JPH0645794A - 電子部品吸着ノズルの位置ずれ検出装置及び検出方法 - Google Patents
電子部品吸着ノズルの位置ずれ検出装置及び検出方法Info
- Publication number
- JPH0645794A JPH0645794A JP4195087A JP19508792A JPH0645794A JP H0645794 A JPH0645794 A JP H0645794A JP 4195087 A JP4195087 A JP 4195087A JP 19508792 A JP19508792 A JP 19508792A JP H0645794 A JPH0645794 A JP H0645794A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- camera
- head
- electronic component
- mover
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動テーブルに一体的に組み付けられたカメ
ラとノズルのセンターの位置関係の変動を検出できる電
子部品吸着ノズルの位置ずれ検出装置及び検出方法。 【構成】 移動テーブル1を駆動してヘッド4を可動子
32の上方に位置させてノズル6を可動子32の嵌入孔
33に嵌入させた後、カメラ3により嵌入孔33を観察
してその位置を検出することにより、カメラ3とノズル
5のXY方向の距離を検知する。
ラとノズルのセンターの位置関係の変動を検出できる電
子部品吸着ノズルの位置ずれ検出装置及び検出方法。 【構成】 移動テーブル1を駆動してヘッド4を可動子
32の上方に位置させてノズル6を可動子32の嵌入孔
33に嵌入させた後、カメラ3により嵌入孔33を観察
してその位置を検出することにより、カメラ3とノズル
5のXY方向の距離を検知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品吸着ノズルの位
置ずれ検出装置及び検出方法に係り、詳しくは、移動テ
ーブルに電子部品吸着ノズルを備えたヘッドとカメラを
一体的に組み付けて、電子部品を基板の所定の座標位置
に搭載する電子部品実装装置における電子部品吸着ノズ
ルの位置ずれ検出装置及び検出方法に関する。
置ずれ検出装置及び検出方法に係り、詳しくは、移動テ
ーブルに電子部品吸着ノズルを備えたヘッドとカメラを
一体的に組み付けて、電子部品を基板の所定の座標位置
に搭載する電子部品実装装置における電子部品吸着ノズ
ルの位置ずれ検出装置及び検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品を基板に移送搭載する電子部品
実装装置として、例えば特開平2−36599号公報に
開示されたものが広く実施されている。
実装装置として、例えば特開平2−36599号公報に
開示されたものが広く実施されている。
【0003】この種電子部品実装装置では、電子部品を
ノズルに真空吸着して基板に搭載するヘッドと、基板上
の電極や位置基準マークなどの位置を検出するカメラは
同一の移動テーブルに一体的に組み付けられており、カ
メラの光軸とノズルのセンターのX方向及びY方向の相
対的な距離は、オフセット距離として予め制御用コンピ
ュータのメモリに登録されている。このオフセット距離
は、ヘッドやカメラを移動テーブルに組み付けた後、計
測手段により光軸やノズルセンターの位置を計測して求
められる。
ノズルに真空吸着して基板に搭載するヘッドと、基板上
の電極や位置基準マークなどの位置を検出するカメラは
同一の移動テーブルに一体的に組み付けられており、カ
メラの光軸とノズルのセンターのX方向及びY方向の相
対的な距離は、オフセット距離として予め制御用コンピ
ュータのメモリに登録されている。このオフセット距離
は、ヘッドやカメラを移動テーブルに組み付けた後、計
測手段により光軸やノズルセンターの位置を計測して求
められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら長時間装
置を運転する間に、部品の熱膨張やがたの発生などのた
めに、ノズルのセンターとカメラの光軸の距離が変動
し、電子部品を基板に搭載する精度が次第に悪くなると
いう問題点があった。
置を運転する間に、部品の熱膨張やがたの発生などのた
