JPH0645787B2 - 炭化水素の接触分解方法 - Google Patents

炭化水素の接触分解方法

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JPH0645787B2
JPH0645787B2 JP2027023A JP2702390A JPH0645787B2 JP H0645787 B2 JPH0645787 B2 JP H0645787B2 JP 2027023 A JP2027023 A JP 2027023A JP 2702390 A JP2702390 A JP 2702390A JP H0645787 B2 JPH0645787 B2 JP H0645787B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、炭化水素原料油の流動床接触分解の分野に
関する。特に、この発明は、高温において炭化水素原料
油を接触分解するための改良方法および装置であって、
触媒再生が比較的高温および低温の別々の再生段階を包
含する二つの工程において行われ、この方法に供される
原料油が望ましい生成物分布、および高オクタン混合中
間製品、C−Cオレフィン、軽質循環油/留分の改
良した収率を得るために調節されることに関する。他の
態様では、この発明は、触媒活性および選択性と、処理
パラメーターとを関連づけて市販される精製物質の転化
を改良するような炭化水素原料油を接触分解する改良方
法および装置に関する。
発明の背景 炭化水素原料油が連続的に再生され、自由に動く微細粒
状の触媒物質と、オレフィン、燃料油、ガソリン、およ
びガソリン混合中間製品にのような有用な生成物に転化
させる条件下で、接触するような流動床接触分解(FC
C)−再生組合せプロセスは、よく知られている。減圧
軽油、および残渣油(residual oils)、残油(reduced
crude oils)、減圧蒸留残油(vacuum resids)、常圧
蒸留残渣油(atmospheric tower bottoms)、常圧蒸留
残渣油(topped crudes)、または純重質炭化水素等と
一般に呼ばれている重質分を包含する原料油の高沸点成
分の転化のためのそのようなFCCプロセスは、需要
が、容易に分解された軽質炭化水素原料油の入手可能性
を超えたため、近年特に興味深いものとなってきた。分
解中に比較的多量のコークを触媒上に被着し得る超耐熱
性成分、例えば、多環芳香族炭化水素およびアスファル
テン等を含有し、およびかなりの高温を伴う厳しい操作
条件を通常必要とする重質炭化水素原料油の分解は、設
備構成材料および触媒劣化に関する問題を提示した。
現在、そのような重質原料油の流動接触分解に有効ない
くつかの方法がある。上記に示す問題を避ける特に成功
している、より好ましい解決法は、例えば、米国特許第
4,664,778号公報、第4,601,814号公
報、第4,336,160号公報、第4,332,67
4号公報、および第4,331,533号公報において
開示されている。
そのような方法において、流動床接触分解−再生組合せ
操作が提供される。この操作では、触媒再生が触媒再生
サイクルにつき制限された触媒劣化で、熱く、充分に再
生された触媒を与えるために選ばれた条件下で各々独立
に動作する、比較的低温および高温の別々の再生領域に
おいて順次実施される。その後、そのような熱い、再生
された触媒は、高温、高選択性接触分解および同時に起
こる重質炭化水素原料油中に含まれる高沸点、低沸点成
分の転化において使用される。
重質炭化水素原料油の性質により、上記のようなFCC
方法における分解は、軽質循環軽油および高沸点物質の
生成に向かう選択性を増加させる。これらの生成物は、
好ましくは水素化処理または苛性アルカリ処理後である
が、ディーゼル燃料および加熱炉油の成分としてしばし
ば使用される。しかしながら、そのような原料油の接触
分解は、ガソリン混合中間製品として、または合成ガソ
リン混合中間製品の前駆体として、特に高いオクタン価
のそれらの中間製品または前駆体として使用するための
低沸点成分への選択性を妨害する傾向がある。そのよう
な競合する効果は、触媒が反応器中の領域を進むにした
がって、触媒上に付着したの炭素により部分的に起こる
と信じられている。触媒上の炭素の量が反応経路に沿っ
て増加するにしたがって、重質原料油からの軽質オレフ
ィンの選択性は減少する。原料炭化水素の分子量が高く
なればなるほど、触媒上の炭素の競合する効果が大きく
なる。これは、高分子量成分は、他の化合物より初期の
分解および蒸発によりコークを多く生じる多核芳香族化
合物およびアスファルテンを含む傾向があるからであ
る。芳香族化合物中での多核化合物は、より遅い速度で
分解するだけでなく、Cおよび軽質ガス、並びにコー
ク生成に対してより高い選択性を有する。一方、モノ
−、ジ−芳香族化合物およびナフテン成分のアルキル側
鎖は、より速い速度で分解するだけでなく、ガソリン並
びにプロピレン、ブテン、ペンテンおよびヘキセンのよ
うな所望の軽質オレフィンに対する高い選択性を示す傾
向がある。そこで、そのような重質炭化水素原料油を分
解するときに、重質炭化水素原料成分は、過剰のコーク
生成を減少させるために、パラフィン側鎖並びにモノ−
およびジ−芳香族化合物までにできるだけそれらの分解
を制限するために、非常に高い温度で縮小した滞留時間
供されるべきである。あるいは、ガソリンの選択性は、
軽質炭化水素原料のより厳しい接触分解操作、例えば、
重質原料の分解において望ましいとされるものより高触
媒−油比、長滞留時間、比較的高い温度、により最適化
される。
特に、上記に示した競合効果なしに所定の生成物の生成
を最大にするようにFCC方法を操作することが望まし
い。例えば、ガソリン/軽質オレフィンおよび軽質循環
油生成物の一つまたは両方は、増加された量の燃料留分
およびディーゼル燃料を製造しつつ同時に多量の高オク
タンガソリンおよびガソリン前駆体を製造するために望
ましいかもしれない。これは、鉛を含むガソリン生成物
の使用から、自動車からの燃焼の汚染副生物の減少が必
要とされる近年の環境問題からみてそう言える。そこ
で、鉛を含まない高オクタン価を有するガソリン混合中
間製品は、より需要がある。そこで、同時に選択的に経
済的な重質炭化水素原料を重質ナフサ並びに流出物また
は軽質および重質循環油および高沸点物質に接触文解し
つつ、高オクタン物質および軽質オレフインに対する選
択性が増大するように、上述したような有用な方法の操
作の囲いを広げることが望ましい。
