JPH0646308A - 撮影方向操作装置 - Google Patents

撮影方向操作装置

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JPH0646308A
JPH0646308A JP4195063A JP19506392A JPH0646308A JP H0646308 A JPH0646308 A JP H0646308A JP 4195063 A JP4195063 A JP 4195063A JP 19506392 A JP19506392 A JP 19506392A JP H0646308 A JPH0646308 A JP H0646308A
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JP4195063A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Akiyama
俊之 秋山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】操作しようとしているメイン・カメラの他に、
これより広い範囲を撮す操作装置用のカメラを用意す
る。そして操作装置用のカメラの映像内から、メイン・
カメラを向けたい被写体を選んで指定し、方向を変更す
るようにする。 【効果】メイン・カメラの映像の中から被写体を選択す
る場合のように、一度ズームレンズの拡大率を下げてか
ら選択し、その後、ズーム比をもどすといった繁雑な操
作が不要な、操作性が良好で速動性のある撮影方向の操
作装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラの撮影方
向を操作する撮影方向操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に、遠隔地にあるテレビカメラを操
作する装置(撮影方向操作装置)のシステム構成例を示
す(特開平3−185997号公報)。撮影装置Aで撮影して得
た映像信号は、この撮像装置Aが接続された端末1から
伝送装置2を通して他の端末3に伝送される。そして伝
送されてきた映像を画像表示装置4に表示する。端末3
の操作者は、映像内位置指定手段5を用い、画像表示装
置4に表示された映像の中から選んだ注目する点を指定
する。第1の方向算出手段6では、映像内位置指定手段
5で指定して得た指定点の平面座標値から、撮像装置A
の光学レンズの光軸を向けるべき方向の角度値を算出す
る。算出した角度値のデータは、端末3から伝送装置2
を通して端末1に送り返す。そして伝送された角度値を
撮影方向変更装置7に入力し、撮像装置A自身の光学レ
ンズの光軸の方向が、指定した方向に向くように制御し
て変更する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで図9の従来の
撮影方向操作装置では、撮影装置A自身の映像を用いて
注目する点の位置を指定している。そのため、光学レン
ズのズーム比をアップし、画面の一部を拡大して撮して
いると、表示される映像の範囲が狭くなり、一回の指定
で変更できる角度量が小さくなってしまう。また、撮像
装置Aの光学レンズの方向をあまり急激に変更すると、
画像表示装置4に表示されている拡大像も急激に動き、
必要な被写体の位置の探索が不可能に成る。そのため光
学レンズの方向の変更速度に限界が生じてしまう。一度
ズーム比を落してから必要な被写体を指定し直しても良
いが、位置の指定にワンクッションよけいな動作が必要
になる。そのため方向の指定に時間が掛かり、また指定
動作が繁雑になるなどの問題が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、目的の映像を得るための撮像装置Aと
は別に、撮像装置Aの光学レンズの視野角と同等以上の
広い視野角を持つ光学レンズを有する撮像装置Bを設け
る。そして画像表示装置4には、撮像装置Aより広い視
野角を持つ撮像装置Bから得た映像を表示し、その中か
ら注目する被写体0の点位置を選択して指定する。また
撮像装置Bの位置を始点,被写体0を終点とするベクト
ルをRb0とする時、第1の方向算出手段6′では、映像
内位置指定手段5で指定して得た指定点の平面座標値か
ら、撮像装置Bの基準方向に対するベクトルRb0の方向
を規定する角度値を算出し出力するようにする。また撮
像装置Aの位置を始点,被写体0を終点とするベクトル
をRa0とする時、新たに設けた第2の方向算出手段にお
いて、第1の方向算出手段で算出したベクトルRb0の方
向を規定する角度値から、撮像装置Aの基準方向に対す
るベクトルRa0の方向を規定する角度値を算出する。そ
して算出した撮像装置Aの基準方向に対する角度値を撮
影方向変更装置7に入力して制御する事により、撮像装
置Aの光学レンズの光軸の方向を、指定した方向に変更
するようにする。
【0005】
【作用】本発明による撮影方向操作装置では、撮像装置
Aより広い視野角を持つ撮像装置Bで得た映像を用い、
撮像装置Aの光学レンズの光軸を向けるべき方向を指定
する。そのため、たとえ撮像装置Aで大きく拡大して撮
