JPH0645953U

JPH0645953U - 手動式繃帯巻き具

Info

Publication number: JPH0645953U
Application number: JP9070392U
Authority: JP
Inventors: 正人森下
Original assignee: 正人森下
Priority date: 1992-11-24
Filing date: 1992-11-24
Publication date: 1994-06-24

Abstract

(57)【要約】【目的】繃帯巻き具を使用して繃帯を巻き込む場合、繃
帯の先端を複数の回転部に挟み込んで、これが外れるこ
となく締め付け具合も適切な繃帯を巻けることを目的と
する。【構成】基台（３）の所定位置に第１固定部（２）、第
２固定部（４）を設け、第２固定部（４）には回転板
（８）の中心部より複数の回転丸棒（７）及び、ハンド
ル（１）を設けたドリル本体（９）を設け、回転板
（８）と対称の位置に補助丸棒（６）を設けた補助台
（５）を設ける。【効果】繃帯先端を留めるに容易で、締まり具合が適
切、取り外しが簡単にできる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、基台に設けられたハンドドリルの先端に回転板を設け、更にその中心部に複数の回転する丸棒を設けて、繃帯の先端を留めやすく締まり具合が適切で、最後に取り外しが簡単にできるようにした、手動式繃帯巻き具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、繃帯の巻き具は、自動式を含めて各種出回っているが、中心部に設けられた繃帯留め具はすべて単数であり、複数のものは使用されていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）繃帯を巻く場合、先端を回転部に留めなければならないが、単数のものは外れないように留めるには困難であった。（ロ）現在使用されている繃帯は伸縮性に富み、自動式の巻き具だと強く締めすぎる傾向があった。（ハ）繃帯を巻き終わって取り外す場合、先端が単数の回転部に留めてあるため、締め付けが強くて取り外しが困難であった。本案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

基台（３）の所定位置に、第１固定部（２）及び第２固定部（４）を設ける。第２固定部（４）には、回転板（８）の中心部より複数の回転丸棒（７）及び、ハンドル（１）を設けたドリル本体（９）を設ける。回転板（８）と対称の位置には、補助丸棒（６）を設けた補助台（５）を設ける。本案は、以上の構成よりなる、手動式繃帯巻き具である。

【０００５】

【作用】

繃帯の先端を複数の回転丸棒（７）の中間に挟み、外れないように片手で支えながら、ハンドル（１）を軽く２〜３回転させることにより、特に強く力を入れなくても容易に巻き取ることができる。繃帯の先端が回転丸棒に留められたならば、これから巻き込む繃帯を補助丸棒の上に乗せ、巻き込まれる繃帯の締まり具合を観察しながら、ハンドル（１）を回転する。所定の長さに巻かれて作業が終わったならば、複数の回転丸棒（７）に対して横方向に引くことにより、繃帯は簡単に抜き取ることができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図１は本考案の実施例斜視図である。（イ）基台（３）の所定位置に、第１固定部（２）及び第２固定部（４）を設ける。（ロ）第２固定部（４）には回転板（８）の中心部より複数の回転丸棒（７）及び、ハンドル（１）を設けたドリル本体（９）を設ける。（ハ）回転板（８）と対称の位置には、補助丸棒（６）を設けた補助台（５）を設ける。本案は以上のような構造で、これを使用するときは巻き込もうとする繃帯の先端を複数の回転丸棒（７）の中間に挟み込み、外れないように片手で支えながらハンドル（１）を軽く２〜３回転させることにより、特に強く力を入れなくても容易に巻き取ることができる。繃帯の先端を回転丸棒（７）に留めたならば、これから巻き込む繃帯を補助丸棒（６）の上に乗せ、巻き込まれる繃帯の締まり具合を観察しながら、ハンドル（１）を回転する。所定の長さに巻かれて作業が終わったならば、複数の回転丸棒（７）に対して横方向に引くことにより、繃帯は簡単に抜き取ることができる。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）繃帯の先端を複数の回転丸棒に挟むような形になるため、外れることなく簡単に留めることができる。（ロ）本案は手動式のため、巻き込み作業を観察しながらできるので、必要以上に締め付けることがない。（ハ）巻き終わった繃帯を取り外す場合も、複数の回転部でできるため横方向に引き抜くだけで簡単に取り外すことができ、抵抗なく抜けることで巻き終わりの形が崩れない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例斜視図である。

【符号の説明】

１ハンドル２第１固定部３基台４第２固定部５補助台６補助丸棒７回転丸棒８回転板９ドリル本体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】基台（３）の所定位置に、第１固定部
（２）及び、第２固定部（４）を設け、第２固定部
（４）には回転板（８）の中心部より、複数の回転丸棒
（７）及びハンドル（１）を設けたドリル本体（９）を
設け、回転板（８）と対称の位置には、補助丸棒（６）
を設けた補助台（５）を設置することを特徴とする、手
動式繃帯巻き具。