これらの目的を達成する多くの方法がある。米国特許第
3,617,497号公報において記載された方法は、
炭化水素原料を分離し、細長い立上り管反応領域の底部
近傍に比較的低分子量留分を、立上り管上部に比較的高
分子量原料留分を導入することを開示している。このよ
うに、重質炭化水素原料の存在しない軽質炭化水素の分
解は、ガソリンの選択性を最大にするための低炭素含有
触媒で達成される。そのような方法において、原料滞留
時間は、立上り管への炭化水素の全充填速度を制御する
ことにより定着され得るが、触媒−油比および反応温度
はガソリンおよび軽質循環油の選択性をそれぞれ最大に
するために最適化することは難しい。
比較的低いおよび高い沸点原料から分解選択性を最適化
するためのより万能な方法は、米国特許第3,617,
496号公報により記述されている。そのような方法に
おいて、ガソリン生成の分解選択性は、ガソリンに分解
され得る比較的低いおよび高い分子量留分に原料炭化水
素を分留し、該留分を別々の立上り反応器に充填するこ
とにより改良される。この方法において、比較的軽質お
よび重質の炭化水素原料留分は、別々の立上り管中で互
いに存在しない状態で分解され、ガソリン選択性に有利
な条件下、例えば、重質炭化の付着を除去し、炭化水素
原料の滞留時間の適切な制御、およびその中の炭化水素
原料に対する触媒の重量比の適切な制御の下で、軽質炭
化水素立上り管の操作をさせ、それによって反応器温度
の変動に影響を及ぼする。
異なった炭化水素を分解するための二つまたはそれ以上
の別々の立上り反応器の使用を同様に行う他の方法は、
例えば、米国特許第3,993,556号公報(高オク
タン価で改良されたナフサの収率を得るために重質およ
び軽質軽油を別々の立上り管で分解する);米国特許第
3,928,172号公報(高揮発性ガソリン、高オク
タン混合中間製品、アルキル化反応用の軽質オレフィン
等を回収するために別々の分解領域において軽油沸点範
囲原料並びに重質ナフサおよび/または直留ナフサを分
解する);米国特許第3,894,935号公報(重質
炭化水素、例えば、軽油、残渣物質等、およびC−C
に富む留分を別々の転化領域で接触分解する);米国
特許第3,801,493号公報(特に、加熱炉油にお
ける使用のための軽質循環軽油留分およびモーター燃料
における使用のために好適な高オクタンナフサ留分をそ
れぞれ回収するために別々の立上り管で直留軽油、常圧
蒸留残油等と粗ろうを分解する);米国特許第3,75
1,359号公報(直留軽油および再循環中間循環軽油
を別々のそれぞれの原料および再循環立上り管において
分解する);米国特許第3,448,037号公報(直
留軽油および分解した循環軽油、例えば中間循環軽油
が、高ガソリン生成物を回収するために別々の細長い反
応領域において個々に分解される);米国特許第3,4
24,672号公報(常圧蒸留残油および低オクタン軽
質改質ガソリンをガソリン沸点範囲生成物を増加させる
ために別々の立上り管で分解する);並びに米国特許第
2,900,325号公報(高オクタンガソリンを生成
するために重質軽油、例えば、軽油、残渣油等を第1の
反応領域で分解し、同様の原料または異なる原料、例え
ば、循環油を異なる条件で操作される第2の反応領域で
分解する)に記載されている。
発明の概要 そこで、この発明の目的は、触媒再生が比較的高温およ
び低温の別々の再生段階を包含する二つまたはそれ以上
の工程で行われる高温におけ炭化水素原料油を接触分解
するための改良方法および装置を提供することである。
さらに、この発明の目的は、供される原料油が所望の生
成物分布と、高オクタンガソリン混合中間製品および軽
質オレフィンの改良された収率を得るように調節される
ような方法を提供することである。
さらに、この発明の目的は、触媒活性および選択性と、
重質炭化水素およびナフサの別々の沸点範囲の物質の処
理パラメーターとを関連づけて、それらをそれぞれ軽質
循環軽油と、該ガソリン混合中間製品および軽質オレフ
ィンに選択的に転化することを改良とする、高温におけ
る炭化水素原料油を接触分解するための改良方法および
装置を提供することである。
この発明の他の目的は、以下の記述から明らかになるで
あろう。
このため、この発明は、第1のおよび第2の別々の触媒
再生領域を包含し、比較的一酸化炭素に富む第1の再生
領域煙道ガスと、比較的二酸化炭素に富む第2の再生領
域煙道ガスを生成するために効果的な条件下において酸
素含有ガスの存在下で触媒上の炭化水素質被着物を燃焼
することにより、触媒が該第1のおよび第2の再生領域
において連続的に再生される、分解触媒を用いて炭化水
素原料油またはそれらのスチームを分解するための改良
された流動床接触分解−再生組合せ方法を提供する。こ
こで、第1の再生領域における温度は約1100°Fな
いし約1300°Fであり、第2の再生領域における温
度は約1300°Fないし約1800°Fの範囲であ
る。
該方法における改良は、軽油もしくは残渣油、またはそ
れらの混合物の沸点範囲物質を含有する第1の炭化水素
原料を、第1の細長い立上り反応器において、重質ナフ
サ留分、該重質ナフサ留分より低い沸点の物質、軽質お
よび重質循環軽油留分、および該重質循環油より高い沸
点の物質を含有する該第1の炭化水素原料の蒸気質の転
化生成物を得るように、1300°Fから1800°F
までの範囲の温度、5ないし10の触媒−油比、および
1ないし4秒のわずかな滞留時間で、第2の触媒再生領
域から供給され、コークが触媒上に触媒の1.2重量%
以下の量で被着されている再生された分解触媒の存在下
で、軽油もしくは残渣油またはそれらの混合物を含有す
る第1の炭化水素原料油を分解することからなる。上記
の方法において、第1の炭化水素原料を分解しつつ、直
留、中間もしくは重質FCCナフサ沸点範囲物質、また
はそれらの混合物を含有する第2の炭化水素原料は、同
時に第2の細長い立上り反応器において、事実上ほとん
どオレフィン化合物である高オクタン価および低い沸点
範囲物質を有するガソリン沸点範囲物質を含有する該第
2の炭化水素原料の蒸気質の転化生成物を得るように、
1300°Fから1800°Fまでの温度、3ないし1
2の触媒−油比、および1ないし5秒の滞留時間で、第
2の触媒再生領域から供給され、コークが触媒上に触媒
の0.5重量%以下の量で被着されている再生された分
解触媒の存在下で分解される。その後、第1のおよび第
2の細長い立上り反応器からの蒸気質転化生成物は、分
離空間で混合され、それにより蒸気質生成物物質から同
伴触媒粒子を分離し、その後、それぞれの生成物に分離
