JPH0645802A - バンドパスフィルタ特性調整方式 - Google Patents
バンドパスフィルタ特性調整方式Info
- Publication number
- JPH0645802A JPH0645802A JP10263192A JP10263192A JPH0645802A JP H0645802 A JPH0645802 A JP H0645802A JP 10263192 A JP10263192 A JP 10263192A JP 10263192 A JP10263192 A JP 10263192A JP H0645802 A JPH0645802 A JP H0645802A
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- Japan
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- characteristic
- filter
- frequency
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】誘電体共振器を用いたバンドパスフィルタのリ
ターンロス波形の論理値と実測値との誤差量を小さくす
るように自動調整を行う。 【構成】ネットワークアナライザ4でリターンロスcの
周波数−レベル特性の二次元データ信号dを発生し、マ
イクロコンピュータ5に取り込まれる。マイクロコンピ
ュータ5は、誤差量の算出後、ビスの選択を行い機構制
御部6にどのビスをどれだけ回転させるかを指令する。
機構制御部6の制御により、機構部7はDRフィルタ3
の調整ビスを回転させる。
ターンロス波形の論理値と実測値との誤差量を小さくす
るように自動調整を行う。 【構成】ネットワークアナライザ4でリターンロスcの
周波数−レベル特性の二次元データ信号dを発生し、マ
イクロコンピュータ5に取り込まれる。マイクロコンピ
ュータ5は、誤差量の算出後、ビスの選択を行い機構制
御部6にどのビスをどれだけ回転させるかを指令する。
機構制御部6の制御により、機構部7はDRフィルタ3
の調整ビスを回転させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバンドパスフィルタ特性
調整方式、特に、誘電体共振器を用いたバンドパスフィ
ルタ(以下:DRフィルタと記す)特性調整方式に関す
る。
調整方式、特に、誘電体共振器を用いたバンドパスフィ
ルタ(以下:DRフィルタと記す)特性調整方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のDRフィルタの特性調整方式は、
DRフィルタにマイクロ波を入力しリターンロス波形の
周波数−レベル特性を測定する。
DRフィルタにマイクロ波を入力しリターンロス波形の
周波数−レベル特性を測定する。
【0003】図5は従来のDRフィルタのリターンロス
周波数−レベル特性調整ブロック図である。スイープオ
シレータ1で入力マイクロ波aが発生し、方向性ブリッ
ジ2を通過し、DRフィルタ3に入力される。DRフィ
ルタ3から通過マイクロ波bが出力され、ネットワーク
アナライザ4に入力される。一方入力マイクロ波aの一
部はリターンロスcとなり方向性ブリッジ2を通過し、
ネットワークアナライザ4に入力される。ネットワーク
アナライザ4でリターンロスcの周波数−レベル特性が
ネットワークアナライザ4の画面上に表示される。人間
はネットワークアナライザ4の画面上に表示されたリタ
ーンロスcの周波数−レベル特性を見て感覚的に波形を
判断し、調整ビスを回転し、定められた規格内に入るよ
うに調整を行なっている。
周波数−レベル特性調整ブロック図である。スイープオ
シレータ1で入力マイクロ波aが発生し、方向性ブリッ
ジ2を通過し、DRフィルタ3に入力される。DRフィ
ルタ3から通過マイクロ波bが出力され、ネットワーク
アナライザ4に入力される。一方入力マイクロ波aの一
部はリターンロスcとなり方向性ブリッジ2を通過し、
ネットワークアナライザ4に入力される。ネットワーク
アナライザ4でリターンロスcの周波数−レベル特性が
ネットワークアナライザ4の画面上に表示される。人間
はネットワークアナライザ4の画面上に表示されたリタ
ーンロスcの周波数−レベル特性を見て感覚的に波形を
判断し、調整ビスを回転し、定められた規格内に入るよ
うに調整を行なっている。
【0004】図6に得られた周波数−レベル特性データ
を示す。縦軸はリターンロスゲイン(dB)、横軸は周
波数(Hz)である。
を示す。縦軸はリターンロスゲイン(dB)、横軸は周
波数(Hz)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のDRフ
ィルタ特性調整方式は、周波数−レベル特性データに対
し熟練作業者が感覚的に波形を判断し、ある定められた
規格になるように調整を行っていた。このように人間の
判断によって調整を行う場合、多大な労力が必要であ
り、さらに調整工程に慣れるまで時間を要するという欠
点があった。
ィルタ特性調整方式は、周波数−レベル特性データに対
し熟練作業者が感覚的に波形を判断し、ある定められた
規格になるように調整を行っていた。このように人間の
判断によって調整を行う場合、多大な労力が必要であ
り、さらに調整工程に慣れるまで時間を要するという欠
点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のDRフィルタ特
性調整方式は、(A)誘電体共振器を用いたバンドパス
フィルタにマイクロ波を供給し、特性波形の一つである
リターンロス周波数−レベル特性を測定する手段、
(B)前記リターンロス周波数−レベル特性と理論特性
