JPH0645905A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH0645905A
JPH0645905A JP4197089A JP19708992A JPH0645905A JP H0645905 A JPH0645905 A JP H0645905A JP 4197089 A JP4197089 A JP 4197089A JP 19708992 A JP19708992 A JP 19708992A JP H0645905 A JPH0645905 A JP H0645905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply voltage
circuit
circuit means
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4197089A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ibaraki
明 茨木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP4197089A priority Critical patent/JPH0645905A/ja
Publication of JPH0645905A publication Critical patent/JPH0645905A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部電源電圧が標準の電圧より低い場合でも
内部機能回路の安定動作を保証する。 【構成】 外部電源電圧Vccと、降圧回路1で降圧され
た内部電源電圧VccI とを切り替えて内部機能回路2へ
供給する。7個のインバータをループ状に接続してなる
内部信号発生回路3の位相差を有する2つの出力信号
を、位相差検出回路4へ入力する。外部電源電圧Vccの
低下に伴って内部信号発生回路3の出力位相差が大きく
なった時には、位相差検出回路4の出力により、降圧さ
れた内部電源電圧VccI に代えて外部電源電圧Vccが選
択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置外部から供給され
る電源電圧を降圧して得た内部電源電圧を内部機能回路
に供給する機能を備えた半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置の高集積化に
伴い構成回路要素の微細化が進むにつれて、各構成回路
要素の耐圧を保つことが困難となってきており、装置外
部から供給される電源電圧を降圧して得た内部電源電圧
を内部機能回路に供給する必要性が高まっている。例え
ば、半導体記憶装置においては、5Vの外部電源電圧か
ら3V程度の出力電圧を生成するための電圧源を備えた
降圧回路を装置内部に設け、その出力を内部機能回路に
供給することが多くなってきた。
【0003】また、高集積化された半導体集積回路装置
は産業用用途から民生用用途への普及が進み、例えば乾
電池駆動の電子機器に代表される低電源電圧環境での動
作機能の要求が高まっている。
【0004】図17は、従来の半導体集積回路装置の降
圧回路及び内部機能回路の一例を示している。図17に
おいて、1は外部から供給される電源電圧Vccを降圧し
た内部電源電圧VccI を得るための降圧回路、2は内部
機能回路、N1 〜N4 は降圧回路1中のノードである。
回路素子を説明すると、Qp3〜Qp6はPチャネル型MO
Sトランジスタ、Qn4〜Qn9はNチャネル型MOSトラ
ンジスタ、Ra,Rb は抵抗である。
【0005】外部電源電圧Vccを供給すると、ノードN
1 の電圧は、抵抗Ra,Rb の分圧作用によって、外部電
源電圧Vccより低くかつ接地電圧Vssより高い電圧Vcc
I ′に設定される。
【0006】ノードN1 の電圧VccI ′が内部電源電圧
VccI より高くなったとき、Nチャネル型MOSトラン
ジスタQn4のドレイン・ソース間の抵抗はこれと対をな
すNチャネル型MOSトランジスタQn5のドレイン・ソ
ース間の抵抗よりも小さくなり、ノードN2 はノードN
3 よりも低抵抗でノードN4 と接続されるので、ノード
N2 はノードN3 より低い電圧となる。ノードN2 は出
力段のPチャネル型MOSトランジスタQp5のゲートに
接続されており、該Pチャネル型MOSトランジスタQ
p5のドレイン・ソース間の抵抗が低くなることによって
内部電源電圧VccI は高くなる。
【0007】逆にノードN1 の電圧VccI ′が内部電源
電圧VccI より低くなったとき、Nチャネル型MOSト
ランジスタQn5のドレイン・ソース間の抵抗はこれと対
をなすNチャネル型MOSトランジスタQn4のドレイン
・ソース間の抵抗よりも小さくなり、ノードN3 はノー
ドN2 よりも低抵抗でノードN4 と接続されるので、ノ
ードN3 はノードN2 より低い電圧となる。ノードN3
はPチャネル型MOSトランジスタQp3,Qp4のゲート
に接続されており、これらのPチャネル型MOSトラン
ジスタQp3,Qp4のドレイン・ソース間の抵抗が低くな
ることによってノードN2,N3 の電圧は高くなり、出力
段のPチャネル型MOSトランジスタQp5のドレイン・
ソース間の抵抗が高い状態で内部機能回路2への電流供
給が行なわれ、内部電源電圧VccI は低くなる。
【0008】以上のように、分圧回路を構成する抵抗R
a,Rb と、8個のMOSトランジスタQp3〜Qp5,Qn4
〜Qn8との働きによって、内部機能回路2に供給する内
部電源電圧VccI はノードN1 の電圧VccI ′と等しい
電圧に設定される。
【0009】図18は、従来の半導体集積回路装置中の
降圧回路の他の例を示している。図18中において、Q
p1〜Qp6はPチャネル型MOSトランジスタ、Qn1〜Q
n9はNチャネル型MOSトランジスタである。
【0010】ノードN1 には、外部電源電圧Vccから2
個のPチャネル型MOSトランジスタQp1,Qp2のしき
い値電圧の和を引いた電圧よりも低く、かつ3個のNチ
ャネル型MOSトランジスタQn1,Qn2,Qn3のしきい
値電圧の和よりも高い電圧VccI ′が現れる。図17の
場合の抵抗Ra,Rb に代わって、これら5個のMOSト
ランジスタが分圧回路を構成するのである。そして、図
17の場合と同様に、内部機能回路2に供給する内部電
源電圧VccI はノードN1 の電圧VccI ′と等しい電圧
に設定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体集積
回路装置の外部電源電圧Vccは標準の電源電圧(例えば
5V)±10%程度の範囲に設定され、内部電源電圧V
ccI は外部電源電圧Vccの半分程度(例えば3V)に設
定される。したがって、乾電池駆動時など外部電源電圧
Vccが極端に低い場合、図17の従来例の内部電源電圧
VccI は、内部機能回路2が有効に機能するための電源
電圧の最小値よりも小さくなるという問題があった。
【0012】特に図18の従来例においては、外部電源
電圧Vccが分圧回路を構成する5個のMOSトランジス
タQp1,Qp2,Qn1,Qn2,Qn3のしきい値電圧の和よ
りも低い電圧に設定された場合、これら5個のMOSト
ランジスタはいずれも遮断状態となる。この結果、内部
電源電圧VccI は、不安定となり、かつ内部機能回路2
が有効に機能するための電源電圧の最小値よりも小さく
なり得るという問題があった。
【0013】また、半導体集積回路装置には標準の外部
電源電圧(例えば5V)の他に最大定格電圧(例えば7
V)が設定されており、最大定格電圧内の電圧が供給さ
れたときの動作を保証するのが通例である。具体的に
は、品質保証のための加速試験(例えばバーンイン試
験)時に半導体集積回路装置に最大定格電圧に近い電圧
を供給することがある。一般に、半導体集積回路装置は
外部電源電圧Vccを高くすると故障の発生率が増すこと
が知られている。外部電源電圧Vccが高くなると加速係
数が高くなり、加速試験の効率が上がるのである。とこ