するための分別蒸留領域に通される。
当該技術分野の当業者により理解されるように、この発
明により提供される主な利点は、得られる製油所物質お
よび選択された炭化水素原料油の所望生成物への最適な
所望の転化を達成するために好適な操作条件を特別に同
時に選ぶ適応性である。特に、この発明の新規な装置の
配列およびプロセス概念は、以下に充分に記述するよう
に、ガソリンおよび低沸点および高沸点炭化水素成分を
生成するために一般に本明細書で重質炭化水素と呼ば
れ、少なくとも400°Fまたはそれ以上で初期沸騰す
る高沸点炭化水素原料油の接触分野において生ずる高い
再生器および触媒温度に関する問題を実質的に除去す
る。このように、そのような原料油を分解するために適
切な条件は、それぞれの立上り反応器において奨励され
得る。さらに、それぞれの立上り反応器においてナフサ
沸点範囲原料の所望の分解反応を選択的に引き起こし
て、例えば、アルキル化によりガソリン前駆体として有
用な軽質オレフィンに加えて高オクタンガソリンにする
ために必要な厳しい条件が、奨励され得る。反応温度の
増大、触媒−油比の増大、並びに触媒と接触する炭化水
素スチーム滞留時間およびユニット操作圧力の増大を利
用することができる。
この発明の方法および装置は、以下の特定の態様の詳細
な記述およびそのような態様を説明し、例示する添付図
面を参照することによりより理解されるであろう。しか
しながら、より多くの変形例がその精神を逸脱しないで
特許請求の範囲の見地内で作られ得るので、そのような
説明した態様は、この発明の限定を意図するものではな
いことを理解するべきである。
詳細な記述 発明の態様 この発明の接触分解方法は、軽油、残渣油、残渣成分を
含む軽油、残油、常圧蒸留残油と一般に呼ばれる経済的
に得られる重質炭化水素原料および半無機化合物を含む
他の高沸点炭化水素原料の分解に関する。これらは、半
無機(metallo-organic)化合物を含み得る高沸点炭化
水素原料部分を含有するまた含有しない軽油のような原
油の部分、および少なくとも2重量%のコンラドソン炭
素分を有し、少なくとも400°Fの初期沸点を有し、
かつ、その約20重量%が約1000°F以上の沸点を
有するところの、実質的にすべての他の重質炭化水素張
込み原料を記述するために当該分野で用いられる用語で
ある。
そのような原料油の分解から得られる生成物は、これに
限られないが、ガソリンおよびCないし425°Fの
沸点のガソリン沸点範囲生成物、425°Fないし60
0/670°Fの範囲の沸点の軽質循環油、軽質循環油
よりも高い沸点の、800°Fまでおよびそれ以上の沸
点の生成物を含む重質縦貫油、および約670°Fから
970°Fまでの沸点のスラリー油を含む。さらに、重
質分解ナフサは、軽質循環油流出物の前端部として生成
され、引き出されるか、または別々に生成されるもの
で、330°Fないし425°Fの沸点である。
この発明の方法は、また、特に、高オクタンガソリン、
高オクタン混合中間製品を生成するためのアルキル化反
応もしくは他の反応用のまたは石油化学製造用の軽質オ
レフィン、および共通軽質循環油気流を生成するために
10°Fないし450°Fの範囲の沸点の軽質、重質、
および中間直留ナフサ、並びに150°Fないし425
°Fの範囲の沸点の重質FCCナフサの分解に関する。
減圧軽油および残渣油の混合物を通常含有する重質炭化
水素原料油は、第1の細長い立上り反応器に導入され、
少なくとも約1300°Fの温度でその中で高活性の新
しい再生された分解触媒と混合される。炭化水素源流油
は、好ましくは、まず、高度に霧化された原料気流を形
成するよう温度および条件でスチームまたは他のガスと
混合され、その後、熱い再生された触媒と混合され、一
般的に蒸気質の炭化水素懸濁液を形成する。炭化水素原
料物質の接触転化後、懸濁液分離装置または例えば、立
上り管吐出部で使用される分離器サイクロンを含む離容
器装置が、分解された転化生成物を含む蒸気質炭化水素
原料物質から含有する触媒を分離する。
上記操作と同時にまたは別々に、ナフサ原料は、第2の
細長い立上り反応器中に、少なくとも1300°F以上
の温度で、熱い新しい再生された分解触媒とその中で混
合できる条件下、およびナフサ原料物質の接触転化の後
立上り管吐出口から分離装置中に流れる蒸気質炭化水素
−触媒懸濁液を形成するような条件下で導入され、蒸気
質物質および他の分解した転化生成物から含有する触媒
を分離する。
分離器サイクロンを出た混合した蒸気質炭化水素生成物
は、その後、下流の分留塔において以下で充分に記述さ
れる生成物に分離される。分解操作においてそれぞれの
立上り反応器から回収された使用した触媒粒子は、その
後、約880°Fないし約1050°Fの高温でスチー
ムまたは他の好適なストリッピングガスを用いた処理を
経て同伴炭化水素物質のストリッピングがされ、その
後、続けて、例えば、米国特許第4,664,778
号、第4,601,814号、第4,336,160
号、第4,332,674号、並びに第4,331,5
33号公報において充分に記載されているような別々の
第1および第2(比較的低温およご高温)の触媒再生領
域に通される。なお、その内容はここに含めておく。
一般に、そのような方法において、ストリッピングされ
た使用済の触媒は、酸素および約1300°F以下、好
ましくは1260°Fを超えない制限された温度条件下
に維持された第1の触媒再生領域高密度の触媒流動床に
通される。第1の再生領域にある使用済の触媒上に被着
した炭化水素質物質またはコークの燃焼は、比較的穏や
かな温度およびコーク被着物に存在する水素すべておよ
び炭素の一部を実質的に燃焼するのに充分な条件で行わ
れる。このように、再生器温度は、好ましくは触媒の水
熱安定性または従来の低温再生器操作の金属学的限界を
超えることによる触媒の不活性化を促進しないような温
度および条件に限定される。比較的一酸化炭素に富む煙
道ガスは、第1の再生器領域から回収され、他のプロセ
ス煙道ガス気流と混合する前に、例えば、一酸化炭素ボ
イラーまたは焼却炉、および煙道ガスクーラーに向けら
れ、その中で得られる一酸化炭素のより完全な燃焼を促
進することによりスチームを発生する。その後、そのよ
うな混合した気流は、動力回収原動機部に通され、米国
特許出願第07/273,266号に示すようにプロセ
ス圧縮空気を発生し得る。なお、この内容はここに含め
ておく。
制限された温度の、炭素残渣を含有する部分的に再生さ
れた触媒は、コーク中に水素が実質的にない第1の再生
器領域から回収され、第2の別々の制御されない高温触
