JPH0646542Y2 - 空調ダクトの清掃装置 - Google Patents
空調ダクトの清掃装置Info
- Publication number
- JPH0646542Y2 JPH0646542Y2 JP40565390U JP40565390U JPH0646542Y2 JP H0646542 Y2 JPH0646542 Y2 JP H0646542Y2 JP 40565390 U JP40565390 U JP 40565390U JP 40565390 U JP40565390 U JP 40565390U JP H0646542 Y2 JPH0646542 Y2 JP H0646542Y2
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- JP
- Japan
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- air
- tube
- gear box
- duct
- socket
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空調ダクト内の清掃作
業を行う自走式の清掃装置に関する。
業を行う自走式の清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性のある軟質チューブの先端から圧力
空気を噴出させると、軟質チューブは圧力空気が先端か
ら噴出するときの力によってむち打ち現象を起こすの
で、このむち打ち現象を利用して空調ダクト内に付着し
ている粉塵を叩き落とすようにした清掃作業が従来から
知られている。前記したむち打ち現象は、はたきで塵を
払う作業にも似ており、上記手段によりブラシなどでは
到底除去できない空調ダクト内の粉塵を除去する清掃作
業が可能となった。
空気を噴出させると、軟質チューブは圧力空気が先端か
ら噴出するときの力によってむち打ち現象を起こすの
で、このむち打ち現象を利用して空調ダクト内に付着し
ている粉塵を叩き落とすようにした清掃作業が従来から
知られている。前記したむち打ち現象は、はたきで塵を
払う作業にも似ており、上記手段によりブラシなどでは
到底除去できない空調ダクト内の粉塵を除去する清掃作
業が可能となった。
【0003】図8及び図9は従来技術による清掃装置を
示しており、硬質材料によるエアチューブ1の先端にチ
ューブ取付栓2が装着されており、該チューブ取付栓2
に2本の軟質材料による細チューブ3が固着されてい
る。そしてエアチューブ1から圧力空気を供給したとき
に、むち打ち現象を起こしてダクト内壁を激しく叩打す
るのは細チューブ3である。又、この清掃作業で細チュ
ーブ3はむち打ち作用によってダクト内壁を強く叩くの
で先端から徐々に消耗してしまう。このため清掃作業の
開始時には、細チューブ3をチューブ取付栓2に固着し
た後、当該チューブ取付栓2をエアチューブ1の先端に
装着する。
示しており、硬質材料によるエアチューブ1の先端にチ
ューブ取付栓2が装着されており、該チューブ取付栓2
に2本の軟質材料による細チューブ3が固着されてい
る。そしてエアチューブ1から圧力空気を供給したとき
に、むち打ち現象を起こしてダクト内壁を激しく叩打す
るのは細チューブ3である。又、この清掃作業で細チュ
ーブ3はむち打ち作用によってダクト内壁を強く叩くの
で先端から徐々に消耗してしまう。このため清掃作業の
開始時には、細チューブ3をチューブ取付栓2に固着し
た後、当該チューブ取付栓2をエアチューブ1の先端に
装着する。
【0004】前記細チューブ3は弾性のある軟質チュー
ブでないと圧力空気の噴出によってむち打ち現象が生じ
ないが、エアチューブ1は逆に硬質材料であって剛性が
ないとダクト内に挿入することができない。標準的なエ
アチューブ1は外径が16mm(内径13mm)であ
り、これを硬質チューブで構成するのであるが、エアチ
ューブ1の必要な長さは清掃作業を行う建物により差が
あるとは言え、エアコンプレッサから作業者(バルブ取
付位置)までと、作業者からダクト内の清掃箇所までの
長さは必要であり、これらの合計長さは25〜30mに
なる。このため、通常はエアチューブをリールに巻いて
運搬及び管理をしている。
ブでないと圧力空気の噴出によってむち打ち現象が生じ
ないが、エアチューブ1は逆に硬質材料であって剛性が
ないとダクト内に挿入することができない。標準的なエ
アチューブ1は外径が16mm(内径13mm)であ
