JPH0645767U

JPH0645767U - ベロ付き名刺箱

Info

Publication number: JPH0645767U
Application number: JP1218892U
Authority: JP
Inventors: 義夫古田
Original assignee: 義夫古田
Priority date: 1992-01-28
Filing date: 1992-01-28
Publication date: 1994-06-21

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】名刺箱から名刺を取り出し易いようにする。【構成】名刺箱１の底の一端３にベロ２の一端を固定
し、ベロ２の他端のつまみ４を引くことによって、名刺
を取り易くする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、箱にベロを用いた名刺箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の名刺箱は、たんに名刺を入れる入れ物にすぎなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

それには次のような欠点があった。（イ）名刺を取り出す時に、指先などで引き出さねばならない時があり、その為、名刺が汚れたり、傷がついたり、角が折れ曲がることがある。（ロ）名刺箱を取り上げて、逆さにしたり、横にしたりしないと取れないという不便さがある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この課題を解決するための手段には、この考案では２つの方法がある。（イ）名刺箱（１）の底にベロ（２）の一端を、ノリまたはテープ等で固定する方法。（ロ）名刺大の合成樹脂等で作られた下敷き（５）にベロ（２）を固定し名刺箱に納める方法。この手段に用いるベロの概念は、次のようなものである。（イ）ベロの形態固定する一端と他の一端（つまみ）までの長さが名刺を持ち上げるのに足りる物であれば、その形態は何でも良い。（ロ）ベロの材質名刺程度の薄さで、紙程度の柔軟性があって、指で引いても切れない程度のものが良い。

【０００５】

【作用】

本考案は、一端を固定した、ベロの「たるみ」と「はり」を利用して、「テコ」の原理を応用した構造なので、名刺を入れて、ベロ（２）のつまみを引くと、ベロ（２）が伸びて名刺を持ち上げ、取りやすくする。つまみを離すと、ベロは名刺の重みで元に戻る。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）名刺箱（１〕の底に、紙を用いたベロ（２）の一端を、セロテープで固定し、名刺（６）を入れると、ベロ（２）は名刺の重さ又は軽く押した指の力で簡単に下に納まる。（ロ）名刺（６）を取り出す時は、ベロ（２）のつまみ（４）を引けば名刺は持ち上がり簡単に取り出せる。（Ｉ）つまみ（４）を下にひくと、名刺箱（１）は、動かさずに名刺（６）を取りり出せる。（ＩＩ）つまみ（４）を上に持ち上げると、最後の一枚まで容易に取り出せる。（ハ）下敷き（５）にベロ（２）を固定して名刺箱（１）の底に入れた場合も（イ）、（ロ）の効果と、ほぼ、同じである。

【０００７】

【考案の効果】

ベロを引く事によって、名刺箱より名刺を簡単に取り出す事ができる。従って、箱を取り上げて逆さまなどにしなくても良いので、スペースの狭い場所に置いても、最後の一枚に至るまで簡単に取り出せて便利である。また、指で引くだけで容易に取り出す事ができるので、名刺が汚れたり、名刺の角が曲がったりしないで済む。更に、取り出す時に不自由をしていた障害のある方にも喜ばれる。一方、使い終わった空箱へ、戴いた名刺を保管している場合にも、探し出す時に大変役立って便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図、名刺箱（入れ物）の底の、長方形の短
い辺の中央辺りに「ベロ」の一端を貼り、他端を箱の外
に出しておく。

【図２】斜視図、名刺箱（入れ物）に下敷き（底敷き
板）を用いたケースで、図１と同じ方法で「ベロ」を下
敷きへ直接貼り、その下敷きの上に、直に置く。

【図３】側面図、（１）名刺を「ベロ」の上から箱に入
れるところ。（２）名刺が名刺箱に納まった時の「ベロ」の変形の様
子。（３）「ベロ」の先を引っ張った時、名刺が「ベロ」に
乗って、浮きあがって、出てきた様子。

【符号の説明】

（１）名刺箱（入れ物）（２）ベロ（３）固定部（貼り付ける）（４）つまみ部（ベロの先）（５）下敷き（底敷き板）（６）名刺

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】箱（１）にベロ（２）を用いた名刺
箱