媒再生領域に通され、そこで残存する比較的炭素に富む
被着物が、高温触媒温度、好ましくは1300°Fない
し1600°F、できれば1800°Fまでで、水また
は他の源の燃焼からの最小のスチームを伴う環境におい
て、実質的に完全に二酸化炭素に燃焼される。
第2の再生領域は、約0.05重量%より小さい、より
好ましくは約0.03重量%より小さい再循環した熱い
触媒粒子上の残渣炭素量を達成するために必要な炭素燃
焼速度を達成しつつ、高温でその中に触媒が滞留する時
間を制限するように設計されている。
第2の再生領域から得られる熱い煙道ガスは、さらに、
例えば上記に示す方法において前に燃焼した第1の再生
領域煙道ガスと混合することに利用する前に、含有する
触媒微粒子の回収のための外部のサイクロンに供給され
得る。熱い充分に再生された触媒粒子は、その後、それ
ぞれの触媒回収領域および導管を通り、上述したように
してさらに分解操作をするために第1のおよび第2の立
上り反応器に通される。
このように、この発明の方法を実施するための主な装置
は、上記のような条件下で操作される別々の第1のおよ
び第2の、それぞれ比較的低いおよび高い温度の触媒再
生領域を具備し、それにより、それぞれの炭化水素原料
を所望の生成物に選択的に転化させる操作パラメーター
の下で、個々に接触分解するための第1のおよび第2の
細長い立上り反応器に熱い再生された触媒を供給する触
媒−再生操作の組合せである。また、分別蒸留領域は、
該第1のおよび第2の立上り反応器からの分解生成混合
物を受けて、その中の生成物を分離するために備えられ
る。
参照する図面は、この発明の方法の好ましい態様を行う
ために適した装置を示す。
したがって、第1のおよび第2の細長い炭化水素立上り
反応器8および108がそれぞれ設けられており、そこ
では通常軽油もしくは残渣油またはそれらの混合物を含
有し、接触分解される新しい高沸点重質炭化水素原料が
第1の立上り反応器8の下部に、ノズル6により示され
る複数の水平に間隔をおいた原料射出ノズルを通して導
入されたライザー断面における多数の気流を通じて導管
4により導入される。そのようなノズルは好ましくは、
例えば米国特許第4,434,049号公報に記載され
た型の霧化原料射出ノズルまたは他の好適な高エネルギ
ー射出源である。なお、この内容はここに含めておく。
スチーム、燃料ガス、二酸化炭素または他の好適なガス
は、炭化水素原料の霧化または気化を促進するために通
気、流動、または希釈媒体として導管2により原料噴出
ノズルに導入され得る。
熱い再生された触媒は、導管10により立上り反応器8
の下部に導入され、上向きに流され、立上り反応器8断
面において、および高温気化混合物もしくは炭化水素原
料との懸濁液を形成するために充分な量で多量の炭化水
素原料気流と混合される。このようにして形成され、並
びに炭化水素、希釈剤、流動ガス等および分散された
(流動化された)触媒を含有する高温の懸濁液は、その
後、当該技術分野における当業者に知られている方法で
操作されるようにライザー8に通される。
高沸点成分重質原料から軽質オレフィン、分解したガソ
リン、および重質分解油を含有する分解生成物を生成す
るためのセイザー8における分解条件は、よく知られて
いる。高分子量成分を含有する重質原料は、分解により
他の化合物よりも多くコークを生じ、所望生成物に対し
ては低い選択性であるがCおよび軽質ガス並びにコー
クに対する高い選択性で分解する少量の多核芳香族化合
物を含む傾向がある。したがって、重質炭化水素原料成
分は、好ましくは、高オクタンガソリンおよび軽質循環
油生成を得るために比較的に減少された滞留時間、高温
に、並びにその中で多少の分解または多芳香族化合物の
縮合が起こり、過度のコーク形成、および過剰のC
よび軽質ガスが生成する前に終わる操作に供される。分
解条件は、好ましくは、1300°Fないし1600°
Fの再生された触媒温度のライザー温度プロファイル、
250°Fないし750°Fの原料プレヒート温度、1
000°Fないし1100°Fの混合−領域排出口温
度、870°Fないし1030°Fの立上り反応器排出
口温度で1ないし4秒のわずかな滞留時間、および15
ないし40psigの範囲のライザー圧力を含む。総原料に
基づく触媒−油比は、0.3ないし1.2重量%の範囲
の再生された触媒上にコークを有する状態で5ないし1
0の範囲となり得る。導管2により加えられた希釈剤の
量は、目的を制御するために望ましい希釈剤に対する炭
化水素の比により変化し得る。例えば、もし、スチーム
が希釈剤として使用される場合、炭化水素の導入量に基
づいて約2ないし8重量%の量で存在し得る。
接触転化の分解生成物を含む、蒸気化された炭化水素の
懸濁された触媒粒子の混合物を含有する第1の立上り反
応器8の流出物は、ライザー8の上端から初期の分離の
ために放出により26によって示される、内部分離器の
ような懸濁分離器に通され、および/または気化された
炭化水素と触媒粒子をさらに分離するための容器20の
上部に設置された一つもしくはそれ以上のサイクロン分
離器28に通される。分離された蒸気質炭化水素、希釈
剤、剥離ガス状物質等は、以下により充分に説明される
生成物回収装置への移行のために導管90により取り出
される。
手段26およびサイクロン28により分離された分解工
程からの、並びに重質炭化水素分解からの炭化水素質生
成物もしくはコークおよびその上に被着された汚染物を
有する使用済の触媒は、容器20の下部の触媒床30と
して集められる。スチームのようなストリッピングガス
は、導管32により触媒床の底部に導入される。ストリ
ッピングされた触媒は、容器20から触媒保持容器34
に通され、流れ制御弁V34および導管36を通り第1
の触媒再生領域である容器40で再生される触媒床38
に通される。空気のような酸素含有再生ガスは、空気散
布リング44と連通している導管42により触媒床38
の底部に導入される。当該技術分野で知られている操作
にしたがって操作されるような再生領域40は、一般に
1300°F以下、好ましくは1260°F以下の比較
的低温再生操作についての条件、並びに炭素被着物およ
び接触分解からの被着された炭化水素物質に関する実質
的にすべての水素の少なくとも部分的な燃焼および除去
を達成するために選択された条件下に維持される。した
がって、第1の再生領域40で達成される燃焼は、その
ような条件下で達成され、一酸化炭素に富む第1の再生
領域煙道ガス気流を形成する。該煙道ガス気流は、46
により示される一つまたはそれ以上のサイクロン分離手