めに、ノズルのセンターとカメラの光軸の距離が変動
し、電子部品を基板に搭載する精度が次第に悪くなると
いう問題点があった。
【0005】したがって本発明は、ノズルとカメラの位
置関係を簡単正確に求めることができる電子部品吸着ノ
ズルの位置ずれ検出装置及び検出方法を提供することを
目的とする。
置関係を簡単正確に求めることができる電子部品吸着ノ
ズルの位置ずれ検出装置及び検出方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、ヘ
ッド及びカメラの移動路の下方に配設された台座にXY
方向にスライド自在な可動子載置している。そしてこの
可動子にヘッドのノズルが嵌入する嵌入孔を形成したも
のである。
ッド及びカメラの移動路の下方に配設された台座にXY
方向にスライド自在な可動子載置している。そしてこの
可動子にヘッドのノズルが嵌入する嵌入孔を形成したも
のである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、ヘッドを可動子の上方に位
置させて、ノズルを可動子の嵌入孔に嵌入させた後、カ
メラにより嵌入孔の位置を検出することにより、カメラ
とノズルのXY方向の相対的な距離を求めることができ
る。
置させて、ノズルを可動子の嵌入孔に嵌入させた後、カ
メラにより嵌入孔の位置を検出することにより、カメラ
とノズルのXY方向の相対的な距離を求めることができ
る。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0009】図1は電子部品実装装置の斜視図である。
1は移動テーブルであり、互いに直交するXテーブル1
AとYテーブル1Bから成っている。Yテーブル1Bの
先端部には、カメラ3とヘッド4が一体的に組み付けら
れている。7はカメラ3に一体的に装着されたリング状
の光源である(図2も参照)。ヘッド4は電子部品10
を真空吸着するノズル5を有している。
1は移動テーブルであり、互いに直交するXテーブル1
AとYテーブル1Bから成っている。Yテーブル1Bの
先端部には、カメラ3とヘッド4が一体的に組み付けら
れている。7はカメラ3に一体的に装着されたリング状
の光源である(図2も参照)。ヘッド4は電子部品10
を真空吸着するノズル5を有している。
【0010】基板搬送用コンベヤ11の途中には、基板
13をクランプして位置決めするクランパ12が設けら
れている。コンベヤ11の一方の側部にはテーブル14
が設置されており、このテーブル14上には、電子部品
10が収納されたトレイ15と、電子部品10の位置ず
れを検出する観察装置16が設けられている。この観察
装置16は、電子部品10が載置されるステージ17
と、このステージ17上に載置された電子部品10を観
察するカメラ18から成っている。カメラ3は、基板1
3の隅部に形成された位置規準マークA,Bを観察する
ことにより基板13の位置を検出し、また電極19を観
察することにより電子部品10の搭載位置を検出する。
13をクランプして位置決めするクランパ12が設けら
れている。コンベヤ11の一方の側部にはテーブル14
が設置されており、このテーブル14上には、電子部品
10が収納されたトレイ15と、電子部品10の位置ず
れを検出する観察装置16が設けられている。この観察
装置16は、電子部品10が載置されるステージ17
と、このステージ17上に載置された電子部品10を観
察するカメラ18から成っている。カメラ3は、基板1
3の隅部に形成された位置規準マークA,Bを観察する
ことにより基板13の位置を検出し、また電極19を観
察することにより電子部品10の搭載位置を検出する。
【0011】コンベヤ11の他方の側部には第2のテー
ブル21が設置されている。このテーブル21上には、
ノズルストッカ22が設けられている。このノズルスト
ッカ22には、複数種のノズル5と、ノズル5とほぼ同
様の形状を有する治具ノズル6が収納されている。電子
部品10の品種に応じてノズル5を交換するために、ヘ
ッド4はノズルストッカ22の上方へ到来し、そこでノ
ズル5が上下動することにより、ノズル5の自動交換が
行われる。
ブル21が設置されている。このテーブル21上には、
ノズルストッカ22が設けられている。このノズルスト
ッカ22には、複数種のノズル5と、ノズル5とほぼ同
様の形状を有する治具ノズル6が収納されている。電子