ろが、図17及び図18に示す従来の半導体集積回路装
置では、常に降圧された内部電源電圧VccIが内部機能
回路2に供給されるため、加速試験の目的である電圧加
速係数が小さくなり、充分な初期故障の除去ができなく
なるという問題もあった。
【0014】本発明の目的は、外部電源電圧が標準の電
圧より低い場合でも内部機能回路の安定動作を保証する
とともに、信頼性試験における加速係数を高め得るよう
にすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、内部機能回路に供給する電源電圧とし
て、外部電源電圧と降圧された内部電源電圧とのうちの
いずれか一方を、外部電源電圧に応じて選択可能な構成
としたものである。また、外部電源電圧の供給開始直後
に該外部電源電圧を選択した後は、この電圧が変動して
もその選択の変更を禁止することとしたものである。
【0016】具体的には、請求項1の発明は、次の第1
及び第2の回路手段を備えることとしたものである。す
なわち、第1の回路手段は、装置外部から供給される電
源電圧を降圧して得た内部電源電圧を内部機能回路に供
給するための手段である。第2の回路手段は、装置外部
から供給される電源電圧が一定のしきい値を越えて小さ
くなると、前記内部機能回路に供給する電源電圧を、前
記第1の回路手段からの内部電源電圧から、装置外部か
ら供給される電源電圧に切り替えるための手段である。
しかも、前記第2の回路手段は、次の内部信号発生回路
手段と位相差検出回路手段とを備えることとしたもので
ある。すなわち、内部信号発生回路手段は、装置外部か
ら供給される電源電圧が小さくなるにつれて遷移タイミ
ングの時間差が大きくなる複数の内部信号を発生するた
めの手段である。位相差検出回路手段は、前記内部信号
発生回路手段からの複数の内部信号の位相差に対応する
幅のパルスを発生するための回路手段と、該パルス幅に
応じて複数の出力状態を発生するための回路手段とを有
することとし、前記位相差検出回路手段の出力状態に応
じて前記内部機能回路に供給する電源電圧が切り替えら
れることとした。
【0017】請求項2の発明では、前記内部信号発生回
路手段は、非ループ状に縦続接続されたインバータ列を
有することとした。
【0018】請求項3の発明では、前記内部信号発生回
路手段は、ループ状に接続された複数のインバータを有
することとした。
【0019】また、請求項4の発明は、上記第1及び第
2の回路手段に加えて、次に説明する第3の回路手段を
更に備えることとしたものである。すなわち、第3の回
路手段は、装置外部からの電源電圧の供給が開始されか
つ前記位相差検出回路手段の出力状態が決定された後
は、前記内部機能回路に供給する電源電圧の切り替えを
禁止するように前記位相差検出回路手段の出力状態の変
更を禁止するための手段である。
【0020】請求項5の発明では、第3の回路手段は、
装置外部からの電源電圧の供給が始まってから前記位相
差検出回路手段の出力状態の変更を禁止するまでの時間
を外部から供給される信号によって制約するための入力
端子を有することとした。
【0021】請求項6の発明では、前記第3の回路手段
は、装置外部からの電源電圧の供給が始まってから前記
位相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止するまでの
時間を決定するためのカウンタを有することとした。
【0022】請求項7の発明では、前記第3の回路手段
は、パルス列を生成するための発振器と、装置外部から
の電源電圧の供給が始まってから前記位相差検出回路手
段の出力状態の変更を禁止するまでの時間を決定するよ
うに前記発振器からのパルス列に応答してオン・オフす
るスイッチング素子とを有することとした。
【0023】請求項8の発明では、前記第3の回路手段
は、パルス列を生成するための発振器と、装置外部から
の電源電圧の供給が始まった後に前記発振器から供給さ
れるパルス列を計数するためのカウンタと、前記カウン
タの計数値が所定の値に達した後は前記内部機能回路に
供給する電源電圧の切り替えを禁止するように前記位相
差検出回路手段の出力状態の変更を禁止するための回路
手段とを有することとした。
【0024】また、請求項9の発明は、上記第1及び第
2の回路手段に加えて、次に説明する第4の回路手段を
更に備えることとしたものである。すなわち、第4の回
路手段は、装置外部からの電源電圧の供給が開始されか
つ前記位相差検出回路手段の出力状態が決定された後
は、前記内部機能回路に供給する電源電圧の切り替えを
禁止するように前記位相差検出回路手段の出力状態の変
更を禁止し、かつ前記内部信号発生回路手段の動作を停
止させるための手段である。
【0025】請求項10の発明では、前記第4の回路手
段は、装置外部からの電源電圧の供給が始まってから前
記位相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止しかつ前
記内部信号発生回路手段の動作を停止させるまでの時間
を外部から供給される信号によって制約するための入力
端子を有することとした。
【0026】請求項11の発明では、前記第4の回路手
段は、装置外部からの電源電圧の供給が始まってから前
記位相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止しかつ前
記内部信号発生回路手段の動作を停止させるまでの時間
を決定するためのカウンタを有することとした。
【0027】請求項12の発明では、前記第4の回路手
段は、パルス列を生成するための発振器と、装置外部か
らの電源電圧の供給が始まってから前記位相差検出回路
手段の出力状態の変更を禁止しかつ前記内部信号発生回
路手段の動作を停止させるまでの時間を決定するように
前記発振器からのパルス列に応答してオン・オフするス
イッチング素子とを有することとした。
【0028】請求項13の発明では、前記第4の回路手
段は、パルス列を生成するための発振器と、装置外部か
らの電源電圧の供給が始まった後に前記発振器から供給
されるパルス列を計数するためのカウンタと、前記カウ
ンタの計数値が所定の値に達した後は前記内部機能回路
に供給する電源電圧の切り替えを禁止するように前記位
相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止しかつ前記内
部信号発生回路手段の動作を停止させるための回路手段
とを有することとした。
【0029】また、請求項14の発明は、次の第1、第
2及び第3の回路手段を備えることとしたものである。
すなわち、第1の回路手段は、装置外部から供給される
電源電圧を降圧して得た内部電源電圧を内部機能回路に
供給するための手段である。第2の回路手段は、装置外
部から供給される電源電圧が一定のしきい値を越えて小
さくなると、前記内部機能回路に供給する電源電圧を、
前記第1の回路手段からの内部電源電圧から、装置外部
から供給される電源電圧に切り替えるための手段であ
る。第3の回路手段は、装置外部からの電源電圧の供給
が開始されかつ前記内部機能回路に供給する電源電圧が
決定された後は、前記第2の回路手段による内部機能回
路への電源電圧の切り替えを禁止するための手段であ
る。
【0030】請求項15の発明では、請求項14の発明
中の第2の回路手段は、次の内部信号発生回路手段と位
相差検出回路手段とを備えることとしたものである。す
なわち、内部信号発生回路手段は、装置外部から供給さ
れる電源電圧が小さくなるにつれて遷移タイミングの時
間差が大きくなる複数の内部信号を発生するための手段
である。位相差検出回路手段は、前記内部信号発生回路
手段からの複数の内部信号の位相差に対応する幅のパル
スを発生するための回路手段と、該パルス幅に応じて複
数の出力状態を発生するための回路手段とを有すること
とし、前記位相差検出回路手段の出力状態に応じて前記
内部機能回路に供給する電源電圧が切り替えられること
とした。
【0031】請求項16の発明では、請求項15の発明
中の内部信号発生回路手段は、非ループ状に縦続接続さ
れたインバータ列を有することとした。