段により含有する触媒微粒子から分離される。このよう
にサイクロンにより一酸化炭素に富む煙道ガスから分離
された触媒は、特定のディプレグ(dipleg)により触媒
床38に戻される。第1の再生領域におけるサイクロン
分離手段46から導管50により回収された一酸化炭素
に富む煙道ガスは、例えば、一酸化炭素ボイラーもしく
は焼却炉および/または煙道ガスクーラー(いずれも図
示しない)に向けられ、他のプロセス煙道ガス気流との
混合および上述したように動力回収原動機部への移行前
に、その中の有用な一酸化炭素をより完全に燃焼するこ
とによりスチームを生じ得る。そこで、第1の再生領域
において、再生条件は、炭化水素質被着物の除去におい
て触媒が部分的にのみ再生されるように、1400°F
以上好ましくは約1600°Fまで、および第2の触媒
再生領域における過剰の酸素含有再生ガスを有するそれ
らの燃焼により触媒粒子からの炭素の完全な除去が必要
である時は1800°Fまでの高い触媒粒子温度を達成
するために充分な残渣炭素が触媒上に残るように選択さ
れることを意図する。
この触媒上の残渣炭素被着物において実質的に水素のな
い部分的に再生された触媒は、ライザー52によって上
方への移動のために床38の下部から取り出され、上部
の分離−第2の触媒再生領域58における高密度の触媒
流動床54の下部に放出される。圧縮空気のようなリフ
トガスは、流れ制御手段(図示せず)を具備する中空の
抵抗プラグ弁60ライザー52の底部導入口に導入され
る。
第2の触媒再生領域における条件は、第1の再生領域で
除去されない触媒からの実質的な完全な炭素燃焼除去を
達成するために当該技術分野で知られている方法で操作
される。このため、空気または酸素富化ガスのような再
生ガスは、空気散布リング64と連通している導管62
により床54に導入される。図面に示すように、第2の
再生領域における容器58は、望ましい高温再生が構造
材料に関する温度問題を持ち出すことなしに行われ得る
ように、実質的に露出する金属内張および分離サイクロ
ンがない。第2の触媒再生領域は、通常、強化積層容器
または当該技術分野において知られている他の好適な熱
的に安定な材料から製造されたものである。ここで、触
媒の高温再生は、高密度触媒床56における一酸化炭素
の完全な燃焼を実質的に行うために水素および形成され
たスチームの存在しない状態で、並びに充分な存在下で
達成され、二酸化炭素に富む煙道ガスを形成する。この
ように、温度条件および酸素濃度は、無制限であり、1
600°Fを超えてできれば1800°Fほどに高く、
または実質的に完全な炭素燃焼に必要であるようにさせ
得る。しかしながら、温度は通常1300°Fと160
0°Fの間に維持される。
この触媒再生の環境において、第1の温度制限再生領域
の後に触媒上に残る残渣炭素被着物は、第2の無制限の
温度再生領域において実質的に完全に除去される。この
ように、第2の再生領域における容器58中の温度は、
その中で除去される炭素量によりどうしても制限される
場合および接触分解−再生操作の熱バランス制限の場合
を除いて上限は特に制限されない。望ましくは、第2の
再生領域58は、そのような熱バランス制限を制御する
ために望ましい低再生器温度をその中で実現するような
再生器から熱を除去するための手段(図示せず)を備え
得る。好ましいとされる熱除去手段の例は、米国特許第
2,970,117号および第4,064,039号公
報において記載されているような制御可能な触媒クーラ
ーを含む。そのような好ましい手段において、再生器に
おける一部の触媒は、それらの下部から取り出され、再
生器下方外部に通され、その後、例えば、間接的な水冷
スチーム発生器により流動床のように空気で持ち上げら
れ、その後、再生器の上部に上げられる。望ましくは、
冷却された触媒が、代りに再生器の下部に再導入され得
る。処理された重質炭化水素原料のコーク形成傾向、例
えば、原料油のコンラドソン炭素残渣値により、それに
したがってクーラーは寸法決定され得る。
上述したように、充分な酸素は、触媒上の残渣炭素の燃
焼を助ける量で、および少量の一酸化炭素を有した比較
的二酸化炭素に富む煙道ガスを生成するために容器58
に充填される。このように生成されたCO−富化煙道
ガスは、少量の含有触媒粒子を伴って高密度流動触媒床
54からその上のより分散された触媒相を通る。そこか
ら、煙道ガスが74により示される一つまたはそれ以上
のサイクロン分離器と連通する70および72により示
される一つまたはそれ以上の導管により取り出される。
サイクロン中で熱い煙道ガスからこのようにして分離さ
れた触媒粒子は、ディプレグ手段76により第2の再生
領域58における触媒床54に通される。触媒微粒子が
存在しないCO−富化煙道ガスおよび燃焼援助量のC
Oは、例えば、上記に記載したように第1の再生領域煙
道ガスとの混合使用のためにサイクロン74から78に
より示される一つまたはそれ以上の導管により回収され
る。
高温で領域58において再生された触媒粒子は、それぞ
れ収集容器82および83の通路のための強化積層導管
80および81により、並びにそこから導管84および
85により流れ制御弁V84およびV85を経て、上述
したそれぞれの立上り反応器8および以下に充分に説明
する第2の立上り反応器108と連通する導管10およ
び12に取り出される。通気ガスは、容器82および8
3の下部に該容器内の散布リングと連通する導管86に
より導入され得る。導管88により容器82および83
の頂部から取り出されたガス状物質は、容器58の上部
の分散された触媒相に通される。
上述した重質炭化水素原料分解操作と同時に、接触分解
されるナフサ原料気流、例えば、望ましくは選択された
分解されたナフサと一緒に軽質、中間または重質直留ナ
フサは、第2の細長い立上り反応器108の下部に、ノ
ズル16により示される複数の水平に間隔をおいた別々
の原料射出ノズルを通して導入されたライザー断面にお
ける多数の気流を通じて導管14により導入される。そ
のようなノズルは、好ましくは上述した型の霧化原料射
出ノズルまたは同様の高エネルギー射出ノズルである。
第1の立上り反応器8におけるように、熱い再生された
触媒は、導管12により立上り反応器108の下部に導
入され、上向きに流され、立上り反応器108断面にお
け多数の炭化水素原料気流と高温気化混合物もしくは炭
化水素原料との懸濁液を形成するために充分な量で混合
される。また、第1の立上り反応器8におけるように、
スチーム、燃料ガス、もしくは他の好適なガスは、炭化
水素原料の霧化または気化を促進するために、または通