り、これを硬質チューブで構成するのであるが、エアチ
ューブ1の必要な長さは清掃作業を行う建物により差が
あるとは言え、エアコンプレッサから作業者(バルブ取
付位置)までと、作業者からダクト内の清掃箇所までの
長さは必要であり、これらの合計長さは25〜30mに
なる。このため、通常はエアチューブをリールに巻いて
運搬及び管理をしている。
【0005】しかしながら、リールに巻き取られたエア
チューブは巻き癖が付いてしまい、ダクト内にチューブ
を挿入したときに巻き癖のためにチューブ先端がダクト
内で曲がってしまい先へ進まない。巻き癖が付いたエア
チューブをダクト先方に挿入する一つの方法として、作
業現場において、チューブの胴部に硬質の添え木を当て
テープなどでチューブを添え木に固定してチューブの曲
りを矯正することが試みられているが、このような手段
は作業能率を低下させる。
チューブは巻き癖が付いてしまい、ダクト内にチューブ
を挿入したときに巻き癖のためにチューブ先端がダクト
内で曲がってしまい先へ進まない。巻き癖が付いたエア
チューブをダクト先方に挿入する一つの方法として、作
業現場において、チューブの胴部に硬質の添え木を当て
テープなどでチューブを添え木に固定してチューブの曲
りを矯正することが試みられているが、このような手段
は作業能率を低下させる。
【0006】一般にダクトに形成される清掃用のエアチ
ューブを挿入する作業口の口径は30mm程度の孔であ
って、通常は天井とダクトを管路で接続しておき、天井
側の開口部に装着している(この栓体装置の詳細は一例
として本願考案者が提案した特開63−163091号
がある)。このため、エアチューブは天井側からダクト
までの立上り部までは垂直に挿入し、ダクト内では水平
方向に挿入しなくてはならないので、このエアチューブ
を硬質チューブで構成する場合またはエアチューブに添
え木を当てるのは作業効率を低下させる原因となる。
ューブを挿入する作業口の口径は30mm程度の孔であ
って、通常は天井とダクトを管路で接続しておき、天井
側の開口部に装着している(この栓体装置の詳細は一例
として本願考案者が提案した特開63−163091号
がある)。このため、エアチューブは天井側からダクト
までの立上り部までは垂直に挿入し、ダクト内では水平
方向に挿入しなくてはならないので、このエアチューブ
を硬質チューブで構成する場合またはエアチューブに添
え木を当てるのは作業効率を低下させる原因となる。
【0007】ダクトと天井との間が接近している場合
は、上記提案されたようにエアチューブ自体をダクト内
に挿入する方法によらなければならないが、天井とダク
トとの間に作業者が入れるスペースがあれば清掃用ロボ
ットを使用してダクト内を清掃することが可能となる。
但し、この場合でもダクト内径が100mm程度のもの
では作業口として確保できる口径は100mmを越える
ことができない。本願考案者はダクトに穿けた100m
m位の作業口を開閉可能にした点検口を実願平1−87
872号で提案し、これにより小口径のダクトの清掃ロ
ボットによる清掃を可能にした。しかしながら上記清掃
ロボットは作業性能は優れているが価格が高いという問
題があった。
は、上記提案されたようにエアチューブ自体をダクト内
に挿入する方法によらなければならないが、天井とダク
トとの間に作業者が入れるスペースがあれば清掃用ロボ
ットを使用してダクト内を清掃することが可能となる。
但し、この場合でもダクト内径が100mm程度のもの
では作業口として確保できる口径は100mmを越える
ことができない。本願考案者はダクトに穿けた100m
m位の作業口を開閉可能にした点検口を実願平1−87
872号で提案し、これにより小口径のダクトの清掃ロ
ボットによる清掃を可能にした。しかしながら上記清掃
ロボットは作業性能は優れているが価格が高いという問
題があった。
【0008】前記したように圧力空気を供給するエアチ
ューブを硬質チューブで構成するのはチューブの剛性を
利用してチューブをダクト内に挿入しようとするのであ
って、作業性を考慮すれば硬質材料よりも軟質材料の方
が優れている。ここに軟質材料によるエアチューブによ
ってダクト内の清掃が可能な清掃装置が要望される所以
である。
ューブを硬質チューブで構成するのはチューブの剛性を
利用してチューブをダクト内に挿入しようとするのであ
って、作業性を考慮すれば硬質材料よりも軟質材料の方
が優れている。ここに軟質材料によるエアチューブによ
