JPH0646354U - 複合材の疲労試験装置 - Google Patents

複合材の疲労試験装置

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JPH0646354U
JPH0646354U JP8176292U JP8176292U JPH0646354U JP H0646354 U JPH0646354 U JP H0646354U JP 8176292 U JP8176292 U JP 8176292U JP 8176292 U JP8176292 U JP 8176292U JP H0646354 U JPH0646354 U JP H0646354U
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JP
Japan
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pressure
test
chamber
cylinder
piston
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Application number
JP8176292U
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English (en)
Inventor
島 正 巳 長
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力を変化させる繰返し試験を、高温状態
で、しかも短い時間で行うようにする。 【構成】 油圧アクチュエータ15内をスライドするピ
ストン16のロッド16aと、大径の負荷用圧力発生シ
リンダ17内をスライドするピストン18のロッド18
aとを、一直線状に連結する。負荷用圧力発生シリンダ
17と試験用チャンバ20とを、太い配管19がつな
ぐ。試験用チャンバ20に試験片21をセットする。油
圧アクチュエータ15でピストン18をスライドさせる
と、試験用チャンバ20内の圧力が変化する。この圧力
変化を、圧力センサ22で検出する。サーボコントロー
ラ12は、圧力センサ22からの信号とプログラム信号
発生器11からの信号とが一致するように、サーボバル
ブ13を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、航空機の機体構造部分のうち、圧力隔壁のように繰返し圧力を受け る特に複合材構造の疲労試験を高温状態で実施するための複合材の疲労試験装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、耐圧試験においては、例えば特開昭55−29751号公報に示され ているように、サーボ弁で圧力を制御して耐圧試験を行なうようにしたり、特開 昭60−162932号公報に示されているように繰返し圧力を負荷して試験を 行なうようにしている。 ところで、この種の試験装置においては、加圧の油量や圧力制御用の油量は少 なくて済むが、航空機の大型パネルの試験で、複合材のような弾性を有するもの では、昇圧するまでに相当な油量を必要とするため、試験時間が長くなり、それ を解消するには、大型のポンプやシリンダを使った非常に大型の装置になるとい う問題がある。
【0003】 そこで、一般の工場に供給されている圧縮エアを利用した試験装置が提案され ており、図3はその一例を示す。 すなわち、図3において、符号1は、開口部が試験片2で封止されたチャンバ であり、このチャンバ1には、二方向切換弁3を介しエアチャンバ4が接続され 、このエアチャンバ4には、約7kg/cm2 の圧縮エア5が開閉弁6および減圧弁 7を介し供給されるようになっている。そして、チャンバ1に設けた圧力スイッ チタイマ8による設定または減圧弁7による設定により定められる1つの圧力レ ベルにより、繰返し疲労試験を行なうようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の疲労試験装置においては、空気を用いており、空気は圧縮性がある ため、図4に示すように繰返し速度が遅いという問題がある。特に、負荷した圧 力を二方向切換弁3を介して大気放出するので、圧力が零近くでは大気との差圧 が少なくなり、減圧時の時間が長くなるという問題がある。
【0005】 また、前述のように、圧力を1つのレベルしか設定できない。一般に航空機の 客室パネル等は、飛行高度で決まる1つの圧力レベルで充分であるが、ジェット 機のエンジン空気取入れ口等の部分では、機体の飛行状態により圧力が複雑に変 動するため、実機をシミュレートした試験には、複雑に変動する圧力レベルでの 負荷が必要となる。このため、従来装置では、圧力スイッチタイマを数多く並べ てシステムを組む等、非常に複雑になって実用に供し得ない。
【0006】 また、最近の航空機では、複合材による機体構造が多く使われているが、複合 材は高温での強度低下があるため、高温下での試験が要求される。ところで、従 来装置では、加圧した高温の空気を減圧時に大気に放出してしまうため、試験片 の温度保持が難しくなり、100℃以上の高温での試験実施は難しい。
【0007】 本考案は、かかる現況に鑑みなされたもので、高速な繰返し試験が可能となる とともに、実機をシミュレートした複雑に変動する圧力レベルを負荷して高温下 での試験が可能な複合材の疲労試験装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成する手段として、チャンバ開口部に複合材のパネル を封止し、チャンバ内に繰返し圧力流体を充填してパネルの疲労強度を確認する 疲労試験装置において、シリンダ室側がチャンバ内と管路で接続された大径の負 荷用圧力発生シリンダと、この負荷用圧力発生シリンダのロッドに直列にロッド が接続された小径の制御用シリンダと、前記チャンバ内の圧力を検知する圧力セ ンサと、前記制御用シリンダと圧力流体源との間に配置され前記圧力センサから の信号がサーボコントローラを介し入力されて制御用シリンダの押圧を変化させ るサーボバルブとをそれぞれ設けるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に係る複合材の疲労試験装置においては、制御用のシリンダと負荷用圧 力発生シリンダとを有しているため、制御径の油圧と全く別の油圧を、試験の油 圧負荷用油圧系統とて使用することができる。