気、流動、もしくは希釈媒体として導管2により原料射
出ノズルに導入され得る。このようにして形成され、並
びに炭化水素、希釈剤、流動ガス等および分散された
(流動された)触媒を含有する高温の懸濁液は、その
後、好ましくは比較的低沸点のナフサを高オクタンガソ
リンおよびガソリン前駆体、並びに軽質オレフィンを含
む所望の生成物に選択的に接触分解するための方法にお
いて第1の立上り反応器8から独立して操作されるよう
にライザー108に通される。
ナフサ原料から所望の分解生成物を選択的に生成するた
めの、第2の立上り反応器におけるそのような分解条件
は、よく知られている。例えば、触媒上に付着した重質
炭素、例えば、炭化水素質物質またはコーク形成(重質
原料残渣油等により自由に寄与され得る)は、両方とも
損害を与え得るけれども、比較的高沸点原料、例えば、
残渣油等を分解するよりも直留ナフサまたは重質分解ナ
フサのような比較的低沸点原料を分解する場合に、ガソ
リン選択性に対してより多大な損害を与えることが知ら
れている。したがって、ガソリン選択性の点で正味の利
点、第1の立上り反応器8と独立した第2の立上り反応
器において、重質原料および実質的なコーク蓄積のない
状態で低分子量原料を分解させることにより達成される
また、重質原料が軽質炭化水素原料よりもガソリンおよ
びガソリン前駆体に対する低い選択性で分解を受けるこ
とも知られている。上述したように、まず、過剰のコー
ク形成を制御するために、第1の立上り反応器8におい
て一般にパラフィン側鎖並びにモノ−およびジ−芳香族
化合物にできるだけそれらの分解を制限するために、重
質炭化水素原料成分を非常に高い温度で縮小した滞留時
間に供し、同時におよび独立して、長い滞留時間、高い
触媒−油比のような変数の組合せの影響の下で、それら
により上述したような触媒上の低炭素効果の存在下で混
合領域の排出口および触媒領域の導入口の温度が増加す
る第2の立上り反応器108の操作における分解ナフサ
原料の苛酷さを増加することが有利である。さらに、別
々の立上り反応器8および108を望ましい原料転化を
最適化するために使用することである。したがって、上
述した触媒効果および希釈剤効果は独立であり、ほんは
つめいにおいて有利に取り扱われ、共働して全体の系に
おけるガソリン選択性を増大させる。
このように、上記に示すようにこの発明の方法および新
規な装置設備に従うと、実質的に第1の立上り反応器8
と独立した第2の立上り反応器108における最適な操
作条件を選択することが可能である。その条件は、重質
高沸点原料のガソリンおよび軽質循環油沸点範囲物質へ
の最適な転化のために好ましい前述した条件下で第1の
立上り反応器を操作させつつ、所望の高オクタンガソリ
ン生成物および軽質オレフィンの回収増加を与える、ナ
フサ原料の接触分解に特に好適である。
また、直留および分解したナフサの増大した接触転化
が、導入原料油の石油化学的二量体化およびアルキル化
に有効な増大したオクタン価に加えてブテンおよびプロ
ピレンのような軽質オレフィンの高い収率を生成物に与
え、並びに分解FCCガソリン成分の高温再分解がオク
タン価を改良することが知られている。所望の生成物へ
のそのような転化は、転化温度の増加に伴って増加す
る。このように、特定の原料の最適な分解条件の選択的
な制御を与えることに加えて、この発明の方法および新
規な装置設備は、また、高温分解ナフサ原料の上述した
所望生成物への増大した転化のために好適な第1のおよ
び第2の触媒再生領域の使用によりかなりの高分解温度
にさせ得る能力を与えることが当該技術分野の当業者に
より評価されるであろう。
上記にしたがって、ナフサは、好ましくは220°Fな
いし700°Fの原料プレヒート温度、102°Fない
し1200°Fの立上り反応器混合領域排出口温度、9
80°Fないし1200°Fの立上り反応器触媒領域導
入口温度、および950°Fないし1050°Fの立上
り反応器排出口温度を伴い、15ないし35psigの範囲
のライザー圧力を伴い1ないし10秒のわずかな滞留時
間を含む条件下で第2のライザー108において接触分
解される。全原料に基づく第2の立上り反応器における
触媒−油比は、0.1ないし0.5重量%の範囲の再生
された触媒上のコークを有して3ないし12の範囲とな
り得る。
気化された接触分解されたナフサの転化生成物を含む炭
化水素−触媒懸濁液をその中に含有する第2の立上り反
応器108からの流出物は、初期分離のため放出により
ライザー108の上端から上述したように26により示
される、および/または上述したように気化された炭化
水素と触媒粒子をさらに分離するための容器20の上部
に設置された一つもしくはそれ以上のサイクロン分離器
28に通す懸濁液分離器手段に通される。分離された蒸
気質炭化水素、希釈剤、ストリッピングガス状物質等
は、立上り反応器8における分解操作からのその様な物
質との混合のために、および生成物回収装置への移行の
ために導管90により取り出される。
立上り反応器108における分解工程からのおよび手段
26およびサイクロン28により分離された使用した触
媒は、触媒床30に集められ、そこから第1のおよび第
2の再生領域において上述した方法で再生される。
分離された蒸気状の炭化水素並びに立上り反応器8およ
び108における分解操作からの炭化水素分解物質を含
有する混合物は、導管90により取り出され、生成物蒸
気が複数の所望の成分留分に分別され得る主分別蒸留カ
ラム98の下部に導管94で移動する。カラム98の頂
部から出るガス留分は、「ウェットガス」圧縮機102
への通路用の導管100を経て取り出され得て、続いて
導管104によりガス分離プラント106に取り出され
得る。FCCナフサおよび軽質C−Cオレフィン系
物質を含有する軽質液体留分は、また、カラム98の頂
部から通路用の導管内107を経てガス分離プラント1
06に取り出される。C−430°Fの範囲の沸点の
液体凝縮物は、約400°Fないし430°Fの範囲の
ナフサ生成物留分の所望の最終沸点を維持するために、
還流のように主分別蒸留カラム98にそれらの一部を戻
す通路のための導管110によりガス分離プラント10
6から取り出され得る。
ガス分離プラント106において生成される生成物は、
図示しない処理手段においてエチレンおよびプロピレン
への処理のために導管111を経て通され得るC/C
軽質オレフィンLPG留分、導管112で取り出され
る軽質沸点物質を含有する排ガスを含み、通常導管11
3で取り出され得る約180°Fまでに沸騰する軽質F