部品10の品種に応じてノズル5を交換するために、ヘ
ッド4はノズルストッカ22の上方へ到来し、そこでノ
ズル5が上下動することにより、ノズル5の自動交換が
行われる。
【0012】またテーブル21の側部には、ノズル5の
位置ずれ検出装置30が設けられている。図3はこの位
置ずれ検出装置30の断面図、図5は平面図である。3
1はテーブル21上に設置された有底箱形の台座であ
り、その内部には円板形の可動子32がXY方向にスラ
イド自在に載置されている。この可動子32の上面中央
には、ノズル5の下端部が嵌入する嵌入孔33が形成さ
れている。図2に示すように、ノズル5の下端部5aは
一般に先細テーパ状となっており、したがってこの嵌入
孔33は下端部5aが合致するようにすりばち状に穿孔
されている。
位置ずれ検出装置30が設けられている。図3はこの位
置ずれ検出装置30の断面図、図5は平面図である。3
1はテーブル21上に設置された有底箱形の台座であ
り、その内部には円板形の可動子32がXY方向にスラ
イド自在に載置されている。この可動子32の上面中央
には、ノズル5の下端部が嵌入する嵌入孔33が形成さ
れている。図2に示すように、ノズル5の下端部5aは
一般に先細テーパ状となっており、したがってこの嵌入
孔33は下端部5aが合致するようにすりばち状に穿孔
されている。
【0013】台座31の底部には孔部34が開孔されて
おり、この孔部34には接続具35によりチューブ36
が接続されている。このチューブ36は可動子32の固
定手段としての空気の吸引装置37に接続されており、
その途中にはオンオフ切替バルブ38が設けられてい
る。常時は、可動子32は台座31の底面上をスライド
自在であるが、チューブ36を通して真空吸引すると可
動子32は台座31の底面上に吸着されて固定され、真
空吸引状態を解除すると再びスライド自在となる。
おり、この孔部34には接続具35によりチューブ36
が接続されている。このチューブ36は可動子32の固
定手段としての空気の吸引装置37に接続されており、
その途中にはオンオフ切替バルブ38が設けられてい
る。常時は、可動子32は台座31の底面上をスライド
自在であるが、チューブ36を通して真空吸引すると可
動子32は台座31の底面上に吸着されて固定され、真
空吸引状態を解除すると再びスライド自在となる。
【0014】上述のように、ヘッド4のノズル5は交換
自在であり、図3に示すようにヘッド4には治具ノズル
6も装着することができる。この治具ノズル6の外形は
ノズル5の外形とほぼ同形であって、先細テーパ状の下
端部6aを有しており、治具ノズル6を下降させると、
その下端部6aは嵌入孔33に嵌入する。
自在であり、図3に示すようにヘッド4には治具ノズル
6も装着することができる。この治具ノズル6の外形は
ノズル5の外形とほぼ同形であって、先細テーパ状の下
端部6aを有しており、治具ノズル6を下降させると、
その下端部6aは嵌入孔33に嵌入する。
【0015】この電子部品実装装置は上記のような構成
より成り、次に動作の説明を行う。図1において、電子
部品10を基板13に搭載するのに先立ち、移動テーブ
ル1を駆動して、カメラ3を基板13の上方へ移動さ
せ、位置規準マークA,Bを検出することにより、基板
13の位置が予め検出される。
より成り、次に動作の説明を行う。図1において、電子
部品10を基板13に搭載するのに先立ち、移動テーブ
ル1を駆動して、カメラ3を基板13の上方へ移動さ
せ、位置規準マークA,Bを検出することにより、基板
13の位置が予め検出される。
【0016】さて、移動テーブル1が駆動することによ
り、ヘッド4はトレイ15の上方へ移動し、そこでノズ
ル5が上下動することにより、トレイ15内の電子部品
10を真空吸着してピックアップする。次にヘッド4は
ステージ17の上方へ移動し、そこで電子部品10のX
Yθ方向の位置ずれなどをカメラ18で検出する。次に
ノズル5はステージ17上の電子部品10を再度ピック
アップし、ヘッド4は基板13の上方へ移動して、そこ
でノズル5が上下動することにより、電子部品10は所
定の座標位置に搭載される。ここでカメラ18で検出さ
れたXYθ方向の位置ずれのうち、X方向及びY方向の
位置ずれは、Xテーブル1AとYテーブル1Bの駆動に
よるヘッド4のX方向とY方向の移動ストロークを加減
することにより補正し、θ方向(回転方向)の位置ずれ