影しているために、映像画面に目的の被写体が映ってい
なくても、直ちにその被写体を選び指定する事ができ
る。また、たとえ撮像装置Aで大きく拡大した映像を撮
していても、光学レンズの光軸の方向を大きく、高速
に、しかも一度指定するだけで目的の方向に変更する事
ができ、指定動作が繁雑になるなどの欠点の無い、操作
性の良い撮影方向操作装置を得る事ができる。
【0006】
【実施例】本発明の第1の実施例による撮影方向操作装
置のシステム構成例を図1に示す。図9の従来のシステ
ムの構成と異なる第1の点は、撮像装置Aの光学レンズ
の視野角と同等以上の広い視野角を持つ光学レンズを有
する撮像装置Bを、撮像装置Aとは別に新たに設けた事
である。また第2の点は、画面表示装置4には、この撮
像装置Bから得た映像を表示し、その中から目的の被写
体0の点位置を選ぶようにした事である。そして映像内
位置指定手段5,第1の方向算出手段6′では、撮像装
置Bの基準方向に対する角度値を求める。第3の点は、
新たに第2の方向算出手段8を設け、撮像装置Bの基準
方向に対する角度値から、撮像装置Aの基準方向に対す
る指定した被写体0の方向を規定する角度値を求めるよ
うにした事にある。この値を撮影方向変更装置7に入力
し、指定に用いた映像を撮す撮像装置Bとは異なる、撮
像装置Aの光学レンズの方向を変更する。
【0007】図1中の撮像装置Bは、撮像装置Aの光学
レンズの視野角と同等以上の広い視野角を持つ光学レン
ズを有する撮像装置である。例えば、撮像装置Aの光学
レンズとしては高倍率のズームレンズを用い、撮像装置
Bの光学レンズには広角レンズを用いる。広角レンズを
通して撮影した撮像装置Bの映像信号は、端末1,伝送
装置2,端末3を通して伝送し、画像表示装置4に表示
する。端末3の操作者は、映像内位置指定手段5が持つ
キーボード,マウス,タブレット等の操作装置を用い、
例えば、画像表示装置4に表示されたマークを移動して
クリックする等の方法で、注目する被写体0の像の点位
置を指定する。映像内位置指定手段5では、ここで指定
した点位置の平面座標値を検出し出力する。なお、図1
中に記したベクトルRb0とベクトルRa0は、以下の説明
の便宜のために導入した物である。ベクトルRb0は、撮
像装置Bの位置を始点,被写体0を終点とするベクトル
を表わす。またベクトルRa0は、撮像装置Aの位置を始
点,被写体0を終点とするベクトルを表わす。
【0008】映像内位置指定手段5で指定し検出した平
面座標値は、第1の方向算出手段6′に入力する。そし
て入力した平面座標値から、ベクトルRb0の、撮像装置
Bの基準方向に対する角度値を算出する。また、新たに
設けた第2の方向算出手段8では、このベクトルRb0
方向を規定する角度値から、ベクトルRa0の、撮像装置
Aの基準方向に対する角度値を算出する。以下ここで実
行する演算について、図2を用いて更に詳しく説明す
る。
【0009】一般にベクトルの方向を規定するには、パ
ン方向(横方向)とチルド方向(縦方向)を規定する二
つの角度値θh とθv が必要である。図2は、この内の
横方向の角度値を求める説明図である。縦方向に対して
も同様の説明図を描くことができる。図2中のZb は撮
像装置Bの位置、Zb→Lbは撮像装置Bの基準方向を示
している。画面表示装置4の画面には、撮像装置Bの光
学レンズの視野角の大きさで決まる平面M(図2内では
直線)の範囲の映像を、表示画面の大きさに合わせて拡
大あるいは縮小して表示している。従って、例えば図2
の上部に示す様に、画面表示装置4の画面上に、画面中
央を原点,画面右端の点の座標値を(1,0)とする平面
座標系(全画面幅で規格化した座標系)を設定すると、
この規格化した平面座標系上の座標点値(X,Y)と、
対応する角度値(θhb,θvb)の間には、次の関係が成
り立つ。
【0010】
【数1】 tan(θhb−θh0)=k×X tan(θvb−θv0)=k×Y (数1) ここで、定数kは比例定数で、用いる光学レンズの視野
角の大きさで決まる定数である。また角度定数(θh0
θv0)は、撮像装置Bの基準方向に対する画面の中央に
映る被写体の方向を規定する角度値で、図2ではそれぞ
れ値を0として示した。画像表示装置4に表示された被
写体0の方向を規定する角度値(θhb,θvb)は、映像
内位置指定手段5で指定し検出した被写体0の平面座標
値(X,Y)を、数1に代入して解くことにより求める
ことができる。第1の方向算出手段6′では、前もって
記憶しておいた定数kと角度定数(θh0,θv0)を用
い、この演算を実行する。一方、撮像装置Bの光学レン
ズを、撮像装置Aの光学レンズに空間的に近接して設置
し、二つの光学レンズ間の距離に比べて十分遠方に有る
被写体を撮した場合、ベクトルRb0とベクトルRa0はほ
ぼ平行に成る。そこで第2の方向算出手段8では、撮像
装置Aの基準方向と、撮像装置Bの基準方向との差の角
度値(θhLa,θvLa)の補正を施す次式、
【0011】
【数2】 θha=θhb−θhLa θva=θvb−θvLa (数2) の演算を施す。これにより、撮像装置Aの基準方向に対
する、ベクトルRa0の方向の近似値を算出することがで