CCガソリン生成物、100°Fないし約310°Fの
範囲で沸騰する中間FCCガソリン生成物、310°F
ないし約430°Fの範囲で沸騰する重質FCCガソリ
ンからなる。
導管4,116,および14を経て重質FCCナフサ気
流の少なくとも一部を、導管12により導入された熱い
再生された触媒と混合して、上記に示した方法で懸濁液
を形成する第2の立上り反応器108の原料射出ノズル
16に供給するために、カラム98の上部に連結する導
管114の回りにポンプが備えられている。したがっ
て、重質FCCナフサは、導管14により導入された直
留ナフサ原料の存在下でそのような方法において再循環
および再分解され、同時に高オクタンガソリンおよびガ
ソリン原料油を生成するために選択的な最適な条件下で
直留および重質FCCナフサの両方が接触分解され得
る。そのような装置において、上述したように単独でま
たは直留ナフサと共にライザー108において重質FC
Cナフサ再循環物を分解することも考えられる。
重質FCCナフサは、また、重質炭化水素原料の分解と
組合せた接触分解のための重質炭化水素原料の存在下で
懸濁液を形成するため、ならびに所望の生成物分布を最
適化するために導管10により導入された熱い再生され
た触媒と混合されるように、導管114および4を経
て、そのすべてまたは一部が第1の立上り反応器8の原
料射出ノズル6に通され得る。
さらに、この発明のそのような装置において、直留ナフ
サ原料を原料導管14により導管4に通し、そこから第
1の立上り反応器8の原料射出ノズル6に通し、導管4
により導入された分解重質炭化水素原料と共同の直留ナ
フサを接触分解することが考えられる。
この発明の方法および装置は、また、単独または再循環
した重質FCCナフサ、直留ナフサおよび/または重質
軽油/残渣炭化水素原料と共同で接触分解させるために
重質FCCナフサよりも軽いもしくは低い沸点の物質を
提供することも考慮している。そのような物質は、導管
108および114を経てガスプラント106から取り
出され、その後、接触分解のための第1のおよび第2の
立上り反応器のそれぞれの原料ノズル6および16中へ
の導入用の導管4および/または14に供給され得る、
選択されたFCCガソリン留分を含む。
一部の重質FCCナフサ気流は、また、ガス発生プラン
ト106用のリーン油物質として導管114により導管
160に通され得る。
ナフサ沸騰範囲炭化水素を含む軽質循環軽油(LCO)
/蒸留物留分は、導管124によりカラム98から取り
出される。このLCO/蒸留物留分は、約300°Fな
いし約430°Fの範囲の初期沸点および約600°F
ないし670°Fの終期沸点を有する。さらに、LCO
/蒸留物留分は、該LCO/蒸留物留分がストリッピン
グ蒸気と接触し、それにより軽質ナフサ成分を該留分か
ら取り除き、その後にディーゼル混合中間製品に転化す
るための水素化処理装置または他の所望の処理手段に通
され得る取り除かれたLCO/蒸留物留分気流を生成す
るようなストリッピング容器(図示せず)内において処
理され得る。そこからのナフサ沸点範囲物質を含有する
取り除かれた蒸気は、手段(図示せず)により該ストリ
ッピング容器の背面から主生成物分別器に通され得る。
この発明の方法および装置において、このように生成さ
れたLCO/蒸留物の一部を導管124を経て、所望の
生成物分布を最適化するために上述した他のナフサおよ
び重質炭化水素原料気流と共に使用させるための導管1
4に通すことも考えられている。
約600°Fないし約670°Fの初期沸点範囲を有す
る非蒸留重質循環軽油(HCO)留分は、該LCO/蒸
留物留分引き込み点よりも低いその中間点でカラム98
から導管126を経て取り出される。図面には示されて
いないが、HCO気流の少なくとも一部は、ここで提供
した方法で立上り反応器8で再分解するために導管4に
通され得る。
カラム98の底部から、非蒸留HCO沸騰物質を含むス
ラリー油は、約600°Fないし700°Fの温度で導
管132を経て取り出される。該スラリー油の一部は、
該スラリー油の一部が約450°Fの温度に冷却される
廃熱スチーム発生器134により導管132から通され
得る。廃熱スチーム発生器134からの冷却されたスラ
リー油は、カラム98の下部にさらに還流するように流
れる。導管136を経て取り出されたこのように生成さ
れたスラリー油の第2部分は、生成スラリー油として流
れる。
この発明の装置および方法が、第1のおよび第2の(そ
れぞれ低温および高温)触媒再生領域を使用する流動床
接触分解−再生組合せ方法のいずれの態様においても適
応できることは当該技術分野の当業者に明らかであろ
う。例えば、図面の態様において記載された「積層」再
生領域に加えて、例えば、米国特許第4,601,81
4号、米国特許第4,336,160号、米国特許第
4,332,672号公報において開示されているよう
な「並行」触媒再生領域配置もここで使用され得る。
【図面の簡単な説明】
図面は、二つの別々の立上り反応器が重質炭化水素原料
および軽質ナフサ原料を個々に接触分解するために備え
られ、触媒再生が二つの別々のそれぞれ低いおよび高い
温度の領域において連続して行われる流動床接触分解−
再生操作の組合せを示すこの発明の方法および装置の正
面概略図である。 6,16…原料射出ノズル、8…第1の立上り反応器、
28…サイクロン分離器、30,38…触媒床、34…
触媒保持容器、40…再生領域、44…空気散布リン
グ、98…カラム、106…ガス分離プラント、108
…第2の立上り反応器、廃熱スチーム発生器134。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)軽油、残渣油沸点範囲物質、またはこ
    れらの混合物を含有する第1の炭化水素原料を、第1の
    細長い立上り反応器において、重質ナフサ留分および該
    重質ナフサ留分より低い沸点の物質、軽質循環油、重質
    循環油、並びに該重質循環油より高い沸点の物質を含有
    する第1の炭化水素原料の蒸気質の転化生成物を得るよ
    うに、少なくとも1300°Fの温度、5ないし10の
    触媒−油比、および1ないし4秒の滞留時間で第2の触
    媒再生領域から供給し、コークが触媒上に触媒の1.2
    重量%以下の量で被着されている再生された分解触媒の
    存在下で分解する工程、同時に、 (b)直留ナフサ、中間生成物および重質分解ナフサ沸点
    範囲物質、またはこれらの混合物を含有し、約450°
    Fまでの沸点を有する第2の炭化水素原料を第2の細長
