JPH0645754Y2 - チューブジョイント - Google Patents

チューブジョイント

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JPH0645754Y2
JPH0645754Y2 JP1987197377U JP19737787U JPH0645754Y2 JP H0645754 Y2 JPH0645754 Y2 JP H0645754Y2 JP 1987197377 U JP1987197377 U JP 1987197377U JP 19737787 U JP19737787 U JP 19737787U JP H0645754 Y2 JPH0645754 Y2 JP H0645754Y2
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JP
Japan
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peripheral wall
locking piece
tube
opening
protrusion
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JP1987197377U
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JPH01102590U (ja
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芳男 金子
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパイプ、チューブ等をワンタッチで装脱できる
ようにした軽量で、しかもコストの安い樹脂製のチュー
ブジョイントに関するものである。
(従来技術) 従来使用されているチューブジョイントは金属製のもの
とプラスチック製のものとがあり、ガソリン等の燃料用
チューブの連結用としては主として金属製のものが用い
られており、この金属製の該チューブジョイントはチュ
ーブの端部に取付けた雌、雄のねじ部を有するジョイン
ト部材を相互に締付けて連結するようにしたものであ
る。又、撒水用のホースを連結するジョイント類ではプ
ラスチック製のものが多く、これも相互に螺合される雌
雄のねじの利用して締付けて連結するようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記の金属製のジョイントは素材コスト及
び加工コストが高いため、必然的に製造コストが割高と
なり、又チューブ等の連結もねじで締付けるため工具を
必要とし、しかも螺合等の取付け手間がかゝる不都合が
あった。更に作業スペースのない所では回し込みによる
取付けができない不都合があった。
又、撒水用のホース等のようにプラスチック製のジョイ
ントは価格が安い利点を有してはいるものの前記のジョ
イントと同様に連結が締付けであるため作業手間がかゝ
り、前記と同様に作業スペースのない所での取付けに難
があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解決し、ワンタッチで着脱でき
ると共に、ロックも同時にできるようにしたチューブジ
ョイントであり、円筒状のプラスチック製の円筒状本体
1と該本体1の小外径部1aに摺動自在に被嵌され、且つ
開口部方向に弾発付勢されたプラスチック製のロック筒
2とよりなり、該ロック筒2の周壁には開口端から内奥
に向けた割溝sにより分割周壁2aが形成され、該分割周
壁2aの先端側に係止穴3が設けられており、前記本体1
の周壁には開口端から内奥に向けた割溝sによって前記
ロック筒2の分割周壁2aに対応する係止片4が形成さ
れ、該係止片4の基部側内面には突部5が隆設されてい
ると共に該係止片4の該突部5に近接した内奥側の位置
にコ字状のスリットs′により該係止片4の先端側に向
けて舌片6が形成され、該舌片6の外面には前記係止穴
3に係合する突起6aが設けられている構成としたもので
ある。
(作用) 以上のように構成されたチューブジョイントは第1図、
又は第3図のようにロック筒2を弾発付勢に抗して移動
させ、その分割周壁2aの係止穴3内に本体1の係止片4
に設けられた舌片6の突起6aを係合させることにより、
ロック筒2は弾発付勢された状態で停止している。
この状態で第6図に示すように端部に鍔10を設けたチュ
ーブ、パイプ等又はチューブ等に取付けた鍔付の連結用
具を開口部より押込むように挿入することにより係止片
4は内面の突部5が前記鍔10によって外側方へ押出され
ることゝなり、係止片4は円弧状に撓ませられる。従っ
て、係止片4上に位置するロック筒2の分割周壁2aも係
止片4と共に撓むことになる。しかしながら係止片4の
舌片6は前記突部5より内奥側に位置し、コ字状のスリ
ットs′によって係止片4の先端側に向けて設けられて
いるので係止片4が前記のように撓んでも舌片6自体は
撓まず舌片6と分割周壁2aとの間に隙間が生じ分割周壁
2aの係止穴3から舌片6の突起6aの係止が外れる。しか
しながら、前記鍔10により係止片4が外側方へ押出さ
れ、本体1の開口側が大径化されているため、ロック筒
2は弾発付勢されていても本体1の開口方向に移動出来
ず、鍔10が係止片4の突部5を通過するまでそのまゝの