きる。なお撮像装置Bを空間的に固定する時は、定数k
と角度定数(θh0,θv0)の値は変化しない(ズームレ
ンズを用いた場合でも、ズーム比と定数kの関係を表わ
す関数は一定に成る)。そこで撮像装置Bを固定した段
階で、前もってこれらの値を測定し記憶しておけば良
い。また撮像装置Bの光学レンズの光軸の方向を変更で
きる機構がある時は、次の様にして、定数kの値を容易
に求めることができる。すなわち、画面表示装置4の画
面内に任意に選んだ点(X1,Y1)に映る被写体1の方
向に、撮像装置Aの光学レンズの光軸の方向を変更す
る。そして、その時の光軸の変更角度値dθhb1 を測定
する。この値dθhb1 を、数1と同様の次式
【0012】
【数3】 tan(dθhb1)=k×X1 (数3) に代入し、kについて解くことにより容易に求めること
ができる。
【0013】以上の様にして第1の方向算出手段6′と
第2の方向算出手段8で求めたベクトルRa0の方向を規
定する角度値(θha,θva)は、逆に端末3,伝送装置
2を通して端末1に伝送する。そしてこの値を撮影方向
変更装置7に入力し、撮像装置Aの光学レンズの光軸の
方向が、指定した被写体0の方向に向くように制御す
る。この様に方向を制御した撮像装置Aから得られた、
高倍率のズームレンズで拡大された映像の映像信号を、
端末1,伝送装置2,端末3を通して第2の画像表示装
置9に表示する事により、目的の被写体0の拡大像を得
ることができる。
【0014】この様に本実施例による撮影方向操作装置
では、撮像装置Aより広い視野角を持つ撮像装置Bで得
た映像を用い、撮像装置Aの光学レンズの光軸を向ける
べき方向を指定する。そのため、たとえ撮像装置Aの光
学レンズのズーム比を大きくし映像を拡大していても、
新たに詳しく見たい被写体0を、一度の指定操作で即座
に指定し、撮像装置Aをその方向に向け直すことができ
る。しかもこの間、撮像装置Aで撮した映像を確認して
いる必要が無いため、撮像装置Aの方向の変更を、高速
度で実行することができ、指定動作が繁雑になるなどの
欠点の無い、操作性の良い撮影方向操作装置を得る事が
できる。また、広い範囲の映像を常に見ることができる
ので、撮像装置Aから得た映像に映っていない範囲の被
写体の動きを的確に認識し対応することができ、使いが
っての良い撮影方向操作装置を得る事ができる。
【0015】本発明の第2の実施例による撮影方向操作
装置のシステム構成例を図3に示す。図1に示す第1の
実施例では、撮像装置Aの基準方向に対するベクトルR
a0の角度値(θha,θva)を、撮像装置Bの光学レンズ
と撮像装置Aの光学レンズが近接して設置されているも
のと仮定して近似的に求めた。しかし実際には、往々に
して撮像装置Aに近い被写体を撮影する必要が生じ、必
ずしも二つの撮像装置の距離を無視できない。図3のシ
ステムは、この二つの撮像装置間の距離を考慮した、精
度の高い角度値(θha,θva)を得られるようにしたも
のである。そのために、撮像装置Bとして、少なくとも
光学レンズの焦点距離を変更するレンズパラメータ変更
装置10と、この光学レンズの焦点距離に対する状態を
表わすレンズパラメータ値を検出して出力するレンズパ
ラメータ検出装置11を有する撮像装置を用いている。
また、新たに焦点距離制御装置12と被写体距離算出手
段13を設け、精度の高い角度値を算出できるようにし
た点が、第1の実施例のシステム構成と異なる。
【0016】図3中の撮像装置Bの光学レンズは、第1
の実施例同様、撮像装置Aの光学レンズの視野角と同等
以上の広い視野角を持つ光学レンズを用いる。ただし本
実施例では、更に、少なくとも光学レンズの焦点距離を
変更するレンズパラメータ変更装置10と、この光学レ
ンズの焦点距離に対する状態を表わすレンズパラメータ
値を検出して出力する、レンズパラメータ検出装置11
を有するものを用いる。撮像装置Bから得た映像信号
は、端末1,伝送装置2,端末3を通して伝送し、画像
表示装置4に表示する。そして映像内位置指定手段5に
よって、注目する被写体0の像の点位置を指定する。
【0017】映像内位置指定手段5で指定した点位置の
平面座標値(X,Y)は、一旦、端末3,伝送装置2,
端末1を通して伝送し、新たに設けた焦点距離制御装置
12に入力する。焦点距離制御装置12では、撮像装置
Bの光学レンズのレンズパラメータ変更装置10を制御
し、指定された点位置(X,Y)の近傍に映る被写体0の
像の焦点が合うように調整する。そして焦点の調整が終
わった時、光学レンズの焦点距離に対する状態を表わす
レンズパラメータ値を、レンズパラメータ検出装置11
で検出し、端末3に送り返す。新たに設けた被写体距離
算出手段13では、伝送されてきたレンズパラメータ値
を用い、ベクトルRb0の大きさ|Rb0|の値(被写体距
離)を算出する。
【0018】一方、第1の方向算出手段6′では、映像
内位置指定手段5で指定した平面座標値(X,Y)か
ら、第1の実施例同様にして、ベクトルRb0の方向を規
定する角度値(θhb,θvb)を求める。
【0019】第2の方向算出手段8′では、被写体距離
算出手段13で求めたベクトルRb0の大きさ|Rb0|の