ってダクト内の清掃が可能な清掃装置が要望される所以
である。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、空調ダクトの清掃装置において、圧力空気
を供給するエアチューブに軟質チューブを使用できるよ
うにし、ダクト内への搬入および取出しが容易で作業効
率を向上させ得る清掃装置を提供することである。
する課題は、空調ダクトの清掃装置において、圧力空気
を供給するエアチューブに軟質チューブを使用できるよ
うにし、ダクト内への搬入および取出しが容易で作業効
率を向上させ得る清掃装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案において課題を解
決するための手段は、ギヤボックスに固定したエアモー
タ、前記ギヤボックス内に突出させた前記エアモータの
駆動軸の回転力を当該ギヤボックスに軸架した車軸に伝
達するための回転伝達機構、前記ギヤボックスから突出
させた前記車軸に取り付けた車輪、前記ギヤボックスに
固定した軟質材料によるエアチューブ、前記エアチュー
ブの先端に設けた接続手段を介して着脱自在に取り付け
た軟質材料による複数の細チューブ、前記エアチューブ
及び前記エアモータに圧力エアを供給するエア供給装置
を具備することを特徴とするものである。
決するための手段は、ギヤボックスに固定したエアモー
タ、前記ギヤボックス内に突出させた前記エアモータの
駆動軸の回転力を当該ギヤボックスに軸架した車軸に伝
達するための回転伝達機構、前記ギヤボックスから突出
させた前記車軸に取り付けた車輪、前記ギヤボックスに
固定した軟質材料によるエアチューブ、前記エアチュー
ブの先端に設けた接続手段を介して着脱自在に取り付け
た軟質材料による複数の細チューブ、前記エアチューブ
及び前記エアモータに圧力エアを供給するエア供給装置
を具備することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】自走車10をダクト内に挿入し、エアモータ1
2を駆動するために何れか一方のエアホース23(エア
モータを正転駆動する側)に圧力エアを供給する。エア
モータ12の正回転は回転駆動機構を経て車軸15に伝
達され、これにより車輪13が回転して自走車10は走
行を開始する。これと同時にエアチューブ25に圧力エ
アを供給して圧力エアを接続手段27に接続された細チ
ューブ26の先端から噴出させる。圧力エアが噴出する
力で細チューブ26の先端がむち打ち現象を起し、これ
によりダクト内壁を激しく叩打して内壁に付着している
粉塵を叩き落す。
2を駆動するために何れか一方のエアホース23(エア
モータを正転駆動する側)に圧力エアを供給する。エア
モータ12の正回転は回転駆動機構を経て車軸15に伝
達され、これにより車輪13が回転して自走車10は走
行を開始する。これと同時にエアチューブ25に圧力エ
アを供給して圧力エアを接続手段27に接続された細チ
ューブ26の先端から噴出させる。圧力エアが噴出する
力で細チューブ26の先端がむち打ち現象を起し、これ
によりダクト内壁を激しく叩打して内壁に付着している
粉塵を叩き落す。
【0012】粉塵の叩き落し作業が終了した後、ダクト
内に叩き落とされた粉塵を回収すると共に、必要により
ダクト内を消毒する。
内に叩き落とされた粉塵を回収すると共に、必要により
ダクト内を消毒する。
【0013】
【実施例】図1は本考案の清掃装置の粉塵落し装置を表
わす一部破断の側面図、図2は同駆動部分の断面図、図
3はギヤボックスの詳細図、図4はエアモータのキャス
タの詳細図、図5はチューブの接続手段の部品図であ
る。
わす一部破断の側面図、図2は同駆動部分の断面図、図
3はギヤボックスの詳細図、図4はエアモータのキャス
タの詳細図、図5はチューブの接続手段の部品図であ
る。
【0014】これらの図において、自走車10はギヤボ
ックス11とエアモータ12及び前記ギヤボックス11
に設けた車輪13を主たる構成要素としており、前記エ
アモータ12は前記ギヤボックス11に対し取付ボルト
14によって固定されている。又、前記車輪13は前記
ギヤボックス11に回転可能に軸架され当該ギヤボック
ス11の両側から突出させた車軸15に取り付けられて
おり、該車軸15は前記エアモータ12の長手方向に対
し直交する方向に設けられている。一方、前記ギヤボッ
クス11内に突出した前記エアモータ12の駆動軸16