【0032】請求項17の発明では、請求項15の発明
中の内部信号発生回路手段は、ループ状に接続された複
数のインバータを有することとした。
【0033】
【作用】請求項1〜3又は請求項14〜17の発明によ
れば、外部電源電圧が低くなった時、内部機能回路に供
給される電源電圧として外部電源電圧が選択され、内部
機能回路の機能は損なわれることがない。また、外部電
源電圧が高くなった時、内部機能回路に供給される電源
電圧として降圧された内部電源電圧が選択され、内部機
能回路の信頼性を向上させることができる。
【0034】請求項4又は9の発明によれば、外部電源
電圧の供給開始時にこの電圧を低く設定しておくと、内
部機能回路への電源電圧として外部電源電圧が選択され
る。この状態で第3又は第4の回路手段により電源電圧
の切り替えを禁止したうえ、外部電源電圧を高めれば、
信頼性試験における加速係数を高めることができる。ま
た、電源電圧の切り替えを禁止しておけば、内部機能回
路の電源電圧の変動を抑制することができ、例えばダイ
ナミック型半導体記憶装置において記憶データの破壊を
防止することができる。特に、請求項9の発明によれ
ば、外部電源電圧の供給開始直後に内部信号発生回路手
段の動作を停止させることにより、該内部信号発生回路
手段の以後の消費電力を削減することができる。更に、
請求項5又は10の発明によれば、外部電源電圧の供給
が始まってから内部機能回路への電源電圧の切り替えを
禁止するまでの時間を、入力端子を通して外部制御する
ことができる。
【0035】さて、外部電源電圧の供給が始まってから
内部機能回路への電源電圧の切り替えを禁止するまでの
時間を、容量と抵抗とを組み合わせてなる時定数回路で
決定する場合には、この時間を充分長くするためには該
時定数回路の容量値や抵抗値を大きくする必要がある。
ところが、請求項6又は11の発明によれば、カウンタ
による計数を通して時間設定を実現できるので、大きな
容量が不要となり、容量の温度依存性の影響を排除する
ことができる。特に請求項8又は13の発明によれば、
発振器とカウンタとの組み合わせにより、発振器からの
温度依存性の小さいパルス列信号に基づき、外部電源電
圧の供給が始まってから内部機能回路への電源電圧の切
り替えを禁止するまでの時間を設定することができる。
また、請求項7又は12の発明によれば、スイッチング
素子の断続的なオン・オフを通して時間設定を実現でき
るので、大きな抵抗が不要となり、チップ面積の縮小と
製造コストの削減が可能となる。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照しながら第1〜第12の実
施例について説明する。
【0037】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
り、図2及び図3は、図1の半導体集積回路装置の各ノ
ードにおける電圧波形のタイミング図である。図1にお
いて、1は降圧回路(第1の回路手段)、2は内部機能
回路であって、それぞれの機能は従来例の半導体集積回
路装置と同様である。3は、7個のインバータi1 〜i
4,i11〜i13をループ状に接続してなる発振回路で構成
された内部信号発生回路である。4は、6個のインバー
タi5〜i10、NANDゲートG1 、NORゲートM1
、容量C1 で構成した位相差検出回路である。内部信
号発生回路3及び位相差検出回路4は、3個のPチャネ
ル型MOSトランジスタQp7,Qp8,Qpr、及び、抵抗
rとともに、本発明の第2の回路手段を構成する。N1
〜N4 は降圧回路1中のノード、Nvcc は内部機能回路
2中の電源ノード、Na,Nb は内部信号発生回路3の出
力ノード、Nc,Nd,Ne,Nf,Ng は位相差検出回路4中
のノードである。
【0038】周知のように、発振回路としての内部信号
発生回路3で発生するノードNa,Nb の電圧波形は、図
2及び図3に示すように、電圧レベルが遷移するタイミ
ングに時間差があり、それぞれの電圧波形は位相差検出
回路4のNANDゲートG1に入力される。NANDゲ
ートG1 は、両ノードNa,Nb がともにHレベル(すな
わち外部電源電圧Vcc)になるときのみLレベル(すな
わち接地電圧Vss)を出力し、ノードNc にはNAND
ゲートG1 の出力レベルが反転した正のパルス信号が現
れる。
【0039】次に、NORゲートM1 はノードNc の正
のパルス信号を受けてノードNd にLレベルを出力し、
インバータi6 はノードNd の反転信号をノードNe に
出力し、ノードNd がHレベルになったことを受けてN
ORゲートM1 は出力状態をLレベルに固定(ラッチ)
すべく機能する。
【0040】外部電源電圧Vccが通常の電圧範囲(例え
ば5V±10%)に設定されたとき、内部信号発生回路
3の出力ノードNa,Nb の電圧が遷移するタイミングの
時間差は小さく、位相差検出回路4中のノードNc に現
れる正のパルスの幅も小さい。容量C1 はノードNd の
レベル変動を抑制するように機能し、ノードNd のレベ
ルがLになる前にノードNc からNORゲートM1 に供
給される電圧がLレベルに戻ると、インバータi6 とN
ORゲートM1 とがノードNd,Ne の状態をラッチする
以前にノードNc のレベルがLレベルに戻り、ノードN
d,Ne の電圧レベルは初期状態(各々H,Lレベル)の
まま保たれる。位相差検出回路4の出力ノードNf,Ng
はノードNd,Ne と同相の電圧波形をそれぞれPチャネ
ル型MOSトランジスタQp7,Qp8のゲートに供給し、
降圧回路1からの内部電源電圧VccI に接続されたPチ
ャネル型MOSトランジスタQp7は導通状態となり、外
部電源電圧Vccに接続されたPチャネル型MOSトラン
ジスタQp8は遮断状態となる。これにより、内部機能回
路2中の電源ノードNvcc は、降圧回路1からの降圧さ
れた内部電源電圧VccI に設定される。
【0041】図2に示すように、外部電源電圧Vccが下
がる(例えば3Vになる)と、周知のように内部信号発
生回路3の発振周波数が下がり、出力ノードNa,Nb に
電圧が遷移するタイミングの差が大きくなり、位相差検
出回路4中のノードNc に現れる正のパルスの幅が大き
くなる。このとき、ノードNd の電圧レベルはLレベル
となり、ノードNe の電圧レベルがHレベルとなって、
両ノードNd,Ne の電圧レベルはそれぞれL,Hレベル
にラッチされる。位相差検出回路4の出力ノードNf,N
g はノードNd,Ne と同相の電圧波形をそれぞれPチャ
ネル型MOSトランジスタQp7,Qp8のゲートに供給す
る。この結果、一方のPチャネル型MOSトランジスタ
Qp7は遮断状態となり、他方のPチャネル型MOSトラ
ンジスタQp8は導通状態となって、内部機能回路2中の
電源ノードNvcc は外部電源電圧Vccに設定される。
【0042】ノードNe と接地電圧Vssとの間に介在し
た抵抗rとPチャネル型MOSトランジスタQprとは、
ノードNe の電圧レベルを下げるように機能する。すな
わち、ノードNc に正の電圧パルスが現れていないと
き、ノードNc の電圧レベルはLレベルであって、Pチ
ャネル型MOSトランジスタQprはノードNe がHレベ
ルであれば導通状態となり、抵抗rを介してノードNe
と接地電圧Vssとの間を接続するので、ノードNe の電
圧レベルは低下する。ノードNe のレベルがNORゲー
トM1 の入力Lレベルを越えて低い電圧になると、ノー
ドNd,Ne の電圧はそれぞれH,Lレベルとなる。
【0043】外部電源電圧Vccが通常の電圧範囲よりも
低い電圧に設定されたとき、Pチャネル型MOSトラン
ジスタQprと抵抗rとの働きによって、ノードNe のレ
ベルがNORゲートM1 の入力Lレベルよりも低くなる
前に、NORゲートM1 には内部信号発生回路3、NA
NDゲートG1 及びインバータi5 によって次の正のパ
ルスが供給され、ノードNd,Ne のレベルはそれぞれ
L,Hレベルに保たれる。ノードNc に正の電圧パルス
が供給される瞬間はPチャネル型MOSトランジスタQ
prは遮断状態となり、ノードNe と接地電圧Vssとの間
を遮断する。