値と、第1の方向算出手段6′で求めた角度値から、ベ
クトルRa0の方向を規定する、精度の高い角度値
(θhb,θvb)を算出する。
【0020】図4を用いてこの演算を説明する。図中の
b は撮像装置Bの位置、Za は撮像装置Aの位置であ
る。またベクトルCa は、撮像装置Bを始点,撮像装置
Aを終点とするベクトルで、撮像装置Aの位置を示すベ
クトルである。図から明らかなように、ベクトルRa0
ベクトルRb0の間には、
【0021】
【数4】 Rb0=Ca+Ra0 (数4) の関係が成り立つ。上式のベクトルCa の値は、撮像装
置Bの位置に対する、撮像装置Aまでの距離と方向を、
前もって測定しておくことにより与えられる。ベクトル
b0の各成分の値は、大きさ|Rb0|の値と角度値(θ
hb,θvb)から算出できる。これらの値を数4に代入す
ることによって、ベクトルRa0の方向を求めることがで
きる。ただし、数4で求めた角度値(θ′ha,θ′va
は、撮像装置Bの基準方向に対する角度値である。その
ため、撮像装置Aの基準方向に対する角度値を得るに
は、次式
【0022】
【数5】 θha=θ′ha−θhLa θva=θ′va−θvLa (数5) による補正を加える必要がある。
【0023】この様にして求めたベクトルRa0の方向を
規定する角度値(θha,θva)は、伝送装置2を通して
撮影方向変更装置7に入力し、撮像装置Aの光学レンズ
の光軸の方向が、指定した被写体0の方向に向くように
制御する。そして、撮像装置Aの高倍率のズームレンズ
で撮影した映像の映像信号を、伝送装置2を通して第2
の画像表示装置9に表示する事により、目的の被写体0
の拡大像を得ることができる。
【0024】この様に本実施例による撮影方向操作装置
でも、第1の実施例同様、たとえ撮像装置Aで映像を拡
大して撮していても、撮像装置Aの光学レンズの方向
を、一度の指定操作で即座に、しかも高速度で変更でき
る、操作性の良い撮影方向操作装置を得る事ができる。
また本実施例では、更に撮像装置Aの光学レンズの方向
を高精度で調節し、目的の被写体0の方向に正しく向け
ることができる高精度の撮影方向操作装置を得る事がで
きる。
【0025】本発明の第3の実施例による撮影方向操作
装置のシステム構成例を図5に示す。第1の実施例の撮
影方向操作装置のシステムでは、撮像装置を設置する位
置を変更する度に、撮像装置AとBの位置関係を前もっ
て正確に測定し、測定結果を第2の方向算出手段8ある
いは第1の方向算出手段6′に記憶しておく必要があ
る。また、記憶した値が不満な時、あるいは地震その他
の振動を受けて撮像装置の方向が変わってしまった時
は、改めて現場に出向いて測定し直さなければならな
い。本実施例は、わざわざ現場に出向かなくても、容易
にこれらの初期設定を実行できるようにするものであ
る。なお、通常の操作で用いる各手段あるいは装置は、
図1に示すものと同一であり、図5では簡単化して示し
た。またその動作も同一なので、ここでは通常の操作の
説明を省略し、以下初期設定の方法についてのみ説明す
る。
【0026】まず、撮影方向変更装置7′として、撮像
装置Aの光学レンズが向く方向を規定する方向パラメー
タ値を検出し、出力できる検出装置を内蔵した撮影方向
変更装置を用いている。また、撮影方向変更装置7′を
直接操作(第1の方向算出手段6′から出力される値に
無関係に)するための、方向変更手動操作装置14を新
たに設ける。そして撮像装置Bに対する表示画面内から
任意の被写体1を選び、第2の方向算出手段8に既に記
憶されている角度値(θ″hLa,θ″vLa)を用いて、通
常の動作と同様にしてベクトルRa1の方向を規定する角
度値(θ″ha1,θ″va1)を求める。
【0027】同時に、スイッチ15を切り換え、撮像装
置Aから得た映像を見ながら、方向変更手動操作装置1
4で適当な角度値を入力する。入力した値は、伝送装置
2を通して撮影方向変更装置7′に伝送し、撮像装置A
のレンズの光軸の方向が被写体1の方向に向くように制
御して調整する。そして調節し終わった時、撮像装置A
の光学レンズの光軸が向いている方向を規定する方向パ
ラメータ値を検出し、伝送装置2を通して送り返す。第
3の方向算出手段16では、伝送されてきた方向パラメ
ータ値を、撮像装置Aの基準方向に対する角度値(θ′
ha1,θ′va1)に変換して出力する。
【0028】定数値算出手段17では、第3の方向算出
手段16で求めた角度値(θ′ha1,θ′va1)と、第2
の方向算出手段8で仮に算出して求めた角度値(θ″
ha1,θ″va1)を比較し、数2で用いる角度値
(θhLa,θvLa)を求める。すなわち、例えば、次式
【0029】
【数6】 θhLa=(θ′ha1−θ″ha1)−θ″hLa θvLa=(θ′va1−θ″va1)−θ″vLa (数6) によって基準方向の補正用の角度値(θhLa,θvLa)を
算出する。この算出した角度値(θhLa,θvLa)を第2
の方向算出手段8に入力し、既に記憶されていた角度値
(θ″hLa,θ″vLa)の代わりに記憶し直すことによ
り、システムの初期設定を施すことができる。
【0030】この様に本実施例による撮影方向操作装置