状態とされている。鍔10が突部5を通過して係止片4が
元の状態に復帰すると同時にロック筒2は第7図で示さ
れる状態の開口部側段縁に当接する位置まで一気に移動
する。
一方突部5を通過した鍔10は突部5の内奥側端面5aに係
当するので後退して抜け出すことができない。又、ロッ
ク筒2が本体1の開口部側へ移動することにより係止片
4は突部5の位置又は突部5よりも開口部側の位置でロ
ック筒2の筒体部によって拘束されることゝなり、係止
片4は外側方に開くことができない。
又、前記のようにロック筒2を弾発付勢に抗して本体1
の奥側に押し入れて突起6aにより係止した状態でチュー
ブ等を引抜くと係止片4は外側に拘束するものがないた
め、鍔10が係止片4の突部5を外側方に押出すように機
能して係止片4を撓ませながら本体1より脱き出され
る。
一方ロック筒2はチューブ等が係止片4を外側方に撓ま
せた時にその分割周壁2aが係止片4と共に撓ませられる
にもかゝわらず、突起6aを有する舌片6は撓まないので
分割周壁2aと舌片6との間に隙間を生じ、突起6aが分割
周壁2aの係止穴3から抜け出て前記の係止が外れる。し
かしながらチューブ等の鍔10がまだ係止片4を外側方に
撓ませている状態では、ロック筒1は前記の弾発付勢に
もかゝわらず移動されず、鍔10が突起5を通過した状態
で始めて係止片4が復帰すると同時に弾発付勢されてい
るロック筒2が開口部側段縁に当接する位置まで移動さ
れる。
(実施例) 以下本考案に係るチューブジョイントの一実施例につい
て図面により説明する。
本チューブジョイントはプラスチック製の円筒状本体1
とプラスチック製のロック筒2とよりなり、本体1の一
方の開口部1′の側の円周方向に環状凹部となるように
該周壁の外径を細くした小外径部1aが設けられ、該小外
径部1aの両端部は該小外径部1aの構成する環状凹部によ
る段縁1a′、1a″とされている。そして、この本体1の
小外径部1aにロック筒2が摺動自在に被嵌されており、
本体1の他方の開口部1″の側の前記小外径部1aの段縁
1a″とロック筒2との間にコイルばね7が介装され、ロ
ック筒2を開口部1′の方向へ弾発付勢している。
前記図示例でのロック筒2ではその筒の長さを略本体1
の外径寸法に等しい長さのものとしており、長さ方向の
中央より本体1の開口部1′の側は外径が稍小径状とさ
れて他方の側に比較して肉薄とされている。そして、該
開口部1′の側の筒部に開口端から内奥に向けた割溝s
が設けられ、この筒部が4等分された分割周壁2a…2aと
されており、軸線を挾んで対向する位置の一対の分割周
壁2a、2aの先端側に夫々係止穴3が設けられている。
又、前記本体1は開口部1′を一方の開口部とし、少く
とも連結されるチューブTの端部に設けられた鍔10の外
径に相当する内径を有する筒体1Aと該筒体1Aの他方の開
口部内に嵌入溶着した筒体1Bとが一体となって構成され
ており、前記筒体1Aの周壁が開口部1′端から内奥に向
けて前記ロック筒2の摺動部の略全長に亘る割溝sによ
って4等分され、前記ロック筒2の分割周壁2aに対応す
る4枚の係止片4…4とされている。又、この各係止片
4の長さ方向の略中央部の内面には肉厚状に形成された
突部5が設けられ、開口部1′の側の外周壁面には段縁
1a′が設けられている。
又、前記係止片4であって本体1の軸線を挾んで対向す
る一対の係止片4、4には前記突部5に近接した内奥側
の位置にコ字状のスリットs′によって該係止片4の先
端側に向けて舌片6が形成され、該舌片6の外面には前
記ロック筒2の係止穴3に係合する突起6aが設けられて
いる。
又、前記筒体1Bは一方の端面が前記段縁1a″となる鍔部
1bを有し、筒体1Bの内孔1dはチューブTの外径に略等し
い内径であって、その一方の開口部1″側にはその内奥
部で筒体Bに連なっている円筒のチューブ嵌着部1cが該
筒体1Bと一体に形成されている。そして、前記内孔1dの
内周壁面と該チューブ嵌着部1cの外周壁面とは互に傾斜
してその間隔が奥部に向って漸次狭小となっている。
又、前記チューブ嵌着部1cの内奥側であって、前記内孔
1dの内周面には該筒体1Bの他方の開口部1側に向けた
段縁1c′が形成されている。又、前記の内孔1dの前記開
口部1の側はシール等の装着分だけ大径とされた大径
部1eとなっており、又、前記筒体1B開口部1側の外周
壁面は前記段縁1a″の部分で鍔部1bに連設されており、
開口部1の側へ稍先細り状となる傾斜外周壁面1fと、
この外周壁面1fに段縁1f′を介して連なり、しかもこの
外周壁面1fよりも小径の先端部外周壁面1gとを有するも
のであり、前記傾斜外周壁面1fに前記筒体1Aがスピンウ
エルディングで嵌入溶着されている。
又、前記筒体1B内の大径部1e内には内孔1dとの間に傾斜
状面を置いて段縁1d′が設けてあり、この段縁1d′に接
してリング状シール材8と更に該シール材8に隣接して
シール度を増すための樹脂製等のスリーブ9が装着され
ている。又、大径部1eの開口端即ち筒体1Bの開口部1
と筒体1Aの突部5との間に前記チューブTの鍔10の長さ
分の間隔が設けられるようにしてあり、係止片4の突部
5の内奥側の端面5aと本体1の前記段縁1c′との間の間
隔が、このチューブジョイントに連結されるチューブT
の端部の鍔10におけるチューブの先端と反対側にある係
当面10aとチューブTの先端面tとの間の間隔より稍大
とされている。
このように構成されたチューブジョイントは前記の作用