との誤差量を求め、前記誤差量を最小にするように調整
ビスを選択し、回転させ自動調整する手段、とを含んで
構成される。
性調整方式は、(A)誘電体共振器を用いたバンドパス
フィルタにマイクロ波を供給し、特性波形の一つである
リターンロス周波数−レベル特性を測定する手段、
(B)前記リターンロス周波数−レベル特性と理論特性
との誤差量を求め、前記誤差量を最小にするように調整
ビスを選択し、回転させ自動調整する手段、とを含んで
構成される。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。スイープオシレータ1で入力マイクロ波aが発
生し、方向性ブリッジ2を通過し、DRフィルタ3に入
力される。DRフィルタ3から出力マイクロ波bが出力
され、ネットワークアナライザ4に入力される。一方入
力マイクロ波aの一部はリターンロスcとなり方向性ブ
リッジ2を通過し、ネットワークアナライザ4に入力さ
れる。ネットワークアナライザ4でリターンロスcの周
波数−レベル特性の二次元データ信号dを発生し、マイ
クロコンピュータ5に取り込まれる。マイクロコンピュ
ータ5は、誤差量の算出後、ビスの選択を行い機構制御
部6にどのビスをどれだけ回転させるかを指令する。機
構制御部6の制御により、機構部7はDRフィルタ3の
調整ビスを回転させる。
である。スイープオシレータ1で入力マイクロ波aが発
生し、方向性ブリッジ2を通過し、DRフィルタ3に入
力される。DRフィルタ3から出力マイクロ波bが出力
され、ネットワークアナライザ4に入力される。一方入
力マイクロ波aの一部はリターンロスcとなり方向性ブ
リッジ2を通過し、ネットワークアナライザ4に入力さ
れる。ネットワークアナライザ4でリターンロスcの周
波数−レベル特性の二次元データ信号dを発生し、マイ
クロコンピュータ5に取り込まれる。マイクロコンピュ
ータ5は、誤差量の算出後、ビスの選択を行い機構制御
部6にどのビスをどれだけ回転させるかを指令する。機
構制御部6の制御により、機構部7はDRフィルタ3の
調整ビスを回転させる。
【0009】次に本実施例の動作について説明する。
【0010】図2はリターンロス周波数−レベル特性図
で、誤差量算出の方法を示す。実線の波形が実測値、点
線の波形が等価回路から得られる論理値である。今、周
波数軸をx軸、リターンロスゲイン軸をy軸とし、x軸
をn等分するようなサンプリング点を考える。x=xa
のときの論理値と実測値の座標をそれぞれ2点A
(xa 、yb )、B(xa 、yb )とし、このときの2
点間の距離は
で、誤差量算出の方法を示す。実線の波形が実測値、点
線の波形が等価回路から得られる論理値である。今、周
波数軸をx軸、リターンロスゲイン軸をy軸とし、x軸
をn等分するようなサンプリング点を考える。x=xa
のときの論理値と実測値の座標をそれぞれ2点A
(xa 、yb )、B(xa 、yb )とし、このときの2
点間の距離は
【0011】
【0012】で表される。サンプリング点xをx0 〜x
n までのn点とし、それぞれの論理値と実測値の座標間
の距離を加えて入ったものを誤差量とすると次式で表さ
れる。
n までのn点とし、それぞれの論理値と実測値の座標間
の距離を加えて入ったものを誤差量とすると次式で表さ
れる。
【0013】
【0014】図3は自動調整の動作フロー図である。手
段P1で二次元データの入力を行い、手段P2で図2で
説明した誤差量の算出を行う。手段P3でビスの選択を
行い、手段P4でビスの回転を行う。手段P4でビスの
回転が行われると、リターンロス波形に変化が生じ回転
が行われると、リターンロス波形に変化が生じ再び手段
P1で二次元データの入力を行い手段P1〜P4の一連
の動作を繰り返す。
段P1で二次元データの入力を行い、手段P2で図2で
説明した誤差量の算出を行う。手段P3でビスの選択を
行い、手段P4でビスの回転を行う。手段P4でビスの
回転が行われると、リターンロス波形に変化が生じ回転
が行われると、リターンロス波形に変化が生じ再び手段
P1で二次元データの入力を行い手段P1〜P4の一連
の動作を繰り返す。
【0015】図4は図3の手段P3の詳細な動作フロー
図である。手段P5で誤差量の読み込みを行い、手段P
6で誤差量が規定値以下か否か判定する。誤差量が規定
値以下の場合(Y)は手段P18とし、繰り返し動作を
中止し調整を終了する。誤差量が規定値以上の場合
(N)手段P7で、flag=1かどうかの判定を行
う。このflagの値は初期値としてflag=0をも
ち、手段P14,手段P17で変更されビスの移動判定
に使用している。手段P7でflag=1でない場合
(N)は手段P8で誤差量が同じビスをx回入れても変
化しないかを判定し、変化した場合(N)は手段P9
へ、変化しない場合(Y)は手段P15へ行く。
図である。手段P5で誤差量の読み込みを行い、手段P
6で誤差量が規定値以下か否か判定する。誤差量が規定
値以下の場合(Y)は手段P18とし、繰り返し動作を
中止し調整を終了する。誤差量が規定値以上の場合
(N)手段P7で、flag=1かどうかの判定を行
う。このflagの値は初期値としてflag=0をも
ち、手段P14,手段P17で変更されビスの移動判定
に使用している。手段P7でflag=1でない場合
(N)は手段P8で誤差量が同じビスをx回入れても変
化しないかを判定し、変化した場合(N)は手段P9
へ、変化しない場合(Y)は手段P15へ行く。
【0016】手段P9では誤差量が前回の値よりも下が
っているか判定し下がっている場合(Y)は手段P10
ビスの移動なしで、手段P11でビスを1STEP入れ
る。その後手段P12で今回の誤差量を保存する。手段
P9で誤差量が上がっている場合は手段P13で前回入
れたビスを1STEPもどし手段P14でflag=1