では、システムの初期設定に必要な定数の測定を、遠隔
操作により直ちに実行できる。そのため、記憶した値が
不満な時、あるいは地震その他の振動を受けて撮像装置
の方向が変わってしまった時にも、改めて現場に出向い
て測定し直す必要がない、操作性の良い撮影方向操作装
置を得る事ができる。
【0031】本発明の第4の実施例による撮影方向操作
装置のブロック図を図6に示す。本実施例は、第2の実
施例の撮影方向操作装置の初期設定を、第3の実施例同
様に、遠隔操作により容易に実行できるようにするもの
である。なお、通常の操作で用いる各手段あるいは装置
は、図3に示すものと同一であり、図6では簡単化して
示した。またその動作も同一なので、ここでは通常の操
作の説明を省略し、以下初期設定の方法についてのみ説
明する。
【0032】第3の実施例同様、撮影方向変更装置7′
として、撮像装置Aの光学レンズが向く方向を規定する
方向パラメータ値を検出し、出力できる検出装置を内蔵
した撮影方向変更装置を用いている。また、方向変更手
動操作装置14と第3の方向算出手段16、および定数
値算出手段17′(実行する演算内容は第3の実施例と
異なる)を新たに設ける。
【0033】まず、撮像装置Bに対する表示画面内か
ら、互いに一直線上に無い、少なくとも三つの被写体
1,2,3を任意に選ぶ。そして撮像装置Bの位置を始
点,各被写体1,2,3を終点とするベクトルRb1,R
b2,Rb3の方向を規定する、撮像装置Bの基準方向に対
する角度値(θ″hb1,θ″vb1),…,(θ″hb3,θ″
vb3)を、通常の動作と同様にして、第1の方向算出手段
6′で求める。また被写体距離算出手段13において、
各被写体に対するベクトルRb1,…,Rb3の大きさ|R
b1|,…,|Rb3|を算出する。
【0034】同時に、スイッチ15を切り換えると共
に、撮像装置Aから得た映像を見ながら、方向変更手動
操作装置14で適当な角度値を入力する。入力した値
は、伝送装置2を通して撮影方向変更装置7′に伝送
し、撮像装置Aのレンズの光軸の方向が、被写体1の方
向に向くように制御し調整する。そして調節し終わった
時、検出される方向パラメータ値を、伝送装置2を通し
て第3の方向算出手段16に送り返す。第3の方向算出
手段16では、伝送されてきた方向パラメータ値を、撮
像装置Aの基準方向に対する角度値(θ′ha1
θ′va1)に変換して出力する。以下、各被写体2,3
に対して同様の操作を繰り返し、撮像装置Aの位置を始
点,被写体2,3を終点とするベクトルRa2,Ra3の方
向を規定する角度値(θ′ha2,θ′va2),
(θ′ha3,θ′va3)を求める。
【0035】図7は、上記の操作で得たベクトルの関係
をまとめて模式的に示したものである。図に示す関係を
ベクトル式にまとめると、次式の様になる。
【0036】
【数7】 Rb1=Ca+Ra1 b2=Ca+Ra2 b3=Ca+Ra3 (数7)
【0037】
【数8】 Ra1・Ra2=|Ra1|×|Ra2|×cos(θa12) Ra2・Ra3=|Ra2|×|Ra3|×cos(θa23) Ra3・Ra1=|Ra3|×|Ra1|×cos(θa31) (数8) 数7はベクトルの式なので、実質的には3×3=9個の
式から構成されている。また数8は3個の式から構成さ
れている。ここで、数8のθa12 等の値は、ベクトルR
a1,Ra2間の角度で、第3の方向算出手段16で算出し
た角度値(θ′ha2,θ′va2)等の値から算出できる既
知の値を持つ。数7のRb1等のベクトルも、方向,大き
さ共に測定値から完全に定まる既知のベクトルである。
従って、上式に含まれる未知数は、実際に必要になる、
撮像装置Aの位置を表わすベクトルCa の三つの成分
と、Ra1等のベクトルの成分を表わす3×3成分の合計
12成分である。一方、方程式の数は数7の9式と数8
の3式の、合わせて12の式がある。従って上の12式
に含まれる未知数変数を順次消去して行くことにより、
ベクトルCa の3成分値を求めることができる。
【0038】定数値算出手段17′では、上記の演算を
実行してベクトルCa を求め、その値を第2の方向算出
手段8に入力し記憶する。また更に、このベクトルCa
の値を用いて、第2の方向算出手段8で算出した被写体
1のベクトルRa1の角度値を、実測した角度値(θ′
ha1,θ′va1)と比較することにより、数5で用いる角
度値(θhLa,θvLa)を求める。そして算出した角度値
(θhLa,θvLa)を第2の方向算出手段8に入力し、既
に記憶されていた角度値(θ″hLa,θ″vLa)の代わり
に記憶し直すことにより、システムの初期設定を施すこ
とができる。
【0039】この様に本実施例による撮影方向操作装置
でも、システムの初期設定に必要な定数の測定を、遠隔
操作により直ちに実行できる。そのため、記憶した値が
不満な時、あるいは地震その他の振動を受けて撮像装置
の方向が変わってしまった時にも、改めて現場に出向い
て再測定あるいは再調整をする必要がない、操作性の良
い撮影方向操作装置を得る事ができる。
【0040】なお第1から第4の実施例では、操作する
対象が撮像装置Aであるものとして説明した。しかし操
作すべき対象を、光線あるいは放射線を照射する照射口