には当該エアモータの回転力を前記車軸に伝達する回転
伝達機構としてウオーム17が設けられ、該ウオーム1
7と前記車軸15に設けたウオームホイル18とが当該
ギヤボックス11内で噛み合っている。
ックス11とエアモータ12及び前記ギヤボックス11
に設けた車輪13を主たる構成要素としており、前記エ
アモータ12は前記ギヤボックス11に対し取付ボルト
14によって固定されている。又、前記車輪13は前記
ギヤボックス11に回転可能に軸架され当該ギヤボック
ス11の両側から突出させた車軸15に取り付けられて
おり、該車軸15は前記エアモータ12の長手方向に対
し直交する方向に設けられている。一方、前記ギヤボッ
クス11内に突出した前記エアモータ12の駆動軸16
には当該エアモータの回転力を前記車軸に伝達する回転
伝達機構としてウオーム17が設けられ、該ウオーム1
7と前記車軸15に設けたウオームホイル18とが当該
ギヤボックス11内で噛み合っている。
【0015】前記エアモータ12の後方胴部には、キャ
スタ19が設けられている。このキャスタ19はリング
20に締付けボルト21を設けたものであって、該リン
グ20にローラ22が回転可能に取り付けられている。
又、このエアモータ12の後端部には駆動用の圧力エア
を供給する2本のエアホース23が接続されており、2
本のホースのうち1本はエアモータを正転させるため
に、もう1本は逆転させるために使用される。これらエ
アホース23は何れも軟質プラスチックで可撓性のある
材料がよい。
スタ19が設けられている。このキャスタ19はリング
20に締付けボルト21を設けたものであって、該リン
グ20にローラ22が回転可能に取り付けられている。
又、このエアモータ12の後端部には駆動用の圧力エア
を供給する2本のエアホース23が接続されており、2
本のホースのうち1本はエアモータを正転させるため
に、もう1本は逆転させるために使用される。これらエ
アホース23は何れも軟質プラスチックで可撓性のある
材料がよい。
【0016】前記ギヤボックス11の上面には、バンド
24によってエアチューブ25が固定されている。この
エアチューブ25は軟質のプラスチックチューブで構成
されており、可撓性に富み作業性及び運搬などの取扱性
が優れている。又、このエアチューブ25の先端には細
チューブ26を接続するための接続手段27が設けられ
ている。
24によってエアチューブ25が固定されている。この
エアチューブ25は軟質のプラスチックチューブで構成
されており、可撓性に富み作業性及び運搬などの取扱性
が優れている。又、このエアチューブ25の先端には細
チューブ26を接続するための接続手段27が設けられ
ている。
【0017】前記接続手段27は、前記エアチューブ2
5の先端に設けた接続管28、該接続管28の外側にね
じ結合した筒状の外側ソケット29及び該外側ソケット
29内に挿入した内側ソケット30、さらに前記外側ソ
ケット29の外側にねじ結合した締付けナット31で構
成されており、、前記内側ソケット30には軸方向に平
行しかつ等角度に配置した3つのチューブ孔32が設け
られると共に、先端に段部による小径部30aが形成さ
れている。又、前記締付けナット31の先端には内側フ
ランジ部31aが形成されており、当該締付けナット3
1を前記外側ソケット29にねじ結合すると、当該内側
フランジ部31aが前記内側ソケット30の小径部30
aに係合して内側ソケット30と外側ソケット29がし
っかりと結合する。なお、前記締付けナット31の表面
には、ローレット加工がなされていると締め付け及び戻
しが容易となる。
5の先端に設けた接続管28、該接続管28の外側にね
じ結合した筒状の外側ソケット29及び該外側ソケット
29内に挿入した内側ソケット30、さらに前記外側ソ
ケット29の外側にねじ結合した締付けナット31で構
成されており、、前記内側ソケット30には軸方向に平
行しかつ等角度に配置した3つのチューブ孔32が設け
られると共に、先端に段部による小径部30aが形成さ
れている。又、前記締付けナット31の先端には内側フ
ランジ部31aが形成されており、当該締付けナット3
1を前記外側ソケット29にねじ結合すると、当該内側
フランジ部31aが前記内側ソケット30の小径部30
aに係合して内側ソケット30と外側ソケット29がし
っかりと結合する。なお、前記締付けナット31の表面
には、ローレット加工がなされていると締め付け及び戻
しが容易となる。
【0018】前記内側ソケット29のチューブ孔32内