に設定し、手段P12で今回の誤差量を保存する。ま
た、手段P15で次のビスへ移動した後手段P16でビ
スを1STEP入れて手段P17でflag=0に設定
し、手段P12で今回の誤差量を保存する。
っているか判定し下がっている場合(Y)は手段P10
ビスの移動なしで、手段P11でビスを1STEP入れ
る。その後手段P12で今回の誤差量を保存する。手段
P9で誤差量が上がっている場合は手段P13で前回入
れたビスを1STEPもどし手段P14でflag=1
に設定し、手段P12で今回の誤差量を保存する。ま
た、手段P15で次のビスへ移動した後手段P16でビ
スを1STEP入れて手段P17でflag=0に設定
し、手段P12で今回の誤差量を保存する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のDRフィル
タの特性調整方式は周波数−レベル特性から特性の良否
を熟練作業者が判断する代わりにマイクロコンピュータ
が、DRフィルタの一特性である周波数−レベル特性の
サンプリング点における理論値と実測値との誤差量を算
出し、自動でDRフィルタの調整が行えるという効果が
ある。
タの特性調整方式は周波数−レベル特性から特性の良否
を熟練作業者が判断する代わりにマイクロコンピュータ
が、DRフィルタの一特性である周波数−レベル特性の
サンプリング点における理論値と実測値との誤差量を算
出し、自動でDRフィルタの調整が行えるという効果が
ある。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すリターンロス周波数−
レベル特性図である。
レベル特性図である。
【図3】本発明の一実施例を示す動作フロー図である。
【図4】図3に示す手段P4の詳細な動作フロー図であ
る。
る。
【図5】従来の一例を示すブロック図である。
【図6】従来の一例を示すリターンロス周波数−レベル
特性図である。
特性図である。
1 スイープオシレータ 2 方向性ブリッジ 3 DRフィルタ 4 ネットワークアナライザ 5 マイクロコンピュータ 6 機構制御部 7 機構部 a 入力マイクロ波 b 出力マイクロ波 c リターンロス d 二次元データ信号
Claims (1)
- 【請求項1】(A)誘電体共振器を用いたバンドパスフ
ィルタにマイクロ波を供給し、特性波形の一つであるリ
ターンロス周波数−レベル特性を測定する手段、 (B)前記リターンロス周波数−レベル特性と理論特性
との誤差量を求め、前記誤差量を最小にするように調整
ビスを選択し、回転させ自動調整する手段、 とを含むことを特徴とするバンドパスフィルタ特性調整
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10263192A JPH0645802A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | バンドパスフィルタ特性調整方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10263192A JPH0645802A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | バンドパスフィルタ特性調整方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645802A true JPH0645802A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=14332592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10263192A Pending JPH0645802A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | バンドパスフィルタ特性調整方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645802A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522224B2 (en) | 2000-08-10 | 2003-02-18 | Murata Manufacturing Co. Ltd | Method for adjusting characteristics of a dielectric filter |
US6758882B2 (en) | 2000-08-31 | 2004-07-06 | Jfe Steel Corporation | Alloyed steel powder for powder metallurgy |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP10263192A patent/JPH0645802A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522224B2 (en) | 2000-08-10 | 2003-02-18 | Murata Manufacturing Co. Ltd | Method for adjusting characteristics of a dielectric filter |
US6758882B2 (en) | 2000-08-31 | 2004-07-06 | Jfe Steel Corporation | Alloyed steel powder for powder metallurgy |
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