(液体,粒体,固体,気体あるいは音波をほぼ一直線に
射出する射出口)を有する照射装置(射出装置)でおき
かえる。また制御すべき変更装置を、光線等を照射する
方向(液体等を射出する方向)を変更する照射方向変更
装置(射出方向変更装置)でおきかえて構成した照射方
向操作装置(射出方向操作装置)でも、同様の効果を得
ることができるのは明らかである。ただし、第1と第3
の実施例と同様の構成にする場合、撮像装置Bの光学レ
ンズは、光線等を照射する照射口(射出口)に空間的に
近接して設置しておく。
【0041】本発明の第5の実施例による撮影方向操作
装置のシステム構成例を図8に示す。本実施例は、撮像
装置Aのズーム比も操作できるようにしたものであり、
次の点が図1のシステム構成と異なる。第1に、撮像装
置Aとして、少なくとも光学レンズのズーム比を変更す
るレンズパラメータ変更装置18を有する撮像装置を用
いる。第2に、映像内位置指定手段の代わりに領域指定
手段19を設け、撮像装置Aで撮したい範囲を指定する
ようにする。第3に、調整すべき撮像装置Aの光学レン
ズのズーム比の値を算出するためのズーム比算出手段2
0を新たに設ける点が第1の実施例と異なる。
【0042】撮像装置Bで撮影した映像は、第1の実施
例同様、画像表示装置4に表示する。端末3の操作者
は、領域指定手段19に接続したキーボード,マウス,
タブレット等の操作装置を用い、例えば図8の画面表示
装置4に示す様に、注目する領域を指定する。領域指定
手段19では、指定した領域の、表示する映像上での範
囲座標値を検出し出力する。同時に、指定した領域の中
心の平面座標値を求めて出力する。
【0043】この内、指定した領域の中心の平面座標値
は第1の方向算出手段6″に入力する。そして第1の方
向算出手段6″と第2の方向算出手段8により、第1の
実施例同様にして、指定した領域の中心に映る被写体0
へのベクトルRa0の方向を規定する角度値(θha
θva)を求める。そしてこの値を撮影方向変更装置7に
入力し、撮像装置Aの光学レンズの光軸の方向が指定し
た被写体0の方向に向くように制御する。
【0044】一方、指定した領域の範囲座標値は、領域
角幅算出手段21に入力し、指定した領域の範囲(以下
指定範囲と記す)を規定する角度幅の値を算出する。そ
して求めた角度幅の値をズーム比算出手段20に入力
し、ほぼ指定範囲に有る被写体の映像を撮像装置Aで撮
影するのに必要な、撮像装置Aの光学レンズのズーム比
の値を算出する。そしてこの値を撮像装置Aのレンズパ
ラメータ変更装置10に入力し、光学レンズのズーム比
の値が算出したズーム比の値に成るように制御する。
【0045】そして方向とズーム比を制御した撮像装置
Aから得られた拡大映像の映像信号は、端末1,伝送装
置2,端末3を通して第2の画像表示装置9に表示する
事により、ほぼ指定範囲に有る被写体の拡大像を得るこ
とができる。
【0046】この様に本実施例による撮影方向操作装置
でも、撮像装置Aの方向の変更を、高速度で実行するこ
とができ、指定動作が繁雑になるなどの欠点の無い、操
作性の良い撮影方向操作装置を得る事ができる。本実施
例では更に、ズーム比も含めた調整を簡単な操作で実現
できる、操作性の良い撮影方向操作装置を得る事ができ
る。
【0047】なお、上記各撮影方向操作装置を構成する
装置及び手段の内、少なくとも撮像装置Bと撮像装置A
と撮影方向変更装置を端末1に、また少なくとも映像内
位置指定手段あるいは領域指定手段を端末3に設置して
有れば、各図の2本の破線の間に記した手段と装置は、
何れの端末側に設置しても良い。更に、これらの手段あ
るいは装置を有する端末1あるいは端末3は、各一つず
つ以上有れば幾つ有っても良いのは明らかである。な
お、上に補足した照射方向操作装置(射出方向操作装
置)を構成する各装置及び手段の、伝送装置に対する位
置関係も同様に定める事ができるのは明らかである。
【0048】また、第2〜4の実施例に対しても、本実
施例と同様の変更を加え、ズーム比も含めた調整を簡単
な操作で実現できる、操作性の良い撮影方向操作装置を
得る事ができる。
【0049】また、上記各実施例における各手段は、回
路的に構成しても、ソフト的に(計算機プログラムで)
構成しても同様の効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】本発明の撮影方向操作装置は、たとえ撮
像装置Aで大きく拡大して撮影しているため映像画面に
目的の被写体が映っていなくても、直ちにその被写体を
選び指定する事ができる。また、たとえ撮像装置Aで大
きく拡大した映像を撮していても、光学レンズの光軸の
方向を大きく、高速に、しかも一度指定するだけで目的
の方向に変更する事ができ、指定動作が繁雑になるなど
の欠点の無い、操作性の良い撮影方向操作装置を得る事
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の撮影方向操作装置のブロック
図。
【図2】第1の実施例の角度値演算法の説明図。
【図3】第2の実施例の撮影方向操作装置のブロック
図。
【図4】第2の実施例の角度値演算法の説明図。