は、ノズル5をヘッド4に内蔵されたモータ(図示せ
ず)でθ回転させることにより補正する。
り、ヘッド4はトレイ15の上方へ移動し、そこでノズ
ル5が上下動することにより、トレイ15内の電子部品
10を真空吸着してピックアップする。次にヘッド4は
ステージ17の上方へ移動し、そこで電子部品10のX
Yθ方向の位置ずれなどをカメラ18で検出する。次に
ノズル5はステージ17上の電子部品10を再度ピック
アップし、ヘッド4は基板13の上方へ移動して、そこ
でノズル5が上下動することにより、電子部品10は所
定の座標位置に搭載される。ここでカメラ18で検出さ
れたXYθ方向の位置ずれのうち、X方向及びY方向の
位置ずれは、Xテーブル1AとYテーブル1Bの駆動に
よるヘッド4のX方向とY方向の移動ストロークを加減
することにより補正し、θ方向(回転方向)の位置ずれ
は、ノズル5をヘッド4に内蔵されたモータ(図示せ
ず)でθ回転させることにより補正する。
【0017】さて、図2において、カメラ3の光軸Z1
と、ノズル5のセンターZ2のXY方向の距離が変動す
ると、従来の技術の項で述べたように、電子部品10の
基板13への搭載位置に狂いを生じる。そこで本装置で
は、次のようにしてカメラ3の光軸Z1とノズル5のセ
ンターZ2の位置関係に変動がないかどうかを検査す
る。
と、ノズル5のセンターZ2のXY方向の距離が変動す
ると、従来の技術の項で述べたように、電子部品10の
基板13への搭載位置に狂いを生じる。そこで本装置で
は、次のようにしてカメラ3の光軸Z1とノズル5のセ
ンターZ2の位置関係に変動がないかどうかを検査す
る。
【0018】すなわち、ヘッド4をノズルストッカ22
の上方へ移動させて、ノズル5に替えて治具ノズル6を
ヘッド4に装着する。次に移動テーブル1を駆動して図
3に示すように、ヘッド4を可動子32の直上に位置さ
せ、そこで治具ノズル6を下降させてその下端部6aを
嵌入孔33に嵌入させる。すると可動子32は、治具ノ
ズル6の下端部6aにならうように台座31上をスライ
ドする(図3鎖線参照)。そこでバルブ38を開いて可
動子32を下方から真空吸引し、可動子32を台座31
上に固定させた後、治具ノズル6を上昇させて嵌入孔3
3から脱出させる。
の上方へ移動させて、ノズル5に替えて治具ノズル6を
ヘッド4に装着する。次に移動テーブル1を駆動して図
3に示すように、ヘッド4を可動子32の直上に位置さ
せ、そこで治具ノズル6を下降させてその下端部6aを
嵌入孔33に嵌入させる。すると可動子32は、治具ノ
ズル6の下端部6aにならうように台座31上をスライ
ドする(図3鎖線参照)。そこでバルブ38を開いて可
動子32を下方から真空吸引し、可動子32を台座31
上に固定させた後、治具ノズル6を上昇させて嵌入孔3
3から脱出させる。
【0019】次に移動テーブル1を駆動して、カメラ3
を可動子32の直上へ移動させ、光源7を点灯して可動
子32を上方から観察する(図4参照)。このとき、移
動テーブル1の移動距離は、カメラ3とノズル6のオフ
セット距離に等しい。すると、可動子32の上面32A
に照射された光L1は真上に反射されてカメラ3に入射
するので、この上面32Aは明るく観察されるが、嵌入
孔33の斜面に入射した光L2は斜上方へ反射されてカ
メラ3に入射しないので黒く観察される。
を可動子32の直上へ移動させ、光源7を点灯して可動
子32を上方から観察する(図4参照)。このとき、移
動テーブル1の移動距離は、カメラ3とノズル6のオフ
セット距離に等しい。すると、可動子32の上面32A
に照射された光L1は真上に反射されてカメラ3に入射
するので、この上面32Aは明るく観察されるが、嵌入
孔33の斜面に入射した光L2は斜上方へ反射されてカ
メラ3に入射しないので黒く観察される。
【0020】図5は検出装置30の平面図であって、カ
メラ3の視野Qに可動子32の明暗画像が取り込まれ、
嵌入孔33が黒く観察される。そこでこの嵌入孔33の
中心位置Gを求めれば、この中心位置Gが治具ノズル6
のセンターに他ならず、更には治具ノズル6とノズル5
のセンターは同じであるので、この中心位置Gがノズル
5のセンターZ2に他ならないこととなる。この中心位
置Gは、重心検出法などの画像処理手段により簡単に求
めることができる。
メラ3の視野Qに可動子32の明暗画像が取り込まれ、
