JPH0646064B2 - 嵌脱装置 - Google Patents

嵌脱装置

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JPH0646064B2
JPH0646064B2 JP59193984A JP19398484A JPH0646064B2 JP H0646064 B2 JPH0646064 B2 JP H0646064B2 JP 59193984 A JP59193984 A JP 59193984A JP 19398484 A JP19398484 A JP 19398484A JP H0646064 B2 JPH0646064 B2 JP H0646064B2
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planetary
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文彦 長谷川
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は船舶機関に関し、特に船舶の停止中にその主機
からプロペラの推進軸に回転を伝えずしかも補機を駆動
できるようにした嵌脱装置に関するものである。
[従来の技術] 船舶の機関においてはプロペラを回転する主機と、その
主機により駆動される潤滑用の油圧ポンプや発電機など
の補機とを備えている。
従来主機の駆動軸にプロペラの推進軸が直結されるもの
においては、主機を駆動しながら船舶を停止させる場合
には、そのプロペラのピッチを変えてプロペラが回転し
ても推進力が生じないようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、プロペラのピッチを変えてプロペラが空
廻りするようにしても、若干の推進力が生じかつ海水の
抵抗があるため、その分エネルギーロスが生じる。また
仮に主機を停止した場合には補機も停止することとな
り、種々の支障が生じ停止することができない。
従来、この主機の駆動軸とプロペラの推進軸間にエアー
クラッチを介して、そのエアークラッチにより推進軸を
連結したり、離脱することが提案されているが、エアー
シールが難しく、かつ装置が高価になる問題がある。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、船舶を停
止するにおいて、主機及びその主機により駆動される補
機を駆動した状態で、その主機で駆動されるプロペラの
推進軸の回転を停止できる嵌脱装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するために、主機と、該主機
に連動して駆動される補機と、上記主機の駆動軸と同軸
上に設けられ、プロペラを回転するための推進軸とを備
え、主機の駆動軸の回転を、推進軸に断続するための嵌
脱装置において、ケーシング内に主機の駆動軸と推進軸
の端部とを向かい合わせて設け、その駆動軸の端部に太
陽歯車を設け、その太陽歯車と噛合する遊星歯車を設け
ると共にその遊星歯車の各遊星軸をスパイダ継手を介し
て推進軸に連結し、さらに遊星歯車の外周に、その遊星
歯車と噛合する内歯歯車を設け、他方推進軸の外周に回
転自在に制動用歯車部材を設けると共にその制動用歯車
部材をケーシングの軸受部材に支承し、その制動用歯車
部材の内歯歯車側につば部を形成すると共に該つば部と
内歯歯車の外周を連結筒部材で連結し、上記ケーシング
の軸受部材外周に、上記制動用歯車部材の歯部の歯数よ
り十分小さな歯車を、その制動用歯車部材と噛合するよ
うに設け、その歯車の軸に油圧ポンプを連結し、該油圧
ポンプの吐出側と吸込側とを油圧回路で連結すると共に
その油圧回路に制動バルブを接続したものである。
[作用] 上記構成によれば、主機からの回転を推進軸に伝える時
には、内歯歯車を固縛することにより、すなわち、油圧
回路の制動バルブを閉じ、油圧ポンプが回らないように
してその歯車と噛合する制動用歯車を固定すると共につ
ば部及び連結筒部材を介して内歯歯車を固縛することに
より、駆動軸から遊星歯車を介しての回転力が遊星歯車
の公転力となり、その公転力でスパイダ継手を介して推
進軸を回転させ、同時に駆動軸から直接補機を回転す
る。また船舶を停止させる場合においては、制動用バル
ブを開とし、制動用歯車及び内歯歯車を遊転状態とする
と、遊星歯車は公転せず自転するためその回転は推進軸