【0044】外部電源電圧Vccが通常の電圧範囲よりも
低い電圧に設定され、かつ内部機能回路2中の電源ノー
ドNvcc が外部電源電圧Vccに設定された後に図3に示
すように外部電源電圧Vccが高くなると、位相差検出回
路4においてノードNc からNORゲートM1 に供給さ
れる正のパルスはノードNd,Ne の状態を新たにラッチ
するためには不充分となり、ノードNe の電圧レベルが
抵抗rによって下がると、ノードNd,Ne の電圧レベル
は反転するので、内部機能回路2中の電源ノードNvcc
は内部電源電圧VccI に再設定される。
【0045】以上のとおり、本実施例の半導体集積回路
装置によれば、外部電源電圧Vccが通常範囲を越えて低
く設定されたとき、内部機能回路2中の電源ノードNvc
c が外部電源電圧Vccに設定されるので、低電源電圧条
件においても内部機能回路2の機能を正常に保つことが
できる。
【0046】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
る。図4において、降圧回路(第1の回路手段)1、内
部機能回路2、位相差検出回路4の機能は、第1の実施
例の半導体集積回路装置と同様である。3は、4個のイ
ンバータi1 〜i4 を非ループ状に縦続接続してなる内
部信号発生回路である。この内部信号発生回路3には、
入力端子INを通して制御信号が与えられる。内部信号
発生回路3及び位相差検出回路4は、第1の実施例の場
合と同様に、3個のPチャネル型MOSトランジスタQ
p7,Qp8,Qpr、及び、抵抗rとともに、本発明の第2
の回路手段を構成する。
【0047】内部信号発生回路3の入力端子INは、本
半導体集積回路装置外部の制御信号(例えばチップイネ
ーブル信号:/CE)と直接接続するか、又は外部制御
信号と同期した内部信号と接続する。初期状態の入力端
子INの電圧レベルをHレベルと仮定すれば、内部信号
発生回路3の2つの出力ノードNa,Nb のうち、ノード
Na の電圧レベルはLレベル、ノードNb の電圧レベル
はHレベルであって、位相差検出回路4のNANDゲー
トG1 の出力はHレベルになっている。入力端子INの
電圧レベルがHレベルからLレベルに遷移すると、ノー
ドNa の電圧レベルはHレベルに遷移するが、ノードN
b の電圧レベルはインバータi2,i3,i4 の順に出力状
態が変化した後Lレベルに遷移するため、この間のNA
NDゲートG1 の2つの入力電圧レベルは両方Hレベル
となり、NANDゲートG1 の出力はLレベルとなっ
て、インバータi5 の出力には内部信号発生回路3の両
出力ノードNa,Nb の遷移時間の差の幅をもつ正の電圧
パルスが発生する。周知のように電源電圧が低くなると
インバータi2,i3,i4 の応答時間が長くなり、前記の
正の電圧パルスの幅は広くなる。第1の実施例で述べた
ように、インバータi5 の出力に現れる正の電圧パルス
の幅が長いとき、NORゲートM1 及びインバータi6
の出力電圧レベルすなわちノードNd,Ne の電圧レベル
はそれぞれL,Hレベルに固定され、内部機能回路2中
の電源ノードNvcc の電圧は外部電源電圧Vccとなる。
【0048】さて、上記第1及び第2の実施例では、内
部機能回路2中の電源ノードNvccの電圧レベルは外部
電源電圧Vccの変動に追従して随時設定されるが、半導
体集積回路装置の種類によっては、この機能は次の問題
を生じることがある。すなわち、例えばダイナミック型
半導体記憶装置では、メモリーセルを構成する容量の絶
縁膜を保護するため、装置内部に降圧回路を備え、降圧
された電圧(一般にはVcc/2)を容量の一端子に供給
し、該容量の他端子に書き込み電圧レベルを与える方式
を用いることが多いが、内部で発生する降圧された電圧
が外部電源電圧Vccの変動に応答して変動すると、書き
込まれたデータの電圧レベルが容量結合によって変動
し、データ破壊を起こすことがある。この問題を解消す
るためには、次の第3〜第6の実施例の構成のうちのい
ずれかを採用する。
【0049】(実施例3)図5は、本発明の第3の実施
例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
り、図6及び図7は、図5の半導体集積回路装置の各ノ
ードにおける電圧波形のタイミング図である。図5の半
導体集積回路装置の1、2、3、4はそれぞれ降圧回路
(第1の回路手段)、内部機能回路、内部信号発生回
路、位相差検出回路であり、各々の機能は第1の実施例
と同様である。ただし、位相差検出回路4のNANDゲ
ートG1 は、3入力となっている。内部信号発生回路3
及び位相差検出回路4は、2個のPチャネル型MOSト
ランジスタQp7,Qp8とともに、本発明の第2の回路手
段を構成する。また、容量C2 、抵抗r,r1 、2個の
インバータi14,i15、Nチャネル型MOSトランジス
タQnr1 、位相差検出回路4中のNANDゲートG1
は、本発明の第3の回路手段を構成する。ノードNh
は、該第3の回路手段中のノードである。
【0050】外部電源電圧Vccの供給が始まると、容量
C2 を通してノードNh の電圧は上昇する。このノード
Nh の電圧がインバータi14の入力Hレベルを越える
と、インバータi14,i15の出力電圧がそれぞれL,H
レベルとなり、Nチャネル型MOSトランジスタQnr1
は導通状態となる。一方、内部信号発生回路3は発振状
態となり、内部機能回路2の電源電圧は、第1の実施例
で述べたように外部電源電圧Vccに応じて、内部電源電
圧VccI 又は外部電源電圧Vccに設定される。
【0051】ノードNh は抵抗r1 を介して接地電圧V
ssに接続されており、図6及び図7に示すように、ノー
ドNh の電圧が次第に低下してインバータi14の入力L
レベルを越えて低い電圧になると、インバータi15の出
力はLレベルとなり、NANDゲートG1 の出力電圧は
Hレベルに固定される。また、抵抗rを介してノードN
e に接続されたNチャネル型MOSトランジスタQnr1
が遮断状態となり、位相差検出回路4の出力状態は、ノ
ードNh がLレベルになった時の状態で固定される。
【0052】つまり、本実施例によれば、インバータi
15の出力電圧レベルは、外部電源電圧Vccの供給開始直
後のみHレベルとなり、位相差検出回路4の出力状態を
決定した後にLレベルとなる。これにより、位相差検出
回路4の出力状態の変更が禁止され、内部機能回路2へ
の電源電圧が固定される。
【0053】(実施例4)図8は、本発明の第4の実施
例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
り、1、2、3、4はそれぞれ降圧回路(第1の回路手
段)、内部機能回路、内部信号発生回路、位相差検出回
路であって、各々の機能は第2の実施例と同様である。
ただし、位相差検出回路4のNANDゲートG1 は、3
入力となっている。内部信号発生回路3及び位相差検出
回路4は、2個のPチャネル型MOSトランジスタQp
7,Qp8とともに、本発明の第2の回路手段を構成す
る。また、容量C2 、抵抗r,r1 、2個のインバータ
i14,i15、Nチャネル型MOSトランジスタQnr1 、
位相差検出回路4中のNANDゲートG1 は、第3の実
施例の場合と同様に、電源投入直後に位相差検出回路4
の出力状態を設定すると、以後外部電源電圧Vccが変動
しても位相差検出回路4の出力状態の変更を禁止するた
めの本発明の第3の回路手段を構成する。ノードNh
は、該第3の回路手段中のノードである。
【0054】以上のとおり、第3又は第4の実施例によ
れば、外部電源電圧Vccの供給が始まったときに、該外
部電源電圧Vccに応じて内部機能回路2への電源電圧供
給経路を設定すると、以後外部電源電圧Vccが変動して
も内部機能回路2への電源電圧供給経路を変更すること
がないので、第1及び第2の実施例の半導体集積回路装
置の前記の問題を解消することができる。
【0055】また、外部電源電圧Vccの供給開始時には
該外部電源電圧Vccが選択されるようにその電圧を低く
設定しておき、位相差検出回路4の出力状態の変更が禁