嵌入孔33が黒く観察される。そこでこの嵌入孔33の
中心位置Gを求めれば、この中心位置Gが治具ノズル6
のセンターに他ならず、更には治具ノズル6とノズル5
のセンターは同じであるので、この中心位置Gがノズル
5のセンターZ2に他ならないこととなる。この中心位
置Gは、重心検出法などの画像処理手段により簡単に求
めることができる。
【0021】図6は、カメラ3の光軸Z1と、ノズル5
のセンターZ2の相対的なXY方向の位置関係を示して
いる。図中、Z1,Z2は、カメラ3とヘッド4を移動
テーブルに組付けた後、計測手段により計測して予め求
められていた各々の位置であって、そのX方向のオフセ
ット距離はX1、Y方向のオフセット距離はY1であ
る。またZ2Aは、図3で示した手法によりカメラ3で
検出されたノズル5のセンターの位置であり、当初の位
置Z2から、X方向にΔX、Y方向にΔYずれている。
勿論、この距離ΔX,ΔYは、嵌入孔33に治具ノズル
6の下端部6aを嵌入させた際の可動子32のスライド
量に他ならない。このような相対的な位置ずれは、上述
したように各部品の熱膨張やがたなどに起因する。
のセンターZ2の相対的なXY方向の位置関係を示して
いる。図中、Z1,Z2は、カメラ3とヘッド4を移動
テーブルに組付けた後、計測手段により計測して予め求
められていた各々の位置であって、そのX方向のオフセ
ット距離はX1、Y方向のオフセット距離はY1であ
る。またZ2Aは、図3で示した手法によりカメラ3で
検出されたノズル5のセンターの位置であり、当初の位
置Z2から、X方向にΔX、Y方向にΔYずれている。
勿論、この距離ΔX,ΔYは、嵌入孔33に治具ノズル
6の下端部6aを嵌入させた際の可動子32のスライド
量に他ならない。このような相対的な位置ずれは、上述
したように各部品の熱膨張やがたなどに起因する。
【0022】上記手法によれば、カメラ3の光軸Z1と
ノズル5のセンターZ2の位置関係を簡単に検出でき、
この結果に基いて、移動テーブル1の駆動によるヘッド
4のXY方向の移動ストロークを補正することにより、
電子部品10を基板13の所定の座標位置に正しく搭載
することができる。このような軸心Z1とノズルセンタ
ーZ2の位置関係の確認作業はいつ行ってもよいのであ
って、トレイ15の電子部品10を基板13に搭載する
作業中に割り込ませて行うこともできる。
ノズル5のセンターZ2の位置関係を簡単に検出でき、
この結果に基いて、移動テーブル1の駆動によるヘッド
4のXY方向の移動ストロークを補正することにより、
電子部品10を基板13の所定の座標位置に正しく搭載
することができる。このような軸心Z1とノズルセンタ
ーZ2の位置関係の確認作業はいつ行ってもよいのであ
って、トレイ15の電子部品10を基板13に搭載する
作業中に割り込ませて行うこともできる。
【0023】またノズル5のセンターZ2を正確に検出
するためには、図5に示すように、嵌入孔33をカメラ
3により明瞭に認識できねばならない。このためには、
可動子32の上面32Aと嵌入孔33が明瞭なコントラ
ストで観察される必要があり、したがって、この上面3
2Aに白色塗料を塗布したり、白色シールを貼着するな
どして、上面32Aと嵌入孔33の輝度が大きく異るよ
うにすることが望ましい。なお上記実施例では、嵌入孔
33に嵌入させる治具ノズル6を格別に用意している
が、ノズル5の下端部5aが傷むのを許容するならば、
ノズル5の下端部5aを嵌入孔33に嵌入させてもよい
ものであり、したがって治具ノズル6は必ずしも必要で
はない。
するためには、図5に示すように、嵌入孔33をカメラ
3により明瞭に認識できねばならない。このためには、
可動子32の上面32Aと嵌入孔33が明瞭なコントラ
ストで観察される必要があり、したがって、この上面3
2Aに白色塗料を塗布したり、白色シールを貼着するな
どして、上面32Aと嵌入孔33の輝度が大きく異るよ
うにすることが望ましい。なお上記実施例では、嵌入孔
33に嵌入させる治具ノズル6を格別に用意している
が、ノズル5の下端部5aが傷むのを許容するならば、
ノズル5の下端部5aを嵌入孔33に嵌入させてもよい
ものであり、したがって治具ノズル6は必ずしも必要で
はない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、カメラとノズルの位置
関係の変動を簡単正確に検出でき、したがって電子部品
