など体格が異なる利用者であって
も、その利用者に適した硬さのマットレスを選択するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の全体構成図。
【図2】同じく測定用マットレスの一部分の拡大断面
図。
【図3】同じく制御装置の構成図。
【図4】同じくデイスプレイに表示される画像の拡大
図。
【図5】同じくフロ−チャ−ト。
【図6】この発明の第2の実施例の全体構成図。
【図7】同じく測定用マットレスの一部分の拡大断面
図。
【図8】同じく図7のVI−VI線に沿う拡大図。
【図9】この発明の第3の実施例の測定用マットレスの
一部分の拡大断面図、
【図10】この発明の第4の実施例の測定用マットレス
の一部分の拡大断面図。
【符号の説明】
4…測定用マットレス、11…圧力センサ(検出手
段)、15…制御装置(制御手段)、18…デイスプレ
イ(表示手段)、24…マ−ク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の体格に適したマットレスを選択
    するための選択装置において、利用者が仰臥するための
    予め定められた硬さを有する測定用マットレスと、この
    測定用マットレスに利用者が仰臥することで、測定用マ
    ットレスの複数箇所における荷重を電気的に検出する検
    出手段と、この検出手段からの検出信号によって利用者
    の頭部と足部との変形量の第1の平均値および頭部と足
    部以外の部分の変形量の第2の平均値をそれぞれ算出す
    る制御手段と、この制御手段によって算出された上記第
    1の平均値と第2の平均値とをそれぞれ第1の直線およ
    び第2の直線として表示するとともに、これら直線が示
    す変形量の差から利用者に適したマットレスの硬さを指
    示するためのマ−クを表示する表示手段とを具備したこ
    とを特徴とするマットレスの選択装置。
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