【図5】第3の実施例の撮影方向操作装置のブロック
図。
【図6】第4の実施例の撮影方向操作装置のブロック
図。
【図7】第4の実施例の初期設定値演算法の説明図。
【図8】第5の実施例の撮影方向操作装置のブロック
図。
【図9】従来の撮影方向操作装置のブロック図。
【符号の説明】
2…伝送装置、4…画像表示装置、5…映像内位置指定
手段、6,6′,6″…第1の方向算出手段、7,7′
…撮像方向変更装置、8,8′…第2の方向算出手段、
9…第2の画像表示装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像装置Aと、撮像装置Aの光学レンズの
    光軸の方向を変更するための撮影方向変更装置と、撮像
    装置Aの前記光学レンズに空間的に近接して設置した撮
    像装置Aの前記光学レンズの視野角と同等以上の広い視
    野角を持つ光学レンズを有する撮像装置Bと、撮像装置
    Bから得た映像を表示し、表示画面に映る注目する被写
    体0の点位置を指定した時、指定した点の、表示する映
    像上での平面座標値を検出し出力する映像内位置指定手
    段と、撮像装置Bの位置を始点,被写体0を終点とする
    ベクトルをRb0とする時、撮像装置Bの基準方向に対す
    るベクトルRb0の方向を規定する角度値を、映像内位置
    指定手段で検出した表示画面上での平面座標値から算出
    する第1の方向算出手段と、撮像装置Aの位置を始点,
    被写体0を終点とするベクトルをRa0とする時、第1の
    方向算出手段で算出したベクトルRb0の方向を規定する
    角度値から、撮像装置Aの基準方向に対するベクトルR
    a0の方向を規定する角度値を算出すると共に、撮像装置
    Aの前記光学レンズの光軸の方向が算出した角度値の方
    向を向くように、撮影方向変更装置を制御する第2の方
    向算出手段を有する事を特徴とする撮影方向操作装置。
  2. 【請求項2】撮像装置Aと、撮像装置Aの光学レンズの
    光軸の方向を変更するための撮影方向変更装置と、 撮像装置Aの前記光学レンズの視野角と同等以上の広い
    視野角を持つ光学レンズをもち、少なくともこの光学レ
    ンズの焦点距離を変更するレンズパラメータ変更装置
    と、この光学レンズの焦点距離に対する状態を表わすレ
    ンズパラメータ値を検出して出力するレンズパラメータ
    検出装置を有する撮像装置Bと、撮像装置Bから得た映
    像を表示し、表示画面に映る注目する被写体0の点位置
    を指定した時、指定した点の、表示する映像上での平面
    座標値を検出し出力する映像内位置指定手段と、撮像装
    置Bの位置を始点,被写体0を終点とするベクトルをR
    b0とする時、撮像装置Bの基準方向に対するベクトルR
    b0の方向を規定する角度値を、映像内位置指定手段で検
    出した表示画面上での平面座標値から算出する第1の方
    向算出手段と、映像内位置指定手段で指定した点の近傍
    に映る被写体0の像の焦点が合うように、撮像装置Bの
    光学レンズのレンズパラメータ変更装置を制御する焦点
    距離制御装置と、撮像装置Bの位置を始点,被写体0を
    終点とするベクトルRb0の大きさ|Rb0|の値(被写体
    距離)を、被写体0の像の焦点が合った時にレンズパラ
    メータ検出装置から出力されるレンズパラメータ値から
    算出する被写体距離算出手段と、 撮像装置Aの位置を始点,被写体0を終点とするベクト
    ルをRa0とする時、第1の方向算出手段で算出したベク
    トルRb0の方向を規定する角度値と、被写体距離算出手
    段で算出したベクトルRb0の大きさ|Rb0|の値(被写
    体距離)から、撮像装置Aの基準方向に対するベクトル
    a0の方向を規定する角度値を算出すると共に、撮像装
    置Aの光学レンズの光軸の方向が、算出した角度値の方
    向を向くように、撮影方向変更装置を制御する第2の方
    向算出手段を有する事を特徴とする撮影方向操作装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、撮像装置Aの光学レン
    ズの光軸の方向が、第1の方向算出手段から出力される
    値に無関係に、撮像装置Bに対する表示画面内から任意
    に選んだ被写体1の方向に向くように、撮影方向変更装
    置を制御する方向変更手動操作装置と、撮像装置Aのレ
    ンズの光軸の方向が被写体1の方向に向くように調整し
    た時、撮像装置Aの位置を始点,被写体1を終点とする
    ベクトルRa1の、撮像装置Aの基準方向に対する方向を
    規定する角度値を算出する第3の方向算出手段と、 第1の方向算出手段で算出したベクトルRb1の方向を規
    定する角度値と、第3の方向算出手段で算出したベクト
    ルRa1の方向を規定する角度値から、任意の被写体0に
    対するベクトルRb0の方向を規定する角度値とベクトル
    a0の方向を規定する角度値を対応付ける関数式の定数