止された後に外部電源電圧Vccを最大定格電圧程度に引
き上げれば、電圧加速係数を損なうことなく効率の高い
加速試験が実施できる。
【0056】(実施例5)図9は、本発明の第5の実施
例における半導体集積回路装置の回路を示すものであっ
て、1、2、3、4はそれぞれ降圧回路(第1の回路手
段)、内部機能回路、内部信号発生回路、位相差検出回
路であり、各々の機能は第3の実施例と同様である。た
だし、位相差検出回路4のNANDゲートG1 は2入力
であり、内部信号発生回路3のインバータ・ループ中に
Nチャネル型MOSトランジスタQn10 が挿入されてい
る。内部信号発生回路3及び位相差検出回路4は、2個
のPチャネル型MOSトランジスタQp7,Qp8ととも
に、本発明の第2の回路手段を構成する。また、容量C
2 、抵抗r,r1 、2個のインバータi14,i15、Nチ
ャネル型MOSトランジスタQnr1 は、本発明の第4の
回路手段を構成する。
【0057】インバータi15の出力電圧レベルは、外部
電源電圧Vccの供給開始直後のみHレベルとなり、位相
差検出回路4の出力状態を決定した後にLレベルとな
る。これにより、第3の実施例の場合と同様に位相差検
出回路4の出力状態の変更が禁止される。本実施例で
は、インバータi15は、これと同時にNチャネル型MO
SトランジスタQn10 を遮断状態にして内部信号発生回
路3の発振動作を停止させる。
【0058】(実施例6)図10は、本発明の第6の実
施例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
って、1、2、3、4はそれぞれ降圧回路(第1の回路
手段)、内部機能回路、内部信号発生回路、位相差検出
回路であり、各々の機能は第4の実施例と同様である。
ただし、位相差検出回路4のNANDゲートG1 は2入
力であり、内部信号発生回路3と入力端子INとの間に
Nチャネル型MOSトランジスタQn10 が挿入されてい
る。内部信号発生回路3及び位相差検出回路4は、2個
のPチャネル型MOSトランジスタQp7,Qp8ととも
に、本発明の第2の回路手段を構成する。また、容量C
2 、抵抗r1 、2個のインバータi14,i15、Nチャネ
ル型MOSトランジスタQn10 は、第5の実施例の場合
と同様に、電源投入直後に内部信号発生回路3の動作を
停止させかつ位相差検出回路4の出力状態を固定するた
めの本発明の第4の回路手段を構成する。
【0059】第5又は第6の実施例によれば、電源投入
直後に内部信号発生回路3の動作を禁止することによ
り、以後の内部信号発生回路3の消費電力を削減するこ
とができる。
【0060】さて、第5及び第6の実施例の半導体集積
回路装置の電源投入から内部信号発生回路3の動作停止
及び位相差検出回路4の出力状態の変更禁止までの時間
は、容量C2 と抵抗r1 の値の積である時定数で決定さ
れるが、電源電圧の安定までの時間を確保するために
は、C2 の容量値とr1 の抵抗値を大きくする必要があ
る。これを半導体集積回路装置上で実現するためには大
きな面積を必要とするため、チップ面積が増大し、製造
価格が上昇するという問題がある。この問題の解消のた
めには、第7〜第10の実施例の構成のうちのいずれか
を採用する。
【0061】(実施例7)図11は、本発明の第7の実
施例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
って、1、2、3、4はそれぞれ降圧回路(第1の回路
手段)、内部機能回路、内部信号発生回路、位相差検出
回路であり、各々の機能は第5の実施例と同様である。
ただし、抵抗r1 はNチャネル型MOSトランジスタQ
n11 に置き換えられており、そのゲートには発振器5の
出力がインバータi16を通して与えられている。内部信
号発生回路3及び位相差検出回路4は、2個のPチャネ
ル型MOSトランジスタQp7,Qp8とともに、本発明の
第2の回路手段を構成する。また、発振器5、容量C2
、3個のインバータi14,i15,i16、2個のNチャ
ネル型MOSトランジスタQn10,Qn11 は、本発明の第
4の回路手段を構成する。ノードNh は、該第4の回路
手段中のノードである。
【0062】第3の実施例で述べたように、外部電源電
圧Vccの供給が始まるとノードNhの電圧は上昇する。
Nチャネル型MOSトランジスタQn11 のゲートには発
振器5の出力がインバータi16を介して供給されてお
り、Nチャネル型MOSトランジスタQn11 はノードN
h と接地電圧Vssとの間を断続的に接続する。この結
果、ノードNh の電圧レベルは次第に低下する。ノード
Nh の電圧レベルがインバータi14の入力Lレベルより
も低くなると、内部信号発生回路3のインバータ・ルー
プ中に挿入されたNチャネル型MOSトランジスタQn1
0 は遮断状態となり、内部信号発生回路3の発振動作が
停止し、その瞬間に内部機能回路2の電源供給経路が固
定される。
【0063】(実施例8)図12は、本発明の第8の実
施例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
って、1、2、3、4はそれぞれ降圧回路(第1の回路
手段)、内部機能回路、内部信号発生回路、位相差検出
回路であり、各々の機能は第6の実施例と同様である。
ただし、抵抗r1 はNチャネル型MOSトランジスタQ
n11 に置き換えられており、そのゲートには発振器5の
出力がインバータi16を通して与えられている。また、
発振器5の出力は、Nチャネル型MOSトランジスタQ
n10を介して内部信号発生回路3にも供給されている。
内部信号発生回路3及び位相差検出回路4は、2個のP
チャネル型MOSトランジスタQp7,Qp8とともに、本
発明の第2の回路手段を構成する。また、発振器5、容
量C2 、3個のインバータi14,i15,i16、2個のN
チャネル型MOSトランジスタQn10,Qn11 は、本発明
の第4の回路手段を構成する。ノードNh は、該第4の
回路手段中のノードである。
【0064】容量C2 、Nチャネル型MOSトランジス
タQn11 、2個のインバータi14,i15は、第7の実施
例の場合と同様に内部信号発生回路3のインバータ・ル
ープ中に挿入されたNチャネル型MOSトランジスタQ
n10 を外部電源電圧Vccの供給が始まった直後のみ導通
状態とするように、発振器5の出力を内部信号発生回路
3に伝達して、内部機能回路2中の電源ノードNvcc の
電圧レベルを設定する。次に、容量C2 と接地電圧Vss
との間に挿入されたNチャネル型MOSトランジスタQ
n11 が断続的に導通状態となり、ノードNh の電圧レベ
ルが低下して内部信号発生回路3中のNチャネル型MO
SトランジスタQn10 を遮断状態とし、内部機能回路2
の電源電圧供給経路を固定する。
【0065】上記第7及び第8の実施例におけるNチャ
ネル型MOSトランジスタQn11 のゲート幅Wとゲート
長Lとをそれぞれ小さくし、かつゲート幅とゲート長の
比(W/L)を小さくすれば、該Nチャネル型MOSト
ランジスタQn11 の電流駆動能力は小さくなり、小面積
で、ノードNh の電圧レベルがインバータi14の入力L
レベルよりも小さくなるまでの時間を長くすることがで
きる。つまり、第5及び第6の実施例中の抵抗r1 の機
能をNチャネル型MOSトランジスタQn11 に置き換え
ることによって、半導体集積回路装置のチップ面積を削
減できる。
【0066】(実施例9)図13は、本発明の第9の実
施例における半導体集積回路装置の回路を示すものであ
って、第7の実施例における発振器5を入力端子INに
置き換えたものである。
【0067】第7の実施例で述べたように、外部電源電
圧Vccの供給が始まるとノードNhの電圧は上昇する。
Nチャネル型MOSトランジスタQn11 のゲートには入
力端子INの電圧レベル遷移がインバータi16を介して
供給されており、このNチャネル型MOSトランジスタ
Qn11 はノードNh と接地電圧Vssとの間を断続的に接
続する。この結果、ノードNh の電圧レベルは次第に低
下する。ノードNh の電圧レベルがインバータi14の入