に述べたように動作することゝなり、特にロック筒2の
周壁を4分割した分割周壁2aの軸線を挾んで対向する一
対の分割周壁2a、2aに係止穴3を設け、しかもロック筒
2の分割周壁2aに対向する4枚の係止片4の対向する一
対の係止片4、4に設けた舌片6の突起6aを前記の係止
穴3に係合させるようにしたことより、ロック筒2の弾
発付勢に抗した係止が確実になされると共に、係止片4
の撓み出しが容易となって、チューブTの連結時の鍔10
が押入及び突起6aの係止穴3からの脱出が容易とされて
いる。
又、他方の開口部1″にはナイロン等の合成樹脂材料よ
りなるチューブ又はパイプ等をスピンウエルディングに
より前記のチューブ嵌着部1cに嵌入溶着している。
(効果) 本考案に係るチューブジョイントは上記のように構成さ
れているので、ロック筒を弾発付勢に抗して本体上を摺
動させ、分割周壁の係止穴に係止片の舌片の突起を係合
することにより、ロック筒を弾発付勢した状態で係止
し、開口部から本体内に鍔付チューブ端を押入すること
によりワンタッチで連結され、又、連結を外す時も前記
と同様にロック筒を移動して係止した後チューブ端を引
抜くことにより、ワンタッチで外れるのでチューブの着
脱が極めて簡単であると共に、連結されたチューブはロ
ック筒が弾発付勢されているので、前記のようにロック
筒を弾発付勢方向に抗して移動し、前記突起と突部とが
係当する状態としなければチューブの連結が外せないの
で安全である。
又着脱がワンタッチでできるので操作が極めて簡単であ
り、着脱の手間が少くて済む。又、構造面からも素材面
からも摩耗が少く、発錆することがなく繰返し使用がで
きる。
更にプラスチック製とされているので金属製に比較して
成形コストが割安でありチューブジョイントが軽量であ
る特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチューブジョイントの一実施例の
正面図、第2図は同側面図、第3図は同縦断面図、第4
図はロック状態の同平面図、第5図は本体の正面図、第
6図はチューブ連結時の係止片とロック筒の作動状態を
示す部分断面図、第7図はロックされた状態の部分断面
図である。 1……本体、1A、1B……筒体、1′、1″……開口部、
1a……小外径部、1a′、1a″……段縁、1b……鍔部、1c
……チューブ嵌着部、1c′……段縁、1d……内孔、1e…
…大径部、1f……傾斜外周壁面、1g……先端部外周壁
面、2……ロック筒、2a……分割周壁、3……係止穴、
4……係止片、5……突部、6……舌片、6a……突起、
7……ばね、8……シール、9……スリーブ、10……
鍔、s……割溝、s′……スリット、T……チューブ、
t……先端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製の円筒状本体と、この円筒
    状本体の小外径部に外嵌状態に装設されて、摺動自在と
    されているプラスチック製のロック筒とよりなり、 前記ロック筒が、前記円筒状本体の開口部方向に向けて
    付勢されていると共に、該ロック筒の周壁には開口端か
    ら内奥に向けた割溝により分割周壁が形成され、該分割
    周壁の先端側に係止穴が設けられており、前記本体の周
    壁には開口端から内奥に向けた割溝によって前記ロック
    筒の分割周壁に対応する係止片が形成され、該係止片の
    基部側内面には突部が隆設されていると共に該係止片の
    該突部に近接した内奥側の位置にコ字状のスリットによ
    り該係止片の先端側に向けて舌片が形成され、該舌片の
    外面には前記係止穴に係合する突起が設けられているこ
    とを特徴とするチューブジョイント。
JP1987197377U 1987-12-28 1987-12-28 チューブジョイント Expired - Lifetime JPH0645754Y2 (ja)

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JP1987197377U JPH0645754Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 チューブジョイント

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JP1987197377U JPH0645754Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 チューブジョイント

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Publication Number Publication Date
JPH01102590U JPH01102590U (ja) 1989-07-11
JPH0645754Y2 true JPH0645754Y2 (ja) 1994-11-24

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096230A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Toyox Co Ltd 管継手

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