に挿入する細チューブ26は、軟質プラスチックで可撓
性のあるものがよく、この細チューブ26の標準的な寸
法は、外径6mm、長さ250〜400mmである。
又、車輪13、エアチューブ25などの全装備品を取り
付けた自走車10の寸法はギヤボックス11部分で幅が
96mm、高さが66mmとすれば前記した口径100
mm程度の作業口からの搬入および取出しが可能とな
る。なお、因みに自走車10はエアモータ12を含めた
長さは約220mmである。
に挿入する細チューブ26は、軟質プラスチックで可撓
性のあるものがよく、この細チューブ26の標準的な寸
法は、外径6mm、長さ250〜400mmである。
又、車輪13、エアチューブ25などの全装備品を取り
付けた自走車10の寸法はギヤボックス11部分で幅が
96mm、高さが66mmとすれば前記した口径100
mm程度の作業口からの搬入および取出しが可能とな
る。なお、因みに自走車10はエアモータ12を含めた
長さは約220mmである。
【0019】粉塵落し装置の実施例は上記の構成であ
り、自走車10を図示しないダクト内に挿入し、エアモ
ータ12を駆動するために何れか一方のエアホース23
(エアモータを正転駆動する側)に圧力エアを供給す
る。エアモータ12の正回転は駆動軸16と共に回転す
るウオーム17からウオームホイル18を経て車軸15
に伝達され、これにより車輪13が回転して自走車10
は走行を開始する。
り、自走車10を図示しないダクト内に挿入し、エアモ
ータ12を駆動するために何れか一方のエアホース23
(エアモータを正転駆動する側)に圧力エアを供給す
る。エアモータ12の正回転は駆動軸16と共に回転す
るウオーム17からウオームホイル18を経て車軸15
に伝達され、これにより車輪13が回転して自走車10
は走行を開始する。
【0020】これと同時にエアチューブ25に圧力エア
を供給すると、圧力エアは接続手段27に接続された細
チューブ26の先端から噴出し、この噴出する力で当該
細チューブ26の先端がむち打ち現象を起こす。従っ
て、細チューブ26はダクト内壁を激しく叩打して内壁
に付着している粉塵を叩き落とす。エアホース23に圧
力エアを供給し続ければ自走車10は清掃作業を行いな
がら走行する。清掃作業の状況を作業者は見ることはで
きないが、作業の進行を予想しながら自走車10を前進
させる。エアホース23へ供給する圧力エアを切り換え
れば自走車10は後退する。なお、ダクト内のすべての
清掃が終了した後はエアチューブ25への圧力エアの供
給を中断し、自走車10を元の位置まで後退させダクト
から引き戻す。
を供給すると、圧力エアは接続手段27に接続された細
チューブ26の先端から噴出し、この噴出する力で当該
細チューブ26の先端がむち打ち現象を起こす。従っ
て、細チューブ26はダクト内壁を激しく叩打して内壁
に付着している粉塵を叩き落とす。エアホース23に圧
力エアを供給し続ければ自走車10は清掃作業を行いな
がら走行する。清掃作業の状況を作業者は見ることはで
きないが、作業の進行を予想しながら自走車10を前進
させる。エアホース23へ供給する圧力エアを切り換え
れば自走車10は後退する。なお、ダクト内のすべての
清掃が終了した後はエアチューブ25への圧力エアの供
給を中断し、自走車10を元の位置まで後退させダクト
から引き戻す。
【0021】その後、ダクト内に叩き落とされた粉塵を
回収すると共に、必要によりダクト内の消毒を行う。
回収すると共に、必要によりダクト内の消毒を行う。
【0022】図6、図7に上記した粉塵落し装置に圧力
エアを供給するエア供給装置が示されている。エア供給
装置40は、機枠41にヘッドタンク42が設けられた
ものであって、当該機枠41にはキャスタ43が取り付
けられている。なお、前記機枠41は底板41aに複数
本の直管41bが設けられ、各直管41bの頂部が円形
の手摺り41cで結合されている。
エアを供給するエア供給装置が示されている。エア供給
装置40は、機枠41にヘッドタンク42が設けられた
ものであって、当該機枠41にはキャスタ43が取り付
けられている。なお、前記機枠41は底板41aに複数
本の直管41bが設けられ、各直管41bの頂部が円形
の手摺り41cで結合されている。
【0023】前記ヘッドタンク42には、入力プラグ4
4が設けられ、該入力プラグ44にエアコンプレッサ
(図示しない)と接続し圧力エアを供給する管路45が
接続されている。又、前記ヘッドタンク42には2つの