    値を求め、第1の方向算出手段あるいは第2の方向算出
    手段に出力する定数値算出手段を有する初期設定手段を
    もつ撮影方向操作装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、撮像装置Aのレンズの
    光軸の方向が、第1の方向算出手段から出力される値に
    無関係に、撮像装置Bに対する表示画面内から任意に選
    んだ被写体1の方向に向くように、撮影方向変更装置を
    制御する方向変更手動操作装置と、撮像装置Aのレンズ
    の光軸の方向が被写体の方向に向くように調整した時
    の、撮像装置Aの位置を始点、前記被写体を終点とする
    ベクトルの、撮像装置Aの基準方向に対する方向を規定
    する角度値を算出する第3の方向算出手段と、 互いに一平面上に無い少なくとも三つの被写体に対して
    第1の方向算出手段で算出したベクトルRb1,Rb2,R
    b3の方向を規定する角度値と、第3の方向算出手段で算
    出したベクトルRa1,Ra2,Ra3の方向を規定する角度
    値から、任意の被写体0に対するベクトルRb0の方向を
    規定する角度値および被写体距離の値と、ベクトルRa0
    の方向を規定する角度値を対応付ける関数式の定数値を
    求め、第1の方向算出手段あるいは第2の方向算出手段
    に出力する定数値算出手段をもつ初期設定手段を有する
    撮影方向操作装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、撮像
    装置Aを、光線あるいは放射線を照射する照射口を有す
    る照射装置で、また撮像装置Aの光学レンズの光軸の方
    向を変更するための撮影方向変更装置を、光線等を照射
    する方向を変更する照射方向変更装置で置き換えて構成
    した照射方向操作装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3または4において、撮像
    装置Aとして、少なくとも光学レンズのズーム比を変更
    するレンズパラメータ変更装置を有する撮像装置を用
    い、映像内位置指定手段を、表示画面に映る撮像装置B
    から得た映像内の、注目する領域を指定した時、指定し
    た領域の、表示する映像上での範囲座標値を検出し出力
    する領域指定手段で置き換え、第1の方向算出手段で
    は、撮像装置Bの位置を始点,指定した領域の中心に有
    る被写体0を終点とするベクトルをRb0とする時、撮像
    装置Bの基準方向に対するベクトルRb0の方向を規定す
    る角度値を、領域指定手段で検出した表示画面上での範
    囲座標値から算出し、新たに指定した指定範囲を規定す
    る角度幅の値を、領域指定手段で検出した表示画面上で
    の範囲座標値から算出する領域角幅算出手段と、領域角
    幅算出手段で算出した指定範囲の角度幅の値から、ほぼ
    指定範囲に有る被写体の映像を撮像装置Aで撮影するの
    に必要な、撮像装置Aの光学レンズのズーム比の値を算
    出すると共に、撮像装置Aの光学レンズのズーム比の値
    が算出したズーム比の値に成るように、レンズパラメー
    タ変更装置を制御するズーム比算出手段を設けた撮影方
    向操作装置。
  7. 【請求項7】複数地点に設置された通信端末を相互に接
    続し、前記端末の相互間で映像信号と情報を通信する多
    地点間映像通信装置において、請求項1から6の撮影方
    向操作装置あるいは照射方向操作装置を構成する装置及
    び手段の内、少なくとも撮像装置Bと、撮像装置A及び
    撮影方向変更装置、あるいは照射装置及び照射方向変更
    装置を有する、少なくとも一つの通信端末iと、撮影方
    向操作装置あるいは照射方向操作装置を構成する装置及
    び手段の内、少なくとも映像内位置指定手段あるいは領
    域指定手段を有する少なくとも一つの通信端末jを有す
    る多地点間映像通信装置。
JP4195063A 1992-07-22 1992-07-22 撮影方向操作装置 Pending JPH0646308A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082369A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Akira Nakano 二元操作型視認支援装置
CN108519067A (zh) * 2018-03-21 2018-09-11 刘前进 摄像机移轴操作过程中确定拍摄目标坐标的方法
CN114205523A (zh) * 2021-11-18 2022-03-18 苏州长风航空电子有限公司 一种光电转台监控图像控制方法
CN114205523B (zh) * 2021-11-18 2024-06-04 苏州长风航空电子有限公司 一种光电转台监控图像控制方法

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