に伝達されずに補機のみ駆動できる。このように制動バ
ルブの開閉操作のみで主機の回転を、推進軸に断続でき
る。
[実施例] 以下本発明に係る嵌脱装置の好適一実施例を添付図面に
基づいて説明する。
第1図は本発明の嵌脱装置の全体図を示すもので、図に
おいて1は船舶のディーゼルエンジンなどの主機で、そ
の駆動軸2に補機駆動装置3を介して補機4が連結され
る。この補機4は潤滑油を供給するための油圧ポンプや
発電機などからなり、主機1が回転すると同時に駆動さ
れる。
この主機1の駆動軸2には、プロペラ5を回転させる推
進軸6が中間軸受7及び船尾側軸受8により、その駆動
軸2と同軸芯上に支持される。この推進軸6にはプロペ
ラ5の推力を受ける推力軸受7aが設けられる。駆動軸
2と推進軸6間には、連結或は離脱するための嵌脱装置
Aが連結される。この嵌脱装置Aを第2図により更に詳
しく説明する。
第2図において、駆動軸2と推進軸6とはケーシング9
内に互いに同軸上で向い合されて設けられる。この駆動
軸2の端部には、スプライン溝10を介して太陽歯車1
1が連結され、その太陽歯車11に遊星歯車12が噛合
される。この遊星歯車12の各遊星軸13は、推進軸6
と一体に連結されたスパイダ継手14に固定される。
他方、遊星歯車12と噛合するリング状の内歯歯車15
が設けられる。この内歯歯車15は、スプライン溝16
を介してその歯車15の外周と係合する連結筒部材17
が設けられる。連結筒部材17の推進軸6側内周にはス
プライン溝18が設けられ、このスプライン溝18と係
合し、内歯歯車15の回転と連動する制動用歯車部材1
9が推進軸6の外周に内側軸受20を介して設けられ
る。この制動用歯車部材19は連結筒部材17のスプラ
イン溝18と係合するつば部21と、内側軸受20を嵌
合する軸筒部22と、その軸筒部22の推進軸6側の端
部外周に設けられた制動用歯部23とから形成され、そ
の軸筒部22の外周は外側軸受24を介してケーシング
9と一体に設けられた軸受部材25により支承される。
従って推進軸6は内側軸受20から制動用歯車部材19
の軸筒部22,外側軸受24を介してケーシング9内に
固定された軸受部材25に回転自在に支承される。また
内歯歯車15は、連結筒部材17及びその連結筒部材1
7とスプライン係合するつば部21を有する制動用歯車
部材19と一体に回転連結されている。
軸受部材25には、制動用歯車部材19を固定或は遊転
させるための油圧制動装置26が設けられる。この油圧
制動装置26は制動用歯車部材19の制動用歯部23と
噛合する歯車27により回転駆動される油圧ポンプ28
と、その油圧ポンプ28の油圧回路29から構成され
る。油圧ポンプ28はケーシング9内で図示の軸受部材
25上に固定される。また油圧回路29はその油圧ポン
プ28の吐出側30と吸入側31とを閉回路に接続した
ものからなり、その回路29中に回路29内の油の流れ
を止める制動バルブ32及び蓄圧用のアキュムレータ3
3が接続される。
次に本発明の作用を説明する。
先ず、船舶の航行中、主機1で推進軸6と補機4とを駆
動する場合を説明する。この場合、制動装置26の油圧
回路29中の制動バルブ32を閉とする。この制動バル
ブ32が閉じると油圧ポンプ28の吐出側30から吸入
側31に油が流れることができないため、油圧ポンプ2
8は回転せず、従ってその油圧ポンプ28に連結された
歯車27が固定となり、同時にその歯車27に噛合する
制動用歯部23を有する制動用歯車部材19が固定とな
る。この制動用歯車部材19が固定されると、そのつば
部21を介してスプライン係合した連結筒部材17が固
定となり、その連結筒部材17にスプライン係合した内
歯歯車15が固定となる。この状態で、駆動軸2が回転
されると、その回転は太陽歯車11に伝達され、その太
陽歯車11から遊星歯車12に伝達される。この場合、
遊星歯車12に噛合した内歯歯車15は固定のため、遊
星歯車12は駆動軸2を中心に公転し、その公転力が遊
星軸13からスパイダ継手14を介して推進軸6に伝達
され、推進軸6が回転されることとなる。また同時に駆
動軸2から補機駆動装置3を介して補機4が駆動され
る。
次に船舶の停止時主機1が駆動され、推進軸6が回転さ
れず、補機4のみが駆動される場合を説明する。
この場合、油圧制動装置26の油圧回路29中の制動バ
ルブ32を開とする。制動バルブ32を開とすると、油
圧回路29中の油は自由に循環することとなり、油圧ポ
ンプ28はその歯車27の回転を拘束する力がなくなる
ため、その歯車27と噛合する制動用歯部23を有する