出力プラグ46,47が設けられ、第1の出力プラグ4
6には前記粉塵落し装置のエアチューブ25が接続さ
れ、第2の出力プラグ47には管路48によりエアフィ
ルタ49、レギュレータ50、リブリケータ51が順に
接続され、前記リブリケータ51に接続した三方バルブ
52の2つの出力口に前記エアモータ12に接続するエ
アホース23がそれぞれ接続されている。
4が設けられ、該入力プラグ44にエアコンプレッサ
(図示しない)と接続し圧力エアを供給する管路45が
接続されている。又、前記ヘッドタンク42には2つの
出力プラグ46,47が設けられ、第1の出力プラグ4
6には前記粉塵落し装置のエアチューブ25が接続さ
れ、第2の出力プラグ47には管路48によりエアフィ
ルタ49、レギュレータ50、リブリケータ51が順に
接続され、前記リブリケータ51に接続した三方バルブ
52の2つの出力口に前記エアモータ12に接続するエ
アホース23がそれぞれ接続されている。
【0024】53は前記三方バルブ52のコックであ
り、該三方バルブ52を使用して前記エアモータ12を
正逆方向に回転するために設けられた2本のエアホース
23の何れか一方に圧力エアを供給する。なお、前記エ
アチューブ25には、図示しないがチューブの途中に作
業者が手に持って操作できる切換バルブが設けられてい
る。
り、該三方バルブ52を使用して前記エアモータ12を
正逆方向に回転するために設けられた2本のエアホース
23の何れか一方に圧力エアを供給する。なお、前記エ
アチューブ25には、図示しないがチューブの途中に作
業者が手に持って操作できる切換バルブが設けられてい
る。
【0025】このエア供給装置40からエアホース23
並びにエアチューブ25によって圧力エアを粉塵落し装
置に供給し、前述した要領で清掃作業を行う。
並びにエアチューブ25によって圧力エアを粉塵落し装
置に供給し、前述した要領で清掃作業を行う。
【0026】
【考案の効果】本考案は、圧力エアの噴出によってむち
打ち現象を生じさせる細パイプに圧力エアを供給するエ
アチューブを自走車に結合し、エアチューブを自走車に
よって搬送するようにしたから、エアチューブを軟質で
可撓性のある材料で構成することができ、従って清掃作
業または運搬などの取扱作業が容易となる。
打ち現象を生じさせる細パイプに圧力エアを供給するエ
アチューブを自走車に結合し、エアチューブを自走車に
よって搬送するようにしたから、エアチューブを軟質で
可撓性のある材料で構成することができ、従って清掃作
業または運搬などの取扱作業が容易となる。
【0027】又、本考案は、自走車にエアモータをコン
パクトに搭載し圧力エアによって該エアモータを駆動す
るので、小さい口径の作業口からの搬入および取出しが
容易であると共に、自走車の駆動のために電源ケーブル
などをダクト内に運び入れる必要がないので、より一層
作業しやすい装置となる。
パクトに搭載し圧力エアによって該エアモータを駆動す
るので、小さい口径の作業口からの搬入および取出しが
容易であると共に、自走車の駆動のために電源ケーブル
などをダクト内に運び入れる必要がないので、より一層
作業しやすい装置となる。
【0028】さらに又、本考案は、エアチューブの先端
に接続する細チューブは、エアチューブに設けた内側ソ
ケットを介して接続されるので、この内側ソケットに3
〜4個のチューブ孔を形成することにより、ダクト内壁
を叩打して粉塵を叩き落とす細チューブを同時に3〜4
本装着することができ、従って清掃作業の作業効率を高
めることができる。
に接続する細チューブは、エアチューブに設けた内側ソ
ケットを介して接続されるので、この内側ソケットに3
〜4個のチューブ孔を形成することにより、ダクト内壁
を叩打して粉塵を叩き落とす細チューブを同時に3〜4
本装着することができ、従って清掃作業の作業効率を高
めることができる。
【図1】図1は本考案の粉塵落し装置を表わす一部破断
の側面図である。
の側面図である。
【図2】図2は同駆動部分の断面図である。
【図3】図3はギヤボックスを表わし、Aは一部破断の
側面図、Bは中央縦断の正面図である。
側面図、Bは中央縦断の正面図である。
【図4】図4はエアモータのキャスタを表わし、Aは側
面図、Bは正面図である。
面図、Bは正面図である。
【図5】図5はエアチューブと細チューブの接続手段を
表わす部品図であって、Aは接続管、Bは外側ソケッ
ト、Cは内側ソケット、Dは締付けナットの各側面図、