力Lレベルよりも低くなると、内部信号発生回路3のイ
ンバータ・ループ中に挿入されたNチャネル型MOSト
ランジスタQn10 は遮断状態となり、内部信号発生手段
3の発振動作が停止し、その瞬間に内部機能回路2の電
源供給経路が固定される。
【0068】(実施例10)図14は、本発明の第10
の実施例における半導体集積回路装置の回路を示すもの
であって、第9の実施例の場合と同様に、外部電源電圧
Vccの供給が始まってから内部機能回路2の電源電圧の
切り替えを禁止するまでの時間を外部制御できるよう
に、第8の実施例における発振器5を入力端子INに置
き換えたものである。
【0069】さて、第3〜第10の実施例では、内部機
能回路2に供給する電源電圧の供給経路を固定するまで
の時間を、電源投入時に容量C2 に蓄えられた電荷量
(容量値が一定であるので電荷量は電圧に比例する。)
と、放電経路(抵抗r1 又はNチャネル型MOSトラン
ジスタQn11 )を介して流れる放電電流とで制約した
が、容量C2 の漏洩電流は温度が上昇すると飛躍的に増
大する。したがって、温度が高いときに内部機能回路2
に供給する電源電圧の供給経路を固定するまでの時間を
位相差検出回路4が出力状態を決定するまでの時間より
長くするためには、容量C2 を充分な大きさにしなけれ
ばならない。そこで、このような温度依存性の大きい容
量C2 を含んだ時定数回路を用いないようにするために
は、次の第11又は第12の実施例の構成を採用する。
【0070】(実施例11)図15は、本発明の第11
の実施例における半導体集積回路装置の回路を示すもの
であって、1、2、3、4はそれぞれ降圧回路(第1の
回路手段)、内部機能回路、内部信号発生回路、位相差
検出回路であり、各々の機能は第5の実施例と同様であ
る。内部信号発生回路3及び位相差検出回路4は、2個
のPチャネル型MOSトランジスタQp7,Qp8とともに
本発明の第2の回路手段を構成する。また、カウンタ
6、抵抗r、インバータi14、2個のNチャネル型MO
SトランジスタQnr1,Qn10 は、本発明の第3の回路手
段を構成する。ただし、カウンタ6は、3個のJKフリ
ップフロップFF1,FF2,FF3 と、3個の容量Ca,C
b,Cc とで構成される。このカウンタ6には、入力端子
IN及びNチャネル型MOSトランジスタQn10 を通し
て、外部制御信号又は該外部制御信号と同期する信号が
与えられる。そして、カウンタ6の出力は、インバータ
i14を介して2個のNチャネル型MOSトランジスタQ
nr1,Qn10 の各々のゲートに供給される。
【0071】電源投入時、3個のJKフリップフロップ
FF1,FF2,FF3 の出力端に各々接続された容量Ca,
Cb,Cc は、各JKフリップフロップの出力電圧レベル
がHレベルになることを防ぐ。このため、各JKフリッ
プフロップFF1,FF2,FF3 の出力電圧レベルは、い
ずれもLレベルになる。
【0072】終段のJKフリップフロップFF3 の出力
電圧Lレベルはインバータi14でHレベルに変換され、
抵抗rを介して位相差検出回路4のノードNe に接続さ
れたNチャネル型MOSトランジスタQnr1 と、入力端
子INに接続されたNチャネル型MOSトランジスタQ
n10 とが導通状態となっている。この後、入力端子IN
に例えば外部制御信号として4回パルス入力が行われる
と、終段のJKフリップフロップFF3 の出力はHレベ
ルとなる。この結果、両Nチャネル型MOSトランジス
タQnr1,Qn10 が遮断状態となり、位相差検出回路4の
出力状態の変更とカウンタ6の入力とが禁止される。
【0073】(実施例12)図16は、本発明の第12
の実施例における半導体集積回路装置の回路を示すもの
であって、1、2、3、4、6はそれぞれ降圧回路(第
1の回路手段)、内部機能回路、内部信号発生回路、位
相差検出回路、カウンタであり、各々の機能は第11の
実施例と同様である。ただし、内部信号発生回路3のイ
ンバータ・ループ中にNチャネル型MOSトランジスタ
Qn10 が挿入されている。内部信号発生回路3及び位相
差検出回路4は、2個のPチャネル型MOSトランジス
タQp7,Qp8とともに本発明の第2の回路手段を構成す
る。また、カウンタ6、インバータi14、Nチャネル型
MOSトランジスタQn10 は、本発明の第4の回路手段
を構成する。ただし、カウンタ6は、n個のJKフリッ
プフロップFF1 ,FF2 ,…,FFn と、n個の容量
Ca,Cb ,…,Cn とで構成される。このカウンタ6に
は、内部信号発生回路3中のインバータi11の入力信号
と同じ信号が入力として与えられる。そして、カウンタ
6の出力は、インバータi14を介して、内部信号発生回
路3のインバータ・ループ中に挿入されたNチャネル型
MOSトランジスタQn10 のゲートに供給される。
【0074】第11の実施例で述べたように、電源投入
時n個のJKフリップフロップFF1 ,FF2 ,…,F
Fn の出力電圧レベルはLレベルとなるので、インバー
タi14の出力電圧レベルはHレベルとなり、内部信号発
生回路3のインバータ・ループ中に挿入されたNチャネ
ル型MOSトランジスタQn10 が導通状態となって内部
信号発生回路3が動作する。この内部信号発生回路3は
2つの出力ノードNa,Nb を通して2つの内部信号を位
相差検出回路4に供給し、位相差検出回路4は内部機能
回路2中の電源ノードNvcc への供給電圧が外部電源電
圧Vccとなるように出力状態が決定される。
【0075】次に、内部信号発生回路3が(n−1)2
回の電圧パルスを発生すると、終段のJKフリップフロ
ップFFn の出力電圧レベルがHレベルとなるので、内
部信号発生回路3中に設けられたNチャネル型MOSト
ランジスタQn10 が遮断状態となる。この結果、内部信
号発生回路3及びカウンタ6の動作がともに停止させら
れ、位相差検出回路4の出力状態の変更が禁止される。
【0076】以上のとおり、第11又は第12の実施例
によれば、位相差検出回路4の出力状態の変更禁止、あ
るいは、位相差検出回路4の出力状態の変更禁止と内部
信号発生回路3の動作停止との双方が、カウンタ6を用
いて実現できる。これにより、電源投入から内部機能回
路2に供給する電源電圧の切り替えを禁止するまでの時
間を、外部制御信号又は温度依存性の小さい内部信号で
容易に設定することができる。なお、第11の実施例に
おいて、入力端子INを第7及び第8の実施例の場合と
同様の発振器に置き換えてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、請求項1〜3
又は請求項14〜17の発明によれば、外部電源電圧が
一定のしきい値を越えて小さくなると該外部電源電圧を
降圧することなく内部機能回路に供給する構成を採用し
たので、外部電源電圧が標準の電圧より低い場合でも内
部機能回路の安定動作を保証することができる。
【0078】また、請求項4又は9の発明によれば、外
部電源電圧の供給が開始されかつ内部機能回路への電源
電圧が選択された後は該選択の変更を禁止する構成を採
用したので、外部電源電圧の供給開始時にこの電圧を低
く設定しておくことにより外部電源電圧を選択させた状
態で電源電圧の切り替えを禁止したうえ、外部電源電圧
を高めることによって、信頼性試験における加速係数を
高めることができ、該試験の高効率化が実現できる。ま
た、電源電圧の切り替えを禁止しておけば、内部機能回
路の電源電圧の変動を抑制することができ、例えばダイ
ナミック型半導体記憶装置において記憶データの破壊を
防止することができる。特に、請求項9の発明によれ
ば、外部電源電圧の供給開始直後に内部信号発生回路手
段の動作を停止させることにより、該内部信号発生回路
手段の以後の消費電力を削減することができる。更に、
請求項5又は10の発明によれば、外部電源電圧の供給
が始まってから内部機能回路への電源電圧の切り替えを
禁止するまでの時間を、入力端子を通して外部制御する
ことができる。
【0079】請求項6又は11の発明によれば、カウン
タによる計数を通して、外部電源電圧の供給が始まって
から内部機能回路への電源電圧の切り替えを禁止するま