を基板に搭載する精度を高く維持でき、しかもこの検出
作業は電子部品を基板に搭載する作業中などにおいてい
つでも行うことができる。
関係の変動を簡単正確に検出でき、したがって電子部品
を基板に搭載する精度を高く維持でき、しかもこの検出
作業は電子部品を基板に搭載する作業中などにおいてい
つでも行うことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る電子部品実装装置の斜
視図
視図
【図2】本発明の一実施例に係る電子部品実装装置の電
子部品搭載中の要部正面図
子部品搭載中の要部正面図
【図3】本発明の一実施例に係る治具ノズルを可動子に
嵌入中の要部断面図
嵌入中の要部断面図
【図4】本発明の一実施例に係るカメラで可動子を観察
中の要部断面図
中の要部断面図
【図5】本発明の一実施例に係る検出装置の平面図
【図6】本発明の一実施例に係るカメラの光軸とノズル
センターの位置関係図
センターの位置関係図
1 移動テーブル 3 カメラ 4 ヘッド 5 ノズル 6 ノズル(治具ノズル) 13 基板 30 位置ずれ検出装置 31 台座 32 可動子 33 嵌入孔
Claims (2)
- 【請求項1】電子部品をノズルに真空吸着して基板に移
送搭載するヘッドと、カメラと、このヘッドとカメラが
一体的に組み付けられた移動テーブルとを備えた電子部
品実装装置における電子部品吸着ノズルの位置ずれ検出
装置であって、 前記ヘッド及び前記カメラの移動路の下方に配設された
台座と、この台座にXY方向にスライド自在に載置され
た可動子とを備え、この可動子に前記ノズルが嵌入する
嵌入孔を形成したことを特徴とする電子部品吸着ノズル
の位置ずれ検出装置。 - 【請求項2】移動テーブルを駆動して、この移動テーブ
ルに設けられたヘッドを台座にXY方向にスライド自在
に載置された可動子の上方に位置させるプロセスと、 このヘッドのノズルを下降させてこのノズルを可動子に
形成された嵌入孔に嵌入させるプロセスと、 このノズルをこの嵌入孔から脱出させた後、再度移動テ
ーブルを駆動して、この移動テーブルに設けられたカメ
ラにより、この嵌入孔の位置を検出することにより、こ
のカメラに対するノズルのX方向及びY方向の位置を求
めるプロセス、 とを含むことを特徴とする電子部品吸着ノズルの位置検
出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4195087A JP3042190B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電子部品吸着ノズルの位置ずれ検出装置及び検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4195087A JP3042190B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電子部品吸着ノズルの位置ずれ検出装置及び検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645794A true JPH0645794A (ja) | 1994-02-18 |
JP3042190B2 JP3042190B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=16335330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4195087A Expired - Fee Related JP3042190B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電子部品吸着ノズルの位置ずれ検出装置及び検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042190B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1992-07-22 JP JP4195087A patent/JP3042190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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