Eは内側ソケットの縦断正面図である。
表わす部品図であって、Aは接続管、Bは外側ソケッ
ト、Cは内側ソケット、Dは締付けナットの各側面図、
Eは内側ソケットの縦断正面図である。
【図6】図6はエア供給装置の平面図である。
【図7】図7は同側面図である。
【図8】図8は従来技術による清掃装置の一部破断の側
面図である。
面図である。
【図9】図9はチューブ取付栓の断面図である。
10 自走車 11 ギヤボックス 12 エアモータ 13 車輪 14 取付ボルト 15 車軸 16 駆動軸 17 ウオーム 18 ウオームホイル 19 キャスタ 20 リング 21 締付けボルト 22 ローラ 23 エアホース 24 バンド 25 エアチューブ 26 細チューブ 27 接続手段 28 接続管 29 外側ソケット 30 内側ソケット 30a 小径部 31 締付けナット 31a 内側フランジ部 32 チューブ孔 40 エア供給装置 41 機枠 41a 底板 41b 直管 41c 手摺り 42 ヘッドタンク 43 キャスタ 44 入力プラグ 45 管路 46 出力プラグ(第1) 47 出力プラグ(第2) 48 管路 49 エアフィルタ 50 レギュレータ 51 リブリケータ 52 三方バルブ 53 コック
Claims (2)
- 【請求項1】 ギヤボックスに連結したエアモータ並び
に前記ギヤボックスに設けた車輪及び前記エアモータに
設けたローラによって構成される自走車、前記ギヤボッ
クス内に突出させた前記エアモータの駆動軸の回転力を
当該ギヤボックスに軸架した車軸に伝達するための回転
伝達機構、前記ギヤボックスから突出させた前記車軸に
取り付けた車輪、前記自走車に固定した軟質材料による
エアチューブ、該エアチューブの先端に設けた接続手段
を介して着脱自在に取り付けた軟質材料による複数の細
チューブ、前記エアチューブ及び前記エアモータに圧力
エアを供給するエア供給装置を具備することを特徴とす
る空調ダクトの清掃装置。 - 【請求項2】 チューブの接続手段が、エアチューブの
先端に設けた接続管、該接続管の外側にねじ結合した筒
状の外側ソケット、該外側ソケットの内側に挿入した内
側ソケット、前記外側ソケットにねじ結合しねじ締めす
ることによって前記内側ソケットを当該外側ソケットに
結合する締付けナットで構成され、前記内側ソケットに
前記細チューブを挿入するための複数のチューブ孔が設
けられていることを特徴とする請求項1に記載の空調ダ
クトの清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40565390U JPH0646542Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 空調ダクトの清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40565390U JPH0646542Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 空調ダクトの清掃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0491786U JPH0491786U (ja) | 1992-08-10 |
JPH0646542Y2 true JPH0646542Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31883038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40565390U Expired - Lifetime JPH0646542Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 空調ダクトの清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646542Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40565390U patent/JPH0646542Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0491786U (ja) | 1992-08-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950516 |