での時間の設定を実現できるので、時定数回路を構成す
るための大きな容量が不要となり、容量の温度依存性の
影響を排除することができる。特に請求項8又は13の
発明によれば、発振器とカウンタとの組み合わせによ
り、発振器からの温度依存性の小さいパルス列信号に基
づき、外部電源電圧の供給が始まってから内部機能回路
への電源電圧の切り替えを禁止するまでの時間を設定す
ることができる。また、請求項7又は12の発明によれ
ば、スイッチング素子の断続的なオン・オフを通して時
間設定を実現できるので、時定数回路を構成するための
大きな抵抗が不要となり、チップ面積の縮小と製造コス
トの削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体集積回路
装置の回路図である。
【図2】外部電源電圧が標準電圧から標準に満たない電
圧に下がる時の図1中の各ノードの電圧波形を示すタイ
ミング図である。
【図3】外部電源電圧が標準に満たない電圧から標準電
圧に上がる時の図1中の各ノードの電圧波形を示すタイ
ミング図である。
【図4】本発明の第2の実施例における半導体集積回路
装置の回路図である。
【図5】本発明の第3の実施例における半導体集積回路
装置の回路図である。
【図6】外部電源電圧としてその供給開始時点で標準に
満たない電圧が与えられた時の図5中の各ノードの電圧
波形を示すタイミング図である。
【図7】外部電源電圧としてその供給開始時点で標準電
圧が与えられた時の図5中の各ノードの電圧波形を示す
タイミング図である。
【図8】本発明の第4の実施例における半導体集積回路
装置の回路図である。
【図9】本発明の第5の実施例における半導体集積回路
装置の回路図である。
【図10】本発明の第6の実施例における半導体集積回
路装置の回路図である。
【図11】本発明の第7の実施例における半導体集積回
路装置の回路図である。
【図12】本発明の第8の実施例における半導体集積回
路装置の回路図である。
【図13】本発明の第9の実施例における半導体集積回
路装置の回路図である。
【図14】本発明の第10の実施例における半導体集積
回路装置の回路図である。
【図15】本発明の第11の実施例における半導体集積
回路装置の回路図である。
【図16】本発明の第12の実施例における半導体集積
回路装置の回路図である。
【図17】従来の半導体集積回路装置の回路図である。
【図18】従来の他の半導体集積回路装置の回路図であ
る。
【符号の説明】 1 降圧回路 2 内部機能回路 3 内部信号発生回路 4 位相差検出回路 5 発振器 6 カウンタ Qp1〜Qp8,Qpr Pチャネル型MOSトランジスタ Qn1〜Qn11 ,Qnr1 Nチャネル型MOSトランジス
タ i1 〜i16 インバータ M1 NORゲート G1 NANDゲート C1 ,C2 ,Ca 〜Cn 容量 Ra ,Rb ,r,r1 抵抗 FF1 〜FFn JKフリップフロップ IN 入力端子 Vcc 外部電源電圧 VccI 内部電源電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 M 8427−4M H02J 1/00 304 E 7373−5G

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置外部から供給される電源電圧を降圧
    して得た内部電源電圧を内部機能回路に供給するための
    第1の回路手段と、 装置外部から供給される電源電圧が一定のしきい値を越
    えて小さくなると、前記内部機能回路に供給する電源電
    圧を、前記第1の回路手段からの内部電源電圧から、装
    置外部から供給される電源電圧に切り替えるための第2
    の回路手段とを備えた半導体集積回路装置であって、 前記第2の回路手段は、 装置外部から供給される電源電圧が小さくなるにつれて
    遷移タイミングの時間差が大きくなる複数の内部信号を
    発生するための内部信号発生回路手段と、 前記内部信号発生回路手段からの複数の内部信号の位相
    差に対応する幅のパルスを発生するための回路手段と、
    該パルス幅に応じて複数の出力状態を発生するための回
    路手段とを有する位相差検出回路手段とを備え、 前記位相差検出回路手段の出力状態に応じて前記内部機
    能回路に供給する電源電圧が切り替えられることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記内部信号発生回路手段は、非ループ状に縦続接続さ
    れたインバータ列を有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記内部信号発生回路手段は、ループ状に接続された複
    数のインバータを有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、 装置外部からの電源電圧の供給が開始されかつ前記位相
    差検出回路手段の出力状態が決定された後は、前記内部
    機能回路に供給する電源電圧の切り替えを禁止するよう
    に前記位相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止する
    ための第3の回路手段を更に備えたことを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記第3の回路手段は、装置外部からの電源電圧の供給
    が始まってから前記位相差検出回路手段の出力状態の変
    更を禁止するまでの時間を外部から供給される信号によ
    って制約するための入力端子を有することを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記第3の回路手段は、装置外部からの電源電圧の供給
    が始まってから前記位相差検出回路手段の出力状態の変
    更を禁止するまでの時間を決定するためのカウンタを有
    することを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記第3の回路手段は、 パルス列を生成するための発振器と、 装置外部からの電源電圧の供給が始まってから前記位相
    差検出回路手段の出力状態の変更を禁止するまでの時間
    を決定するように前記発振器からのパルス列に応答して
    オン・オフするスイッチング素子とを有することを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記第3の回路手段は、 パルス列を生成するための発振器と、 装置外部からの電源電圧の供給が始まった後に前記発振
    器から供給されるパルス列を計数するためのカウンタ
    と、 前記カウンタの計数値が所定の値に達した後は、前記内
    部機能回路に供給する電源電圧の切り替えを禁止するよ
    うに前記位相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止す
    るための回路手段とを有することを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、 装置外部からの電源電圧の供給が開始されかつ前記位相
    差検出回路手段の出力状態が決定された後は、前記内部
    機能回路に供給する電源電圧の切り替えを禁止するよう
    に前記位相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止し、
    かつ前記内部信号発生回路手段の動作を停止させるため
    の第4の回路手段を更に備えたことを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体集積回路装置に
    おいて、 前記第4の回路手段は、装置外部からの電源電圧の供給
    が始まってから前記位相差検出回路手段の出力状態の変
    更を禁止しかつ前記内部信号発生回路手段の動作を停止
    させるまでの時間を外部から供給される信号によって制