    い立上り反応器において、高芳香族含有量およびオクタ
    ン価を有するガソリン沸点範囲物質および軽質循環油物
    質からの軽質炭化水素物質を含有する第2の炭化水素原
    料の蒸気質の転化生成物を得るように、少なくとも13
    00°Fの温度、3ないし12の触媒−油比、および1
    ないし5秒の滞留時間で、第2の触媒再生領域から供給
    され、コークが触媒上に触媒の0.5重量%以下の量で
    被着されている再生された分解触媒の存在下で分解する
    工程、並びに (c)共通の解放領域において第1のおよび第2の細長い
    立上り反応器からの蒸気質転化生成物を該解放領域に混
    合し、蒸気質生成物質からその中に含まれる触媒粒子を
    分離し、混合した転化生成物を分別蒸留領域に通して少
    なくともガソリン沸点範囲物質留分および軽質ガス状炭
    化水素物質留分、スラリー油およびより高い沸点物質留
    分を含む軽質循環油沸点範囲物質留分、および重質ナフ
    サ沸点範囲物質留分を回収する工程を具備し、 第1のおよび第2の別々の触媒再生領域を包含し、第1
    の再生領域における温度が約1100°Fないし約13
    00°Fの範囲で、第2の再生領域における温度が約1
    300°Fないし約1800°Fであり、比較的一酸化
    炭素に富む第1の再生領域煙道ガスおよび比較的二酸化
    炭素に富む第2の再生領域煙道ガスを生成するために効
    果的な条件下において、酸素含有ガスの存在下で触媒上
    の炭化水素質被着物を燃焼することによって、触媒が該
    第1のおよび第2の再生領域で連続的に再生される、分
    解触媒を用いて炭化水素原料油またはこれらのガスを分
    解するための改良された流動床接触分解−再生方法。
  2. 【請求項2】少なくともガソリンもしくは重質ナフサ留
    分、またはこれらの混合物の部分が、第2の立上り反応
    器、第1の立上り反応器、または第1および第2の立上
    り反応器において再循環および再分解される請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】ガソリン、重質ナフサ留分、または両者の
    混合物が、直留ナフサの存在下で再分解され、そのオク
    タン価および芳香族化合物含有量を改良する請求項2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】第1の炭化水素原料は、少なくとも2重量
    %のコンラドソン炭素分および少なくとも400°Fの
    初期沸点を有し、かつ、その約20重量%が約1000
    °F以上の沸点を有する重質炭化水素原料油を含有し、
    第2の炭化水素原料は、10°Fないし392°Fの範
    囲の沸点の直留ナフサ、および約450°Fまでの沸点
    の成分を含む中間生成物、重質ナフサ、またはこれらの
    混合物を含有する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】(a)軽油、残渣油沸点範囲物質、またはこ
    れらの混合物を含有する第1の炭化水素原料を、第1の
    細長い立上り反応器において、重質ナフサ留分および該
    重質ナフサ留分より低い沸点の物質、軽質循環油、重質
    循環油、および該重質循環油より高い沸点の物質を含有
    する第1の炭化水素原料の蒸気質の転化生成物を得るよ
    うに、少なくとも1300°Fの温度、5ないし10の
    触媒−油比、および1ないし4秒の滞留時間で第2の触
    媒再生領域から供給され、コークが触媒上に触媒の1.
    2重量%以下の量で被着されている再生された分解触媒
    の存在下で分解する工程、同時に、 (b)直留ナフサ、中間分解ナフサ、もしくは重質分解ナ
    フサ、またはこれらの混合物の沸点範囲物質を含有し、
    約450°Fまでの沸点を有する第2の炭化水素原料を
    第2の細長い立上り反応器において、高芳香族含有量お
    よびオクタン価を有するガソリン沸点範囲物質および軽
    質循環油物質からの軽質炭化水素物質を含有する第2の
    炭化水素原料の蒸気質の転化生成物を得るように、少な
    くとも1300°Fの温度、3ないし12の触媒−油
    比、および1ないし5秒の滞留時間で、第2の触媒再生
    領域から供給され、コークが触媒上に触媒の0.4重量
    %以下の量で被着されている分解触媒の存在下で分解す
    る工程、並びに (c)共通の解放領域において第1のおよび第2の細長い
    立上り反応器からの蒸気質転化生成物を該共通の解放領
    域に混合し、蒸気質生成物質からその中に含まれる触媒
    粒子を分離し、混合した転化生成物を分別蒸留領域に通
    して少なくともガソリン沸点範囲物質留分および軽質ガ
    ス状炭化水素物質留分、スラリー油およびより高い沸点
    物質留分を含む重質ナフサ沸点範囲物質留分、軽質循環
    油沸点範囲物質留分および重質ナフサ沸点範囲物質を回
    収する工程を具備し、 触媒粒子から蒸気質炭化水素生成物をストリッピング
    し、汚れた触媒を第1の再生領域に運び、その中で触媒
    上の炭化水素質被着物に関する炭化水素すべてを、約1
    300°Fより低い温度で、約15ないし約40psigの
    圧力で、約2ないし約80容量%の一酸化炭素含有量を
    持つ第1の再生領域煙道ガスを生成するために有効な量
    の酸素含有ガスの存在下において、実質的に燃焼するこ
    とにより触媒が部分的に再生され、その後、部分的に再
    生された触媒を第2の再生領域に運び、その中で触媒表
    面上に残存する炭化水素質被着物のすべてを、約130
    0°Fないし約1800°Fの範囲の温度で、約120
    0容量ppmより少ない一酸化炭素含有量を持つ第2の再
    生領域煙道ガスを生成するために有効な量の酸素含有ガ
    スの存在下において、実質的に燃焼することにより触媒
    を充分に再生するような、分解した炭化水素原料油およ
    びその上に炭化水素質被着物を有する使用した触媒粒子
    を生成するために流動床段階において微細に分割された
    分解触媒を用いて炭化水素原料油またはこれらのガスを
    分解するための改良された流動床接触分解−再生方法。
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