このため、複合材構造物等で必要 な100〜200℃程度の高温の試験も可能となり、更に負の圧力試験も可能と なる。また、高速の繰返し試験が可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1を参照して説明する。 図1において、符号11は、航空機の飛行状態により複雑に変動する圧力を発 生させる試験用の信号を出力するプログラム信号発生器であり、このプログラム 信号発生器11からは、試験圧に比例した試験信号が、電圧としてサーボコント ローラ12に与えられるようなっている。そして、このサーボコントローラ12 からは、油圧を制御するサーボバルブ13に、指令が電流で与えられるようにな っている。 前記サーボバルブ13は、図1に示すように、油圧源14と油圧アクチュエー タとの間に配設されており、このサーボバルブ13は、油圧源14の油圧を信号 に比例して油量制御し、油圧アクチュエータ15の左右のポートに供給してピス トン16をスライド制御するようになっている。
【0011】 この油圧アクチュエータ15は、210kg/cm2 の高圧で使用温度60℃以下 の鉱物油が用いられており、この油圧アクチュエータ15には、直径40cm、ス トローク50cm程度の大径の負荷用圧力発生シリンダ17が連設されている。そ して、この負荷用圧力発生シリンダ17内をスライドするピストン18のロッド 18aは、前記ピストン16のロッド16aと直列に接続されている。
【0012】 前記負荷用圧力発生シリンダ17の内部は、直径10cmの大径の配管19を介 し試験用チャンバ20に接続されており、この試験用チャンバ20の開口部は、 試験片21で封止されるようになっている。
【0013】 前記試験用チャンバ20は、大きさが1m×2m、深さが0.2m程度の大き さに設定されて、試験圧力を正しく負荷できるようになっており、その内圧は、 圧力センサ22により検出され、検出信号は、前記サーボコントローラ12にフ ィードバックされて制御されるようになっている。 前記負荷用圧力発生シリンダには、試験中に漏洩などにより減した油を補充す るための給油タンク23が接続されており、また前記試験用チャンバ20の近傍 位置にはヒータ24が配置されて高温用環境チャンバ25を構成している。
【0014】 次に本実施例の作用について説明する。 プログラム信号発生器11から試験圧力に比例した試験信号が、電圧としてサ ーボコントローラ12に与えられると、サーボコントローラ12からは、サーボ バルブ13に対して電流で指令が発せられる。 サーボバルブ13は、油圧源14の油圧を、信号に比例して油量制御し、これ により油圧アクチュエータ15のピストン16を駆動する。そして、ピストン1 6が作動すると、これに連動して負荷用圧力発生シリンダ17のピストン18が スライドし、1kg/cm2 低圧の繰返し圧力が試験片21に負荷される。試験用チ ャンバ20に供給される油としては、200℃程度までの温度環境に耐え得る耐 熱特性のよい植物油が用いられる。
【0015】 試験用チャンバ20の内圧は、圧力センサ22で検出され、その検出信号がサ ーボコントローラ12にフィードバックされる。サーボコントローラ12は、プ ログラム信号発生器11からの信号と圧力センサ22からの信号とが常に同一と なるように油圧制御する。
【0016】 しかして、制御用の油圧アクチュエータ15と負荷用圧力発生シリンダ17と を用いているので、図2に示すような高速の繰返し試験を、小型の装置で行なう ことができるとともに、航空機の飛行状態をシミュレートした複雑に変動する圧 力パターンの繰返し疲労試験も可能となる。
【0017】 また、制御系の電気油圧サーボシステムの油圧と全く別の圧油を、試験の油圧 負荷用油圧系統として使用できるため、耐熱性のよい植物油糖を利用することが でき、複合材構造物等で必要な100〜200℃程度の高温下での試験も可能と なる。 また、負の圧力も、マイナス1気圧(真空)までは、本考案のまま構造を変え ることなく負荷することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、高速の繰返し試験を、小型の装置で行 なうことができるとともに、実機をシミュレートした複雑に変動する圧力レベル を負荷して、高温下で試験を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る複合材の疲労試験装置
を示す全体構成図である。
【図2】図1の装置を用いて行なう繰返し試験の速度を
示すグラフである。
【図3】空気圧を用いる従来の試験装置を示す構成図で
ある。
【図4】図3の装置を用いて行なう繰返し試験の速度を
示すグラフである。
【符号の説明】
11 プログラム信号発生器 12 サーボコントローラ 13 サーボバルブ 14 油圧源 15 油圧アクチュエータ 16,18 ピストン 16a,18a ロッド 17 負荷用圧力発生シリンダ 20 試験用チャンバ 21 試験片 22 圧力センサ 23 給油タンク 24 ヒータ 25 高温用環境チャンバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンバの開口部に複合材のパネルを封止
    し、チャンバ内に繰返し圧力流体を充填してパネルの疲
    労強度を確認する疲労試験装置において、シリンダ室側
    がチャンバ内と管路で接続された大径の負荷用圧力発生
    シリンダと、この負荷用圧力発生シリンダのロッドに直
    列にロッドが接続された小径の制御用シリンダと、前記
    チャンバ内の圧力を検知する圧力センサと、前記制御用
    シリンダと圧力流体源との間に配置され前記圧力センサ
    からの信号がサーボコントローラを介し入力されて制御
    用シリンダの押圧を変化させるサーボバルブとを具備す
    ることを特徴とする複合材の疲労試験装置。
JP8176292U 1992-11-26 1992-11-26 複合材の疲労試験装置 Pending JPH0646354U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005233964A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 General Electric Co <Ge> 物品を動的に圧力試験するための装置及び方法
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