    約するための入力端子を有することを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の半導体集積回路装置に
    おいて、 前記第4の回路手段は、装置外部からの電源電圧の供給
    が始まってから前記位相差検出回路手段の出力状態の変
    更を禁止しかつ前記内部信号発生回路手段の動作を停止
    させるまでの時間を決定するためのカウンタを有するこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の半導体集積回路装置に
    おいて、 前記第4の回路手段は、 パルス列を生成するための発振器と、 装置外部からの電源電圧の供給が始まってから前記位相
    差検出回路手段の出力状態の変更を禁止しかつ前記内部
    信号発生回路手段の動作を停止させるまでの時間を決定
    するように前記発振器からのパルス列に応答してオン・
    オフするスイッチング素子とを有することを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の半導体集積回路装置に
    おいて、 前記第4の回路手段は、 パルス列を生成するための発振器と、 装置外部からの電源電圧の供給が始まった後に前記発振
    器から供給されるパルス列を計数するためのカウンタ
    と、 前記カウンタの計数値が所定の値に達した後は、前記内
    部機能回路に供給する電源電圧の切り替えを禁止するよ
    うに前記位相差検出回路手段の出力状態の変更を禁止
    し、かつ前記内部信号発生回路手段の動作を停止させる
    ための回路手段とを有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  14. 【請求項14】 装置外部から供給される電源電圧を降
    圧して得た内部電源電圧を内部機能回路に供給するため
    の第1の回路手段と、 装置外部から供給される電源電圧が一定のしきい値を越
    えて小さくなると、前記内部機能回路に供給する電源電
    圧を、前記第1の回路手段からの内部電源電圧から、装
    置外部から供給される電源電圧に切り替えるための第2
    の回路手段と、 装置外部からの電源電圧の供給が開始されかつ前記内部
    機能回路に供給する電源電圧が決定された後は、前記第
    2の回路手段による内部機能回路への電源電圧の切り替
    えを禁止するための第3の回路手段とを備えたことを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    において、 前記第2の回路手段は、 装置外部から供給される電源電圧が小さくなるにつれて
    遷移タイミングの時間差が大きくなる複数の内部信号を
    発生するための内部信号発生回路手段と、 前記内部信号発生回路手段からの複数の内部信号の位相
    差に対応する幅のパルスを発生するための回路手段と、
    該パルス幅に応じて複数の出力状態を発生するための回
    路手段とを有する位相差検出回路手段とを備え、 前記位相差検出回路手段の出力状態に応じて前記内部機
    能回路に供給する電源電圧が切り替えられることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    において、 前記内部信号発生回路手段は、非ループ状に縦続接続さ
    れたインバータ列を有することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    において、 前記内部信号発生回路手段は、ループ状に接続された複
    数のインバータを有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
JP4197089A 1992-07-23 1992-07-23 半導体集積回路装置 Withdrawn JPH0645905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197089A JPH0645905A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197089A JPH0645905A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 半導体集積回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0645905A true JPH0645905A (ja) 1994-02-18

Family

ID=16368547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4197089A Withdrawn JPH0645905A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645905A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226703A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Renesas Electronics Corp レベルシフト回路及びこれを備えたスイッチ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226703A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Renesas Electronics Corp レベルシフト回路及びこれを備えたスイッチ回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100285184B1 (ko) 승압 회로 및 반도체 기억 장치
US5347170A (en) Semiconductor integrated circuit having a voltage stepdown mechanism
JP3752107B2 (ja) 集積回路用パワーオンリセット回路
US4983857A (en) Power-up reset circuit
US20050140405A1 (en) Power-up circuit semiconductor memory device
US20060103437A1 (en) Power-on reset circuit
KR100302589B1 (ko) 기준전압발생기의스타트업회로
JP3071600B2 (ja) 半導体記憶装置
US6961270B2 (en) Power-up circuit in semiconductor memory device
JPH0554650A (ja) 半導体集積回路
KR100638998B1 (ko) 반도체회로
EP0155113A2 (en) Voltage level detection circuit
US5463335A (en) Power up detection circuits
JPH0645905A (ja) 半導体集積回路装置
EP0403047A2 (en) A frequency divider circuit
JP2002111466A (ja) 半導体集積回路
KR910003604B1 (ko) 차아지업 및 디스차아지 회로를 이용한 기준전압 발생회로
KR0126254B1 (ko) 반도체 메모리 장치의 데이터 입력 버퍼
KR100223501B1 (ko) 반도체 집적 회로
JP2002015599A (ja) 半導体記憶装置
KR100458473B1 (ko) 파워 온 리셋 회로
KR100258362B1 (ko) 반도체 소자의 기준전압 발생장치
JPH10145215A (ja) 半導体回路
JPH02168500A (ja) 半導体記憶装置
JP2817550B2 (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005