制動用歯車部材19が遊転状態となり、同時に連結筒部
材17を介して内歯歯車15が遊転状態となる。この状
態で駆動軸2の回転は太陽歯車11から遊星歯車12に
伝達されるが、遊星歯車12と噛合する内歯歯車15が
遊転状態となっているため、遊星歯車12はその遊星軸
13を中心に自転して内歯歯車15を回転させ、内歯歯
車15から連結筒部材17,制動用歯車部材19及び歯
車27を介して油圧ポンプ28を回転させる。すなわ
ち、この内歯歯車15を回転し油圧ポンプ28を回転さ
せる力の方が、スパイダ継手14を介して推進軸6を回
転させる力より抵抗が少ないため、駆動軸2の回転は、
すべて遊星歯車12の自転となり、内歯歯車15を遊転
させて、推進軸6側に伝達させないようになる。従って
停船時上述のように油圧制動装置26により、内歯歯車
15を遊転状態とすることで、推進軸6が回転されず、
補機4のみが駆動される。
尚、油圧制動装置26の油圧回路29中のアキュムレー
タ33は、油圧ポンプ28の回転時或は回転せずに歯車
27を拘束している場合に回路29中の油圧を緩衝させ
ることができ、また駆動軸2と太陽歯車11とはスプラ
イン溝10にて係合すると共に内歯歯車15と連結筒部
材17もスプライン係合するため、推進軸6と駆動軸2
との若干の芯ずれを許容できる。
[発明の効果] 以上詳述してきたことから明らかなように、本発明によ
れば次のごとき優れた効果を発揮する。
(1) 駆動軸に太陽歯車を設け、その太陽歯車に遊星歯
車を噛合すると共に内歯歯車を設け、その遊星歯車の公
転で推進軸を回転するようになし、かつその内歯歯車を
固定或は遊転させる油圧制動装置を設けたので、駆動軸
から推進軸への回転の伝達を、その油圧制動装置で内歯
歯車を固定或は遊転させるだけで容易に行うことができ
る。
(2) 油圧制動装置の制動バルブの開閉のみで内歯歯車
を固定或は遊転させるので、駆動軸と推進軸との嵌脱を
円滑に行うことができる。
(3) 構造的に遊星歯車装置と油圧制動装置だけですむ
ので、従来のエアークラッチのようにシールの難しさが
なく、かつ安価にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る嵌脱装置の全体図、第2図は本発
明の嵌脱装置の要部断面図である。 図中、1は主機、2は駆動軸、4は補機、5はプロペ
ラ、6は推進軸、11は太陽歯車、12は遊星歯車、1
3は遊星軸、14はスパイダ継手、15は内歯歯車、2
6は油圧制動装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主機と、該主機に連動して駆動される補機
    と、上記主機の駆動軸と同軸上に設けられ、プロペラを
    回転するための推進軸とを備え、主機の駆動軸の回転
    を、推進軸に断続するための嵌脱装置において、ケーシ
    ング内に主機の駆動軸と推進軸の端部とを向かい合わせ
    て設け、その駆動軸の端部に太陽歯車を設け、その太陽
    歯車と噛合する遊星歯車を設けると共にその遊星歯車の
    各遊星軸をスパイダ継手を介して推進軸に連結し、さら
    に遊星歯車の外周に、その遊星歯車と噛合する内歯歯車
    を設け、他方推進軸の外周に回転自在に制動用歯車部材
    を設けると共にその制動用歯車部材をケーシングの軸受
    部材に支承し、その制動用歯車部材の内歯歯車側につば
    部を形成すると共に該つば部と内歯歯車の外周を連結筒
    部材で連結し、上記ケーシングの軸受部材外周に、上記
    制動用歯車部材の歯部の歯数より十分小さな歯車を、そ
    の制動用歯車部材と噛合するように設け、その歯車の軸
    に油圧ポンプを連結し、該油圧ポンプの吐出側と吸込側
    とを油圧回路で連結すると共にその油圧回路に制動バル
    ブを接続したことを特徴とする嵌脱装置。
JP59193984A 1984-09-18 1984-09-18 嵌脱装置 Expired - Lifetime JPH0646064B2 (ja)

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JPS6174941A JPS6174941A (ja) 1986-04-17
JPH0646064B2 true JPH0646064B2 (ja) 1994-06-15

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